JP2011161234A - 拡張性胸部アクセスポート - Google Patents

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Abstract

【課題】胸部アクセスポートを提供すること。
【解決手段】組織中の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体であって、各本体部材は、対向する側部と外側側部とを含み、第1および第2の本体部材は、コネクタによって互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、広がった位置において、本体部材の対向する側部は、互いから離れるように外向きに撓み、対向する側部の間に通路を規定する、本体と、第1および第2の本体部材に結合されている可撓性膜であって、可撓性膜を半径方向外向きに移動させることが本体部材を近接した位置から広がった位置へ動かすように本体部材から延びている可撓性膜とを備える。
【選択図】図1

Description

(背景)
本出願は、2010年2月12日出願の米国仮出願第61/304,083号の優先権を主張し、この米国仮出願の全体内容が本明細書において参照により援用される。
(1.技術分野)
本開示は、概して外科手順を実行するためのデバイスおよび技術に関する。より詳細には、本開示は、最小侵襲性外科手術のためのアクセスデバイスに関する。
(2.関連技術の背景)
外傷および回復時間を低減するための努力において、切開または体の天然のオリフィスなど、皮膚内の小さな開口を通して多くの外科手順が実行される。例えば、これらの手順は、一般に患者の腹部の範囲内で実行される腹腔鏡手順、および一般に患者の胸腔の範囲内で実行される胸部手順を含む。
このような最小侵襲性外科手順の期間中における使用のために、特定の外科用器具が開発されている。これらの外科用器具は、把持器、クリップ適用具、試料回収バッグ、その他など、器具の遠位の端に位置を決められる動作可能な構造を有する細長いシャフトを典型的に含む。
最小侵襲性外科手順の期間中において、医師は、しばしば栓塞子またはトロカールを使用することによって、患者の体壁内に開口を形成し、その後、開口内においてアクセスアセンブリの位置を決める。アクセスアセンブリは、それを通して延びる通路を含み、これにより、上記の外科用器具のうちの1つ以上を、内部の作業部位(例えば体腔)内で位置を決めるために受取る。
最小侵襲性胸部手順の期間中において、アクセスアセンブリは、一般に、肋間腔として知られる患者の隣接した肋骨の間に位置した空間の中へ挿入され、その後、アクセスアセンブリ中の通路を通して、外科用器具が内部の作業部位の中へ挿入され得る。
最小侵襲性胸部手順の期間中において、可視化、ある種の外科用器具の導入、および/または組織試料の除去を容易にするために、肋間腔を規定する肋骨に隣接して組織を広げることが望ましいことがあり得る。さらに、これらの手順の期間中において、アクセスアセンブリの堅固な信頼性のある設置が望ましく、これにより、アクセスアセンブリが、アクセスアセンブリを通して挿入される器具(単数または複数)の操作期間中に適用される力に耐えることを可能にする。しかしながら、手順期間中における患者の外傷、回復期間中における不快感、および総合的な回復時間を低減することは、重要な問題のままである。しかるに、胸部アクセスポートに対するニーズが存在し、このような胸部アクセスポートは、組織の無外傷性の退縮を可能にしつつ、術後の患者の痛みを最小化し、および、体腔からの組織試料の回収を容易にするのみならず、体腔へのアクセスを制約しない。
本開示に従って、組織中の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリまたは外科用アクセスポートが提供される。一局面において、外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを有する本体を含む。各本体部材は、対向する側部と外側側部とを含む。第1の本体部材および第2の本体部材は、コネクタによって互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動である。近接した位置において、第1の本体部材および第2の本体部材の対向する側部は、互いに対してより近い。広がった位置において、第1の本体部材および第2の本体部材の対向する側部は、互いから離れるように外向きに撓み、これにより、それらの間に通路を規定する。可撓性膜は、第1の本体部材および第2の本体部材に結合され、そこから延びる。可撓性膜は、可撓性膜を半径方向外向きに移動させることが、本体部材を近接した位置から広がった位置へ動かすように構成される。
一実施形態において、可撓性膜は、その近位の端において、調節可能な部材に結合される。調節可能な部材は、可撓性膜を緊張させるように構成され得、これにより、本体部材を近接した位置と広がった位置との間で動かす。可撓性膜上の緊張を解放することは、本体部材が近接した位置へ復帰することを許し得る。調節可能な部材は、可撓性膜に結合された調節可能なリングを含み得る。調節可能なリングは、リングの最小半径を規定する第1の位置と、リングのより大きな半径を規定する第2の位置との間において、選択的に調節可能であり得る。
いくつかの実施形態において、1つ以上のリボンがコネクタに結合され、これにより、手順の完了後において、切開を通してアクセスアセンブリを体腔から除去する。リボンはまた、いくつかの実施形態において、アクセスアセンブリの位置決めおよび配向を操作するために使用され得る。
いくつかの実施形態において、各本体部材の外向きに面する表面は、湾曲した断面構成を規定する。各本体部材はまた、それの対向する側部から外側側部へ、厚さを増大し得る。
コネクタは、概して馬蹄形の構成を規定し得、第1の本体部材および第2の本体部材の外側側部に向かって、第1の本体部材および第2の本体部材の前端に接続され得る。
クッション材が本体部材の外向きに面する表面上に配置され得、これにより、アクセスアセンブリが組織中の開口を通して配置される場合に周囲組織を保護する。
本体部材は、いくつかの実施形態において、近接した位置に向かって付勢され得る。
別の局面において、本開示は、組織中の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリを提供し、この外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体を備え、各本体部材は、前端と、後端と、第1の側部および第2の側部とを含む。第1の本体部材および第2の本体部材は、互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、ここで、近接した位置において、第1の本体部分の側部および第2の本体部材の側部は、互いに対してより近く、広がった位置において、第1の本体部分の第1の側部および第2の本体部材の第1の側部は、互いからより遠くに離れるように間隔を空けられ、これにより、それらの間に通路を規定する。本体部材は、切開に向かって配向された前端で切開の中へ挿入可能であり、その後、本体部材は、本体部材の横方向の位置における本体部材の間に規定される通路と共に、横方向の位置へ旋回可能である。
使用者によって把持可能な、第1の本体部材および第2の本体部材から延びる可撓性膜が提供され得、これにより、本体部材を横方向の位置に動かし、および/または、本体部材を広がった位置に動かす。ロッキング部材が提供され得、これにより、近接した位置と広がった位置との間の中間位置において、本体部材を選択的にロックする。
