JP2011185359A - Damper device with torque limiter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関等の原動機の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介装されるトルクリミッタ付きダンパ装置に関し、特に部品点数および組立工数を改善するための技術に関するものである。 The present invention relates to a damper device with a torque limiter interposed between an output shaft of a prime mover such as an internal combustion engine and a power transmission shaft of a transmission device, and more particularly to a technique for improving the number of parts and the number of assembly steps. .
ハイブリッド駆動装置に用いられるこの種のトルクリミッタ付きダンパ装置として例えば特許文献1に記載のものが提案されている。
As this type of damper device with a torque limiter used in a hybrid drive device, for example, the one described in
この特許文献1に記載のものでは、捻りダンパとトルクリミッタとからなるダンパ装置が相手側のフライホイールから独立した組立体として構成され、例えば機関の出力軸に連結済みのフライホイールに対してボルト締結をもって後着けされるかたちで組み付けられるようになっている。
In the device disclosed in
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、例えば同特許文献1の図5に示されているように、トルクリミッタの出力側部材であるところの摩擦ディスク(摺動プレート)を同じくトルクリミッタの入力部材であるところの一対のプレートにて挟み込む構造となっているため、トルクリミッタをサブアッセンブリするためのリベットとは別に、捻りダンパをサブアッセンブリするためのリベットまたはピンを設ける必要がある。その結果として、部品点数および組立工数の増加を招き、コストアップが余儀なくされるという問題があった。
However, in the one described in
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、先に例示した従来のトルクリミッタ付きダンパ装置と同等の機能を有しながらも、部品点数および組立工数を削減し、もってコストダウンを可能としたトルクリミッタ付きダンパ装置を提供するものである。 The present invention has been made paying attention to such problems, and has the same function as the conventional damper device with the torque limiter exemplified above, but also reduces the number of parts and the number of assembly steps, thereby reducing the cost. The present invention provides a damper device with a torque limiter that can achieve the above.
請求項1に記載の発明は、原動機の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介装されるトルクリミッタ付きダンパ装置であって、上記トルクリミッタは、上記原動機における出力軸側のフライホイールに固定されてトルクリミッタの入力側部材として機能する摺動プレートと、上記摺動プレートをはさんでその両側に配置されてトルクリミッタの出力側部材として機能する一対の挟持プレートと、上記一対の挟持プレートを摺動プレートに押し付ける付勢手段と、上記付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段と、から構成されていることを特徴とする。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、トルクリミッタ付きダンパ装置が、上記伝動装置の動力伝達軸に連結されて、原動機の出力軸に連結されるフライホイールと動力伝達軸との間の捻り振動を吸収する捻りダンパと、上記フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタと、を備えていて、そのトルクリミッタが請求項1に記載のものであることを特徴としている。
According to a second aspect of the present invention, the damper device with a torque limiter is connected to the power transmission shaft of the transmission device and absorbs torsional vibration between the flywheel connected to the output shaft of the prime mover and the power transmission shaft. And a torque limiter for limiting the torque transmitted between the flywheel and the power transmission shaft, the torque limiter being the one according to
これらの請求項1または2に記載の発明においては、請求項3に記載のように、上記荷重設定手段は、付勢手段をバックアップしているシート部材と、そのシート部材と協働して付勢手段の付勢力を規制している規制部材と、から構成されているものとする。
In the invention described in
そして、本発明の目的でもある部品点数の削減を図る上では、請求項4に記載ものとすることが望ましい。すなわち、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明を前提とした上で、上記捻りダンパは、上記動力伝達軸に連結されるハブフランジとそのハブフランジに対して相対移転可能な一対のリテーナプレートとの間に捻り吸収スプリングを介装してなり、上記一対のリテーナプレートのうちいずれか一方を一対の挟持プレートのうちいずれか一方と共用化する一方、他方のリテーナプレートを上記荷重設定手段のシート部材と共用化し、双方のリテーナプレート同士を規制手段であるピンで締結固定してそのリテーナプレート同士の回り止めを施してあることを特徴とする。
