JP2011159203A - 商品管理システム - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】効率のよい発注作業を実現することができる。
【解決手段】商品管理システム1は、サーバ32,51と電子棚札54,54,・・・とを備える。サーバは、商品に関する各種情報を記憶する。電子棚札は、商品の近傍に配置され、商品の価格を表示する。また、電子棚札は、商品の発注に関する発注関連情報を受け付け、価格と共に発注関連情報を表示する。これにより、電子棚札の表示部の切り替え作業を省略することができる。
【選択図】図1
【解決手段】商品管理システム1は、サーバ32,51と電子棚札54,54,・・・とを備える。サーバは、商品に関する各種情報を記憶する。電子棚札は、商品の近傍に配置され、商品の価格を表示する。また、電子棚札は、商品の発注に関する発注関連情報を受け付け、価格と共に発注関連情報を表示する。これにより、電子棚札の表示部の切り替え作業を省略することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、商品管理システムに関する。
近年、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗においては、いわゆるPOSシステム(Point Of Sales System)およびESLシステム(Electric Shelf Label System;電子棚札システム)を用いた商品管理システムが採用され始めている。例えば、特許文献1(特開2009−022767号公報)に示すように、POSシステムは、主として複数のPOSターミナルであるキャッシュレジスタ(レジスタ)とバックヤードに置かれるストアコントローラとから構成される。POSシステムでは、ストアコントローラに設定された商品の価格(設定価格)に基づいてレジスタにおける精算が行われ、レジスタにおける入力に基づいてストアコントローラによって販売商品のデータ集計等が行われる。また、ESLシステムは、商品の陳列棚に設置する電子棚札(ESL)と、ESLに表示するための情報を送るESLサーバとから構成される。ESLシステムでは、ストアコントローラに設定された商品の価格等がESLサーバを介してESLに送られる。これにより、商品の設定価格と、ESLに表示する価格(表示価格)とを一致させる。
ところで、商品管理システムでは、複数のレジスタによって得られた商品の販売実績に関する情報(商品名、販売個数、売上高等)をストアコントローラまたはESLサーバに収集することができるため、収集した販売実績情報を閲覧することにより、発注すべき商品の数(発注数)を判別することも可能になる。
しかし、商品の販売実績に基づいて、妥当な発注数を判別するには十分な経験を必要とする。そのため、パートやアルバイト等の複数の作業者によって発注作業を行うようなスーパーマーケットやコンビニエンスストアでは、当該販売実績に関する情報を利用した場合にも効率よく発注作業を行えない場合がある。
本発明の課題は、効率のよい発注作業を実現する商品管理システムを提供することにある。
本発明に係る商品管理システムは、サーバと、電子棚札とを備える。サーバは、商品に関する各種情報を記憶する。電子棚札は、商品の近傍に配置され、商品の価格を表示する。また、電子棚札は、情報受付部と、表示部とを有する。情報受付部は、商品の発注に関する発注関連情報を受け付ける。発注関連情報は、サーバに記憶された商品に関する各種情報に含まれる情報である。表示部は、商品の価格と共に、情報受付部によって受け付けられた発注関連情報を表示する。
本発明に係る商品管理システムでは、電子棚札の表示部に、商品の価格とともに商品の発注関連情報が表示されるため、電子棚札の表示部の切り替え作業を省略することができる。
また、発注関連情報は、発注推奨数、在庫数、および所定期間における販売数のうち、少なくともいずれか一つを含むことが好ましい。表示部には、商品の価格と共に発注推奨数、在庫数、および所定期間における販売数のうち、少なくともいずれかが表示される。そのため、作業者が実際に棚に残った商品と発注推奨数等とを比較しながら、妥当な発注数を決定することができる。
また、表示部は、電子ペーパーであることが好ましい。発注関連情報が商品の価格と共に表示されるため、画面の切り替え回数を減少させることができ、電力の節約を図ることができる。
さらに、サーバは、分類部を有し、表示部は、複数のランクに応じて発注関連情報を表示することが好ましい。分類部は、売上げ関連情報に基づいて、商品を複数のランクに分類する。売上げ関連情報は、商品に関する各種情報に含まれる商品の売上げに関する情報である。売り上げに及ぼす影響に応じて、発注関連情報を電子棚札に表示させることが可能であるため、発注量を適切に判断することができる。
本発明に係る商品管理システムは、効率のよい発注作業を実現することができる。
以下、図1から図21を用いて、本発明の一実施形態に係る商品管理システム1を説明する。
(1)全体構成
まず、図1に、本発明の一実施形態に係る商品管理システム1を示す。商品管理システム1は、店舗内における商品の発注、生産、販売等に関するデータを一括管理するシステムである。商品管理システム1には、POSシステム3(Point Of Sales System)と、ESLシステム5(Electric Shelf Label System;電子棚札システム)と、計量器システム4とが含まれる。商品管理システム1では、店舗内に配備されたLAN2を用いて、POSシステム3、ESLシステム5、および計量器システム4を接続している。これにより、POSシステム3、ESLシステム5、および計量器システム4の相互間で通信が可能になる。
まず、図1に、本発明の一実施形態に係る商品管理システム1を示す。商品管理システム1は、店舗内における商品の発注、生産、販売等に関するデータを一括管理するシステムである。商品管理システム1には、POSシステム3(Point Of Sales System)と、ESLシステム5(Electric Shelf Label System;電子棚札システム)と、計量器システム4とが含まれる。商品管理システム1では、店舗内に配備されたLAN2を用いて、POSシステム3、ESLシステム5、および計量器システム4を接続している。これにより、POSシステム3、ESLシステム5、および計量器システム4の相互間で通信が可能になる。
(2)詳細構成
(2−1)POSシステム
POSシステム3は、電子キャッシュレジスタ(レジスタ)31によって得られる情報をストアコントローラ32で収集して、収集した情報に基づいて在庫管理や発注作業を行うシステムである。POSシステム3は、図1に示すように、主として、POSターミナルである複数のレジスタ31と、ストアコントローラ32とから構成されている。
(2−1)POSシステム
POSシステム3は、電子キャッシュレジスタ(レジスタ)31によって得られる情報をストアコントローラ32で収集して、収集した情報に基づいて在庫管理や発注作業を行うシステムである。POSシステム3は、図1に示すように、主として、POSターミナルである複数のレジスタ31と、ストアコントローラ32とから構成されている。
(2−1−1)レジスタ
レジスタ31は、スーパーマーケット等の店舗の精算エリアに設置される。レジスタ31は、買い物客が購入する商品の精算を行う際に用いられる装置である。レジスタ31は、図2に示すように、主として、通信部310と、入力部311と、表示部312と、発行部313と、ドロア314と、記憶部315と、制御部316とを有する。
レジスタ31は、スーパーマーケット等の店舗の精算エリアに設置される。レジスタ31は、買い物客が購入する商品の精算を行う際に用いられる装置である。レジスタ31は、図2に示すように、主として、通信部310と、入力部311と、表示部312と、発行部313と、ドロア314と、記憶部315と、制御部316とを有する。
a)通信部
通信部310は、後述するストアコントローラ32との通信を可能にするインターフェースである。
通信部310は、後述するストアコントローラ32との通信を可能にするインターフェースである。
b)入力部
入力部311は、スキャナおよびキーボードである。スキャナは、商品に付された商品コード(バーコード)を読み込む。キーボードは、レジ担当の店員による商品価格の手入力または受領金額の入力等を行うために用いられる。
入力部311は、スキャナおよびキーボードである。スキャナは、商品に付された商品コード(バーコード)を読み込む。キーボードは、レジ担当の店員による商品価格の手入力または受領金額の入力等を行うために用いられる。
c)表示部
表示部312は、ディスプレイである。ディスプレイには、スキャナによって読み取られたバーコードに対応する商品の情報(商品名および販売価格)およびキーボードによって入力された受領料金等が表示される。
表示部312は、ディスプレイである。ディスプレイには、スキャナによって読み取られたバーコードに対応する商品の情報(商品名および販売価格)およびキーボードによって入力された受領料金等が表示される。
d)発行部
発行部313は、買い物客が購入した商品に関するレシートを発行する。レシートには買い物客の購入した商品名および販売価格等が印字される。
発行部313は、買い物客が購入した商品に関するレシートを発行する。レシートには買い物客の購入した商品名および販売価格等が印字される。
e)ドロア
ドロア314は、紙幣や硬貨の保存場所であり、入力部の操作により開き、開いた方向と逆の方向に物理的に押されると閉まる。
ドロア314は、紙幣や硬貨の保存場所であり、入力部の操作により開き、開いた方向と逆の方向に物理的に押されると閉まる。
f)記憶部
