JP2011149936A - 核燃料ペレット検査 - Google Patents

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Abstract

【課題】核燃料ペレット(18)検査するためのシステム(50)を提供すること。
【解決手段】検査システム(50)は、核燃料ペレット(18)内の欠陥に関して核燃料棒(20)内に配置された核燃料ペレット(18)を検査するために、1つまたは複数のエネルギーのX線放射(56)を使用するように構成される。検査システム(50)のいくつかの実行において、燃料棒製作施設内で生産された全燃料棒(10)の検査を全自動化または部分的に自動化することにより、核燃料棒製作工程(2)に検査システム(50)を組み入れることが可能となり得る。
【選択図】図2

Description

本開示は一般に核燃料ペレットの検査に関する。より具体的には、本実施形態は核燃料ペレット内の物理的欠陥を検出するためのX線方法および装置を対象とする。
原子力発電所の燃料は通常の形態では、被覆管内に積み重ねられた円柱状のペレットの形態にあることが多い。通常、これらの円柱状のペレットは核燃料物質を含み、被覆材は比較的不活性な物質で構成されることが多い。これらがまとまって核燃料棒を形成し、発電所の運転中にこの核燃料棒を使用し、発電のために、選択された工程を実施することができる。1つの例は蒸気の発生であり、蒸気はタービンを駆動するために使用される。これらの燃料棒は、通常、円柱状のペレットを被覆管の内部に積み重ね、被覆管の端部に端栓を溶接することによって製作される。
核燃料の信頼性は原子力産業界を通しての課題であり、多くの燃料棒製作工程における主要な目的である。核燃料ペレットの欠陥は、これらの問題の中でもとりわけ、様々な燃料性能不足につながり得るものである。例えば、円柱状表面の一部が欠落しているペレット(例えば、ピットまたはチップ)、クラック、およびその他の欠陥は、ペレット−被覆管相互作用(PCI)に通じるおそれがあり、PCIにおいては、燃料ペレットが被覆管と接触して応力を引き起こし、それに伴って被覆管を腐食して被覆管破壊を引き起こす腐食性化合物を生じるおそれがある。このような燃料棒の破損によって、高放射能の不純物が原子炉冷却材中に拡散することになる。このような事象は、発電所運転員に対して望まれるものよりも高い放射線被ばく量をもたらし、破損燃料を取り出し交換するために原子炉の計画外停止をもたらすことがある。これらの計画外停止は、エネルギー供給事業者およびその顧客の両方に、著しい財務的損失および/または資本損失をもたらすことがある。
米国特許第7608829号公報
本開示は一般に、X線放射を使用し部分的にまたは実質的に自動化された、核燃料ペレットの検査手順を提供することを対象とする。
一実施形態において、核燃料棒を検査するシステムが提供される。本システムは、その特徴の中でもとりわけ、一般に1つまたは複数のエネルギーのX線放射を発生するように構成された第1のX線源を含むことが可能であり、この第1のX線源は1つまたは複数の核燃料棒を輸送するように構成された可動トラックの1つの側に配置される。第1のシンチレータと第1のダイオードアレイを有する第1のX線検出器も提供される。第1のX線検出器は一般に、第1のX線源によって発生されたX線放射の少なくとも一部を検出して、1つまたは複数の核燃料棒の第1のデジタルX線画像を生成するように構成される。第1のX線検出器は、第1のX線源が設置された可動トラックの側とは反対側に配置され得る。具体的な機械可読媒体も提供され、この媒体は一般に、1つまたは複数のコンピュータで実行可能なアルゴリズムを記憶するように構成され、このアルゴリズムが処理装置で実行されると、X線画像を使用した核燃料棒内の1つまたは複数の欠陥検出を促進する。
別の実施形態では、核燃料棒を検査する方法が提供される。この方法は、他の特徴の中でもとりわけ、核燃料棒内の長軸に沿って配置された核燃料ペレットを含む核燃料棒を検査区域に供給する機能を、一般に含み得る。核燃料棒はX線源で発生された第1の部分のX線放射で照射される。第1の部分のX線放射の少なくとも一部は、一般にシンチレータおよびダイオードパネルを含む検出器で検出され、核燃料棒の第1のデジタルX線画像を生成する。次に核燃料棒は、核燃料棒取扱い機構を使用して長軸周りで第1の角度だけ回転され、引き続いてX線源で発生された第2の部分のX線放射で照射される。第2の部分のX線放射の少なくとも一部もやはり検出器で検出され、核燃料棒の第2のデジタルX線画像を生成する。第1および第2のデジタルX線画像を用いて、核燃料ペレット内の欠陥を検査する。
さらなる実施形態において、撮像・マスキング組立体が提供される。撮像・マスキング組立体は一般に、長軸を有する核燃料棒の1つの側の近傍に配置されるように構成された第1の一体型(monolithic)構造体を含むことができ、この一体型構造体は、長軸に平行、かつX線源で発生されたX線ビームに平行な方向に、核燃料棒を越えて延びる。本組立体は、この一体型構造体の近傍にある核燃料棒の位置を維持するように構成され、撮像の間に核燃料棒の位置を移動するように構成された、核燃料棒取扱い機構を含み得る。
本開示の上記およびその他の特徴、態様、および利点は、添付する図面を参照して以下の詳細な説明を読むことによって、よりよく理解されるであろう。図面を通して、図中の同じ符合は同じ部品を示す。
本開示の特定の態様を含むように修正され得る、核燃料棒製作工程の一部の一実施形態の概略図である。 本開示の一態様に基づく、核燃料検査システムの一実施形態の概略図である。 本開示の一態様による、撮像・マスキング構造体内に配置された核燃料棒の一実施形態の概略図である。 本開示の一態様による、撮像・マスキング構造体に配置された核燃料棒の一実施形態を説明する透視図である。 本開示の一態様による、2つ以上のX線源とX線検出器とを含む核燃料検査システムの一セクションの一実施形態の概略図である。 本開示の一態様による、図2〜4の核燃料検査システムの特徴を使用した、核燃料棒を検査する方法の概略図である。
通常の核燃料ペレットの製作形態において、核燃料ペレットは生産工程の間に目視法で検査される。しかし、この検査に引き続いていくつか工程ステップを終了しなければならないことが多くあり、それが(欠陥の中でもとりわけ)燃料ペレットに損傷を起こすことがある。例えば、燃料ペレットの外径と被覆管の内径との間の公差が厳しいために、被覆管内への挿入によって燃料ペレットは損傷することがある。被覆管内に装填された後で、燃料棒の取扱いによって燃料棒内でペレットの望ましくない運動が生じ、そのときペレットが互いに衝突することがある。このような衝突が燃料棒内における未検出欠陥を引き起こすことがある。
したがって、本明細書に記載されている方法および装置を実施することによって、X線放射を使用するペレット/燃料棒検査工程の実質的な自動化、ならびにそのより迅速で正確な実施が達成され得ることが、今や理解される。したがって、本開示は核燃料ペレット内の欠陥検出のためのX線方法および装置を対象とする。
