JP2011198123A - 情報処理システム、情報処理装置、連携ジョブ実行方法および連携ジョブ実行プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、連携ジョブ実行方法および連携ジョブ実行プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 操作中の待機時間を短くすること。
【解決手段】 アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと通信可能なMFPは、サーバにアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定する設定部55と、複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する設定テーブル71と、第1パラメータに従って処理を実行する処理実行部59と、複数の設定項目ごとにアプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する機能テーブル73と、第1パラメータが第2パラメータと異なる対象設定項目が遅延項目に該当する場合、第1パラメータを設定部55による条件設定の完了後に変更し、対象設定項目が早期項目に該当する場合、第1パラメータを設定部55による条件設定の完了前に変更するパラメータ変更部57と、を備える。
【選択図】 図4

Description

この発明は、情報処理システム、情報処理装置、連携ジョブ実行方法および連携ジョブ実行プログラムに関し、特にアプリケーションプログラムがインストールされたサーバにアプリケーションプログラムを情報処理装置から実行させる情報処理システム、その情報処理装置、その情報処理装置で実行される連携ジョブ実行方法および連携ジョブ実行プログラムに関する。
複合機(以下「MFP」という)は、種々の機能を実行することができるが、MFPで処理を実行するのに加えて、アプリケーションプログラムがインストールされたサーバにも処理を実行させるシステムが知られている。この種のシステムにおいて、サーバとMFPとが連携して異なる処理を実行するために、MFP側の設定を変更しなければならない場合がある。特に、複数のアプリケーションがサーバに登録されている場合、MFPで複数のアプリケーションを選択して実行させることが可能であるが、複数のアプリケーション間でMFPの設定が異なる場合がある。
MFPの設定を変更する技術として、出願人は特開2008−21251号公報を出願している。特開2008−21251号公報には、ユーザから複数の設定項目に対する設定値の設定操作を受ける入力システムにおいて、前記各設定項目に対する設定値の設定操作を受ける入力手段と、前記複数の設定項目の中で未設定のままにされた設定項目に対する設定値を、前記設定操作による設定済みの設定項目の設定値に基づいて自動設定する自動設定手段とを有する入力システムが記載されている。
しかしながら、MFPの設定値を変更した後に処理を実行可能となるまでに、リセット等が必要で、処理を実行するのに時間を要する場合がある。特に、上述したサーバと連携して処理を実行させる場合に、処理を実行するための条件をユーザが入力している最中に、リセットが必要な設定値が変更されると、実行可能となるまでユーザは待たなければならないといった問題がある。
特開2008−21251号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、操作中の待機時間を短くした情報処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、操作中の待機時間を短くした情報処理システムを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、操作中の待機時間を短くした連携ジョブ実行方法および連携ジョブ実行プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するために、この発明のある局面によれば、情報処理装置は、アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと通信可能な情報処理装置であって、サーバにアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定する設定手段と、複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、複数の設定項目ごとにアプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、第1パラメータが第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、第1パラメータ記憶手段に記憶された対象項目の第1パラメータを第2パラメータに変更するパラメータ変更手段と、を備え、処理実行手段は、第1パラメータが第2パラメータで変更された後は、第2パラメータに従って処理を実行し、複数の設定項目は、第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、所定の時間経過する前に処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、パラメータ変更手段は、対象設定項目が遅延項目に該当する場合、第1パラメータを設定手段による条件設定の完了後に変更し、対象設定項目が早期項目に該当する場合、第1パラメータを設定手段による条件設定の完了前に変更する。
この局面に従えば、第1パラメータが変更されると実行可能な状態になるまでに所定の時間以上必要な場合は、条件設定の完了後に第1パラメータが変更され、第1パラメータが変更されると実行可能な状態になるまでに所定の時間必要でない場合は、条件設定の完了前に第1パラメータが変更される。このため、条件設定をする操作中に操作できなくなる期間が発生しない。その結果、操作中の待機時間を短くした情報処理装置を提供することができる。
好ましくは、サーバは、複数のアプリケーションプログラムを実行可能であり、情報処理装置は、複数のアプリケーションプログラムのうちからサーバに実行させるためのアプリケーションプログラムを選択する選択手段を、さらに備え、設定手段は、サーバに選択されたアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定し、第2パラメータ記憶手段は、複数のアプリケーションプログラムそれぞれに対応して、複数の設定項目ごとに第2パラメータを記憶し、パラメータ変更手段は、複数の設定項目のうち第1パラメータが選択されたアプリケーションプログラムに対応する第2パラメータと異なる設定項目を対象設定項目とする。
この局面に従えば、アプリケーションプログラムによって異なるパラメータを設定することができる。
好ましくは、ユーザを認証するユーザ認証手段を、さらに備え、ユーザ認証手段は、処理実行手段に認証されたユーザに対して実行が許可された許可処理のみを実行させ、パラメータ変更手段は、処理実行手段が許可処理を実行する際に用いる第1パラメータのみを変更する。
この局面に従えば、実行されることのない処理に用いられるパラメータが変更されないので、無駄な処理が実行されるのを回避することができる。
好ましくは、ユーザごとに処理実行手段により実行された処理の履歴を記憶する履歴記憶手段を、さらに備え、パラメータ変更手段は、処理実行手段が許可処理を実行する際に用いる第1パラメータが早期項目の場合、許可処理の履歴が所定の値以下ならば、設定手段による条件設定の完了前に第1パラメータを変更することなく、設定手段による条件設定の完了後に第1パラメータを変更する。
この局面に従えば、実行される確率の低い処理に用いられるパラメータをできるだけ変更しないようにして、無駄な処理が実行されるのを回避することができる。
好ましくは、パラメータ変更手段は、対象設定項目が遅延項目に該当する場合、該対象設定項目に対応する第1パラメータを処理実行手段により該対象設定項目に対応する第1パラメータを用いた処理が実行される直前に変更する。
好ましくは、処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された後に、第1パラメータ記憶手段に記憶された第2パラメータを第1パラメータに復元する復元手段を、さらに備える。
好ましくは、復元手段は、対象設定項目が遅延項目に該当する場合、処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された直後に第1パラメータを復元し、対象設定項目が遅延項目に該当する場合、処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された後であって処理実行手段が処理を実行しない時間が所定時間以上経過した後に復元する。
この局面に従えば、ユーザが操作する確率の低い期間にパラメータが変更されるので、操作中における待機時間をできるだけ短くすることができる。
この発明の他の局面によれば、情報処理システムは、アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと、該サーバと通信可能な情報処理装置とを含む情報処理システムであって、情報処理装置は、サーバにアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定する設定手段と、複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、複数の設定項目ごとにアプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、第1パラメータが第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、第1パラメータ記憶手段に記憶された対象項目の第1パラメータを第2パラメータに変更するパラメータ変更手段と、を備え、処理実行手段は、第1パラメータが第2パラメータで変更された後は、第2パラメータに従って処理を実行し、複数の設定項目は、第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、所定の時間経過する前に処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、パラメータ変更手段は、対象設定項目が遅延項目に該当する場合、第1パラメータを設定手段による条件設定の完了後に変更し、対象設定項目が早期項目に該当する場合、第1パラメータを設定手段による条件設定の完了前に変更する。