In order to reduce the number of parts, which is also the object of the present invention, it is desirable to set forth in the fourth aspect. That is, the invention described in claim 4 is based on the invention described in
より望ましくは、請求項5に記載のように、上記一方のリテーナプレートと共用化された一方の挟持プレートと他方のリテーナプレートが最も外側となるように捻りダンパおよびトルクリミッタのそれぞれの構成要素を重ね合わせて、最も外側に位置する一方の挟持プレートと他方のリテーナプレートとをピンで締結固定し、もって上記フライホイールから独立した組立体としてユニット化してあることがフライホイールに対する組付作業性を改善する上で望ましい。
More preferably, as described in
この場合において、請求項6に記載のように、上記他方の挟持プレートと他方のリテーナプレートとを相互に係合させることで両者の回り止めを施してあることが機能上望ましい。より具体的には、請求項7に記載のように、上記他方の挟持プレートと他方のリテーナプレートとのうちいずれか一方に形成した凸部を他方の凹部に係合させてあるものとする。
In this case, as described in
同様に、請求項8に記載のように、上記一対の挟持プレートの摺動プレート側のそれぞれの面にライニング材を貼り付けてあることが機能上望ましい。
Similarly, as described in
請求項1,2に記載の発明によれば、フライホイール側に取り付けられてトルクリミッタの入力側部材として機構する摺動プレートと、その摺動プレートを挟み込む一対の挟持プレートと、それらの挟持プレートを摺動プレートに押し付ける付勢手段、およびその付勢手段のための荷重設定手段との組み合わせをもってトルクリミッタを構成したので、必要最小限の構成部品数でトルクリミッタとしての所期の機能を発揮することができる。その結果として、部品点数の削減とコストダウンを図ることが可能となる。 According to the first and second aspects of the present invention, the sliding plate that is attached to the flywheel side and functions as an input side member of the torque limiter, the pair of clamping plates that sandwich the sliding plate, and the clamping plates The torque limiter is configured with a combination of urging means that presses against the sliding plate and the load setting means for the urging means, so that the expected function as a torque limiter can be achieved with the minimum number of components. can do. As a result, it is possible to reduce the number of parts and reduce the cost.
請求項4に記載の発明によれば、一対のリテーナプレートのうちいずれか一方を一対の挟持プレートのうちいずれか一方と共用化する一方、他方のリテーナプレートを荷重設定手段のシート部材と共用化しているので、トルクリミッタ付きダンパ装置全体の部品点数を削減することができるほか、組立工数の削減とともにコストダウンを図ることができる。 According to the invention described in claim 4, one of the pair of retainer plates is shared with one of the pair of clamping plates, while the other retainer plate is shared with the seat member of the load setting means. Therefore, the number of parts of the entire damper device with the torque limiter can be reduced, and the number of assembling steps can be reduced and the cost can be reduced.
請求項5に記載の発明によれば、一方のリテーナプレートと共用化された一方の挟持プレートと他方のリテーナプレートが最も外側となるように捻りダンパおよびトルクリミッタのそれぞれの構成要素を重ね合わせて、最も外側に位置する一方の挟持プレートと他方のリテーナプレートとをピンで締結固定し、もって上記フライホイールから独立した組立体としてユニット化してあるので、各構成要素の配置を工夫することでトルクリミッタ付きダンパ装置全体の一層の部品点数および組立工数の削減とともにコストダウンを図ることができる。また、フライホイールから独立した組立体としてユニット化してあることで、フライホイールに対する組付容易性も併せて確保できる。 According to the fifth aspect of the present invention, the components of the torsion damper and the torque limiter are overlapped so that one holding plate shared with one retainer plate and the other retainer plate are on the outermost side. The outermost one clamping plate and the other retainer plate are fastened and fixed with pins, and are unitized as an assembly independent of the flywheel, so the torque can be increased by devising the arrangement of each component. It is possible to reduce the number of parts and the number of assembling steps of the entire damper device with limiter and to reduce the cost. Moreover, since it is unitized as an assembly independent of the flywheel, it is possible to ensure ease of assembly with respect to the flywheel.
