JP2011165618A - 端子付き電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】異種の金属材料からなる端子と導体とを接続した際に発生するガルバニック腐食を防止し、低コストで、かつ、優れた接続強度及び接続抵抗を有する端子付き電線を提供する。
【解決手段】端子4と、端子4と異なる金属材料からなる導体2上に絶縁層3が形成されている電線1とを備え、端子4と導体2が接続されている端子付き電線において、端子4の導体2が接続される面に、TiあるいはTi合金からなる導電防食層10を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車で使用される電線の導体に端子が接続された端子付き電線に係り、特に、Cu端子にAl導体を接続した接続部に発生するガルバニック腐食を防止できる端子付き電線に関するものである。
従来より、電気自動車やハイブリッド車などの自動車に使用される電線においては、軽量化のために、導体にアルミ(Al)を用いたアルミ電線(Al電線)が使用されており、そのAl電線を各種電気機器に接続する端子には、銅(Cu)或いはCu合金が使用されている。
ところで、CuとAlが接触した部材を、腐食環境下で使用した場合、特に、自動車や屋外電気機器のように、雨水にさらされたり、あるいは結露が生じやすい環境では、異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)の問題が発生する。
Cu端子付きAl電線の場合もその一例であり、Cu端子とAl導体との接続部が露出されたまま腐食環境下にさらされると、加速度的にAl導体の腐食(溶解或いは、腐食生成物の形成)が進行し、導電率の低下及び接続強度の著しい低下を引き起こす。
この対策として、Cu端子とAl導体との接続部を、熱収縮チューブなど、耐腐食性の樹脂材料で覆う方法が一般的に行われている。腐食環境を遮断する熱収縮チューブによるこの対策では、部品点数が増えることにより材料コストの上昇及び加工コストの上昇が発生する。また、樹脂材料は、自動車用途など、高電流、高温環境で使用するのに十分な耐熱性を有しておらず、長期信頼性の面で不安がある。更に、樹脂材料は、配線スペース等の関係で、その厚さを厚くすることができない場合、振動などによって損傷し十分な耐腐食性を発揮できない可能性もある。
そこで、特許文献1〜3に示されるように、次のような技術が提案されている。
特許文献1では、Cu端子とAl導体の接続において、Cu端子の接続面以外の表面に錫めっきを施し、Alの露出面積に対するCuの露出面積を小さくすることで、ガルバニック腐食の抑制を図っている。
特許文献2では、Cu端子とAl導体の接続において、撚線に接するCu端子部分にAlを主成分とするAl層を設けることで、ガルバニック腐食の防止を図っている。
特許文献3では、異種金属からなる端子と導体との接続において、導体端末部の露出した芯線に、金属キャップを被覆し、この金属キャップを包囲するようにカシメ片を圧着することで、ガルバニック腐食の防止を図っている。
特開2005−108608号公報 特開2007−12329号公報 特開2007−311369号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載される従来の端子付き電線では、解決すべき以下の問題点がある。
特許文献1では、面積効果を利用してガルバニック腐食の防止を図っているが、ガルバニック腐食の程度は軽減されるものの、実接触面は依然CuとAlであるため、ガルバニック腐食の根本的な解決とはなり得ず、接続強度の信頼性が低下してしまう。
特許文献2では、Al導体のCu端子との接続面がAl層であるため、接続部のガルバニック腐食の防止は可能である。しかしながら、端子自体がCuとAlで構成されるため、端子内のCu/Al界面で発生するガルバニック腐食は防ぐことができない。また、電気接触部の片面はAlであるため、接続抵抗の上昇の問題がある。
特許文献3では、ガルバニック腐食防止用の金属キャップを必要とするため、部材点数が多くなり、また、それにより圧着工程も増加するため、コストが高くなるという問題がある。
そこで本発明の目的は、上記問題を解決し、異種の金属材料からなる端子と導体とを接続した際に発生するガルバニック腐食を防止し、低コストで、かつ、優れた接続強度及び接続抵抗を有する端子付き電線を提供することにある。
上記目的を達成すべく請求項1の発明は、端子と、該端子と異なる金属材料からなる導体上に絶縁層が形成されている電線とを備え、前記端子と前記導体が接続されている端子付き電線において、前記端子は、前記導体が接続される面に、TiあるいはTi合金からなる導電防食層が形成されていることを特徴とする端子付き電線である。
