JP2011169359A - ショックアブソーバおよびショックアブソーバユニット - Google Patents

ショックアブソーバおよびショックアブソーバユニット Download PDF

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Abstract

【課題】ショックアブソーバユニットの設置スペースを小さくして作動機器の設置作業を簡素化でき、かつショックアブソーバユニットの調整作業を容易に行い得るようにする。
【解決手段】底部室48aに筒状ケース41内の体積増加を吸収する第1アキュムレータ57を設け、筒状ケース41の内周壁49と第1ピストン50の外周壁50aとの間にシリコーンオイルOが流通する第1主流路54を設け、筒状ケース41の内周壁49に第1ピストン50の開口部室48b側への移動に伴い第1主流路54の開口面積を徐々に小さくする第2内周壁49bを設けた。よって、第1ピストン50が開口部室48b側に行くに従い第1主流路54を流通するシリコーンオイルOの流動抵抗が増加し、引き側で抵抗力が発生する。
【選択図】図2

Description

本発明は、作動機器の可動部を停止する際に、可動部に加わる衝撃力を緩和するショックアブソーバおよびショックアブソーバユニットに関する。
従来、電子部品や精密機械部品(ワーク)を次の工程に移動させるために、圧縮空気を給排することで往復動する往復動テーブル(可動部)を備えた空圧作動機器(作動機器)を用いることがある。空圧作動機器としては、例えば、圧縮空気が給排されるエアシリンダを備えており、エアシリンダの内部にはピストンが移動自在に設けられている。ピストンにはロッドの一端側が固定され、ロッドの他端側は往復動テーブルに固定されている。これによりエアシリンダの内部に圧縮空気を給排することでピストンが往復動し、ロッドを介して往復動テーブルを往復動させて電子部品や精密機械部品を移動させることができる。
電子部品や精密機械部品は、空圧作動機器による移動時等において、加えられる衝撃力をできる限り抑えることが望ましい。そこで、電子部品や精密機械部品への衝撃力を緩和すべく、往復動テーブルの往復動端の位置にショックアブソーバ(緩衝器)を設けることが行われている。これにより往復動テーブルの往復動端の位置でショックアブソーバが作動し、ひいては電子部品や精密機械部品に加わる衝撃力を緩和することができる。
このような空圧作動機器に用いるショックアブソーバとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載されたショックアブソーバは、底部および開口部を有するシリンダと、シリンダ内を軸方向に移動するピストンと、一端がピストンに接続され他端がシリンダの外部に延出されるピストンロッドと、シリンダ内に封入される液体とを備えている。シリンダの内周壁には、シリンダの底部側に向かうにつれて徐々に縮径するテーパ部が設けられ、これによりピストンがシリンダの底部側に行くにつれてピストンとシリンダとの間に形成される流路面積が小さくなる。つまり、ピストンがシリンダの底部側に行くにつれてピストンとシリンダとの間を流通する液体の流動抵抗が増加して、これにより往復動テーブルの往復動端で電子部品等に加わる衝撃力を緩和することができる。このように、特許文献1に記載されたショックアブソーバは、押し側、つまりピストンロッドをシリンダ内へ押し込むときに抵抗力(減衰力)を発生するショックアブソーバとなっている。
また、ショックアブソーバとしては、特許文献1のように押し側で抵抗力を発生するものの他に、例えば特許文献2に記載されるように押し側および引き側の双方で抵抗力を発生するものもある。特許文献2に記載されたショックアブソーバは、自動二輪車のステアリング部とフレーム部との間等に設けられるステアリングダンパであり、ピストンの内筒に対するストローク位置に関係無く、ストロークの略全域で抵抗力を発生し得る構造を採っている。つまり、特許文献2に記載のショックアブソーバの技術を空圧作動機器に適用した場合には、空圧作動機器の往復動テーブルの素早い動作に支障を来すことになる。
実開昭61−016440号公報(第3図) 特開2005−009568号公報(図1)
図7(a),(b)は従来技術に係るショックアブソーバを空圧作動機器に用いた例を示す図である。
図7に示すように、空圧作動機器1はエアシリンダ2を備え、エアシリンダ2に圧縮空気を給排することで、可動部3を図中左右方向に往復動させることができる。可動部3には往復動テーブル(図示せず)が固定され、往復動テーブルには電子部品等が載置されるようになっている。可動部3には受止板4が一体に設けられ、受止板4の板厚方向両側(図中左右側)には、一対のショックアブソーバユニット5a,5bを形成する各ショックアブソーバ6a,6bのキャップ部7a,7bが当接するようになっている。
受止板4の板厚方向両側には、各ショックアブソーバユニット5a,5bが各キャップ部7a,7bを向き合わせるようにして対向配置されている。ショックアブソーバ6aは、図7(a)に示すように可動部3が図中左側へ移動した際に受止板4により押し縮められ、ショックアブソーバ6bは、図7(b)に示すように可動部3が図中右側へ移動した際に受止板4により押し縮められる。
各ショックアブソーバ6a,6bは、いずれも押し側のショックアブソーバであるため、受止板4を挟むように互いに離した位置に各ショックアブソーバユニット5a,5bを配置する必要がある。したがって、受止板4が長尺で大型化するばかりか、各ショックアブソーバユニット5a,5bを設置するのに大きなスペースが必要となる。また、各ショックアブソーバユニット5a,5bをそれぞれ個別に台座等に固定する必要があり、空圧作動機器の設置に時間を要する。また、各ショックアブソーバユニット5a,5bの調整作業、つまり受止板4と各ショックアブソーバ6a,6bとの相対位置関係の調整が面倒である。
本発明の目的は、ショックアブソーバユニットの設置スペースを小さくして作動機器の設置作業を簡素化でき、かつショックアブソーバユニットの調整作業を容易に行い得るショックアブソーバおよびショックアブソーバユニットを提供することにある。
本発明のショックアブソーバは、内部に液体が封入され、底部および開口部を有するシリンダと、前記シリンダの前記開口部に装着され、ロッド案内孔を有するホルダと、前記ロッド案内孔に摺動自在に支持され、一端側が前記シリンダ内に設けられ他端側が前記シリンダ外に設けられるロッドと、前記ロッドの一端側に設けられ、前記シリンダ内を底部室と開口部室とに分けるピストンと、前記ロッドの前記シリンダ内への進入に伴う前記シリンダ内の体積増加を吸収するアキュムレータと、前記シリンダの内周壁と前記ピストンの外周壁との間に設けられ、前記ピストンの前記シリンダに対する相対移動時に前記液体が流通する主流路と、前記シリンダの前記内周壁を形成し、前記ピストンの前記開口部室側への移動に伴い前記主流路の開口面積を徐々に小さくする開口面積調整壁とを備えることを特徴とする。