請求項6,7に記載の発明によれば、一対の挟持プレートのうち他方のものと他方のリテーナプレートとを相互に係合させることで、両者の回り止めのための手段が不用で、これによってもまた部品点数および組立工数の削減とともにコストダウンを図ることができる。
According to the inventions of
請求項8に記載の発明によれば、ライニング材があることによって摩擦力の調整が容易であるとともに、付勢手段の付勢力が小さくて済むとともに、荷重設定手段の能力も相対的に小さく済む利点がある。また、ライニング材が付設された一対の挟持プレートと摺動することになる相手側部材は単一の摺動プレートだけとなることで、摩耗対策や摩擦係数の安定化のための表面調整あるいは表面処理等が必要な部品は摺動プレートだけとなり、製造コストの低減に寄与できる。 According to the eighth aspect of the invention, the presence of the lining material makes it easy to adjust the frictional force, and the urging force of the urging means can be reduced, and the ability of the load setting means can be relatively small. There are advantages. Also, the other member that slides with the pair of clamping plates provided with the lining material is only a single sliding plate, so that the surface adjustment or surface can be used to prevent wear and stabilize the friction coefficient. The only part that needs to be processed is the sliding plate, which can contribute to a reduction in manufacturing costs.
図1〜5は本発明に係るトルクリミッタ付きダンパ装置(以下、単にダンパ装置と言う。)のより具体的な第1の実施の形態を示す図であり、図1はダンパ装置をフライホイールに取り付けた断面図を、図2は同ダンパ装置の正面図を、図3は図2のA−A線に沿う断面図をそれぞれ示している。また、図4は同ダンパ装置の背面図を、図5は図4のB−B線に沿う断面図をそれぞれ示している。なお、図1も図3のB−B線に沿う断面図であり、ダンパ装置単独では図1および図5ともに同じ断面図となっている。さらに、図6〜図11は同ダンパ装置の主要な構成部品の単品での詳細を示している。 1 to 5 are views showing a more specific first embodiment of a damper device with a torque limiter (hereinafter simply referred to as a damper device) according to the present invention. FIG. 2 is a front view of the damper device, and FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 4 is a rear view of the damper device, and FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line BB of FIG. 1 is also a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 3, and the damper device alone has the same cross-sectional view in both FIG. 1 and FIG. Further, FIGS. 6 to 11 show details of the main components of the damper device in a single item.
図1に示すように、原動機である内燃機関(エンジン)の出力軸に相当するクランクシャフト1の端面には外周縁部を厚肉のリム部2aとした大径円板状のフライホイール2が固定されている。フライホイール2はその中心の取付穴2bをクランクシャフト1側のボス部1aに嵌合させることによりセンタリングされた上で、複数のボルト3にてクランクシャフト1に締結固定されていて、クランクシャフト1の延長軸線上に例えば自動変速機を含む伝動装置の動力伝達軸4が正対するように配置されている。
As shown in FIG. 1, a large-diameter disk-
そして、クランクシャフト1側のフライホイール2と動力伝達軸4との間にダンパ装置5が介装されていて、ダンパ装置5の入力側部材(後述するようにトルクリミッタ7の入力側部材も兼ねている。)として機能することになる摺動プレート9が複数のボルト6にてフライホイール2のリム部2aに締結固定されている一方、同じくダンパ装置5の出力側部材(後述するように捻りダンパ8の出力側部材も兼ねている。)として機能することになるハブフランジ16のハブ28が動力伝達軸4の端部にスプライン結合されている。
