JP2011184301A - カイガラムシ類防除剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】カイガラムシ類に対して優れた防除効果を有する微生物由来の防除剤を提供すること。
【解決手段】ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株(受託番号:FERM BP−7861)の菌体を有効成分として含有することを特徴とするカイガラムシ防除剤は、カイガラムシ類に対して優れた防除効果を有する。
【選択図】なし

Description

本発明はペーシロマイセス(Paecilomyces)属糸状菌の菌体を用いたカイガラムシ類防除剤及び防除方法に関する。
近年、昆虫病原性を有する微生物の研究が進められ、当該微生物を有効成分とする殺虫剤が開発され、実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−95834号公報
本発明は、難防除害虫であるカイガラムシ類に対して優れた防除効力を有する微生物由来の防除剤を提供することを課題とする。
本発明者等は、上記の課題を解決するため、種々の検討を行った結果、ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株(受託番号:FERM BP−7861)を有効成分として含有する防除剤が、カイガラムシ類に対して優れた防除効力を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株の菌体を有効成分として含有する防除剤(以下、本発明防除剤と記す。)及びペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株の菌体の有効量をカイガラムシ類の生息場所又はカイガラムシ類から保護すべき植物に処理することを特徴とするカイガラムシ類の防除方法を提供する。
本発明防除剤によりカイガラムシ類を効果的に防除することができる。
ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株は、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託され、FERM BP−7861の寄託番号が付与されている。菌学的性状は次のとおり。
(1)生育速度(25℃、7日間)
集落の直径:25〜30mm(2%マルトエキス寒天平板培地)、25〜30mm(オートミール寒天平板培地)
(2)集落表面の色調
白色(2%マルトエキス寒天平板培地)、白色(オートミール寒天平板培地)
(3)集落裏面の色調
白色(2%マルトエキス寒天平板培地)、白色〜明るい黄色(オートミール寒天平板培地)
(4)集落表面の組織
羊毛状〜綿毛状
(5)分生子柄
滑面、分岐して不規則な輪生となる。
(6)分生胞子
滑面、楕円形〜円筒形、連鎖する、約4μm×約2μm
(7)厚膜胞子
形成せず(25℃、9日間)
(8)核の5.8SリボソームRNAをコードするDNAの塩基配列及び核の28SリボゾームRNAをコードするDNAの塩基配列
核の5.8SリボゾームRNAをコードするDNAの塩基配列を配列番号1に、核の28SリボゾームRNAをコードするDNAの塩基配列を配列番号2に示す。
上記の菌学的性質から、「昆虫病原菌の検索」青木襄児著1989年(全国農村協会)に基づく検索の結果、並びに、核の5.8SリボソームRNAをコードするDNAの塩基配列及び核の28SリボゾームRNAをコードするDNAの塩基配列の相同性検索(使用したデータベース:GENEBANK、使用したプログラム:BLAST(Basic Local Alignment Search Tool)(National Center for Biotechnology Information))の結果から、本菌株は、ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)種と同定された。
本発明者らは、本菌株をペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株と命名し、平成13年8月29日に独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター長に寄託し(受託番号:FERM P−18487)、平成14年1月23日に国際寄託に移管請求した(受託番号:FERM BP−7861)。
次に、本発明防除剤について説明する。
本発明防除剤は、ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株(以下、本菌株と記す。)の菌体を有効成分として含有することを特徴とする。本発明防除剤には、本菌株の生菌体が用いられ、本菌株の生菌体としては、例えば分生胞子、短菌糸(blastospore)及び菌糸があげられる。本発明防除剤には、分生胞子、短菌糸(blastospore)、菌糸等を単独または混合して用いることができる。
本発明防除剤に用いられる本菌株の菌体は、液体培地または固体培地を用いて培養することにより多量に調製することができる。
