JP2011200450A - 体組成測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分量のばらつきが生体電気インピーダンスの測定に及ぼす影響を小さくすることのできる体組成測定装置を提供する。
【解決手段】体組成測定装置1は、体組成測定時において使用者の手または足に接触する電極部41〜48と、この電極部41〜48に電流を供給することにより使用者の生体電気インピーダンスを測定するインピーダンス演算部とを備えている。当該体組成測定装置1は、電極部41〜48とこの電極部41〜48と接触する使用者の手または足の部位との間の水分量を調整するための制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体電気インピーダンスを測定するとともにその測定値に基づいて体組成に関する情報を算出する体組成測定装置に関する。
上記体組成測定装置として、装置本体の左右のグリップのそれぞれに設けられた通電用電極および測定用電極に密着した使用者の手を通じて生体電気インピーダンスを取得する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−51242号公報 特開2005−279256号公報
ところで、日周変動等の生体内の要因や電極と手等との間の水分量の変動の要因により測定される生体電気インピーダンスの測定値に誤差が生じる。これにより、この測定値に基づいて算出される体組成に関する情報にも誤差が生じる。
一方、上記測定値の誤差を抑制するものとして、例えば特許文献2がある。しかしながら、特許文献2は、日周変動の補正を行うことにより生体電気インピーダンスの測定値の誤差を抑えるものであり、上記水分量の変動による上記測定値の誤差を抑制するものではない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、水分量のばらつきが生体電気インピーダンスの測定に及ぼす影響を小さくすることのできる体組成測定装置を提供することにある。
本発明の体組成測定装置は、体組成測定時において使用者の手または足に接触する電極部と、この電極部に電流を供給することにより使用者の生体電気インピーダンスを測定する測定手段とを備え、前記電極部と同電極部と接触する使用者の手または足の部位と間の水分量を調整するための制御を行うことを特徴とする。
この体組成測定装置において、前記水分量を直接的に制御する水分量制御手段を有することが好ましい。
この体組成測定装置において、体組成測定時において前記水分量を検知する水分量検知手段と、検知された水分量に基づいて前記水分量を直接的に制御する水分量制御手段とを有することが好ましい。
この体組成測定装置において、前記水分量制御手段は、前記水分量を予め設定するとともに設定した水分量となるように前記水分量を制御することが好ましい。
この体組成測定装置において、前記水分量を増加させる増加手段を有することが好ましい。
この体組成測定装置において、前記増加手段は、体組成測定時において前記電極部から同電極部に接触する手または足に向けて水蒸気を噴きかけるものであることが好ましい。
この体組成測定装置において、前記水分量を減少させる減少手段を有することが好ましい。
この体組成測定装置において、前記減少手段は、体組成測定時において前記電極部の温度を制御することが好ましい。
この体組成測定装置において、当該体組成測定装置は、体組成測定時において前記水分量を検知する水分量検知手段と、前記水分量を増加させる増加手段と、前記水分量を減少させる減少手段とを有し、前記水分量制御手段は、前記水分量が予め設定された第1の閾値を下回る場合に前記増加手段を行い、前記水分量が予め設定されるとともに第1の閾値より大きい値である第2の閾値を上回る場合に前記減少手段を行うことが好ましい。
この体組成測定装置において、体組成測定時において前記水分量が予め設定された範囲から外れる場合、その旨を使用者に報知する報知手段を有することが好ましい。
本発明によれば、水分量のばらつきが生体電気インピーダンスの測定に及ぼす影響を小さくすることのできる体組成測定装置を提供することができる。
本発明の体組成測定装置の第1の実施形態について、同装置の構成を示す模式図。 同実施形態の体組成測定装置について、(a)は足側測定用電極部の平面構造を示す平面図、(b)は(a)の断面線A−Aに沿った断面構造を示す断面図。 同実施形態の体組成測定装置の制御構成を示すブロック図。 同実施形態の体組成測定装置の「水分量増加制御処理」の手順を示すフローチャート。 本発明の体組成測定装置の第2の実施形態について、足側測定用電極部の内部構造を模式的に示す平面図。 同実施形態の体組成測定装置の「水分量低減制御処理」の手順を示すフローチャート。 本発明の体組成測定装置の第3の実施形態について、同装置の「判定処理」の手順を示すフローチャート。 本発明の体組成測定装置のその他の実施形態について、「水分量制御処理」の手順を示すフローチャート。 本発明の体組成測定装置のその他の実施形態について、「水分量増加制御処理」の手順を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