別の局面において、本開示は、組織中の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリを提供し、この外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体を備え、各本体部材は、対向する側部と、前端と、後端とを含む。第1の本体部材および第2の本体部材は、互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、ここで、近接した位置において、第1および第2の本体部材の対向する側部は、互いに対してより近く、広がった位置において、第1および第2の本体部材の対向する側部は、互いから外向きに離れるように回転され、これにより、それらの間に通路を規定する。
各本体部材の外側表面は、湾曲され得、切開内における組織の内側表面と係合し得る。クッション部材が本体部材の外側表面上に位置を決められ得る。可撓性部材が本体部材から延び得、本体部材を外向きに回転するために可動である。
患者の内部空洞にアクセスする方法もまた、本開示の別の局面に従って提供される。この方法は、患者の組織中に開口を形成することと、アクセスアセンブリを提供することとを含む。次に、近接した位置におけるアクセスアセンブリについて、アクセスアセンブリの前端が患者の組織中の開口を通して挿入され、これによって、アクセスアセンブリの本体は、患者の隣接した肋骨の間に規定される肋間腔内に位置を決められ、可撓性膜は、組織中の開口から近位に延びる。その後、アクセスアセンブリは、隣接した対向する側部が組織中の開口と整列するように回転される。次に、可撓性膜は、半径方向外向きに移動され、本体部材を近接した位置から広がった位置に動かし、患者の内部の体腔内への通路を生成するために肋間腔を拡張する。
一実施形態において、アクセスアセンブリの移動および/または回転を容易にするために、1つ以上のリボンが使用され得る。
別の実施形態において、方法は、アクセスアセンブリを通して、外科用器具類および/または組織試料を導入することをさらに含む。
方法は、可撓性部材上の緊張を解放することをさらに含み得、これにより、アクセスアセンブリが広がった位置から近接した位置に動くことを許す。その後、いくつかの実施形態において、アクセスアセンブリは、前端が組織中の開口に隣接して位置を決められるように回転され得、その後、(例えば、前端に結合されたリボンのうちの1つを引くことによって)アクセスアセンブリを組織中の開口から除去するために、前端を通じて近位に移動され得る。
以上により、本発明は、以下の手段を提供する。
(項目1)
組織の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリであって、該外科用アクセスアセンブリは、
第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体であって、各本体部材は、側部と外側側部とを含み、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、コネクタによって互いに結合され、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、該広がった位置において、該第1の本体部材の対向する側部および該第2の本体部材の対向する側部は、互いから離れるように外向きに撓むことにより、該対向する側部の間に通路を規定する、本体と、
該第1の本体部材と該第2の本体部材とに結合され、該本体部材から延びている可撓性膜であって、その結果、該可撓性膜を半径方向外向きに並進させることが、該本体部材を該近接した位置から該広がった位置へ動かす、可撓性膜と
を備えている、外科用アクセスアセンブリ。
(項目2)
上記可撓性膜は、該可撓性膜の近位の端において、調節可能な部材に結合され、該調節可能な部材は、該可撓性膜を並進させるように構成されていることにより、上記本体部材を上記近接した位置と上記広がった位置との間で動かす、上記項目に記載のアクセスアセンブリ。
(項目3)
上記調節可能な部材は、上記可撓性膜に結合されている調節可能なリングを含み、該調節可能なリングは、該リングの最小半径を規定する第1の位置と、該リングのより大きな半径を規定する第2の位置との間において、選択的に調節可能である、上記項目のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目4)
上記コネクタに結合されている少なくとも1つのリボンであって、上記アクセスアセンブリの位置決めを操作するために構成されているリボンをさらに備えている、上記項目のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目5)
各本体部材は、該本体部材の上記対向する側部から上記外側側部へ厚さが増大する、上記項目のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目6)
各本体部材は、前端と後端とを含み、上記コネクタは、馬蹄形の構成を規定し、上記第1の本体部材の前端および上記第2の本体部材の前端に接続されている、上記項目のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目7)
上記本体部材は、上記近接した位置に付勢されている、上記項目のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目8)
組織の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリであって、該外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体を備え、各本体部材は、前端と、後端と、第1の側部および第2の側部とを含み、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、該近接した位置において、該第1の本体部材の第1の側部および該第2の本体部材の第1の側部は、互いに対してより近く、該広がった位置において、該第1の本体部材の第1の側部および該第2の本体部材の第1の側部は、互いからより遠くに離れるように間隔を空けられることにより、該第1の側部の間に通路を規定し、該本体部材は、切開に向かって方向付けられた該前端で該切開の中へ挿入可能であり、該本体部材は、その後に横方向の位置へ旋回可能であり、該通路は、該本体部材の該横方向の位置における該本体部材の間に規定される、外科用アクセスアセンブリ。
(項目9)
上記第1の本体部材と上記第2の本体部材とから延びている可撓性膜をさらに備えている、上記項目のいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
(項目10)
上記可撓性膜は、上記本体部材を横方向の位置へ動かすために使用者によって把持可能であり、該本体部材を上記広がった位置へ動かすために使用者によって把持可能である、上記項目のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目11)
上記アクセスアセンブリを上記横方向の位置へ旋回させるために、該アセンブリから延びている可撓性部材をさらに備えている、上記項目のいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
(項目12)
選択の広がった位置において上記本体部材を選択的にロックするために、ロッキング部材をさらに備えている、上記項目のいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
(項目13)
上記第1の本体部材および上記第2の本体部材は、前端において互いに結合されている、上記項目のいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
