JP2011198561A - Led駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のLEDブロックをスイッチングにより切替えて駆動する場合に、複数のLEDブロックに含まれるLEDの順電圧のバラツキによる影響をできるだけ抑えることを可能としたLED駆動回路を提供することを目的とする。
【解決手段】整流器(12)に接続された第1LED群(21)を通ってプラス出力からマイナス出力に流れる電流のON/OFFを行う第1スイッチ部(23)、第1LED群を流れる電流を一定とする定電流回路(24)及び第1電圧検出部(22)を有する第1回路(20)と、整流器に接続された第2LED群(41)を有する第2回路(40)を有し、第1電圧検出部は、第1LED群と接続されている定電流回路による電圧降下を検出し、第1スイッチ部を制御して、第1LED群から次段のLED群への電流経路と、第1LED群からマイナス出力への電流経路との切り替えを行うことを特徴とするLED駆動回路(3)。
【選択図】図5

Description

本発明は、LED駆動回路に関し、特に、交流電源を利用した効率の良いLED発光を行うためのLED駆動回路に関する。
LEDを利用した照明機器では、商用電源から供給される交流電源を全波整流するブリッジダイオードから出力される整流電圧を直列接続した複数個のLEDに印加して、複数個のLEDを発光させている。
LEDでは、順方向降下電圧(Vf)以上の電圧がLEDに印加された場合に、急に電流が流れ始める非線形特性を持つ。電流制御抵抗を入れるか、又は能動素子で定電流回路を構成する方法によって、所定の順方向電流(If)を流して、所定の発光がなされる。このとき、順方向降下電圧が順電圧(Vf)である。したがって、複数のLEDを直列にn個接続したときには、n×Vf以上の電圧が複数のLEDに印加された場合に、複数のLEDが発光する。また、商用電源から供給される交流電流を全波整流するブリッジダイオードから出力される整流電圧は、商用電源周波数の2倍の周期で、0(v)から最大出力電圧までの変化を繰り返す。したがって、整流電圧が、n×Vf(v)以上となった場合のみ、複数のLEDが発光するが、n×Vf(v)未満では、複数のLEDは発光しない。
そこで、複数のLEDを4つのグループ(グループA(2個)、グループB(4個)、グループC(8個)、グループD(16個))に分け、印加電圧が低い場合には、グループAのみに電圧を印加し、電圧が高くなる毎に、グループAとB、グループA〜C、最も電圧が高い場合には4つの全てのグループに電圧が印加されるように制御するLED駆動回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記の例では、電源電圧に応じて各グループ間の接続切り替えを行う必要がある。また、スイッチ部の切り替えタイミングは、予想されるn×Vf(v)に基づいて設定されるが、LED毎にVfが一定ではないため、各LEDブロックの実際のn×Vf(v)と予め設定されるn×Vf(v)との間に差が生じてしまう。特に、複数のブロックに跨って複数のブロックに含まれるLEDを全て点灯させようとする場合には、更に各LEDの順電圧Vfのバラツキの影響を受けることとなる。
例えば、上記の例では、グループAに含まれるLEDを点灯しようとする場合、電源電圧がVf×2となったタイミングで、スイッチングを行うこととなる。また、グループA〜Dに含まれるLEDを全て点灯しようとする場合には、電源電圧がVf×30となったタイミングで、スイッチングを行うこととなる。
しかしながら、前述したように、実際にはLED毎に順電圧Vfがバラツクために、Vf×2又はVf×30と言ったタイミングで、スイッチングを行っても、LEDブロックに含まれるLEDが発光しなかったり、逆にもっと早くスイッチングされても発光したりする、場合がある。特に、多くのLEDを含むLEDブロックのスイッチグを行う場合(グループA〜Dに含まれるLEDを全て点灯しようとする場合)には、(グループA〜Dに含まれる30個のLED分の)順電圧Vfのバラツキが累積されて、適切なスイッチングのタイミングから大きく逸脱してしまうという不具合があった。
特開2007−123562(図1)
そこで、本発明は、上記の問題点を解決することを目的としたLED駆動回路を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数のLEDブロックをスイッチングにより切替えて駆動する場合に、複数のLEDブロックに含まれるLEDの順電圧のバラツキによる影響をできるだけ抑えることを可能としたLED駆動回路を提供することを目的とする。
本発明に係るLED駆動回路は、プラス出力及びマイナス出力を有する整流器と、整流器に接続された第1LED群、第1LED群を通ってプラス出力からマイナス出力に流れる電流のON/OFFを行う第1スイッチ部、第1LED群を流れる電流を一定とする定電流回路、及び第1電圧検出部を有する第1回路と、整流器に接続された第2LED群を有する第2回路を有し、第1電圧検出部は、第1LED群と接続されている定電流回路による電圧降下を検出し、検出した電圧に応じて第1スイッチ部を制御して、第1LED群から前記次段のLED群への電流経路と、第1LED群からマイナス出力への電流経路との切り替えを行うことを特徴とする。
また、本発明に係るLED駆動回路では、第1回路と前記第2回路との間に配置され、整流器に接続された第3LED群、第3LED群を通ってプラス出力からマイナス出力に流れる電流のON/OFFを制御する第3スイッチ部、第3LED群を流れる電流を一定とする定電流回路、及び第3電圧検出部を有する中間回路を更に有し、第3電圧検出部は、第3LED群と接続されている定電流回路による電圧降下を検出し、検出した電圧に応じて第3スイッチ部を制御して、第3LED群から次段のLED群への電流経路と、第3LED群からマイナス出力への電流経路との切り替えを行うことが好ましい。
さらに、本発明に係るLED駆動回路では、中間回路を、第1回路と第2回路との間に複数有することが好ましい。
さらに、本発明に係るLED駆動回路では、第3電圧検出部は、第3LED群と接続されている定電流回路による電圧降下を検出し、検出した電圧に応じて第1スイッチ部を制御して、第1LED群から次段のLED群への電流経路と、第1LED群からマイナス出力への電流経路との切り替えを行うことが好ましい。