記憶部315は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部315は、後述するストアコントローラ32から送られた商品情報を記憶する。ここで、商品情報には、商品名および商品の価格等、レジスタで用いられる項目に関する情報が含まれる。
記憶部315は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部315は、後述するストアコントローラ32から送られた商品情報を記憶する。ここで、商品情報には、商品名および商品の価格等、レジスタで用いられる項目に関する情報が含まれる。
g)制御部
制御部316は、主として、CPUから構成されており、記憶部315に記憶されているプログラムに基づいて各構成の制御を行う。制御部316は、スキャナやキーボードによって得られた情報に基づき、買い物客が購入する商品の合計金額を計算する。また、制御部316は、スキャナやキーボードを用いて入力された情報(販売実績情報)を記憶部315に記憶し、所定のタイミング(例えば、1分毎)で、通信部310を介して、販売実績情報をストアコントローラ32に送信する。
制御部316は、主として、CPUから構成されており、記憶部315に記憶されているプログラムに基づいて各構成の制御を行う。制御部316は、スキャナやキーボードによって得られた情報に基づき、買い物客が購入する商品の合計金額を計算する。また、制御部316は、スキャナやキーボードを用いて入力された情報(販売実績情報)を記憶部315に記憶し、所定のタイミング(例えば、1分毎)で、通信部310を介して、販売実績情報をストアコントローラ32に送信する。
(2−1−2)ストアコントローラ
ストアコントローラ32は、スーパーマーケット等の事務所内に設置される汎用のパーソナルコンピュータである。ストアコントローラ32は、商品に関する各種情報(商品の基本情報、在庫情報、生産実績、発注情報、販売実績等)を管理する。なお、図1には記載されていないが、ストアコントローラ32を、店舗を統括管理する本部のホストコンピュータに接続させてもよい。この場合、ストアコントローラ32は、インターネット等の外部のネットワークを介して、ホストコンピュータと接続する。
ストアコントローラ32は、スーパーマーケット等の事務所内に設置される汎用のパーソナルコンピュータである。ストアコントローラ32は、商品に関する各種情報(商品の基本情報、在庫情報、生産実績、発注情報、販売実績等)を管理する。なお、図1には記載されていないが、ストアコントローラ32を、店舗を統括管理する本部のホストコンピュータに接続させてもよい。この場合、ストアコントローラ32は、インターネット等の外部のネットワークを介して、ホストコンピュータと接続する。
ストアコントローラ32は、図3に示すように、主として、通信部321と、入力部322と、表示部323と、記憶部324と、制御部325とを有する。
a)通信部
通信部321は、ストアコントローラ32をLAN2に接続するネットワークインターフェースである。通信部321は、LAN2を介して、レジスタ31や、後述する計量器サーバ42およびESLサーバ51との間でデータの授受を行う。
通信部321は、ストアコントローラ32をLAN2に接続するネットワークインターフェースである。通信部321は、LAN2を介して、レジスタ31や、後述する計量器サーバ42およびESLサーバ51との間でデータの授受を行う。
b)入力部
入力部322は、マウスおよびキーボードで構成されている。
入力部322は、マウスおよびキーボードで構成されている。
c)表示部
表示部323は、液晶ディスプレイである。表示部323は、後述する記憶部324に記憶された各種データが表示される。
表示部323は、液晶ディスプレイである。表示部323は、後述する記憶部324に記憶された各種データが表示される。
d)記憶部
記憶部324は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部324は、後述する制御部325が用いて実行するための制御プログラムを有する。また、記憶部324は、商品に関する各種情報を記憶する。商品に関する各種情報には、上述の入力部322を用いて管理者が入力した情報と、LAN2を介してレジスタ31、計量器サーバ42、およびESLサーバ51から取得した情報とが含まれる。記憶部324は、主として、商品マスタテーブル324aと、在庫情報テーブル324bと、生産実績テーブル324cと、発注情報テーブル324dと、販売実績テーブル324eとを有する。
記憶部324は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部324は、後述する制御部325が用いて実行するための制御プログラムを有する。また、記憶部324は、商品に関する各種情報を記憶する。商品に関する各種情報には、上述の入力部322を用いて管理者が入力した情報と、LAN2を介してレジスタ31、計量器サーバ42、およびESLサーバ51から取得した情報とが含まれる。記憶部324は、主として、商品マスタテーブル324aと、在庫情報テーブル324bと、生産実績テーブル324cと、発注情報テーブル324dと、販売実績テーブル324eとを有する。
d−1)商品マスタテーブル
商品マスタテーブル324aは、図4に示すように、商品に関する各種データが記憶されている。店舗がスーパーマーケットチェーンまたはコンビニエンスストアチェーンの一店舗である場合、商品マスタテーブル324aに記憶される各種データは、チェーンの本部から送られる商品マスタファイルが用いられてもよい。具体的に、商品マスタテーブル324aには、各商品に対する呼出番号、商品名、商品コード、単価(通常単価、値下げ単価)、価格(通常価格、値下げ価格)消費期限、および原材料/添加物等に関するデータが記憶されている。商品マスタテーブル324aに記憶されたデータは、後述する計量器サーバ42やESLサーバ51にも送られる。商品マスタテーブル324aに記憶されているデータが、レジスタ31、計量器サーバ42、およびESLサーバ51に送られることにより、計量包装ラベルプリンタ41、ESL54、およびレジスタ31が共通する情報に基づいて動作することになる。
商品マスタテーブル324aは、図4に示すように、商品に関する各種データが記憶されている。店舗がスーパーマーケットチェーンまたはコンビニエンスストアチェーンの一店舗である場合、商品マスタテーブル324aに記憶される各種データは、チェーンの本部から送られる商品マスタファイルが用いられてもよい。具体的に、商品マスタテーブル324aには、各商品に対する呼出番号、商品名、商品コード、単価(通常単価、値下げ単価)、価格(通常価格、値下げ価格)消費期限、および原材料/添加物等に関するデータが記憶されている。商品マスタテーブル324aに記憶されたデータは、後述する計量器サーバ42やESLサーバ51にも送られる。商品マスタテーブル324aに記憶されているデータが、レジスタ31、計量器サーバ42、およびESLサーバ51に送られることにより、計量包装ラベルプリンタ41、ESL54、およびレジスタ31が共通する情報に基づいて動作することになる。
d−2)在庫情報テーブル
在庫情報テーブル324bには、商品の在庫情報が記憶される。在庫情報テーブル324bには、図5に示すように、商品コード、在庫個数、および情報の更新時刻が記憶されている。在庫情報は、生産実績テーブル324cに記憶された情報と、販売実績テーブル324eに記憶された情報とに基づいて自動的に計算され記憶されていく。
在庫情報テーブル324bには、商品の在庫情報が記憶される。在庫情報テーブル324bには、図5に示すように、商品コード、在庫個数、および情報の更新時刻が記憶されている。在庫情報は、生産実績テーブル324cに記憶された情報と、販売実績テーブル324eに記憶された情報とに基づいて自動的に計算され記憶されていく。
d−3)生産実績テーブル
生産実績テーブル324cは、生産された商品に関する情報が記憶されているテーブルである。生産実績テーブル324cは、後述する計量器サーバ42から送られる情報が記憶されていく。具体的に、生産実績テーブル324cには、図6に示すように、商品コード、生産個数、および生産時刻が記憶されている。
生産実績テーブル324cは、生産された商品に関する情報が記憶されているテーブルである。生産実績テーブル324cは、後述する計量器サーバ42から送られる情報が記憶されていく。具体的に、生産実績テーブル324cには、図6に示すように、商品コード、生産個数、および生産時刻が記憶されている。
d−4)発注情報テーブル
発注情報テーブル324dは、商品の発注に関する情報が記憶されるテーブルである。具体的に、発注情報テーブル324dには、図7に示すように、発注された商品に関する商品コード、発注個数、および発注時刻が記憶されている。発注情報テーブルは、管理者または作業者が、入力部322または図示しない携帯端末を介して入力することにより更新される。
発注情報テーブル324dは、商品の発注に関する情報が記憶されるテーブルである。具体的に、発注情報テーブル324dには、図7に示すように、発注された商品に関する商品コード、発注個数、および発注時刻が記憶されている。発注情報テーブルは、管理者または作業者が、入力部322または図示しない携帯端末を介して入力することにより更新される。
d−5)販売実績テーブル
販売実績テーブル324eは、販売された商品に関するデータが記憶されるテーブルである。販売実績テーブル324eは、上述したレジスタ31から送られた販売情報を記憶していく。具体的に、販売実績テーブル324eには、図8に示すように、販売された商品に関する商品コード、販売個数、売上高、および情報が更新された時刻(更新時刻)が記憶されている。なお、販売実績テーブル324eには、レジスタ31毎の販売実績に関するデータと、後述する制御部325によって集計された店舗全体の販売実績に関するデータ(集計データ)とが含まれる。
