JP2011169207A - 蒸気タービンプラントのガス抽出システム、ガス抽出運転方法及びガス抽出システムの施工方法 - Google Patents

蒸気タービンプラントのガス抽出システム、ガス抽出運転方法及びガス抽出システムの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】復水器の非凝縮性ガスを抽出する際に、復水器の高真空を維持して、蒸気タービンの出力を増加させることができるタービンプラントのガス抽出システム、ガス抽出運転方法及びガス抽出システムの施工方法を提供する。
【解決手段】蒸気供給源10から蒸気が供給される蒸気タービン11と、該蒸気タービン11から排出される蒸気を復水する復水器13とを備えた蒸気タービンプラントにおける前記復水器13から非凝縮性ガスを抽出する蒸気タービンプラントのガス抽出システムであって、前記復水器13に非凝縮性ガスを抽出するガス抽出装置を接続し、該ガス抽出装置は、前記蒸気供給源10から供給される駆動蒸気によって復水器から非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する蒸気エゼクタ32と、該蒸気エゼクタ32で吸引された蒸気が供給されるガス圧縮機41とを少なくとも備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、蒸気タービン及び復水器を備えた蒸気タービンプラントの復水器から非凝縮性ガスを抽出する蒸気タービンプラントのガス抽出システム、ガス抽出運転方法及びガス抽出システムの施工方法に関する。
地熱発電設備等の蒸気タービンを備えたタービンプラントにおいては、蒸気タービンから排気される排気蒸気は復水器に導入されて、冷却水と直接接触して熱交換が行われることにより、復水される。蒸気タービンに供給される天然蒸気又は熱水から分離される飽和蒸気は、重量で10-2〜10-1%程度の非凝縮性ガスが混入していることが多い。この非凝縮性ガスが復水器内に滞留すると真空度が低下し、復水器性能に大きな影響を与えることから、復水器から非凝縮性ガスをガス抽出装置で抽出するようにしている。
このガス抽出装置としては、例えば復水器の非凝縮性ガスを排出するための多段式蒸気エゼクタを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、復水器から1段目の蒸気エゼクタで蒸気及び非凝縮性ガスを吸引してインタクーラに供給する。このインタクーラで、凝縮水と非凝縮性ガスとに分離し、凝縮水を復水器に回収し、非凝縮ガスは第2段目の蒸気エゼクタにより吸引されて蒸気とともにアフタークーラに導かれる。このアフタークーラで、再度凝縮水と非凝縮性ガスとに分離されて、凝縮水は復水器に回収され、非凝縮性ガスは大気へ放散される。
他のガス抽出装置としては、復水器の非圧縮性ガスをスクリュー形のガス圧縮機で吸引し、ねじ部によって噛み込まれて連続的に圧縮され、大気圧状態となって外部に放出するようにした構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3638329号公報 特開昭60−56184号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている従来例にあっては、蒸気エゼクタを多段接続して復水器の非圧縮性ガスを吸引するようにしているが、通常蒸気エゼクタには駆動用の蒸気を供給する必要があり、地熱発電システムでは、蒸気タービンに供給する蒸気の一部を蒸気エゼクタに駆動用蒸気として供給することになり、この分蒸気タービンに供給する蒸気量が減少し、プラント効率が低下するという未解決の課題がある。
これに対して、上記特許文献2に記載されている従来例にあっては、地熱井から発生した熱水を気水分離装置によって飽和蒸気と飽和水とに分離し、飽和蒸気を蒸気タービンに供給し、飽和水をスクリュー形熱水タービンに供給して熱水タービンを駆動し、この熱水タービンで発生する動力で復水器から非圧縮性ガスを抽出するガス圧縮機を駆動することにより、気水分離装置で分離した飽和蒸気を全て蒸気タービンに供給することができ、蒸気タービンの効率を向上させることができる利点がある。