(項目14)
上記各本体部材の外側表面は、湾曲し、切開内における組織の内側表面と係合する、上記項目のいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
(項目15)
上記本体部材の外側表面上に位置を決められているクッション部材をさらに備えている、上記項目のいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
(項目1a)
組織中の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリであって、該外科用アクセスアセンブリは、
第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体であって、各本体部材は、側部と外側側部とを含み、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、コネクタによって互いに結合され、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、該広がった位置において、該第1の本体部材の対向する側部および該第2の本体部材の対向する側部は、互いから離れるように外向きに撓み、これにより、該対向する側部の間に通路を規定する、本体と、
該第1の本体部材と該第2の本体部材とに結合されている可撓性膜であって、該可撓性膜を半径方向外向きに移動させることが、該本体部材を該近接した位置から該広がった位置へ動かすように、該本体部材から延びている、可撓性膜と
を備えている、外科用アクセスアセンブリ。
(項目2a)
上記可撓性膜は、該可撓性膜の近位の端において、調節可能な部材に結合され、該調節可能な部材は、該可撓性膜を移動させるように構成され、これにより、上記本体部材を上記近接した位置と上記広がった位置との間で動かす、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目3a)
上記調節可能な部材は、上記可撓性膜に結合されている調節可能なリングを含み、該調節可能なリングは、該リングの最小半径を規定する第1の位置と、該リングのより大きな半径を規定する第2の位置との間において、選択的に調節可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目4a)
上記コネクタに結合されている少なくとも1つのリボンであって、上記アクセスアセンブリの位置決めを操作するために構成されているリボンをさらに備えている、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目5a)
上記本体部材のそれぞれは、湾曲した断面構成を規定している、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目6a)
上記本体部材のそれぞれは、該本体部材の上記対向する側部から上記外側側部へ厚さを増大している、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目7a)
各本体部材は、前端と後端とを含み、上記コネクタは、馬蹄形の構成を規定し、上記第1の本体部材の前端および上記第2の本体部材の前端に接続されている、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目8a)
上記アクセスアセンブリが組織中の開口を通して配置される場合に周囲組織を保護するために、クッション材が上記本体部材の外側表面上に配置されている、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目9a)
上記本体部材は、上記近接した位置に付勢されている、上記項目のうちのいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
(項目10a)
組織中の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリであって、該外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体を備え、各本体部材は、前端と、後端と、第1の側部および第2の側部とを含み、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、該近接した位置において、該第1の本体部材の第1の側部および該第2の本体部材の第1の側部は、互いに対してより近く、該広がった位置において、該第1の本体部材の第1の側部および該第2の本体部材の第1の側部は、互いからより遠くに離れるように間隔を空けられ、これにより、それら該第1の側部の間に通路を規定し、該本体部材は、切開に向かって配向される該前端で該切開の中へ挿入可能であり、該本体部材は、その後に横方向の位置へ旋回可能であり、該通路は、該本体部材の該横方向の位置における該本体部材の間に規定される、外科用アクセスアセンブリ。
(項目11a)
上記第1の本体部材と上記第2の本体部材とから延びている可撓性膜をさらに備え、該可撓性膜は、該本体部材を横方向の位置へ動かすために使用者によって把持可能であり、該本体部材を上記広がった位置へ動かすために使用者によって把持可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
(項目12a)
選択の広がった位置において上記本体部材を選択的にロックするために、ロッキング部材をさらに備えている、上記項目のうちのいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
(項目13a)
上記アクセスアセンブリを上記横方向の位置へ旋回させるために、該アセンブリから延びている可撓性部材をさらに備えている、上記項目のうちのいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
(項目14a)
上記第1の本体部材および上記第2の本体部材は、前端において互いに結合されている、上記項目のうちのいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
(項目15a)
上記各本体部材の外側表面は、湾曲し、切開内における組織の内側表面と係合する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
(項目16a)
上記本体部材の外側表面上に位置を決められているクッション部材をさらに備えている、上記項目のうちのいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
(項目17a)
患者の内部の空洞にアクセスする方法であって、該方法は、
該患者の組織中に開口を形成するステップと、
アクセスアセンブリを提供するステップであって、該アクセスアセンブリは、
第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体であって、各本体部材は、対向する側部と、外側側部と、前端と、後端とを含み、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、コネクタによって互いに結合され、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、該近接した位置において、該第1の本体部材の対向する側部および該第2の本体部材の対向する側部は、互いに対してより近く、該広がった位置において、該第1の本体部材の対向する側部および該第2の本体部材の対向する側部は、互いから離れるように外向きに撓み、これにより、該対向する側部の間に通路を規定する、本体と、