販売実績テーブル324eは、販売された商品に関するデータが記憶されるテーブルである。販売実績テーブル324eは、上述したレジスタ31から送られた販売情報を記憶していく。具体的に、販売実績テーブル324eには、図8に示すように、販売された商品に関する商品コード、販売個数、売上高、および情報が更新された時刻(更新時刻)が記憶されている。なお、販売実績テーブル324eには、レジスタ31毎の販売実績に関するデータと、後述する制御部325によって集計された店舗全体の販売実績に関するデータ(集計データ)とが含まれる。
e)制御部
制御部325は、主として、CPUから構成されており、記憶部324に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。制御部325は、例えば、レジスタ31の起動時など、レジスタ31からの商品の売価に関する問い合わせに応じて、商品マスタテーブル324aを検索し、問合せのあった商品に関する情報をレジスタ31に送信する。また、制御部325は、記憶部324内のデータが更新されると、記憶部324内の新たな情報を、レジスタ31、計量器サーバ42、およびESLサーバ51に送る。さらに、制御部325は、複数のレジスタ31から取得した販売情報に基づいて、集計データ(商品毎の販売実績および全商品についての総売り上げ等)を生成し、上記記憶部324に記憶させる。
制御部325は、主として、CPUから構成されており、記憶部324に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。制御部325は、例えば、レジスタ31の起動時など、レジスタ31からの商品の売価に関する問い合わせに応じて、商品マスタテーブル324aを検索し、問合せのあった商品に関する情報をレジスタ31に送信する。また、制御部325は、記憶部324内のデータが更新されると、記憶部324内の新たな情報を、レジスタ31、計量器サーバ42、およびESLサーバ51に送る。さらに、制御部325は、複数のレジスタ31から取得した販売情報に基づいて、集計データ(商品毎の販売実績および全商品についての総売り上げ等)を生成し、上記記憶部324に記憶させる。
(2−2)計量器システム4
計量器システム4は、図1に示すように、主として、計量包装ラベルプリンタ41と計量器サーバ42とから構成されている。
計量器システム4は、図1に示すように、主として、計量包装ラベルプリンタ41と計量器サーバ42とから構成されている。
(2−2−1)計量包装ラベルプリンタ41
計量包装ラベルプリンタ41は、スーパーマーケット等の店舗のバックヤードに設置される。計量包装ラベルプリンタ41は、食品売り場で販売される肉、魚、青果、弁当、惣菜等の商品を計量し、包装し、値付けし、商品に貼付するラベルを発行することができる装置である。商品は、計量包装ラベルプリンタ41によって発行されたラベルが貼られた後、食品売り場に陳列される。ラベルが発行された枚数および当該ラベルに記載される情報等に基づいて、生産された商品に関する情報(生産実績情報)が得られる。
計量包装ラベルプリンタ41は、スーパーマーケット等の店舗のバックヤードに設置される。計量包装ラベルプリンタ41は、食品売り場で販売される肉、魚、青果、弁当、惣菜等の商品を計量し、包装し、値付けし、商品に貼付するラベルを発行することができる装置である。商品は、計量包装ラベルプリンタ41によって発行されたラベルが貼られた後、食品売り場に陳列される。ラベルが発行された枚数および当該ラベルに記載される情報等に基づいて、生産された商品に関する情報(生産実績情報)が得られる。
計量包装ラベルプリンタ41は、図9に示すように、主として、通信部410と、計量部411と、包装部412と、ラベル発行部413と、表示部414と、記憶部415と、制御部416とを有する。
a)通信部
通信部410は、後述する計量器サーバ42との通信を可能にするためのインターフェースである。
通信部410は、後述する計量器サーバ42との通信を可能にするためのインターフェースである。
b)計量部
計量部411は、計量台を有しており、計量台の上に載せられた商品の重量を計量する。
計量部411は、計量台を有しており、計量台の上に載せられた商品の重量を計量する。
c)包装部
包装部412は、フィルムロールを有しており、計量部によって計量された商品を、フィルムロールから繰り出されるフィルムにより包装する。
包装部412は、フィルムロールを有しており、計量部によって計量された商品を、フィルムロールから繰り出されるフィルムにより包装する。
d)ラベル発行部
ラベル発行部413は、ラベルカセットを有しており、ラベルカセットから繰り出されるラベルに商品名や商品価格等の情報を印字する。
ラベル発行部413は、ラベルカセットを有しており、ラベルカセットから繰り出されるラベルに商品名や商品価格等の情報を印字する。
e)表示部
表示部414は、タッチパネル式の液晶ディスプレイである。表示部414には、計量包装ラベルプリンタ41の操作に必要な各種情報が表示される。
表示部414は、タッチパネル式の液晶ディスプレイである。表示部414には、計量包装ラベルプリンタ41の操作に必要な各種情報が表示される。
f)記憶部
記憶部415は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部415には、計量器サーバ42から取得した商品に関する情報および計量包装ラベルプリンタ41を用いて生産された商品に関する情報(生産実績情報)等を一時的に記憶する。
記憶部415は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部415には、計量器サーバ42から取得した商品に関する情報および計量包装ラベルプリンタ41を用いて生産された商品に関する情報(生産実績情報)等を一時的に記憶する。
g)制御部
制御部416は、主として、CPUから構成されており、記憶部415に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。制御部416は、計量包装ラベルプリンタ41における各種動作を実現するために必要な情報を計量器サーバ42から取得する。また、制御部416は、記憶部415に記憶された生産実績情報を所定の時間間隔(例えば、30分毎)に計量器サーバ42に送る。
制御部416は、主として、CPUから構成されており、記憶部415に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。制御部416は、計量包装ラベルプリンタ41における各種動作を実現するために必要な情報を計量器サーバ42から取得する。また、制御部416は、記憶部415に記憶された生産実績情報を所定の時間間隔(例えば、30分毎)に計量器サーバ42に送る。
(2−2−2)計量器サーバ42
計量器サーバ42は、スーパーマーケット等の事務所内に設置されるコンピュータである。計量器サーバ42は、計量包装ラベルプリンタ41で用いる各種情報(計量包装ラベルプリンタ41に関する基本情報、各計量包装ラベルプリンタ41で取り扱う商品に関する情報、発注情報、および生産実績等)を管理する。計量器サーバ42は、主として、通信部420と、記憶部421と、制御部422とを有する。
計量器サーバ42は、スーパーマーケット等の事務所内に設置されるコンピュータである。計量器サーバ42は、計量包装ラベルプリンタ41で用いる各種情報(計量包装ラベルプリンタ41に関する基本情報、各計量包装ラベルプリンタ41で取り扱う商品に関する情報、発注情報、および生産実績等)を管理する。計量器サーバ42は、主として、通信部420と、記憶部421と、制御部422とを有する。
a)通信部
通信部420は、計量器サーバ42をLAN2に接続するネットワークインターフェースである。通信部420は、LAN2を介して、計量包装ラベルプリンタ41およびストアコントローラ32との間でデータの授受を行う。また、通信部420は、計量器サーバ42と計量包装ラベルプリンタ41とを接続する通信インターフェースでもある。
通信部420は、計量器サーバ42をLAN2に接続するネットワークインターフェースである。通信部420は、LAN2を介して、計量包装ラベルプリンタ41およびストアコントローラ32との間でデータの授受を行う。また、通信部420は、計量器サーバ42と計量包装ラベルプリンタ41とを接続する通信インターフェースでもある。
b)記憶部
記憶部421は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部421は、図10に示すように、主として、計量器マスタテーブル421aと、商品情報テーブル421bと、発注情報テーブル421cと、生産実績テーブル421dとが記憶されている。
記憶部421は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部421は、図10に示すように、主として、計量器マスタテーブル421aと、商品情報テーブル421bと、発注情報テーブル421cと、生産実績テーブル421dとが記憶されている。
b−1)計量器マスタテーブル
計量器マスタテーブル421aには、図11に示すように、計量包装ラベルプリンタ41の呼出番号と、商品コードとが関連付けて記憶されている。計量包装ラベルプリンタ41の呼出番号は、各計量包装ラベルプリンタ41に対して付された固有の番号であり、商品コードは、当該計量包装ラベルプリンタ41で計量される商品に対応するコードである。