図1〜4を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1および図2を参照して、体組成測定装置1の構成について説明する。
図1に示すように、体組成測定装置1は、使用者が把持可能である装置本体10と、使用者が載る人体載置部20と、装置本体10および人体載置部20を互いに接続するケーブル30とを含む。
装置本体10には、同本体10の両側のそれぞれに向けて延びるとともに使用者の手が把持するための把持部11,12と、体組成に関する情報を表示する表示部13と、体組成測定装置1を操作するための操作部14とが設けられている。装置本体10内には、体組成に関する情報を演算するための制御部15が設けられている。
把持部11,12には、手側通電用電極部41,42と手側測定用電極部43,44とがそれぞれ設けられている。人体載置部20には、使用者の足が載置される位置に足側通電用電極部45,46と足側測定用電極部47,48とがそれぞれ設けられている。
手側測定用電極部43および足側測定用電極部47には、使用者の手および足と各電極部43,47との間の水分量(以下、「水分量WQ」)を検出する水分量検知部16がそれぞれ設けられている。人体載置部20には、使用者の体重を測定するための重量センサ17が設けられている。
水分量検知部16としては、赤外線水分計のように、水分に吸収される特定波長の赤外線を水分に向けて照射するとともに、水分から反射した赤外線を測定することにより、水分量WQを検知するものが用いられている。水分量検知部16は、反射した赤外線の量が少なくなるにつれて、水分量WQは多いものとして検知される。
図2(a)に示すように、足側測定用電極部47には、平面視において矩形状の本体部51と、本体部51の中央に設けられるとともに本体部51における使用者の足が接触する側の面である表面と面一となる電極52とが設けられている。本体部51には、同本体部51の表面と裏面とを貫通する連通部53が複数設けられている。
図2(b)に示すように、本体部51の裏面側には、図示しないタンクに貯留された水を水蒸気として複数の連通部53に向けて噴射するための噴射部54が設けられている。連通部53を介して本体部51の表面への水分の供給方法としては、送風ファンによりタンクに浸したフィルタに向けて送風することにより、フィルタに付着した水分が水蒸気として噴射部54に向けて移動する。そして、水蒸気が噴射部54から連通部53を介して本体部51の表面へ移動することにより、同表面に水蒸気が水分W(図中の破線)として溜まる。なお、図2に示す構成は、足側測定用電極部48も概ね共通であるため、その説明を省略する。加えて、足側通電用電極部45,46と手側通電用電極部41,42と手側測定用電極部43,44とは、足側測定用電極部47と機能としては同様であるとともに本体部51の形状が手足の部位に合わせた形状となるのみである。したがって、同一構成には同一符号を付し、その説明をそれぞれ省略する。
図3を参照して、体組成測定装置1の制御構成について説明する。
制御部15は、生体電気インピーダンスを測定するインピーダンス演算部60と、体組成に関する情報の一つである体脂肪のレベル、すなわち肥満の度合を判定する体脂肪レベル判定部70とを含む。体脂肪レベル判定部70には、重量センサ17による使用者の体重の情報および操作部14(図1参照)により入力された使用者の身体基本情報(性別、年齢、身長)が入力される。
インピーダンス演算部60は、各通電用電極部41,42,45,46に接続される高周波信号部61と、各測定用電極部43,44,47,48に接続される電圧計62とを含む。この演算部60では、高周波信号部61により出力された電流が各通電用電極部41,42,45,46を介して使用者(生体)に通電されるとともに、各測定用電極部43,44,47,48を介して電圧計62に通電された電圧を測定する。これら電流および電圧に基づいて、既知の方法により生体電気インピーダンスを演算する。これにより、使用者の生体電気インピーダンスの測定値を取得する。
体脂肪レベル判定部70は、体脂肪推定手段71と体脂肪データベース72と体脂肪レベル判定手段73とを含む。体脂肪推定手段71は、上記測定値から体脂肪率を推定する。体脂肪データベース72は、身体基本情報と体脂肪率との関係を示すマップである。このマップと、使用者の体重および身体基本情報から肥満の度合の基準値を取得する。体脂肪レベル判定手段73は、体脂肪推定手段71による体脂肪率と上記基準値とを比較して、肥満の度合を判定する。そして判定結果は、表示部13に表示される。