この局面に従えば、その結果、操作中の待機時間を短くした情報処理システムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、連携ジョブ実行方法は、アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと通信可能な情報処理装置で実行される連携ジョブ実行方法あって、情報処理装置は、複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、複数の設定項目ごとにアプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、を備えており、サーバにアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定するステップと、第1パラメータが第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、第1パラメータ記憶手段に記憶された対象項目の第1パラメータを第2パラメータに変更するステップと、を含み、複数の設定項目は、第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、所定の時間経過する前に処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、パラメータを変更するステップは、対象設定項目が遅延項目に該当する場合、第1パラメータを設定ステップにおいて条件設定が完了した後に変更するステップと、対象設定項目が早期項目に該当する場合、第1パラメータを設定ステップにおいて条件設定の完了する前に変更するステップと、を含む。
この局面に従えば、その結果、操作中の待機時間を短くした連携ジョブ実行方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、連携ジョブ実行プログラムは、アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと通信可能な情報処理装置で実行される連携ジョブ実行プログラムあって、情報処理装置は、複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、複数の設定項目ごとにアプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、を備えており、サーバにアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定するステップと、第1パラメータが第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、第1パラメータ記憶手段に記憶された対象項目の第1パラメータを第2パラメータに変更するステップと、を情報処理装置に実行させ、複数の設定項目は、第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、所定の時間経過する前に処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、パラメータを変更するステップは、対象設定項目が遅延項目に該当する場合、第1パラメータを設定ステップにおいて条件設定の完了した後に変更するステップと、対象設定項目が早期項目に該当する場合、第1パラメータを設定ステップにおいて条件設定の完了する前に変更するステップと、を含む。
この局面に従えば、その結果、操作中の待機時間を短くした連携ジョブ実行プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における情報処理システムの全体概要を示す図である。 MFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の概要をEEPROMに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。 設定テーブルの一例を示す図である。 機能テーブルの一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 アプリケーション登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。 Webアプリケーション実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 パラメータ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ジョブ実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の概要をEEPROMに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。 制限テーブルの一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるパラメータ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、情報処理システム1は、それぞれがネットワーク2に接続された情報処理装置として機能するMFP(Multi Function Peripheral)100,101,102と、サーバ200とを含む。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、インターネットにゲートウェイを介して接続されている。ネットワーク2の接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットであってもよい。
サーバ200は、一般的なコンピュータであり、ファイルサーバおよびWebサーバとして機能するアプリケーションプログラムがインストールされている。このため、サーバ200は、予め定められたWebサービスを提供する。本実施の形態においては、サーバ200には、複数のアプリケーションプログラムがインストールされている。複数のアプリケーションプログラムは、例えば、画像を文字認識するアプリケーションプログラム、画像に先鋭化、色変換等の画像処理を施すアプリケーションプログラム、アドレス帳から選択された宛先に電子メールを送信するアプリケーションプログラム等である。サーバ200は、Webサーバとして機能する場合、複数のアプリケーションプログラムのいずれかを実行することにより、Webサービスを提供する。
MFP100,101,102各々は、原稿を読み取るためのスキャナ装置、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成する画像形成装置およびファクシミリ装置を含む。また、MFP100,101,102各々は、一般的なブラウジングプログラムがインストールされており、Webサーバとして機能するサーバ200に、それにインストールされた複数のアプリケーションプログラムのいずれかを実行させることにより、Webサービスの提供を受けることができる。
なお、本実施の形態においては情報処理装置の一例として、MFP100,101,102を例に説明するが、MFP100,101,102に代えて、ブラウジング機能を備えていれば、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置等であってもよい。また、MFP100,101,102それぞれを制御するためのプリンタドライバプログラムおよびブラウジングプログラムがインストールされたコンピュータであってもよい。なお、MFP100,101,102は、機能が同じなので以下の説明では特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する静止画像を用紙等に形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザインターフェースとしての操作パネル160と、を含む。メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、フラッシュメモリ118Aが装着されるカードインターフェース(I/F)118とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる静止画像を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部160Aと操作部160Bとを含む。表示部160Aは、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electroluminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部160Bは、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部160Bは、表示部160A上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してMFP101,102またはサーバ200との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピュータと通信が可能である。
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部117は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部117により受信されたファクシミリデータを用紙に印刷する。また、ファクシミリ部117は、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データ、またはHDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
カードI/F118は、フラッシュメモリ118Aが装着される。CPU111は、カードI/F118を介してフラッシュメモリ118Aにアクセス可能である。CPU111は、カードI/F118に装着されたフラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、フラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムに限られず、HDD116に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD116に記憶されたプログラムを書き換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図4は、第1の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の概要をEEPROMに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113またはフラッシュメモリ118Aに記憶された連携ジョブ実行プログラムを実行することにより、実現される。図4を参照して、CPU111は、Webサービスを登録するアプリ登録部51と、Webサービスを選択する選択部53と、Webサービスの提供を受けるための条件を設定する設定部55と、パラメータを変更するパラメータ変更部57と、ユーザを認証する認証部59と、MFP100が有する機能を実現するための処理を実行する処理実行部59と、変更されたパラメータを元に戻す復元部61と、を含む。
処理実行部59は、MFP100が有する複数の機能を実現するために処理を実行する。処理実行部59は、例えば、原稿を読み取る画像読取機能に対して原稿読取処理を実行し、画像を形成する画像形成機能に対して画像変換処理および画像形成処理を実行し、原稿を用紙に複写する複写機能に対して、原稿読取処理、画像変換処理および画像形成処理を実行し、Webページをダウンロードして表示するブラウジング機能に対して、データ送受信処理および表示処理を実行し、データを送信する送信機能に対して暗号化処理、データ送信処理を実行し、ファクシミリを送信するファクシミリ機能に対して原稿読取処理、画像変換処理およびファクシミリ通信処理を実行する。なお、処理実行部59が実行する処理は、これらの機能を実現するための処理に限定されることなく、MFP100が実行可能な処理であればよい。