計量器マスタテーブル421aには、図11に示すように、計量包装ラベルプリンタ41の呼出番号と、商品コードとが関連付けて記憶されている。計量包装ラベルプリンタ41の呼出番号は、各計量包装ラベルプリンタ41に対して付された固有の番号であり、商品コードは、当該計量包装ラベルプリンタ41で計量される商品に対応するコードである。
b−2)商品情報テーブル
商品情報テーブル421bには、上述したストアコントローラ32から取得した商品に関する情報が記憶されている。具体的には、ストアコントローラ32に記憶された商品マスタテーブル324aの情報のうち、計量包装ラベルプリンタで利用する一部情報が商品情報テーブルとして記憶されている。商品情報テーブルは、ストアコントローラ32の商品マスタテーブル324aが更新されるたびに、新しい情報によって上書きされていく。
商品情報テーブル421bには、上述したストアコントローラ32から取得した商品に関する情報が記憶されている。具体的には、ストアコントローラ32に記憶された商品マスタテーブル324aの情報のうち、計量包装ラベルプリンタで利用する一部情報が商品情報テーブルとして記憶されている。商品情報テーブルは、ストアコントローラ32の商品マスタテーブル324aが更新されるたびに、新しい情報によって上書きされていく。
b−3)発注情報テーブル
発注情報テーブル421cもまた、上述したストアコントローラ32から取得した発注情報が記憶されている。発注情報テーブル421cに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32に記憶された発注情報テーブル324dが更新されるたびに更新される。
発注情報テーブル421cもまた、上述したストアコントローラ32から取得した発注情報が記憶されている。発注情報テーブル421cに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32に記憶された発注情報テーブル324dが更新されるたびに更新される。
b−4)生産実績テーブル
生産実績テーブル421dは、計量包装ラベルプリンタ41から取得した生産実績情報を蓄積していく。
生産実績テーブル421dは、計量包装ラベルプリンタ41から取得した生産実績情報を蓄積していく。
c)制御部
制御部422は、主として、CPUから構成されており、記憶部421に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。制御部422は、例えば、計量包装ラベルプリンタ41の起動時に、計量包装ラベルプリンタ41からの問い合わせに応じて、記憶部421に記載された情報(商品情報および発注情報等)を検索し、問合せのあった商品に関する情報を計量包装ラベルプリンタ41に送信する。また、商品情報テーブル421bの情報が更新された場合にも、更新に係る新しい情報を計量包装ラベルプリンタ41に送信する。また、制御部422は、ストアコントローラ32の要求に応じて生産実績に関する情報(生産実績情報)をストアコントローラ32に送る。
制御部422は、主として、CPUから構成されており、記憶部421に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。制御部422は、例えば、計量包装ラベルプリンタ41の起動時に、計量包装ラベルプリンタ41からの問い合わせに応じて、記憶部421に記載された情報(商品情報および発注情報等)を検索し、問合せのあった商品に関する情報を計量包装ラベルプリンタ41に送信する。また、商品情報テーブル421bの情報が更新された場合にも、更新に係る新しい情報を計量包装ラベルプリンタ41に送信する。また、制御部422は、ストアコントローラ32の要求に応じて生産実績に関する情報(生産実績情報)をストアコントローラ32に送る。
(2−3)ESLシステム
ESLシステム5は、図1に示すように、主として、ESLサーバ51と、ベースステーション52と、トランシーバ53と、ESL54とから構成されている。ベースステーション52は、ESLサーバ51とトランシーバ53とを中継するための装置である。トランシーバ53は、送受信機である。ESL54は、棚札表示器である。また、ESLシステム5には、図示しない携帯端末が含まれる。携帯端末は、商品の発注作業等を行う従業員(作業者)が携帯する端末である。作業者は、携帯端末を用いることにより、後述するESL54の表示画面(第1表示画面および第2表示画面)を切り替えることができる(図20および図21参照)。
ESLシステム5は、図1に示すように、主として、ESLサーバ51と、ベースステーション52と、トランシーバ53と、ESL54とから構成されている。ベースステーション52は、ESLサーバ51とトランシーバ53とを中継するための装置である。トランシーバ53は、送受信機である。ESL54は、棚札表示器である。また、ESLシステム5には、図示しない携帯端末が含まれる。携帯端末は、商品の発注作業等を行う従業員(作業者)が携帯する端末である。作業者は、携帯端末を用いることにより、後述するESL54の表示画面(第1表示画面および第2表示画面)を切り替えることができる(図20および図21参照)。
(2−3−1)ESLサーバ
ESLサーバ51は、例えば店舗のバックヤードに設置される。ESLサーバ51は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータにESLシステム5を制御するためのソフトウェアをインストールしたものである。ESLサーバ51は、図12に示すように、主として、通信部510と、入力部511と、表示部512と、出力部513と、記憶部514と、制御部515とを有する。
ESLサーバ51は、例えば店舗のバックヤードに設置される。ESLサーバ51は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータにESLシステム5を制御するためのソフトウェアをインストールしたものである。ESLサーバ51は、図12に示すように、主として、通信部510と、入力部511と、表示部512と、出力部513と、記憶部514と、制御部515とを有する。
a)通信部
通信部510は、ESLサーバ51をLAN2に接続するネットワークインターフェースである。また、通信部510は、ベースステーション52を介してESL54との通信を可能にするための通信インターフェースでもある。
通信部510は、ESLサーバ51をLAN2に接続するネットワークインターフェースである。また、通信部510は、ベースステーション52を介してESL54との通信を可能にするための通信インターフェースでもある。
b)入力部
入力部511は、マウスおよびキーボードからなる。
入力部511は、マウスおよびキーボードからなる。
c)表示部
表示部512は、液晶ディスプレイからなる。
表示部512は、液晶ディスプレイからなる。
d)出力部
出力部513は、プリンタである。出力部は、ESLサーバ51内の各種データの集計結果を出力する。
出力部513は、プリンタである。出力部は、ESLサーバ51内の各種データの集計結果を出力する。
e)記憶部
記憶部514は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部514は、後述する制御部515が用いて実行するための制御プログラムを有する。記憶部514は、図12に示すように、主として、ESLマスタテーブル514aと、商品情報テーブル514bと、生産実績テーブル514cと、販売実績テーブル514dと、推奨数テーブル514eと、予想数テーブル514fと、在庫情報テーブル514gとが記憶されている。
記憶部514は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部514は、後述する制御部515が用いて実行するための制御プログラムを有する。記憶部514は、図12に示すように、主として、ESLマスタテーブル514aと、商品情報テーブル514bと、生産実績テーブル514cと、販売実績テーブル514dと、推奨数テーブル514eと、予想数テーブル514fと、在庫情報テーブル514gとが記憶されている。
e−1)ESLマスタテーブル
ESLマスタテーブル514aは、売り場に設置されたESL54に関する情報を記憶する。例えば、ESLマスタテーブル514aには、図13に示すように、機器コードと、商品コードと、商品名とが関連付けて記憶されている。機器コードは、各ESL54に固有のコードである。ESLマスタテーブル514aは、どのESL54がどの商品の情報を表示するかを示す情報である。
ESLマスタテーブル514aは、売り場に設置されたESL54に関する情報を記憶する。例えば、ESLマスタテーブル514aには、図13に示すように、機器コードと、商品コードと、商品名とが関連付けて記憶されている。機器コードは、各ESL54に固有のコードである。ESLマスタテーブル514aは、どのESL54がどの商品の情報を表示するかを示す情報である。
e−2)商品情報テーブル
商品情報テーブル514bは、ESL54に表示するための商品情報を記憶する。具体的に、図14に示すように、商品情報テーブルには、呼出番号、商品名、商品コード、単価(通常単価・値下げ単価)、価格(通常価格・値下げ価格)、および原産地が関連付けて記憶されている。さらに、商品情報テーブル514bには、後述する分類部515bによって分類された商品のランク情報(例えば、A,B,C)が、各商品に関連付けて記憶されている。なお、商品情報テーブル514bの情報は、ESLサーバ51の起動時に、ストアコントローラ32の商品マスターから情報を得て作成されるものである。また、商品情報テーブルは、ストアコントローラ32の商品マスタテーブル324aが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