ところで、水分量WQは、手足の発汗や手足に付着した水等の液体により変化する。これにより、各電極部41〜48の通電度合が変化するため、生体電気インピーダンスの測定値に誤差を生じてしまう。すなわち、水分量WQが少なくなるにつれて生体電気インピーダンスの測定値は大きくなる。
本実施形態では、このような問題に対して水分量増加制御にて水分量WQを直接的に制御することにより、上記測定値の誤差を抑制している。
水分量増加制御は、水分量検知部16(図1参照)により検出された水分量WQに基づいて噴射部54(図2(b)参照)から水蒸気を各電極部41〜48の表面に向けて所定量噴射することにより水分量WQを所定量以上に制御する。詳細には、検出された水分量WQと予め設定された水分量WQの閾値(以下、「閾値X」)とを比較するとともに、水分量WQが閾値Xを下回る場合に噴射部54から所定量の水蒸気を噴射することにより、水分量WQを閾値X以上となるように制御する。
また、体組成測定時において、使用者は手のみの測定または足のみの測定を使い分けている。すなわち、手のみの測定では、使用者が人体載置部20(図1参照)に乗らず、装置本体10の把持部11,12を把持した状態にて体組成測定を実行することにより、両手を介して生体電気インピーダンスを測定する。一方、足のみの測定では、把持部11,12を把持せず、人体載置部20に乗った状態にて体組成測定を実行することにより、両足を介して生体電気インピーダンスを測定する。このような使い分けに対して、水分量増加制御は、手のみの測定の場合に電極部41〜44のみについて行うとともに、足のみの測定の場合に電極部45〜48のみについて行う。
図4を参照して、水分量増加制御の具体的な処理手順を定めた「水分量増加制御処理」の内容について説明する。この処理は、体組成測定時において、体組成測定装置1の電源がオン状態、かつ使用者が各電極部41〜44または45〜48に触れた状態、かつ体組成測定が行われる前であることを条件として、制御部15が所定時間毎の周期にて繰り返し行う。なお、使用者が手のみの測定を行う場合について、以下に説明する。また使用者が足のみの測定の場合も同様の処理が行われる。
ステップS10において、電極部43の水分量WQを検出する。
ステップS11において、検出された水分量WQが閾値X以上か否かを判定する。
ステップS11において検出された水分量WQが閾値X以上のとき、すなわち水分量増加制御を行う必要がない旨判定したとき、ステップS12において、体組成測定、すなわち生体電気インピーダンスの測定値から体脂肪率の判定を行う。
ステップS11において検出された水分量WQが閾値Xを下回る場合、ステップS13において電極部41〜44について水蒸気を噴射する。具体的には、噴射部54(図2(b)参照)から各電極部41〜44の表面に向けて、予め設定された量の水蒸気を噴射することにより、水分量WQを増大させる。そして、ステップS14において、電極部43の水分量WQを検出する。そして、ステップS15において、検出された水分量WQが閾値X以上か否かを判定する。
ステップS15において検出された水分量WQが閾値X以上の場合、すなわち水蒸気の噴射を行う必要がない旨判定したとき、ステップS12の体組成測定に移行する。またステップS15において検出された水分量WQが閾値Xを下回る場合、ステップS13に移行して電極部43に水蒸気を噴射する。以上により、水分量増加制御では、電極部43の水分量WQが閾値X以上となるまで水蒸気を噴射する。
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態によれば、水分量増加制御を行うことにより、水分量WQのばらつきを抑制することができる。したがって、水分量WQのばらつきが生体電気インピーダンスの測定に及ぼす影響を小さくすることができる。
(2)本実施形態によれば、水分量増加制御により水分量WQを直接的に制御するため、使用者が水道で手足を濡らす等の別途水分量WQを調節する場合と比較して、水分量WQのばらつきを抑制することができる。
(3)本実施形態では、水分量増加制御が水分量検知部16で検知された水分量WQに基づいて水分量WQを直接的に制御する。したがって、水分量検知部16による水分量WQの検出を省略した水分量増加制御と比較して、水分量WQのばらつきを一層抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、水分量増加制御処理において、ステップS11およびS15において水蒸気を噴射するか否かを判定することにより、必要に応じて水分量WQを制御することができる。したがって、必要時に限り噴射部54から水蒸気を噴射することにより、タンク内の水の消費の抑制および体組成測定装置1の省電力化を図ることができる。
(第2の実施形態)