ところが、蒸気井が減衰し、低負荷での運用しか出来なくなっても、ガス圧縮機の供給ガス流量が不足するとサージングを生じて駆動停止状態に陥る可能性があることから、サージング防止のため入力ガス流量を維持するように吐出ガスを復水器へ再循環させて運転せざるを得なくなり、補機動力が低減できず、計画した真空度以上に良くすることが出来ない。ガス圧縮機は定格出力状態では高効率であるが、部分負荷運用のプラントにおいては、冬場などの冷却水温度の低い高真空条件下にあっても、ガス圧縮機の特性上、復水器の高真空運用が出来ないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、復水器の非凝縮性ガスを抽出する際に、蒸気エゼクタとガス圧縮機とを併用することにより、復水器の高真空を維持して、蒸気タービンの出力を増加させることができる蒸気タービンプラントのガス抽出システム、ガス抽出運転方法及びガス抽出システムの施工方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、一の実施形態に係る蒸気タービンプラントのガス抽出システムは、蒸気供給源から蒸気が供給される蒸気タービンと、該蒸気タービンから排出される蒸気を復水する復水器とを備えた蒸気タービンプラントにおける前記復水器から非凝縮性ガスを抽出する蒸気タービンプラントのガス抽出システムであって、前記復水器に非凝縮性ガスを抽出するガス抽出装置を接続し、該非凝縮性ガス抽出装置は、前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって復水器から非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する蒸気エゼクタと、該蒸気エゼクタで吸引された蒸気が供給されるガス圧縮機とを少なくとも備えていることを特徴としている。
また、他の形態に係る蒸気タービンプラントのガス抽出システムは、前記ガス抽出装置は、前記蒸気エゼクタ及び前記ガス圧縮機間に、前記蒸気エゼクタで吸引された非凝縮性ガスを含む蒸気を冷却するインタクーラと、該インタクーラから出力される蒸気から微粒子を除去して非凝縮性ガスを前記ガス圧縮機に供給するミストエリミネータとを備えていることを特徴としている。
他の形態にかかる蒸気タービンプラントのガス抽出システムは、前記ガス抽出装置は、蒸気タービンプラントの起動時に前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって前記復水器の蒸気を吸引する初期吸引用の多段蒸気エゼクタを備えていることを特徴としている。
他の形態に係る蒸気タービンプラントのガス抽出システムは、前記ガス圧縮機は、出力される圧縮ガスの一部を前記復水器に戻す循環路を有することを特徴としている。
本発明の一の形態に係る蒸気タービンプラントのガス抽出運転方法は、蒸気供給源から蒸気が供給される蒸気タービンと、該蒸気タービンから排出される蒸気を復水する復水器とを備えた蒸気タービンプラントの前記復水器から非凝縮性ガスを抽出する蒸気タービンプラントのガス抽出運転方法であって、前記復水器に非凝縮性ガスを抽出するガス抽出装置を接続し、該非凝縮性ガス抽出装置は、蒸気タービンプラントの起動初期に前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって前記復水器の蒸気を吸引する初期吸引用多段蒸気エゼクタと、前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって復水器から非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する通常吸引用蒸気エゼクタと、該通常吸引用蒸気エゼクタで吸引された蒸気が供給されるインタクーラと、該インタクーラから出力される蒸気の微粒子を除去するミストエリミネータと、該ミストエリミネータで分離された非凝縮性ガスが供給され、且つ排出ガスを前記復水器及びインタクーラに個別に戻す第1及び第2のガス循環路を有するガス圧縮機とを少なくとも備え、蒸気タービンプラントの起動時に、先ず、前記初期吸引用多段蒸気エゼクタで前記復水器のガス抽出を行い、前記復水器の真空度上昇後に前記第1のガス循環路を開状態として前記蒸気タービンを起動する初期起動工程と、前記復水器の真空度安定後に前記ガス圧縮機を起動するガス圧縮機起動工程と、前記インタクーラへ通水を開始するインタクーラ通水開始工程と、前記第2のガス循環路を徐々に開きながら全開とした後前記第1の循環路を徐々に閉じて全閉としてから前記通常吸引用蒸気エゼクタに駆動蒸気を供給して通常運転とする通常運転工程とを備えたことを特徴としている。
他の形態に係る蒸気タービンプラントのガス抽出運転方法は、前記通常運転工程の開始時に前記通常吸引用蒸気エゼクタへの駆動蒸気供給を駆動蒸気弁で制御し、初期段階で前記駆動蒸気弁の低増加率で開度を前記駆動蒸気流量が変化しない所定開度まで増加させ、前記所定開度に達した後は高増率で開度を増加させて全開状態とすることを特徴としている。