本菌株の培養に用いられる培地(液体培地、固体培地)は本菌株が増殖するものであれば特に限定されるものではなく、微生物培養に通常使用される炭素源、窒素源、有機塩及び無機塩等を適宜含む培地が用いられる。
液体培地は、通常水に炭素源、窒素源、有機塩及び無機塩等を適宜混合することにより調製できる。
液体培地に含まれる炭素源としては、例えばグルコース、デキストリン、シュークロース等の糖類、グリセロール等の糖アルコール類、フマル酸、クエン酸、ピルビン酸等の有機酸、動植物油及び糖蜜が挙げられる。培地に含まれる炭素源の量は、通常0.1〜20%(w/v)である。
液体培地に含まれる窒素源としては、例えば肉エキス、ペプトン、酵母エキス、麦芽エキス、大豆粉、コーン・スティープ・リカー(Corn Steep Liquor)、綿実粉、乾燥酵母、カザミノ酸等の天然有機窒素源、硝酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、リン酸アンモニウム等の無機酸のアンモニウム塩や硝酸塩、フマル酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム等の有機酸のアンモニウム塩、尿素及びアミノ酸類が挙げられる。培地に含まれる窒素源の量は、通常0.1〜30%(w/v)である。
液体培地に含まれる有機塩や無機塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、コバルト、亜鉛等の塩化物、硫酸塩、酢酸塩、炭酸塩、リン酸塩が挙げられ、具体的には例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、塩化コバルト、硫酸亜鉛、硫酸銅、酢酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、リン酸一水素カリウム及びリン酸ニ水素カリウムが挙げられる。培地に含まれる無機塩や有機塩の量は通常0.0001〜5%(w/v)である。
固体培地としては例えば、米類、麦類等の主穀類、トウモロコシ、栗、稗、コーリャン、蕎麦等の雑穀類の一種又は二種以上を混合したもの;オガ粉、バガス、籾殻、莢、藁、コ−ンコブ、綿実粕等を主原料とし、これに必要に応じて、米糠、トウモロコシヌカ(コーンブラン)、コーンステープリカー、酵母粉末、フスマ、アミノ酸類、大豆ミール、小麦粉、オカラ、グルコース、マルトエキス、ミネラル(リン酸一カリウム、炭酸石灰、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等)、ビタミン(チアミン等)等を配合したもの;及び粘土鉱物等の多孔質、寒天、ゼラチン等の天然高分子等の基材に前記液体培地に使用されるる炭素源、窒素源、有機塩及び無機塩等を含むものが挙げられる。
本菌株の培養に用いられる培地の具体的例としては、液体培地として、2%マルトエキス液体培地、オートミール液体培地、ポテトデキストロース液体培地、サブロー液体培地及びL−broth液体培地が挙げられ、固体培地として、米、大麦、フスマ、寒天培地(2%マルトエキス寒天培地、オートミール寒天培地、ポテトデキストロース寒天培地、サブロー寒天培地及びL−broth寒天培地等)等が挙げられる。
本菌株の培養は、微生物の培養に通常使用される方法に準じて行うことができる。
即ち、液体培地を用いて培養する方法としては、例えば試験管振盪式培養、往復式振盪培養、ジャーファーメンター培養及びタンク培養が挙げられ、固体培地を用いて培養する方法としては、例えば静置培養が挙げられ、必要に応じ培地の切り返しを加えてもよい。
培養温度は、微生物が生育可能な範囲で適宜変更することができるが、通常15〜35℃の範囲であり、培地のpHは通常約5〜約7の範囲である。培養時間は培養条件により異なるが、通常約1日間〜約2ヶ月間の範囲である。
本菌株は、上記のように培養することによって培地を含む培養物として得られる。さらに、液体培養の場合には、例えば、前記培養物を遠心分離することによって濃縮された菌体を調製することができる。また固体培養の場合には、例えば、前記培養物に蒸留水等を加えて培地表面から菌体を掻きとったもの、培養物を乾燥させ粉砕した粉砕物、さらに該粉砕物から篩等を用いて分画することによって得られた粉末として菌体を調製することができる。
本発明防除剤は本菌株の菌体をそのまま用いることもできるが通常は、さらに固体担体、液体担体等、必要により界面活性剤や保水剤等の製剤用補助剤を含有し、粉剤、粒剤、水和剤等の固形製剤、乳剤、フロアブル剤、油剤等の液体製剤に製剤化されたものである。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば、粘土類(セライト、カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物、ピートモス、パルプ、寒天、フスマ等の有機物が挙げられる。液体担体としては、例えば、水、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、灯油、軽油等)、農園芸油(マシン油等)、植物油(大豆油、綿実油等)、エステル油が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類、アルキルアリールエーテル類のポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルアリールエーテル類のポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、及び糖アルコール誘導体があげられる。