図5および図6を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、第1の実施形態と比較して、連通部53および噴射部54を省略する代わりに温度制御部55が設けられる点にて異なる。以降では、同一構成には同一符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、足側測定用電極部47には、同電極部47を昇温する一対の温度制御部55が電極52を挟む態様にて設けられている。各温度制御部55は、電熱線56と、電熱線56に電流を印加するための接続部57とを含む。なお、図5に示す構成は、足側測定用電極部48も概ね共通であるため、その説明を省略する。加えて、足側通電用電極部45,46と手側通電用電極部41,42と手側測定用電極部43,44とは、足側測定用電極部47と機能が同様であるとともに本体部51の形状が手足の部位に合わせた形状となるのみである。したがって、各電極部41〜46において同一構成には同一符号を付して、その説明をそれぞれ省略する。
水分量WQのばらつきに起因した生体電気インピーダンスの測定値の誤差を抑制するため、本実施形態では、水分量低減処理を行う。
水分量低減処理は、水分量検知部16(図1参照)により検出された水分量WQに基づいて温度制御部55により水蒸気を各電極部41〜48の表面の水分を蒸発させることにより水分量WQを一定量となるように制御する。すなわち、検出された水分量WQと閾値Xとを比較するとともに、水分量WQが閾値X以下の場合には、温度制御部55によって各電極部41〜48の表面の温度を上昇させることにより、同表面に付着した水分を蒸発させる。これにより、水分量WQを閾値X以下となるように制御する。水分量低減制御は、水分量増加制御と同様に、手のみの測定の場合に電極部41〜44のみについて行うとともに、足のみの測定の場合に電極部45〜48のみについて行う。
図6を参照して、水分量低減制御の具体的な処理手順を定めた「水分量低減制御処理」の内容について説明する。この処理は、体組成測定時において、体組成測定装置1の電源がオン状態、かつ使用者が電極部41〜44または45〜48に触れた状態、かつ体組成測定が行われる前であることを条件として、制御部15が所定時間毎の周期にて繰り返し行う。なお、使用者が手のみの測定を行う場合について、以下に説明する。また使用者が足のみの測定の場合も同様の処理が行われる。
ステップS20において、電極部43の水分量WQを検出する。
ステップS21において、検出された水分量WQが閾値X以下か否かを判定する。
ステップS21において検出された水分量WQが閾値X以下のとき、すなわち各電極部41〜44の温度を上昇する必要がない旨判定したとき、ステップS22において、体組成測定を行う。
ステップS21において検出された水分量WQが閾値Xを上回る場合、ステップS23において各電極部41〜44の温度を上昇する。具体的には、温度制御部55の電熱線56(図5参照)に通電することにより、電極部41〜44の表面の温度を上昇させる。そして、ステップS24において、電極部43の水分量WQを検出する。そして、ステップS25において、検出された水分量WQが閾値X以下か否かを判定する。
ステップS25において検出された水分量WQが閾値X以下の場合、すなわち各電極部41〜44の温度を上昇する必要がない旨判定したとき、ステップS22の体組成測定に移行する。またステップS25において検出された水分量WQが閾値Xを上回る場合、ステップS23に移行して各電極部41〜44の温度を上昇する。以上により、水分量低減制御では、電極部43の水分量WQが閾値X以下となるまで電極部の表面の温度を上昇する。
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態によれば、水分量低減制御を行うことにより、水分量WQのばらつきを抑制することができる。したがって、水分量WQのばらつきが生体電気インピーダンスの測定に及ぼす影響を小さくすることができる。
(2)本実施形態によれば、水分量低減制御によって水分量WQを直接的に制御することにより、使用者が水道で手足を濡らす等の別途水分量WQを調節する場合と比較して、水分量WQのばらつきを抑制することができる。
(3)本実施形態では、水分量低減制御が水分量検知部16で検知された水分量WQに基づいて水分量WQを直接的に制御する。したがって、水分量検知部16による水分量WQの検出を省略した水分量低減制御と比較して、水分量WQのばらつきを一層抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、水分量低減制御処理において、ステップS21およびS25において電極部41〜44の温度を上昇するか否かを判定することにより、必要に応じて水分量WQを制御することができる。したがって、必要時に限り電熱線56に通電することにより、体組成測定装置1の省電力化を図ることができる。
(第3の実施形態)