さらに、本発明に係るLED駆動回路では、第1回路が第1LED群を通ってプラス出力からマイナス出力に流れる電流を調整する第1電流調整部を有すること、第2回路が第2LED群を通ってプラス出力からマイナス出力に流れる電流を調整する第2電流調整部を有すること、又は、第3回路が第3LED群を通ってプラス出力からマイナス出力に流れる電流を調整する第3電流調整部を有することが好ましい。
さらに、本発明に係るLED駆動回路では、プラス出力及びマイナス出力間に配置された平滑回路を更に有することが好ましい。
本発明に係るLED駆動回路によれば、LEDブロックを含む各回路では、各LEDブロックによる電圧降下をそれぞれ検出し、検出した値に基づいて、各LEDブロックの切替えタイミングを制御している。したがって、複数のLEDブロックに係る切替えタイミングを制御する場合にも、全てのLEDブロックに含まれるLEDの順電圧Vfのバラツキによる影響が反映されることがなく、より適切なタイミングで、LEDブロックの切り替えを行うことが可能となった。
本発明に係るLED駆動回路の概略構成図である。 図1に示すLED駆動回路の回路例100を示す図である。 全波整流回路12の出力電圧波形例を示す図である。 本発明に係る他のLED駆動回路の概略説明図である。 本発明の発展形態を説明するための図である。 本発明の他の発展形態を説明するための図である。 本発明に係る更に他のLED駆動回路の概略説明図である。 図7に示すLED駆動回路の回路例110を示す図である。
以下図面を参照して、本発明に係るLED駆動回路について説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、本発明に係るLED駆動回路の概略説明図である。
LED駆動回路1は、商用交流電源(交流100V)10と接続する接続端子11、全波整流回路12、始端回路20、中間回路30、及び終端回路40等から構成される。始端回路20、中間回路30、及び終端回路40は、全波整流回路12のプラス出力13及びマイナス出力14間に並列に接続されている。
始端回路20は、1個から複数のLEDを含む第1LEDブロック(LED群)21、第1LEDブロック21を通って全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に流れる電流のON/OFFを行う第1スイッチ部23、第1LEDブロック21を流れる電流を一定とする第1定電流回路24、第1定電流回路24の電圧降下を検出して、第1スイッチ部23を制御する第1電圧モニタ回路22等を含んで構成される。
中間回路30は、1個から複数のLEDを含む第2LEDブロック(LED群)31、第2LEDブロック31を通って全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に流れる電流のON/OFFを行う第2スイッチ部33、第2LEDブロック31を流れる電流を一定とする第2定電流回路34、第2定電流回路34の電圧降下を検出して、第2スイッチ部33を制御する第2電圧モニタ回路32等を含んで構成される。なお、中間回路30は、第1スイッチ部23と第1定電流回路24の直列回路に、並列に接続されている。
終端回路40は、1個から複数のLEDを含む第3LEDブロック(LED群)41及び第3定電流回路44等を含んで構成される。なお、終端回路40は、第2スイッチ部33と第3定電流回路34の直列回路に、並列に接続されている。
図2は、図1に示すLED駆動回路1の具体的な回路例100を示す図である。なお、回路例100において、図1と同じ構成は同じ番号を付している。
回路例100の接続端子11は、商用交流電源10と接続するためのものであって、LED駆動回路1がLED電球に使用される場合には、LED電球の口金として形成される。
全波整流回路12は、4つの整流素子D1〜D4から構成されるダイオードブリッジ式であって、プラス出力13及びマイナス出力14を有する。なお、全波整流回路12は、トランスによる変圧回路を含んだ全波整流回路であって良く、またセンタータップ付きのトランスを用いた二相全波整流回路であっても良い。
回路例100では、始端回路20の第1LEDブロック21は、直列に接続された14個のLEDを含んで構成され、中間回路30の第2LEDブロック31は、直列に接続された12個のLEDを含んで構成され、終端回路40の第3LEDブロック41は、直列に接続された10個のLEDを含んで構成されている。
始端回路20の動作について説明する。N型のMOSFET U1のゲートは、抵抗R3を介して点P1で全波整流回路12のプラス出力13と接続されている。点P1の電圧が、後述する第1LEDブロック21が点灯するのに必要な第1の順電圧V1に達する前に、U1がON状態となるように設定されている。また、点P2の電圧を抵抗R1及びR2で抵抗分割した電圧が、トランジスタQ1のベースに印加されている。トランジスタQ1のベース電圧が閾値を超えると、トランジスタQ1がON状態となり、U1のゲート電圧が低下して(GNDレベル)となって、U1がOFF状態となる。即ち、抵抗R1、R2及びトランジスタQ1は点P2における電圧をモニタする第1電圧モニタ回路22として動作し、U1は点P1における電圧に応じてONし、第1電圧モニタ回路22によってOFFされる第1スイッチ部23として動作している。
この様に、ふたつの抵抗R3とR4、バイポーラトランジスタQ2、N型のMOSFET U1を含んで第1定電流回路24が構成される。ここで、基本的な定電流回路の動作について説明する。ここに示す第1定電流回路24は、N型のMOSFET U1のドレイン電流によって、抵抗R4で生じる電圧降下を利用している。抵抗R4を流れる電流が変化すると、抵抗R4で生じる電圧によって、バイポーラトランジスタQ2のベース電圧が変化し、それに応じてトランジスタQ2のコレクタ電流が変化する。トランジスタQ2のコレクタ電流が変化すると、抵抗R3で電圧降下が生じて、U1のゲート電圧が調整され、U1のドレイン電流が制御される。即ち、バイアス抵抗R3、N型のMOSFET U1、バイポーラトランジスタQ2及び抵抗R4は第1定電流回路24として動作し、抵抗R4を流れる電流が一定となるように、U1のドレイン電流を制御している。ここでは、U1は、第1のスイッチ部23と第1定電流回路24の一部を兼ねた動作をしている。なお、この第1定電流回路24は、定電流ダイオードを用いて構成しても良い。