本発明のショックアブソーバは、前記ピストンを前記ロッドに摺動自在に設け、前記ピストンの内周と前記ロッドの外周との間に前記底部室と前記開口部室とを連通する副流路を設け、前記ロッドには、前記ピストンの前記ロッドに対する前記開口部室側への移動時に前記副流路を遮断する副流路開閉部材を設けることを特徴とする。
本発明のショックアブソーバは、前記ロッドの他端側に、作動機器の可動部に固定される被固定部を設けることを特徴とする。
本発明のショックアブソーバは、前記アキュムレータを、独立気泡を有する弾性部材により形成することを特徴とする。
本発明のショックアブソーバは、前記アキュムレータを、前記底部室を摺動するフリーピストンと、前記フリーピストンの外周と前記シリンダの内周との間に設けられるシール部材と、前記フリーピストンを前記開口部室に向けて押圧するスプリングとから形成することを特徴とする。
本発明のショックアブソーバユニットは、内部に液体が封入され、底部および開口部を有する第1シリンダと、前記第1シリンダの前記開口部に装着され、第1ロッド案内孔を有する第1ホルダと、前記第1ロッド案内孔に摺動自在に支持され、一端側が前記第1シリンダ内に設けられ他端側が前記第1シリンダ外に設けられる第1ロッドと、前記第1ロッドの一端側に設けられ、前記第1シリンダ内を底部室と開口部室とに分ける第1ピストンと、前記第1ロッドの前記第1シリンダ内への進入に伴う前記第1シリンダ内の体積増加を吸収する第1アキュムレータと、前記第1シリンダの内周壁と前記第1ピストンの外周壁との間に設けられ、前記第1ピストンの前記第1シリンダに対する相対移動時に前記液体が流通する第1主流路と、前記第1シリンダの前記内周壁を形成し、前記第1ピストンの前記開口部室側への移動に伴い前記第1主流路の開口面積を徐々に小さくする第1開口面積調整壁とを備える第1ショックアブソーバと、内部に液体が封入され、底部および開口部を有する第2シリンダと、前記第2シリンダの前記開口部に装着され、第2ロッド案内孔を有する第2ホルダと、前記第2ロッド案内孔に摺動自在に支持され、一端側が前記第2シリンダ内に設けられ他端側が前記第2シリンダ外に設けられる第2ロッドと、前記第2ロッドの一端側に設けられ、前記第2シリンダ内を底部室と開口部室とに分ける第2ピストンと、前記第2ロッドの前記第2シリンダ内への進入に伴う前記第2シリンダ内の体積増加を吸収する第2アキュムレータと、前記第2シリンダの内周壁と前記第2ピストンの外周壁との間に設けられ、前記第2ピストンの前記第2シリンダに対する相対移動時に前記液体が流通する第2主流路と、前記第2シリンダの前記内周壁を形成し、前記第2ピストンの前記底部室側への移動に伴い前記第2主流路の開口面積を徐々に小さくする第2開口面積調整壁とを備える第2ショックアブソーバと、前記第1ショックアブソーバおよび前記第2ショックアブソーバの前記第1ロッドおよび前記第2ロッドを、相互に平行になるよう支持する支持部材とを備えることを特徴とする。
本発明のショックアブソーバユニットは、前記第1ピストンを前記第1ロッドに摺動自在に設け、前記第1ピストンの内周と前記第1ロッドの外周との間に前記底部室と前記開口部室とを連通する第1副流路を設け、前記第1ロッドには、前記第1ピストンの前記第1ロッドに対する前記開口部室側への移動時に前記第1副流路を遮断する第1副流路開閉部材を設け、前記第2ピストンを前記第2ロッドに摺動自在に設け、前記第2ピストンの内周と前記第2ロッドの外周との間に前記底部室と前記開口部室とを連通する第2副流路を設け、前記第2ロッドには、前記第2ピストンの前記第2ロッドに対する前記底部室側への移動時に前記第2副流路を遮断する第2副流路開閉部材を設けることを特徴とする。
本発明のショックアブソーバユニットは、前記第1ロッドの他端側に、作動機器の可動部に固定される被固定部を設けることを特徴とする。
本発明のショックアブソーバユニットは、前記第1,第2アキュムレータのうちの少なくともいずれか一方を、独立気泡を有する弾性部材により形成することを特徴とする。
本発明のショックアブソーバユニットは、前記第1,第2アキュムレータのうちの少なくともいずれか一方を、前記底部室を摺動するフリーピストンと、前記フリーピストンの外周と前記第1,第2シリンダの内周との間に設けられるシール部材と、前記フリーピストンを前記開口部室に向けて押圧するスプリングとから形成することを特徴とする。
本発明のショックアブソーバによれば、ロッドのシリンダ内への進入に伴うシリンダ内の体積増加を吸収するアキュムレータを設け、シリンダの内周壁とピストンの外周壁との間にピストンのシリンダに対する相対移動時に液体が流通する主流路を設け、シリンダの内周壁にピストンの開口部室側への移動に伴い主流路の開口面積を徐々に小さくする開口面積調整壁を設ける。したがって、ピストンがシリンダの開口部室側に行くにつれて主流路を流通する液体の流動抵抗が増加するので、引き側で抵抗力(減衰力)を発生するショックアブソーバとすることができる。
本発明のショックアブソーバによれば、ピストンをロッドに摺動自在に設け、ピストンの内周とロッドの外周との間に底部室と開口部室とを連通する副流路を設け、ロッドには、ピストンのロッドに対する開口部室側への移動時に副流路を遮断する副流路開閉部材を設ける。したがって、引き側と押し側とで発生する抵抗力の差を大きくすることができ、例えば、引き側で充分に大きな抵抗力を発生させ押し側で殆ど抵抗力を発生させないようにすることが可能となる。
本発明のショックアブソーバによれば、ロッドの他端側に、作動機器の可動部に固定される被固定部を設けるので、ロッドと可動部とを固定状態に保持できる。したがって、ショックアブソーバを引き側のショックアブソーバとして確実に機能させることができる。
本発明のショックアブソーバによれば、アキュムレータを、独立気泡を有する弾性部材により形成するので、アキュムレータを一の部品で形成することができ、部品点数を削減して製造コストを抑えることができる。
本発明のショックアブソーバによれば、アキュムレータを、底部室を摺動するフリーピストンと、フリーピストンの外周とシリンダの内周との間に設けられるシール部材と、フリーピストンを開口部室に向けて押圧するスプリングとから形成するので、アキュムレータの耐久性を向上させてショックアブソーバの長寿命化を図ることができる。
本発明のショックアブソーバユニットによれば、第1ショックアブソーバを引き側のショックアブソーバとし、第2ショックアブソーバを押し側のショックアブソーバとし、各ショックアブソーバの各ロッドを相互に平行になるよう支持する支持部材を設ける。したがって、ショックアブソーバを支持部材により集約して、ショックアブソーバユニットを作動機器の可動部の移動方向片側にのみ設置できる。これにより、ショックアブソーバユニットの設置スペースの小型化、ショックアブソーバユニットの調整作業の容易化および作動機器の設置作業の簡素化を図ることができる。
本発明のショックアブソーバユニットによれば、第1ショックアブソーバに第1ピストンの第1ロッドに対する開口部室側への移動により第1副流路を遮断する第1副流路開閉部材を設け、第2ショックアブソーバに第2ピストンの第2ロッドに対する底部室側への移動により第2副流路を遮断する第2副流路開閉部材を設ける。これにより、各ショックアブソーバのそれぞれにおいて、引き側と押し側とで発生する抵抗力の差を大きくすることができる。