図7を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、第1の実施形態と比較して、水分量WQを調整するための制御として報知手段が装置本体10に追加された点、および操作部14で「水分量増加制御処理」を行う点にて異なる。以降では、同一構成には同一符号を付して、その説明を省略する。
図7では、水分量増加制御を行うか否かを判定する判定処理の処理手順を示している。
ステップS30において、電極部43の水分量WQをそれぞれ検出する。
ステップS31において、検出された水分量WQが閾値X以上か否かを判定する。
ステップS31において水分量WQが閾値X以上のとき、すなわち水蒸気を噴射する必要がない旨判定したとき、ステップS32において、体組成測定を行う。
ステップS31において水分量WQが閾値Xを下回るとき、ステップS33において、報知手段により水分量WQが体組成測定を行うには適していない旨を使用者に報知する。具体的には、表示部13に「水蒸気発生ボタンを押してください」等のメッセージやブザーやこれらの併用により使用者に報知する。図7の判定処理は、電極部47についても同様の処理が行われる。
この判定処理の後、使用者は、手または足を濡らすために操作部14(図1参照)を操作して水分量増加制御を実行する。具体的には、制御部15(図1参照)内に水分量増加制御を実行するモードが設けられており、操作部14においてそのモードを選択することにより水分量増加制御を実行する。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(4)に加え、以下の効果を奏することができる。
(6)本実施形態によれば、報知手段により、使用者に手または足の濡れ具合(水分量WQ)が体組成測定に適していないことを知らせることができる。これにより、使用者が水分量WQにばらつきがある状態において体組成測定を行うことを抑制することができる。
(その他の実施形態)
本発明の体組成測定装置は、上記各実施形態に限定されることなく、例えば以下の変更が可能である。また、以下の変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものでなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。また、上記各実施形態を組み合わせて実施することもできる。
・第1の実施形態において水分量増加制御処理を行い、第2の実施形態において水分量低減制御処理を行ったが、水分量増加制御処理および水分量低減制御処理は組み合わせて、「水分量制御処理」として行うことができる。
すなわち、図8に示すように、ステップS40において電極部43の水分量WQを検出した後、ステップS41において電極部43の水分量WQが予め設定された第1の閾値X1以上第2の閾値X2以下(X1<X2)である所定範囲Yの範囲内か否かを判定する。ステップS41において上記水分量WQが範囲Y内であるとき、ステップS42において体組成測定を行う。一方、ステップS41において上記水分量WQが範囲Yの範囲外であるとき、ステップS43において上記水分量WQが範囲Yを下回るか否か、すなわち上記水分量WQが第1の閾値X1を下回るか否かを判定する。ステップS43において上記水分量WQが第1の閾値X1を下回るとき、ステップS44において水蒸気を噴射し、再びステップS40に戻り電極部43の水分量WQを検出する。一方、ステップS43において上記水分量WQが第1の閾値X1を上回るとき、第2の閾値X2を上回るため、ステップS45において各電極部41〜44の温度を上昇し、再びステップS40に戻り電極部43の水分量WQを検出する。この処理は、電極部47についても同様である。この水分量制御処理によれば、体組成測定前の水分量WQを範囲Y内とすることにより、水分量WQのばらつきを抑制することができる。
・第1の実施形態において水分量増加制御処理は、電極部43と手との接触を維持した状態において実行されたが、水分量増加制御は電極部43と手とを離した状態にて水蒸気を噴射することもできる。
すなわち、図9に示すように、ステップS50において電極部43の水分量WQを検出した後、ステップS51において電極部43の水分量WQが閾値X以上か否かを判定する。そしてステップS51において水分量WQが閾値Xを下回る場合、ステップS52において報知手段により使用者に電極部43から手を離す旨を報知する。具体的には、「把持部から手をはなしてください」等のメッセージを表示部13に表示する。次に、ステップS53において電極部43と手とが非接触か否かを判定する。ステップS53において電極部43と手とが非接触の場合、ステップS54において各電極部41〜44に水蒸気を噴射する。そしてステップS55において報知手段により使用者に電極部43と手とを接触する旨を報知する。具体的には、「把持部をにぎってください」等のメッセージを表示部13に表示する。次に、ステップS56において電極部43と手とが接触しているか否かを判定する。ステップS56において電極部43と手とが接触している場合、ステップS57において電極部43の水分量WQが閾値X以上か否かを判定する。ステップS57において水分量WQが閾値Xを下回る場合、ステップS52に移行する。一方、ステップS57において水分量WQが閾値X以上の場合、ステップS58において体組成測定を行う。なお、図9に示す処理は、電極部47においても同様である。また水分量低減制御処理においても、ステップS51,S56が「水分量WQが閾値X以下か否かを判定すること」に代わる点、およびステップS53が「各電極部41〜44の温度を上昇すること」に代わる点以外は共通している。