本発明の一の形態に係る蒸気タービンプラントのガス抽出システムの施工方法は、蒸気供給源から蒸気が供給される蒸気タービンと、該蒸気タービンから排出される蒸気を復水する復水器とを備えた蒸気タービンプラントの前記復水器から非凝縮性ガスをガス圧縮機でミストエリミネータを介して抽出するガス抽出システムにおける前記復水器及びミストエリミネータ間に蒸気エゼクタ及びインタクーラを新設する蒸気タービンプラントにおけるガス抽出システムの施工方法であって、前記復水器と該復水器の近傍に配設されたミストエリミネータとの間を接続する蒸気管路を所定長さ分切断し、切断部の復水器側に第1の外部接続用配管を接続し、前記切断部のミストエリミネータ側に第2の外部接続用配管を接続し、前記第1及び第2の外部接続用配管の他端側に両者を連通する連通配管を接続して、前記復水器と前記ミストエリミネータとの間の蒸気通路を確保し、前記蒸気エゼクタ及びインタクーラの設置が完了した時点で、前記連通配管を取り外し、前記第1の外部接続用配管に蒸気エゼクタの入側配管を接続し、前記第2の外部接続用配管に前記インタクーラの出側配管を接続することを特徴としている。
本発明によれば、復水器のガス抽出装置を、蒸気エゼクタとガス圧縮機とを併用した構成としたので、蒸気タービンに供給される蒸気量が少なくなってガス圧縮機による復水器の真空度が低下した場合に、蒸気エゼクタで復水器の非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引することにより、復水器の真空度を確保して、蒸気タービンの出力を増加させるという効果が得られる。
また、本発明の運転方法によれば、ガス吐出量の変動の影響が大きいガス圧縮機に対して蒸気エゼクタを起動する際に、ガス圧縮機のガス吐出量を変動させることなく起動して、復水器から安定したガス抽出を行うことができるという効果が得られる。
さらに、本発明の施工方法によれば、既設のガス圧縮機を使用したガス抽出装置に対して、蒸気エゼクタ及びインタクーラを新設する際に、蒸気プラントの休止時間を短縮することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態を示すシステム系統図である。 起動時の各制御弁の制御状態を示すタイムチャートである。 運転停止時の各制御弁の制御状態を示すタイムチャートである。 エゼクタ駆動蒸気弁の開度制御を示す特性線図である。 ガス抽出システムの施工前後の状態を示すシステム系統図である。 ガス抽出システムの施工状態のシステム構成を示す平面図である。 ガス抽出システムの施工後のシステム構成を示す平面図である。 図7のA−A線断面図である。 図7のB−B線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を地熱発電システムに適用した場合の一実施形態を示すシステム系統図である。
図1において、10は蒸気供給源であって、図示しないが地中に掘削した生産井から噴出する地熱蒸気が高圧セパレータで蒸気と熱水とに分離し、分離した蒸気が出力される。
この蒸気供給源10から出力される蒸気は、蒸気タービン11に供給されて回転力に変換されて発電機12を回転駆動する。
また、蒸気タービン11から排出される蒸気は、復水器13に供給されて蒸気を凝縮して復水し、その復水は揚水ポンプ14で加圧されて図示しない冷水塔に供給されて冷却される。
復水器13の上部側には、ガス抽出装置15が接続されている。このガス抽出装置15は、初期吸引用多段蒸気エゼクタ17、通常吸引用蒸気エゼクタ32、インタクーラ34、ミストエリミネータ37、ガス圧縮機41を備えている。
復水器13の上部にガス抽出口13aが設けられ、このガス抽出口13aはエゼクタ入口弁MV1を介装したガス配管16を介して初期吸引用多段蒸気エゼクタ17に接続されている。この初期吸引用多段蒸気エゼクタ17は、蒸気供給源10から供給される蒸気の一部が補助蒸気入口弁MV2を通じて駆動蒸気として供給されて復水器13の非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する第1の蒸気エゼクタ18と、この第1の蒸気エゼクタ18から出力される非凝縮性ガスを含む蒸気が供給されて冷却するガスクーラ19と、補助蒸気入口弁MV2を通じて駆動蒸気として供給されて、ガスクーラ19で冷却された非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する第2の蒸気エゼクタ20とから構成されている。そして、第2の蒸気エゼクタ20で吸引された非凝縮性ガスはガス配管21を通じて図示しない冷却塔へ供給される。