処理実行部59は、EEPROM115に記憶された設定テーブル71を参照し、設定テーブル71に記憶された第1パラメータを用いて処理を実行する。設定テーブル71は、EEPROM115に予め記憶されており、例えば、MFP100の管理者が操作部160Bを操作することによって変更される。
図5は、設定テーブルの一例を示す図である。図5を参照して、設定テーブル71は、複数の設定項目それぞれに対応して第1パラメータ(設定値)を定める。ここでは、設定テーブル71は、4つの設定項目「SSL設定」、「ブラウザ証明書」、「ブラウザ表示設定(選択色)」および「解像度」それぞれに対して第1パラメータを定める場合を示している。
設定項目「SSL設定」は、SSL(Secure Socket Layer)で定められるプロトコルによるデータの暗号化および送信を適用するか否かまたは使用しないこと定める設定項目である。設定項目「SSL設定」は、SSLで定められるプロトコルによるデータの暗号化および送信を適用することを示すパラメータ「ON」と、適用しないことを示すパラメータ「OFF」と、SSLを使用しないことを示すパラメータ「−」のいずれかに設定される。ここでは、設定項目「SSL設定」に、パラメータ「OFF」が第1パラメータとして設定されていることを示している。
設定項目「ブラウザ証明書」は、ブラウザにプレインストールされているルート証明書を使用するか否かを定める設定項目である。設定項目「ブラウザ証明書」は、登録されたルート証明書を使用することを示すパラメータ「登録」と、ルート証明書を使用するが登録されていないことを示すパラメータ「未登録」と、使用しないことを示すパラメータ「−」のいずれかに設定される。ここでは、設定項目「ブラウザ証明書」に、パラメータ「未登録」が第1パラメータとして設定されていることを示している。
設定項目「ブラウザ表示設定」は、ブラウザにより表示される画面の色を定める設定項目である。設定項目「ブラウザ表示設定」は、色を示すパラメータが設定される。ここでは、設定項目「ブラウザ表示設定」に、パラメータ「ブルー」が第1パラメータとして設定されていることを示している。
設定項目「解像度」は、表示される画面の解像度を定める設定項目である、設定項目「解像度」は、解像度を示すパラメータが設定される。ここでは、設定項目「解像度」に、パラメータ「200dpi」が第1パラメータとして設定されていることを示している。
4つの設定項目は、パラメータが変更されると処理実行部59が変更後のパラメータで処理を実行することが可能となるまでに所定の時間が必要な設定項目と、処理実行部59がパラメータの変更後に直ちに実行可能な設定項目とに分類される。処理実行部59が、パラメータが変更されてから変更後のパラメータで処理を実行することが可能となるまでに所定の時間が必要な場合は、例えば、リセットが必要な場合である。以下、複数の設定項目のうち、パラメータが変更されると処理実行部59が変更後のパラメータで処理を実行することが可能となるまでに所定の時間が必要な設定項目を遅延項目といい、処理実行部59が変更後のパラメータで直ちに実行可能な設定項目を早期項目という。ここでは、設定項目「SSL設定」および「ブラウザ証明書」が遅延項目であり、設定項目「ブラウザ表示設定」および「解像度」が早期項目である。
図4に戻って、処理実行部59は、ジョブを実行可能である。ジョブは、処理実行部59が実行可能な複数の処理のうちから選ばれた1以上の処理を定める。例えば、原稿を読み取って得られた画像を電子メールで送信するジョブの場合、原稿を読み取るスキャン処理と、電子メールで送信する送信処理とを定める。ジョブは、複数の処理を定義する場合、複数の処理を実行する順番を定める。処理実行部59は、ジョブを実行する指示が入力されると、そのジョブで定められた1以上の処理を、ジョブで定められた順に実行する。
アプリ登録部51は、アプリケーション機能を登録する。アプリケーション機能は、サーバ200にインストールされた1以上のアプリケーションプログラムのうちから選択された1つをサーバ200に実行させる機能である。具体的には、アプリ登録部51は、アプリケーション機能を登録するために、アプリケーション機能をMFP100に実行させる指示の設定と、アプリケーション機能を実行するためのパラメータの登録とをする。パラメータの登録は、1以上のアプリケーションプログラムのうちから選択された1つを実行するサーバ200と連動して後述する処理実行部59が処理を実行する際に用いるパラメータである。
まず、アプリケーション機能をMFP100に実行させる指示の設定について説明する。アプリ登録部51は、操作部160Bが有するボタンのいずれかに、サーバ200が提供するWebサービスを呼び出すためのコマンドを割り当てる。より具体的には、サーバ200は、Webサービスを提供するために、それにインストールされた複数のアプリケーションプログラムそれぞれに対応して、そのアプリケーションプログラムを実行するための条件を設定する設定画面を含むWebページを記憶している。アプリ登録部51は、サーバ200にWebページの送信を要求するために、そのWebページのURLを含み、後述する設定部55がブラウジングプログラムを起動するコマンドを、操作部160Bが有するボタンに割り当てる。操作部160Bが有するボタンが押下された場合に、後述する設定部55がサーバ200に送信するWebページの送信要求は、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)の通信プロトコルで送信されるGETコマンド、またはPOSTコマンドの送信である。後述する設定部55において、サーバ200が送信するWebページが受信され、表示部160Aに表示されると、ユーザが、サーバ200に複数のアプリケーションプログラムの少なくとも1つを実行させるための条件を設定することが可能となる。
なお、アプリ登録部51がコマンドを割り当てるボタンは、操作部160Bが有するタッチパネルに、表示部160Aに表示されるボタン画像に対応して設けられるボタンを含む。例えば、表示部160Aにアプリケーションを選択するためのボタンを表示し、そのボタンが指示されたことをタッチパネルで検出する場合である。
アプリ登録部51は、複数のアプリケーション機能を登録することが可能である。複数のアプリケーション機能は、サーバ200にインストールされた複数のアプリケーションプログラムにそれぞれ対応する。このため、サーバ200にインストールされた複数のアプリケーションプログラムそれぞれに対応するコマンドが、操作部160Bが有する複数のボタンに割り当てられる。
次に、アプリケーション機能を実行するためのパラメータの登録について説明する。アプリ登録部51は、ユーザが操作部160Bに入力する第2パラメータを、アプリケーションプログラムに対応し、4つの設定項目ごとに受け付け、受け付けられた第2パラメータを、アプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報と関連付けた機能レコードをEEPROM115に記憶された機能テーブル73に追加する。
図6は、機能テーブルの一例を示す図である。図6を参照して、機能テーブル73は、アプリケーションごとに機能レコードを含み、機能レコードは、アプリケーション識別情報の項目と、「SSL設定」の項目と、「ブラウザ証明書」の項目と、「ブラウザ表示設定」の項目と、「解像度」の項目とを含む。アプリケーション識別情報の項目には、サーバ200にインストールされたアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報が設定される。ここでのアプリケーションプログラムは、アプリケーション機能をMFP100に実行させる指示の設定において、操作部160Bが有するボタンに割り当てられたコマンドに含まれるWebページに対応するアプリケーションプログラムである。
4つの設定項目「SSL設定」、「ブラウザ証明書」、「ブラウザ表示設定(選択色)」および「解像度」は、図5に示した設定テーブルにおける4つの設定項目と同様のパラメータが設定される。すなわち、設定項目「SSL設定」は、SSLで定められるプロトコルによるデータの暗号化および送信を適用するか否かまたは使用しないことを定める設定項目である。設定項目「ブラウザ証明書」は、ブラウザにプレインストールされているルート証明書を使用するか否かを定める設定項目である。設定項目「ブラウザ表示設定(選択色)」は、ブラウザにより表示される画面の色を定める設定項目である。設定項目「解像度」は、表示される画面の解像度を定める設定項目である。
機能テーブル73は、3つの機能レコードを含む。アプリケーション識別情報の項目に「アプリA」が設定された機能レコードは、「SSL設定」の項目にアプリケーション識別情報「アプリA」で特定されるアプリケーションプログラムに対応する第2パラメータとして「ON」が設定され、「ブラウザ証明書」の項目にアプリケーション識別情報「アプリA」で特定されるアプリケーションプログラムに対応する第2パラメータとしてブラウザ証明書を使用しないことを示す「−」が設定され、設定項目「ブラウザ表示設定」にアプリケーション識別情報「アプリA」で特定されるアプリケーションプログラムに対応する第2パラメータとして「ブルー」が設定され、設定項目「解像度」にアプリケーション識別情報「アプリA」で特定されるアプリケーションプログラムに対応する第2パラメータとして「400dpi」が設定される。
なお、本実施の形態においては、1台のサーバ200がアプリケーションプログラムを実行する例を説明するが、アプリケーションプログラムを実行するサーバ200は、複数台であってもよい。この場合、複数のサーバ200ごとにアプリが登録される。また、第2パラメータは、複数のサーバ200のいずれかを識別するための装置識別情報およびアプリ識別情報との組と、関連付けられて記憶される。装置識別情報は、例えば、サーバ200に付された名称、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス等である。
図4に戻って、選択部53は、アプリ登録部51により登録されたアプリケーションのうちから1つを選択する。具体的には、アプリ登録部51によりコマンドが割り当てられたボタンを指示する操作を、操作部160Bから受け付けると、受け付けられた操作により特定されるボタンに割り当てられたアプリケーション機能を選択する。選択部53は、操作部160Bから受け付けられた操作が入力されると、その操作によって特定されるボタンに割り当てられたコマンドを設定部55およびパラメータ変更部57に出力する。
設定部55は、選択部53からコマンドが入力されると、ブラウジングプログラムを起動する。換言すれば、設定部55は、CPU111がブラウジングプログラムを実行することにより、CPU111に形成される。設定部55は、サーバ200に設定画面を含むWebページの送信を要求する。具体的には、コマンドに含まれるURLで特定されるWebページの送信を要求するGETコマンドを、通信I/F部112を介してサーバ200に送信する。サーバは、URLで特定される設定画面を含むWebページを返信するので、通信I/F部112が受信するWebページを受け付け、表示部160Aに表示する。設定部55は、ユーザが操作部160Bに、設定画面に従って入力する条件を受け付け、受け付けた条件を設定する。設定部55は、設定された条件をサーバ200に送信する処理を含むジョブを生成する。そして、設定部55は、生成したジョブを処理実行部59に出力する。