商品情報テーブル514bは、ESL54に表示するための商品情報を記憶する。具体的に、図14に示すように、商品情報テーブルには、呼出番号、商品名、商品コード、単価(通常単価・値下げ単価)、価格(通常価格・値下げ価格)、および原産地が関連付けて記憶されている。さらに、商品情報テーブル514bには、後述する分類部515bによって分類された商品のランク情報(例えば、A,B,C)が、各商品に関連付けて記憶されている。なお、商品情報テーブル514bの情報は、ESLサーバ51の起動時に、ストアコントローラ32の商品マスターから情報を得て作成されるものである。また、商品情報テーブルは、ストアコントローラ32の商品マスタテーブル324aが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
e−3)生産実績テーブル
生産実績テーブル514cは、計量包装ラベルプリンタ41によって生産された商品に関する情報(生産実績情報)を記憶する。なお、生産実績テーブル514cに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32の生産実績テーブル324cに記憶されている情報と同一の情報である。生産実績テーブル514cは、ストアコントローラ32の生産実績テーブル324cが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
生産実績テーブル514cは、計量包装ラベルプリンタ41によって生産された商品に関する情報(生産実績情報)を記憶する。なお、生産実績テーブル514cに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32の生産実績テーブル324cに記憶されている情報と同一の情報である。生産実績テーブル514cは、ストアコントローラ32の生産実績テーブル324cが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
e−4)販売実績テーブル
販売実績テーブル514dは、レジスタ31から送られた販売実績に関する情報を記憶する。販売実績テーブル514dに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32の販売実績テーブル324eに記憶されている情報と同一の情報である。販売実績テーブル514dは、ストアコントローラ32の販売実績テーブル324eが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
販売実績テーブル514dは、レジスタ31から送られた販売実績に関する情報を記憶する。販売実績テーブル514dに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32の販売実績テーブル324eに記憶されている情報と同一の情報である。販売実績テーブル514dは、ストアコントローラ32の販売実績テーブル324eが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
e−5)推奨数テーブル
推奨数テーブル514eは、後述する発注推奨数算出部515dによって算出された発注推奨数が記憶される。ここで、発注推奨数とは、商品の発注数に関する推奨値である。発注推奨数テーブルには、図15に示すように、商品コードと、商品名と、推奨する個数とが関連付けて記憶されている。
推奨数テーブル514eは、後述する発注推奨数算出部515dによって算出された発注推奨数が記憶される。ここで、発注推奨数とは、商品の発注数に関する推奨値である。発注推奨数テーブルには、図15に示すように、商品コードと、商品名と、推奨する個数とが関連付けて記憶されている。
e−6)予想数テーブル
予想数テーブル514fは、後述する販売着地予想数算出部515cによって算出された販売着地予想数が記憶される。ここで、販売着地予想数とは、営業時間終了時における一日の累計売上個数の推定値である。予想数テーブル514fには、図16に示すように、商品コードと、商品名と、販売着地予想数(個数)とが関連付けて記憶されている。
予想数テーブル514fは、後述する販売着地予想数算出部515cによって算出された販売着地予想数が記憶される。ここで、販売着地予想数とは、営業時間終了時における一日の累計売上個数の推定値である。予想数テーブル514fには、図16に示すように、商品コードと、商品名と、販売着地予想数(個数)とが関連付けて記憶されている。
e−7)在庫情報テーブル
在庫情報テーブル514gには、ストアコントローラ32から取得した、商品の在庫情報が記憶される。在庫情報テーブル514gに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32の在庫情報テーブル324bに記憶されている情報と同一の情報である。在庫情報テーブル514gは、ストアコントローラ32の在庫情報テーブル324bが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
在庫情報テーブル514gには、ストアコントローラ32から取得した、商品の在庫情報が記憶される。在庫情報テーブル514gに記憶される情報もまた、ストアコントローラ32の在庫情報テーブル324bに記憶されている情報と同一の情報である。在庫情報テーブル514gは、ストアコントローラ32の在庫情報テーブル324bが更新されるたびに、当該更新に係る情報に基づいて更新される。
f)制御部
制御部515は、主として、CPUから構成されており、記憶部514に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。また、制御部515は、記憶部514に記憶されている各種情報に基づいて集計データを生成し、当該集計データを記憶部に記憶させる。
制御部515は、主として、CPUから構成されており、記憶部514に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。また、制御部515は、記憶部514に記憶されている各種情報に基づいて集計データを生成し、当該集計データを記憶部に記憶させる。
制御部515は、図12に示すように、主として、情報取得部515a、分類部515b、販売着地予想数算出部515c、発注推奨数算出部515d、および情報送信部515eとして機能する。
f−1)情報取得部
情報取得部515aは、ストアコントローラ32から送られる各種情報を取得する。また、情報取得部515aは、後述するトランシーバ53およびベースステーション52を介して送られるESL54の信号を取得する。
情報取得部515aは、ストアコントローラ32から送られる各種情報を取得する。また、情報取得部515aは、後述するトランシーバ53およびベースステーション52を介して送られるESL54の信号を取得する。
f−2)分類部
分類部515bは、販売実績テーブル514dに記憶されている情報に基づいて、商品を複数のランク(例えば、A,B,C等)に分類する。分類部515bは、いわゆるABC分析を用いて、商品のランクを決定する。具体的には、図17に示すように、店舗内で取り扱っている全商品の品目数に占める所定商品の品目数の割合(品目比率)と、全商品の販売点数にしめる所定商品の販売点数の割合(販売点数比率)とに基づいて、全商品を、Aランクの商品(A商品)、Bランクの商品(B商品)、およびCランクの商品(C商品)に分類する。本実施形態では、20%の販売品目数で80%の販売点数を占める商品がA商品として分類され、20%〜35%の販売品目数で80%〜95%の販売点数を占める商品がB商品として分類され、残りの65%の販売品目で5%の販売点数を占める商品がC商品として分類される。なお、ランク分けを行う際に用いるパーセンテージは、各店舗において適宜変更可能な値である。分類部515bによって分類されたランクは商品情報テーブル514bの対応する商品に関連付けて記憶される。
分類部515bは、販売実績テーブル514dに記憶されている情報に基づいて、商品を複数のランク(例えば、A,B,C等)に分類する。分類部515bは、いわゆるABC分析を用いて、商品のランクを決定する。具体的には、図17に示すように、店舗内で取り扱っている全商品の品目数に占める所定商品の品目数の割合(品目比率)と、全商品の販売点数にしめる所定商品の販売点数の割合(販売点数比率)とに基づいて、全商品を、Aランクの商品(A商品)、Bランクの商品(B商品)、およびCランクの商品(C商品)に分類する。本実施形態では、20%の販売品目数で80%の販売点数を占める商品がA商品として分類され、20%〜35%の販売品目数で80%〜95%の販売点数を占める商品がB商品として分類され、残りの65%の販売品目で5%の販売点数を占める商品がC商品として分類される。なお、ランク分けを行う際に用いるパーセンテージは、各店舗において適宜変更可能な値である。分類部515bによって分類されたランクは商品情報テーブル514bの対応する商品に関連付けて記憶される。
f−3)販売着地予想数算出部
販売着地予想数算出部515cは、販売着地予想数を算出する。販売着地予想数とは、営業時間終了時における一日の累計売上個数の推定値である。販売着地予想数算出部515cは、販売実績情報、在庫情報、および生産実績情報等に基づいて販売着地予想数を算出する。具体的に、販売着地予想数は、図18に示すような手順で算出される。
販売着地予想数算出部515cは、販売着地予想数を算出する。販売着地予想数とは、営業時間終了時における一日の累計売上個数の推定値である。販売着地予想数算出部515cは、販売実績情報、在庫情報、および生産実績情報等に基づいて販売着地予想数を算出する。具体的に、販売着地予想数は、図18に示すような手順で算出される。