(a),(b)は、本発明に係るショックアブソーバを空圧作動機器に用いた例を示す図である。 第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ(引き込み時)の断面図である。 第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ(伸び時)の断面図である。 図1のショックアブソーバユニットに用いられる第2ショックアブソーバ(引き込み時)の断面図である。 図1のショックアブソーバユニットに用いられる第2ショックアブソーバ(伸び側)の断面図である。 (a),(b)は、第2実施の形態に係る第1ショックアブソーバ(引き込み時/伸び時)の断面図である。 (a),(b)は、従来技術に係るショックアブソーバを空圧作動機器に用いた例を示す図である。
以下、本発明の第1実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1(a),(b)は本発明に係るショックアブソーバを空圧作動機器に用いた例を示す図である。
図1に示すように、作動機器としての空圧作動機器10は、台座(図示せず)に固定される略直方体形状の本体部11を備え、本体部11の内部には、エアシリンダ12が設けられている。エアシリンダ12は、本体部11の幅方向(図中上下方向)に対して略中央部分に配置され、エアシリンダ12の軸線を挟む両側には、一対のスライド機構13a,13bが設けられている。各スライド機構13a,13bは、本体部11に形成された一対の案内孔14a,14bおよび各案内孔14a,14bの内部を摺動する一対のスライド部材15a,15bにより形成されている。各スライド機構13a,13bは、エアシリンダ12をこじること無く真っ直ぐに往復動させるガイドとして機能する。
エアシリンダ12は中空状に形成され、その内部には、摺動して軸方向に往復動可能なピストン部材16が設けられている。ピストン部材16には、ロッド部材17の軸方向他端側(図中左側)が固定され、ロッド部材17の軸方向一端側(図中右側)はエアシリンダ12の外部に延出されている。ピストン部材16の移動方向両側には、一対のエアチャンバ18a,18bが設けられ、各エアチャンバ18a,18bには、それぞれ接続孔19a,19bが設けられている。各接続孔19a,19bには、エア配管を介してエアコンプレッサや電磁弁等よりなるエア回路(図示せず)が接続されるようになっている。
ここで、エアコンプレッサ等から圧縮空気をエアチャンバ18aに供給し、エアチャンバ18bを大気開放することにより、図1(a)の実線矢印に示すようにピストン部材16がエアシリンダ12内を移動し、エアシリンダ12内からロッド部材17が突出される。一方、エアコンプレッサ等から圧縮空気をエアチャンバ18bに供給し、エアチャンバ18aを大気開放することにより、図1(b)の破線矢印に示すようにピストン部材16がエアシリンダ12内を移動し、エアシリンダ12内にロッド部材17が引き込まれる。
各スライド部材15a,15bおよびロッド部材17の一端側には、可動部材20が固定されている。可動部材20は鋼材により略板状に形成され、可動部材20の側壁部20aには、往復動テーブルを固定するための固定ネジ(図示せず)がねじ込まれる一対の雌ねじ部20bが設けられている。なお、往復動テーブルには、ワークとしての電子部品や精密機械部品(図示せず)が載置されるようになっている。
可動部材20のロッド部材17側とは反対側には、鋼材により略板状に形成された受止板21が固定されている。受止板21は、第1ショックアブソーバ40の被固定部45dが固定されるとともに、第2ショックアブソーバ60のキャップ部材76が当接するようになっている。つまり受止板21は、各ショックアブソーバ40,60の抵抗力(減衰力)を受け止めるようになっている。
受止板21には、第1ショックアブソーバ40の被固定部45dが係合する固定部21aが一体に設けられ、固定部21aには、第1ショックアブソーバ40の被固定部45dが、図中手前方向から差し込むようにして嵌め込まれる。ここで、可動部材20,可動部材20に固定される往復動テーブルおよび受止板21は、本発明における可動部を構成している。
空圧作動機器10の可動部材20側には、所定の間隔を介してショックアブソーバユニット30が設置され、ショックアブソーバユニット30についても、空圧作動機器10の本体部11と同様に台座に固定されている。ショックアブソーバユニット30は、第1ショックアブソーバ40,第2ショックアブソーバ60および各ショックアブソーバ40,60を支持する支持部材80を備えている。
支持部材80には、各ショックアブソーバ40,60を支持するための一対の支持孔81a,81bが形成されており、各支持孔81a,81bは互いに平行となっている。各支持孔81a,81bの内側には雌ねじ部(図示せず)が形成され、各支持孔81a,81bの各雌ねじ部には、各ショックアブソーバ40,60の雄ねじ部41a,61aがねじ込まれるようになっている。支持部材80は、各ショックアブソーバ40,60の各ロッド45,66が相互に平行になり、受止板21に対して垂直となるように、各ショックアブソーバ40,60を支持している。
そして、各ショックアブソーバ40,60を、各支持孔81a,81bに所定量ねじ込むことにより、受止板21と各ショックアブソーバ40,60との相対位置関係が調整される。なお、六角ナット82a〜82dを、各ショックアブソーバ40,60にねじ込むことで、支持部材80に対する各ショックアブソーバ40,60の弛み止めを行っている。
第1ショックアブソーバ40は、第1ロッド45を引いたとき、つまり突出方向に抵抗力を発生する引き側のショックアブソーバとなっている。よって、第1ショックアブソーバ40は、図1(b)の破線矢印に示すように、エアシリンダ12を作動させて可動部材20を本体部11に引き寄せる時に作動する。一方、第2ショックアブソーバ60は、第2ロッド66を押したときに抵抗力を発生する押し側のショックアブソーバとなっている。よって、第2ショックアブソーバ60は、図1(a)の実線矢印に示すように、エアシリンダ12を作動させて可動部材20を本体部11から離間させる時に作動する。
図2は第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ(引き込み時)の断面図を、図3は第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ(伸び時)の断面図をそれぞれ表している。
図2および図3に示す第1ショックアブソーバ40は、本発明に係るショックアブソーバを構成し、鋼材等により略円筒形状に形成された筒状ケース41を備えている。筒状ケース41の一端側はエンドカバー42により閉塞され、筒状ケース41の他端側にはロッドカバー43が一体に設けられている。筒状ケース41の他端側は、ロッドカバー43の開口部43aを介して開口している。ここで、筒状ケース41,エンドカバー42およびロッドカバー43により、本発明におけるシリンダおよび第1シリンダを構成し、エンドカバー42は、本発明におけるシリンダおよび第1シリンダの底部を構成している。
