JP2011174422A - ポンプの内部部材抜き出し/組み込み装置及び方法 - Google Patents

ポンプの内部部材抜き出し/組み込み装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内部部材とケーシングの内面との接触を防止して、該接触による損傷の発生を防止することができる内部部材をケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し装置及び方法を提供する。
【解決手段】ポンプの内部部材抜き出し装置において、前記内部部材の抜き出し方向に伸びるレール及び前記内部部材を支持し前記レール上を走行可能な抜き出し前方側ローラと、前記内部部材の抜き出し方向と反対側の前記中心軸の軸端に連結される軸スリーブ及び前記軸スリーブを支持する抜き出し後方側ローラを備えるとともに、前記抜き出し前方側ローラの前記内部部材の支持位置の高さを調整する抜き出し前方側ローラ高さ調整手段と、前記抜き出し後方側ローラの高さを調整する抜き出し後方側ローラ高さ調整手段を備え、前記抜き出し前方側ローラを前記抜き出し方向に前記レール上を走行させる移動手段を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、二重ケーシング等、筒状のケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材を有するポンプの、前記内部部材を前記ケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し装置及び方法に関するものである。
二重ケーシング等、筒状のケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材を有するポンプでは、前記内部部材の点検や補修等の際に内部部材を前記ケーシング外に出す必要がある。
従来、二重ケーシング型のポンプでは、内部部材即ちインターナルを外部ケーシングから抜き出す際に、インターナルを外部ケーシング内面を滑らせながら引出す分解工具を使用してインターナルを外部ケーシング外に抜き出していた。
そのため、インターナル表面や外部ケーシングの内面に損傷が発生するので、インターナル抜き出し後に前記損傷の補修等の手入れが必要であった。特に、二重ケーシング型ポンプが原子力一次系ポンプである場合には、前記手入れが放射線管理区域内での作業となるため、前記手入れに必要なツール及び前記手入れを実施する作業員の被爆量の増加を防ぐことができなかった。なお、前記損傷の手入れを実施しない場合は、再度インターナルを外部ケーシング内に組み込む際に接触面が凸凹となるため、組み立てが困難になる。
そこで、特許文献1では、前記損傷の発生を低減することを目的とし、筒状のケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材を有するポンプの、前記内部部材を前記ケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出しに関する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術について図6を用いて説明する。
図6は、従来技術における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し中の状態を示す説明図である。
二重ケーシング型ポンプ102について、インターナル106を外部ケーシング104から抜き出すにあたっては、図6に示されるように、主軸108の抜き出し後方側の軸端に支持用の軸スリーブ116a、b、c…を必要数連結し、主軸108寄りの軸スリーブをローラ118で支持する。なお、各軸スリーブ116a、b、c…は同一外径に形成されている。またローラ118は、各軸スリーブ116a、b、c…を下方から挟むように一対設けられており、ローラ受台120は固定台121を介して吸い込みカバー113に固定されている。
次いで調整ボルト119を操作して、軸スリーブ116a、b、c…の軸心を主軸108の軸心及び外部ケーシング104の軸心に一致させる。
そして、インターナル106の端部に、モノレール180のフック180aに吊り下げられたロープ180cを架け、ローラ118を案内として、インターナル106及び軸スリーブ116a、b、c…が取付けられた主軸108を、モノレール180により図6の左方に移動させる。インターナル106が、図6に示されるように、外部ケーシング104の端部近くまで抜き出され、先端の軸スリーブ116cがローラ118から外れる可能性があるときには、同一外径の軸スリーブ116d、e…をインターナル106が完全に抜き出される長さまで継ぎ足す。
すなわち、図6を用いて説明した従来技術では、主軸108に連結した軸スリーブ116a、b、c…をローラ118で支え、調整ボルト119によりローラ118の高さを調整するとともに、モノレール180にて吊り下げられ、インターナル106に架けられたロープ180cの長さを調整することにより、主軸108及びインターナル106の軸心を外部ケーシング104の軸心と一致させて、インターナル106を主軸108とともに外部ケーシングから抜き出すことができる。