・第3の実施形態では、報知手段の後に使用者が操作部14を操作して水蒸気を噴射したが、例えば報知手段の後に、使用者が水道等により手足を濡らしてもよい。
また、報知手段として、表示部13に「手をぬらします」もしくは「足をぬらします」のメッセージの表示やブザー音の後、制御部15が水蒸気を噴射することもできる。
・第3の実施形態では、報知手段の後に水蒸気を噴射したが、温度制御部55により各電極部41〜44の温度を上昇することもできる。この場合、報知手段としては、表示部13に「乾燥させるための操作ボタンを押してください」等のメッセージの表示やブザーやこれらの併用が挙げられる。
・第2の実施形態では、水分量低減制御(減少手段)として、温度制御部55を設けたが、水分量低減制御として例えば、温度制御部55に代えて、各電極部43,47の電極にシリカゲルをそれぞれ取り付けることもできる。また、水分量低減制御として、各電極部43,47内に送風ファンを設けることもできる。
・第1の実施形態では、水分量増加制御(増加手段)として、噴射部54から水蒸気を噴射したが、水分量増加制御として例えば、噴射部54に代えて、各電極部43,47内部に水を含ませたスポンジを設けることもできる。これにより、使用者の手足が各電極部43,47を加圧したとき、スポンジから連通部53を介して各電極部43,47の表面に水が染み出ることにより、水分量WQを増加させる。また例えば、噴射部54に代えてポンプによりタンクから水を電極52に直接供給する供給部を設けることができる。
・第1の実施形態では、水分量増加制御として、各電極部43,47の検出された水分量WQと閾値Xとの比較を行い、水分量WQが閾値Xを下回る場合、所定量の水蒸気を噴射したが、水蒸気の噴射量はこれに限定されることはない。例えば、水分量WQと閾値Xとの差を算出するとともに、この差に相当する量の水蒸気を噴射することもできる。これにより、水分量WQのばらつきを一層抑制することができる。
・第2の実施形態では、水分量低減制御として、各電極部43,47の検出された水分量WQと閾値Xとの比較を行い、水分量WQが閾値Xを上回る場合、温度制御部55により所定の温度を上昇させたが、温度の上昇量はこれに限定されることはない。例えば、水分量WQと温度上昇とによる水分量の低減度合を予め実験等により設定する。そして水分量WQと閾値Xとの差を算出するとともに、この差に相当する分だけ温度制御部55により各電極部41〜44,45〜48の温度を上昇することもできる。これにより、水分量WQのばらつきを一層抑制することができる。
・第1の実施形態では、水分量増加制御処理において、水蒸気を噴射した後に、検出された電極部43の水分量WQと閾値Xとの比較を行ったが、この水分量WQと閾値Xとの比較を省略することもできる。この場合、水分量増加制御処理では、例えば、水蒸気を一定時間噴射し続ける等により水分量WQが確実に閾値X以上となる量の水蒸気を噴射する。
・第2の実施形態では、水分量低減制御処理において、電極部43の温度を上昇した後に、検出された電極部43の水分量WQと閾値Xとの比較を行ったが、この水分量WQと閾値Xとの比較を省略することもできる。この場合、水分量制限制御処理では、例えば、電熱線56を一定時間通電し続ける等により水分量WQが確実に閾値X以下となるようにする。
・第1および第2の実施形態では、水分量増加制御処理および水分量低減制御処理として、電極部43の水分量WQを検出した後、水分量WQと閾値Xとの比較を行ったが、水分量増加制御処理および水分量低減制御処理はこれに限定されることはない。例えば、体組成測定装置1がオン状態、かつ使用者の手または足が各電極部41〜44,45〜48に接触した状態を条件として、水分量増加制御処理および水分量低減制御処理を行うこともできる。この場合、水分量検知部16は省略される。
・上記各実施形態では、水分量検知部16が電極部43,47に設けられたが、水分量検知部16は、使用者の手足に対応するところの水分量WQをそれぞれ測定することができればよいため、電極部43,47以外の電極部に設けることもできる。また水分量検知部16の数は、2つに限定されず、手と足の両方に少なくとも1つあればよい。