該第1の本体部材と該第2の本体部材とに結合されている可撓性膜であって、該可撓性膜を半径方向外向きに移動させることが、該本体部材を該近接した位置から該広がった位置へ動かすように、該本体部材から延びている、可撓性膜と
を含む、ステップと、
該近接した位置における該開口を通して該アクセスアセンブリの前端を挿入することによって、該アクセスアセンブリの該本体は、患者の隣接した肋骨の間に規定される肋間腔内に位置を決められ、該可撓性膜は、該開口から近位に延びる、ステップと、
該隣接した対向する側部が組織中の該開口と整列するように該アクセスアセンブリを回転するステップと、
該可撓性膜を半径方向外向きに移動させることによって、該本体部材を該近接した位置から該広がった位置へ動かし、該肋間腔を拡張する、ステップと
を包含する、方法。
(項目18a)
上記膜の移動と上記アクセスアセンブリの回転とのうちの少なくとも一方を容易にするために、上記コネクタに結合されている少なくとも1つのリボンをさらに備えている、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目19a)
上記アクセスアセンブリを通して外科用器具類と組織試料とのうちの少なくとも一方を導入するステップをさらに包含する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目20a)
組織中の開口から上記アクセスアセンブリを除去するために、該アクセスアセンブリを上記前端を通じて近位に移動させるステップをさらに包含する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
(摘要)
外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを有する本体を含む。各本体部材は、対向する側部と外側側部とを含む。本体部材は、コネクタによって互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、広がった位置において、対向する側部は、互いから離れるように外向きに撓み、これにより、それらの間に通路を規定する。可撓性膜は、第1の本体部材および第2の本体部材に結合され、そこから延び、これによって、可撓性膜を半径方向外向きに移動させることが、本体部材を近接した位置から広がった位置へ動かす。
主題のアクセスポートの様々な実施形態が、本明細書において図面を参照して記載される。
図1は、本開示に従ったアクセスポートの側面図であり、組織中の切開内へ挿入されて示される。 図2Aは、図1のアクセスポートの底面図であり、組織中の切開内における位置へ回転されている。 図2Bは、図1のアクセスポートの底面図であり、近接した位置と広がった位置との間の動きのための位置にある。 図3は、図1のアクセスポートの側面断面図であり、広がった位置に配置されている。 図4は、図1のアクセスポートの底面斜視図であり、アクセスポートから組織中の切開を通して延びる可撓性膜を示す。 図5Aは、図1のアクセスポートの底面斜視図であり、組織中の切開から除去されて示される。 図5Bは、図1のアクセスポートの上面斜視図であり、組織中の切開から除去されて示される。 図6は、図1のアクセスポートを有する患者の骨格構造を図示する正面図であり、隣接した肋骨の間に規定される肋間腔の中に位置を決められている。
(詳細な説明)
本願で開示されるアクセスアセンブリまたはアクセスポートの様々な実施形態、および同一物を使用する方法は、ここで図面を参照して詳細に記載され、同一の参照番号は、類似または同一の要素を識別する。図面において、および以下の記載において、「近位」の用語は、アクセスポートまたはそのコンポーネントの端であって、適正な使用期間中において医師により近い端を指すように理解されるべきである一方、「遠位」の用語は、当該分野において伝統的かつ慣習的であるように、医師からより遠い端を指すように理解されるべきである。さらに、本明細書における以下の「組織」の用語の使用は、患者の肋骨と、何かしらの周囲組織との両方を包含するように理解されるべきである。また、「最小侵襲性手順」の用語は、小さな開口/切開を通した外科手順を含むことが意図され、このような外科手順は、胸腔または腹腔などの閉じ込められた空間内で実行される。
ここで図1〜図5Bを参照すると、本願で開示される外科用アクセスポートは、総じて参照番号100で識別されて示される。図1〜図5Bの実施形態において、アクセスポート100は、胸部ポート100として描写され、胸部ポート100は、胸腔内において1つ以上の外科用器具の挿入および操作を許すために、患者の隣接した肋骨「R」(図3)の間に位置する肋間腔の中への挿入のために構成され、および寸法を決められる。しかしながら、アクセスポート100は、様々な他の内部の体腔および/または組織へのアクセスを提供するように構成され、および寸法を決められるということもまた想定される。さらに、アクセスポート100は、本明細書において記載される目的に適する強度の、任意の適する生体適合性材料から形成され得、このような材料はポリマー材料を含むが、これに限定されない。
アクセスポート100は、肋間腔を通して、例えば胸腔「T」(図3および図6)など、体腔内へ延びるように構成され、および寸法を決められ、総じて、馬蹄形の前端107と、馬蹄形の前端107によって相互に接続された第1の本体部材110および第2の本体部材120とを有する本体105を含む。リボン130は、馬蹄形の前端107に付着され、これにより、手順後において、空洞「T」から切開「I」を通してのアクセスポート100の除去を容易にする。可撓性膜140は、その遠位の端142において、第1および第2の本体部材110、120のそれぞれ対向する(内側の)側部112および122に付着され、近位の端144において、調節可能なリング150に付着される。アクセスポート100は、挿入および除去のための閉鎖した、または近接した位置と、開放した、または離れるように間隔を空けられた位置との間で可動であり、この開放した位置において、内部の体腔へのアクセスを提供するために、通路190(図3)がこの位置を通して延びる。
第1の本体部材110は、外側側部113と、前端114と、後端115を含み、第2の本体部材120は、外側側部123と、前端124と、後端125を含む。図1に示されるアクセスポート100の近接した、または閉鎖した位置において、本体部材110、120のそれぞれの対向する側部112、122は、互いに対してより近く、好ましくは互いに隣接して位置を決められる。馬蹄形コネクタ108の端108aは、本体部材110の前端114に付着され、馬蹄形コネクタ108の端108bは、本体部材120の前端124に付着される。開口109は、馬蹄形コネクタ108と、本体部材110、120のそれぞれの前端114、124との間に規定される。
アクセスポート100の本体部材110、120は、半硬質材料から形成され得、これにより、アクセスポート100に構造的支持を与える一方、なおもある程度の可撓性を許す。本体部材110、120の少なくとも一部分は透明であり得、これにより、アクセスポート100を通して外科部位の中への可視化を可能にする。図3に最もよく示されているように、本体部材110、120は、そのそれぞれ対向する側部112、122から、そのそれぞれ外側側部113、123へ厚さを増大し得、および/または、クッション材119(図3)を含み得、クッション材119は、外側側部113、123に隣接して配置され、本体部材110、120のそれぞれ外向きに面する表面116、126に沿って延びる。この増大した厚さおよび/またはクッション材119は、アクセスポート100を通しての、外科用器具類および/または体組織の、挿入および除去の期間中において、例えば、肋骨「R」および神経「N」など、周囲組織を保護することを助ける。理解され得るように、本体部材110、120の増大した厚さはまた、外側側部113、123が本体部材110、120のそれぞれ対向する側部112、122よりも硬質であるか、または可撓性が少ないことを許す。以下でより明白になるように、好ましい実施形態において、本体部材110、120は、外側側部113、123から対向する側部112、122へ増大する可撓性を有し、これによって、対向する側部112、122は、互いから離れるように動かされ得、アクセスポート100を通して延びる通路190を生成する。