また、ガス配管16のエゼクタ入口弁MV1の復水器13側に圧縮機入口弁MV3を介装した分岐配管31が配設され、この分岐配管31が通常吸引用蒸気エゼクタ32の吸引口32aに接続されている。この通常吸引用蒸気エゼクタ32には、補助蒸気入口弁MV2の蒸気供給源10側に接続された分岐配管33を通じて駆動蒸気が供給され、この駆動蒸気によって復水器13の非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する。分岐配管33には、エゼクタ駆動蒸気元弁V1及びエゼクタ駆動蒸気弁MV4が介挿されている。
そして、通常吸引用蒸気エゼクタ32で吸引された非凝縮性ガスを含む蒸気がインタクーラ34に供給されて冷却される。このインタクーラ34には、その頂部の冷却水入口34aに冷却水入口弁V2を介挿した冷却水配管35を介して冷却水ポンプ(図示せず)から冷却水が供給され、下部のドレン口34bにドレン弁V3を介挿したドレン配管34fが接続されている。また、インタクーラ34の中間部のガス循環口34cにガス圧縮機ミニマムフロー受入れ弁V4を介挿した後述する第2のガス循環配管44が接続されている。
また、インタクーラ34の上部のガス排出口34dがガス配管36を介してガス中の微粒子を除去するミストエリミネータ37に接続されている。このミストエリミネータ37で微粒子が除去された非凝縮ガスがガス配管38を介して2段のガス圧縮機41に供給されて圧縮される。このガス圧縮機41は、2段のスクリュー圧縮機41a及び41bで構成され、これらスクリュー圧縮機41a及び41bが動力伝達部材41cを介して電動モータ41dに連結されて駆動される。スクリュー圧縮機41aから出力される圧縮ガスはインタクーラ41eで冷却されてからスクリュー圧縮機41bに入力されてさらに圧縮される。
そして、ガス圧縮機41のスクリュー圧縮機41bから出力される圧縮ガスがガス排出配管42を通じて冷却塔へ供給されるとともに、その一部が第1のガス循環配管43を通じて復水器13へ戻される。この第1のガス循環配管43には、復水器13のガス循環口13bの近傍にガス圧縮機循環弁V7が介挿されている。
また、第1のガス循環配管43のガス圧縮機循環弁V7とガス排出配管42との間から第2のガス循環配管44が分岐され、この第2のガス循環配管44がインタクーラ34のガス循環口34cに接続されている。第1のガス循環配管43で循環される非凝縮性ガス流量は、ガス排出配管42の近傍に並列に配設された電動弁MV5及びバイパス弁MV6の開度によって決定される。また、多段蒸気エゼクタ17からのガス配管21とガス圧縮機41からのガス排出配管42との連結部に圧縮機出口弁MV7が配設されている。
次に、上記実施形態の運転方法を図2及び図3を伴って説明する。
先ず、蒸気タービンプラントを起動するには、通常吸引用蒸気エゼクタ32及びミストエリミネータ37間に介挿されたインタクーラ34のドレインラインの水張りを行う。この水張りは、インタクーラドレン弁V3を全閉状態とし、次いでインタクーラ34に設けたレベルセンサ34eの元弁V5及びV6を全開状態とする。このとき、レベルセンサ34eが作動していないことを確認する。
次いで、インタクーラ冷却水入口弁V2を微開状態とし、インタクーラ34の水張りを開始する。これにより、インタクーラ34の水位が上昇し、レベルセンサ34eが作動したらインタクーラ冷却水入口弁V2を全閉状態とする。次いで、インタクーラドレン弁V3を開状態とし、レベルセンサ34eが非作動状態に復帰した後にインタクーラドレン弁V3を全閉状態としてインタクーラ34の水張りを完了する。
次に、復水器13の真空上昇前に、弁開閉状態の確認を行う。この確認は、エゼクタ入口弁MV1が閉状態、補助蒸気入口弁MV2が閉状態、圧縮機入口弁MV3が閉状態、エゼクタ駆動蒸気弁MV4が閉状態、圧縮機出口弁MV7が閉状態、エゼクタ駆動蒸気元弁V1が開状態、ガス圧縮機ミニマムフロー受入れ弁V4が閉状態、インタクーラ冷却水入口弁V2が閉状態、インタクーラドレン弁V3が閉状態、ガス圧縮機循環弁V7が閉状態であることを確認する。
その後、復水器13の真空への昇圧を開始する。エゼクタ入口弁MV1を開状態とするとともに、補助蒸気入口弁MV2を開状態とすることにより、多段蒸気エゼクタ17を起動して、復水器13内の気体を第1の蒸気エゼクタ18及び第2の蒸気エゼクタ20で吸引して復水器13の真空度を上昇させ、所定の真空度に達したら蒸気タービン11を起動し、負荷上昇を実施する。
復水器13の真空度が安定したことを確認した後に、ガス圧縮機循環弁V7を全開にし、電動弁MV5を25%開にする。次いで、図2に示すように、時点t1で圧縮機入口弁MV3を開状態とするとともに、圧縮機出口弁MV7を開状態とする。次いで、時点t1より遅れた時点t2でバイパス弁MV6を開状態とし、さらに時点t2より所定時間遅れた時点t3でエゼクタ入口弁MV1の開度を比較的速い速度で閉状態に移行させるとともに、ガス圧縮機41の電動モータ41dを駆動してガス圧縮機41を起動する。