A
ダンパ装置5は、フライホイール2と動力伝達軸4との間で伝達されるトルクを構成要素間の滑りにより制限するトルクリミッタ7としての機能と、その名のとおりフライホイール2と動力伝達軸4との間の捻り振動をスプリングにて吸収する捻りダンパ8としての機能と、を有している。そして、後述するようにフライホイール2に固定された摺動プレート9を両面から一対の挟持プレート10,11が挟み込んでいることから、これらの摺動プレート9および一対の挟持プレート10,11のほか、付勢手段たる皿ばね12および他方のリテーナプレート13等にてトルクリミッタ7が構成されている。他方、後述するように一方のリテーナプレート14と共用化された一方の挟持プレート10と他方のリテーナプレート13とで圧縮コイルスプリングであるところの複数の捻り吸収スプリング15が保持されていることから、これらの一方の挟持プレート10、他方のリテーナプレート13および捻り吸収スプリング15のほか、当該双方のプレート10,13に対して相対移転可能なハブフランジ16等にて捻りダンパ8が構成されている。
The
トルクリミッタ7はフライホイール2にボルト6にて締結されたこれと同径の摺動プレート9を主要素として構成されている。摺動プレート9はトルクリミッタ7の入力側部材として機能するもので、図6に示すように、摩擦ディスク部9aの外周にフランジ部9bを曲折形成した円環状のものとして形成されているとともに、複数(本実施の形態では3本)のノックピン17にて位置決めされた上で、図1に示すように、フランジ部9bを取付部として複数(本実施の形態では6本)のボルト6にてフライホイール2のリム部2aに締結固定されている。
The torque limiter 7 is configured with a sliding
摺動プレート9を挟んでその両側にはトルクリミッタ7の出力側部材(捻りダンパ8の入力側部材)として機能する一対の挟持プレート10,11が重ね合わせるようにして配置されていて、これら一対の挟持プレート10,11により摺動プレート9の摩擦ディスク部9aが挟み込まれている。一方の挟持プレート10は、図7に示すように、摺動プレート9よりも一回り小さな円板状のもので、周縁部の等分位置(本実施の形態では8箇所)にビード部18が放射状に形成されていることにより、その剛性の向上が図られている。また、一方の挟持プレート10には、保持片19a付きのスプリング収容部19、すなわち後述する捻りダンパ8側の捻り吸収スプリング15を収容するためのスプリング収容部19が4箇所に開口形成されている。これにより、トルクリミッタ7の一部を構成することになる一方の挟持プレート10は、同時に捻りダンパ8側の捻り吸収スプリング15を保持するための一方のリテーナプレート14と共用化(兼用化)されている。
A pair of clamping
他方の挟持プレート11は、図8に示すように、一方の挟持プレート10よりもわずかに小径の円環状のもので、内周側には隣接する摺動プレート9側に向けて複数(本実施の形態では4個)のストッパ爪片10aが切り起こし形成されているほか、ストッパ爪片10aとは逆向きに凸部としての複数(本実施の形態では4個)の係止爪片10bが切り起こし形成されている。これらの係止爪片10bは後述する他方のリテーナプレート13側の凹部としての係止穴23と係合することになる。
As shown in FIG. 8, the
図2,3のほか図7,8に示すように、一対の挟持プレート10,11のうち摺動プレート9の摩擦ディスク部9aと正対する位置にはそれぞれに摩擦係数の大きなライニング材20を貼り付けてあり、このライニング材20が上記化札ディスク部9aの表裏両面に直接接触している。ライニング材20には円周方向に沿って等ピッチで複数のスリット20aを形成してあり、その結果としてライニング材20は円周方向で複数の領域に分けられてセグメント化されている。
As shown in FIGS. 7 and 8 in addition to FIGS. 2 and 3, a
また、図1〜3に示すように、他方の挟持プレート11の背面側には付勢手段としての皿ばね12とともに、この皿ばね12をバックアップするためのシート部材21と共用化された他方のリテーナプレート13が重ね合わせるせるようにして配置されている。皿ばね12は、図9に示すように、内周側に大小2種類の切欠部12a,12bが複数個形成された円環状のものである一方、シート部材21を兼ねた他方のリテーナプレート13は、図10に示すように、周縁部にフランジ部13aが形成された円板状のもので、図7に示した一方の挟持プレート10と同様に、保持片22a付きのスプリング収容部22、すなわち後述する捻りダンパ8側の捻り吸収スプリング15を収容するためのスプリング収容部22が4箇所に開口形成されている。さらに、他方のリテーナプレート13には、その円周方向の等分位置(本実施の形態では4箇所)には凹部として矩形長穴状の係止穴23が形成されている。以上により、皿ばね12をバックアップしつつトルクリミッタ7の一部を構成することになるシート部材21は、同時に後述する捻りダンパ8側の捻り吸収スプリング15を保持するための他方のリテーナプレート21と共用化(兼用化)されている。
Moreover, as shown in FIGS. 1-3, on the back side of the