特に、本開示はX線源とX線検出器を使用して、核燃料棒(および内部に収納されたペレット)のX線画像を生成する。X線源は、1つまたは複数のエネルギーのX線放射を発生するように構成することができ、検出器はそれを検出するように構成され得る。本開示の態様によれば、実質的に実時間方式でデジタルX線画像を生成するために、検出器は一般にシンチレータとダイオードアレイを含み得る。さらなる一実施形態では、燃料棒または燃料ペレット内に存在し得る欠陥があればそれを検出する確率を向上するために、様々な姿勢から燃料棒の複数のデジタルX線画像が取得できる、燃料棒取扱い機構が提供され得る。別の態様によれば、記憶されたルーチン(具体的な、機械可読媒体に記憶されたルーチンなど)を実行するための処理装置または処理回路が提供され得る。処理装置は、あり得るペレットの欠陥を認識し、検出し、および標識を付けるために、1つまたは複数のアルゴリズムを遂行するように構成され得る。この態様の実施形態において、処理装置は、X線−ペレット相互作用によって発生したX線散乱などの、ランダム事象の結果生じた画像のゆがみがあればそれを補正するアルゴリズムを実行するように構成されてもよい。上記で概略的に説明した特定の実施形態には、燃料ペレット縁部で画像の鮮明度とコントラストを増強するためのマスキング器具も提供され得る。さらにマスキング構造体は、燃料棒を通過せず減衰していないX線放射から、検出器を防護するために役立ち得る。
ここで図に移り、まず図1を参照すると、核燃料棒製作工程2の一実施形態のブロック図が示されており、全体として、燃料棒組立セクション4、燃料棒検査セクション6、およびバンドル組立セクション8の3つのセクションを含んでいる。図1はまた、工程2を通過する燃料棒の全体的な流れも図示する。例えば燃料棒10は燃料棒組立セクション4内で組み立てられ、このセクションは燃料棒検査セクション6につながる。燃料棒検査セクション6では、燃料棒10の数が検査済みの燃料棒のセット12(すなわち、検査工程を合格した燃料棒)に減少され得る。ひとたび燃料棒12が初めに検査されると、それらはバンドル組立区域に送られ、そこで検査済みの燃料棒12のセットを燃料棒バンドル14に組み立て得る。本実施形態の説明では、本開示による方法およびシステムをこれらのセクションの1つで実施することを対象としているが、本明細書に開示された手法を燃料棒製作施設のこれら区域内または他の区域内で実施することも、本開示の範囲内に十分入っていることに留意されたい。そのような実施は当業者の技術の範囲内にあり、日常的な最適化の問題となるだろう。例えば、本明細書で説明した1つの実施可能な手法は、燃料棒内に装填する前の個々の核燃料ペレットの実質的な実時間検査に適用し得る。
図示された実施形態において、工程2は燃料棒組立セクション4で始まる。燃料棒組立セクション4の一実施形態において、長い中空の円筒状被覆管16に核燃料ペレット18が充填される。しかし、内部に収納されるペレット18が別の配置パターンを有する、別の可能な燃料棒20の構成もあり得る。いくつかの実施形態では、被覆管16の長さが数インチから数フィートで、内径は数インチから1インチ未満の範囲にあることもある。本実施形態による被覆管16は、実質的に核燃料を隔離することが可能な材料で作られる。例えば、被覆管16はジルコニウムベースの合金またはステンレス鋼であってよく、燃料ペレット18は酸化ウラン(UO)または同様の核燃料であってよい。いくつかの実施形態では、燃料棒20が中性子を吸収してより望ましい反応度特性を示すようにするため、燃料ペレット18に数パーセント(例えば、約0.5wt%から約10wt%の間の)の酸化ガドリニウム(Gd、ガドリニア)を添加することもあり得る。それに応じて、別の中性子吸収材も想定される。
燃料棒組立セクション4は、例えば適切に構成されたペレットおよび/または燃料棒取扱い機構を使用した、ペレットトレイから燃料ペレット18を受け入れる機構を含み得る。ペレット18が被覆管16内に装填されて、いくつかの実施形態では、ペレット18を燃料棒20の2つの端栓24のうちの1つに付勢するためにばね22が設けられる。別の実施形態では、このステップは別個のステップとして実行されることがある。ばね22は一般に、燃料ペレット18の位置を燃料棒(端栓24)の端部内表面に付勢するように選択され構成され、それによって燃料棒20の長軸26に沿ったペレット18の平行運動が著しく限定される。
燃料棒組立セクション4内で全てのペレット18が被覆管16内に装填された後で、次に燃料棒20は、燃料棒20の封止および被覆管16の欠陥検査を目的とし、全体として燃料棒検査6と呼ばれる複数の手順を経る。燃料棒20の封止作業は、抵抗溶接および/またはタングステン不活性ガス(TIG)溶接などの当技術分野で知られている任意の数の手順を含んでよく、一般に両方の端栓24を被覆管16に封止するように実行される。通常の構成において、燃料棒組立セクション4および/または燃料棒検査セクション6は、例えば、燃料棒種類検出ステーション、ばね検査ステーション、排気/低圧バックフィルステーション、シーム溶接ステーション、冷却ステーション、高圧溶接ステーション、ヘリウム漏洩検出ステーション、平行度ゲージステーション、リングゲージステーション、超音波(UT)顕微鏡ステーション、およびアンロードステーション、などの複数のステーションを含み得る。燃料棒装填部4または燃料棒検査セクション6のどちらかが、これらのステーションの任意の1つまたはそれらの組合せを含み得ることを理解すべきである。
燃料棒検査セクション6内で燃料棒20は、端栓24を溶接する前に燃料棒20を部分的にバックフィルするために使用された不活性ガスの漏洩があるか検査される。被覆管16と端栓24との間の溶接シームも、平坦な円環状接触を確保するために検査され得る。最後に燃料棒20、さらにより具体的には被覆管16は、欠陥がないか検査される。被覆管16の検査によって、少なくとも部分的には被覆管16の健全性に基づいて、燃料棒10は、合格、不合格、またはさらなる検査のために標識付け、のどれかにされる。不合格の燃料棒は保管区域に行くことになり、一方、合格した燃料棒12はバンドル組立セクション8に輸送される。任意の校正用および検証用燃料棒も保管区域に進み得る。バンドル組立区域8は一般に、受動走査および能動走査を含む走査区域、ならびに燃料棒20を実際にバンドルに組む区域、さらに検査区域、および顧客に納品されるまで最終的に保管する区域を備える。
本開示によれば、燃料棒組立セクション4、燃料棒検査セクション6、および/またはバンドル組立セクション8は、燃料棒20のX線走査を工程フロー内で実行するための潜在的な場所になり得る。例えば、ある実施形態では、TIG溶接工程の結果としての溶接のX線検査が、最終的な溶接の信頼性および品質を検査するために使用され得る。したがってこのようなX線装置は、本明細書に説明した装置および方法を容易に実行できるようにするため、本開示に従って適切に修正され得る。通常の製作現場では、数十、数百、または数千もの個々の燃料棒20が、毎日または数日ごとに生産され処理され得ることに留意されたい。したがって、従来のX線検査工程を使用すると、従来のラジオグラフィ検査に伴う時間的制約のために、生産された燃料棒20の一部分のみが検査され得る。例えば、個々の燃料棒20の従来のX線検査では、画像を撮影し、画像データを処理し、ペレットの欠陥を画像で検査する時間を含め、燃料棒20当たり全体で5分以上必要なことがあり得る。これに反して本明細書で説明する手法によれば、個々の燃料棒20の撮像においてダイレクトラジオグラフィを行うことが可能になり、それによって製作施設で生産される全燃料棒の撮像および検査を、その施設の処理能力に悪影響を及ぼさずに、実質的に実時間で実行し得る。
このような手法は複数の可能な構成を使用して実行することが可能で、その一実施形態が図2に図示されており、同図は個々の燃料棒20などの核燃料棒のX線検査用システム50の一実施形態のブロック線図である。もちろんいくつかの実施形態では、検査される燃料棒は、組み立てられた複数の燃料棒10、当初に検査済みの複数の燃料棒12、または複数の燃料棒バンドル14であってもよい。例示された実施形態において、システム50は、核燃料棒に関する2次元または3次元のデジタルラジオグラフィデータを取得するように設計されたダイレクトラジオグラフィシステムであり、いくつかの実施形態では、それらのデータを実質的に実時間の態様(例えば、5分未満、3分未満、1分未満、30秒未満、10秒未満、1秒未満、など)で処理して、ペレットに欠陥(品質規格外)があるか判定するものもある。本検討では、ペレットの欠陥を判定するためにデジタルまたはダイレクトラジオグラフィ(DR)を実行することを対象としているが、コンピュータラジオグラフィ(CR)および/またはコンピュータトモグラフィ(CT)も意図されており、それらは単に設計の選択肢である。さらにダイレクトラジオグラフィの代替としての、コンピュータラジオグラフィおよび/またはコンピュータトモグラフィの導入は、日常的な実験的作業と最適化によって達成されるであろう。