中間回路30の動作について説明する。始端回路20と同様に、抵抗R5、R6及びトランジスタQ3は点P4における電圧をモニタする第2電圧モニタ回路32として動作し、N型のMOSFET U2は点P3における電圧に応じてONし、第2電圧モニタ回路32によってOFFされる第2スイッチ部33として動作している。また、バイアス抵抗R7、MOSFET U2、バイポーラトランジスタQ4及び抵抗R8は第2定電流回路34として動作し、抵抗R8を流れる電流が一定となるように、U2のドレイン電流を制御している。ここでは、U2は、第2のスイッチ部33と第2定電流回路34の一部を兼ねた動作をしている。また、この第2定電流回路34も、定電流ダイオードを用いて構成しても良い。
終端回路40の動作について説明する。始端回路20と同様に、バイアス抵抗R9、MOSFET U3、バイポーラトランジスタQ5及び抵抗R10は第3定電流回路44として動作し、抵抗R10を流れる電流が一定となるように、U3のドレイン電流を制御している。なお、U3は、点P5における電圧に応じてON状態となる。
図2に示す回路例100の回路構成は一例であって、これに限定するものではなく、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41に含まれるLEDの個数を含めて、様々な変更等が可能である点に留意されたい。
以下、回路例100の動作について図3を用いて説明する。図3は全波整流回路12の出力電圧波形例50を示す図である。
回路例100では、第1LEDブロック21は14個のLEDが直列に接続されているので、第1の順電圧V1(14×Vf=14×3.2=44.8(v))程度の電圧が第1LEDブロック21に印加されると、第1LEDブロック21に含まれるLEDが点灯する。また、第2LEDブロック31は12個のLEDが直列に接続されているので、第2の順電圧V2((14+12)×Vf=26×3.2=89.6(v))程度の電圧が第1LEDブロック21と第2LEDブロック31が直列に接続されたものに印加されると、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31に含まれるLEDが点灯する。さらに、第3LEDブロック41は10個のLEDが直列に接続されているので、第3の順電圧V3((14+12+10)×Vf=36×3.2=115.2(v))程度の電圧が第1LEDブロック21〜第3LEDブロック41が直列に接続されたものに印加されると、第1LEDブロック21〜第3LEDブロック41に含まれるLEDが点灯する。
商用電源電圧を100Vで利用すると、最大電圧は約141(v)となる。この電圧の安定性は±10%程度の変動を考慮すべきである。全波整流回路12の整流素子D1〜D4の順電圧は1.0(v)であり、商用電源電圧が100(v)のときには、全波整流回路12の最大出力は約139(v)となる。回路例100では、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41に含まれる全てのLEDが直列に接続された場合の総個数(n)×Vfが、全波整流回路12の最大出力電圧を超えないように、総個数を36個とした(36×3.2=115.2)。
なお、すべてのLEDが直列に接続した場合には、LEDの第3の順電圧V3だけでなく、定電流回路やスイッチ部の電圧降下の因子の存在を考慮する必要があるし、全波整流回路12の出力電圧の変動も考慮する必要がある。そのため、実際には、上述のように、第3の順電圧V3が全波整流回路12の最大出力電圧を超えないようにだけを考慮して、LEDの総個数nを決めているのではない。
例えば、LEDブロックを3つで構成するときには、定電流回路やスイッチ部の電圧降下を、全波整流回路12の最大出力電圧の4分の1以下に設定する。但し、定電流回路やスイッチ部の電圧降下は0.6V程度であり、LEDの総個数の設計には影響しない。このようにして、LEDの総個数nの第3の順電圧V3を、全波整流回路12の最大出力電圧の75%以上90%未満とするのが望ましい。つまり、139×0.75≦n×3.2<139×0.90からLEDの総個数nを求めると、33個から39個が望ましいので、ここでは36個とした。このように構成することで、LED以外での電力損失を制限することができ、電気変換効率を上げることができる。さらに、電源電圧が変動してもすべてのLEDを点灯させることができる。また、前述した様に、全てのLEDの順電圧Vfは3.2(v)としたが、個体差があり、実際の値は多少バラツキがある。
時刻T0(図3参照)において、全波整流回路12の出力電圧が0(v)の場合、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41の何れのLEDブロックを点灯させるための電圧に達していないので、全てのLEDブロックに含まれるLEDは点灯していない。
全波整流回路12の出力電圧が第1の順電圧V1に近づき、点P1の電圧が上昇すると、N型のMOSFET U1がONして第1スイッチ部23がON状態となる。
時刻T1(図3参照)となると、全波整流回路12の出力電圧が第1の順電圧V1以上となり、第1LEDブロック21を点灯させるのに充分な電圧となるので、電流I1及びI2が流れ始める。したがって、第1LEDブロック21のみが、全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に接続されるような電流経路が形成され、第1LEDブロック21に含まれるLEDが点灯する。このとき、点P2における電圧が充分に高くないので、トランジスタQ1はOFF状態であり、電流I2が流れ始めることからトランジスタQ2がON状態で、一定電流となるように制御している。