エゼクタ入口弁MV1が全閉状態となった時点t4で補助蒸気入口弁MV2の開度を比較的速い速度で閉状態に移行させる。
その後、時点t5でインタクーラ34への冷却水の通水を開始する。このインタクーラ34への通水開始は、先ず、インタクーラドレン弁V3を徐々に開状態として全開状態とする。このときのインタクーラドレン弁V3の弁操作過程及び全開後に異常が無いことを確認する。
次に、インタクーラ冷却水入口弁V2を徐々に開状態とし、通水確認後に全開状態とする。このときにも、インタクーラ冷却水入口弁V2の弁操作過程及び全開後に異常が無いことを確認する。インタクーラドレン弁V3及びインタクーラ冷却水入口弁V2の全開後に、各機器に問題が生じていないことを確認して、インタクーラ34の通水開始処理を終了する。
その後、通常吸引用蒸気エゼクタ32の運転を開始する。このとき、先ず、ガス圧縮機41が正常運転状態であることを確認する。次いで、ガス圧縮機ミニマムフロー受入れ弁V4をガス圧縮機41の吐出流量が変動しないように徐々に開状態として全開状態とする。この状態では、ガス圧縮機41で圧縮された圧縮ガスがガス排出配管42、バイパス弁MV6、第1の循環配管43、第2の循環配管44、インタクーラ34、ガス配管36及びミストエリミネータ37、ガス配管38を通じてガス圧縮機41に戻る循環路が形成される。このため、ガス圧縮機41の吐出流量変動を殆ど生じない状態で駆動が継続される。
次に、ガス圧縮機循環弁V7をガス圧縮機41の吐出流量が変動しないように徐々に閉状態として全閉状態とする。このガス圧縮機循環弁V7の全閉状態で、ガス圧縮機41が正常運転状態であることを確認する。
続いて、エゼクタ駆動蒸気弁MV4を自動制御して全開状態とする。このエゼクタ駆動蒸気弁MV4の自動制御は、図4に示すように、初期段階では、開度θを全閉状態から時間の経過に伴って緩やかに増加させる特性線L1が設定され、開度θが蒸気流量(圧力)の変化が殆どなくなる所定開度θs(例えば15%)に達すると、特性線L1より勾配の大きい特性線L2で開度増加が継続されて全開状態に移行する。
このように、初期状態では勾配の緩やかな特性線L1で開度を増加させ、開度θが所定開度θs以上となると、勾配の急な特性線L2で開度を増加させることにより、復水器13の器内圧が大きく変動することなく通常吸引用蒸気エゼクタ32を起動することができ、ガス圧縮機41の吐出圧力変動を抑制することができ、ガス圧縮機41でサージングが発生することを確実に防止することができる。
因みに、エゼクタ駆動蒸気弁MV4の開度θを特性線L1の勾配より大きな例えば倍程度の勾配で増加させる実験を行ったところ、開側制御を行う場合には復水器13の器内圧が大きく変動することはないが、同様の勾配で閉側制御を行う場合には復水器13の器内圧が大きく変動し(真空度低下)、警報レベルまで変動し、ガス圧縮機41でサージングが発生して停止する可能性が高くなった。
したがって、上述した特性線L1及びL2でエゼクタ駆動蒸気弁MV4の開度を自動制御することにより、通常吸引用蒸気エゼクタ32の起動時及び動作終了時の双方で復水器13の器内圧が大きく変動することを確実に防止することができる。
一方、蒸気タービンプラントを停止させる場合には、図3に示すように、時点t11で、ガス圧縮機41を停止させるとともに、バイパス弁MV6を比較的急勾配で開状態から全閉状態に移行させる。これと同時に補助蒸気入口弁MV2を徐々に開いて全開状態とする。
次いで、時点t12で、エゼクタ入口弁MV1を徐々に開いて全開状態とする。これにより、復水器13の非凝縮ガスを含む蒸気が多段蒸気エゼクタ17によって吸引される初期状態と同様の状態となる。
次に、時点t13で、圧縮機入口弁MV3を徐々に閉じて全閉状態とするとともに、エゼクタ駆動蒸気弁MV4を徐々に閉じて全閉状態とする。これによって、通常吸引用蒸気エゼクタ32が停止される。
続いて、時点t14で、圧縮機出口弁MV7を徐々に閉じて全閉状態とし、その後所定時間遅れた時点t15でガス圧縮機41を停止させる。次いで、時点t16で冷却水の供給を停止し、その後しばらく多段蒸気エゼクタ17の運転状態を継続してから補助蒸気入口弁MV2及びエゼクタ入口弁MV1を閉じて、多段蒸気エゼクタ17の作動を停止させる。