特許第3752038号公報
しかしながら、図6を用いて説明した特許文献1に開示された技術では、インターナルをローラ及びモノレールにて吊り下げられたロープで支持しているものの、インターナルの抜き出し速度、インターナルの重量等によりロープによる支持部分が安定せず、その結果主軸及びインターナルの軸心が外部ケーシングの軸心とずれてインターナルが傾き、インターナルが外部ケーシングの内面に接触し、外部ケーシングの内面に損傷が発生する可能性がある。前記損傷の発生により、インターナルの抜き出し後、組み立て前に前記損傷を補修等の手入れを実施する必要が生じ、工数の増加に繋がっていた。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、筒状のケーシングと、該ケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材とを有するポンプについて、前記内部部材とケーシングの内面との接触を防止して、該接触による損傷の発生を防止することができる内部部材をケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための装置の発明として、筒状のケーシングと、該ケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材とを有するポンプの、前記内部部材を前記ケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し装置において、前記内部部材の抜き出し方向に伸びるレール及び前記内部部材を支持し前記レール上を走行可能な抜き出し前方側ローラと、前記内部部材の抜き出し方向と反対側の前記中心軸の軸端に連結される軸スリーブ及び前記軸スリーブを支持する抜き出し後方側ローラを備えるとともに、前記抜き出し前方側ローラの前記内部部材の支持位置の高さを調整する抜き出し前方側ローラ高さ調整手段と、前記抜き出し後方側ローラの高さを調整する抜き出し後方側ローラ高さ調整手段を備え、前記抜き出し前方側ローラを前記抜き出し方向に前記レール上を走行させる移動手段を設けたことを特徴とする。
これにより、前記内部部材の抜き出し時に、前記内部部材を前記抜き出し前方側ローラ及び抜き出し後方側ローラで支持するため、支持位置が安定してぶれることがない。
また、前記抜き出し前方側ローラ高さ調整手段と、前記抜き出し後方側ローラ高さ調整手段を設けることによって、前記ローラ即ち内部部材の支持位置の高さを内部部材の抜き出し前方及び後方の双方で調整することができ、内部部材の軸心とケーシングの軸心とを容易に一致させることができる。
従って、抜き出し前方側ローラ高さ調整手段及び抜き出し後方側ローラ高さ調整手段によって内部部材の軸心とケーシングの軸心とを一致させ、前記移動手段によって抜き出し前方側ローラを前記抜き出し方向に前記レール上を走行させることで、内部部材の軸心とケーシングの軸心とが安定してぶれずに一致したまま内部部材をケーシングから抜き出すことができる。
これにより、内部部材の抜き出し時に、内部部材とケーシングとの軸心のずれに起因する内部部材とケーシングの接触及び該接触に起因する損傷を防止することができる。
また、前記移動手段は、前記レール上に立設され、貫通孔を有するブラケット部材と、一端が前記内部部材に取り付けられ、他端が前記内部部材の抜き出し方向に伸びて前記貫通孔を貫通し、外周が螺刻されたガイドボルトと、前記ブラケット部材の前記内部部材引き出し側で前記ガイドボルトと螺接するナットと、からなるとよい。
これにより、前記ナットの位置は前記ブラケット部材の内部部材引き出し側で固定されるため、ナットを締め上げることで前記ガイドプレートがナットに螺挿され、該ガイドプレートの螺挿による移動に連れて抜き出し前方側ローラがレール上を走行するとともに内部部材がケーシングから抜き出される。即ち、ナットを締め上げるだけで内部部材の抜き出しが可能であり、抜き出しに係る作業が簡単なものとなる。
また、前記ブラケット部材は、前記レールと着脱自在に構成されており、前記内部部材の抜き出し状態に応じた位置で、前記レール上に取り付けられるとよい。
これにより、ブラケット部材が内部部材の障害となることを防止することができる。
また、課題を解決するための方法の発明として、筒状のケーシングと、該ケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材とを有するポンプの、前記内部部材を前記ケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し方法において、前記内部部材の抜き出し方向にレールを設置し、前記内部部材を支持して前記レール上を走行可能な抜き出し前方側ローラを取り付けるとともに、前記内部部材の抜き出し方向と反対側の前記中心軸の軸端に軸スリーブを連結し、前記軸スリーブを下方から支持する抜き出し後方側ローラを取り付け、前記抜き出し前方側ローラの前記内部部材の支持位置の高さ、及び前記抜き出し後方側ローラの高さを調整して、前記内部部材の軸心と前記ケーシングの軸心とを一致させ、前記抜き出し前方側ローラを前記抜き出し方向に前記レール上を走行させて前記内部部材を前記ケーシングから抜き出すことを特徴とする。
