JP2011144751A - 内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法 - Google Patents

内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011144751A
JP2011144751A JP2010006068A JP2010006068A JP2011144751A JP 2011144751 A JP2011144751 A JP 2011144751A JP 2010006068 A JP2010006068 A JP 2010006068A JP 2010006068 A JP2010006068 A JP 2010006068A JP 2011144751 A JP2011144751 A JP 2011144751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
air
fuel ratio
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010006068A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sugimoto
仁己 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010006068A priority Critical patent/JP2011144751A/ja
Publication of JP2011144751A publication Critical patent/JP2011144751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】空燃比センサの異常診断が効率的により確実に実行されるようにする。
【解決手段】空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして空燃比センサの異常診断を実行するための条件が成立したときには、EGRシステムによる排気再循環を停止するEGR停止制御の実行を開始し(S310)、第1所定時間が経過するのを待って(S320)、エンジン22から所定パワーPref以上を出力するパワー嵩上げ制御の実行を開始し(S330)、第2所定時間が経過するのを待って(S340)、異常診断実行フラグFactに値1をセットする(S350)。これにより、EGR停止制御とパワー嵩上げ制御とが同時に実行されることにより空燃比A/Fが大きく乱れ、空燃比センサの異常診断が実行されなくなるのを抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法に関し、詳しくは、排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関を備える内燃機関装置、こうした内燃機関装置と走行用の動力を出力する電動機とを搭載するハイブリッド自動車、排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関の制御方法に関する。
従来、この種の内燃機関装置としては、酸素センサの異常診断を行なう条件が成立してその指示がなされたときには、エンジンをアイドル運転し、エンジンがアイドル運転で安定しているのを確認してから排気再循環を行なうバルブを閉じて排気再循環装置によりエンジンからの排気が吸気系に供給されない状態とし、その後、空燃比をリーン側やリッチ側に変動させたときの酸素センサの出力電圧に基づいて酸素センサの異常診断を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、こうした制御により、排気再循環を行なうバルブを閉じることなく酸素センサの異常診断を行なうものに比して酸素センサの異常診断を行なっているときのエミッションの悪化を抑制している。
特開2009−46076号公報
上述の内燃機関装置における酸素センサやこの出力値に基づいて空燃比を検出する空燃比センサの異常診断では、エンジンを安定して運転することが好ましいが、異常診断をより効率的に行なうためにはエンジンをある程度負荷運転する方が更に好ましい。このため、異常診断を開始する条件が成立したときに、エンジンからの出力が所定出力以上となるようエンジンを運転する出力増加制御を開始することも考えられるが、こうした出力増加制御を開始すると同時に排気再循環を行なうバルブを閉じると、実際の空燃比が大きく乱れ、異常診断を開始する条件が不成立になってしまい、異常診断が行なわれない場合が生じる。
本発明の内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法は、空燃比センサの異常診断が効率的により確実に実行されるようにすることを主目的とする。
本発明の内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関装置は、
排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関を備える内燃機関装置であって、
空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして前記空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件として予め定められた所定の診断条件が成立したときには、前記空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために前記内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と前記排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、該一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、該他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に前記異常診断制御を実行するよう前記内燃機関を制御する制御手段、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関装置では、空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件としての所定の診断条件が成立したときには、空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、この一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、この他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に異常診断制御を実行するよう内燃機関を制御する。これにより、出力増加制御と再循環停止制御とが同時に行なわれるのを回避し、出力増加制御と再循環停止制御とが同時に行なわれることによる不都合、即ち、空燃比が大きく乱れることによる所定の診断条件の不成立に伴って異常診断が実行されなくなるという不都合を回避することができる。もとより、出力増加制御を実行するから、異常診断を効率よく行なうことができる。また、再循環停止制御により排気の吸気への再循環は行なわれないから、異常診断時のエミッションの悪化を抑制することができる。これらのことから、空燃比センサの異常診断を効率的に且つより確実に実行することができるということができる。