このように、上記実施形態によると、通常吸引用蒸気エゼクタ32で蒸気供給源10の蒸気の一部が消費されることになるが、復水器13の非凝縮性ガスを含む蒸気を1段の通常吸引用蒸気エゼクタ32で吸引し、インタクーラ34で冷却し、ミストエリミネータ37で微粒子を除去してからガス圧縮機41で圧縮することにより、復水器13の器内圧を高真空度に上昇させることができ、蒸気タービン11の出力をガス圧縮機41のみで吸引する場合に対して例えば10%増加させることができた。
しかも、復水器13の器内圧の真空度を上昇させるためには、従来例で説明したように、運転性の良い多段蒸気エゼクタを適用するか高効率のガス圧縮機を適用するかの何れかで行うようにしているが、効率を重視するとガス圧縮機を採用するのが一般的である。しかしながら、このガス圧縮機を高効率運転するには、復水器13の器内圧を高真空度で安定した状態とする必要があり、このために、蒸気供給源10からの蒸気供給量が減少した場合には、ガス圧縮機41の第1の循環路43を介するガス循環量を増加させるため復水器13の器内圧が低下して効率が低下することになる。この器内圧の低下分を通常吸引用蒸気エゼクタ32で吸引することにより補ってガス圧縮機41を高効率で運転することができ、ガス抽出システム全体の効率を増加させて、蒸気タービン11の出力を増加させることができる。
次に、上述した蒸気タービンシステムを既存の蒸気タービンシステムを利用して構築するガス抽出システム施工方法について説明する。
この場合の既存の蒸気タービンシステムとしては、図5に示すように、分岐配管31が直接ミストエリミネータ37に接続されて復水器13の非凝縮性ガスを含む蒸気をミストエリミネータ37で微粒子を除去した後にガス圧縮機41に供給する構成とされている。この構成によると、復水器13から非凝縮性ガスを含む蒸気をガス圧縮機41で吸引しているので、多段蒸気エゼクタで構成されるガス抽出システムを構成する場合に比較して蒸気供給源10から供給される蒸気を消費することなく、高効率で復水器13から非凝縮ガスを含む蒸気を吸引することができる。
しかしながら、ガス圧縮機41の性能低下がない状態で、蒸気供給源10を構成する生産井から噴出する蒸気流量が減少することに伴い、ガス流量も減少した場合には、前述したようにガス圧縮機41のサージング防止のためガス流量を維持するようにガス圧縮機41から吐出された吐出ガスを復水器13に再循環させて運転する必要がある。このとき、最低ガス流量を維持しなければならないガス圧縮機の特性により、ガス流量が減少しているものの、タービン排気において高真空が得られない状況に陥る。このため、蒸気タービン11の出力が低下して発電効率が低下する。
このため、前述した実施形態のように、復水器13とミストエリミネータ37との間に通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34を介挿することにより、復水器13の器内圧を高真空状態に維持することができ、蒸気タービン11の出力を増加させることができる。
このためには、既設の蒸気タービンプラントに通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34を新設して連結する必要がある。この場合、図5の系統図においては、通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34を新設した状態で、ミストエリミネータ37に接続される分岐配管31の中間部31aを切り離して、分岐配管31のエゼクタ入口弁MV1側を通常吸引用蒸気エゼクタ32に接続するとともに、分岐配管31のミストエリミネータ37側をインタクーラ34に接続されたガス配管36に接続すれば良いことになる。
ところが、新設した通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34と分岐配管31の切断部とを接続するためには蒸気タービンプラントを長期間停止させなければならず、この間地熱発電を行うことができず、損失が発生する。
このため、本発明では、蒸気タービンプラントの停止期間を短縮するために、先ず、図6及び図9に示すように、復水器13及びミストエリミネータ37とを連結する分岐配管31の切断想定位置における復水器13側の切断部に接続する第1の外部接続用配管51と、ミストエリミネータ37側の切断部(この実施例ではミストエリミネータ37の蒸気入力口37a)に接続する第2の外部接続用配管52と、これら第1及び第2の外部接続用配管51及び52の他端に接続するU字状の連通配管53とで構成される連結部材54を製作しておく。ここで、第1及び第2の外部接続用配管51及び52の他端は、分岐配管31の切断部に接続した状態で、互いに所定間隔を保って平行で、且つ同一高さ位置でさらに同一垂直面に位置するように形成されている。また、第1及び第2の外部接続用配管51及び52の両端にはそれぞれ連結用フランジ55が形成され、同様に連通配管53の両端にも連結用フランジ56が形成されている。