また、前記レール上に貫通孔を有するブラケット部材を取り付けるとともに、前記内部部材に、外周が螺刻され、前記内部部材の抜き出し方向に伸びて前記貫通孔を貫通するガイドボルトを設け、前記ブラケット部材の前記内部部材引き出し側で前記ガイドボルトにナットを螺接し、前記ナットを締め上げることで、前記ガイドボルトを螺挿させて前記内部部材を前記ケーシングから抜き出すとよい。
また、前記ブラケット部材を、前記内部部材の抜き出しに従い、前記レール上の取り付け位置を変更するとよい。
本発明によれば、筒状のケーシングと、該ケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材とを有するポンプについて、前記内部部材とケーシングの内面との接触を防止して、該接触による損傷の発生を防止することができる内部部材をケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し装置及び方法を提供することができる。
本実施形態における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し前の状態を示す説明図である。 本実施形態における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し中の状態を示す説明図である。 本実施形態における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し中の状態を示す斜視図である。 本実施形態における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し後の状態を示す説明図である。 本実施形態における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し後の状態を示す斜視図である。 従来技術における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し中の状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
以下、図1〜図5を参照して本発明の実施形態について説明する。図1、図2及び図4は、それぞれ本実施形態における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出し前、抜き出し中、抜き出し後の状態を示す説明図であって、図1、図2、図4の順に作業が進行している様子を示している。また、図3及び図5は、図2及び図4の状態における斜視図である。
まず、図1〜図5を用いて、本実施形態における二重ケーシングポンプのインターナル抜き出しに係る構成について説明する。
図1〜図5において、2は二重ケーシングポンプであり、4は外部ケーシング、6は外部ケーシング4の内周に組み付けられるインターナル、8はインターナル6の中心に挿通される主軸である。
主軸8には、インターナル6の抜き出し方向(図1、2、4における左側)と反対側の軸端に、インターナル6に取り付けられるスペーサ取付台10を介して複数の軸スリーブ16a、16b、16c、16d、16eが連結されている。軸スリーブ16a、16b、16c、16d、16eの軸心は、主軸8の軸心と一致している。
18は、ローラであり、各軸スリーブ16a、16b、16c、16d、16eを下方から挟むように一対設けられ、各軸スリーブ16a、16b、16c、16d、16eを下方から支えるように設けられている。21はローラ受部であってローラ18を回転自在に支持しており、ローラ受台20を介して外部ケーシング4に固定されている。ローラ受台20には調整ボルト19がねじ込まれており、調整ボルト19によってローラ受部21がローラ受台20に沿って上下に移動自在に構成されている。
また、外部ケーシング4には、インターナル6の抜き出し方向(図1、2、4における左側)に伸びる引き出しレール22が取り付けられている。引き出しレール22は、外部ケーシング4に取り付けられるとともに、ジャッキ24で高さ調整可能に支持されている。
引き出しレール22には、複数(本実施形態においては5つ)のガイドプレート取付孔23a、23b、23c、23d、23eが設けられており、そのうち1のガイドプレート取付孔にガイドプレート32が立設され、ガイドプレート32はボルト33により固定されている。
ガイドプレート32は、内部ケーシング抜き出し方向に貫通する貫通孔を有しており、該貫通孔は後述するガイドボルト30の径よりも大きく、後述するナット34の外径よりも小さい。