アクセスポート100は、近接した位置に向かって付勢され得、近接した位置において、本体部材110、120は、互いに対してより近く、好ましくは隣接して、位置を決められる。この実施形態において、本体部材110、120が開放した位置へ撓められて、ロック作用機構によって開放した位置に保持されない場合、本体部材110、120は、付勢下、近接した、または閉鎖した位置へ復帰する。
本体部材110、120のそれぞれの前端114、124または後端115、125から見ると、本体部材110、120のそれぞれは、片面または両面上において、同様に、弧状の、または湾曲したプロファイルを規定し得る。言い換えれば、本体部材110、120のそれぞれ外向きに面する表面116、126は、概して凸形の構成を規定し得、および/または、本体部材110、120のそれぞれ内向きに面する表面117、127は、概して凹形の構成を規定し得る。したがって、鞍部118、128(図3)がアクセスポート100の本体部材110、120のそれぞれ外向きに面する表面116、126のそれぞれの中に形成され得る。理解され得るように、アクセスポート100が近接または閉鎖した位置(図1)に配置される場合、鞍部118、128は比較的浅い。しかしながら、開放した、または離れるように間隔を空けられた位置(図3)へのアクセスポート100の動きに際して、鞍部118、128は、その中に収まる肋骨「R」に対してより明確に規定されるようになる。これに対応して、対向する側部112、122が互いから離れるように動かされると、本体部分110、120のそれぞれ外向きに面する表面116、126はより凸形になる一方、内向きに面する表面117、127はより凹形になる。
図3に最もよく示されているように、可撓性膜140は、緊張した場合において概して漏斗形状であり、その遠位の端142において、本体部材110、120のそれぞれ対向する側部112、122に結合される。より詳細には、可撓性膜140の第1のセクション140aは、本体部材110の対向する側部112の長さに沿って、対向する側部112に機械的に結合され、可撓性膜の第2のセクション140bは、同様に、本体部材120の対向する側部122の長さに沿って、対向する側部122に機械的に結合される。図3に示されるように、可撓性膜140の端のセクション140dのペアは、可撓性膜140の第1のセクション140aと第2のセクション140bとを互いに接続し、それによって、完成した漏斗形状を規定する。言い換えれば、可撓性膜140は、その近位の端144から、その遠位の端142まで、漏斗形状の通路190を生成する。このように、漏斗形状の膜140は、漏斗の最も遠位の部分を形成する本体部材110、120を有して、遠位に延びる。理解され得るように、本体部材110、120が近接した位置にある場合、つまり、本体部材110、120の対向する側部112、122が互いに隣接する場合、漏斗はより円錐形状である一方、本体部材110、120が開放した位置にある場合、つまり、対向する側部112、122が互いに離れるように間隔を空けられる場合、漏斗はより円筒形状である。
可撓性膜140は、柔組織の退縮のために構成されることが想定される。より詳細には、異なる患者間において広範囲な組織の厚さが存在し得るので、広範囲な組織の厚さの退縮を許すために、可撓性膜140は十分な弾力性を有することが想定される。また、可撓性膜140は、十分な強度であることも想定され、これにより、緊張した場合において本体部材110、120を適切に退縮させ、鋭利な外科用器具類による偶発的な突き刺しに耐え、および引き裂きに耐える。さらに、可撓性膜140は、生体適合性材料から作製されることが想定され、これにより、患者の組織と接触する際の患者による副作用のインシデントを低減する。可撓性膜140はまた、透明な材料で作製され得、これにより、使用者が外科部位および周囲組織をより良好に視認することを許す。
引き続き図3を参照すると、調節可能なリング150は、可撓性膜140の近位の端144に配置される。調節可能なリング150は、通路190への構造化された開口を規定するために硬質の生体材料から形成され得、通路190は、本体部材110、120を通して、可撓性膜140の近位の端144から延びる。より詳細には、調節可能なリング150は、可撓性膜140の近位の端144に形成される輪149を通して配置され得る。近位の端144は、可撓性膜140の上へ折り返されて付着され得、これにより、その間に輪149を規定する。あるいは、調節可能なリング150は、任意の他の適する構成において、可撓性膜140と機械的に係合され得る。いくつかの実施形態において、リング150は、患者の体の外形に順応するために可撓性であり得る。
調節可能なリング150は、リングを様々な位置に保持するための構造を含む。図3の実施形態において、オーバーラップする端153、154を有するラチェット作用機構が提供され、各オーバーラップする端153、154は、その対向する表面上において、それぞれ、複数の相補的な歯153a、154aと、それぞれ、ノッチ153b、154bとを規定し、これによって、歯153aはノッチ154bと係合可能であり、歯154aはノッチ153bと係合可能であり、それによって、調節可能なリング150を望み通りに拡張または縮小し、およびリングを選択位置に保持する。したがって、調節可能なリング150、ひいてはその周りに配置される可撓性膜140の近位の端144は、最小の半径および最大の半径を規定し得、最小の半径において、リング150の端153および154はフルにオーバーラップし、可撓性膜140はほぼ非緊張状態であり、最大の半径において、調節可能なリング150の端153および154は少しだけオーバーラップし、可撓性膜140はかなり緊張する。以下により詳細に記載されるように、リングの直径を調節することは、可撓性膜140を緊張および弛緩させ、それによって、本体部材110、120の間に規定される通路190の開放および閉鎖(または、拡大および退縮)を生じさせる。また、調節可能なリング150を最小半径と最大半径との間において調節/保持するために、任意の他の適する調節可能な部材が使用され得ることも想定される。調節可能な部材140は、可撓性膜140を複数の位置にロックするためのロック作用機構を含み得、これら複数の位置は、例えば、リング150の最小半径、リング150の最大半径、および/または複数の中間の半径を規定する。
上述されたように、可撓性膜140は、緊張した場合において概して漏斗形状であり、可撓性膜140の近位の端144に配置される調節可能なリング150から遠位に、かつ内向きに延び、最終的に、可撓性膜140の遠位の端142において、本体部材110、120に付着する。さらには、可撓性膜140の第1のセクション140aおよび第2のセクション140bと、端のセクション140dとは、互いに一体的であり得(つまり、単一の膜として形成され)、または、慣習的手段を介して互いに係合される別個のセクションとして形成され得る。可撓性膜140の遠位の端142は、本体部材110、120に付着されるか、または一体的であることが想定され、これによって、アクセスポート100を通して延びる通路190は、切開「I」を包囲する組織から隔離される。好ましい実施形態において、可撓性膜140および本体部材110、120は、切開「I」を完全にシールドし、これにより、外科手順の期間中における組織の損傷および/または感染のリスクを低減する。