筒状ケース41の外周には、支持部材80の支持孔81a(図1参照)にねじ込まれる雄ねじ部41aが形成され、雄ねじ部41aには一対の六角ナット82a,82bがねじ結合されている。
筒状ケース41の開口部43a側には、略円筒形状に形成された第1ホルダ(ホルダ)44が装着され、第1ホルダ44には、軸方向に延びる第1ロッド案内孔(ロッド案内孔)44aが設けられている。第1ロッド案内孔44aは第1ロッド(ロッド)45を摺動自在に支持し、第1ロッド案内孔44aは筒状ケース41に対する第1ロッド45のスムーズな相対移動を案内している。
第1ホルダ44の外周と筒状ケース41の内周との間には、ゴム製のOリング46が設けられ、Oリング46は第1ホルダ44と筒状ケース41との間を密封している。第1ロッド案内孔44aの開口部43a側には、ゴム製のロッドパッキン47が装着され、ロッドパッキン47は第1ロッド45に摺接するようになっている。ロッドパッキン47は、第1ロッド45と第1ロッド案内孔44aとの間を密封している。
筒状ケース41内には液体収容室48が設けられ、液体収容室48には、液体としてのシリコーンオイルOが封入されている。液体収容室48は、筒状ケース41の内周壁49により取り囲まれるようにして形成される。筒状ケース41の一端側の内周壁49は、筒状ケース41のエンドカバー42側に向けて内径が一定となった第1内周壁49aを形成し、筒状ケース41の他端側の内周壁49は、筒状ケース41の開口部43a側に向けて徐々に縮径するテーパ状の第2内周壁49bを形成している。
第1ロッド45の一端側は筒状ケース41内に設けられ、第1ロッド45の一端側には、ロッド本体45aよりも小径となった小径部45bが設けられている。流路部材51は第1ロッド45と一体に組み立てられている。第1ピストン(ピストン)50は流路部材51とナット部材52との間の小径部45bに、軸方向に移動自在に装着されている。第1ピストン50は、液体収容室48を底部室48aと開口部室48bとに分けている。第1ピストン50および流路部材51は、いずれも略円盤状に形成され、第1ピストン50の軸方向の厚み寸法は、流路部材51とナット部材52との間の小径部45bの軸方向寸法よりも小さくなっている。これにより第1ピストン50は、小径部45bに対して所定距離L1の分、移動することができる。
第1ロッド45の小径部45bよりもさらに一端側には、雄ねじ部45cが形成されている。雄ねじ部45cには、ナット部材52がねじ結合されており、ナット部材52は、第1ピストン50が小径部45bから脱落するのを防止している。ナット部材52には、径方向外側に膨出する環状のフランジ部52aが一体に設けられ、フランジ部52aは第1ピストン50と当接するようになっている。
第1ロッド45の他端側は筒状ケース41外に設けられ、第1ロッド45の他端側には、開口部43aの内径よりも大きな外径に設定され、かつ段付き形状となった被固定部45dが設けられている。被固定部45dは、ロッドカバー43に当接して第1ロッド45の筒状ケース41内への進入量を規制するとともに、空圧作動機器10の受止板21に設けた固定部21a(図1参照)に係合されるようになっている。被固定部45dにはクッション部材53が装着され、クッション部材53は、受止板21に弾性変形を伴って接触し、これにより騒音の発生等を防止するようになっている。
筒状ケース41の内周壁49と第1ピストン50の外周壁50aとの間には、第1ピストン50の筒状ケース41に対する相対移動時に、底部室48aと開口部室48bとの間でのシリコーンオイルOの移動を許容する第1主流路(主流路)54が形成されている。第1ピストン50が第1内周壁49a側を移動する場合には、第1主流路54の流路面積は一定でかつ比較的大きな流路が確保され、シリコーンオイルOの流動抵抗は殆ど発生しない。一方、第1ピストン50が第2内周壁49b側を移動して開口部43a側に向かう場合には、第1主流路54の流路面積(開口面積)は徐々に小さくなり、第1主流路54が徐々に絞られてシリコーンオイルOの流動抵抗が徐々に大きくなる。ここで、第2内周壁49bは、本発明における開口面積調整壁および第1開口面積調整壁を構成している。
第1ピストン50の内周と小径部45bの外周との間には、底部室48aと開口部室48bとの間を連通するピストン副流路55が設けられている。ピストン副流路55は、第1ピストン50の径方向内側に周方向に沿って複数(例えば等間隔で4つ)形成されている。各ピストン副流路55の一端側は、第1ピストン50がフランジ部52aに当接した際にフランジ部52aにより閉塞され、これにより各ピストン副流路55は遮断される。ここで、ナット部材52は、本発明における副流路開閉部材および第1副流路開閉部材を構成している。
流路部材51には、底部室48aと開口部室48bとの間を連通する流路部材副流路56が設けられている。流路部材副流路56は、流路部材51の径方向内側に周方向に沿って複数(例えば等間隔で4つ)形成されている。各ピストン副流路55および各流路部材副流路56は互いに連通しており、各副流路55,56は本発明における副流路および第1副流路を構成している。
エンドカバー42の内側、つまり底部室48a内には、内部に独立気泡を有するゴム等の弾性部材により略円柱形状に形成された第1アキュムレータ(アキュムレータ)57が設けられている。第1アキュムレータ57は、第1ロッド45の筒状ケース41内への進入に伴う筒状ケース41内の体積増加を吸収するようになっている。つまり、第1ロッド45が筒状ケース41内に進入した際に筒状ケース41の内圧が増加し、これにより第1アキュムレータ57内の独立気泡が小さくなり第1アキュムレータ57は収縮変形する。
ただし、図2および図3の実施例では、底部室48aにアキュムレータを設けているが、アキュムレータを円筒状としてその中心孔に第1ロッド45を貫通するようにし、第1ホルダ44の一部のスペースに設けても良い。つまり開口部室48b側にアキュムレータを設けることもできる。
エンドカバー42には、筒状ケース41内に外部からシリコーンオイルOを注入するための注入孔42aが形成されている。注入孔42aは、プラグとしての止めねじ58により閉塞され、これにより注入孔42aから筒状ケース41内にシリコーンオイルOを注入した後に、シリコーンオイルOの外部への漏洩を防止している。エンドカバー42の外周と筒状ケース41の内周との間には、ゴム製のOリング59が設けられ、Oリング59はエンドカバー42と筒状ケース41と間を密封している。
次に、以上のように形成した第1ショックアブソーバ40の動作について、図2および図3を用いて詳細に説明する。
[引き込み行程]
第1ショックアブソーバ40の引き込み行程(押し側)においては、図2の矢印(1)に示すように第1ロッド45が筒状ケース41内に進入する。すると、第1ロッド45の筒状ケース41内への進入に伴い第1アキュムレータ57は収縮変形される。このとき、シリコーンオイルOは、図中矢印(2)に示すように第1主流路54を介して底部室48aから開口部室48bに流動する。また、第1ロッド45の筒状ケース41内への進入に伴い、第1ピストン50が、小径部45bに対して所定距離L1の分、ロッド本体45a側(開口部室48b側)に移動する。