点P2における電圧は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21の電圧降下分を差し引いた値となる。正確に言えば、抵抗R4の電圧降下0.6(v)と、N型のMOSFET U1のドレイン電圧1(v)であるが、この電圧は比較的小さな値なので、ここではほぼ0(v)として簡略化して説明する。時刻T1(図3参照)では、全波整流回路12の出力電圧がほぼ第1の順電圧V1に等しいので、点P2の電圧はほぼ0(v)であり、点P3及び点P5における電圧も、ほぼ0(v)である。よって、N型のMOSFET U2及びU3はOFF状態であって、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41に電流が流れるための経路が形成されていない。そのため、電流I3〜電流I5は流れていない。この状態で、電流I1は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21に流れ、電流I2として、全波整流回路12のマイナス出力14に流れ込む。即ち、I1=I2であり、I3=0、I4=0及びI5=0である。
全波整流回路12の出力電圧が第2の順電圧V2に近づき、点P3の電圧が上昇すると、MOSFET U2のゲート電圧が上がり、第2スイッチ部33がON状態となる。しかしながら、全波整流回路12の出力電圧は充分ではなく、更に、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41を点灯させるための第2、第3の順電圧V2及びV3が印加されることはない。したがって、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41を含む、中間回路30及び終端回路40側は、始端回路20からみて高インピーダンス状態となっているため、電流I3〜電流I5は流れていない。
N型のMOSFET U2がON状態となり、全波整流回路12の出力電圧が第2の順電圧V2となる前の所定のタイミングで、第1電圧モニタ回路22が動作して、第1スイッチ部23をOFF状態とする。即ち、第1電圧モニタ回路22では、点P2の電圧を検出し、所定値以上となったら、トランジスタQ1がONとなり、N型のMOSFET U1のゲート電圧が下がり、U1をOFF状態として、第1スイッチ部23がOFF状態となるように制御している。第1スイッチ部23がOFF状態となることで、電流I2が遮断される。
ここで、点P2における電圧は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21の電圧降下分を差し引いた値、即ち、第2LEDブロック31による電圧降下分と等しい電圧となる。このように、第1電圧モニタ回路22は、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31の両方による電圧降下分の電圧を検出しているのではなく、第2LEDブロック31による電圧降下分に相当する電圧のみを検出して、LEDブロックの切り替えタイミングを制御している。したがって、この場合の回路例100では、LEDブロックの切り替えタイミングが、第1LEDブロック21による順電圧Vfによるバラツキによって影響されることがない。
なお、第2LEDブロック31に電流が流れ始める前に、第1スイッチ部23をOFF状態とするのは、第1スイッチ部23及び第2スイッチ部33が共にON状態となり、電流I2及び電流I4が共に流れると、第1LEDブロック21に、電流I2と電流I4が加算された過電流が流れて、LEDを破壊する可能性があるからである。
時刻T2(図3参照)となると、全波整流回路12の出力電圧が第2の順電圧V2以上となり、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31を点灯させるのに充分な電圧となるので、第2LEDブロック31に電流I3が流れ始める。したがって、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31が、全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に接続されるような電流経路が形成され、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31に含まれるLEDが点灯する。このように、時刻T2となると、第1LEDブロック21のみが点灯していた状態から、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31が点灯する状態に、第1スイッチ部23及び第2スイッチ部33によって、切り替えが行われる。このとき、点P4における電圧が充分に高くないので、トランジスタQ3はOFF状態であり、電流I4が流れ始めることからトランジスタQ4がON状態で一定電流となるように制御している。
点P4における電圧は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31の電圧降下分を差し引いた値となる。したがって、時刻T2(図3参照)では、全波整流回路12の出力電圧がほぼ第2の順電圧V2に等しいので、点P4の電圧はほぼ0(v)であり、点P5における電圧も、ほぼ0(v)である。よって、U3はOFF状態であって、第3LEDブロック41に電流が流れるための経路が形成されていない。そのため、電流I5は流れていない。この状態で、電流I1は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21に流れ、電流I3として、第2LEDブロック31に流れ、電流I4として、全波整流回路12のマイナス出力14に流れ込む。即ち、I1=I3=I4であり、I2=0及びI5=0である。
全波整流回路12の出力電圧が第3の順電圧V3に近づき、点P5の電圧が上昇すると、MOSFET U3がONする。しかしながら、全波整流回路12の出力電圧は充分ではなく、更に、第3LEDブロック41を点灯させるための第3の順電圧V3が印加されることはない。したがって、第3LEDブロック41を含む終端回路40側は、中間回路30からみて高インピーダンス状態となっているため、電流I5は流れていない。