設定部55により生成されたジョブが後述する処理実行部59により実行されると、サーバ200に条件が送信される。サーバ200においては、MFP100から条件を受信すると、その条件に従ってWebページに対応するアプリケーションプログラムを実行するとともに、MFP100に実行させるジョブを生成し、生成したジョブをMFP100に送信する。MFP100においては、通信I/F部112がサーバ200からジョブを受信すると、処理実行部59が、受信されたジョブに従って処理を実行する。
パラメータ変更部57は、選択部53からコマンドが入力されると、機能テーブル73を参照し、設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータに変更する。具体的には、パラメータ変更部57は、機能テーブル73からコマンドに含まれるアプリケーション識別情報がアプリケーション識別情報の項目に設定された機能レコードを抽出する。そして、4つの設定項目ごとに設定テーブル71に設定されている第1パラメータと第2パラメータとを比較し、両者が異なる設定項目について、第1パラメータを第2パラメータで書き換える。パラメータ変更部57が第1パラメータを第2パラメータで書き換えるタイミングは、書き換えの対象となる設定項目によって異なる。以下、パラメータ変更部57により書き換えの対象となる設定項目を対象設定項目という。
パラメータ変更部57は、対象設定項目が早期項目に該当する場合は、設定部55において条件が設定される前に設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータで書き換える。ここでは、パラメータ変更部57は、対象設定項目が早期項目に該当する場合は、設定部55が起動された時点で、設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータで書き換える。設定部55が起動された時点は、パラメータ変更部57に選択部53からコマンドが入力された時と同じであり、また、選択部53によりユーザがアプリケーションに対応するボタンの押下が検出された時と同じである。換言すれば、設定テーブル71に設定されている第1パラメータのうち早期項目に該当する対象設定項目に対応する第1パラメータは、ユーザがアプリケーション機能を選択した時にそのアプリケーション機能に対応する第2パラメータで書き換えられる。
一方、パラメータ変更部57は、対象設定項目が遅延項目に該当する場合は、設定部55により条件設定の完了後に、設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータで書き換える。設定部55による条件設定の完了後は、サーバからジョブが受信された時点である。換言すれば、処理実行部59が遅延項目に該当する対象設定項目を実行する直前に、設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータで書き換える。なお、設定部55がジョブを生成する場合は、設定部55は設定条件が完了するとジョブを生成するので、設定部55がジョブを生成した時点で、設定テーブル71に設定されている第1パラメータのうち遅延項目に該当する対象設定項目の第1パラメータを第2パラメータで書き換える。また、設定部55が設定条件が完了した時点で、完了信号をパラメータ変更部57に出力するようにしてもよい。
図5に示した設定テーブル71と、図6に示した機能テーブル73がEEPROM115に記憶されている状態で、アプリケーション識別情報「アプリA」に対応するアプリケーション機能が起動される場合を例に説明する。アプリケーション識別情報の項目に「アプリA」が設定されている機能レコードと、設定テーブルとの間で、設定されているパラメータが異なる設定項目は「SSL設定」と「解像度」であり、それらが対象設定項目である。
設定テーブル71においてSSL設定の項目に第1パラメータ「OFF」が設定されており、アプリケーション識別情報の項目に「アプリA」が設定されている機能レコードのSSL設定の項目に第2パラメータ「ON」が設定されている。また、設定テーブル71において解像度の項目に第1パラメータ「200dpi」が設定されており、アプリケーション識別情報の項目に「アプリA」が設定されている機能レコードの解像度の項目に第2パラメータ「400dpi」が設定されている。
対象設定項目「SSL設定」は遅延項目であり、対象設定項目「解像度」は早期項目である。このため、対象設定項目「解像度」は、ユーザがアプリケーション識別情報「アプリA」に対応するアプリケーション機能を選択した時に、設定テーブル71の設定項目「解像度」が第1パラメータ「200dpi」から第2パラメータ「400dpi」に変更されるが、設定テーブル71の設定項目「SSL設定」のパラメータは変更されない。
その後、ジョブが実行される直前に、設定テーブル71の設定項目「SSL設定」が第1パラメータ「OFF」から第2パラメータ「ON」に変更される。
復元部61は、処理実行部59によりジョブが実行された後に、設定テーブル71の設定項目のうち第2パラメータで書き換えられた設定項目に、第2パラメータで書き換えられる前の元の第1パラメータを設定する。復元部61が、第2パラメータで書き換えられた設定項目に元の第1パラメータを設定するタイミングは、設定項目によって異なる。復元部61は、第2パラメータで書き換えられた設定項目が早期項目に該当する場合は、処理実行部59によりジョブが実行された直後に、第2パラメータで書き換えられた設定項目に元の第1パラメータを設定する。一方、復元部61は、第2パラメータで書き換えられた設定項目が遅延項目に該当する場合は、処理実行部59によりジョブが実行された後のアイドル時間に、第2パラメータで書き換えられた設定項目に元の第1パラメータを設定する。アイドル時間は、処理実行部59が処理を実行しない時間が所定時間以上経過した後から次に処理が実行されるまでの間の時間である。
ここで、アプリケーション識別情報「アプリA」のアプリケーションプログラムが、画像を文字認識し、テキストデータを出力する処理とし、そのアプリケーションプログラムをサーバ200に実行させる場合を例に説明する。この場合、MFP100に登録されるアプリケーション機能は、サーバ200にアプリケーション識別情報「アプリA」のアプリケーションプログラムを実行させることによりサーバ200において実行される文字認識処理と、MFP100においてサーバ200が出力するテキストデータを画像形成する処理との組み合わせである。
まず、MFP100においては、アプリケーション機能が起動されると、設定テーブル71の対象設定項目「SSL設定」および「解像度」のうち早期設定に該当する「解像度」を「400dpi」に変更する。サーバ200にアプリケーション識別情報「アプリA」のアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定するために、サーバ200から設定画面(Webページ)を受信し、表示する。この段階において、設定テーブル71の設定項目「解像度」に設定されている第2パラメータ「400dpi」で設定画面が表示される。
図7は、設定画面の一例を示す図である。図7を参照して、設定画面300は、ファイル名を入力するための領域301,302と、領域301,302それぞれに対応し、選択の文字が表されたボタン301A,302Aと、印刷設定の文字が表されたボタン305と、ジョブ開始の文字が表されたボタン303と、を含む。なお、設定画面300が、ファイル名を入力する2つの領域301,302を有する例を示すが、1以上あればよく、入力されるファイル名の数を限定するものではない。
設定画面300の領域301,302に、ユーザによりファイル名が入力される。領域301,302に入力されるファイル名は、MFP100のHDD116またはサーバ200のHDDに記憶されたデータのファイル名である。領域301,302に直接ファイル名が入力されてもよいし、MFP100のHDD116またはサーバ200のHDDに記憶されているデータのファイル名の一覧を含む別のWebページとして受信し、そのうちから選択されたものが入力されてもよい。
設定画面300のボタン301A,302Aがユーザにより指示されると、領域301,302に入力されたファイル名を含み、アプリケーション識別情報「アプリA」のアプリケーションプログラムをサーバ200に実行させるための処理実行指示をサーバ200に送信する処理を含むジョブを生成する。
設定画面300のボタン305がユーザにより指示されると、MFP100は、表示部160Aに印刷条件を設定するための設定画面を表示し、ユーザが操作部160Bに入力する設定値を受け付ける。そして、サーバ200から受信するテキストデータを設定値に従って画像形成する処理をジョブに追加する。MFP100が有する機能を実行するための設定値を受け付けるので、ある設定値が他の設定値と組み合わせて設定することができない場合であっても、その組み合わせの設定値が設定されないようにMFP100で処理することができる。このため、組み合わせて設定することのできない設定値の組合せを、MFP100以外の例えばサーバ200で記憶する必要がない。
設定画面300のボタン303がユーザにより指示されると、MFP100は、生成されたジョブを実行する。この段階において、設定テーブル71の対象設定項目「SSL設定」および「解像度」のうち遅延項目に該当する「SSL設定」を「ON」に変更する。設定項目「SSL設定」のパラメータが変更されると、MFP100はリセットした後に、ジョブを実行する。このため、設定画面300の領域301,302に設定されたファイル名で特定されるデータが、MFP100のHDD116に記憶されたデータの場合、そのデータがSSLのプロトコルに従って送信されるサーバ200に送信される。
また、ユーザが、設定画面300による設定が終了した後に、遅延項目に該当する対象設定項目のパラメータを変更するので、ユーザがMFP100から離れることができる。ユーザが設定している最中にMFP100がリセットされることがないので、ユーザが設定のためにMFP100を操作する時間が長くなるのを防止することができる。
図8は、アプリケーション登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。アプリケーション登録処理は、MFP100が備えるCPU111がROM113またはフラッシュメモリ118Aに記憶された連携ジョブ実行プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図8を参照して、CPU111は、アプリケーション登録指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。ユーザが、操作部160Bに予め設定されたボタンを指示する操作を入力すれば、アプリケーション登録指示を受け付ける。アプリケーション登録指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS01)、アプリケーション登録指示を受け付けたならば処理をステップS02に進める。換言すれば、アプリケーション登録処理は、ユーザがアプリケーション登録指示を操作部160Bに入力することを条件に実行される処理である。