そして、蒸気タービンプラントを停止させた状態で、分岐配管31を切断し、その切断部に連結用フランジ57を溶接し、この連結用フランジ57に連結部材54の第1の外部接続用配管51を連結するとともに、ミストエリミネータ37の蒸気入力口34gに連結部材54の第2の外部接続用配管52を連結する。この連結部材54の装着は、1日もかからない程度の短時間で行うことができ、連結部材54を装着した状態では、この連結部材54を介して復水器13に接続されたガス配管16から分岐された分岐配管31とミストエリミネータ37との間が直接連結された状態を維持するので、蒸気タービンプラントの運転を再開することができる。
この状態で、図7〜図9に示すように、復水器13の脇に、例えば1〜2カ月掛けて、通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34を設置するとともに、両者間の配管接続を行う。この通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34の設置が完了した時点で、再度蒸気タービンプラントを停止させた状態で、連結部材54の連通配管53を取り外す。次いで、図7に示すように、第1の外部接続用配管51に通常吸引用蒸気エゼクタ32の吸引口32aに接続された連結配管61を接続し、第2の外部接続用配管52にインタクーラ34のガス排出口34dに接続された連結配管62を接続する。これによって、復水器13からガス配管16、分岐配管31、第1の外部接続用配管51、連結配管61を介して通常吸引用蒸気エゼクタ32に達するガス通路が形成されるとともに、インタクーラ34から連結配管62及び第2の外部接続用配管52を介してミストエリミネータ37に達するガス通路が形成される。この状態で、前述した手順で蒸気タービンプラントを起動する。
このように、連結部材54を使用して、通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34の接続を行うことにより、既存の蒸気タービンプラントに短期間で通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34の接続を行うことができ、蒸気タービンプラントの休止時間を短縮して、地熱発電の停止による損失を最小限に抑制することができる。
なお、分岐配管31への連結部材54の装着時期は、上記に限定されるものではなく、通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34の設置が完了するまでの間に連結部材54を分岐配管31に装着するようにすれば良いものである。
また、第1の外部接続用配管51及び第2の外部接続用配管52の連通配管53を接続する端部位置は上記位置に限定されるものではなく、連通配管53の形状を変更することにより、任意の位置は端部配置することができ、通常吸引用蒸気エゼクタ32及びインタクーラ34の連結配管61及び62の位置に応じて任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、本発明を地熱発電プラントに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、蒸気タービン及び復水器を使用する蒸気タービンプラントに適用することができる。
10…蒸気供給源、11…蒸気タービン、12…発電機、13…復水器、16…ガス配管、17…初期吸引用多段蒸気エゼクタ、18,20…蒸気エゼクタ、32…通常吸引用蒸気エゼクタ、34…インタクーラ、37…ミストエリミネータ、41…ガス圧縮機、43…第1の循環配管、44…第2の循環配管、51…第1の外部接続用配管、52…第2の外部接続用配管、53…連通配管、54…連結部材、61,62…連結配管

Claims (7)

  1. 蒸気供給源から蒸気が供給される蒸気タービンと、該蒸気タービンから排出される蒸気を復水する復水器とを備えた蒸気タービンプラントにおける前記復水器から非凝縮性ガスを抽出する蒸気タービンプラントのガス抽出システムであって、
    前記復水器に非凝縮性ガスを抽出するガス抽出装置を接続し、該非凝縮性ガス抽出装置は、前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって復水器から非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する蒸気エゼクタと、該蒸気エゼクタで吸引された蒸気が供給されるガス圧縮機とを少なくとも備えていることを特徴とする蒸気タービンプラントのガス抽出システム。