まず、商品の生産個数を読み込む(ステップS11)。次に、販売個数を読み込む(ステップS12)。その後、販売着地予想数算出部515cは、式:生産消化率CR=販売個数/生産個数に基づき、生産消化率CRを算出する(ステップS13)。次に、販売着地予想数算出部515cは、式:現在の陳列商品数DN=生産個数+在庫個数−販売個数、に基づいて、現在の陳列商品数DNを算出する(ステップS14)。その後、販売着地予想数算出部515cは、式:生産消化率の時間帯販売予測対比GR=現在の陳列商品数/時間帯販売予測個数、に基づいて生産消化率の時間帯販売予測対比GRを算出する。時間帯販売予測個数は、それまでの時間帯別の販売実績の個数を用いる。販売着地予想数算出部515cは、生産消化率の時間帯販売予測対比GRを用いて、営業時間終了時における一日の累計売上個数の推定値を算出する。販売着地予想数算出部515cは、算出した値を予想数テーブル514fに記憶させる。
f−4)発注推奨数算出部515d
発注推奨数算出部515dは、各商品について推奨する発注数(発注推奨数)を算出する。発注推奨数算出部515dは、上述の分類部515bによって分類された商品のランクに応じて、各商品についての発注推奨数を算出する。算出された発注推奨数は、推奨数テーブル514eに記憶される。
発注推奨数算出部515dは、各商品について推奨する発注数(発注推奨数)を算出する。発注推奨数算出部515dは、上述の分類部515bによって分類された商品のランクに応じて、各商品についての発注推奨数を算出する。算出された発注推奨数は、推奨数テーブル514eに記憶される。
具体的に、A商品として分類された商品については、簡易定期発注法を採用して発注推奨数が算出される。また、B商品として分類された商品については、セルワンバイワン発注法を採用して発注推奨数が算出される。
簡易定期発注法では、発注推奨数は、予測販売数、発注時の在庫、および店舗要件に基づいて求められる。店舗要件とは、地域行事等に関する情報である。発注推奨数算出部515dは、例えば、式:発注推奨数=予測販売数−発注時在庫±店舗要件、によって発注数を算出する。なお、ここでは、予測販売数は、式:予測販売数=最大在庫+安全在庫、に基づいて算出される。また、最大在庫は、式:最大在庫={平均日販数×(発注サイクル+リードタイム)}、に基づいて算出される。なお、平均日販数は、4週間の販売実績を28日で割った値(4W販売実績÷28日)を用いる。また、発注サイクルは、毎日発注であれば「1」、週一回の発注であれば「7」とする。また、リードタイムは、当日納品陳列する場合には「0」、翌日納品陳列する場合には「1」とする。安全在庫は、週一回の発注であれば「平均日販数×2〜4日分」、週二回の発注であれば「平均日販数×1〜2日分」とする。
一方、セルワンバイワン発注法は、式:発注数=累積販売数÷発注入数、に基づいて求められる。例えば、発注単位が1ケース(入数6個)の商品で、現在の累積販売数が2個の場合、当日5個販売すると、累積販売数は7個になる。したがって、発注数は1(1ケース)となる。ここで得られた発注数の商品を、最短の発注曜日で自動的に発注することにする。
f−5)情報送信部
情報送信部515eは、記憶部における各種情報(商品情報、生産実績、販売実績、推奨数、販売着地予想数等)が更新されると、更新に係る情報をESL54に送信する。また、情報送信部515eは、ストアコントローラ32からの要求に応じて、各種情報をストアコントローラ32に送信する。
情報送信部515eは、記憶部における各種情報(商品情報、生産実績、販売実績、推奨数、販売着地予想数等)が更新されると、更新に係る情報をESL54に送信する。また、情報送信部515eは、ストアコントローラ32からの要求に応じて、各種情報をストアコントローラ32に送信する。
(2−3−2)ベースステーション
ベースステーション52は、専用の通信ケーブルを介して、ESLサーバ51およびトランシーバ53と接続されている。
ベースステーション52は、専用の通信ケーブルを介して、ESLサーバ51およびトランシーバ53と接続されている。
(2−3−3)トランシーバ
トランシーバ53は、ESL54への送信機能と、ESL54からのフィードバック信号の受信機能とを併せ持った送受信機である。上述したように、トランシーバ53は、ベースステーション52を介してESLサーバ51と接続されている。トランシーバ53は、ESLサーバ51が有する商品情報を、赤外線を使用した無線によって各ESL54に送信する。また、トランシーバ53は、各ESL54からのフィードバック信号をESLサーバ51に伝える。トランシーバ53は、例えば、店舗内(例えば、天井)の区画毎に、一定の間隔を空けて取り付けられる。
トランシーバ53は、ESL54への送信機能と、ESL54からのフィードバック信号の受信機能とを併せ持った送受信機である。上述したように、トランシーバ53は、ベースステーション52を介してESLサーバ51と接続されている。トランシーバ53は、ESLサーバ51が有する商品情報を、赤外線を使用した無線によって各ESL54に送信する。また、トランシーバ53は、各ESL54からのフィードバック信号をESLサーバ51に伝える。トランシーバ53は、例えば、店舗内(例えば、天井)の区画毎に、一定の間隔を空けて取り付けられる。
(2−3−4)ESL
ESL54は、商品に関する各種情報を表示する札である。ESL54は、店舗内の売場(生鮮食品売場、一般商品売場等)に陳列されている各商品の近傍(例えば、陳列棚)に配置される。ESL54は、可搬性の装置である。したがって、ESL54の配置は商品の配置変更に応じて変更可能である。ESL54の内部には、小型の電池が取り付けられている。また、ESL54の外枠54aには、各ESL54に固有のESLコード(アドレスデータ)を表すバーコードが貼付されている。
ESL54は、商品に関する各種情報を表示する札である。ESL54は、店舗内の売場(生鮮食品売場、一般商品売場等)に陳列されている各商品の近傍(例えば、陳列棚)に配置される。ESL54は、可搬性の装置である。したがって、ESL54の配置は商品の配置変更に応じて変更可能である。ESL54の内部には、小型の電池が取り付けられている。また、ESL54の外枠54aには、各ESL54に固有のESLコード(アドレスデータ)を表すバーコードが貼付されている。
ESL54は、図19に示すように、主として、通信部540と、表示部541と、記憶部542と、制御部543とを有する。
a)通信部
通信部540は、赤外線通信機能を有する端末と赤外線通信を行う。具体的に、ESL54は、トランシーバ53および携帯端末と通信を行う。通信部540は、図20および図21に示すように、ESL54の外枠54aに設けられている。
通信部540は、赤外線通信機能を有する端末と赤外線通信を行う。具体的に、ESL54は、トランシーバ53および携帯端末と通信を行う。通信部540は、図20および図21に示すように、ESL54の外枠54aに設けられている。
b)表示部
表示部541は、棚札画面を構成する。表示部541は、電子ペーパーからなる。電子ペーパーは、マトリクス状に配列された複数の画素で構成された、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部である。電子ペーパーは、駆動電力を与えることなく表示内容を保持することができる。言い換えると、電子ペーパーは、書き換え時を除いて、エネルギーを必要としない。
表示部541は、棚札画面を構成する。表示部541は、電子ペーパーからなる。電子ペーパーは、マトリクス状に配列された複数の画素で構成された、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部である。電子ペーパーは、駆動電力を与えることなく表示内容を保持することができる。言い換えると、電子ペーパーは、書き換え時を除いて、エネルギーを必要としない。
なお、表示部541には、第1層に表示する第1表示画面D1,D2(図20および図21参照)と、第2層に表示する第2表示画面(図示なし)とが表示される。第1層および第2層は、重ねて配置されている。また、表示部541には、区分けされた複数の領域に、複数の情報が表示される。
第1表示画面D1,D2は、表示部54が常時表示する画面である。表示部541に表示される第1表示画面D1,D2の種類は、ESL54によって情報が表示される商品の種類、すなわち、各ESL54に対応付けられた商品の種類に応じる。
具体的に、第1表示画面D1は、定貫商品に関する情報を表示する際の画面である。ここで、定貫商品とは、菓子、乾物、飲料等、形状や重量が一定のものをいう。第1表示画面D1には、第1表示領域D11〜第7表示領域D17が含まれる。第1表示領域D11は、商品の価格が表示される領域である。第2表示領域D12は、商品の単価が表示される領域である。第3表示領域D13は、商品名、産地、および商品のバーコード等が表示される領域である。第4表示領域D14は、商品の発注数(発注単位)が表示される領域である。第5表示領域D15では、前週販売数が表示される領域である。第6表示領域D16は、商品のランクが表示される領域である。第7表示領域D17は、発注推奨数が表示される領域である。このように、第1表示画面D1は、買い物客に対して商品名および商品の価格等の情報を提供すると共に、作業者に対して発注作業に有用な情報を提供する。