・上記各実施形態では、体組成測定において手のみにて測定する場合と足のみにて測定する場合を例示したが、手足を両方において測定することもできる。この場合、各電極部43,47の水分量WQのうちの一方について同制御が不要である場合、すなわち水分量WQが条件を満たしているとき、その電極部について水分量増加制御および水分量低減制御は行わない。
・上記各実施形態において、人体載置部20を省略することもできる。また、装置本体10を省略することもできる。この場合、装置本体10内の表示部13、操作部14および制御部15は人体載置部20内に設けられる。
・上記各実施形態では、体組成測定装置1は、体脂肪率を算出したが、体組成に関する報であれば、例えば、基礎代謝率や体内水分量等の体脂肪率以外の情報も算出することもできる。
1…体組成測定装置、15…制御部(水分量制御手段)、16…水分量検知部(水分量検知手段)、41,42…手側通電用電極部、43,44…手側測定用電極部、45,46…足側通電用電極部、47,48…足側測定用電極部、54…噴射部(増加手段、水蒸気噴射手段)、55…温度制御部(低減手段、温度制御手段)、60…インピーダンス演算部(測定手段)。

Claims (10)

  1. 体組成測定時において使用者の手または足に接触する電極部と、この電極部に電流を供給することにより使用者の生体電気インピーダンスを測定する測定手段とを備える体組成測定装置において、
    前記電極部と同電極部と接触する使用者の手または足の部位と間の水分量を調整するための制御を行う
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  2. 請求項1に記載の体組成測定装置において、
    前記水分量を直接的に制御する水分量制御手段を有する
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  3. 請求項1または2に記載の体組成測定装置において、
    体組成測定時において前記水分量を検知する水分量検知手段と、検知された水分量に基づいて前記水分量を直接的に制御する水分量制御手段とを有する
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  4. 請求項3に記載の体組成測定装置において、
    前記水分量制御手段は、前記水分量を予め設定するとともに設定した水分量となるように前記水分量を制御する
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
    前記水分量を増加させる増加手段を有する
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  6. 請求項5に記載の体組成測定装置において、
    前記増加手段は、体組成測定時において前記電極部から同電極部に接触する手または足に向けて水蒸気を噴きかけるものである
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
    前記水分量を減少させる減少手段を有する
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  8. 請求項7に記載の体組成測定装置において、
    前記減少手段は、体組成測定時において前記電極部の温度を制御する
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  9. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
    当該体組成測定装置は、体組成測定時において前記水分量を検知する水分量検知手段と、前記水分量を増加させる増加手段と、前記水分量を減少させる減少手段とを有し、
    前記水分量制御手段は、前記水分量が予め設定された第1の閾値を下回る場合に前記増加手段を行い、前記水分量が予め設定されるとともに第1の閾値より大きい値である第2の閾値を上回る場合に前記減少手段を行う
    ことを特徴とする体組成測定装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
    体組成測定時において前記水分量が予め設定された範囲から外れる場合、その旨を使用者に報知する報知手段を有する
    ことを特徴とする体組成測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014162341A1 (ja) * 2013-04-01 2014-10-09 テルモ株式会社 体内水分計、検出装置、それらの制御方法、および記憶媒体
JP2015002779A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 株式会社タニタ 生体測定装置及び生体測定方法

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