請求項2の発明は、端子と、該端子と異なる金属材料からなる導体上に絶縁層が形成されている電線とを備え、前記端子と前記導体が接続されている端子付き電線において、前記端子は、前記導体が接続される面に、NiあるいはNi合金からなる導電防食層が形成されていることを特徴とする端子付き電線である。
請求項3の発明は、前記Ti合金は、Tiに、Fe、Cu、Ni、Mn、Mg、Mo、Zn、Zrのうちから選ばれる1種以上を含む合金からなる請求項1に記載の端子付き電線である。
請求項4の発明は、前記Ni合金は、Niに、Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Mo、Zn、Ti、P、Bのうちから選ばれる1種以上を含む合金からなる請求項2に記載の端子付き電線である。
請求項5の発明は、前記端子は、CuあるいはCuに、Si、Fe、Ni、Mn、Mg、Mo、Zn、Ti、Pのうちから選ばれる1種以上を含むCu合金からなる請求項1乃至4のいずれかに記載の端子付き電線である。
請求項6の発明は、前記導体は、AlあるいはAlに、Si、Fe、Ni、Mn、Mg、Zn、Tiのうちから選ばれる1種以上を含むAl合金からなる請求項1乃至4のいずれかに記載の端子付き電線である。
本発明によれば、異種の金属材料からなる端子と導体とを接続した際に発生するガルバニック腐食を防止し、低コストで、かつ、優れた接続強度及び接続抵抗を有する端子付き電線を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態を示し、端子と電線を接続する前の外観斜視図である。 図1の端子と電線を接続した後の外観斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、端子と電線を接続する前の外観斜視図である。 図3の端子と電線を接続した後の外観斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示し、端子と電線を接続する前の外観斜視図である。 図5の端子と電線を接続した後の外観斜視図である。 従来の形態を示し、端子と電線を接続する前の外観斜視図である。 図7の端子と電線を接続した後の外観斜視図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1、図2は、本発明に係る端子付き電線とその製造方法の第1の実施の形態を示したものである。図1、図2において、1はケーブルなどから引き出された電線で、導体2とその導体2を被覆する絶縁層3とで構成される。導体2は多数のAl或いはAl合金からなる素線2aを撚り合わせて形成される。絶縁層3の材料には、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、フッ素系樹脂などが用いられる。
電線1の端部に接続される端子4は、CuやCu合金などからなる板材を打ち抜いて形成された端子本体5から構成される。端子本体5の一方には、電気機器に接続される丸字形やY字形などの第一接続部6が形成され、他方には、電線1の端部に接続される第二接続部7が形成される。
第二接続部7は、第一接続部6から延びた長方形状の底面部8aと、底面部8aの幅方向(底面部8aの短手方向)の両辺に設けられた一対の接続片8bとで形成される。この一対の接続片8bを底面部8aに対して略90度ずつ折り曲げ、断面略U字形状にすることで、第二接続部7が形成される。
また、本実施の形態では、接続片8bに切欠部9を設けることで、第二接続部7に、電線1の導体2を接続する導体接続部7aと、電線1の絶縁層3を保持する絶縁層保持部7bが形成される。導体接続部7aは、電線1の導体2を接続した後のサイズに合わせるように、接続片8bを折り曲げて形成される。また、絶縁層保持部7bは、電線1の絶縁層3の外径と同じ大きさの幅となるように、接続片8bを折り曲げて形成される。さらに、切欠部9を設けた箇所の底面部8aは適宜曲げることが可能である。
第二接続部7の導体2と接続する面、つまり、導体接続部7aの表面には、Ni或いはNi合金、または、Ti或いはTi合金のいずれかからなる導電防食層10が形成される。なお、導電防食層10は、第一接続部6や絶縁層保持部7bの表面にも形成されていてもよい。
導電防食層10は、端子形状に打ち抜く前のCuやCu合金などからなる板材と、Ni或いはNi合金、または、Ti或いはTi合金のいずれかを複合化して予め形成される。複合化の代表的な方法として、冷間或いは熱間圧延によるクラッド法、めっき法、スパッタ法などが適用可能であり、またこれに限るものではない。なお、導電防食層10は、CuやCu合金などからなる板材から端子本体5を打ち抜いた後にめっき法、スパッタ法などにより形成してもよい。