保水剤としては、例えば粘性多糖類(カラギーナン、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースナトリウム等)、粘性合成水溶性ポリマー(ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン等)、粘性動物系高分子(コンドロイチン硫酸ナトリウム、カゼイン、ゼラチン等)、多価アルコール類(グリセリン、エチレングリコール等)が挙げられる。
これらの製剤には、製剤1gあたり本菌株の菌体を通常103〜1015CFU(CFU:コロニー形成単位)含有する。
本発明防除剤が効力を有するカイガラムシ類としては例えば下記のものが挙げられる。
オオワラジカイガラムシ(Drosicha corpulenta)、ハワードワラジカイガラムシ(Drosicha howardi)、イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、キイロワタフキカイガラムシ(Icerya seychellarum)等のワタフキカイガラムシ科(Margarodidae)、ヤブコウジハマカイガラムシ(Nipponorthezia ardisiae)、カナヤハマカイガラムシ(Newsteadia kanayana)等のハカマカイガラムシ科(Ortheziidae)、ナスコナカイガラムシ(Phenacoccus solani)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ミカンヒメコナカイガラムシ(Pseudococcus citriculus)、メキシココナカイガラムシ(Phenacoccus gossypii)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、オオワタコナカイガラムシ(Phenacoccus pergandei)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、マツモトコナカイガラムシ(Crisicoccus seruratis)等のコナカイガラムシ科(Pseudococcidae)、タケフクロカイガラムシ(Eriococcus onukii)、サルスベリフクロカイガラムシ(Eriococcus lagerstroemiae)、ケヤキフクロカイガラムシ(Eriococcus abeliceae)等のフクロカイガラムシ科(Eriococcidae) 、コチニールカイガラムシ(Dactylopius coccus)等のコチニールカイガラムシ科(Dactylopiidae)、ナラタマカイガラムシ(Kermococcus nakagawae)、ムツレタマカイガラムシ(Kermococcus mutsurensis)サクラアカカイガラムシ(Kuwanina parva)等のタマカイガラムシ科(Kermestidae)、タケカタカイガラモドキ(Aclerda tokionis)、ビワコカタカイガラモドキ(Nipponaclerda biwakoensis)等のカタカイガラモドキ科(Aclerididae)、ナラフサカイガラムシ(Asterolecanium japonicum)、シイフサカイガラムシ(Asterolecanium pasaniae)ハンエンフサカイガラムシ(Asterolecanium hemisphaericum)等のフサカイガラムシ科(Asterolecaniidae)、フジツボカイガラムシ(Asterococcus muratae)等のフジツボカイガラムシ科(Cerococcidae)、カシニセタマカイガラムシ(Lecanodiaspis quercus)等のニセタマカイガラムシ科(Lecanodiaspididae)、ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、カメノコロウムシ(Ceroplastes japonicus)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、イボタロウムシ(Ericerus pela)、モミジワタカイガラムシ(Lecanium horii)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria aurantii)、ツバキワタカイガラムシ(Pulvinaria floccifera)、クワワタカイガラムシ(Pulvinaria kuwacola)、ヒモワタカイガラムシ(Takahashia japonica)等のカタカイガラムシ科(Coccidae)、ラックカイガラムシ(Laccifer Lacca)等のラックカイガラムシ科(Kerriidae)、カブラカイガラムシ(Beesonia napiformis)等のカブラカイガラムシ科(Beesoniidae)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、カツラマルカイガラムシ(Diaspidiotus macroporanus)、スギマルカイガラムシ(Aspidiotus cryptomeriae)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus pemiciosus)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)等のマルカイガラムシ科(Diaspididae)、Phenacoleachiidae科、Stoctpcppccidae科、Phoenicococcidae科、Conchaspididae科、Halimococcidae科。