こうした本発明の内燃機関装置において、前記一方の制御は前記再循環停止制御であり、前記他方の制御は前記出力増加制御である、ものとすることもできるし、逆に、前記一方の制御は前記出力増加制御であり、前記他方の制御は前記再循環停止制御である、ものとすることもできる。
また、本発明の内燃機関装置において、前記第1の所定時間は前記一方の制御を開始してから該一方の制御の実行に伴って少なくとも空燃比の変動が所定範囲内に収まるまでに要する時間として予め定められた時間であり、前記第2の所定時間は前記他方の制御を開始してから該他方の制御の実行に伴って少なくとも空燃比の変動が所定範囲内に収まるまでに要する時間として予め定められた時間である、ものとすることもできる。こうすれば、空燃比が大きく乱れることによる所定の診断条件の不成立に伴って異常診断が実行されなくなるという不都合をより確実に回避することができる。
本発明のハイブリッド自動車は、
上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置、即ち、基本的には、排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関を備える内燃機関装置であって、空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして前記空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件として予め定められた所定の診断条件が成立したときには、前記空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために前記内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と前記排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、該一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、該他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に前記異常診断制御を実行するよう前記内燃機関を制御する制御手段、を備える内燃機関装置と、走行用の動力を出力可能な電動機とを搭載することを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置を搭載するから、本発明の内燃機関装置が奏する効果、例えば、空燃比が大きく乱れることによる所定の診断条件の不成立に伴って異常診断が実行されなくなるという不都合を回避することができるという効果や、異常診断を効率よく行なうことができるという効果、異常診断時のエミッションの悪化を抑制することができるという効果、即ち、空燃比センサの異常診断を効率的に且つより確実に実行することができるという効果などと同様の効果を奏することができる。
こうした本発明のハイブリッド自動車において、動力を入出力する発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と車軸に連結された駆動軸との3軸に接続され、該3軸のうちいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、を備え、前記電動機は、前記駆動軸に動力を入出力するよう取り付けられてなる、ものとすることもできる。
本発明の内燃機関の制御方法は、
排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関の制御方法であって、
空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして前記空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件として予め定められた所定の診断条件が成立したときには、前記空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために前記内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と前記排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、該一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、該他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に前記異常診断制御を実行するよう前記内燃機関を制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関の制御方法では、空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件としての所定の診断条件が成立したときには、空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、この一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、この他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に異常診断制御を実行するよう内燃機関を制御する。これにより、出力増加制御と再循環停止制御とが同時に行なわれるのを回避し、出力増加制御と再循環停止制御とが同時に行なわれることによる不都合、即ち、空燃比が大きく乱れることによる所定の診断条件の不成立に伴って異常診断が実行されなくなるという不都合を回避することができる。もとより、出力増加制御を実行するから、異常診断を効率よく行なうことができる。また、再循環停止制御により排気の吸気への再循環は行なわれないから、異常診断時のエミッションの悪化を抑制することができる。これらのことから、空燃比センサの異常診断を効率的に且つより確実に実行することができるということができる。