N型のMOSFET U3がON状態となり、全波整流回路12の出力電圧が第3の順電圧V3となる前の所定のタイミングで、第2電圧モニタ回路32が動作して、第2スイッチ部33をOFF状態とする。即ち、第2電圧モニタ回路32では、点P4の電圧を検出し、所定値以上となったら、トランジスタQ3がONとなり、N型のMOSFET U2のゲート電圧が下がり、U2をOFF状態として、第2スイッチ部33がOFF状態となるように制御している。第2スイッチ部33がOFF状態となることで、電流I4が遮断される。
ここで、点P4における電圧は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31の電圧降下分を差し引いた値、即ち、第3LEDブロック41による電圧降下分と等しい電圧となる。このように、第2電圧モニタ32は、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41全てによる電圧降下分の電圧を検出しているのではなく、第3LEDブロック41による電圧降下分に相当する電圧のみを検出して、LEDブロックの切り替えタイミングを制御している。したがって、この場合の回路例100では、LEDブロックの切り替えタイミングが、第1および第2LEDブロック21、31による順電圧Vfによるバラツキによって影響されることがない。
なお、第3LEDブロック41に電流が流れ始める前に、第2スイッチ部33をOFF状態とするのは、第2スイッチ部33及びU3が共にON状態となり、電流I4及び電流I5が共に流れると、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31に、電流I4と電流I5が加算された過電流が流れて、LEDを破壊する可能性があるからである。
時刻T3(図3参照)となると、全波整流回路12の出力電圧が第3の順電圧V3以上となり、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41を点灯させるのに充分な電圧となるので、第3LEDブロック41に電流I5が流れ始める。したがって、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41が、全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に接続されるような電流経路が形成され、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41に含まれるLEDが点灯する。このように、時刻T3となると、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31のみが点灯していた状態から、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41が点灯する状態に、第2スイッチ部33によって、自動的に切り替えが行われる。このとき、電流I5が流れ始めることからトランジスタQ5がON状態で、一定電流となるように制御している。
この状態で、電流I1は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21に流れ、電流I3として、第2LEDブロック31に流れ、電流I5として、第3LEDブロック41に流れ、全波整流回路12のマイナス出力14に流れ込む。即ち、I1=I3=I5であり、I2=0及びI4=0である。
時刻T4(図3参照)において、全波整流回路12の出力電圧が第3の順電圧V3未満となり、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41を点灯させるのに充分な電圧未満となると、第3LEDブロック41へ電流I5が流れなくなる。
なぜなら、全波整流回路12の出力電圧が下がると、第2電圧モニタ回路32が動作して、第2スイッチ部33をON状態とするからである。即ち、第2電圧モニタ回路32では、点P4の電圧を検出し、所定値以下となったら、N型のMOSFET U2をON状態として、第2スイッチ部33がON状態となるように制御している。第2スイッチ部33がON状態となることで、電流I4が流れ始める。このように、時刻T4となると、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31が、全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に接続されるような電流経路が形成され、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41が点灯していた状態から、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31が点灯する状態に、第2スイッチ部33によって、自動的に切り替えが行われる。
時刻T4(図3参照)では、電流I1(=I3)は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31に流れ、全波整流回路12のマイナス出力14に流れ込む。また、第1スイッチ部23がOFF状態であるため、電流I2は流れていない。
時刻T5(図3参照)において、全波整流回路12の出力電圧が第2の順電圧V2未満となり、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31を点灯させるのに充分な電圧未満となると、第2LEDブロック31へ電流I3が流れなくなる。
なぜなら、全波整流回路12の出力電圧が下がると、第1電圧モニタ回路22が動作して、第1スイッチ部23をON状態とするからである。即ち、第1電圧モニタ回路22では、点P2の電圧を検出し、所定値以下となったら、N型のMOSFET U1をON状態として、第1スイッチ部23がON状態となるように制御している。第1スイッチ部23がON状態となることで、電流I2が流れ始める。このように、時刻T5となると、第1LEDブロック21が、全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に接続されるような電流経路が形成され、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31が点灯していた状態から、第1LEDブロック21のみが点灯する状態に、第1スイッチ部23によって、自動的に切り替えが行われる。
