JP2011196164A - 風圧軽減シート - Google Patents

Abstract

【課題】従来の防塵、防水、防風、防音、目隠しなどの遮へい性機能を有するシートは、強風、突風などの風圧を受けると災害事故につながる可能性が高いということで、風圧軽減機能を有する網目状シートが使われる場合があるが遮へい性の機能低下が問題であった。
【解決手段】遮へい性シートの風圧軽減のためにシートを筒状にした排気筒を取りつけることにより遮へい性の機能低下を補いながら風圧軽減ができるようにしたものである
【選択図】図３

Description

本発明は、防塵、防風、防水、防音、目隠しなどのためにしきり、おおいとして使用するシートに加わる風圧の軽減を図ることに関する。

従来の風圧軽減機能を有するシートには、メッシュシートと呼ばれる場合もある網目状シートがある。

しかし網目状シートでは防塵、防風、防水、防音、目隠しなどの遮へい性機能が必要な用途には使用することが困難であった。

防塵、防風、防水、防音、目隠しなどの遮へい性機能を有するシートは、強風、突風によりシートがとばされたり、建築現場の足場に取りつけたシートが、足場までも壊し災害事故になる場合もあった。

本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、遮へい性機能を有するシートに加わる風圧を効果的に排気することにより、災害事故を少なくすることを目的とするものである。

そして本発明は、上記目的を達成するために、遮へい性シートに風圧軽減排気のための通気孔を設け、通気孔にシートを筒状にした排気筒の両端の一方を排気導入口として取りつけ、他方を排気出口としたものである。

また、第２の課題解決手段は、筒状シートの排気筒の側面に排気導入口を設けて通気孔に取りつけ、排気筒の両端を排気出口としたものである。

上記の課題解決手段による作用は次の通りである遮へい性シートに設けた通気孔にシートを筒状にした排気筒を取りつけることにより遮へい性機能低下を補うことができ、風圧が強いときには通気孔から排気筒へ導かれる風圧が排気筒を押し拡げながら排気されることにより風圧軽減ができる。

また、第２の課題解決手段による作用は、排気筒の側面に風圧導入口を設けて通気孔に取りつけることにより排気筒の両端を排気出口とすることができる

上述したように本発明の風圧軽減シートは、遮へい性を保ちながら、風圧軽減が必要な時に軽減できるシートを提供できる。

本発明の実施形態を示す風圧軽減シートの斜視図 同風圧軽減シートの断面図 排気筒の側面に風圧導入口を設け、排気筒の両端を排気出口とする風圧軽減シートの正面図 図３の風圧軽減シートの断面図

以下、本発明の実施の形態を図１〜図４に基づいて説明する。

図１、図２において、遮へい性機能を有するシート１に設けた通気孔２にシートを筒状にした排気筒３の両端の片方を風圧導入口４として接合し、他方を排気出口５とした風圧軽減シート。

図３、図４において、シートを筒状にした排気筒３の側面に風圧導入口６を設けて通気孔２に接合し排気筒の両端を排気出口７とした風圧軽減シート。

以下、上記構成の動作を説明する。

図１、図２において、遮へい性機能を有するシート１に風圧が加わると、通気孔２に接合された排気筒３の風圧導入口４より侵入する風圧が排気筒内部を押し拡げながら排気出口５より排気されて風圧軽減ができる

また、風圧が排気筒３の内部を押し拡げるだけの圧力がない時は、重力により排気筒の内部が狭少となり、遮へい性機能を補うことができる。

図３、図４において排気筒３の側面に風圧導入口６を設けて通気孔２に接合することにより排気出口を排気筒３の両端を排気出口７とすることができる。以上のように、本実施形態によれば遮へい性機能を有するシートの風圧軽減ができる。

２ 通気孔
３ 排気筒
４、６ 風圧導入口
５、７ 排気出口

Claims (5)

1. 防塵、防水、防風、防音、目隠しなどの遮へい性機能を有するシートに風圧軽減のための通気孔を設け、通気孔による遮へい性機能低下を補うために、シートを筒状にしてつくられた排気筒の先端を風圧導入口として通気孔に接合し、他方を風圧の排気出口とした風圧軽減シート。
2. 請求項１の通気孔に、シートを筒状にしてつくられた排気筒の側面に設けた風圧導入口を接合し、排気筒の両端を風圧の排気出口とすることができるようにした風圧軽減シート。
3. 請求項１または請求項２の風圧軽減シートを用いた傘。
4. 請求項１または請求項２の風圧軽減シートを用いたテント。
5. 請求項１または請求項２の風圧軽減シートを用いた建築足場用シート。

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