アプリケーション登録指示は、アプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報と、そのアプリケーションプログラムがインストールされたサーバを識別するための装置識別情報とを含む。ここでは、ステップS01において、サーバ200の装置識別情報と、サーバ200にインストールされているアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報が入力される場合を例に説明する。例えば、サーバ200の装置識別情報が入力された段階で、サーバ200にアプリケーションプログラムの問合せを送信し、サーバ200から受信されるアプリケーションプログラム一覧のうちから1つを選択することにより、アプリケーション識別情報が入力される。
ステップS02においては、選択ボタンを設定する。操作部160Bが有する複数のボタンのうちからアプリケーションを登録するためのボタンを設定する。ユーザが任意に定めるようにしてもよいし、CPU111が自動的にボタンを選択するようにしてもよい。選択されたボタンには、ブラウジングプログラムを起動するコマンドが割り当てられる。
次のステップS03においては、URLを設定する。URLは、サーバ200が提供するWebサービスのトップページ、換言すれば、サーバ200にインストールされたアプリケーションプログラムが最初に出力するWebページに割り当てられたURLである。ユーザが操作部160Bに入力するURLを受け付け、ステップS02において設定されたボタンに割り当てる。これにより、ステップS01において設定された選択ボタンがユーザにより押下されると、ブラウジングプログラムが起動し、ステップS02において設定されたURLのWebページを取得するためのGETコマンド、またはPOSTコマンドを送信するための設定が完了する。
ステップS04においては、第2パラメータを設定する。ユーザが操作部160Bに入力する第2パラメータを受け付け、記憶する。第2パラメータは、ステップS01において入力されたアプリケーション識別情報で特定されるアプリケーションプログラムに対応するパラメータである。そして、アプリケーション識別情報と入力された第2パラメータとから機能レコードを生成し、EEPROM115に記憶されている機能テーブル73に追加して記憶する。なお、ステップS01において入力されたアプリケーション識別情報で特定されるアプリケーションプログラムに対応するパラメータをサーバ200から受信し、受信されたパラメータを第2パラメータとして機能レコードを生成するようにしてもよい。
図9は、Webアプリケーション実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。Webアプリケーション実行処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113またはフラッシュメモリ118Aに記憶された連携ジョブ実行プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図9を参照して、CPU111は、ユーザ認証に成功したか否かを判断する(ステップS11)。ユーザ認証に成功するまで待機状態となり(ステップS11でNO)、ユーザ認証に成功したならば処理をステップS12に進める。予めMFP100の使用を許可するユーザを定めておき、使用が許可されたユーザを識別するためのユーザIDとパスワードとの組みを予め記憶しておく。ユーザが操作部160Bに入力するユーザIDとパスワードを受け付け、受け付けられたユーザIDとパスワードとの組と同じ組が記憶されていればユーザ認証成功と判断する。
ステップS12においては、アプリケーションが選択されたか否かを判断する。アプリケーションが選択されるまで待機状態となり(ステップS12でNO)、アプリケーションが選択されると(ステップS12でYES)、処理をステップS13に進める。ここでは、ユーザが操作部160Bの有するボタンのうち、図8に示したアプリケーション登録処理のステップS02において設定された選択ボタンを指示する操作を検出すると、アプリケーションが選択されたと判断する。
ステップS13においては、パラメータ変更処理を実行する。パラメータ変更処理の詳細は後述するが、対象設定項目のうち早期項目の第1パラメータを第2パラメータに変更する処理である。次のステップS14においては、ブラウジングプログラムを実行することによりブラウザを起動する。この際、CPU111は、ブラウジングプログラムを実行すると、選択ボタンに割り当てられたURLで特定されるWebページの送信を要求するために、サーバ200にWebページのURLを含むGETコマンド、またはPOSTコマンドを、HTTPの通信プロトコルで送信する。
次のステップS15においては、Webページを受信したか否かを判断する。サーバ200から設定画面を含むWebページを受信したか否かを判断する。通信I/F部112がサーバ200からWebページを受信したか否かを検出する。サーバ200からWebページを受信したならば処理をステップS17に進めるが、そうでなければ処理をステップS16に進める。
ステップS16においては、エラー画面を表示部160Aに表示し、処理をステップS12に戻す。処理がステップS16に進むのは、ステップS14において送信要求を送信したにも係わらず、例えば所定時間経過しても設定画面が受信されない場合である。エラー画面は、例えば、サーバ200が提供するWebサービスを利用することができないことを通知するためのメッセージを含む。
ステップS17においては、受信されたWebページに含まれる設定画面を表示部160Aに表示する。次のステップS18においては、処理実行指示を送信する操作が受け付けられたか否かを判断する。処理実行指示を送信する操作が受け付けられたならば処理をステップS19に進め、そうでなければ処理をステップS20に進める。ここでは、処理実行指示を送信する操作は、設定画面の領域301,302のいずれかへのファイル名の入力と、ボタン301A,302Aのいずれかを指示する操作である。ボタン301A,302Aのいずれかを指示する操作を検出すると、ファイル名が受け付けられたと判断し、処理をステップS19に進める。ステップS19においては、受け付けられたファイル名を含む処理実行指示をサーバ200に送信する処理を含むジョブを生成する。
ステップS20においては、制御情報を設定する要求を受け付けたか否かを判断する。制御情報を設定する要求が受け付けられたならば処理をステップS21に進め、そうでなければ処理をステップS25に進める。設定画面300のボタン305を指示する操作を検出すると、制御情報を設定する要求が受け付けられたと判断する。ステップS21においては、制御情報設定画面を表示部160Aに表示する。制御情報設定画面は、ここでは、印刷条件を設定するための画面としている。そして、制御情報設定画面に従って、ユーザが操作部160Bに入力する設定値を制御情報として受け付ける(ステップS22)。そして、制御情報の受け付けを終了したか否かを判断する(ステップS23)。例えば、制御情報設定画面に設けられた設定を終了する指示が割り当てられたボタンの指示を検出したならば制御情報の受け付けが終了したと判断する。制御情報の受け付けが終了するまで、ステップS22における制御情報の受付を継続し、制御情報の受け付けが終了すると、制御情報設定画面をクローズし、処理をステップS24に進める。
ステップS24においては、受け付けられた制御情報に従って、サーバ200から受信されるテキストデータに対して印刷処理を実行するためのジョブを生成し、処理をステップS25に進める。ステップS19においてジョブが生成されている場合には、そのジョブに、受け付けられた制御情報に従った印刷処理を追加する。
ステップS25においては、処理実行要求を受け付けたか否かを判断する。処理実行要求が受け付けられたならば処理をステップS26に進め、そうでなければ処理をステップS18に戻す。設定画面300のボタン303を指示する操作を検出すると、処理実行要求が受け付けられたと判断する。ステップS26においては、ステップS20において受け付けられた制御情報に従って、ステップS18において受信された処理結果であるテキストデータを処理する。ここでは、ステップS18において受信された処理結果であるテキストデータの画像を、ステップS20において受け付けられた制御情報である印刷条件に従って形成する。
ステップS26においては、ステップS19およびステップS24において生成されたジョブを実行する。ジョブ実行処理については後述する。
図10は、パラメータ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。パラメータ変更処理は、図9に示したWebアプリケーション処理のステップS13において実行される処理である。図10を参照して、CPU111は、EEPROM115から機能テーブル73を読み出す(ステップS31)。次のステップS32においては、起動アプリケーションに対応する機能レコードを機能テーブル73に含まれる機能レコードのうちから抽出する。起動アプリケーションは、図9のWebアプリケーション処理において、ステップS12において選択されたアプリケーションである。選択されたアプリケーションに対応するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報が、アプリケーション識別情報の項目に設定されている機能レコードを抽出する。次のステップS33においては、抽出された機能レコードに含まれる複数の設定項目のうちから1つを選択する。そして、選択された設定項目について、抽出された機能レコードに設定されている第2パラメータと、EEPROM115に記憶されている設定テーブル71に設定されている第1パラメータとが同じか否かを判断する(ステップS34)。第1パラメータと第2パラメータとが同じならば処理をステップS37に進める。第1パラメータが第2パラメータと同じならば、パラメータを変更する必要がないからである。
第1パラメータと第2パラメータとが異なれば処理をステップへ35に進める。処理をステップS35に進める場合、ステップS33において選択された設定項目が対象設定項目に設定される。ステップS35においては、対象設定項目が早期項目に該当するか否かを判断する。対象設定項目が早期項目に該当するならば処理をステップS36に進めるが、そうでなければ処理をステップS37に進める。ステップS36においては、EEPROM115に記憶されている設定テーブル71の対象設定項目に設定されている第1パラメータを、第2パラメータに変更し、処理をステップS38に進める。
一方、ステップS37においては、ステップS33において選択された設定項目の変更フラグを「1」に設定し、処理をステップS38に進める。
ステップS38においては、次の設定項目が存在するか否かを判断する。未選択の設定項目が存在するならば、次の設定項目が存在すると判断し、処理をステップS33に戻すが、そうでなければ処理をWebアプリケーション処理に戻す。
対象設定項目が早期項目ならば、第1パラメータを第2パラメータに直ちに変更することにより、第2パラメータに従って処理が実行される。また、対象設定項目が早期項目でない場合、対象設定項目が遅延項目である。この場合には、第1パラメータを第2パラメータに変更しない。パラメータ変更処理は、図9に示したWebアプリケーション処理において、ステップS13で実行される。ステップS13は、アプリケーションが選択された直後である。アプリケーションが選択された直後に、遅延項目に該当する設定項目のパラメータが変更されると、MFP100がリセットされるので、アプリケーションを選択した直後にリセットが終了するまでユーザは待たなければならない。したがって、アプリケーションが選択された直後に遅延項目に該当する設定項目のパラメータを変更しないようにして、ユーザが待つことなく設定画面に従って設定することができる。