時刻T5(図3参照)では、電流I1は、全波整流回路12のプラス出力13から第1LEDブロック21に流れ、全波整流回路12のマイナス出力14に流れ込む。
時刻T6(図3参照)において、全波整流回路12の出力電圧が第1の順電圧V1未満となり、第1LEDブロック21を点灯させるのに充分な電圧未満となると、第1LEDブロック21へ電流I1が流れなくなる。したがって、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41の何れのLEDブロックも点灯しなくなる。以後、時刻T0〜時刻T7(次にサイクルの時刻T0に相当)の状態を繰り返しながら、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41の各LEDの点灯を行う。
図4は、本発明に係る他のLED駆動回路の概略説明図である。
図4に示すLED駆動回路2と、図1に示すLED駆動回路1との差異は、LED駆動回路2が、全波整流回路12の出力端子間に、平滑回路である電解コンデンサ60を有している点のみである。
電解コンデンサ60によって、全波整流回路12の出力電圧波形が平滑化される(図3の電圧波形55参照)。図1に示すLED駆動回路1の出力電圧波形50では、時刻T0〜時刻T1及び時刻T6〜時刻T7間は、第1の順電圧V1未満であるため、いずれのLEDも点灯していない。したがって、図1に示すLED駆動回路1では、LEDが点灯しない期間とLEDが点灯する期間が交互に繰り返す、即ち、商用周波数50Hzのときは100Hzで商用周波数が60Hzのときは120HzでLEDが点滅することとなる。
これに対して、図4に示すLED駆動回路2では、全波整流回路12の出力電圧波形が平滑化されているため、常に、全波整流回路12の出力電圧が、全期間で第1の順電圧V1以上となり、第1LEDブロック21のLEDは必ず点灯することとなる(図3の点線55参照)。このように、図4に示すLED駆動回路2ではLEDの点滅を防止することが可能となる。
なお、図4の例では、電解コンデンサ60を追加したが、電解コンデンサ60の代わりに、全波整流回路12の出力電圧波形を平滑化させるためのセラミックコンデンサ、他の素子又は回路を利用しても良い。さらに、高調波電流を抑制して力率を改善するために、コイルを全波整流回路12のダイオードブリッジより前のAC入力側やダイオードブリッジより後の整流出力側に置いても良い。
図5は、本発明の発展形態を説明するための図である。
前述したLED駆動回路1及び2では、始端回路20、中間回路30及び終端回路40と言う、3つの回路を有する場合について説明した。しかしながら、図5(a)に示す様に、本発明は、始端回路20及び終端回路40のみを有するLED駆動回路3にも適用可能である。
図5(a)に示すLED駆動回路3では、第1電圧モニタ回路22は第1定電流回路24による電圧降下を検出し、検出した電圧に応じて第1スイッチ部23を制御して、第1LEDブロック21から第3LEDブロック41への電流経路と、第1LEDブロック21から全波整流回路12のマイナス出力14への電流経路との切換えを行っている。
また、図5(b)に示す様に、本発明は、終端回路40の第3定電流回路44の代わりに、定電流ダイオード45で代用したLED駆動回路4にも適用可能である。定電流ダイオード45は、第1LEDブロック21から第3LEDブロック41への電流経路が形成された場合に、第1LEDブロック21及び第3LEDブロック41に過電流が流れないように動作する。
さらに、図5(c)に示す様に、本発明は、終端回路40の第第3定電流回路44の代わりに、電流制限抵抗46で代用したLED駆動回路5にも適用可能である。抵抗46は、第1LEDブロック21から第3LEDブロック41への電流経路が形成された場合に、第1LEDブロック21及び第3LEDブロック41に過電流が流れないように動作する。例えば、LEDブロックを2つで構成するときには、定電流回路やスイッチ部の電圧降下を、全波整流回路12の最大出力電圧の3分の1以下に設定する。そして、図5(c)のように電流制限抵抗46を用いる場合、電流を60mAに制限するならば、抵抗46は240Ωから750Ω程度の抵抗値を選択するのが望ましい。
図6は、本発明の他の発展形態を説明するための図である。
さらに、本発明に係るLED駆動回路は、中間回路がN個ある場合にも適用可能である。即ち、図6に示すように、始端回路20と終端回路40との間には、複数の中間回路を適宜設けたLED駆動回路6とすることができる。
なお、図6の例で追加した第2の中間回路70は、1個から複数のLEDを含む第4LEDブロック71、検出した電圧に応じて第4スイッチ部73のON/OFF制御を行う第4電圧モニタ回路72、第4定電流回路74等を含んで構成されており、前述した(第1の)中間回路30と同様の構成を有している。なお、更に中間回路を追加する場合においても、各中間回路は、同様の構成を有することが必要である。
始端回路20の第1LEDブロック21に含まれるLEDの個数を少なくすれば、それだけ、時刻T0から時刻T1(LEDが最初に点灯し始める時間)までの時間を短くすることができる。さらに、中間回路の個数を増やして、1つの中間回路に含まれるLEDの個数を少なくすることによって、より電気変換効率を高めることができる。つまり、LEDブロック数を多くして、LEDブロック内のLEDの順電圧を低くしておくと、MOSFETを含む電流制御回路の電力損失を減少させることができる。このことによって、投入電力の割合を高めることができる。
図7は、本発明に係る更に他のLED駆動回路7の概略説明図である。図7において、図1に示すLED駆動回路1と同様の構成には同じ番号を付して、説明を省略する。
始端回路120は、1個から複数のLEDを含む第1LEDブロック21、第1LEDブロック21から全波整流回路12のマイナス出力14に流れる電流のON/OFFを行う第1スイッチ部23、第1スイッチ部23を制御する第1制御部125、第1LEDブロック21を流れる電流を一定とする第1定電流回路24、及び第1定電流回路24の電圧降下を検出する第1電圧モニタ回路122等を含んで構成される。