これにより、図中矢印(3)に示すように各ピストン副流路55および各流路部材副流路56が連通状態となり、シリコーンオイルOは各副流路55,56を介して底部室48aから開口部室48bに流動する。このように、第1ショックアブソーバ40の引き込み行程においては、シリコーンオイルOは第1主流路54および各副流路55,56の双方を流動するため、底部室48aと開口部室48bとの間には大きな流路面積が確保される。したがって、第1ショックアブソーバ40は抵抗力を殆ど発生しない。
ここで、第1ピストン50が第2内周壁49b側(減衰領域A1)にあるときは、第1主流路54の流路面積が小さくなり、第1主流路54におけるシリコーンオイルOの流動が制限される。しかし、各副流路55,56の流路面積が充分に大きく設定されているため、第1ショックアブソーバ40は抵抗力を殆ど発生しない。つまり、第1ショックアブソーバ40の全ストローク領域で、第1ロッド45は筒状ケース41内にスムーズに進入可能となっている。
[伸び行程]
第1ショックアブソーバ40の伸び行程(引き側)においては、図3の矢印(4)に示すように第1ロッド45が筒状ケース41外に引き出される。すると、第1ロッド45が筒状ケース41外に引き出される過程では第1アキュムレータ57は膨張変形される。このとき、シリコーンオイルOは、図中矢印(5)に示すように第1主流路54を介して開口部室48bから底部室48aに流動する。また、第1ロッド45が筒状ケース41外に引き出される過程では、第1ピストン50が、小径部45bに対して所定距離L1の分、ナット部材52側(底部室48a側)に移動する。
これにより、第1ピストン50がナット部材52のフランジ部52aに密着して当接し、各ピストン副流路55および各流路部材副流路56が閉塞され、各副流路55,56におけるシリコーンオイルOの流動が遮断される。このように、第1ショックアブソーバ40の伸び行程においては、シリコーンオイルOは第1主流路54のみを流動し、開口部室48bと底部室48aとの間を流れるシリコーンオイルOの流動抵抗が増加する。これにより、第1ショックアブソーバ40は、所定の抵抗力を発生するようになる。
ここで、第1ピストン50が第2内周壁49b側(減衰領域A1)を移動して開口部43aに向かうと、第1主流路54の流路面積は徐々に小さくなっていく。すると、シリコーンオイルOの第1主流路54における流動が徐々に制限されて、第1ショックアブソーバ40の抵抗力が徐々に大きくなっていく。このように、第1ショックアブソーバ40は、伸び行程の後半、つまり第1ピストン50が第2内周壁49b側における開口部43aの近傍にあるときに抵抗力が最大となる。これにより、可動部材20,可動部材20に固定される往復動テーブルおよび受止板21(図1参照)の移動に伴う衝撃を緩和できる。
図4は図1のショックアブソーバユニットに用いられる第2ショックアブソーバ(引き込み時)の断面図を、図5は図1のショックアブソーバユニットに用いられる第2ショックアブソーバ(伸び側)の断面図をそれぞれ表している。
図4および図5に示すように、第2ショックアブソーバ60は、鋼材等により略有底円筒形状に形成された筒状ケース61を備えている。筒状ケース61の一端側には底部62が形成され、筒状ケース61の他端側にはロッドカバー63が装着されている。筒状ケース61の他端側は、ロッドカバー63の開口部63aを介して開口している。ここで、筒状ケース61,底部62およびロッドカバー63により、本発明における第2シリンダを構成している。
筒状ケース61の外周には、支持部材80の支持孔81b(図1参照)にねじ込まれる雄ねじ部61aが形成され、雄ねじ部61aには一対の六角ナット82c,82dがねじ結合されている。底部62には、筒状ケース61内に外部からシリコーンオイルOを注入するための注入孔62aが形成されている。注入孔62aは、プラグとしての止めねじ64により閉塞され、これにより注入孔62aから筒状ケース61内にシリコーンオイルOを注入した後に、シリコーンオイルOの外部への漏洩を防止している。
筒状ケース61のロッドカバー63側には、略円筒形状に形成された第2ホルダ65が装着され、第2ホルダ65には、軸方向に延びる第2ロッド案内孔65aが設けられている。第2ロッド案内孔65aは第2ロッド66を摺動自在に支持し、第2ロッド案内孔65aは筒状ケース61に対する第2ロッド66のスムーズな相対移動を案内している。
第2ホルダ65の外周と筒状ケース61の内周との間には、ゴム製のOリング67が設けられ、Oリング67は第2ホルダ65と筒状ケース61との間を密封している。第2ロッド案内孔65aのロッドカバー63側には、ゴム製のロッドパッキン68が装着され、ロッドパッキン68は第2ロッド66に摺接するようになっている。ロッドパッキン68は、第2ロッド66と第2ロッド案内孔65aとの間を密封している。
第2ホルダ65の軸方向に沿うロッドパッキン68とは反対側(開口部室70b側)には、内部に独立気泡を有するゴム等の弾性部材により略円筒形状に形成された第2アキュムレータ69が設けられている。第2アキュムレータ69は、第2ロッド66の筒状ケース61内への進入に伴う筒状ケース61内の体積増加を吸収するようになっている。つまり、第2ロッド66が筒状ケース61内に進入した際に筒状ケース61の内圧が増加し、これにより第2アキュムレータ69内の独立気泡が小さくなり第2アキュムレータ69は収縮変形する。ただし、第2アキュムレータは、図2および図3に示すように底部室に設けても良い。
筒状ケース61内には液体収容室70が設けられ、液体収容室70には、液体としてのシリコーンオイルOが封入されている。液体収容室70は、筒状ケース61の内周壁71により取り囲まれるようにして形成され、筒状ケース61の一端側の内周壁71は、筒状ケース61の軸方向に向けて内径が一定となった第1内周壁71aを形成し、筒状ケース61の他端側の内周壁71は、筒状ケース61のロッドカバー63側に向けて徐々に拡径するテーパ状の第2内周壁71bを形成している。ここで、第2内周壁71bは、本発明における第2開口面積調整壁を構成している。
第2ロッド66の一端側は筒状ケース61内に設けられ、第2ロッド66の一端側には、略円盤状に形成された支持部材72および流路部材73が、それぞれ第2ロッド66の軸方向に沿って所定間隔を持って固定されている。支持部材72と流路部材73との間には、第2ロッド66の軸方向に摺動自在に第2ピストン74が装着され、第2ピストン74は、液体収容室70を底部室70aと開口部室70bとに分けている。第2ピストン74は略円盤状に形成され、第2ピストン74の厚み寸法は、支持部材72と流路部材73との間の寸法よりも小さくなっている。これにより、第2ピストン74は、支持部材72と流路部材73との間で所定距離L2の分、移動することができる。
第2ロッド66の一端側で、流路部材73と底部62との間には、圧縮コイルばね75が設けられている。圧縮コイルばね75は、所定の初期荷重を負荷した状態(縮められた状態)で流路部材73と底部62との間に設けられ、これにより第2ロッド66には、当該第2ロッド66を筒状ケース61外に突出させる方向に押圧力が負荷されている。
