JP2011163171A

JP2011163171A - 窓に取付け可能な小型風力発電機

Info

Publication number: JP2011163171A
Application number: JP2010025185A
Authority: JP
Inventors: Seiji Abe; 清司阿部
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2010-02-08
Filing date: 2010-02-08
Publication date: 2011-08-25

Abstract

【課題】一般的な風力発電機は、回りに遮蔽物の無い比較的広いスペースに設置するようになっていて、設置するのは強固な台座が必要で一般的に設置工事を必要とする。
更に、発電機部分は風雨にさらされるため、防水などの高い密閉性を必要とするためメンテナンスが面倒で、構造も複雑な場合が多く、一般家庭には普及していない。
【解決手段】風力発電機を窓枠に設置できるようにしたことで設置を容易にし、更に回転翼部分を屋外に、発電機部分を屋内に設置することで高度な密閉性を不要とした。
広い場所に設置せずとも、建物に受けた風が壁伝いに回転翼に集められるため、真逆の風以外は比較的効率は悪くならない。
【選択図】図１

Description

本発明は、設置が容易な風力発電機に関するものである。

一般的な風力発電機は回りに遮蔽物の無い比較的広いスペースに設置するようになっている。

しかし、一般的な住宅では風力発電機の設置場所がなく、特に集合住宅では不可能であり、設置場所があっても設置にかかる費用が高く普及していない。

風力発電は太陽光発電に次いで個人が扱うことができる自然エネルギーであるが、設置場所がないことや設置費用が高いことが普及の妨げになっている。

この解決策として、屋根の上や屋上、ベランダに設置する風力発電機があるが、やはり設置にはある程度の工事が必要で、機器も高価なものが多い。

特開平８−２３７９９６号公報特開２００７−１２０３１８号公報

解決しようとする問題点は、一般個人でも容易に設置が可能で、また機器費用も安く製作できる風力発電機を提供することである。

本発明は、小型風力発電機を窓枠に取付け可能にし、更に防水が必要な発電機や二次電池などの部分は屋内に配して設置することができることを特徴とする。

本発明の小型風力発電機は回転翼部分は屋外に設置するが、動力をそのまま屋内に引き込むことができるため発電機や二次電池部分を完全防水にする必要がなく構造を簡便にすることができる。
また、窓枠に設置するため、設置が簡単で工事を必要としない。

図１は本考案の小型風力発電機の設置状態図である。（実施例１）図２は本考案の小型風力発電機の設置状態を示した説明図である。（実施例１）図３は本考案の小型風力発電機の説明図である。（実施例１）図４は本考案の小型風力発電機の設置例である。（実施例２）

窓枠を挟んで、屋外に回転翼、屋内に発電機および制御回路、二次電池等を配し、窓枠部分には動力の伝達部材のみを配する。

図１は、本発明装置の設置状態を示す１実施例の図であって、１は風力発電機本体、２はアルミサッシ、３は隙間を埋める部材である。
図２は、図１の断面図を示し、屋外に設置された１−１０は風を効率的に取り込む部材、１−１１は風を受ける部材、１−１２は屋内に取込まれた動力を伝える部材である。
図３は、風力発電機本体の説明図であって、１−１と１−３はプーリ、１−２はベルト、１−４と１−５はフレーム部材、１−６は屋内に取込まれた動力により回転する部材である。

図２のように壁や窓に当たった風は壁や窓伝いに移動し１−１０によって集められ１−１１を回転させる動力を発生させる。

発生した回転力は１−１を介して１−２に伝えられ、屋内に配する１−３へと伝わる。

１−１３に伝わった回転力は１−１２により適正な回転方向に修正されて１−６へと伝達される。

ここで、１−１１の回転方向は風向きによって変化するため１−１２には１方向クラッチなどの複数組み合わせににより常に一定方向の回転とすることにより、１−６に接続される発電機の負荷を減らす目的がある。

図４は、本発明の第２の実施例であって、建物の間が狭い場合のいわゆるビル風を利用した風力発電機の説明図である。

いわゆるビル風の場合は、横方向の風しかなく、壁面より建物間の中心の方が風速が大きいため、１−１０を建物側に移動させることで効率を上げている。

このように、窓を挟んで屋内に発電機を配することにより、防水など機密性を有することなく簡便な構造にできる。
また、設置も窓枠に固定するため設置は非常に簡単であり、窓枠に設置する、窓用換気扇、窓用エアコンは良く知られている。

ひとつあたりの発電能力は低いため、二次電池を用いた携帯機器の充電やＬＥＤ照明などに利用できる。
機構や設置が簡単なため、学校の教材等に使用できる。
屋内に回転動力を伝えられるため、簡単な実験装置を追加することで、その地域での風の状態を観測することができる。
回転翼の形状は、本図にとどまらず、サボニウス型、ダリウス型、プロペラ型にも応用でき、設置場所により最適なものを選択する

１風力発電機本体
１−１駆動側プーリ
１−２伝導ベルト
１−３従動側プーリ
１−４フレーム
１−５フレーム
１−６発電動力軸
１−１０風防
１−１１回転羽
１−１２回転方向制御機構部
１−１４風防
２窓
３隙間部材
５建築物

Claims

小型の風力発電機において、回転翼部と、前記回転翼部と発電機部を一定距離あけることのできる動力伝達部分と、発電機部と、前記動力伝達部の近傍に窓枠に設置することのできる部材とを備え、前記回転翼部は屋外に、前記発電機部は屋内に設置することができるようにしたことを特徴とする窓に取付け可能な小型の風力発電機。