また、第1表示画面D2は、不定貫商品に関する情報を表示する際の画面である。ここで、不定貫商品とは、肉、魚、青果、惣菜等、形状や重量が一定でないものや、重量を測って価格を決めるものをいう。第1表示画面D2には、第8表示領域D21〜第14表示領域D27が含まれる。第8表示領域D21は、商品名が表示される領域である。第9表示領域D22は、販売実績が表示される領域である。第10表示領域D23は、生産実績が表示される領域である。第11表示領域D24は、販売着地予測数が表示される領域である。第12表示領域D25は、計量包装ラベルプリンタ41呼出番号が表示される領域である。第13表示領域D26は、データ更新時刻が表示される領域である。第14表示領域D27は、JANコードが表示される領域である。第1表示画面D2は、買い物客に対して商品名を提供すると共に、作業者に対して追加生産の要否、見切り販売の要否等を決定する際に有効な情報を提供する。
第2表示画面は、作業者が携帯端末を操作することによって、ESL54に一時的に表示される画面である。第2表示画面には、買い物客に関係のない情報、例えば、商品の適正在庫数や過去の売上数等の情報が表示される。
なお、作業者によって第1表示画面D1,D2が第2表示画面に切り替えられた後、一定時間が経過した後は、第2表示画面は、自動的に第1表示画面D1,D2に切り替わる。
c)記憶部
記憶部542は、棚札画面を管理するためのプログラムの他、画面情報(第1表示画面D1,D2および第2表示画面の各表示領域を表示するための情報)、画面に表示させる各種情報、および各ESL54に固有のESLコード等を記憶している。
記憶部542は、棚札画面を管理するためのプログラムの他、画面情報(第1表示画面D1,D2および第2表示画面の各表示領域を表示するための情報)、画面に表示させる各種情報、および各ESL54に固有のESLコード等を記憶している。
d)制御部
制御部543は、小型のCPUであり、上記表示部541の表示画面D1,D2の切り替えや、表示画面D1,D2における各種情報の表示等の表示に係る制御を行う。また、制御部543は、トランシーバ53および携帯端末から送られる情報を受け付ける。
制御部543は、小型のCPUであり、上記表示部541の表示画面D1,D2の切り替えや、表示画面D1,D2における各種情報の表示等の表示に係る制御を行う。また、制御部543は、トランシーバ53および携帯端末から送られる情報を受け付ける。
なお、制御部543は、トランシーバ53および携帯端末から送られる情報を受け付ける際には、当該情報に含まれるESLコードと自己に設定されたESLコードとを比較する。ここで、送信された情報に含まれるESLコードと自己に設定されたESLコードとが一致した場合に限り、制御部543は、受け付けた情報に応じた画面の表示を行う。すなわち、受信した情報に含まれる売価や単価などに基づいて、各表示領域に新たに受信した情報を表示させたり、第1表示画面D1,D2と第2表示画面とを切り替えたりする。なお、制御部543が新たな商品情報を受け付けると、新たな商品情報が内部メモリに記憶される。これにより、先に画面に表示させていた商品情報はクリアされ、新たな商品情報が画面に表示される。
また、制御部543は、トランシーバ53からの商品情報を受け付けて表示を更新した後、通信部540からトランシーバ53に向けてフィードバック信号を送信する。当該フィードバック信号が受信されることにより、ESLサーバ51およびストアコントローラ32では、ESL54において正常に処理が終了したこと、および、ESL54の電池が消耗しておらず、まだ利用できる状態であることを把握することができる。
(3)ESLの画面更新時の動作
上述したように、ストアコントローラ32には、レジスタ31で得られる販売実績情報および計量包装ラベルプリンタ41で得られる生産実績情報が送られ、記憶されていく。ESLサーバ51の起動時、または、ストアコントローラ32に記憶される各種情報が更新されるタイミングで、ESLサーバ51は、ストアコントローラ32から更新に係る情報を取得する。これにより、ストアコントローラ32に設定された情報またはストアコントローラ32に収集されたレジスタ31および計量包装ラベルプリンタ41に関する情報によって、ESLサーバ51で記憶する情報が更新される。
上述したように、ストアコントローラ32には、レジスタ31で得られる販売実績情報および計量包装ラベルプリンタ41で得られる生産実績情報が送られ、記憶されていく。ESLサーバ51の起動時、または、ストアコントローラ32に記憶される各種情報が更新されるタイミングで、ESLサーバ51は、ストアコントローラ32から更新に係る情報を取得する。これにより、ストアコントローラ32に設定された情報またはストアコントローラ32に収集されたレジスタ31および計量包装ラベルプリンタ41に関する情報によって、ESLサーバ51で記憶する情報が更新される。
ESLサーバ51で記憶する情報が更新されると、ESLサーバ51は、ベースステーション52およびトランシーバ53を介してESL54に更新に係る情報を送信する。これによって、ESL54には、適宜最新の情報が表示される。
(4)特徴
(4−1)
上記実施形態に係る商品管理システム1では、商品の発注関連情報がESL54の表示部541に表示される。商品管理システム1では、レジスタ31で得られる販売実績に関する情報(販売実績情報)と、計量包装ラベルプリンタ41で得られる生産実績に関する情報(生産実績情報)とがストアコントローラ32に蓄積されていく。ストアコントローラ32に蓄積された情報は、所定のタイミングでESLサーバ51に送られる。これによって、ESLシステム5とPOSシステム3とが、共通する情報に基づいて制御されることになる。
(4−1)
上記実施形態に係る商品管理システム1では、商品の発注関連情報がESL54の表示部541に表示される。商品管理システム1では、レジスタ31で得られる販売実績に関する情報(販売実績情報)と、計量包装ラベルプリンタ41で得られる生産実績に関する情報(生産実績情報)とがストアコントローラ32に蓄積されていく。ストアコントローラ32に蓄積された情報は、所定のタイミングでESLサーバ51に送られる。これによって、ESLシステム5とPOSシステム3とが、共通する情報に基づいて制御されることになる。
ところで、ESLサーバ51では、ストアコントローラ32から取得した各種情報(販売実績情報および生産実績情報)に基づいて集計データが生成される。したがって、店舗の管理者または発注作業を行う作業者は、当該集計データに基づいて、商品の各種情報を把握することができる。また、集計データを発注作業時に参照して、商品の妥当な発注個数を判定することも可能である。
しかし、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのように、作業者に経験の浅いパートやアルバイトが含まれる店舗の場合、販売実績情報や生産実績情報を参照しただけでは、妥当な発注個数を判定することは困難な場合がある。
上記実施形態に係る商品管理システム1では、発注関連情報としての発注推奨数が算出される。したがって、作業者の経験やレベルに関係なく妥当な発注個数を判定することができる。
(4−2)
また、上記実施形態では、ESL54の表示部541に発注推奨数が表示される。ESLサーバ51では、発注推奨数等を算出して記憶するため、ESLサーバ51で生成された集計データを参照することにより、売り場を回ることなく発注作業を行うことも可能である。
また、上記実施形態では、ESL54の表示部541に発注推奨数が表示される。ESLサーバ51では、発注推奨数等を算出して記憶するため、ESLサーバ51で生成された集計データを参照することにより、売り場を回ることなく発注作業を行うことも可能である。
しかし、ESLサーバ51に記憶されているデータの更新時刻から一定時間が経過した後に実際の発注作業を行う場合等、ESLサーバ51によって算出された発注推奨数のみに依存して判断することは妥当ではない場合がある。
上記実施形態に係る商品管理システム1では、商品の近傍に配置されたESL54に当該発注推奨数を表示させている。したがって、発注作業を行う作業者は、売り場を回って陳列棚にある商品の数と発注推奨数とを比較しながら、改めて発注個数を決定することができる。これにより、より適切な発注個数を決定する事ができる。
(4−3)
また、上記実施形態では、ESL54の表示部541に電子ペーパーを採用し、ESL54を小型の電池を用いて駆動させている。電子ペーパーを採用したESL54は、画面を切り替えるたびにエネルギーを消費するため、作業者による画面の切り替えを最低限にすることが好ましい。上記実施形態に係るESL54の表示部541には、第1表示画面D1に発注推奨数を表示している。第1表示画面D1は、商品の価格を表示するための画面である。したがって、ESL54の画面を切り替えることなく発注推奨数を把握することができ、エネルギーの消耗を抑制することができる。
また、上記実施形態では、ESL54の表示部541に電子ペーパーを採用し、ESL54を小型の電池を用いて駆動させている。電子ペーパーを採用したESL54は、画面を切り替えるたびにエネルギーを消費するため、作業者による画面の切り替えを最低限にすることが好ましい。上記実施形態に係るESL54の表示部541には、第1表示画面D1に発注推奨数を表示している。第1表示画面D1は、商品の価格を表示するための画面である。したがって、ESL54の画面を切り替えることなく発注推奨数を把握することができ、エネルギーの消耗を抑制することができる。
(4−4)
ESL54に表示される情報のうち、買い物客に関係のない数字(例えば、発注数や在庫数等)は、商品の価格が表示される画面(本願の第1表示画面D1に相当)には表示せず、裏画面(本願の第2表示画面に相当)に表示することが一般的である。しかし、上記実施形態に係る商品管理システム1では、第1表示画面D1に発注推奨数などが表示されるため、作業者は多数あるESL54のそれぞれの画面切り替え作業を行うことなく、商品の発注数を決定することができる。しがって、作業効率を上げることができる。