そして、図1〜3から明らかなように、一方のリテーナプレート14を兼ねた一方の挟持プレート10、摺動プレート9、他方の挟持プレート11、皿ばね12、シート部材21を兼ねた他方のリテーナプレート13からなるプレート積層群では、一方のリテーナプレート14を兼ねた一方の挟持プレート10とシート部材21を兼ねた他方のリテーナプレート13とが最も外側に位置していることから、そのプレート積層群を貫通する連結手段たる複数(本実施の形態では8本)のピン24にて、一方のリテーナプレート14を兼ねた一方の挟持プレート10とシート部材21を兼ねた他方のリテーナプレート13とが相対回転不能に連結されていわゆる両者の回り止めが施されている。
As is apparent from FIGS. 1 to 3, one
これらのピン24の有効長によって皿ばね12が双方の挟持プレート10,11に及ぼすセット荷重たる設定ばね力(付勢力)が決定されていて、双方の挟持プレート10,11のライニング材20が摺動プレート9の摩擦ディスク部9aの表裏両面に押し付けられている。故に、シート部材21を兼ねた他方のリテーナプレート13と複数のピン24は、付勢手段たる皿ばね12にセット荷重を負荷する荷重設定手段を構成している。
The set spring force (biasing force) that is the set load that the
同時に、図4,5および図8,10から明らかなように、他方の挟持プレート11側に曲折形成された係止爪片10bがシート部材21を兼ねた他方のリテーナプレート13側の係止穴23に係合している。これによってもまた、他方の挟持プレート11と他方のリテーナプレート13との相対回転が阻止されていわゆる両者の回り止めが施されている。なお、係止爪片10bと係止穴23との相対位置関係は逆であっても良い。
At the same time, as is apparent from FIGS. 4, 5 and 8, 10, the locking
ここで、図2,3から明らかなように、他方のリテーナプレート13は皿ばね12の反力をピン24の近くで受けることになるので、その板厚は一方のリテーナプレート14を兼ねた一方の挟持プレート10よりも相対的に小さいものとなっている。また、図3および図9に示すように、皿ばね12の内周側では切欠部12bをピン24が貫通することになるので、それらの切欠部12bとピン24との係合によって皿ばね12の回り止めも施されることになる。
Here, as apparent from FIGS. 2 and 3, the
図1〜3に示すように、捻りダンパ8は、先に述べたように一方のリテーナプレート14を兼ねた一方の挟持プレート10とシート部材21を兼ねた他方のリテーナプレート13のほか、それらの両プレート10,13に保持された圧縮コイルスプリングである複数の捻り吸収スプリング15およびハブフランジ16とで構成されている。先に述べたように、相対回転不能に回り止めが施された一方の挟持プレート10および他方のリテーナプレート13はハブフランジ16に対して相対回転可能であり、一方の挟持プレート10および他方のリテーナプレート13が捻りダンパ8の入力側部材として機能し、ハブフランジ16が捻りダンパ8の出力側部材として機能することになる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
ハブフランジ16は、図11に示すように、複数のピン24の配置サークルの内側に収まる大きさで且つそのピン24と干渉することにない円板状のものであって、図2,3にも示すように、摺動プレート9および他方の挟持プレート11の内周側において、一方の挟持プレート10と他方のリテーナプレート13とに挟まれるかたちで樹脂製のスペーサ25を介して配置されている。
As shown in FIG. 11, the
また、ハブフランジ16には、図11に示すように、先に述べた一方の挟持プレート10および他方のリテーナプレート13と同様にその4箇所にスプリング収容部26が開口形成されているとともに、外周の等分箇所(本実施の形態で4箇所)にはストッパ係止片27が曲折形成されている。さらに、ハブフランジ16の中心部には雌セレーション付きの取付穴28が形成されている。そして、図1〜3に示すように、その雌セレーションをハブ28の外周の雄セレーションと嵌合させた上で、ハブ28の一部にかしめ加工を施すことで、ハブフランジ16はハブ28に対して軸方向移動不能で且つ相対回転不能となるように一体化されている。ハブ28の内周には雌スプラインが形成されていて、この雌スプラインを図1の動力伝達軸側4の雄スプラインと嵌合させることでスプライン結合されている。
Further, as shown in FIG. 11, the
図1〜3のような各プレートの重ね合わせ状態において、一方の挟持プレート10及び他方のリテーナプレート13側の保持片19aまたは22a付きのスプリング収容部19,22の位置と(図7,10参照)、ハブフランジ16側のスプリング収容部26の位置とは、それぞれのプレートの円周方向で相互に一致していて、それらのスプリング収容部19,22,26に捻り吸収スプリング15を圧縮状態で収容し且つ脱落しないように保持片19a,22aにて保持させてある。この捻り吸収スプリング15のばね力を受けて、一方の挟持プレート10および他方のリテーナプレート13と、ハブフランジ16とは、互いに拮抗する逆回転方向に相互に付勢されている。そして、内燃機関の出力である捻り振動の吸収時には、各捻り吸収スプリング15をさらに圧縮させつつ、一方の挟持プレート10及び他方のリテーナプレート13がハブフランジ16に対して捻りをもって相対回転することになる。