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のエンジンECU24により実行される異常診断実行フラグ設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車420の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力すると共にエンジン22の燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などを行なうエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して複数のピニオンギヤ33を連結したキャリア34が接続されると共に駆動輪63a,63bにギヤ機構60とデファレンシャルギヤ62とを介して連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aにリングギヤ32が接続されて遊星歯車機構として構成された3軸式の動力分配統合機構30と、例えば周知の同期発電電動機として構成されて動力分配統合機構30のサンギヤ31にロータが接続されたモータMG1と、例えば周知の同期発電電動機として構成されて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介してロータが接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子のスイッチングを制御することによりモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、インバータ41,42とを介してモータMG1,MG2と電力のやりとりを行なうバッテリ50と、温度センサ51からの電池温度Tbやバッテリ50の充放電電流,バッテリ50の端子間電圧などを用いてバッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。なお、実施例の内燃機関装置としては、主としてエンジン22とエンジンECU24とが該当する。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)を有する浄化装置134を介して外気へ排出されると共に排気を吸気に還流する排気再循環装置(以下、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)システム」という。)160を介して吸気側に供給される。EGRシステム160は、浄化装置134の後段に接続されて排気を吸気側のサージタンクに供給するためのEGR管162と、EGR管162に配置されステッピングモータ163により駆動されるEGRバルブ164とを備え、EGRバルブ164の開度の調節により、不燃焼ガスとしての排気の還流量を調節して吸気側に還流する。エンジン22は、こうして空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。以下、エンジン22の排気を吸気側に還流することをEGRといい、吸気側に還流される排気の量をEGR量Veという。
エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温Tw,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットル開度Ta,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からの吸入空気量Qa,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサ158からの吸気圧Pin,浄化装置134に取り付けられた触媒温度センサ134aからの触媒温度Tc,空燃比センサ135aからの空燃比A/F,酸素センサ135bからの酸素信号,シリンダブロックに取り付けられてノッキングの発生に伴って生じる振動を検出するノックセンサ159からのノック信号Ks,EGRバルブ164の開度を検出するEGRバルブ開度センサ165からのEGRバルブ開度EVなどが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号,EGRバルブ164の開度を調整するステッピングモータ163への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数即ちエンジン22の回転数Neを演算したり、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて体積効率(エンジン22の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算したり、エアフローメータ148からの吸入空気量QaとEGRバルブ開度センサ165からのEGRバルブ開度EVとエンジン22の回転数Neとに基づいてEGR量Veとエンジン22の吸入空気量Qaとの和に対するEGR量Veの比率としてのEGR率Reを演算したり、ノックセンサ159からのノック信号Ksの大きさや波形に基づいてノッキングの発生レベルを示すノック強度Krを演算したりしている。
モータECU40とバッテリECU52は、図示しないが共にCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートおよび通信ポートとを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、トルク変換運転モードと充放電運転モードは、いずれもエンジン22の運転を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22とモータMG1,MG2とを制御するモードであり、実質的な制御における差異はないため、以下、両者を合わせてエンジン運転モードという。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に空燃比センサ135aに異常が生じているか否かを診断する異常診断を実行する際の動作について説明する。図3はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図4はエンジンECU24により実行される異常診断実行フラグ設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。説明の都合上、図3の駆動制御ルーチンを用いて異常診断を実行する際の駆動制御について説明し、その後、図4の異常診断実行フラグ設定ルーチンを用いて異常診断実行フラグFactを設定する際の動作を説明する。
図3の駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定すると共に設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算される値をエンジン22に要求される要求パワーPe*として設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図5に要求トルク設定用マップの一例を示す。ここで、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