また、インターナル6には、抜き出し方向にリング状の内部ケーシング支え台26が取り付けられている。内部ケーシング支え台26には、内部ケーシング支え台26を介してインターナル6を支持するとともに引き出しレール22に沿って走行可能なローラ28が設けられているとともに、引出しレール22に沿ってインターナル6の抜き出し方向に伸びるガイドボルト30が取り付けられている。ガイドボルト30はその外周が螺刻されており、前記ガイドプレート32の貫通孔を貫通している。
また、ガイドプレート32の、インターナル6抜き出し方向側で、ガイドボルト30と螺接するナット34が取り付けられている。
次に、上記の構成において、二重ケーシングポンプ2のインターナル6の抜き出しの手順について説明する。
まず、増速機、軸受箱、メカシール、ケーシングカバー、吸込カバー(何れも不図示)等の二重ケーシングポンプ2の付帯機器類を取り外す。なお、図1〜図5においては、前記付帯機器類を取り外した後の状態を示している。
次いで、スペーサ取付台10に、軸スリーブ16a、16bを取り付けるとともに、スペーサ取付用金具12を取り付ける。そして、スペーサ取付用金具12をロープ14等で吊り上げて、軸スリーブ16a、16bに主軸8を通し、スペーサ取付台10をインターナル6の抜き出し抜き出し方向(図1〜5における左側)の反対側からにインターナルに取り付ける。
次いで、外部ケーシング4に固定されたローラ受台20に、ローラ受部21を介してローラ18を取り付け、ローラ18によって軸スリーブ16aを支持する。次いで、軸スリーブ16c、16d、16eを取り付ける。なお軸スリーブはインターナルの抜き出し状況に応じて継ぎ足すことができる。
次いで、外部ケーシング4に、インターナル6の抜き出し方向に伸びる引き出しレール22を取り付ける。引出しレール22はジャッキ24で高さ調整をして支持する。
次に、インターナル6の抜き出し方向に、リング状の内部ケーシング支え台26を取り付ける。この際、内部ケーシング支え台26に予めローラ28を装備してから、内部ケーシング支え台26をインターナル6に取り付ける。なお、内部ケーシング支え台26は、ローラ28が引出しレール22上に位置するように、インターナル6に取り付ける。
次に、引き出しレール22に複数設けられたガイドプレート取付孔のうちの1つ(図1においては23b)に、ガイドプレート32を取り付け、ボルト33で固定する。次いで、ガイドボルト30を、一端がガイドプレート32の貫通孔を貫通するように、他端を内部ケーシング支え台26に固定する。そして、ナット34をガイドボルト30に螺接する。
以上の手順まで終了した状態を図1に示している。
次いで、調整ボルト29を調整してローラ28の内部ケーシング支え台との取付位置の高さを調整するとともに、調整ボルト19を調整してローラ18の高さを調整し、インターナル6の軸心と外部ケーシング4の軸心を一致させてインターナル6と外部ケーシング4との間に一定以上の隙間を持たせる。このとき、インターナル6と外部ケーシング4との隙間を計測する隙間ゲージを設け、該隙間ゲージを確認しながら、前記隙間が一定以上となるように調整ボルト29及び調整ボルト19を調整すると、容易に調整を行うことができる。前記一定以上の隙間とは、後述するインターナル6の抜き出しの際に振動等によりインターナル6と外部ケーシング4が接触しない隙間であればよい。
次に、ナット34を締め上げる。これにより、ガイドボルト30がナット34に螺挿され、それに連れてインターナル6が抜き出される。
図2及び図3に示したように、インロー部が抜き出されるまでナット34を締め付けた後、インターナル6と外部ケーシング4との間に一定以上の隙間を有するように、再度調整ボルト29及び調整ボルト19を調整する。
次に、さらにナット34を締め上げ、図4及び図5に示したように、吊り上げ用ボルト38、40が取り付け可能な位置まで内部ケーシングを引き出す。この際、内部ケーシング支え台26とガイドプレート32が近づいたときには、一旦ナット34の締め上げを止めて、内部ケーシング支え台26とガイドプレート32が接触しないようにガイドプレート32の引き出しレール22への取り付け位置を変更する。本実施形態では、図2、図3の状態から図4、図5の状態にかけて、ガイドプレート32をガイドプレート取付孔23bから23eに付け替えている。
次いで、吊り上げボルト38、40をインターナル6に取り付け、該吊り上げボルト38、40をワイヤ42等で吊り上げる。
以上の実施形態によれば、主軸8に連結した軸スリーブ16a、16b、16c…をローラ18で支持し、調整ボルト19によりローラ18の高さを調整するとともに、インターナル6に取り付けた内部ケーシング支え台をローラ29で支持し、調整ボルト29によりローラ28による支持位置の高さを調整することにより、インターナル6の軸心と外部ケーシング4の軸心と一致させてインターナル6と外部ケーシング4との間に一定以上の隙間を持たせ、インターナル6を主軸8とともに外部ケーシング4から抜き出すことができる。