ここで図2A〜図2Bを参照すると、馬蹄形状コネクタ108は、アクセスポート100の本体部材110、120のそれぞれ前端114、124から延びる。馬蹄形状コネクタ108は、適する手段を介して、前端114、124と一体的に形成され得るか、または前端114、124に付着され得る。馬蹄形状コネクタ108は、丈夫な硬質材料から作製され得、これにより、本体部材110、120の間に固定の空間関係を維持する。この目的のために、馬蹄形状コネクタ108は、それに対してさらなる構造的支持を提供するために補強され得る。馬蹄形状コネクタ108は、本体部材110、120のそれぞれ外側側部113、123を互いに対して比較的固定されるように維持するように、その一方で、対向する内側部112、122が外側側部113、123に対して可撓性であるように構成され得、それによって、本体部材110、120を撓ませる。しかるに、アクセスポート100を通して延びる通路190は、最小の幅と最大の幅との間において拡張可能であり、最小の幅において、本体部材110、120の対向する側部112、122は互いに隣接し、最大の幅において、本体部材110、120の対向する側部112、122は、互いから、および本体部材110、120のそれぞれ外側側部113、123に対して、離れるように撓められる。理解され得るように、例示された実施形態において、通路190の最大の幅は、外側側部113、123の間の距離を超えず、外側側部113、123は、馬蹄形状コネクタ108によって、互いに対して固定の関係に維持される。
馬蹄形状コネクタ108にほぼ類似する第2の馬蹄形状コネクタ(示されていない)は、本体部材110、120のそれぞれ後端115、125に配置され得、これにより、本体部材110、120に対して、および、より詳細には、本体部材110、120の外側側部113、123に対して、さらなる構造的支持を提供する。
図4および図5Bに最もよく示されているように、リボン130は、馬蹄形状コネクタ108の周囲に配置され、そこから延びる。リボン130は、馬蹄形状コネクタ108に付着されるか、馬蹄形状コネクタ108の周りでループにされるか、さもなければ馬蹄形状コネクタ108と係合され得る。リボン130は、アクセスポート100から切開「I」を通して近位に延びて出るように十分な長さを有し、これにより、使用者に把持される。以下により詳細に記載されるように、リボン130は、切開「I」からのアクセスポート100の除去のために構成される。いくつかの実施形態において、リボン130は、アクセスポート100の挿入および使用の期間中において、アクセスポート100の操作を容易にするために提供され得る。アクセスポート100の操作をさらに容易にするために、2つ以上のリボン130が提供され得ることが想定される。代わりに、またはリボン130と共に、アクセスポート100を操作するか、配向させるか、または位置を決めるために、可撓性膜140が使用され得る。
例として、アクセスポート100の使用および動作は、ここで最小侵襲性胸部手順の経過の期間において論述される。以下に照らして理解されるように、アクセスポート100は、簡単に挿入され、操作され、および患者の体から除去される。さらに、アクセスポート100は、最小侵入性(minimally intrusive)であり、患者の身体構造に順応するように可撓性であり、胸腔「T」(図3)内への良好な視認性を提供する。さらに、アクセスポート100の漏斗形状の低プロファイルの構成は、例えば、体内からの組織試料の除去または回収においてなど、とりわけ有利である。
最初に、慣習的手段によって、開口または切開「I」が患者の胸部体腔の外側側部組織壁の中に形成される。切開「I」は、隣接した肋骨「R」の間に形成され、肋間腔に沿って延びる。言い換えれば、比較的狭い、細長い切開「I」が、隣接した肋骨「R」の間に形成される。
切開「I」を通しての挿入のための準備において、アクセスポート100は、図1に示されるように垂直の位置に配向され、この位置において、馬蹄形状の前端107は遠位または切開「I」に対してより近く、本体部材110、120の後端115、125は近位または使用者に対してより近い。この点において、本体部材110、120は、近接した位置にあり、好ましくはこの位置に付勢され、これによって、アクセスポート100は比較的細く、そこを通る通路190は、上述されたように最小の幅を規定し、または、いくつかの実施形態におけるように、側部112および側部122が隣接している場合に閉鎖される。切開「I」に対するアクセスポート100のこの整列は、(あるとすれば)切開の限定的な拡張および周囲組織への最小の外傷を有して、隣接した肋骨「R」の間の狭い切開「I」を通してアクセスポート100が挿入されることを許す。リボン130は、切開「I」から離れるように馬蹄形状コネクタ108から延び、これによって、図1に示されるように、リボン130の一部分が切開「I」から延びる。
図1に示されるように、使用者はその後、アクセスポート100を(例えば使用者の指で、または任意の他の適する外科用ツールで)把持し、馬蹄形状の前端107によって先導されて、アクセスポート100を切開「I」を通して遠位に前進させる。本体部材110、120のそれぞれ前端114、124およびそれぞれ後端115、125は、湾曲した構成を規定し得、これにより、切開「I」からのアクセスポート100の挿入および除去の期間中において、アクセスポート100の組織上での「捕捉」の可能性を減少させる。馬蹄形状の前端107および本体部材110、120は、切開「I」の中へ完全に挿入される一方、可撓性膜140は、切開「I」から近位に延びる。
図2Aに示されるように、アクセスポート100の本体部材110、120が切開「I」を通して完全に配置されると、膜140は、アクセスポート100を展開のために整列させるように近位に引っ張られ得る。より詳細には、アクセスポート100の挿入後において、理解され得るように、馬蹄形状の前端107は、体腔内の最も遠くへ位置を決められる一方、本体部材110、120のそれぞれ後端115、125は、切開「I」に最も近く、すなわち、アクセスポート100は、図1に示されるように配向される。内部の体腔内に完全に配置されたアクセスポート100と共に、膜140は引っ張られ得、馬蹄形状の前端107が切開「I」に向かって引き戻されることを生じ、それによって、アクセスポート100を回転させる。図2Aに示されるように、組織の表面であって、それを通して切開「I」が形成されている組織の表面に対して、アクセスポート100の本体部材110、120がほぼ平行な位置に決められるまで、膜140が引っ張られる。図2Bに示されるように、その後、膜140の横方向の移動がもたらされ、これによって、本体部材110、120のそれぞれ対向する側部112、122は、切開「I」の対向する側部とほぼ整列し、かつ、本体部材110、120のそれぞれ対向する側部112、122の間に規定される通路190は、切開「I」と整列する。より詳細には、本体部材110、120の外側側部113、123は、肋骨「R」に隣接して、および肋骨「R」の遠位に位置を決められる一方、対向する側部112、122(それらの間に通路190を規定する)は、切開「I」に隣接して、および切開「I」の遠位に位置を決められる。上述されたように、1つ以上のリボン130が、馬蹄形状の前端107上に、またはアクセスポート100上の他の位置に提供され得、これにより、手順の完了後におけるアクセスポート100の除去を容易にする。
