JP2011191706A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着装置22は、定着出口に配設した用紙全幅以上をニップしている通しローラ対である定着出口ローラ対81も有している。そして、この定着出口ローラ対81が外装部材80の開口周端部90と当接し、定着装置22のカバーである外装部材80の用紙搬送方向下流側の搬送経路を繋ぐ箇所の開口周端部90と定着出口ローラ対81との隙間を塞いでいる。そして、外装部材80の用紙搬送方向下流側には、冷却ファン85とダクト86から構成される用紙冷却手段84が用紙排出位置である排出スタック部39の近傍の外気を取り込み、用紙に吹き付ける構成を有している。
【選択図】図2
Description
また、請求項2に記載の発明は、用紙積載部から搬送された用紙にトナー画像を転写する転写部と、用紙に転写されたトナー画像を加熱・加圧し用紙へ定着させる定着部と、トナー画像が定着された用紙を排紙部へ搬送する搬送ローラ対と搬送ガイド板から形成される定着部より下流の搬送経路である搬送部と、定着部と上下流の搬送経路を繋ぐ箇所が開口している定着部を覆う外装部材と、定着部の出口に設けた用紙全幅以上をニップする通しローラ対と、を有し、上記通しローラ対と当接し、上記外装部材の下流の搬送経路を繋ぐ箇所の開口と該通しローラ対との隙間を塞ぐ遮蔽部材を、該外装部材に設けていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、上記定着部出口に配設した通しローラ対と上記搬送ローラ対との間で、用紙を空冷する用紙冷却手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、上記用紙冷却手段は、外気を取り込むダクトと冷却ファンにより構成され、トナー画像が定着された用紙へ外気を吹き付けることにより用紙冷却を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像形成装置において、上記冷却ファンのトナー画像が定着された用紙に対する吹き付け量は、少なくとも2段階で設定できることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置において、上記冷却ファンのトナー画像が定着された用紙に対する吹き付け量は、用紙の種類やサイズによって設定されることを特徴とするものである。
本発明は、定着出口に設けた用紙全幅以上をニップする通しローラ対と、定着部を覆う外装部材との隙間を塞ぐように、定着出口に通しローラ対を配置しているので、用紙通紙時であるか否かにかかわらず定着部を覆う外装部材の用紙搬送方向下流側での風の流出入を防止することができる。このため、用紙の搬送経路を確保しつつ、定着部の用紙搬送方向下流側での風の流出入による定着部の温度低下を招くことない。また、定着部の定着温度低下を防止することができるため、定着温度低下に伴う必要以上の熱量を供給する必要もなくなり、消費エネルギーを節約することもできる。
また、定着出口に設けた用紙全幅以上をニップする通しローラ対と、定着部を覆う外装部材との隙間を塞ぐように通しローラ対と当接し、外装部材の下流の搬送経路を繋ぐ箇所の開口と該通しローラ対との隙間を塞ぐ遮蔽部材が、外装部材に配設している。このように構成することで、用紙通紙時であるか否かにかかわらず定着部を覆う外装部材の用紙搬送方向下流側での風の流出入を防止することができる。そのため、用紙の搬送経路を確保しつつ、定着部の用紙搬送方向下流側での風の流出入による定着部の温度低下を招くことない。また、定着部の定着温度低下を防止することができるため、定着温度低下に伴う必要以上の熱量を供給する必要もなくなり、消費エネルギーを節約することもできる。
本実施例1では、定着装置22を覆うカバーである外装部材80の定着出口(以下、出口開口部という)に、用紙全幅以上をニップする通しローラ対である定着出口ローラ対81を設けている。そして、外装部材80の出口開口部と、出口開口部に設けた定着出口ローラ対81とを当接させて、出口開口部と定着出口ローラ対81との隙間を塞いでいる。以下、図2、図3(a)〜(c)を用いて詳細に説明する。
次に、他の実施例である実施例2について説明する。実施例2が、上述した実施例1と異なる点は、出口開口部の長手方向に沿った両側の定着出口ローラ対81の開口周端部90と定着出口ローラ対81の周面とを当接させていない点でことなる。本実施例では、外装部材80の出口開口部近傍に、その出口開口部の長手方向に沿って遮蔽部材を設け、この遮蔽部材と定着出口ローラ対81の周面とを当接させて、遮蔽部材と定着出口ローラ対81の周面との隙間を塞いでいる。以下、他の構成は実施例1と同様なので、異なる点についてのみ説明する。
さらに、他の実施例である実施例3について説明する。実施例3が、上述した実施例1、2と異なる点は、外装部材80の出口開口部の長手方向の端部に設けたローラ端カバー部92の延出させたローラ当接部93と定着出口ローラ対81とを当接させていない点で異なる。本実施例では、ローラ端カバー部92の出口開口部側で外装部材80を延出させる代わりに遮蔽部材を設け、その定着出口ローラ対81の周面と対向する部分を当接させて、遮蔽部材と定着出口ローラ対81の周面との隙間を塞いでいる。以下、他の構成は実施例1、2と同様なので、異なる点についてのみ説明する。