次に、パワー嵩上げ制御実行フラグFupを調べ(ステップS120)、パワー嵩上げ制御実行フラグFupが値0のとき、即ち、パワー嵩上げ制御を実行しないときには、設定した要求パワーPe*とエンジン22を効率よく動作させる動作ラインとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS150)。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図6に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。ここで、パワー嵩上げ制御実行フラグFupは後述する図4の異常診断実行フラグ設定ルーチンにより値1に設定され、空燃比センサ135aの異常診断が終了したときに、図示しない異常診断実行ルーチンにより値0に設定される。
続いて、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS160)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図7に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=ρ・Te*/(1+ρ)+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および式(4)により計算すると共に(ステップS170)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(5)により計算し(ステップS180)、計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS190)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(5)は、前述した図7の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (5)
エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS200)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ステップS120でパワー嵩上げ制御実行フラグFupが値1のとき、即ち、パワー嵩上げ制御を実行するときには、設定した要求パワーPe*が所定パワーPref(例えば10kWなど)未満であるか否かを判定し(ステップS130)、要求パワーPe*が所定パワーPref未満のときには所定パワーPrefを要求パワーPe*として要求パワーPe*を再設定し(ステップS140)、ステップS150以降の処理を実行する。これにより、エンジン22は、エンジン22を効率よく動作させる動作ライン上で所定パワーPref以上のパワーを出力する運転ポイントで運転されることになる。
図4の異常診断実行フラグ設定ルーチンが実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立しているか否かを判定する処理を実行する(ステップS300)。空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件としては、エンジン22の冷却水の温度Twが所定温度(例えば、70℃など)以上である条件、空燃比センサ135aが活性状態(例えば、エンジン22を始動してから空燃比センサ135aの推定される温度が活性化温度以上である状態)である条件、エンジン22の吸入空気量Qaが所定空気量範囲(例えば、3〜15g/secなど)である条件、浄化装置134の浄化触媒の推定される温度が所定温度(例えば、500℃など)以上である条件、空燃比A/Fが所定空燃比範囲(例えば、12〜16など)である条件、空燃比A/Fの補正率が所定補正率範囲(例えば、プラスマイナス5%範囲)である条件、現在の空燃比学習領域で学習が完了している条件、キャニスタパージ制御を実行していない条件、エンジン22の運転状態がアイドル運転状態ではない条件、空燃比センサ135aの異常診断が完了していない条件、などを挙げることができる。これらの条件の全てを空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件として用いてもよいし、これらの条件の一部を空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件として用いてもよい。また、上述の条件以外の条件を空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件として用いてもよい。空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立していないときには異常診断実行フラグFactに値0をセットして(ステップS360)、本ルーチンを終了する。
一方、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立していると判定されると、ステッピングモータ163を駆動してEGRバルブ164を閉じて排気再循環を停止するEGR停止制御の実行を開始し(ステップS310)、EGR停止制御を開始してから予め定められた第1所定時間が経過するのを待ち(ステップS320)、第1所定時間が経過すると、異常診断を効率よく行なうためにエンジン22から所定パワーPref(例えば、10kWなど)以上のパワーを出力するパワー嵩上げ制御の実行を開始するためにパワー嵩上げ制御実行フラグFupに値1を設定し(ステップS330)、パワー嵩上げ制御を開始してから予め定められた第2所定時間が経過するのを待って(ステップS340)、異常診断実行フラグFactに値1をセットして(ステップS350)、本ルーチンを終了する。なお、EGR停止制御を開始してから第1所定時間が経過するまでやパワー嵩上げ制御を開始してから第2所定時間が経過するまでは、異常診断実行フラグFactに値0をセットして(ステップS360)、本ルーチンを終了する。ここで、第1所定時間は、EGR停止制御を開始してからこの制御の実行に伴って空燃比A/Fの変動が所定範囲(例えばプラスマイナス0.5など)内に収まるまでに要する時間、例えば、EGRバルブ164が閉じてEGR量が値0となるのに要する時間を用いることができ、実験などにより定めることができる。第2所定時間は、パワー嵩上げ制御を開始してからこの制御の実行に伴って空燃比A/Fの変動が所定範囲(例えばプラスマイナス0.5など)内に収まるまでに要する時間、即ち、パワー嵩上げ制御により吸入空気量Qaが安定した状態に至るのに要する時間を用いることができ、実験などにより定めることができる。このように、EGR停止制御の実行を開始してから第1所定時間が経過するのを待ち、パワー嵩上げ制御の実行を開始してから第2所定時間が経過するのを待ってから、異常診断実行フラグFactに値1をセットするのは、EGR停止制御とパワー嵩上げ制御とが同時に実行されるのを回避して異常診断の実行の機会を多くするためである。EGR停止制御とパワー嵩上げ制御とが同時に実行されると、EGR停止制御による空燃比A/Fの乱れとパワー嵩上げ制御による空燃比A/Fの乱れが重なって空燃比A/Fが大きく乱れ、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件としての空燃比A/Fが所定空燃比範囲(例えば、12〜16など)である条件が不成立となり、異常診断が実行されなくなってしまう場合が生じる。実施例では、EGR停止制御とパワー嵩上げ制御とが同時に実行されないようにして異常診断の実行の機会を多くしているのである。