第2ロッド66の他端側は筒状ケース61外に設けられ、第2ロッド66の他端側には、プラスチック等の樹脂材料よりなるキャップ部材76が装着されており、キャップ部材76の他端側は、空圧作動機器10の受止板21(図1参照)に当接するようになっている。これにより、騒音の発生等を防止している。
筒状ケース61の内周壁71と第2ピストン74の外周壁74aとの間には、第2ピストン74の筒状ケース61に対する相対移動時に、底部室70aと開口部室70bとの間でのシリコーンオイルOの移動を許容する第2主流路77が形成されている。第2ピストン74が第2内周壁71b側を移動して底部62側に向かう場合には、第2主流路77の流路面積(開口面積)は徐々に小さくなり、第2主流路77が徐々に絞られてシリコーンオイルOの流動抵抗が徐々に大きくなる。一方、第2ピストン74が第1内周壁71a側を移動する場合には、第2主流路77の流路面積は最小の状態となり、シリコーンオイルOの流動抵抗が最大の状態となる。
第2ピストン74の内周と第2ロッド66の外周との間には、底部室70aと開口部室70bとの間を連通するピストン副流路78が設けられている。ピストン副流路78は、第2ピストン74の径方向内側に周方向に沿って複数(例えば等間隔で4つ)形成されている。各ピストン副流路78の他端側は、第2ピストン74が支持部材72に密着して当接した際に支持部材72により閉塞され、これにより各ピストン副流路78は遮断される。ここで、支持部材72は、本発明における第2副流路開閉部材を構成している。
流路部材73には、底部室70aと開口部室70bとの間を連通する流路部材副流路79が設けられている。流路部材副流路79は、流路部材73の径方向内側に周方向に沿って複数(例えば等間隔で4つ)形成されている。各ピストン副流路78および各流路部材副流路79は互いに連通しており、各副流路78,79は本発明における第2副流路を構成している。
次に、以上のように形成した第2ショックアブソーバ60の動作について、図4および図5を用いて詳細に説明する。
[引き込み行程]
第2ショックアブソーバ60の引き込み行程(押し側)においては、図4の矢印(6)に示すように第2ロッド66が筒状ケース61内に進入する。すると、第2ロッド66の筒状ケース61内への進入に伴い第2アキュムレータ69は収縮変形される。このとき、シリコーンオイルOは、図中矢印(7)に示すように第2主流路77を介して底部室70aから開口部室70bに流動する。また、第2ロッド66の筒状ケース61内への進入に伴い、第2ピストン74が第2ロッド66に対して所定距離L2の分、支持部材72側(開口部室70b側)に移動する。
これにより、第2ピストン74が支持部材72に密着して当接し、各ピストン副流路78が閉塞され、各副流路78,79におけるシリコーンオイルOの流動が遮断される。このように、第2ショックアブソーバ60の引き込み行程においては、シリコーンオイルOは第2主流路77のみを流動し、底部室70aと開口部室70bとの間を流れるシリコーンオイルOの流動抵抗が増加する。これにより、第2ショックアブソーバ60は、所定の抵抗力を発生するようになる。
ここで、第2ピストン74が第2内周壁71b側(減衰領域A2)を移動して底部62に向かうと、第2主流路77の流路面積は徐々に小さくなっていく。すると、シリコーンオイルOの第2主流路77における流動が徐々に制限されて、第2ショックアブソーバ60の抵抗力が徐々に大きくなっていく。このように、第2ショックアブソーバ60は、引き込み行程の後半、つまり第2ピストン74が第1内周壁71a側にあるときに抵抗力が最大となる。これにより、可動部材20,可動部材20に固定される往復動テーブルおよび受止板21(図1参照)の移動に伴う衝撃を緩和できる。
[伸び行程]
第2ショックアブソーバ60の伸び行程においては、図5の矢印(8)に示すように、圧縮コイルばね75のばね力により第2ロッド66は筒状ケース61外に突出される。すると、第2ロッド66の筒状ケース61外への突出に伴い第2アキュムレータ69は膨張変形される。このとき、シリコーンオイルOは、図中矢印(9)に示すように第2主流路77を介して開口部室70bから底部室70aに流動する。また、第2ロッド66の筒状ケース61外への突出に伴い、第2ピストン74が第2ロッド66に対して所定距離L2の分、流路部材73側(底部室70a側)に移動する。
これにより、図中矢印(10)に示すように各ピストン副流路78および各流路部材副流路79が連通状態となり、シリコーンオイルOは各副流路78,79を介して開口部室70bから底部室70aに流動する。このように、第2ショックアブソーバ60の伸び行程においては、シリコーンオイルOは第2主流路77および各副流路78,79の双方を流動するため、開口部室70bと底部室70aとの間には大きな流路面積が確保される。したがって、第2ショックアブソーバ60は抵抗力を殆ど発生せず、圧縮コイルばね75のばね力により第2ロッド66を速やかに筒状ケース61外に突出させることができる。
ここで、第2ピストン74が第1内周壁71a側にあるときは、第2主流路77の流路面積が小さくなり、第2主流路77におけるシリコーンオイルOの流動が制限される。しかし、各副流路78,79の流路面積が充分に大きく設定されているため、第2ショックアブソーバ60は抵抗力を殆ど発生しない。つまり、第2ショックアブソーバ60の全ストローク領域で、第2ロッド66は筒状ケース61外にスムーズに突出可能となっている。
以上のように形成した第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ40によれば、底部室48aに第1ロッド45の筒状ケース41内への進入に伴う筒状ケース41内の体積増加を吸収する第1アキュムレータ57を設け、筒状ケース41の内周壁49と第1ピストン50の外周壁50aとの間に第1ピストン50の筒状ケース41に対する相対移動時にシリコーンオイルOが流通する第1主流路54を設け、筒状ケース41の内周壁49に第1ピストン50の開口部室48b側への移動に伴い第1主流路54の開口面積を徐々に小さくする第2内周壁49bを設けた。したがって、第1ピストン50が筒状ケース41の開口部室48b側に行くにつれて第1主流路54を流通するシリコーンオイルOの流動抵抗が増加するので、引き側で抵抗力(減衰力)を発生するショックアブソーバとすることができる。
また、第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ40によれば、第1ピストン50を第1ロッド45に摺動自在に設け、第1ピストン50の内周と第1ロッド45の外周との間に底部室48aと開口部室48bとを連通するピストン副流路55を設け、第1ロッド45には、第1ピストン50の第1ロッド45に対する開口部室48b側への移動時にピストン副流路55を遮断するナット部材52を設けた。したがって、引き側と押し側とで発生する抵抗力の差を大きくすることができ、例えば、引き側で充分に大きな抵抗力を発生させ押し側で殆ど抵抗力を発生させないようにすることが可能となる。