図2に例示する実施形態においてシステム50は通常、コリメータ54に隣接して配置されたX線源52を含む。X線源52は、X線管または固体X線エミッタであってよく、1つまたは複数のエネルギーのX線放射を放出するように構成し得る。図示された実施形態においてコリメータ54は、放射線の流れ56が1つまたは複数の燃料棒20が存在するような区域内を、通過できるように構成される。ある特定の実施形態において、放射線の流れ56は核燃料棒20を十分貫通するエネルギーを有することができる。例えば放射線の流れ56は、約50kVから約1MVの範囲の(例えば、約200kV、250kV、300kV、380kV、420kV,450kV、およびそれを超し、またはその間の任意の範囲の)エネルギーを有し得る。さらに放射線の流れ56に使用される特定のエネルギーは、収集すべき情報の特性に依存して選定することができる。例えば低めのエネルギー(例えば、200kVから450kVの間)の放射線は、燃料棒20内のペレット18に関する表面の情報(例えば、ピットおよび/またはチップ)を提供でき、一方高めのエネルギー(例えば、約420kV超)の放射線は、ペレット18に関する表面以外の情報(すなわちクラックなど)を提供できる。
システムの作動中に放射線58の一部は燃料棒20(または燃料棒バンドル14)を貫通しまたはその周囲を通って、検出器アレイ60に衝突する。本開示によれば、燃料棒20をバイパスする放射性の量56を著しく抑制し、放射線の一部58を検出した結果得られる画像の品質を向上させるために、マスキング構造体62を設けることができる。例えば図示するように、マスキング構造体62は、X線伝播の方向に燃料棒20を越えて延びる。このような構成においてマスキング構造体62は、放射線の流れ56と燃料棒20(被覆管16とペレット18を含む)との相互作用によって生じる散乱事象を、著しく抑制することができる。一実施形態においてマスキング構造体62は、燃料棒20と線源52または検出器60との中間に直接配置はしないが、燃料棒20の片側または両側に近接して配置されるように構成される。減衰していないX線放射から検出器60を防護するために、一実施形態においてマスキング構造体62を、ビーム全体の方向に直角方向などの他の方向に延ばすこともできる。マスキング構造体62に関するこれらおよび他の特性は、以下でより詳細に説明する。
システムの作動中に、燃料棒20を貫通し、マスキング構造体62を通過したX線放射58を受けて、検出器アレイの検出素子は、入射X線ビームの濃度(放射線58の部分または一部)を表す電気信号を発生する。例えば例示の検出器60は、シンチレータ64とフォトダイオード66とを含む。シンチレータ64は、X線放射58を電離放射線から光(すなわち、可視光)に変換するような構成とする。シンチレータ64によって発生された光は、次いでフォトダイオードアレイ66と相互作用し、光電効果などを介して電流を発生する。光電効果を起こすために、ダイオードアレイ66は光電特性を示す材料で製造され得る。例えば、一実施形態において、ダイオードアレイ66は結合電界効果トランジスタ(FET)の非晶質シリコンフラットパネルであってよい。いくつかの実施形態では、約50kVから1MVの間のエネルギーを有し得る放射線の部分58の相当な量を、シンチレータ64が吸収するように構成され得る。
一実施形態において、シンチレータ64は、測定可能な吸湿性を示さないタリウム添加よう化セシウム(CsI:Tl)またはその他のシンチレーション材で製造され得る。このような実施形態ではCsI:Tlは、ダイオードアレイ66(非晶質シリコン)上に直接成長させられ、次いで吸湿の影響を低減するためにカバープレートで密封シールし得る。こうして、シンチレータ64の厚さ(シンチレーション層)を所望の高さに作ることが可能となる。例えば、CsI:Tlは、約0.050mmから約4mmの間(例えば、約0.40mm、1.0mm、1.5mm、2.0mm)の厚さに成長させ得る。いくつかの実施形態では、シンチレータ64の厚さを選ぶときにオペレータは複数の要素を考慮することができる。例えば、約10mmまでの厚さを、CsI:Tlニードルを非晶質シリコンパネル上に成長させることによって達成し得る。このような厚さにすることにより、より短いニードルを使用した他の形で達成されたものよりも大きな信号対雑音比が得られるが、より大きなシンチレータ厚さ(例えば4.0mm超)は、ペレット18の縁部周りのコントラストを減じることになり、したがってペレット欠陥の空間解像度を減じることになる。しかし、そのような長さが望ましい実施形態または状況もあり、それらの欠陥検出のためには、より厚いシンチレータで達成されるコントラスト解像度の増加が、その空間解像度の減少よりも重要なことがある。
別の実施形態において、シンチレータ64は多結晶テルビウム添加ガドリニウム酸硫化物(GdS:Tb)蛍光シートで製造され得る。このような実施形態では、GdS:Tb粒子はバインダと混合され、高分子(例えば、マイラー)支持剤に接着される。GdS:Tb蛍光体を使用するときは、粒子はバインダと一緒に約0.050mmから約2mmの間(例えば、約1mm)の厚さを有するシートを形成し得る。蛍光体を使用するある特定の実施形態では、GdS:Tbの代わりにまたはそれと組み合わせて、テルビウム添加イットリウム酸硫化物(YS:Tb)、銀添加亜鉛硫化物−カドミウム硫化物合金(ZnSCdS:Ag)、あるいは同様の蛍光体、またはそれらの任意の組合せを使用することが望ましい。他の蛍光体として数例を挙げれば、銅添加硫化亜鉛(ZnS:Cu)、銅添加硫化亜鉛カドミウム(ZnCdS:Cu)、およびアルミニウム添加物を用いた同様の蛍光体を使用するものを含んでよい。当技術分野で知られている任意の関連する蛍光体を選択することは、単に設計の1つであって、当業者にとって容易に明白なことは当然であり、本開示の範囲内であると考えられる。
さらなる実施形態では、シンチレータ64の製造に光ファイバシンチレーションガラスを使用することが望ましいことがある。典型的な光ファイバガラスの構成では、ファイバのコアはシンチレーション材(例えば適度な実効原子番号と密度を有するテルビウム添加重ケイ酸塩ガラス)であり、クラッドガラスで囲まれて、光がファイバを伝播して1つまたは複数のフォトダイオードアレイ66に向かうことができる。このような実施形態において、ファイバ/クラッドは固く詰められて何百万もの(例えば、100万から2000万の間の)ファイバのフェースプレートにされ、全厚(クラッドガラスの長さ)は約1mmから10mm(例えば、約2mm)の間になる。光ファイバシンチレーションガラスのフェースプレートは、クラッドを取り囲むか、またはフェースプレートを貫通する個別のファイバとして確率的手法で配置された、外部吸収材を含んでもよい。これら2つの方法は、ファイバから出る浮遊光が下部のダイオード構造に達するのを阻止するために使用され得る。