中間回路130は、1個から複数のLEDを含む第2LEDブロック31、第2LEDブロック31から全波整流回路12のマイナス出力14に流れる電流のON/OFFを行う第2スイッチ部33、第2スイッチ部33を制御する第2制御部135、第2LEDブロック31を流れる電流を一定とする第2定電流回路34、及び第2定電流回路34の電圧降下を検出する第2電圧モニタ回路132等を含んで構成される。
終端回路140は、1個から複数のLEDを含む第3LEDブロック41、第3LEDブロック41から全波整流回路12のマイナス出力14に流れる電流のON/OFFを行う第3スイッチ部143、第3スイッチ部143を制御する第3制御部145、第3LEDブロック41を流れる電流を一定とする第3定電流回路44、及び第3定電流回路44の電圧降下を検出する第3電圧モニタ142等を含んで構成される。
図8は、図7に示すLED駆動回路7の具体的な回路例110を示す図である。なお、回路例110において、図7と同じ構成は同じ番号を付している。
回路例110では、回路例100と同様に、始端回路120の第1LEDブロック21は、直列に接続された14個のLEDを含んで構成され、中間回路130の第2LEDブロック31は、直列に接続された12個のLEDを含んで構成され、終端回路140の第3LEDブロック41は、直列に接続された10個のLEDを含んで構成されている。
始端回路120の動作について説明する。図2に示す始端回路20と同様に、抵抗R1及びR2は点P2における電圧をモニタする第1電圧モニタ回路122として動作し、N型のMOSFET U1は第1スイッチ部23として動作し、バイアス抵抗R3、U1、バイポーラトランジスタQ2及び抵抗R4は第1定電流回路24として動作している。
また、N型のMOSFET U10及びU11は、第1スイッチ部23のON/OFFを行うための第1制御部125として動作している。具体的には、U10は、中間回路130における抵抗R5、R11及びR6で分圧した点P4の電圧が極めて低い電圧(0〜5V程度)でない場合にON状態となる。また、U11は、抵抗R1及びR2で分圧した点P2における電圧が第2の順電圧V2から第1の順電圧V1を差し引いた電圧値を超えるとON状態となる。U10及びU11が共にON状態となると、U1がOFF状態となって、電流I2が遮断される。
中間回路130の動作について説明する。抵抗R5、R11及びR6は点P4における電圧をモニタする第2電圧モニタ回路132として動作し、U2は第2スイッチ部33として動作し、バイアス抵抗R7、U2、バイポーラトランジスタQ4及び抵抗R8は第2定電流回路34として動作している。
また、N型のMOSFET U12、U13及びU14は、第2スイッチ部123を制御するための第2制御部135として動作している。具体的には、U1がON状態の場合は、U12もON状態となり、U2をOFF状態に維持するように動作し、U1がOFF状態の場合は、U12もOFF状態となって、U2がON状態となることを許可している。即ち、U2は始端回路120の第1スイッチ部23がONの間は、中間回路130の第2スイッチ部33がONとならないように動作している。U2がOFF状態となると、電流I4が遮断される。
また、U13は、終端回路140における抵抗R12及びR13で分圧した点P6の電圧が極めて低い電圧(0〜5V程度)でない場合にON状態となる。また、U14は、抵抗R5、R11及びR6で分圧した点P4における電圧が第3の順電圧V3から第2の順電圧V2を差し引いた電圧値を超えるとON状態となる。U13及びU14が共にON状態となると、U2がOFF状態となって、電流I4が遮断される。
終端回路140の動作について説明する。N型のMOSFET U3は第3スイッチ部143として動作し、バイアス抵抗R9、U3、バイポーラトランジスタQ5及び抵抗R10は第3定電流回路44として動作している。また、抵抗R12及びR13は点P6における電圧が極めて低い電圧(0〜5(v)程度)でない場合に、U13をON状態とする第3電圧モニタ回路142として動作する。
また、N型のMOSFET U15は、第3スイッチ部143を制御するための第3制御部145として動作している。具体的には、U2がON状態の場合は、U15もON状態となり、U3をOFF状態に維持するように動作し、U2がOFF状態の場合は、U15もOFF状態となって、U3がON状態となることを許可している。即ち、U3は中間回路130の第2スイッチ部33がONの間は、終端回路140の第2スイッチ部43がONとならないように動作している。U3がOFF状態となると、電流I5が遮断される。
ここで、始端回路120の動作についてさらに詳しく説明する。
例えば、図2に示した回路例100では、全波整流回路12の出力電圧が低下して、第2の順電圧V2は超えているが超え方が極めて低い場合(図3の時刻T5の直前)、点P2の電圧は充分に高いので、第1電圧モニタ回路22の動作によって第1スイッチ部23をOFFするので、全波整流回路12に対して、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31が直列に接続された状態となる。この状態から、さらに全波整流回路12の出力電圧が低下していくと、第1LEDブロック21及び第2LEDブロック31が、順電圧Vf未満の電圧で駆動するような特殊な状態となり、良好な発光を行えない状態となる場合がある。
そこで、図7に示す回路例110では、第2電圧モニタ回路132が極めて低い電圧を検出して、N型のMOSFET U10をOFFにすることにより、第1スイッチ部23をONとし、上記のような特殊な状態とならないように制御している。第1スイッチ部23をONすることにより、N型のMOSFET U12をONとし、第2スイッチ部33がOFFとなるため、第1LEDブロック21のみが、全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に接続された状態となる。
次に、中間回路130の動作についてさらに詳しく説明する。