図11は、ジョブ実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。ジョブ実行処理は、図9に示したWebアプリケーション処理のステップS26において実行される処理である。図11を参照して、CPU111は、ジョブで定められている処理を順番の早いものから順に選択する(ステップS41)。ステップS42においては、選択された処理に対応する設定項目を抽出する。処理に対応する設定項目とは、処理を実行する際に用いるパラメータを定める設定項目をいう。例えば、データを送信する処理に対応する設定項目は「SSL設定」である。次のステップS43においては、ステップS42において抽出された設定項目の変更フラグが「1」に設定されているか否かを判断する。変更フラグは、図10に示したパラメータ変更処理のステップS37において、対象設定項目が遅延項目の場合に、「1」に設定される。対象設定項目は、設定項目のうち第1パラメータと第2パラメータとが異なる設定項目である。
ステップS44においては、ステップS33において選択された設定項目に設定されている第1パラメータを第2パラメータに変更し、処理をステップS45に進める。具体的には、ステップS33において選択された設定項目について、EEPROM115に記憶されている設定テーブル71に設定されている第1パラメータを、EEPROM115に記憶されている機能テーブル73の起動アプリケーションに対応する機能レコードに設定されている第2パラメータに変更する。
ステップS45においては、未だ選択されていない処理がジョブに定められているか否かを判断する。未選択の処理が存在すれば処理をステップS41に戻すが、存在しなければ処理をステップS46に進める。ステップS46においては、処理を実行可能か否かを判断する。処理が実行可能になるまで待機状態となり(ステップS46でNO)、処理が実行可能になると(ステップS46でYES)、処理をステップS47に進める。ステップS44においてパラメータが変更される場合、リセットが必要であり、リセット後まで待機するためである。
ステップS47においては、ジョブで定められる処理をジョブで定められる順に実行する。そして、ジョブの実行が終了すると、処理をステップS48に進める。ここで実行されるジョブの一例は、サーバ200に設定画面300の領域301,302に入力されたファイル名を含み文字認識処理をサーバ200に実行させるための処理実行指示をサーバ200に送信する処理と、サーバ200から受信するテキストデータを設定値に従って画像形成する処理とを含む。MFP100が処理実行指示をサーバ200に送信すると、サーバ200においては、アプリケーションプログラムを実行することにより、処理実行指示に含まれるファイル名で特定されるデータを取得し、取得したデータに文字認識処理を実行する。この際に、データがMFP100のHDD116に記憶されているデータならば、MFP100は「SSL設定」のパラメータが「ON」に設定されているので、SSLのプロトコルに従ってデータを送信する。サーバ200においては、文字認識の結果得られるテキストデータをMFP100に返信する。MFP100は、サーバ200からテキストデータを受信すると、テキストデータを設定値に従って画像形成する。
ステップS48においては、EEPROM115に記憶された設定テーブル71において、第2パラメータで書き換えられた設定項目のうち早期項目に該当する設定項目に、第2パラメータで書き換えられる前の元の第1パラメータを設定することにより、第1パラメータを復元する。早期項目に該当する設定項目のパラメータを変更してもMFP100は、リセットする必要がない。このため、ユーザは、別の操作をMFP100に入力し、処理を実行させることができる。
ステップS49においては、アイドル状態になるまで待機状態となり(ステップS49でNO)、アイドル状態になると(ステップS49でYES)、処理をステップS50に進める。MFP100が処理を実行することなく、予め定められた期間経過すると、アイドル状態と判断する。
ステップS50においては、EEPROM115に記憶された設定テーブル71において、第2パラメータで書き換えられた設定項目のうち遅延項目に該当する設定項目に、第2パラメータで書き換えられる前の元の第1パラメータを設定することにより、第1パラメータを復元する。MFP100がアイドル状態において、遅延項目に該当する設定項目のパラメータを変更するので、ユーザが使用する確率の低いときに、MFP100をリセットすることができる。
ステップS51においては、ステップS46と同様に、処理を実行可能か否かを判断する。処理が実行可能になるまで待機状態となり(ステップS51でNO)、処理が実行可能になると(ステップS51でYES)、処理をステップS52に進める。ステップS50においてパラメータが変更される場合、リセットが必要であり、リセット後まで待機するためである。ステップS52においては、変更フラグを「0」に設定し、処理をWebアプリケーション処理に戻す。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態におけるMFP100は、第1の実施の形態におけるMFP100にMFP100が実行可能な複数の処理のうちユーザごとに制限を課す機能を追加したものである。したがって、第2の実施の形態における情報処理システムの全体概要は、図1に示したのと同じであり、MFP100の外観およびハードウェア構成は、図2および図3に示したのと同じである。以下、第1の実施の形態におけるMFP100と異なる点を主に説明する。
図12は、第2の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の概要をEEPROMに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。図12に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113またはフラッシュメモリ118Aに記憶された連携ジョブ実行プログラムを実行することにより、実現される。図12を参照して、図5に示した機能ブロック図と異なる点は、パラメータ変更部57および処理実行部59がパラメータ変更部57Aおよび処理実行部59Aにそれぞれ変更された点、ユーザ認証部63が追加された点、EEPROM115に制限テーブル75および履歴データ77が追加された点である。その他の機能は図5に示したのと同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ユーザ認証部63は、MFP100を使用するユーザを認証する。MFP100を使用するユーザが予め定められたユーザならば認証するが、そうでなければ認証しない。具体的には、予めMFP100の使用を許可するユーザを定めておき、使用が許可されたユーザを識別するためのユーザIDとパスワードとの組をEEPROM115に予め記憶しておく。ユーザが操作部160Bに入力するユーザIDとパスワードを受け付け、受け付けられたユーザIDとパスワードとの組と同じ組がEEPROM114に記憶されていればユーザを認証するが、そうでなければユーザを認証しない。ユーザ認証部63は、ユーザを認証する場合、ユーザIDをパラメータ変更部57Aおよび処理実行部59Aにそれぞれ出力する。
処理実行部59Aは、実行可能な複数の処理のうちMFP100を操作するユーザに対して変更が許可された設定項目のパラメータを用いる処理のみを実行する。具体的には、ユーザ認証部63から入力されるユーザIDと、EEPROM115に予め記憶されている制限テーブル75と、を用いて許可処理を特定する。
図13は、制限テーブルの一例を示す図である。図13を参照して、制限テーブル75は、ユーザIDごとに制限レコードを含み、制限レコードは、ユーザIDの項目と、「SSL設定」の項目と、「ブラウザ証明書」の項目と、「ブラウザ表示設定」の項目と、「解像度」の項目とを含む。ユーザIDの項目には、ユーザに割り当てられたユーザIDが設定される。ここでのユーザIDは、MFP100の使用が許可されたユーザを識別するための情報である。4つの設定項目「SSL設定」、「ブラウザ証明書」、「ブラウザ表示設定」および「解像度」は、それぞれに設定されるパラメータの変更がユーザに許可されている場合に「○」が設定され、そのパラメータの変更がユーザに許可されていない場合に「×」が設定される。例えば、ユーザID「USER−A」のユーザに対しては、設定項目「SSL設定」および「ブラウザ証明書」のパラメータの変更は許可されていないが、設定項目「ブラウザ表示設定」および「解像度」のパラメータの変更は許可されている。制限テーブル75の制限レコードの内容は、ユーザに実行が許可された処理によって定まる。ユーザID「USER−A」のユーザに対しては、SSLのプロトコルに従ってデータを送受信する処理、および、ブラウザ証明書を用いたブラウジング処理の実行は許可されていないことにより、設定項目「SSL設定」および「ブラウザ証明書」のパラメータの変更が許可されず、ブラウザ証明書を用いないブラウジング処理の実行は許可されていることにより、設定項目「ブラウザ表示設定」および「解像度」のパラメータの変更が許可される。
図12に戻って、処理実行部59Aは、処理を実行すると、その処理の実行を指示したユーザのユーザIDと、処理を識別するための処理識別情報とを含む履歴をEEPROM115に記憶する。これにより、EEPROM115に履歴データ77が記憶される。
パラメータ変更部57Aは、選択部53からコマンドが入力され、ユーザ認証部63からユーザIDが入力される。パラメータ変更部57Aは、EEPROM115に記憶されている制限テーブル75からユーザ認証部63から入力されるユーザIDがユーザIDの項目に設定された制限レコードを抽出する。そして、4つの設定項目「SSL設定」、「ブラウザ証明書」、「ブラウザ表示設定」および「解像度」のうちから変更が許可されている設定項目を許可項目に特定する。次に、パラメータ変更部57Aは、EEPROM115に記憶されている機能テーブル73から、選択部53から入力されるコマンドに含まれるアプリケーション識別情報がアプリケーション識別情報の項目に設定された機能レコードを抽出する。そして、抽出された機能レコードの4つの設定項目のうちから許可項目として特定された設定項目のみについて、第1パラメータと第2パラメータとを比較し、両者が異なる設定項目を対象項目として、その対象項目について、設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータで書き換える。
ユーザに変更が許可されていない設定項目は、設定テーブル71に設定されている第1パラメータが変更されないので、処理実行部59Aにおいて用いられることのないパラメータの変更をしないようにするためである。
パラメータ変更部57Aが設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータで書き換えるタイミングは、書き換えの対象となる設定項目によって異なる。以下、パラメータ変更部57Aにより書き換えの対象となる設定項目を対象設定項目という。
パラメータ変更部57Aは、対象設定項目が早期項目に該当する場合は、EEPROM115に記憶されている履歴データ77を参照する。対象設定項目に設定されるパラメータを用いる処理の実行回数が、しきい値T以上ならば、設定部55が起動された時点で、第1パラメータを第2パラメータで書き換える。このため、早期項目に該当する対象設定項目であって、そのパラメータを用いる処理がユーザにより実行された回数がしきい値T以上ならば、設定テーブル71に設定されている第1パラメータは、ユーザがアプリケーションを選択した時にそのアプリケーションに対応する第2パラメータで書き換えられる。パラメータ変更部57Aは、早期項目に該当する対象設定項目に設定されるパラメータを用いる処理の実行回数が、しきい値T以上でない場合、設定部55により条件設定の完了後に、第1パラメータを第2パラメータで書き換える。