図2Bに示されるように、アクセスポート100が切開「I」内に挿入されて位置を決められる場合、本体部材110、120の凹形の外向きに面する表面116、126が(切開「I」に向かって)近位に面するように、かつ、本体部材110、120の凸形の内向きに面する表面117、127が(胸部体腔「T」に向かって)遠位に面するように、アクセスポート100が配向されることを留意すべきである。理解され得るように、この配向において、本体部材110、120のそれぞれ対向する側部112、122は、本体部材110、120の湾曲した表面に起因して、少なくとも部分的に切開「I」に向かって近位に延びる。可撓性膜140は、本体部材110、120のそれぞれ対向する側部112、122から近位に延びる。より詳細には、図2A〜図2Bにおいて視認可能ではないが、可撓性膜140であって、その近位の端に配置された調節可能なリング150を有する可撓性膜140は、切開「I」を通して、本体部材110、120の対向する側部112、122から近位に延びる。リング150は、組織の外部表面に隣接して位置を決められ、最初に最小の非緊張状態の構成に配置され、つまり、この状態において、端153、154は、リング150の最小半径を形成するように実質的にオーバーラップする。組織の外部表面に隣接してリング150の位置を決めることは、望ましい低プロファイルの構成を提供し、低プロファイルの構成は、アクセスポート100内における外科用器具類のより大きな機動性を許す。
上述され、および図2Bに示された位置から、アクセスポート100は、近接した位置から開放した(拡大した)位置へ拡張され得、これにより、例えば胸腔「T」(図3および図6)など、内部の体腔へのアクセスを提供する。アクセスポート100を近接した位置から開放した位置へ拡張するために、調節可能なリング150は、その最小半径からより大きな半径まで、ラチェット動作されるか、または拡張される。理解され得るように、リング150が拡張されると、リング150は、可撓性膜140を緊張させ、切開「I」を通して可撓性膜140を近位に引っ張り、最終的に、組織の外部表面に沿って、切開「I」から半径方向外向きに可撓性膜140を引っ張る。可撓性膜140が緊張され、および切開「I」を通して近位に引っ張られると、本体部材110、120のそれぞれ対向する側部112および122は、切開「I」を通して近位に引っ張られ、このとき、可撓性膜140は、もはや切開「I」を通して配置されておらず、寧ろ、完全に組織の外側側部表面に沿って延びる。図3に示されるように、本体部材110、120は、このように切開「I」を通して配置され、切開「I」の近位の端に向かって延びる対向する側部112、122を有し、および切開「I」の遠位の端に向かって延びる外側側部113、123を有する。本体部材110、120の外側側部113、123から対向する側部112、122へ増大される可撓性は、本体部材110、120が可撓性膜140の緊張および引っ張りに応答して撓められることを許す。
さらには、馬蹄形状コネクタ108は、肋骨「R」に隣接する、および肋骨「R」の遠位の位置に、外側側部113、123を維持することを助ける。言い換えれば、外側側部113、123は、胸腔「T」内において、肋骨「R」の遠位に保持される一方、対向する側部112、122は、調節可能なリング150の拡張による可撓性膜140の引っ張りに応答して、切開「I」を通して互いから離れるように近位に撓められる。さらに、グリップ部(明示されていない)が外向きに面する表面116、126上に配置され得、および、より詳細には、本体部材110、120のそれぞれ鞍部118、128を内張りすることが想定され、これにより、本体部材110、120を所定位置に係留し、滑りを防止する。
図3に示されるように、調節可能なリング150が最大半径に向かって動かされると、本体部材110、120の外向きに面する表面116、126は、鞍部118、128内の肋骨「R」に隣接した組織と係合し、組織「R」を互いから離れるように促し、これにより肋間腔を拡張する。さらに、理解され得るように、肋骨「R」に隣接した組織を拡張するために、本体部材110、120の対向する側部112、122が近位に、および互いから外向きに撓められると、アクセスポート100を通して規定される通路190は、最小の幅を規定する近接した位置から、拡大または開放した位置へ拡張され、拡大または開放した位置において、図3に最もよく示されているように、通路190はより大きな幅を規定する。例えば、リング150の端153、154のインターロック歯153a、154aおよびノッチ153b、154bなど、ロック作用機構は、アクセスポート100が広がった位置に保持されることを許す(図3)。さらに、リング150のインターロック歯153a、154aおよびノッチ153b、154bは、近接した位置と拡大または開放した位置との間の複数の中間位置において、アクセスポート100のロック作用を許す。このような特徴は、異なる患者の異なる身体構造(つまり、患者の肋間腔の間隔は異なり得る)に適応し、デザイラビリティ(desirability)に対する説明を与え、このようなデザイラビリティは、いくつかの手順において、肋骨「R」をより遠く離れるように促すことである一方、他の手順において、肋骨に隣接した組織を拡大し、これにより、隣接した肋骨「R」の間の間隔を増大することなく内部の空洞へのアクセスを提供することである。
上述されたように、アクセスポート100が広がった位置に保持またはロックされると、通路190内で外科手順を実行するために、外科用器具類が通路190を通して挿入され得る。図3に示されるように、本体部材110、120は、切開「I」および周囲組織を保護しつつ、通路190を維持する。肋骨「R」および神経「N」は、本体部分110、120の厚くされた部分および/または追加的なクッション材119によって、鞍部118、128内で保護される。可撓性膜140は、切開「I」から半径方向外向きに延び、組織の外部表面を保護する一方、調節可能なリング150は、アクセスポート100を開放した位置に維持する。しかるに、切開「I」および周囲組織は保護され、肋骨「R」に隣接した組織は退縮させられ、これにより、患者に対する最小の痛みと最小の組織損傷とを有して、胸腔「T」へのアクセスを提供する。さらに、上述されたように、可撓性膜140およびリング150の低プロファイルの構成は、胸腔「T」へのより大きなアクセスと、通路190を通して配置される器具類のより大きな操作とを許す。
本体部材110、120の内向きに面する表面117、127は、潤滑材またはゼリーでコーティングされ得、これにより、アクセスポート100からの、外科用器具類および/または組織試料の、挿入および除去において助ける。
肋間組織へのグリップを増大するために、随意で、テクスチャを与えられた表面が外(接触)表面166、126上に設置され得る。組織のグリップ作用を強化するために、膜140もまた、随意で、テクスチャを与えられた表面を有し得る。
外科手順の完了後、調節可能なリング150は、収縮され、または「ロックを解除され」、最小半径に復帰させられ、それによって、可撓性膜140を非緊張状態にし、本体部材110、120が図2Bに示される近接または閉鎖した位置への付勢下で復帰することを許し、および、肋骨「R」に隣接した組織がその最初の位置に向かって戻るように縮小することを許す。本体部材110、120が、非撓み状態の、閉鎖した位置に復帰させられると、アクセスポート100は、近接した位置の、細く、比較的平らな形状特性に復帰する。この近接した位置において、アクセスポート100は、切開「I」から簡単に除去され得る。より詳細には、図4に最もよく示されているように、リボン130は近位に引っ張られ得、それによって、アクセスポート100の馬蹄形状の前端107を近位に引っ張り、アクセスポート100を除去用の位置へ回転させる。図5A〜図5Bに示されるように、リボン130のさらなる移動の際、馬蹄形状の前端107によって先導されるアクセスポート100は、アクセスポート100が切開「I」から完全に除去されるまで、切開「I」を通して近位に移動される。最後に、切開「I」は、例えば縫合して閉鎖されるなど、完全に閉鎖され得る。