例えば、図2に示した回路例100において、全波整流回路12の出力電圧が低下して、第3の順電圧V3は超えているが超え方が極めて低い場合(図3の時刻T4の直前)、点P4の電圧は充分に高いので、第2電圧モニタ回路32の動作によって第2スイッチ部33をOFFするので、全波整流回路12のプラス出力13から、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41がマイナス出力14に接続された状態となる。この状態で、さらに全波整流回路12の出力電圧が低下していくと、第1LEDブロック21、第2LEDブロック31及び第3LEDブロック41が、順電圧Vf未満の電圧で駆動するような特殊な状態となり、良好な発光を行えない状態となる場合がある。
そこで、図8に示す回路例110では、第3電圧モニタ回路142が極めて低い電圧を検出して、N型のMOSFET U13をOFFにすることにより、第2スイッチ部33をONとし、上記のような特殊な状態とならないように制御している。第2スイッチ部33をONすることにより、N型のMOSFET U13をONとし、第3スイッチ部143がOFFとなるため、第1LEDブロック21と第2LEDブロック31が、全波整流回路12のプラス出力13からマイナス出力14に接続された状態となる。
また、例えば、図2に示した回路例100において、全波整流回路12の出力電圧が上昇して、第2の順電圧V2の直前である場合(図3の時刻T2の直前)、第1電圧モニタ回路22が点P2の電圧を検出して、検出結果に基づいてN型のMOSFET U1(第1スイッチ部23)をOFF状態とする。しかしながら、その前に、U2(第2スイッチ部33)が点P3の電圧に基づいてON状態となってしまうと、電流I2及びI4が同時に流れてしまい、前述したように、第1LEDブロック21に、電流I2と電流I4が加算された過電流が流れて、LEDを破壊するといった不具合が発生する可能性がある。
そこで、図8に示す回路例110では、第2制御部135のU12が、U1(第1スイッチ部23)がON状態の間は、U2(第2スイッチ部33)をON状態としないように制御しているため、このような不具合が発生することを防止している。
次に、終端回路140の動作についてさらに詳しく説明する。
例えば、図2に示した回路例100において、全波整流回路12の出力電圧が上昇して、第3の順電圧V3の直前である場合(図3の時刻T3の直前)、第2電圧モニタ回路32が点P4の電圧を検出して、検出結果に基づいてU2(第2スイッチ部33)をOFFする。しかしながら、その前に、U3が点P5の電圧に基づいてON状態となってしまうと、電流I4及びI5が同時に流れてしまい、前述したような不具合が発生する可能性がある。
そこで、図8に示す回路例110では、第3制御部145が、U2(第2スイッチ部33)がON状態の間は、U3をON状態としないように制御しているため、このような不具合が発生することを防止している。
上述したように、図8に示す回路例110では、図2に示す回路例100と比べて、より細かな電流経路の切替えを行うことによって、LEDの適切な発光及び過電流の防止を行っている。なお、図7及び図8に示すLED駆動回路においても、図5に示すように始端回路120及び終端回路140のみで構成するようにしても良いし、図6に示すように、複数の中間回路を有するように構成しても良い。
上述したLED駆動回路は、LED電球のようなLED照明器具、LEDを内照式ユニットとして利用する看板照明、道路灯、街路灯、および信号機等に利用することが可能である。
1、2、3、4、5、6、7 LED駆動回路
11 端子
12 全波整流回路
20 始端回路
21 第1LEDブロック
22 第1電圧モニタ
23 第1スイッチ部
24 第1定電流回路
30 中間回路
31 第2LEDブロック
32 第2電圧モニタ
33 第2スイッチ部
34 第2定電流回路
40 終端回路
41 第3LEDブロック
43 第3インピーダンス変換回路
60 電解コンデンサ

Claims (7)

  1. プラス出力及びマイナス出力を有する整流器と、
    前記整流器に接続された第1LED群、前記第1LED群を通って前記プラス出力から前記マイナス出力に流れる電流のON/OFFを行う第1スイッチ部、前記第1LED群を流れる電流を一定とする定電流回路、及び第1電圧検出部を有する第1回路と、
    前記整流器に接続された第2LED群を有する第2回路と、を有し、
    前記第1電圧検出部は、前記第1LED群と接続されている前記定電流回路による電圧降下を検出し、検出した電圧に応じて前記第1スイッチ部を制御して、前記第1LED群から次段のLED群への電流経路と、前記第1LED群から前記マイナス出力への電流経路との切り替えを行う、
    ことを特徴とするLED駆動回路。
  2. 前記第1回路と前記第2回路との間に配置され、前記整流器に接続された第3LED群、前記第3LED群を通って前記プラス出力から前記マイナス出力に流れる電流のON/OFFを行う第3スイッチ部、前記第3LED群を流れる電流を一定とする定電流回路、及び第3電圧検出部を有する中間回路を更に有し、
    前記第3電圧検出部は、前記第3LED群と接続されている前記定電流回路による電圧降下を検出し、検出した電圧に応じて前記第3スイッチ部を制御して、前記第3LED群から次段のLED群への電流経路と、前記第3LED群から前記マイナス出力への電流経路との切り替えを行う、請求項1に記載のLED駆動回路。
  3. 前記中間回路を、前記第1回路と前記第2回路との間に複数有する、請求項2に記載のLED駆動回路。
  4. 前記第3電圧検出部は、前記第3LED群と接続されている前記定電流回路による電圧降下を検出し、検出した電圧に応じて前記第1スイッチ部を制御して、前記第1LED群から前記次段のLED群への電流経路と、前記第1LED群から前記マイナス出力への電流経路との切り替えを行う、請求項2又は3に記載のLED駆動回路。
  5. 前記第2回路は、前記第2LED群を通って前記プラス出力から前記マイナス出力に流れる電流を調整する第2電流調整部を有する、請求項1〜4の何れか一項に記載のLED駆動回路。
  6. 前記第2電流調整部は、定電流回路または電流制限抵抗である、請求項5に記載のLED駆動回路。
  7. 前記プラス出力及びマイナス出力間に配置された平滑回路を更に有する、請求項1〜6の何れか一項に記載のLED駆動回路。
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