このように導電防食層10を複合化した板材から、端子形状に打ち抜き、接続片8bを曲げて第二接続部7を形成することで端子4が構成される。
端子本体5と導体2の材料の組み合わせとして、純Cu端子と純Al導体が適用可能である。また、その他、端子本体5の材料として、Cuに、Si、Fe、Ni、Mn、Mg、Mo、Zn、Ti、Pのうち選ばれた1種以上の元素を含むCu合金、導体2の材料として、Alに、Si、Fe、Ni、Mn、Mg、Zn、Tiのうち選ばれた1種以上の元素を含むAl合金などが適用可能である。
端子本体5に設けられた導電防食層10は、Niの他、Niに、Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Mo、Zn、Ti、P、Bのうち選ばれた1種以上の元素を含むNi合金、或いは、Tiの他、Tiに、Fe、Cu、Ni、Mn、Mg、Mo、Zn、Zrのうち選ばれた1種以上の元素を含むTi合金の適用が可能である。
端子本体5に設けられた導電防食層10のNiへの元素添加量として、Si,Fe,Mn,Mg,Zn,Tiは20mass%以下、Cu,Mo,P,Bは10mass%以下が望ましい。また、Tiの元素添加量としては、Fe,Ni,Mn,Mg,Znは20mass%以下、Cu,Mo,Zrは10mass%以下が望ましい。
第二接続部7と導体2の接続は、例えば、図示しない超音波接続装置で超音波溶接することにより行う。なお、超音波接続装置としては、例えば、本体部と超音波発振器とで構成され、本体部が、基台上に設けられたホーン支持部と、導体および端子を配置させる受け台とを有しており、ホーン支持部から延びて先端部に接続時に導体と当接するホーンチップが形成された超音波ホーンが設けられているものなどを用いることができるが、これに限定されるものではない。図2に示すように、導体接続部7aと接続される導体2の先端部を超音波溶接で(条件としては、例えば、周波数40kHz,加圧力0.1〜0.4MPa,超音波印加エネルギー1〜3000J)、断面が略円形状から断面が略矩形状に押し潰されて溶接部2bが形成され、溶接部2bの底面及び両側面は、導体接続部7aに形成された導電防食層10に溶接される。第二接続部7と導体2の接続方法は特にこれに限定するものではなく、圧着などその他幅広い接続手法に適用可能である。
次に本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態においては、第二接続部7の電線1の導体2と接続する面にNi、Ni合金、Ti、Ti合金のいずれかからなる導電防食層10が形成されていることにより、異種の金属材料からなる端子と導体とを接続してもガルバニック腐食を防止することができるため、接続強度と接続抵抗との両方について良好な信頼性を得ることができる。
表1に、Al材と各種金属(Cu,Ni,Ti)を組み合わせ、その間に流れるガルバニック電流を測定した結果を示す。腐食環境として設定した測定溶液は5mass%NaClで、電流測定は500秒後に行った。また、上記した方法と同様の方法にてCu材にNi,Tiを組み合わせたときのガルバニック電流も測定した。
Figure 2011165618
この表1から、NiとTiは、Alと接触して使用した場合、ガルバニック電流値がそれぞれ0.0328mAと0.0153mAであり、Cu/Alの0.0482mAと比べて電流値が小さいことがわかる。つまり、第二接続部7の導体2と接触する表面に上述の導電防食層10を形成することにより、ガルバニック腐食を低減できることがわかる。
導電防食層10の厚さは、100μm以下が望ましい。これは、NiとTiの電気抵抗は端子本体であるCuと比較して大きいため、接続部全体の電気抵抗上昇およびそれによる発熱を抑えるためには、その厚さが薄い方がよい為である。また逆に、防食の観点から、安定した防食を確保するため、NiとTiの層の厚さは10μm以上が望ましい。
導電防食層10を構成するNi或いはTiの形成は、端子成型前の板材の状態で連続的に可能なため、低コストで製造できる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図3、図4により説明する。