胸腔手順における使用のために記載されたが、本明細書に記載されたアクセスポートは、他の最小侵襲性外科手順において使用され得ることもまた理解されるべきである。
本明細書に詳細に記載され、添付の図面に図示されたデバイスおよび方法は、非限定的な例示の実施形態であり、記載、開示、および図面は、単に特定の実施形態の例示として解釈されるべきであることを当業者は理解する。それゆえ、本開示は記載された正確な実施形態に限定されず、様々な他の変更および改変が、本開示の範囲または意図から逸脱することなく当業者によってもたらされ得ることが理解される。さらに、1つの例示的実施形態に関して図示または記載された要素および特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、別の要素および特徴と結合され得ること、および、そのような改変および変形もまた、本開示の範囲内に含まれることが意図されていることが想定される。したがって、本開示の主題事項は、添付の特許請求の範囲によって指示される場合を除いて、何が詳細に示され、および記載されているかということによって限定されるものではない。
100 アクセスポート
105 本体
107 馬蹄形状の前端
108 馬蹄形状コネクタ
109 開口
110、120 本体部材
112、122 対向する側部
113、123 外側側部
114、124 前端
115、125 後端
116、126 外向きに面する表面
117、127 内向きに面する表面
118、128 鞍部
119 クッション材
130 リボン
140 可撓性膜
142 遠位の端
144 近位の端
149 輪
150 調節可能なリング
153、154 オーバーラップする端
153a、154a 歯
153b、154b ノッチ
190 通路
I 切開
N 神経
T 胸腔
R 肋骨

Claims (15)

  1. 組織の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリであって、該外科用アクセスアセンブリは、
    第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体であって、各本体部材は、側部と外側側部とを含み、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、コネクタによって互いに結合され、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、該広がった位置において、該第1の本体部材の対向する側部および該第2の本体部材の対向する側部は、互いから離れるように外向きに撓むことにより、該対向する側部の間に通路を規定する、本体と、
    該第1の本体部材と該第2の本体部材とに結合され、該本体部材から延びている可撓性膜であって、その結果、該可撓性膜を半径方向外向きに並進させることが、該本体部材を該近接した位置から該広がった位置へ動かす、可撓性膜と
    を備えている、外科用アクセスアセンブリ。
  2. 前記可撓性膜は、該可撓性膜の近位の端において、調節可能な部材に結合され、該調節可能な部材は、該可撓性膜を並進させるように構成されていることにより、前記本体部材を前記近接した位置と前記広がった位置との間で動かす、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  3. 前記調節可能な部材は、前記可撓性膜に結合されている調節可能なリングを含み、該調節可能なリングは、該リングの最小半径を規定する第1の位置と、該リングのより大きな半径を規定する第2の位置との間において、選択的に調節可能である、請求項2に記載のアクセスアセンブリ。
  4. 前記コネクタに結合されている少なくとも1つのリボンであって、前記アクセスアセンブリの位置決めを操作するために構成されているリボンをさらに備えている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  5. 各本体部材は、該本体部材の前記対向する側部から前記外側側部へ厚さが増大する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  6. 各本体部材は、前端と後端とを含み、前記コネクタは、馬蹄形の構成を規定し、前記第1の本体部材の前端および前記第2の本体部材の前端に接続されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  7. 前記本体部材は、前記近接した位置に付勢されている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  8. 組織の開口内に位置を決めるための外科用アクセスアセンブリであって、該外科用アクセスアセンブリは、第1の本体部材と第2の本体部材とを含む本体を備え、各本体部材は、前端と、後端と、第1の側部および第2の側部とを含み、該第1の本体部材および該第2の本体部材は、互いに結合され、近接した位置と広がった位置との間において互いに対して可動であり、該近接した位置において、該第1の本体部材の第1の側部および該第2の本体部材の第1の側部は、互いに対してより近く、該広がった位置において、該第1の本体部材の第1の側部および該第2の本体部材の第1の側部は、互いからより遠くに離れるように間隔を空けられることにより、該第1の側部の間に通路を規定し、該本体部材は、切開に向かって方向付けられた該前端で該切開の中へ挿入可能であり、該本体部材は、その後に横方向の位置へ旋回可能であり、該通路は、該本体部材の該横方向の位置における該本体部材の間に規定される、外科用アクセスアセンブリ。
  9. 前記第1の本体部材と前記第2の本体部材とから延びている可撓性膜をさらに備えている、請求項8に記載の外科用アクセスアセンブリ。
  10. 前記可撓性膜は、前記本体部材を横方向の位置へ動かすために使用者によって把持可能であり、該本体部材を前記広がった位置へ動かすために使用者によって把持可能である、請求項1〜請求項7または請求項9のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  11. 前記アクセスアセンブリを前記横方向の位置へ旋回させるために、該アセンブリから延びている可撓性部材をさらに備えている、請求項8または請求項10に記載の外科用アセンブリ。
  12. 選択の広がった位置において前記本体部材を選択的にロックするために、ロッキング部材をさらに備えている、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
  13. 前記第1の本体部材および前記第2の本体部材は、前端において互いに結合されている、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の外科用アクセスアセンブリ。
  14. 前記各本体部材の外側表面は、湾曲し、切開内における組織の内側表面と係合する、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
  15. 前記本体部材の外側表面上に位置を決められているクッション部材をさらに備えている、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の外科用アセンブリ。
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