異常診断実行フラグFactに値1がセットされると、エンジンECU24は、空燃比センサ135aの異常診断を実行する。空燃比センサ135aの異常診断は、実施例では、エンジンECU24により実行される図示しない異常診断実行ルーチンを実行することにより行なわれ、具体的には、空燃比センサ135aからの空燃比A/Fがリッチ(理論空燃比より燃料が多いとき)のときには酸素センサ135bからの酸素信号がリーンを示す所定空燃比(例えば、15.1など)になるようにエンジン22の吸入空気量Qaと空燃比学習による学習値とに基づく基本噴射量を補正すると共に補正した量の燃料が燃料噴射弁126から噴射されるよう燃料噴射弁126を制御し、空燃比センサ135aからの空燃比A/Fがリーン(理論空燃比より燃料が少ないとき)のときには酸素センサ135bからの酸素信号Voがリッチを示す所定空燃比(例えば、14.1など)になるように吸入空気量Qaと空燃比学習による学習値とに基づく基本噴射量を補正すると共に補正した量の燃料が燃料噴射弁126から噴射されるよう燃料噴射弁126を制御し、こうした制御が交互に所定回数(例えば、5回や10回など)行なわれるまでに空燃比センサ135aからの空燃比A/Fがリーンまたはリッチの状態を所定時間経過したときに空燃比センサ135aの異常を判定し、所定時間経過することなく所定回数行なわれたときに空燃比センサ135aの正常を判定することにより行なわれる。
以上説明した実施例の内燃機関装置によれば、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立したときには、EGR停止制御の実行を開始し、EGR停止制御の実行を開始してから第1所定時間が経過するのを待ってパワー嵩上げ制御の実行を開始し、パワー嵩上げ制御の実行を開始してから第2所定時間が経過するのを待って空燃比センサ135aの異常診断を実行するために異常診断実行フラグFactに値1をセットすることにより、EGR停止制御とパワー嵩上げ制御とが同時に実行されることにより空燃比A/Fが大きく乱れ、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が不成立となり、空燃比センサ135aの異常診断が実行されなくなるのを抑制すること、即ち、空燃比センサ135aの異常診断の機会を多くすることができる。もとより、空燃比センサ135aの異常診断時にパワー嵩上げ制御を実行するから、空燃比センサ135aの異常診断を効率よく行なうことができる。また、空燃比センサ135aの異常診断時にはEGR停止制御の実行により排気の吸気への再循環は行なわれないから、空燃比センサ135aの異常診断時のエミッションの悪化を抑制することができる。これらのことから、空燃比センサ135aの異常診断を効率的に且つより確実に実行することができる。
実施例の内燃機関装置では、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立したときには、EGR停止制御の実行を開始し、EGR停止制御の実行を開始してから第1所定時間が経過するのを待ってパワー嵩上げ制御の実行を開始し、パワー嵩上げ制御の実行を開始してから第2所定時間が経過するのを待って空燃比センサ135aの異常診断を実行するために異常診断実行フラグFactに値1をセットするものとしたが、EGR停止制御とパワー嵩上げ制御とを同時に実行しなければよいから、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立したときには、パワー嵩上げ制御の実行を開始し、パワー嵩上げ制御の実行を開始してから第2所定時間が経過するのを待ってEGR停止制御の実行を開始し、EGR停止制御の実行を開始してから第1所定時間が経過するのを待って空燃比センサ135aの異常診断を実行するために異常診断実行フラグFactに値1をセットするものとしてもよい。
実施例の内燃機関装置を搭載するハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図8における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22からの動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すると共にモータMG2からの動力を減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図10の変形例のハイブリッド自動車320に例示するように、駆動輪63a,63bに接続された駆動軸に変速機330を介してモータMGを取り付け、モータMGの回転軸にクラッチ329を介してエンジン22を接続する構成とし、エンジン22からの動力をモータMGの回転軸と変速機330とを介して駆動軸に出力すると共にモータMGからの動力を変速機330を介して駆動軸に出力するものとしてもよい。あるいは、図11の変形例のハイブリッド自動車420に例示するように、エンジン22からの動力を変速機430を介して駆動輪63a,63bに接続された車軸に出力すると共にモータMGからの動力を駆動輪63a,63bが接続された車軸とは異なる車軸(図11における車輪64a,64bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。即ち、エンジンと走行用の動力を出力する電動機とを備えるものであれば如何なるタイプのハイブリッド自動車としてもよいのである。
実施例では、本発明をハイブリッド自動車20に搭載された内燃機関装置の形態として説明したが、ハイブリッド自動車20以外の自動車や車両に搭載された内燃機関装置の形態としてもよいし、車両に搭載されていない内燃機関装置の形態としてもよい。