さらに、第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ40によれば、第1ロッド45の他端側に、空圧作動機器10の受止板21に固定される被固定部45dを設けたので、第1ロッド45と受止板21とを固定状態に保持できる。したがって、第1ショックアブソーバ40を引き側のショックアブソーバとして確実に機能させることができる。
また、第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ40によれば、第1アキュムレータ57を、独立気泡を有する弾性部材により形成したので、第1アキュムレータ57を一の部品で形成することができ、部品点数を削減して製造コストを抑えることができる。
さらに、第1実施の形態に係るショックアブソーバユニット30によれば、第1ショックアブソーバ40を引き側のショックアブソーバとし、第2ショックアブソーバ60を押し側のショックアブソーバとし、各ショックアブソーバ40,60の各ロッド45,66を相互に平行になるよう支持する支持部材80を設けた。したがって、各ショックアブソーバ40,60を支持部材80により集約して、ショックアブソーバユニット30を空圧作動機器10の受止板21の移動方向片側にのみ設置できる。これにより、ショックアブソーバユニット30の設置スペースの小型化、ショックアブソーバユニット30の調整作業の容易化および空圧作動機器10の設置作業の簡素化を図ることができる。
また、第1実施の形態に係るショックアブソーバユニット30によれば、第1ショックアブソーバ40に第1ピストン50の第1ロッド45に対する開口部室48b側への移動により各副流路55,56を遮断するナット部材52を設け、第2ショックアブソーバ60に第2ピストン74の第2ロッド66に対する底部室70a側への移動により各副流路78,79を遮断する支持部材72を設けた。これにより、各ショックアブソーバ40,60のそれぞれにおいて、引き側と押し側とで発生する抵抗力の差を大きくすることができる。
次に、本発明の第2実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。図6(a),(b)は第2実施の形態に係る第1ショックアブソーバ(引き込み時/伸び時)の断面図を表している。
第2実施の形態に係る第1ショックアブソーバ90は、第1実施の形態に係る第1ショックアブソーバ40に比して、第1アキュムレータ(アキュムレータ)の構造のみが異なっている。
筒状ケース41の一端側には、底部室48aの一部を形成するフリーピストン収容室91が形成されている。フリーピストン収容室91には、フリーピストン92が筒状ケース41の軸方向に摺動自在に設けられている。フリーピストン92の外周には、フリーピストン92の周方向に沿って環状溝92aが形成されており、環状溝92aにはシール部材としてのパッキンシール93が装着されている。パッキンシール93は、フリーピストン92の外周と筒状ケース41の内周との間に設けられて両者間を密封している。
フリーピストン92の略中心部分には、筒状ケース41内に外部からシリコーンオイルOを注入するための注入孔92bが形成されている。注入孔92bは、プラグとしての止めねじ94により閉塞され、これにより注入孔92bから筒状ケース41内にシリコーンオイルOを注入した後に、シリコーンオイルOの外部への漏洩を防止している。
筒状ケース41の一端側にはカバー部材95が装着され、筒状ケース41の一端側は、カバー部材95により閉塞されている。カバー部材95とフリーピストン92との間にはエア室96が形成され、エア室96は、カバー部材95の略中心部分に設けられるエア抜き孔95aを介して外部に連通されている。
フリーピストン92とカバー部材95との間には、スプリングとしての圧縮コイルばね97が所定の初期荷重を負荷した状態(縮められた状態)で設けられ、圧縮コイルばね97は、フリーピストン92を筒状ケース41の開口部室48bに向けて押圧するようになっている。ここで、フリーピストン92,パッキンシール93および圧縮コイルばね97により、本発明におけるアキュムレータおよび第1アキュムレータを構成している。
図6(a)に示すように、第1ロッド45が筒状ケース41内に進入した場合には、第1ロッド45の筒状ケース41内への進入に伴いフリーピストン92が筒状ケース41の一端側に移動し、筒状ケース41内の液体収容室48の体積増加を吸収する。このとき、エア室96内のエアはエア抜き孔95aを介して外部に排出される。一方、図6(b)に示すように、第1ロッド45が筒状ケース41外に突出した場合には、第1ロッド45の筒状ケース41外への突出に伴いフリーピストン92が筒状ケース41の他端側に移動する。このとき、エア抜き孔95aを介して外部のエアがエア室96内に供給される。
以上のように形成した第2実施の形態に係る第1ショックアブソーバ90においても、第1アキュムレータに関する作用効果を除き、同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第2実施の形態に係る第1ショックアブソーバ90においては、第1アキュムレータ(アキュムレータ)を、フリーピストン収容室91を摺動するフリーピストン92と、フリーピストン92の外周と筒状ケース41の内周との間に設けられるパッキンシール93と、フリーピストン92を開口部室48bに向けて押圧する圧縮コイルばね97とから形成している。したがって、第1アキュムレータ(アキュムレータ)の耐久性を向上させて第1ショックアブソーバ(ショックアブソーバ)の長寿命化を図ることができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、本発明に係る開口面積調整壁としてテーパ形状の第2内周壁49bとし、第1ショックアブソーバ40,90の抵抗力をリニアに変化させるようにしたものを示したが、本発明はこれに限らず、開口面積調整壁を階段形状に形成し、第1ショックアブソーバの抵抗力を段階的に変化させることもできる。
また、図4および図5に示した第2ショックアブソーバ60においては、略円筒状に形成した第2アキュムレータ69を開口部室70b側に設けたが、本発明はこれに限らず、第2アキュムレータとして、図6に示すような底部室側に設けたフリーピストン式のアキュムレータを採用することもできる。
10 空圧作動機器(作動機器)
20 可動部材(可動部)
21 受止板(可動部)
30 ショックアブソーバユニット
40 第1ショックアブソーバ
41 筒状ケース(シリンダ,第1シリンダ)
42 エンドカバー(シリンダ,第1シリンダ,底部)
43 ロッドカバー(シリンダ,第1シリンダ)
43a 開口部
44 第1ホルダ(ホルダ)
44a 第1ロッド案内孔(ロッド案内孔)
45 第1ロッド(ロッド)
45d 被固定部
48a 底部室
48b 開口部室
49 内周壁
49b 第2内周壁(開口面積調整壁,第1開口面積調整壁)
50 第1ピストン(ピストン)
50a 外周壁
52 ナット部材(副流路開閉部材,第1副流路開閉部材)
54 第1主流路(主流路)
55 ピストン副流路(副流路,第1副流路)
56 流路部材副流路(副流路,第1副流路)
57 第1アキュムレータ(アキュムレータ)
60 第2ショックアブソーバ