第1の実施の形態では、電線1の導体2と接触する第二接続部7の内側全面に導電防食層10を形成したが、ボルト締めにより相手先と接続を行う第一接続部6は、より安定した電気接続状態を維持するため、Ni系やTi系材料ではなく、母材であるCu系材料であるほうがより好ましい。そこで、本実施の形態は、導体2と接触する導体接続部7aの表面にのみ導電防食層10aを形成し、第一接続部6と絶縁層保持部7bではCu母材を露出させたものである。導電防食層10aは、インレイクラッド或いは部分めっきなどにより容易に形成することができる。また、絶縁層保持部7bがCu材そのものであるため、絶縁層3を保持するための加工が容易である。
さらに、本発明の第3の実施の形態を図5、図6により説明する。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態で説明した端子4の導体接続部7a及び絶縁層保持部7bの導体2や絶縁層3と接触しない外側面に、導電防食層10bを形成したものである。
本実施の形態では、第1及び第2の実施の形態の効果に加え、導体接続部7a及び絶縁層保持部7bの外側面に導電防食層10bを形成することで、導体接続部7a及び絶縁層保持部7bの外部が腐食環境にさらされても防食できる。
次に、本発明の実施例1〜7、比較例1〜3、及び、従来例1〜4について説明する。
まず、実施例1〜7は、図1、図2にて説明した本発明の第1の実施の形態に係る端子付き電線であって、端子本体の材料と、導電防食層の形成方法及び材料を、種々変更した例を示したものである。
次に、比較例1〜3、従来例1〜4は、端子に導電防食層を形成しない例を示したものであり、端子形状は、図7、図8に示した通り、図1、図2に示した端子の形状と同様に形成した。
なお、図7、図8には、図1、図2で説明した部材名称と同一符号を付し、説明は省略する。
〔実施例1〕
Cu条(厚さ2.0mm)とNi条(厚さ0.25mm)を冷間圧延法により一体化させた複合材(クラッド材)を作製した。さらに、複合材を、総板厚0.8mmとなるように圧延加工を行った。その後、複合材をプレスして図1に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のNi面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔実施例2〕
Cu条(厚さ2.0mm)とNi条(厚さ0.10mm)を冷間圧延法により一体化させた複合材(クラッド材)を作製した。さらに、複合材を、総板厚0.8mmとなるように圧延加工を行った。その後、複合材をプレスして図1に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のNi面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔実施例3〕
Cu条(厚さ0.8mm)の片面をマスキングし、片面のみにNiめっき(厚さ10μm)を施した複合材を作製した。さらに、その後、複合材をプレスして図1に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のNi面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔実施例4〕
Cu条(厚さ0.8mm)の片面をマスキングし、片面のみにNiめっき(厚さ8μm)を施した複合材を作製した。さらに、その後、複合材をプレスして図1に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のNi面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔実施例5〕
Cu条(厚さ0.8mm)の片面をマスキングし、片面のみにNi−8mass%Pめっき(厚さ10μm)を施した複合材を作製した。さらに、その後、複合材をプレスして図1に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のNi面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔実施例6〕
Cu条(厚さ2.0mm)とTi条(厚さ0.25mm)を冷間圧延法により一体化させた複合材(クラッド材)を作製した。さらに、複合材を、総板厚0.8mmとなるように圧延加工を行った。その後、複合材をプレスして図1に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のTi面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔実施例7〕