本発明のカイガラムシ類防除方法は、通常、本発明防除剤を、カイガラムシ類の生息場所、カイガラムシ類から保護すべき植物等に処理することにより行われる。
本発明防除剤をカイガラムシ類に処理する際、その処理量は通常1000m2あたり105〜1019CFU、好ましくは107〜1017CFUである。乳剤、水和剤、フロアブル剤等は通常、本菌体の濃度が103〜1012CFU/mlとなるように水で希釈して処理し、粒剤等は通常、そのまま処理する。
これらの製剤や製剤の水希釈液は、例えばカイガラムシ類から保護すべき作物等の植物に対して茎葉処理することにより使用することができ、作物の苗を植える前の苗床や植付後の株元に処理することにより使用することもできる。
以下、本発明を試験例等により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1 (糸状菌菌体の調製)
500ml容フラスコに入れた100mlのポテトデキストロース培地(Difco Laboratories製)に予めポテトデキストロース寒天培地(Difco Laboratories製)で培養されたペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1菌株の菌体を接種し、25℃で3日間振とう培養することにより、培養液を得た。滅菌水100mlが添加された滅菌済み圧ぺん大麦100gに、前記培養液20mlを接種し、25℃、湿度90%の条件下で、光(100〜500ルクス)を照射しながら14日間培養した。培養後、菌体(分生子を多く含む)が形成された圧ぺん大麦を乾燥させ、乾燥後の圧ぺん大麦及び直径20mmのアルミナボール5個を日本工業規格標準ふるい(JIS Z 8801:60メッシュのふるいを使用)に入れ、これを日本工業規格標準ふるい(JIS Z 8801:100、200メッシュのふるいを使用)と重ねて、自動ふるい振とう機(FRITSCH社)で10分間振とうすることにより、200メッシュ以下の画分に前記菌株の菌体粉末2.0gを得た。
実施例2 (本発明防除剤の調製)
ガラス瓶に、サラコス5408(テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、日清オイリオグループ株式会社製)93.0重量%及びペグノール24−O(ジオレイン酸ポリエチレングリコール、東邦化学工業株式会社製)5.0重量%を入れ、これをよく混和した後、実施例1で得られた菌体粉末2.0重量%を加えて混合することにより、本発明防除剤を得た。
実施例3 (本発明防除剤のカイガラムシ防除活性試験)
茶切枝(鹿沼土挿し木)に孵化4日後のクワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)幼虫を接種する。本発明防除剤を水で100倍希釈して、園芸用霧吹きを用いて茶切枝が十分に濡れるように散布する。室内で風乾した後、バット上で園芸用保水剤(クリザール)を添加した水に浸した状態で、恒温室内(温度:25℃、湿度:100%RH、照明:14時間明、10時間暗)に保管する。散布10日後に、実体顕微鏡下で生存数及び死亡数を調査する。
その結果、本発明防除剤がクワシロカイガラムシに対して優れた防除効果を有することが確認できる。

Claims (2)

  1. ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株の(受託番号:FERM BP−7861)菌体を有効成分として含有することを特徴とするカイガラムシ類防除剤。
  2. ペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株(受託番号:FERM BP−7861)の菌体の有効量を、カイガラムシ類の生息場所又はカイガラムシ類から保護すべき植物に処理することを特徴とするカイガラムシ類の防除方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012250962A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 National Institute For Agro-Environmental Science マツモトコナカイガラムシの性誘引物質、及び性誘引剤
JP2018051431A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 株式会社大林組 汚染土壌の浄化方法

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