1-3, the positions of the
図1のほか図8,11に示すように、他方の挟持プレート11の内周にはストッパ係止片10aを、また、ハブフランジ16の外周にも同様にストッパ係止片27をそれぞれ形成してあることは先に述べた。そして、図1に示すように、双方のストッパ係止片10a,27同士の軸心方向位置は互いに一致させてある。これにより、例えば万が一トルクリミッタ7のトルク制限機能が有効に機能せず、トルクリミッタ7側から捻りダンパ8に過大トルクが入力されようとした場合には、上記ストッパ係止片10a,27同士の当接をもって捻りダンパ8側の各捻り吸収スプリング15の過剰圧縮を回避できるように設定してある。
As shown in FIGS. 8 and 11 in addition to FIG. 1, a
ここで、図3,5から明らかなように、トルクリミッタ7および捻りダンパ8とで構成されたダンパ装置5は、各構成要素の最も外側に位置している一方の挟持プレート10と他方のリテーナプレート13とを複数のピン24にて連結してあることで、フライホイール2から独立した組立体として予めユニット化されている。この構成のために、図1にように、クランクシャフト1に予め固定されているフライホイール2に対して後付けするかたちで複数のボルト6を締め付けるだけてダンパ装置5をフライホイール2に組み付けることができる。
As apparent from FIGS. 3 and 5, the
したがって、このように構成されたダンパ装置5によれば、内燃機関の出力であるところのクランクシャフト1からの回転動力はフライホイール2に伝わり、トルクリミッタ7の入力側部材である摺動プレート9へと入力される。さらに、その回転動力は摺動プレート9に押し付けられている一対の挟持プレート10,11のほか、複数のピン24および係止爪片10bを介して他方のリテーナプレート13にも伝わることになる。この場合に、先に述べたように、複数の捻り吸収スプリング15を支持している一方の挟持プレート10と他方のリテーナプレート13は捻りダンパ8の入力側部材としても機能することから、これらの一方の挟持プレート10および他方のリテーナプレート13に入力された回転動力は複数の捻り吸収スプリング15を介してハブフランジ16へと伝達される。そして、ハブフランジ16に入力れた回転動力は、ハブフランジ16と一体のハブ28とスプライン結合されている動力伝達軸4へと伝達されることになる。
Therefore, according to the
このような回転動力伝達過程での捻り振動は、捻りダンパ8の基本機能として、複数の捻り吸収スプリング15を適宜圧縮させながら、ハブフランジ16に対して一方の挟持プレート10および他方のリテーナプレート13が相対回転することで、いわゆる捻り振動吸収機能または捻り振動減衰機能が発揮されることになる。
Such torsional vibration in the process of transmitting rotational power, as a basic function of the
また、上記のような回転動力伝達過程において、所定トルク値以上の入力が加わると、トルクリミッタ7の機能として、摺動プレート9の摩擦ディスク部9aとそれに圧接している双方の挟持プレート10,11側のライニング材20との間で滑りを生じ、過大トルクの伝達が防止されることになる。
Further, when an input of a predetermined torque value or more is applied in the rotational power transmission process as described above, as a function of the torque limiter 7, the
さらに、トルクリミッタ7に予期せぬ不具合が発生して、例えば万が一トルクリミッタ7のトルク制限機能が有効に機能せずに、トルクリミッタ7側から捻りダンパ8側に過大トルクが入力されようとした場合には、先に述べたように他方の挟持プレート11側およびハブフランジ16側のストッパ係止片10a,27同士の当接をもって、捻りダンパ8側の各捻り吸収スプリング15の過剰圧縮を回避することができる。
Furthermore, an unexpected malfunction occurs in the torque limiter 7 and, for example, an excessive torque is about to be input from the torque limiter 7 side to the
ここで、双方の挟持プレート10,11にはライニング材20を貼り付けてあるとともに、ライニング材20には複数のスリット20aを設けて、実質的にライニング材20を複数の領域に分けていわゆるセグメント化してあることは先に述べた。ライニング材20があることによって摩擦力あるいは摩擦係数の調整が容易であるとともに、付勢手段たる皿ばね12の付勢力が小さくて済むとともに、荷重設定手段たるピン24やシート部材21を兼ねている他方のリテーナプレート13の能力も相対的に小さくて済むことになる。しかも、ライニング材20が付設された双方の挟持プレート10,11と摺動することになる相手側部材は単一の摺動プレート9だけとなることで、摩耗対策や摩擦係数の安定化のための表面調整あるいは表面処理等が必要な部品はその摺動プレート9だけとなり、製造コストの低減に寄与できる。
Here, the lining