したがってシンチレータ64は、電離放射線を吸収して光をフォトダイオードアレイ66に放出するように設計された複数の物質で製造され得る。シンチレータ64は上述のように、厚さが約200ミクロンから約10ミリメートルの間であって、この厚さは燃料棒20の種類と材料、欠陥の形状、放出されるX線放射56のエネルギー、その他を含む複数の要素に基づいて選定される。シンチレータ64は、数十、数百、数千、または数百万本ものニードルおよび/または検出器素子を有する。一実施形態において、シンチレータ64内のニードルの寸法を縮小し、数を増すことによって、得られる画像の解像度を向上させ得る。シンチレータ64が高分解能を有する実施形態では、得られるデジタルX線画像の解像度はフォトダイオードアレイ66の解像度によって制限される。例えば上述したように、フォトダイオードアレイ66は非晶質シリコン製のフラットパネルであり得る。一実施形態において、非晶質シリコンパネルは16インチ×16インチの区域に対して約1024×1024の解像度を有し得る。別の実施形態では、非晶質シリコンパネルは9.4インチ×11.8インチに対して約2400×3000の解像度を有し得る。
シンチレータ64による光発生、そのダイオードアレイ66への移送、およびアレイ66によるデジタル画像生成の過程は、何分の一秒以内、例えば近実時間内で起こり得る。したがって本実施形態によるダイレクトラジオグラフィの構成によって、最高約30Hzの撮像速度を得ることができて燃料棒20の実質的な実時間撮像を可能にし得る。結果として、燃料棒20の撮像と検査を数秒の間に実行することができる。例えば、燃料棒20の検査は3秒、5秒、10秒、30秒、1分、3分、5分、などよりも短時間内に行われ得る。したがってダイレクトラジオグラフィを、製作工程2などの製作工程内に導入することにより、選択的、ランダム、またはサブセットベースで検査するではなく、生産された全てのまたは大多数の個別燃料棒20を検査することが可能になる。作動中、フォトダイオードアレイ66が燃料棒20を通過したX線の数に対応する電気信号を発生した後で、その信号はシステムコントローラ68に、より具体的には、検出器60で発生された信号を受取りおよび/または処理するように構成された画像データ収集システム70に送られる。
システムコントローラ68はX線源52を制御するように構成され、電力と制御信号の両方を燃料棒検査手順のために供給する。さらに検出器60はシステムコントローラ68に接続されており、コントローラは検出器60内で生成された信号の収集を命令する。システムコントローラ68は、ダイナミックレンジの初期調整、デジタル画像データのインターリービング、などの様々な信号処理とフィルタ機能も実行し得る。通常の操作では、システムコントローラ68は、撮像システム50に検査プロトコルを実行する操作を命令し、いくつかの実施形態では取得したデータの処理を命令する。本文脈においてシステムコントローラ68はまた、通常は汎用または特定用途向けのデジタルコンピュータをベースとする信号処理回路、このコンピュータで実行されるプログラムやルーチン(本明細書で記載されている実施形態を実行するためのプログラムやルーチン)および構成パラメータや画像データを記憶するための付随するメモリ回路、インターフェイス回路、なども含む。
図2に例示する実施形態において、システムコントローラ68は、燃料棒位置決めシステム78の回転サブシステム74と平行移動サブシステム76とを制御するように構成されたモータコントローラ72を含む。燃料棒位置決めシステム78は、オペレータまたは操縦者が、燃料棒20をその長軸26に沿って平行移動させ、および/またはその長軸26周りで回転させることができるように構成される。特定の欠陥は、X線源52および検出器60に関して燃料棒20の1つの姿勢からのみ撮像され、したがって可視化されるので、このような位置決めがペレットの欠陥を検出するために役立ち得る。さらに燃料棒位置決めシステム78は、システムコントローラ68によって行われるいくつかの収差補正方法(例えば、シフトイメージング)に役立ち得るものであり、本開示の他の具現化と共に以下で説明する。
図示のように、燃料棒位置決めシステム78は、燃料棒20の一端または両端をつかんで平行移動および/または回転を行う。回転サブシステム74は、燃料棒位置決めシステム78が次に、滑らかな連続的回転方式、または燃料棒20がある角度回転させられて1つの画像を撮り、次いで後続の画像取込みのために燃料棒20が再び回転させられるステップアンドシュート方式のどちらかの方式で、燃料棒20をその長軸26の周りで回転させることができるようにする。したがって燃料棒位置決めシステムによって実行される回転は、約90°から約1°の間(例えば、約90、55、45、22.5、11.25度)にすることができる。ある特定の実施形態において、燃料棒位置決めシステムは10°未満の、例えば約9、8、7、6、5、4、3、2、または1度未満で、小回転を行うこともできる。同様に平行移動サブシステム76は、燃料棒位置決めシステム78が長軸26に沿って燃料棒20を小平行移動させることができるようにし、平行移動量は少量のみとする(すなわち、1ミクロンから数センチメートルの間)。
この目的のためにモータコントローラ72も、燃料棒20(または燃料棒バンドル20)が上に載っている可動トラック82の平行移動サブシステム80を制御するように構成される。可動トラック82は、本システム50の処理能力および特定の適用仕様の設計選択肢に依存して、小さな増分(例えば、約1フィート)あるいは大きな増分(例えば、約15フィート)で、または連続方式で移動するように構成され得る。例えば可動トラック82は、燃料棒20の特定区間(例えば、数ペレットの区間)において必要な数の画像を撮った後に燃料棒20をその長軸26に沿って平行移動させることができる。このような実施形態において、可動トラック82は、X線源52および検出器60によって同一燃料棒20内の新しい区間(例えば、数ペレットの新しい区間)を撮像できるように、燃料棒20を移動させることになる。さらに可動トラック82は、燃料棒20(または燃料棒バンドル(または複数の燃料棒バンドル))を検査システム50が規定する区域外に輸送できる。
システムコントローラ68は、X線源52および検出器60に関する燃料棒位置決めシステム78および可動トラック82の作動タイミングを調整することができる。このため、システムコントローラ68は、X線源52をX線コントローラ84で制御することができる。特に、X線コントローラ84は、電力とタイミング信号をX線源52に供給するように構成され得る。例えば一実施形態において、X線コントローラ84は、燃料棒20の表面欠陥を検査するX線源52に適切な電力を供給し得る。さらにX線コントローラ84は、異なる量の電力をX線源に供給することも可能であり、それによって燃料棒20はペレット18内のクラックなどの表面以外の欠陥等も検査される。
例示された実施形態におけるシステムコントローラ68は、処理回路86も含む。画像データ取得システム70で収集されたデータは、引き続いてX線画像を操作し検査するために、処理回路86に転送され得る。処理回路86はメモリ88を含む(またはメモリと通信する)ことができ、それによって処理回路86で処理されたデータ、または処理回路86で処理されることになるデータ(燃料棒20を撮像することによって生成されたデジタルX線画像など)を記憶することができる。コンピュータでアクセス可能な、所望する量のデータおよび/またはコードを記憶できる任意の種類のメモリデバイスが、撮像システム50で利用され得ることに留意されたい。さらにメモリ88は、類似の種類または異なる種類の、磁気的、ソリッドステート、または光学的なデバイスなどの単一または複数のメモリデバイスを含んでよく、それらのデバイスはシステム50に付随の、および/または遠隔の装置であってよい。メモリ88は、データ、処理パラメータ、および/または本明細書で説明する処理を実行する1つまたは複数のルーチンを有するコンピュータプログラム(例えば、画像認識および操作アルゴリズム)を記憶し得る。例えば、一実施形態においてメモリ88はX線検査ソフトウエアを記憶し得る。このソフトウエアは、燃料棒20に関する情報を取得し、報告し、評価し、および保管するように構成されたコードを含み得る。例えば作動中に、このコードによって処理回路86が検査装置(X線源52および検出器60)と相互作用してデジタル情報を収集することが可能になる。本コードは関連する検査実行のデータベ−スおよび/またはプロトコルを含むことができ、検査装置を制御するように構成され得る。このソフトウエアは、取得したデータならびにCDおよびDVDなどの取り外し可能な媒体も受け入れることができ、受信データの解析、改善、測定、および保管のためのアプリケーションツールを供給することもできる。そのようなソフトウエアの一例は、GE Inspection Technologiesによって製造されるRhythm Software Suiteである。