一方、パラメータ変更部57Aは、対象設定項目が遅延項目に該当する場合は、第1の実施の形態におけるパラメータ変更部57と同様に、設定部55により条件設定の完了後に、設定テーブル71に設定されている第1パラメータを第2パラメータで書き換える。
図5に示した設定テーブル71と、図6に示した機能テーブル73と、図13に示した制限テーブル75がEEPROM115に記憶されている状態で、ユーザID「USER−A」のユーザが、アプリケーション識別情報「アプリA」に対応するアプリケーション機能を起動した場合を例に説明する。設定テーブル71に含まれる設定項目のうちユーザID「USER−A」に対して変更が許可されている許可項目は、「ブラウザ表示設定」と「解像度」である。また、許可項目のうちで、アプリケーション識別情報の項目に「アプリA」が設定されている機能レコードと、設定テーブルとの間で、設定されているパラメータが異なる設定項目は「解像度」であり、それが対象設定項目である。
対象設定項目「解像度」は早期項目である。ここで、ユーザID「USER−A」のユーザが、解像度を変更する処理の実行回数がしきい値T以上でない場合、設定テーブル71の対象設定項目「解像度」に設定されている第1パラメータは、ユーザがアプリケーション識別情報「アプリA」に対応するアプリケーション機能を選択した時には変更されない。その後、処理実行部59によりジョブが実行される前に、設定テーブル71の設定項目「解像度」が第1パラメータ「200dpi」から第2パラメータ「400dpi」に変更される。
第2の実施の形態におけるMFP100が備えるCPU111は、図8に示したアプリケーション登録処理、および図9に示したWebアプリケーション処理を実行する。ただし、Webアプリケーション処理のステップS13におけるパラメータ変更処理が異なる。
図14は、第2の実施の形態におけるパラメータ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。図14に示すパラメータ変更処理は、図9に示したWebアプリケーション処理のステップS13において実行される処理である。図10に示した第1の実施の形態におけるパラメータ変更処理と異なる点は、ステップS31の後にステップS31A、ステップS33の後にステップS33A、ステップS35の後にステップS35Aが追加された点である。
図14を参照して、CPU111は、EEPROM115から機能テーブル73を読み出す(ステップS31)。次のステップS31Aにおいては、EEPROM115から認証されたユーザの履歴データ77を読み出す。ステップS32においては、起動アプリケーションに対応する機能レコードを機能テーブル73に含まれる機能レコードのうちから抽出する。次のステップS33においては、抽出された機能レコードに含まれる複数の設定項目のうちから1つを選択する。そして、選択された設定項目が認証ユーザの許可処理に対応する設定項目か否かを判断する(ステップS33A)。具体的には、その設定項目のパラメータが、認証ユーザに実行が許可された許可処理を実行するために用いられるならば、許可処理に対応する設定項目と判断する。許可処理に対応する設定項目ならば処理をステップS34に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。EEPROM115に記憶されている制限テーブル75を参照し、認証ユーザのユーザIDがユーザIDの項目に設定された制限レコードを抽出し、4つの設定項目「SSL設定」、「ブラウザ証明書」、「ブラウザ表示設定」および「解像度」のうちから変更が許可されている設定項目を許可項目に特定する。ステップS33において選択された設定項目が許可項目ならば、認証ユーザの許可処理に対応する設定項目と判断する。
次のステップS34においては、選択された設定項目について、抽出された機能レコードに設定されている第2パラメータと、EEPROM115に記憶されている設定テーブル71に設定されている第1パラメータとが同じか否かを判断する。第1パラメータと第2パラメータとが同じならば処理をステップS37に進める。第1パラメータが第2パラメータと同じならば、パラメータを変更する必要がないからである。
第1パラメータと第2パラメータとが異なれば処理をステップへ35に進める。処理をステップS35に進める場合、ステップS33において選択された設定項目が対象設定項目に設定される。ステップS35においては、対象設定項目が早期項目に該当するか否かを判断する。対象設定項目が早期項目に該当するならば処理をステップS35Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS37に進める。
ステップS35Aにおいては、ステップS31Aにおいて読み出した認証ユーザの履歴データ77に基づいて、ステップS33において選択された設定項目に設定されるパラメータを用いる処理の実行回数が、しきい値T以上か否かを判断する。実行回数がしきい値T以上ならば処理をステップS36に進めるが、そうでなければ処理をステップS37に進める。実行される確率の低い処理に用いられるパラメータを変更しないようにして、CPU111の負荷を低減することができる。
ステップS36においては、EEPROM115に記憶されている設定テーブル71の対象設定項目に設定されている第1パラメータを、第2パラメータに変更し、処理をステップS38に進める。
一方、ステップS37においては、ステップS33において選択された設定項目の変更フラグを「1」に設定し、処理をステップS38に進める。ステップS33において選択された設定項目が、早期項目に該当する設定項目であって、そのパラメータを用いる処理がユーザにより実行された回数がしきい値T以上でなければ、変更フラグが「1」に設定される。このため、図11に示したジョブ実行処理が実行される場合、ステップS43において、変更フラグが「1」と判断され、次のステップS44において設定テーブル71に設定されている第1パラメータが第2パラメータに変更される。処理が実行される前に変更されるので、アプリケーションプログラムに対応した第2パラメータを用いて処理が実行される。
ステップS38においては、未だ選択されていない次の設定項目が存在するか否かを判断する。未選択の設定項目が存在するならば処理をステップS33に戻すが、そうでなければ処理をWebアプリケーション処理に戻す。
早期項目に該当する設定項目であって、そのパラメータを用いる処理がユーザにより実行された回数がしきい値T以上ならば、設定テーブル71に設定された第1パラメータは、ユーザがアプリケーションを選択した時にそのアプリケーションに対応する第2パラメータで書き換えられる。一方、早期項目に該当する対象設定項目であって、そのパラメータを用いる処理がユーザにより実行された回数がしきい値T以上でない場合、ユーザがアプリケーションを選択した時点で変更されない。このため、実行される確率の低い処理に用いられるパラメータを変更しないようにして、CPU111の負荷を低減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記第2パラメータ記憶手段は、前記サーバが実行可能な複数のアプリケーションプログラムを実行可能な場合、前記複数のアプリケーションプログラムそれぞれに対応して、前記複数の設定項目ごとに前記第2パラメータを記憶し、
前記複数のアプリケーションプログラムのうちから前記サーバに実行させるためのアプリケーションプログラムを選択するステップを、さらに含み、
前記設定するステップは、前記サーバに前記選択されたアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定するステップを含み、
前記パラメータを変更するステップは、前記複数の設定項目のうち前記第1パラメータが前記選択されたアプリケーションプログラムに対応する前記第2パラメータと異なる設定項目を前記対象設定項目とするステップを含む、請求項9に記載の連携ジョブ実行方法。
(2) ユーザを認証するステップを、さらに含み、
前記ユーザを認証するステップは、前記処理実行手段に認証されたユーザに対して実行が許可された許可処理のみを実行させるステップを含み、
前記パラメータを変更するステップは、前記処理実行手段が前記許可処理を実行する際に用いる前記第1パラメータのみを変更するステップを含む、請求項9または(1)に記載の連携ジョブ実行方法。
(3) ユーザごとに前記処理実行手段により実行された処理の履歴を記憶するステップを、さらに含み、
前記パラメータを変更するステップは、前記処理実行手段が前記許可処理を実行する際に用いる前記第1パラメータが前記早期項目の場合、前記許可処理の履歴が所定の値以下ならば、前記設定手段が起動されたときに前記第1パラメータを変更することなく、前記設定手段による条件設定の完了後に前記第1パラメータを変更するステップを含む、(2)に記載の連携ジョブ実行方法。
(4) 前記パラメータを変更するステップは、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、該対象設定項目に対応する前記第1パラメータを前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第1パラメータを用いた処理が実行される直前に変更するステップを含む、請求項9、(1)〜(3)のいずれかに記載の連携ジョブ実行方法。
(5) 前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された後に、前記第1パラメータ記憶手段に記憶された前記第2パラメータを前記第1パラメータに復元するステップを、さらに含む請求項9、(1)〜(4)のいずれかに記載の連携ジョブ実行方法。
(6) 前記復元するステップは、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された直後に前記第1パラメータを復元するステップと、
前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された後であって前記処理実行手段が処理を実行しない時間が所定時間以上経過した後に復元するステップと、を含む(5)に記載の連携ジョブ実行方法。
1 情報処理システム、2 ネットワーク、51 アプリ登録部、53 選択部、55 設定部、57,57A パラメータ変更部、59 認証部、59,59A 処理実行部、61 復元部、63 ユーザ認証部、71 設定テーブル、73 機能テーブル、75 制限テーブル、77 履歴データ、100,101,102 MFP、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 EEPROM、116 HDD、117 ファクシミリ部、118 カードI/F、118A フラッシュメモリ、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、160A 表示部、160B 操作部、200 サーバ。

Claims (10)

  1. アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと通信可能な情報処理装置であって、