また、ライニング材20がスリット20aで複数の領域に分けられていていわゆるセグメント化されていることで、摩耗粉を効率良く排出することができるとともに、摺動部全体の剛性が下がることで摺動面のうねりが吸収されやすくなり、いわゆる面圧分布の安定化と均一化を図ることができる。
Further, since the lining
その上、上記ダンパ装置5によれば、トルクリミッタ7の構成要素である一方の挟持プレート10を捻りダンパ8側の一方のリテーナプレート14と共用化しているとともに、捻りダンパ8側の他方のリテーナプレート21をトルクリミッタ7側の皿ばね12をバックアップしているシート部材21と共用化していて、さらにピン24またはリベットによる結合は一方の挟持プレート10と他方のリテーナプレート13との結合だけで良いため、部品点数の削減とととも組立工数を削減してコストダウンを図ることができる。
In addition, according to the
さらに、捻りダンパ8とトルクリミッタ7を別個にサブアッセンブリする必要がなく、一方の挟持プレート10と他方のリテーナプレート13をピン24にて結合するだけでダンパ装置5全体の組み立てができるため、組立工数の一層の削減とともに組立時間も短縮することができる。
Further, it is not necessary to separately assemble the
図12,13は本発明に係るダンパ装置の第2の実施の形態を示し、先に説明した第1の実施の形態のものと共通する部分には同一符号を付してある。なお、図12は一方のリテーナプレート14を兼ねた一方の挟持プレート30の単独での詳細を示し、図13は図12のJ−J線に沿うダンパ装置5の断面図を示している。
12 and 13 show a second embodiment of the damper device according to the present invention, and the same reference numerals are given to the parts common to those of the first embodiment described above. FIG. 12 shows the details of one
この第2の実施の形態では、ハブフランジ16の外周に曲折形成されるストッパ係止片27の突出長を図3のものより大きく形成するとともに、一方の挟持プレート30側に長穴状の係止穴31を形成し、この係止穴31に上記ストッパ係止片27を相対回転可能に係合させたものである。この構造によれば、先に述べた他方の挟持プレート1側およびハブフランジ16側のストッパ係止片10a,27同士を当接させる場合と同様に、ストッパ係止片27を係止穴31の端部に当接させることで、捻りダンパ8側の各捻り吸収スプリング15の過剰圧縮を回避することができる。
In the second embodiment, the protruding length of the
ここで、上記第1,第2の実施の形態では、摺動プレート9をはさんでその両側に配置された双方の挟持プレート10,11にライニング材20を貼り付けた場合について説明したが、ライニング材20は摺動プレート9における摩擦ディスク部9aの表裏両面に貼り付けるようにしても良い。ただし、この場合には、双方の挟持プレート10,11が摺動プレート9側のライニング材20と摺動することになるので、双方の挟持プレート10,11に個別に表面処理あるいは表面調整を施す必要がある。
Here, in the first and second embodiments, the case where the lining
1…クランクシャフト(出力軸)
2…フライホイール
4…動力伝達軸
5…トルクリミッタ付きダンパ装置
7…トルクリミッタ
8…捻りダンパ
9…摺動プレート
10…一方の挟持プレート
10a…ストッパ係止片
11…他方の挟持プレート
12…付勢手段としての皿ばね
13…他方のリテーナプレート
10a…ストッパ係止片
10b…凸部としての係止爪片
14…一方のリテーナプレート
15…捻り吸収スプリング
16…ハブフランジ
20…ライニング材
21…シート部材(荷重設定手段)
23…凹部としての係止穴
24…ピン(規制部材,荷重設定手段)
27…ストッパ係止片
28…ハブ
30…一方の挟持プレート
31…係止穴
1 ... Crankshaft (output shaft)
DESCRIPTION OF
23... Locking hole as a
27:
Claims (8)
上記トルクリミッタは、
上記出力軸側のフライホイールに固定されてトルクリミッタの入力側部材として機能する摺動プレートと、
上記摺動プレートをはさんでその両側に配置されてトルクリミッタの出力側部材として機能する一対の挟持プレートと、
上記一対の挟持プレートを摺動プレートに押し付ける付勢手段と、
上記付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段と、
から構成されていることを特徴とするトルクリミッタ付きダンパ装置。 A damper device with a torque limiter interposed between an output shaft of a prime mover and a power transmission shaft of a transmission device,
The torque limiter is