処理回路86は、システムコントローラ68によって可能とされた例えば検査作業および燃料棒の移動のような機能を、制御するように構成され得る。例えば、処理回路86は、典型的には、例えばキーボード、マウス、および/またはその他の入力デバイスを備えたオペレータインターフェイス90を介して、オペレータからの命令および検査パラメータを受信するように構成することができる。オペレータは、このような構成によって入力デバイスを介してシステム50を制御し得る。オペレータインターフェイス90に接続されたディスプレイ92は、燃料棒20(そして、したがってペレット18)のデジタルX線画像を観察するために使用され得る。さらに画像は、オペレータインターフェイス90に接続され得るプリンタ94で印刷され得る。いくつかの実施形態において、システムパラメータを出力し、検査を要求し、画像を観察する、などのために、1つまたは複数のオペレータインターフェイス90がシステム50にリンクされ得る。一般に、システム50内に供給される、ディスプレイ、プリンタ、ワークステーション、および同様のデバイスは、データ取得構成要素の一部であってよく、または製作施設内のどこか、または全く異なる場所にあって、インターネット、バーチャルプライベートネットワーク、などの、1つまたは複数の編成可能なネットワークを介して画像取得システムにリンクされたそれらの構成要素の遠隔装置であってもよい。
処理回路86は、画像保管および通信システム(PACS)96に接続されてもよい。処理回路86で生成、または処理された画像データは、引き続いて行われる処理または評価のために、PACS96に転送され、保管され得る。PAC96は遠隔クライアント98、または内部あるいは外部ネットワークに接続可能であり、それによって様々な場所にいる他者(例えば、燃料棒20を購入する顧客)が画像データにアクセスし得ることに留意されたい。
ここで図3に移ると、マスキング器具62の一実施形態が正面図で例示されている。図3はまた、撮像中の燃料棒20の全体的な構成およびマスキング器具62に関する燃料棒の位置を例示している。例えば図3は、X線源52からのX線ビーム経路106に垂直な方向から見た透視図とみなすことができる。例えば図示するようにビーム経路106は、X線56とX線の一部58の、全体的なX線伝播の方向である。さらに、例示の実施形態に図示するように、複数の燃料棒20がマスキング器具62内に配置される。本開示によれば、とりわけ、検出器60の寸法、マスキング器具62の寸法、ならびに燃料棒位置決めシステム78および可動トラック82の取扱い能力などの制限要因がある中で、一度に可能な限り多数の燃料棒20を撮像することが望ましい。長軸26を見下ろすと、本実施形態による燃料棒20は、被覆管16およびペレット表面108を有する燃料ペレット18を含む。マスキング器具62は、図示するように、燃料棒20に近接して配置され、それによって器具62と燃料棒20の1本との間には、実質的に間隙がないか微小空間110のみが存在するようにする。ある特定の実施形態において、燃料棒20とマスキング器具62との間隙は、マスキング器具62に対して燃料棒20を、長軸26周りで自由に回転させ、長軸26に沿って自由に平行移動させることが十分できるものである。本明細書で説明する手法による一実施形態において、マスキング器具62は燃料棒20周りで湾曲してよく、それによって燃料棒20の被覆管16は、またはより具体的には被覆管16の表面は、ビーム経路106がその接線である関係になり、実質的にマスクされてペレット18およびペレットの表面108のみが撮像され得るようにする。さらに、ペレット18と被覆管16との間の公差112によって、ペレット18の表面に関してより高いコントラストが可能になり、それによって検査ルーチンはペレットの欠陥および/または異常があればそれをより効果的に特定することができる。
燃料棒20を通過する放射線量を実質的に制限するために、マスキング組立体62は1つまたは複数の高Z元素で製造することが望ましい。一実施形態において、マスキング組立体62はタングステン(W)で作られた一体型構造体である。高Z元素は原子番号の大きな元素であって、本開示の目的に関する高Z元素は、原子番号74以上の元素から成るものである。一実施形態において、マスキング組立体62は、マスキング組立体62のX線放射を吸収する機能を妨害する他の物質を、ほとんど含まないか実質的に含まない。したがって、一実施形態においてマスキング組立体62は、タングステンや高Z値元素などの元素のみで製造され、マスキング器具62内に存在する他の物質は、意図的に含んだ元素の不純物のみである。別の実施形態では、より軽い物質(例えば、ポリマー)をタングステンなどの高Z物質の外側シェルカプセル内に封入するように、マスキング器具62を製作することが望ましいことがある。このような実施形態によって、マスキング器具はそのX線吸収特性を維持し得るが、それは他の方式で達成され得るよりも軽量となる。
システム50が作動している間のマスキング器具62の透視図を図4に例示する。本開示によるこの例示的な実施形態は、X線源52と検出器60の間に配置されたマスキング器具62を図示するものである。さらに、X線源52から放射され、ビームコリメータ54から外部に放出される、放射線56が図示されている。X線放射56の一部は燃料棒20を通過し(放射線58)、X線放射56の他の部分はマスキング組立体62と衝突する。図示された実施形態において、マスキング組立体62は、燃料棒20の両側に配置された2つの一体型構造体を含み、これらの2つの一体型構造体は、燃料棒20を越えてX線源52および検出器60に向かって延びる。マスキング構造体62が燃料棒20を越えて延びるこのような構成によって、燃料棒20と入射放射線56との間で非吸収的相互作用が起こる結果、検出器60に到達する散乱放射線の量は著しく制限し得る。
ここで図5に移ると、複数のX線源52と複数の検出器60を備えるシステム114の一実施形態が例示されている。図示された実施形態においてシステム114は、X線源52(例えば、第1のX線源118)、燃料棒20に入射する放射線の量122を制御するコリメータ54(例えば、第1のコリメータ120)、および検出器60(例えば、第1の検出器126)を防護し、燃料棒20で散乱されるX線を制限するように構成されたマスキング器具62(例えば、第1のマスキング器具124)を有するX線源−検出器の組合せ116を含む。さらに、燃料棒20の区間が全体として符号128を用いて図5に図示されており、この区間が1つずつ撮像される。例えば、第1のコリメータ120は燃料棒20の第1の区間130を覆って、放射線ビーム122の幅を制御し得る。さらに、X線放射122が扇状またはコーン形状のビームを有するために、第1の検出器126は、第1の区間130(およびすぐ次の区間)の幅よりも少し広い幅を持ち得る。例えば、この幅は約1/8インチから5インチの間であってよく、区間128より幅が広い。このように、燃料棒を区間128に分割し、各区間128を順次撮像することによって、燃料棒20内に含まれる全体的特性(例えば、ペレット18)を検査できる。マスキング器具62は撮像装置と共に定位置に固定することができ、燃料棒20が、燃料棒位置決めシステム78を使用して可動トラック82に沿って平行移動され、回転され、そのどちらも図2に関連して述べられていることに留意されたい。一実施形態において例えば、可動トラック82は、実質的に区間128の幅に等しい長さだけ、燃料棒20をその長軸26沿って移動し得る。