ESL54に表示される情報のうち、買い物客に関係のない数字(例えば、発注数や在庫数等)は、商品の価格が表示される画面(本願の第1表示画面D1に相当)には表示せず、裏画面(本願の第2表示画面に相当)に表示することが一般的である。しかし、上記実施形態に係る商品管理システム1では、第1表示画面D1に発注推奨数などが表示されるため、作業者は多数あるESL54のそれぞれの画面切り替え作業を行うことなく、商品の発注数を決定することができる。しがって、作業効率を上げることができる。
(4−5)
不定貫商品に関する情報を示す第1表示画面D2には、販売着地予想数、生産実績、および販売実績等が表示される。これにより、作業者は、売り場に出て、販売着地予想数、生産実績、および販売実績等を確認することになる。作業者は、売り場における商品の残りの数を実際に見た上で、商品の残りの数と、ESL54の表示部541に表示される数値(販売着地予想数、生産実績、および販売実績)とを比較することになるので、追加生産の要否、または、商品の値下げの要否等を適切に判断することができる。
不定貫商品に関する情報を示す第1表示画面D2には、販売着地予想数、生産実績、および販売実績等が表示される。これにより、作業者は、売り場に出て、販売着地予想数、生産実績、および販売実績等を確認することになる。作業者は、売り場における商品の残りの数を実際に見た上で、商品の残りの数と、ESL54の表示部541に表示される数値(販売着地予想数、生産実績、および販売実績)とを比較することになるので、追加生産の要否、または、商品の値下げの要否等を適切に判断することができる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態において第2表示画面に表示した情報(商品の適正在庫数や過去の売上数等の情報)が第1表示画面D1,D2に表示されるように設計されていてもよい。
(5−1)変形例A
上記実施形態において第2表示画面に表示した情報(商品の適正在庫数や過去の売上数等の情報)が第1表示画面D1,D2に表示されるように設計されていてもよい。
さらに、第1表示画面D2に表示させた情報を第1表示画面D1に表示させてもよい。例えば、第1表示画面D1には、さらに販売着地予想数を表示させてもよい。これによって、作業者は、定貫商品についても、画面の切替を行うことなく、販売着地予想数を考慮した発注数を決定することができる。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、第1表示画面D2に販売着地予想数を表示したが、第1表示画面D2に表示させる情報は、販売着地予想数に代えて、生産消化率CRや生産消化率の時間帯販売予測対比GRであってもよい。
上記実施形態では、第1表示画面D2に販売着地予想数を表示したが、第1表示画面D2に表示させる情報は、販売着地予想数に代えて、生産消化率CRや生産消化率の時間帯販売予測対比GRであってもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、ESLサーバ51の情報を更新するタイミングを、ESLサーバ51の起動時およびストアコントローラ32の情報が更新された時としたが、ESLサーバ51の情報の更新タイミングは、その他のタイミングであってもよい。管理者が設定するタイミング(例えば、開店前および開店後数時間経過した後等)に併せてESLサーバ51の情報を更新させてもよい。
上記実施形態では、ESLサーバ51の情報を更新するタイミングを、ESLサーバ51の起動時およびストアコントローラ32の情報が更新された時としたが、ESLサーバ51の情報の更新タイミングは、その他のタイミングであってもよい。管理者が設定するタイミング(例えば、開店前および開店後数時間経過した後等)に併せてESLサーバ51の情報を更新させてもよい。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、第1表示画面D1において、商品のランクと発注関連情報とが表示されたが、第1表示画面D1に表示される情報は、商品のランクに応じて変えてもよい。例えば、Aランクの商品のみ発注関連情報を表示させるようにしてもよい。これにより、売上額に大きな影響を与える主要な商品については、陳列棚に陳列されている商品を実際に確認することにより発注個数を決定させ、それ以外のBランクまたはCランクの商品については、集計データに基づいて発注数を決定させることで、効率よく発注作業を進めることができる。
上記実施形態では、第1表示画面D1において、商品のランクと発注関連情報とが表示されたが、第1表示画面D1に表示される情報は、商品のランクに応じて変えてもよい。例えば、Aランクの商品のみ発注関連情報を表示させるようにしてもよい。これにより、売上額に大きな影響を与える主要な商品については、陳列棚に陳列されている商品を実際に確認することにより発注個数を決定させ、それ以外のBランクまたはCランクの商品については、集計データに基づいて発注数を決定させることで、効率よく発注作業を進めることができる。
また、商品のランクに応じて、第1表示画面D1の表示態様を変更させてもよい。例えば、携帯端末から所定の信号を受け付けた場合に、A商品に対応するESL54は、ランクの表示(すなわち、Aの文字)または発注関連情報を拡大して表示させたり、強調させたりすることにより、B商品またはC商品と容易に区別できる態様で表示させてもよい。
作業者が一のESL54の傍で携帯端末を操作しない場合、すなわち、陳列棚と所定の距離間隔をおいて携帯端末を操作する場合、当該一のESL54の表示を切り替えようとしても、他のESL54の表示まで切り替えられてしまう。しかし、A商品に対応するESL54の表示態様と、B商品やC商品に対応するESL54の表示態様とを変更することにより、作業者の作業効率を向上させることができる。
(5−5)変形例E
上記実施形態では、在庫情報は、生産実績テーブル324cに記憶された情報と、販売実績テーブル324eに記憶された情報とに基づいて自動的に計算され、在庫情報テーブル324bに記憶されていったが、在庫情報テーブル324bに記憶される在庫個数は、実際に作業者が在庫を見てカウントした数字であってもよい。
上記実施形態では、在庫情報は、生産実績テーブル324cに記憶された情報と、販売実績テーブル324eに記憶された情報とに基づいて自動的に計算され、在庫情報テーブル324bに記憶されていったが、在庫情報テーブル324bに記憶される在庫個数は、実際に作業者が在庫を見てカウントした数字であってもよい。
また、発注推奨数算出部515dによって発注推奨数が算出される際、上記実施形態では、発注時の在庫として、在庫情報テーブル324bに記憶された値を用いたが、その代わりに、作業者が実際にカウントした在庫個数や、過去のデータに基づいて予め推定しておいた在庫個数等を用いてもよい。
(5−6)変形例F
上記実施形態では、ストアコントローラ32に商品に関する全ての情報が収集され、ストアコントローラ32で当該情報を管理したが、各種情報の管理を、外部ネットワークを介して接続するホストコンピュータと分担するようにしてもよい。
上記実施形態では、ストアコントローラ32に商品に関する全ての情報が収集され、ストアコントローラ32で当該情報を管理したが、各種情報の管理を、外部ネットワークを介して接続するホストコンピュータと分担するようにしてもよい。
1 商品管理システム
2 LAN
3 POSシステム
4 計量器システム
5 ESLシステム
31 レジスタ(POSレジスタ)
32 ストアコントローラ
41 計量器包装ラベルプリンタ(計量器)
42 計量器サーバ
51 ESLサーバ
52 ベースステーション
53 トランシーバ
54 ESL
2 LAN
3 POSシステム
4 計量器システム
5 ESLシステム
31 レジスタ(POSレジスタ)
32 ストアコントローラ
41 計量器包装ラベルプリンタ(計量器)
42 計量器サーバ
51 ESLサーバ
52 ベースステーション
53 トランシーバ
54 ESL
Claims (4)
- 商品に関する各種情報を記憶するサーバ(32,51)と、
前記商品の近傍に配置され、前記商品の価格を表示する電子棚札(54,54,・・・)と
を備え、
前記電子棚札は、
前記サーバに記憶された前記商品に関する各種情報に含まれる、前記商品の発注に関する発注関連情報を受け付ける情報受付部(543)と、
前記商品の価格と共に前記情報受付部によって受け付けられた前記発注関連情報を表示するための表示部(541)と
を有する、
商品管理システム1。 - 前記発注関連情報は、発注推奨数、在庫数、および所定期間における販売数のうち、少なくともいずれか一つを含む、
請求項1に記載の商品管理システム。 - 前記表示部は、電子ペーパーである、
請求項1または2に記載の商品管理システム。 - 前記サーバは、前記商品に関する各種情報に含まれる前記商品の売上げに関する売上げ関連情報に基づいて、商品を複数のランクに分類する分類部(515b)を有し、
前記表示部は、前記複数のランクに応じて前記発注関連情報を表示する、
請求項2または3に記載の商品管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010022119A JP2011159203A (ja) | 2010-02-03 | 2010-02-03 | 商品管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=44591081
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- 2010-02-03 JP JP2010022119A patent/JP2011159203A/ja active Pending
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