61 筒状ケース(第2シリンダ)
62 底部
63 ロッドカバー(第2シリンダ)
63a 開口部
65 第2ホルダ
65a 第2ロッド案内孔
66 第2ロッド
69 第2アキュムレータ
70a 底部室
70b 開口部室
71 内周壁
71b 第2内周壁(第2開口面積調整壁)
72 支持部材(第2副流路開閉部材)
74 第2ピストン
74a 外周壁
77 第2主流路
78 ピストン副流路(第2副流路)
79 流路部材副流路(第2副流路)
80 支持部材
92 フリーピストン(アキュムレータ,第1アキュムレータ)
93 パッキンシール(アキュムレータ,第1アキュムレータ,シール部材)
97 圧縮コイルばね(アキュムレータ,第1アキュムレータ,スプリング)
O シリコーンオイル(液体)

Claims (10)

  1. 内部に液体が封入され、底部および開口部を有するシリンダと、
    前記シリンダの前記開口部に装着され、ロッド案内孔を有するホルダと、
    前記ロッド案内孔に摺動自在に支持され、一端側が前記シリンダ内に設けられ他端側が前記シリンダ外に設けられるロッドと、
    前記ロッドの一端側に設けられ、前記シリンダ内を底部室と開口部室とに分けるピストンと、
    前記ロッドの前記シリンダ内への進入に伴う前記シリンダ内の体積増加を吸収するアキュムレータと、
    前記シリンダの内周壁と前記ピストンの外周壁との間に設けられ、前記ピストンの前記シリンダに対する相対移動時に前記液体が流通する主流路と、
    前記シリンダの前記内周壁を形成し、前記ピストンの前記開口部室側への移動に伴い前記主流路の開口面積を徐々に小さくする開口面積調整壁とを備えることを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 請求項1記載のショックアブソーバにおいて、前記ピストンを前記ロッドに摺動自在に設け、前記ピストンの内周と前記ロッドの外周との間に前記底部室と前記開口部室とを連通する副流路を設け、前記ロッドには、前記ピストンの前記ロッドに対する前記開口部室側への移動時に前記副流路を遮断する副流路開閉部材を設けることを特徴とするショックアブソーバ。
  3. 請求項1または2記載のショックアブソーバにおいて、前記ロッドの他端側に、作動機器の可動部に固定される被固定部を設けることを特徴とするショックアブソーバ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のショックアブソーバにおいて、前記アキュムレータを、独立気泡を有する弾性部材により形成することを特徴とするショックアブソーバ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のショックアブソーバにおいて、前記アキュムレータを、前記底部室を摺動するフリーピストンと、前記フリーピストンの外周と前記シリンダの内周との間に設けられるシール部材と、前記フリーピストンを前記開口部室に向けて押圧するスプリングとから形成することを特徴とするショックアブソーバ。
  6. 内部に液体が封入され、底部および開口部を有する第1シリンダと、
    前記第1シリンダの前記開口部に装着され、第1ロッド案内孔を有する第1ホルダと、
    前記第1ロッド案内孔に摺動自在に支持され、一端側が前記第1シリンダ内に設けられ他端側が前記第1シリンダ外に設けられる第1ロッドと、
    前記第1ロッドの一端側に設けられ、前記第1シリンダ内を底部室と開口部室とに分ける第1ピストンと、
    前記第1ロッドの前記第1シリンダ内への進入に伴う前記第1シリンダ内の体積増加を吸収する第1アキュムレータと、
    前記第1シリンダの内周壁と前記第1ピストンの外周壁との間に設けられ、前記第1ピストンの前記第1シリンダに対する相対移動時に前記液体が流通する第1主流路と、
    前記第1シリンダの前記内周壁を形成し、前記第1ピストンの前記開口部室側への移動に伴い前記第1主流路の開口面積を徐々に小さくする第1開口面積調整壁とを備える第1ショックアブソーバと、
    内部に液体が封入され、底部および開口部を有する第2シリンダと、
    前記第2シリンダの前記開口部に装着され、第2ロッド案内孔を有する第2ホルダと、
    前記第2ロッド案内孔に摺動自在に支持され、一端側が前記第2シリンダ内に設けられ他端側が前記第2シリンダ外に設けられる第2ロッドと、
    前記第2ロッドの一端側に設けられ、前記第2シリンダ内を底部室と開口部室とに分ける第2ピストンと、
    前記第2ロッドの前記第2シリンダ内への進入に伴う前記第2シリンダ内の体積増加を吸収する第2アキュムレータと、
    前記第2シリンダの内周壁と前記第2ピストンの外周壁との間に設けられ、前記第2ピストンの前記第2シリンダに対する相対移動時に前記液体が流通する第2主流路と、
    前記第2シリンダの前記内周壁を形成し、前記第2ピストンの前記底部室側への移動に伴い前記第2主流路の開口面積を徐々に小さくする第2開口面積調整壁とを備える第2ショックアブソーバと、
    前記第1ショックアブソーバおよび前記第2ショックアブソーバの前記第1ロッドおよび前記第2ロッドを、相互に平行になるよう支持する支持部材とを備えることを特徴とするショックアブソーバユニット。
  7. 請求項6記載のショックアブソーバユニットにおいて、前記第1ピストンを前記第1ロッドに摺動自在に設け、前記第1ピストンの内周と前記第1ロッドの外周との間に前記底部室と前記開口部室とを連通する第1副流路を設け、前記第1ロッドには、前記第1ピストンの前記第1ロッドに対する前記開口部室側への移動時に前記第1副流路を遮断する第1副流路開閉部材を設け、前記第2ピストンを前記第2ロッドに摺動自在に設け、前記第2ピストンの内周と前記第2ロッドの外周との間に前記底部室と前記開口部室とを連通する第2副流路を設け、前記第2ロッドには、前記第2ピストンの前記第2ロッドに対する前記底部室側への移動時に前記第2副流路を遮断する第2副流路開閉部材を設けることを特徴とするショックアブソーバユニット。
  8. 請求項6または7記載のショックアブソーバユニットにおいて、前記第1ロッドの他端側に、作動機器の可動部に固定される被固定部を設けることを特徴とするショックアブソーバユニット。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載のショックアブソーバユニットにおいて、前記第1,第2アキュムレータのうちの少なくともいずれか一方を、独立気泡を有する弾性部材により形成することを特徴とするショックアブソーバユニット。
  10. 請求項6〜8のいずれか1項に記載のショックアブソーバユニットにおいて、前記第1,第2アキュムレータのうちの少なくともいずれか一方を、前記底部室を摺動するフリーピストンと、前記フリーピストンの外周と前記第1,第2シリンダの内周との間に設けられるシール部材と、前記フリーピストンを前記開口部室に向けて押圧するスプリングとから形成することを特徴とするショックアブソーバユニット。
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