単独の線源−検出器の組合せでは撮像され得る区間128が少ないので、いくつかの実施形態において、複数の線源−検出器の組合せを加えることによって、燃料棒20の検査の処理能力を増加し得る。例えば、典型的な燃料棒長さは約14フィートである。いくつかの実施形態において、各区間128を検出器60の幅程度とすると(例えば約16インチとする、検出器はこれより少し大きい)、燃料棒20は14フィートの長さにわたって均等に分割され得る。したがって、燃料棒20は約16インチの幅を有する約11の区間128と、残りのより短い4インチの1区間132とで、全体が約12区間に分割され得る。したがってX線源−検出器の組合せは、12回の個別のシーケンスを実行しなければならないことになる。しかし複数の適切に離隔された線源−検出器の組合せを使用することにより、必要な検査シーケンスの数を低減することが可能である。いくつかの実施形態では、隣接する2つのX線源−検出器の組合せを持ち、それによって2つの連続する区間128を実質的に同時に撮像し得ることが望ましい場合がある。隣接する3つの組合せは、3つの連続する区間128を撮像し得る、等々である。複数の線源−検出器の組合せは有用ではあるが、それぞれの組合せに付随する装置(例えば、冷却器および電源)に必要な機器の資本費と床面積も、検討事項であり得る。さらに、撮像装置ならびに付随する冷却器、電源などによって、この組合せを互いに直接隣接して配置できる可能性は限定される(例えば、互いの間は16インチ未満)。このように本開示によれば、第1のX線源−検出器の組合せ116に、複数の追加のX線源−検出器の組合せ(例えば、第2のX線源−検出器の組合せ134)を付随させることが可能であり、それぞれの組合せの間は区間128の概略1区間長の整数とする。例示のように、追加のX線源−検出器の組合せは第1のX線源−検出器の組合せ116と同様の装置と構成を含み、全体として、X線源52(例えば、第2のX線源136)と、作動中にX線ビーム140の形状および領域を制御するように構成されたビームコリメータ54(例えば、第2のビームコリメータ138)と、を含む。散乱およびバイパスする放射線を実質的に限定するように構成されたマスキング器具62(例えば、第2のマスキング器具142)が設けられ、かつ撮像された第2の区間146のデジタルX線画像を生成するために検出器60(例えば、第2の検出器144)が設けられる。
ペレット検査システム114内に複数のX線源−検出器の組合せ(116、134)を含む本開示によって、複数の可能な構成を作成できる。例えば、第1のX線源−検出器の組合せ116は、燃料棒20内のペレット18の接線方向の撮像(表面欠陥の撮像)を実行するように構成することが可能であり、一方、第2のX線源−検出器の組合せ134は、燃料棒20内のペレット18の非接線方向の撮像(クラックなどのより深い欠陥の撮像)を実行するように構成することが可能であり、および/またはその逆も可能である。一実施形態において、このような構成は、第1のX線源118を、約450kV未満のエネルギーを有するX線放射122を発生するように構成することによって達成され得る。このように、第2のX線源136は、約450kVを超えるエネルギーを持つX線放射140を発生するように構成され得る。したがって、1つのX線源−検出器の組合せが、ある特定の種類の走査(例えば、接線方向)を実行し、一方他の組合せは別の種類の走査(例えば、非接線方向)を実行するように、システム114を構成することが可能となり得る。組合せ118、136のどちらも、両方の走査モードを実行でき、その選択は純粋に設計の1つの選択肢と処理能力に基づいてよい。
別の一実施形態において、システム114は、単一のX線源−検出器の組合せ(116または134)を使用して非接線方向および接線方向の両方の撮像を実行し、それぞれの組合せ(116または134)は別の区間128の検査シーケンスを実行することによって、検査シーケンスの数を減少するように構成することができる。このような実施形態において、第1の組合せ116は区間130の検査シーケンスを実行し得て、引き続いて区間148(隣接する区間)の検査シーケンスを行う。したがって、第2の組合せ134は区間146の検査シーケンスを実行し得て、引き続いて区間150の検査を行う。そのような移動が図5に図示されており、破線のボックスが2回目の位置152における検出器126、144の位置を表す。もちろん区間146の二重検査を避けるために、燃料棒20は、実質的に区間128の1つの幅の3倍に等しい長さにわたって、平行移動され得る(例えば、可動トラック82によって)。それによって、第3のシーケンスにおいて、3回目の位置158で、第1の組合せ116は区間154を検査し、第2の組合せ134は区間156を検査する。複数のX線源−検出器の組合せを使用する別の構成も可能であり得て、それらは本開示の範囲内にあると考えられる。
上述のシステムは、図6内に例示したフローチャートを使用して、単独に、または互いに組み合わせて使用され得る。このフローチャートは、本開示に従った燃料ペレット18を検査するための方法170の一実施形態を図示するものである。方法170は以下の説明で明らかになるように、システムコントローラ68などのシステムコントローラ、または人間のオペレータ、またはその両方の組合せによって実行され得る。方法170は、他の機能の中でもとりわけ、燃料棒20(または燃料棒のバンドル20)を検査区域(検査システム50、114など)に供給する機能(ブロック172)を含む。例えば、可動トラック82および/または燃料棒位置決めシステム78によって、単数または複数の燃料棒20が供給され得る。図5に示したように、いくつかの実施形態では燃料棒20(または燃料棒のバンドル20)の一部分のみが検査区域に供給され得る。一実施形態では、自動化されたルーチンにおいて例えば、システムコントローラ68は、可動トラック82に対して燃料棒20または燃料棒20の区間128を検査区域に供給するように命令することができ、それによってシステムコントローラ68が撮像シーケンスを開始できるようにする。別の一実施形態では、可動トラック82が同様の行動を実行するように、例えば人間のオペレータが係わることがある。
燃料棒20が検査区域に入った後で、システム50、114が撮像サブセット(ブロック174)を開始するように、人間のオペレータまたはシステムコントローラ68が係わることになる。例示のように、撮像ステップのセットは一般に、燃料棒20のデジタルX線画像176を最終的に生成するために使用される複数のステップを含む。撮像ステップは燃料棒20の照射(ブロック178)で始まり得る。システムコントローラ68は、特定の電力レベルをX線源52に供給するようにX線コントローラ84に命令することができ、照射はX線源52によって実行され得る。供給される電力レベルは燃料棒20の接線方向または非接線方向の撮像に対して選択することが可能であり、上述したように、50kVから10MVまでの間の任意の値でよい(例えば、120kVから420kVの間、または450kVから1MVの間)。燃料棒20が照射された後で(ブロック178)、燃料棒20を通過した放射線(例えば、放射線58)は検出器60で検出される(ブロック180)。例えば説明した実施形態において、検出器60はシンチレータ64とダイオードアレイ66と含んでおり、燃料棒20を通過した放射線はシンチレータ64によって吸収することが可能でありシンチレータは光を発生し、光はダイオードアレイ66に送られる。次いでダイオードアレイ66は、光電効果によってシンチレータ64から受けた光を電気信号に変換し、この信号はダイオードアレイ66上に配置された電界効果トランジスタなどのトランジスタによって増幅され、デジタル化されることが可能であり、こうしてX線画像データ176が生成される。