  2. 前記ガス抽出装置は、前記蒸気エゼクタ及び前記ガス圧縮機間に、前記蒸気エゼクタで吸引された非凝縮性ガスを含む蒸気を冷却するインタクーラと、該インタクーラから出力される蒸気から微粒子を除去して非凝縮性ガスを前記ガス圧縮機に供給するミストエリミネータとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンプラントのガス抽出システム。
  3. 前記ガス抽出装置は、蒸気タービンプラントの起動時に前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって前記復水器の蒸気を吸引する初期吸引用の多段蒸気エゼクタを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気タービンプラントのガス抽出システム。
  4. 前記ガス圧縮機は、出力される圧縮ガスの一部を前記復水器に戻す循環路を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蒸気タービンプラントのガス抽出システム。
  5. 蒸気供給源から蒸気が供給される蒸気タービンと、該蒸気タービンから排出される蒸気を復水する復水器とを備えた蒸気タービンプラントの前記復水器から非凝縮性ガスを抽出する蒸気タービンプラントのガス抽出運転方法であって、
    前記復水器に非凝縮性ガスを抽出するガス抽出装置を接続し、該非凝縮性ガス抽出装置は、蒸気タービンプラントの起動初期に前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって前記復水器の蒸気を吸引する初期吸引用多段蒸気エゼクタと、前記蒸気供給源から供給される駆動蒸気によって復水器から非凝縮性ガスを含む蒸気を吸引する通常吸引用蒸気エゼクタと、該通常吸引用蒸気エゼクタで吸引された蒸気が供給されるインタクーラと、該インタクーラから出力される蒸気の微粒子を除去するミストエリミネータと、該ミストエリミネータで分離された非凝縮性ガスが供給され、且つ排出ガスを前記復水器及びインタクーラに個別に戻す第1及び第2のガス循環路を有するガス圧縮機とを少なくとも備え、
    蒸気タービンプラントの起動時に、先ず、前記初期吸引用多段蒸気エゼクタで前記復水器のガス抽出を行い、前記復水器の真空度上昇後に前記第1のガス循環路を開状態として前記蒸気タービンを起動する初期起動工程と、
    前記復水器の真空度安定後に前記ガス圧縮機を起動するガス圧縮機起動工程と、
    前記インタクーラへ通水を開始するインタクーラ通水開始工程と、
    前記第2のガス循環路を徐々に開きながら全開とした後前記第1の循環路を徐々に閉じて全閉としてから前記通常吸引用蒸気エゼクタに駆動蒸気を供給して通常運転とする通常運転工程と
    を備えたことを特徴とする蒸気タービンプラントのガス抽出運転方法。
  6. 前記通常運転工程の開始時に前記通常吸引用蒸気エゼクタへの駆動蒸気供給を駆動蒸気弁で制御し、初期段階で前記駆動蒸気弁の低増加率で開度を前記駆動蒸気流量が変化しない所定開度まで増加させ、前記所定開度に達した後は高増率で開度を増加させて全開状態とすることを特徴とする請求項5に記載の蒸気タービンプラントのガス抽出運転方法。
  7. 蒸気供給源から蒸気が供給される蒸気タービンと、該蒸気タービンから排出される蒸気を復水する復水器とを備えた蒸気タービンプラントの前記復水器から非凝縮性ガスをガス圧縮機でミストエリミネータを介して抽出するガス抽出システムにおける前記復水器及びミストエリミネータ間に蒸気エゼクタ及びインタクーラを新設する蒸気タービンプラントにおけるガス抽出システムの施工方法であって、
    前記復水器と該復水器の近傍に配設されたミストエリミネータとの間を接続する蒸気管路を所定長さ分切断し、
    切断部の復水器側に第1の外部接続用配管を接続し、前記切断部のミストエリミネータ側に第2の外部接続用配管を接続し、
    前記第1及び第2の外部接続用配管の他端側に両者を連通する連通配管を接続して、前記復水器と前記ミストエリミネータとの間の蒸気通路を確保し、
    前記蒸気エゼクタ及びインタクーラの設置が完了した時点で、前記連通配管を取り外し、前記第1の外部接続用配管に蒸気エゼクタの入側配管を接続し、前記第2の外部接続用配管に前記インタクーラの出側配管を接続する
    ことを特徴とする蒸気ガスタービンプランにおけるガス抽出システムの施工方法。
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