また、定着出口ローラ対81と当接し、定着装置22を覆う外装部材80の下流の搬送経路を繋ぐ箇所の開口と定着出口ローラ対81との隙間を塞ぐ遮蔽部材が、外装部材80に配設されている。このような構成とすることで、外装部材80の定着出口ローラ対81との当接箇所の形状寸法をラフにしても確実に隙間を塞ぐことができる。
また、定着部の出口に配設した定着出口ローラ対81と排出ローラ対35との間で、用紙を空冷する用紙冷却手段84を有する。このような構成とすることで、定着装置22の定着部の定着温度低下を招くことなく、定着直後の高温になっている用紙を空冷にて冷却することができる。また、用紙冷却方法を空冷とすることで部品構成を単純にでき、用紙冷却に要するコストを低減することもできる。
また、用紙冷却手段84は、外気を取り込むダクト86と冷却ファン85により構成され、トナー画像が定着された用紙へ外気を吹き付けることにより用紙冷却を行うので、定着直後の雰囲気環境(温度)に対し温度の低い空気を用紙に吹き付けることが可能となり高い冷却効果が得られる。
また、冷却ファン85のトナー画像が定着された用紙に対する吹き付け量は、少なくとも2段階で設定できるので、定着後の用紙温度によって適切な風量を設定し用紙を冷却することが可能となる。
また、冷却ファン85のトナー画像が定着された用紙に対する吹き付け量は、用紙の種類やサイズによって設定されるので、適切な風量にて冷却を行うことが可能となる。
2 本実施の形態に係る複写機の画像読取装置(画像読み取り部)
3 本実施の形態に係る複写機のシートバンク(用紙収容部)
4 本実施の形態に係る複写機の原稿自動搬送装置
10 感光体
11 帯電装置
12 現像装置
13 転写装置
14 クリーニング装置
20 トナー補給装置
21 レジストローラ
22 定着装置
23 定着ヒータ
24 定着ローラ対
35 排出ローラ対
71 シート搬送路Rを内側からガイドしている搬送ガイド板
72 シート搬送路Rを外側からガイドしている搬送ガイド板
80 定着装置を覆う外装部材
81 定着出口ローラ対
82 定着装置内に設けられた搬送ガイド板
83 シート排出口
84 用紙冷却手段
85 用紙冷却手段に設けられた冷却ファン
86 用紙冷却手段に設けられたダクト
87 スポンジからなる遮蔽部材
88 マイラからなる遮蔽部材
89 定着装置に設けられた搬送ガイド板
90 外装部材(カバー)の開口周端部
91 外装部材(カバー)の開口周端部の長手方向端部に設けたスポンジからなる遮蔽部材
100 本実施の形態に係る複写機
Claims (6)
- 用紙積載部から搬送された用紙にトナー画像を転写する転写部と、
用紙に転写されたトナー画像を加熱・加圧し用紙へ定着させる定着部と、
トナー画像が定着された用紙を排紙部へ搬送する搬送ローラ対と搬送ガイド板から形成される定着部より下流の搬送経路である搬送部と、
定着部と上下流の搬送経路を繋ぐ箇所が開口している定着部を覆う外装部材と、
定着部の出口に設けた用紙全幅以上をニップする通しローラ対と、
を有し、
上記通しローラ対が前記外装部材と当接し、上記外装部材の下流の搬送経路を繋ぐ箇所の開口と該通しローラ対との隙間が塞がれていることを特徴とする画像形成装置。 - 用紙積載部から搬送された用紙にトナー画像を転写する転写部と、
用紙に転写されたトナー画像を加熱・加圧し用紙へ定着させる定着部と、
トナー画像が定着された用紙を排紙部へ搬送する搬送ローラ対と搬送ガイド板から形成される定着部より下流の搬送経路である搬送部と、
定着部と上下流の搬送経路を繋ぐ箇所が開口している定着部を覆う外装部材と、
定着部の出口に設けた用紙全幅以上をニップする通しローラ対と、
を有し、
上記通しローラ対と当接し、上記外装部材の下流の搬送経路を繋ぐ箇所の開口と該通しローラ対との隙間を塞ぐ遮蔽部材を、該外装部材に設けていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
上記定着部出口に配設した通しローラ対と上記搬送ローラ対との間で、用紙を空冷する用紙冷却手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
上記用紙冷却手段は、外気を取り込むダクトと冷却ファンにより構成され、トナー画像が定着された用紙へ外気を吹き付けることにより用紙冷却を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3又は4に記載の画像形成装置において、
上記冷却ファンのトナー画像が定着された用紙に対する吹き付け量は、少なくとも2段階で設定できることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置において、
上記冷却ファンのトナー画像が定着された用紙に対する吹き付け量は、用紙の種類やサイズによって設定されることを特徴とする画像形成装置。
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