撮像ステップを完了させるために、デジタルX線画像176は、画像データ取得システム70に送られ、最終的には、画像データを処理してペレットの欠陥を検出するために処理回路86に送られ得る(ブロック182)。例えば処理回路86は、メモリ88内に記憶され、ペレットの異常および類似の特性を認識することを目的としたコードを実行し得る。X線コントローラ84は、離散的エネルギーレベル(または範囲)でX線放射を放出するように、X線源52に命令した後、ペレット18の表面欠陥またはペレット18の非表面欠陥に、欠陥検出の焦点を当てる手法でコードが実行されるように、これらの情報を処理装置86に提供し得る。さらに、処理装置86は、デジタルX線画像176内の異常を補正するように構成されたコードを実行し得る(ブロック182)。例えば、デジタルX線画像176は、入射X線ビームと燃料棒20またはその他の機構との相互作用によるX線散乱の結果生じた、1つまたは複数の輝点または区域を有することがある。
一実施形態において、処理装置86がデジタル画像176内にこのような異常を検出した場合、システムコントローラ68はシフト撮像ルーチン184を開始し得る。そのような一実施形態において、システムコントローラ68は燃料棒位置決めシステム78に対し、位置微小変位ステップ186を実行するように命令し得る。位置微小変位を実行するために、燃料棒位置決めシステム78は、燃料棒20をその長軸26周りで、ある角度回転することによって、燃料棒20を移動し得る。その角度は、ペレット18の全周を撮像するために使われる角度よりも極めて小さく、以下で説明する。その代替または追加として、燃料棒位置決めシステム78は、燃料棒20をその長軸26に沿って、数ミクロンからミリメートル程度(例えば、約1ミクロンから約1ミリメートルまで)の長さにわたり平行移動し得る。システムコントローラ68は次いで、システム50に対して、後続する撮像ステップ174を実行し(ブロック188)、デジタルX線画像176から少しだけシフトされたデジタル画像190を生成するように、命令し得る。いくつかの実施形態において、処理装置86は次に、それぞれの画像と他の画像との相関を取り(例えば、2つの画像の登録を介して微小変位を補正する)、デジタル画像176をデジタル画像190で除算し(ブロック192)、またはその逆を行うように構成され、メモリ88に記憶されたコードを実行することができる。別の実施形態では、ピクセルのデジタルシフトは不要である。そのような実施形態は、位置微小変位186がペレット欠陥の幅程度であるときに生じ、散乱およびバックグラウンドを差し引きおよび/または正規化することができ、結果として欠陥情報を取得することになる。この除算は、1つの画像の各ピクセルを他の画像の同じピクセルで除算することにより実行され得る。商はデジタル表示194で表され、デジタル画像176のデジタルマップとすることができ、このマップでは領域(ピクセル)が数で表示される。1でない値を有するピクセル(またはピクセルのセット)は、ペレット18内の欠陥または散乱事象を示すものである。このように、シフト撮像シーケンス184は、画像補正(ブロック196)に加えて、欠陥検出に有効であり得る。
画像補正および/または標識付けの一実施形態において、処理装置86は、パターン認識によって、ペレット18内の欠陥を散乱事象から識別し得る。例えばメモリ88は、ペレット18が欠陥を示すときに観察された共通形状、またはアーティファクトのデータベースを含み得る。処理装置86は、デジタル表示194内にある同様の非ユニタリー数の領域を、データベースと比較し得る。その領域がデータベースの形状と一致すれば、デジタル画像176に欠陥の可能性があることを示す標識を付けてよい。逆にその領域がデータベースの形状と一致しない場合、またはその領域がシングルピクセル程度である場合は、処理装置86は、例えばアンチエリアシングアルゴリズムを使用して、その領域を補正する。この処理はデジタル表示194内の任意の領域にわたって実行することが可能であり、その結果デジタル画像を補正し、および/または標識付けすることになり得る。
ひとたびデータ処理と選択的シフト撮像が終了すると、ペレット18の別の部分を撮像するために(ブロック200)、燃料棒20をその長軸26周りである角度回転することができ(ブロック198)、この撮像は一般に撮像ステップ174を含む。いくつかの実施形態において、ペレット18の別の部分または区間の撮像は、燃料棒位置決めシステム78を使用して、検査工程の間に実行され得る。例えばシステムコントローラ68は、燃料棒位置決めシステム78に対し、燃料棒20を所定の角度回転するように命令し得る。回転角度は、数例を挙げれば、燃料棒20の1区間の撮像にあてる所望の時間、燃料棒位置決めシステム78の機械的制限、画像データの処理に使用され得る処理回路86の要件、およびペレット18を撮像するために使用されるエネルギー、などの複数の理由によって選択され得る。例えばいくつかの実施形態において、この角度は11.25°と90°の間(例えば、約11.25°、22.5°、45°、または90°)であってよく、選択した角度でステップ198を実行する回数が、最終的に全180°の回転を実行し終わるまでに必要な回転の数によって直接決まるようにする。一実施形態ではこの角度は約11.25°であってよく、そのため全180°の回転を終了するのに16回の回転が必要となり得る。いくつかの実施形態において、ペレット18内の欠陥を検出する確率を高めるために、比較的小さい角度の回転(例えば、11.25°または22.5°)をすることが望ましい。別の実施形態では、燃料棒位置決めシステム78は、燃料棒20をその長軸周りで連続的に回転させ得る。このような実施形態において、システム50、114は、デジタル画像を約30Hzの割合でキャプチャし、実質的に実時間ベースで作動し得る。
回転および撮像を実行した後、全180°の回転および撮像が終了したか確認するために、照会200が行われる。全180°の撮像が終了していない場合、方法170は燃料棒の照射にサイクルバックしてよい(ブロック178)。全180°の回転および撮像が終了した実施形態では、撮像されていないペレットを有する燃料棒20の新しい断面を、システム50によって撮像する(ブロック174)ために、燃料棒20は次に可動トラック(82)によって、その長軸26に沿って平行移動される(ブロック202)。燃料棒20の平行移動は上述したように、数インチから数フィートまでの任意の場所への移動を含む。一実施形態において、燃料棒20が移動される長さは、X線源52と検出器60との間の観察区域の幅に実質的に等しくてよい。回転した後の撮像に関しては、燃料棒20の全長が撮像されたかを確認する照会204が行われる。燃料棒20全長が撮像されていない場合は、方法170は燃料棒の照射にサイクルバックしてよい(ブロック178)。ひとたび燃料棒20の長さの全撮像が終了すると、燃料棒20の全データが処理され得る(ブロック206)。この処理には、断面についてだけでなく燃料棒20全体について得られた全てのX線画像データを処理することも含まれ得る。ある特定の実施形態において、燃料棒20の実質的な実時間画像を取得する能力に従って、燃料棒20または燃料棒20の断面の3次元的再編成を実行することが望ましいことがあり、このため燃料棒20のデジタル表示をデータベース内に記憶し、および/または処理装置86または人間のオペレータが評価できるようにする。一実施形態において、潜在的に欠陥のあるペレットを含む燃料棒に対して、そのような3次元的再編成を実行することが望ましい場合がある。