Cu−Zn条(厚さ2.0mm)とNi条(厚さ0.25mm)を冷間圧延法により一体化させた複合材(クラッド材)を作製した。さらに、複合材を、総板厚0.8mmとなるように圧延加工を行った。その後、複合材をプレスして図1に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のNi面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔比較例1〕
Cu条(厚さ0.8mm)をプレスして図7に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔比較例2〕
Ni条(厚さ0.8mm)をプレスして図7に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔比較例3〕
Ti条(厚さ0.8mm)をプレスして図7に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔従来例1〕
Cu条(厚さ0.8mm)をプレスして図7に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。さらに、図8に示した第二接続部7の全体を樹脂製の熱収縮チューブで被覆した。
〔従来例2〕
Cu条(厚さ0.8mm)の表面でAl導体と接続する箇所、すなわち、図8にて溶接部2bが接触する面をマスキングし、それ以外の端子表面にSnめっき(厚さ10μm)を施した。その後、プレスして図7に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のCu露出面がAl導体と接するようにAl導体を導体接続部に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔従来例3〕
Cu条(厚さ2.0mm)とAl条(厚さ0.25mm)を冷間圧延法により一体化させた複合材(クラッド材)を作製した。さらに、複合材を、総板厚0.8mmになるよう圧延加工を行った。その後、複合材をプレスして図7に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。
導体は、外径1.0mmの純Al素線を19本撚り合わせたもの(導体断面積;15mm2)を用いた。
端子のAl面がAl導体と接するようにAl導体を端子の導体接続部上に設置したあと、超音波溶接にて端子と導体を接続し一体化させた。
〔従来例4〕
Cu条(厚さ0.8mm)をプレスして図7に示した端子形状に打ち抜き加工し、その後、電気機器に接続される第一接続部を形成するためのボルト穴加工を行った。図8に示した接続方法の代わりに、Al導体の端末部の露出された芯線をCuにSnめっきを施したキャップで被覆し、このキャップを包囲するように圧着し、端子とキャップ、導体を一体化させた。
上記した表1は、Al、Cu、Ni、Tiからなる金属の組合せを想定し、腐食環境下で異種金属間に流れるガルバニック電流を測定した結果を示したものである。腐食環境としては、5mass%NaClを用いて、測定は500秒後に行った。
表1の測定結果から、ガルバニック電流値の小さい組合せほど異種金属接触による腐食が小さいと推定することができる。
表2は、表1による評価結果に基づき作製した本発明の実施例1〜7、比較例1〜3、および従来例1〜4の端子付き電線に係り、端子と導体の接続強度(初期の接続強度の値、塩水噴霧試験後の接続強度の値)、接続抵抗(初期の接続抵抗の値、塩水噴霧試験後の接続抵抗の値)、接続に関わる材料・工程を含めたコスト(「○」:合格の意味、「×」:不合格の意味)を比較し、総合評価(「○」:優秀の意味、「△」:合格の意味、「×」:不合格の意味)を行ったものである。
端子とAl導体の接続強度は、端子と導体の両端を掴み、引張り試験機にて電線が破断または接続部から電線が引き抜けるまでの引張り応力を測定した。測定は、初期と塩水噴霧試験後のそれぞれについて行い、接続強度の評価は、導体単体での強度の90%以上を○(優秀の意味)、85%以上90%未満を△(合格の意味)、85%未満を×(不合格の意味)とした。
また、端子とAl導体の接続抵抗測定は、直流4端子法を用い、接続部に10Aの通電条件で、初期と塩水噴霧試験後のそれぞれについて行い、抵抗値が30μΩ以下を○(優秀の意味)、30μΩを超えて60μΩ未満を△(合格の意味)、60μΩ以上を×(不合格の意味)とした。
なお、塩水噴霧試験の条件は、端子付き電線を恒温槽中に配置し、5mass%NaClの塩水を35℃の恒温槽中に120時間噴霧し、その後、80℃、湿度90〜95RHの恒温槽中で120時間放置することで行った。この塩水噴霧試験後に、初期と同様の方法で、接続強度の値、および接続抵抗の値をそれぞれ測定した。