A sliding plate which is fixed to the flywheel on the output shaft side and functions as an input side member of the torque limiter;
A pair of clamping plates which are arranged on both sides of the sliding plate and function as output side members of the torque limiter;
Biasing means for pressing the pair of clamping plates against the sliding plate;
Load setting means for applying a set load to the biasing means;
A damper device with a torque limiter comprising:
上記フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタと、
を備えていて、
上記トルクリミッタが請求項1に記載のものであることを特徴とするトルクリミッタ付きダンパ装置。 A torsion damper that is coupled to the power transmission shaft of the transmission and that absorbs torsional vibration between the flywheel and the power transmission shaft coupled to the output shaft of the prime mover;
A torque limiter for limiting the torque transmitted between the flywheel and the power transmission shaft;
With
The said torque limiter is a thing of Claim 1, The damper apparatus with a torque limiter characterized by the above-mentioned.
上記動力伝達軸に連結されるハブフランジとそのハブフランジに対して相対移転可能な一対のリテーナプレートとの間に捻り吸収スプリングを介装してなり、
上記一対のリテーナプレートのうちいずれか一方を一対の挟持プレートのうちいずれか一方と共用化する一方、
他方のリテーナプレートを上記荷重設定手段のシート部材と共用化し、
双方のリテーナプレート同士を規制手段であるピンで締結固定してそのリテーナプレート同士の回り止めを施してあることを特徴とする請求項3に記載のトルクリミッタ付きダンパ装置。 The torsion damper
A torsion absorbing spring is interposed between a hub flange connected to the power transmission shaft and a pair of retainer plates that can move relative to the hub flange.
One of the pair of retainer plates is shared with either one of the pair of clamping plates,
Share the other retainer plate with the seat member of the load setting means,
4. The damper device with a torque limiter according to claim 3, wherein both retainer plates are fastened and fixed with a pin as a restricting means to prevent rotation of the retainer plates.
最も外側に位置する一方の挟持プレートと他方のリテーナプレートとをピンで締結固定し、
もって上記フライホイールから独立した組立体としてユニット化してあることを特徴とする請求項4に記載のトルクリミッタ付きダンパ装置。 The respective components of the torsion damper and the torque limiter are overlapped so that the one holding plate shared with the one retainer plate and the other retainer plate are on the outermost side,
Fasten and fix one clamping plate located on the outermost side and the other retainer plate with pins,
5. The damper device with a torque limiter according to claim 4, wherein the damper device is unitized as an assembly independent of the flywheel.
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