いくつかの実施形態において、処理装置86は燃料棒20の特定の区間または燃料棒20全体に標識を付ける(ブロック208)ことができ、それによって無欠陥のペレット18を回収するために、合格できる区間を有する燃料棒20を再加工(再加工ステーションに送られて)し、完全に解体することができる。標識付け、または不合格にならなかった燃料棒20は、さらに保管するために送られ、最終的に梱包されて顧客に輸送される。
本明細書に記載されている説明は、最良の形態を含めて本発明を開示するために、任意のデバイスまたはシステムを作成し使用すること、および組み込まれている任意の方法を実施することを含めて、任意の当業者が本発明を実施することができるように、例を使用している。本発明の特許性の範囲は特許請求の範囲によって規定されており、当業者が想到する他の例も含み得る。そのような他の例は、それらが特許請求の範囲の文言と異ならない構造的要素を有する場合、またはそれらが特許請求の範囲の文言と実質的な違いがない均等な構造的要素を含む場合は、特許請求の範囲内にあるものとする。
2 核燃料棒製作工程
4 燃料棒組立セクション
6 燃料棒検査セクション
8 バンドル組立セクション
10 当初に組み立てられた燃料棒
12 検査済みの燃料棒
14 燃料棒バンドル
16 被覆管
18 ペレット
20 燃料棒
22 ばね
24 端栓
26 長軸
50 X線検査システム
52 X線源
54 X線コリメータ
56 放射線の流れ
58 放射線の一部
60 検出器アレイ
62 マスキング構造体
64 シンチレータ
66 フォトダイオードアレイ
68 システムコントローラ
70 画像データ取得システム
72 モータコントローラ
74 回転サブシステム
76 平行移動サブシステム
78 燃料棒位置決めシステム
80 平行移動サブシステム
82 可動トラック
84 X線コントローラ
86 処理回路
88 メモリ
90 オペレータインターフェイス
92 ディスプレイ
94 プリンタ
96 画像保管・通信システム
98 遠隔クライアント
106 X線ビーム経路
108 ペレット表面
110 微小空間
112 公差
114 システム
116 X線源−検出器の組合せ
118 第1のX線源
120 第1のコリメータ
122 放射線の量
124 第1のマスキング器具
126 第1の検出器
128 区間
130 第1の区間
132 小区間
134 第2のX線源−検出器の組合せ
136 第2のX線源
138 第2のビームコリメータ
140 X線ビーム
142 第2のマスキング器具
144 第2の検出器
146 区間
148 区間
150 区間
152 第2の位置
154 区間
156 区間
158 第3の位置
170 方法
172 燃料棒を検査区域に供給
174 撮像サブセット
176 デジタルX線画像
178 燃料棒の照射
180 X線の検出
182 補正/欠陥検出のための画像処理
184 撮像サブルーチン
186 位置微小変位
188 後続の撮像
190 シフトされたX線画像
192 画像除算の実行
194 商のデジタル表示
196 画像の補正/標識付け
198 燃料棒回転
200 全回転の照会
202 燃料棒平行移動
204 燃料棒全長撮像の照会
206 燃料棒の全X線データ処理
208 燃料棒の合格/不合格/標識付け

Claims (10)

  1. 核燃料を検査するためのシステム(50)であって、
    1つまたは複数の核燃料棒(20)を輸送するように構成された可動トラック(82)の1つの側に配置され、1つまたは複数のエネルギーのX線放射(56)を発生するように構成されたX線源(52)と、
    前記X線源(52)が設置された前記可動トラック(82)の側とは反対側に配置され、前記X線源(52)によって発生された前記X線放射の少なくとも一部(58)を検出し、1つまたは複数の核燃料棒(20)のデジタルX線画像(176)をダイレクトラジオグラフィによって生成するように構成された、シンチレータ(64)およびダイオードアレイ(66)を備える、X線検出器(60)と、
    1つまたは複数の核燃料棒(20)内の欠陥の存在を前記画像(176)から判定するために、前記検出器(60)によって生成されたデジタルX線画像(176)を受信することができる1つまたは複数のアルゴリズムを実行するように構成された1つまたは複数の処理要素(86)と、
    を備えるシステム(50)。
  2. 前記1つまたは複数の核燃料棒(20)の位置を移動するように構成され、前記位置移動は、前記1つまたは複数の核燃料棒(20)の長軸(26)周りの少なくとも1回の回転、または前記1つまたは複数の核燃料棒(20)の前記長軸(26)に沿った少なくとも1回の平行移動、またはその両方の組合せを含み、前記少なくとも1回の平行移動は、前記可動トラック(82)によって実行される移動よりも小さい移動を含む、核燃料棒取扱い機構(78)を備える、
    請求項1記載のシステム(50)。
  3. 前記シンチレータ(64)がシンチレーション材の針を含み、前記針の長さが約400ミクロンより大きい、請求項1記載のシステム(50)。
  4. 1つまたは複数のエネルギーのX線放射(56、122、140)を発生するように構成された1つまたは複数の追加X線源(52、118、136)と、
    それぞれシンチレータ(64)およびダイオードアレイ(66)を含む1つまたは複数の追加X線検出器(60、126、144)と、を備え、前記1つまたは複数の追加X線検出器(60、126、144)は、前記追加X線源(52、118、136)によって発生されたX線放射(56、122、140)を検出し、ダイレクトラジオグラフィによって1つまたは複数の核燃料棒(20)のそれぞれのデジタルX線画像(176)を生成するように構成され、約30秒未満で照射および検査を実行するように構成された、
    請求項1記載のシステム(50)。
  5. 前記可動トラック(82)を備える、請求項1記載のシステム(50)。
  6. 一体型構造体を備える撮像・マスキング組立体(62)であって、前記一体型構造体は、核燃料ペレット(18)を収納する核燃料棒(20)の湾曲と相補関係になるように構成され、湾曲した表面を有し、前記一体型構造体は、前記核燃料棒(20)を撮像するときに、前記核燃料棒(20)に近接して配置され、X線伝播(106)の方向に沿って前記核燃料棒(20)を越えて延びるように構成され、
    前記一体型構造体は、前記X線伝播(106)方向が接線方向である被覆管表面(16)を実質的に覆い、前記核燃料棒(20)内に配置され前記X線伝播(106)方向が接線方向である核燃料ペレット(18)の表面(108)を、直接照射できるように構成された、
    撮像・マスキング組立体(62)。
  7. 前記一体型構造体が、X線放射(56)と前記核燃料棒(20)との相互作用によって生じるX線散乱を実質的に抑えるように構成された、請求項6記載の撮像・マスキング組立体(62)。
  8. 前記一体型構造体が、前記核燃料棒(20)をバイパスする前記X線放射(56)を実質的に全部吸収するように構成された、請求項7記載の撮像・マスキング組立体(62)。
  9. 前記核燃料棒(20)に近接しているが、前記一体型構造体の反対側に配置された追加の一体型構造体を備える、請求項6記載の撮像・マスキング組立体(62)。
  10. 前記一体型構造体が、74以上の原子番号を有する1つまたは複数の元素を含む、請求項6記載の撮像・マスキング組立体(62)。
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