これにより、インターナル6の外部ケーシング4からの抜き出し時に、インターナル6と外部ケーシング4の内周との軸心のずれや、インターナル6の傾きの発生を回避し、インターナル6と外部ケーシング4の内周との接触を防止することができる。従って、インターナル6と外部ケーシングの内周との接触に起因するインターナル6や外部ケーシング4の損傷の発生を防止することができる。
また、上述のように、引き出しレール22、ガイドプレート32、ナット34を使用することで、ナットを締め上げるだけでインターナル6の抜き出しが可能であり、抜き出しに係る作業が簡単なものとなる。
なお、インターナル6を外部ケーシング4の内周に組み込む際には、上述の抜き出し時と逆の手順で行えばよい。
筒状のケーシングと、該ケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材とを有するポンプについて、前記内部部材とケーシングの内面との接触を防止して、該接触による損傷の発生を防止することができる内部部材をケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し装置及び方法として利用することができる。
2 ポンプ
4 外部ケーシング
6 インターナル(内部部材)
8 主軸(中心軸)
10 スペーサ取付台
16a、16b、16c、16d、16e 軸スリーブ
18 ローラ(抜き出し後方側ローラ)
19 調整ボルト(抜き出し後方側ローラ高さ調整手段)
22 引き出しレール
23a、23b、23c、23d、23e ガイドプレート取付孔
26 内部ケーシング支え台
28 ローラ(抜き出し前方側ローラ)
30 ガイドボルト
32 ガイドプレート(ブラケット部材)
34 ナット

Claims (6)

  1. 筒状のケーシングと、該ケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材とを有するポンプの、前記内部部材を前記ケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し装置において、
    前記内部部材の抜き出し方向に伸びるレール及び前記内部部材を支持し前記レール上を走行可能な抜き出し前方側ローラと、
    前記内部部材の抜き出し方向と反対側の前記中心軸の軸端に連結される軸スリーブ及び前記軸スリーブを支持する抜き出し後方側ローラを備えるとともに、
    前記抜き出し前方側ローラの前記内部部材の支持位置の高さを調整する抜き出し前方側ローラ高さ調整手段と、前記抜き出し後方側ローラの高さを調整する抜き出し後方側ローラ高さ調整手段を備え、
    前記抜き出し前方側ローラを前記抜き出し方向に前記レール上を走行させる移動手段を設けたことを特徴とするポンプの内部部材抜き出し装置。
  2. 前記移動手段は、
    前記レール上に立設され、貫通孔を有するブラケット部材と、
    一端が前記内部部材に取り付けられ、他端が前記内部部材の抜き出し方向に伸びて前記貫通孔を貫通し、外周が螺刻されたガイドボルトと、
    前記ブラケット部材の前記内部部材引き出し側で前記ガイドボルトと螺接するナットと、からなることを特徴とする請求項1記載のポンプの内部部材抜き出し装置。
  3. 前記ブラケット部材は、前記レールと着脱自在に構成されており、
    前記内部部材の抜き出し状態に応じた位置で、前記レール上に取り付けられることを特徴とする請求項2記載のポンプの内部部材抜き出し装置。
  4. 筒状のケーシングと、該ケーシングの内周に嵌合され、中心軸を具備する内部部材とを有するポンプの、前記内部部材を前記ケーシングから水平方向に抜き出すポンプの内部部材抜き出し方法において、
    前記内部部材の抜き出し方向にレールを設置し、前記内部部材を支持して前記レール上を走行可能な抜き出し前方側ローラを取り付けるとともに、
    前記内部部材の抜き出し方向と反対側の前記中心軸の軸端に軸スリーブを連結し、前記軸スリーブを下方から支持する抜き出し後方側ローラを取り付け、
    前記抜き出し前方側ローラの前記内部部材の支持位置の高さ、及び前記抜き出し後方側ローラの高さを調整して、前記内部部材の軸心と前記ケーシングの軸心とを一致させ、
    前記抜き出し前方側ローラを前記抜き出し方向に前記レール上を走行させて前記内部部材を前記ケーシングから抜き出すことを特徴とするポンプの内部部材抜き出し方法。
  5. 前記レール上に貫通孔を有するブラケット部材を取り付けるとともに、
    前記内部部材に、外周が螺刻され、前記内部部材の抜き出し方向に伸びて前記貫通孔を貫通するガイドボルトを設け、
    前記ブラケット部材の前記内部部材引き出し側で前記ガイドボルトにナットを螺接し、
    前記ナットを締め上げることで、前記ガイドボルトを螺挿させて前記内部部材を前記ケーシングから抜き出すことを特徴とする請求項4記載のポンプの内部部材抜き出し方法。
  6. 前記ブラケット部材を、前記内部部材の抜き出しに従い、前記レール上の取り付け位置を変更することを特徴とする請求項5記載のポンプの内部部材抜き出し方法。
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