この結果を表2に示す。
Figure 2011165618
表2によれば、Al導体と端子のNi面が接している実施例1〜4は、初期の接続強度だけでなく、塩水噴霧試験後にも高い接続強度を保っていた。さらに、接続抵抗に関しても、初期及び塩水噴霧後で優れた値を示した。これは、実施例1〜4では、ガルバニック電流値の小さい組合せで接続部が構成されており、より腐食に敏感なAl導体の接続部の腐食が抑制できているためである。また、ベース材をCu材料としているため、部品全体の抵抗を低く抑えることができている。
Ni層の厚さは、数nm以上あれば有効であるが、より安定した接続信頼性を確保するためには、実施例3に示すように10μm以上が望ましい。また、Ni層は、Niリッチの合金、例えば実施例5に示すような、Ni−Pめっきでも同様の効果を得ることができる。また、表1の結果からもわかるとおり、Niの代わりに、実施例6に示すようなTi系材料を用いても同様に優れた接続強度及び接続抵抗が得られることがわかった。端子本体に関しては、実施例7に示すとおり、Cuに限らず、Cu合金でも他の実施例と同様の効果が得られる。
比較例1は、端子本体であるCuとAl導体を直接接続した結果であるが、この場合、表1からも予測できる通り、CuとAl間のガルバニック作用によりAl導体の腐食が進行し、腐食環境下での接続強度の信頼性は得ることができなかった。一方、端子本体をNi或いはTi材料のみとした比較例2、3はともに、耐腐食性は良好であったが、Ni或いはTi自体の電気抵抗がCuと比較して大きいため、接続部品全体の抵抗値が高いものとなる不具合が生じた。
従来例1は、端子本体であるCuとAl導体を直接接続し、その上に防食用の熱収縮チューブを被覆したものであるが、この場合、接続信頼性は確保できるものの、熱収縮チューブという部品点数が増え、更にその被覆作業工程が必要となってくるため、高コストとなる。また、従来例2に示す接続部以外にSnめっきを施す方法は、Cu端子とAl導体の面積比効果を利用して腐食の低減を狙ったものであるが、ミクロな視点ではCuとAlの接続部は存在しているため、塩水噴霧後の接続強度が低下していることがわかる。したがって、高い接続強度の信頼性を必要とする部材としては不適切と判断できる。従来例3に示すCu/Alクラッド材からなる端子は、端子とAl導体の腐食は抑制可能であるが、端子自体がガルバニック腐食の発生しやすいCuとAlの複合材で形成されているため、端子内でのAlの腐食が発生し、結果として接続抵抗の上昇が発生することがわかる。従来例4で示す、端子とAl導体接続の間に中間キャップを設置する方法は、接続強度、接続抵抗ともによい特性は得られるが、中間キャップの部品点数増加とその作業工程の増加により、従来例1と同様、大幅なコストアップとなる。
以上の結果より、表2中の総合評価で示すとおり、実施例1〜7は、接続強度、接続抵抗、コストのすべてに優れた端子付き電線を提供することができる。
1 電線
2 導体
3 絶縁層
4 端子
10 導電防食層

Claims (6)

  1. 端子と、該端子と異なる金属材料からなる導体上に絶縁層が形成されている電線とを備え、前記端子と前記導体が接続されている端子付き電線において、
    前記端子は、前記導体が接続される面に、TiあるいはTi合金からなる導電防食層が形成されていることを特徴とする端子付き電線。
  2. 端子と、該端子と異なる金属材料からなる導体上に絶縁層が形成されている電線とを備え、前記端子と前記導体が接続されている端子付き電線において、
    前記端子は、前記導体が接続される面に、NiあるいはNi合金からなる導電防食層が形成されていることを特徴とする端子付き電線。
  3. 前記Ti合金は、Tiに、Fe、Cu、Ni、Mn、Mg、Mo、Zn、Zrのうちから選ばれる1種以上を含む合金からなる請求項1に記載の端子付き電線。
  4. 前記Ni合金は、Niに、Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Mo、Zn、Ti、P、Bのうちから選ばれる1種以上を含む合金からなる請求項2に記載の端子付き電線。
  5. 前記端子は、CuあるいはCuに、Si、Fe、Ni、Mn、Mg、Mo、Zn、Ti、Pのうちから選ばれる1種以上を含むCu合金からなる請求項1乃至4のいずれかに記載の端子付き電線。
  6. 前記導体は、AlあるいはAlに、Si、Fe、Ni、Mn、Mg、Zn、Tiのうちから選ばれる1種以上を含むAl合金からなる請求項1乃至4のいずれかに記載の端子付き電線。
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