    前記サーバに前記アプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定する設定手段と、
    複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、
    前記第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、
    前記複数の設定項目ごとに前記アプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、
    前記第1パラメータが前記第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、前記第1パラメータ記憶手段に記憶された前記対象項目の第1パラメータを前記第2パラメータに変更するパラメータ変更手段と、を備え、
    前記処理実行手段は、前記第1パラメータが前記第2パラメータで変更された後は、前記第2パラメータに従って処理を実行し、
    前記複数の設定項目は、前記第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に前記処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、前記所定の時間経過する前に前記処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、
    前記パラメータ変更手段は、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定手段による条件設定の完了後に変更し、前記対象設定項目が前記早期項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定手段による条件設定の完了前に変更する、情報処理装置。
  2. 前記サーバは、複数のアプリケーションプログラムを実行可能であり、
    前記情報処理装置は、前記複数のアプリケーションプログラムのうちから前記サーバに実行させるためのアプリケーションプログラムを選択する選択手段を、さらに備え、
    前記設定手段は、前記サーバに前記選択されたアプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定し、
    前記第2パラメータ記憶手段は、前記複数のアプリケーションプログラムそれぞれに対応して、前記複数の設定項目ごとに前記第2パラメータを記憶し、
    前記パラメータ変更手段は、前記複数の設定項目のうち前記第1パラメータが前記選択されたアプリケーションプログラムに対応する前記第2パラメータと異なる設定項目を前記対象設定項目とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. ユーザを認証するユーザ認証手段を、さらに備え、
    前記ユーザ認証手段は、前記処理実行手段に認証されたユーザに対して実行が許可された許可処理のみを実行させ、
    前記パラメータ変更手段は、前記処理実行手段が前記許可処理を実行する際に用いる前記第1パラメータのみを変更する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. ユーザごとに前記処理実行手段により実行された処理の履歴を記憶する履歴記憶手段を、さらに備え、
    前記パラメータ変更手段は、前記処理実行手段が前記許可処理を実行する際に用いる前記第1パラメータが前記早期項目の場合、前記許可処理の履歴が所定の値以下ならば、前記設定手段による条件設定の完了前に前記第1パラメータを変更することなく、前記設定手段による条件設定の完了後に前記第1パラメータを変更する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記パラメータ変更手段は、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、該対象設定項目に対応する前記第1パラメータを前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第1パラメータを用いた処理が実行される直前に変更する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された後に、前記第1パラメータ記憶手段に記憶された前記第2パラメータを前記第1パラメータに復元する復元手段を、さらに備えた請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記復元手段は、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された直後に前記第1パラメータを復元し、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記処理実行手段により該対象設定項目に対応する第2パラメータを用いた処理が実行された後であって前記処理実行手段が処理を実行しない時間が所定時間以上経過した後に復元する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと、該サーバと通信可能な情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記サーバに前記アプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定する設定手段と、
    複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、
    前記第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、
    前記複数の設定項目ごとに前記アプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、
    前記第1パラメータが前記第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、前記第1パラメータ記憶手段に記憶された前記対象項目の第1パラメータを前記第2パラメータに変更するパラメータ変更手段と、を備え、
    前記処理実行手段は、前記第1パラメータが前記第2パラメータで変更された後は、前記第2パラメータに従って処理を実行し、
    前記複数の設定項目は、前記第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に前記処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、前記所定の時間経過する前に前記処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、
    前記パラメータ変更手段は、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定手段による条件設定の完了後に変更し、前記対象設定項目が前記早期項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定手段による条件設定の完了前に変更する、情報処理システム。
  9. アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと通信可能な情報処理装置で実行される連携ジョブ実行方法あって、
    前記情報処理装置は、複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、
    前記第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、
    前記複数の設定項目ごとに前記アプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、を備えており、
    前記サーバに前記アプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定するステップと、
    前記第1パラメータが前記第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、前記第1パラメータ記憶手段に記憶された前記対象項目の第1パラメータを前記第2パラメータに変更するステップと、を含み、
    前記複数の設定項目は、前記第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に前記処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、前記所定の時間経過する前に前記処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、
    前記パラメータを変更するステップは、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定ステップにおいて条件設定が完了した後に変更するステップと、
    前記対象設定項目が前記早期項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定ステップにおいて条件設定の完了する前に変更するステップと、を含む、連携ジョブ実行方法。
  10. アプリケーションプログラムが実行可能に搭載されたサーバと通信可能な情報処理装置で実行される連携ジョブ実行プログラムあって、
    前記情報処理装置は、複数の設定項目ごとに第1パラメータを記憶する第1パラメータ記憶手段と、
    前記第1パラメータ記憶手段に記憶された第1パラメータに従って処理を実行する処理実行手段と、
    前記複数の設定項目ごとに前記アプリケーションプログラムに対応するパラメータを記憶する第2パラメータ記憶手段と、を備えており、
    前記サーバに前記アプリケーションプログラムを実行させるための条件を設定するステップと、
    前記第1パラメータが前記第2パラメータと異なる対象設定項目が存在する場合、前記第1パラメータ記憶手段に記憶された前記対象項目の第1パラメータを前記第2パラメータに変更するステップと、を前記情報処理装置に実行させ、
    前記複数の設定項目は、前記第1パラメータが変更された後、所定の時間以上経過後に前記処理実行手段が実行可能な状態になる遅延項目と、前記所定の時間経過する前に前記処理実行手段が実行可能な状態になる早期項目と、を含み、
    前記パラメータを変更するステップは、前記対象設定項目が前記遅延項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定ステップにおいて条件設定の完了した後に変更するステップと、
    前記対象設定項目が前記早期項目に該当する場合、前記第1パラメータを前記設定ステップにおいて条件設定の完了する前に変更するステップと、を含む、連携ジョブ実行プログラム。


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JP2017004436A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、通信システムおよびプログラム

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