また、内燃機関の制御方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、空燃比センサ135aが排気管に取り付けられると共にEGRシステム160が取り付けられたエンジン22が「内燃機関」に相当し、空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立したときには、EGRシステム160による排気再循環を停止するEGR停止制御の実行を開始し、EGR停止制御の実行を開始してから第1所定時間が経過するのを待ってエンジン22から所定パワーPref以上を出力するようエンジン22を制御するパワー嵩上げ制御の実行を開始し、パワー嵩上げ制御の実行を開始してから第2所定時間が経過するのを待って空燃比センサ135aの異常診断を実行するために異常診断実行フラグFactに値1をセットする図4の異常診断実行フラグ設定ルーチンを実行すると共に図3の駆動制御ルーチンに基づいて目標回転数Ne*および目標トルクTe*が出力されるようエンジン22を制御し、さらに空燃比センサ135aの異常診断を行なうために空燃比A/Fをリッチ側にしたりリーン側にしたりしてエンジン22を制御するエンジンECU24が「制御手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、空燃比センサ135aが排気管に取り付けられると共にEGRシステム160が取り付けられたエンジン22に限定されるものではなく、排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関であれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立したときには、EGR停止制御の実行を開始し、EGR停止制御の実行を開始してから第1所定時間が経過するのを待ってパワー嵩上げ制御の実行を開始し、パワー嵩上げ制御の実行を開始してから第2所定時間が経過するのを待って空燃比センサ135aの異常診断を実行するために異常診断実行フラグFactに値1をセットするものに限定されるものではなく、空燃比センサ135aの異常診断を実行するための条件が成立したときには、パワー嵩上げ制御の実行を開始し、パワー嵩上げ制御の実行を開始してから第2所定時間が経過するのを待ってEGR停止制御の実行を開始し、EGR停止制御の実行を開始してから第1所定時間が経過するのを待って空燃比センサ135aの異常診断を実行するために異常診断実行フラグFactに値1をセットするものとするなど、空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件として予め定められた所定の診断条件が成立したときには、空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に異常診断制御を実行するよう内燃機関を制御するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関装置やハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20,120,220,320,420 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、134a 触媒温度センサ、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、159 ノックセンサ、160 EGRシステム、162 EGR管、163 ステッピングモータ、164 EGRバルブ、165 EGRバルブ開度センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、329 クラッチ、330,430 変速機、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (7)

  1. 排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関を備える内燃機関装置であって、
    空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして前記空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件として予め定められた所定の診断条件が成立したときには、前記空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために前記内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と前記排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、該一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、該他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に前記異常診断制御を実行するよう前記内燃機関を制御する制御手段、
    を備える内燃機関装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関装置であって、
    前記一方の制御は、前記再循環停止制御であり、
    前記他方の制御は、前記出力増加制御である、
    内燃機関装置。
  3. 請求項1記載の内燃機関装置であって、
    前記一方の制御は、前記出力増加制御であり、
    前記他方の制御は、前記再循環停止制御である、
    内燃機関装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一つの請求項に記載の内燃機関装置であって、
    前記第1の所定時間は、前記一方の制御を開始してから該一方の制御の実行に伴って少なくとも空燃比の変動が所定範囲内に収まるまでに要する時間として予め定められた時間であり、
    前記第2の所定時間は、前記他方の制御を開始してから該他方の制御の実行に伴って少なくとも空燃比の変動が所定範囲内に収まるまでに要する時間として予め定められた時間である、
    内燃機関装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一つの請求項に記載の内燃機関装置と、走行用の動力を出力可能な電動機とを搭載するハイブリッド自動車。
  6. 請求項5記載のハイブリッド自動車であって、
    動力を入出力する発電機と、
    前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と車軸に連結された駆動軸との3軸に接続され、該3軸のうちいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    を備え、
    前記電動機は、前記駆動軸に動力を入出力するよう取り付けられてなる、
    ハイブリッド自動車。
  7. 排気の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する空燃比センサが排気管に取り付けられると共に排気を吸気に再循環する排気再循環装置が取り付けられた内燃機関の制御方法であって、
    空燃比を理論空燃比よりリッチ側にしたりリーン側にしたりして前記空燃比センサに異常が生じているか否かを診断する異常診断制御を開始するための条件として予め定められた所定の診断条件が成立したときには、前記空燃比センサの異常診断を効率よく行なうために前記内燃機関からの出力が予め定められた所定出力以上となる出力増加制御と前記排気再循環装置による排気の吸気への再循環を停止する再循環停止制御とのうちの一方の制御を実行し、該一方の制御を開始してから第1の所定時間を経過した以降に他方の制御を実行し、該他方の制御を開始してから第2の所定時間を経過した以降に前記異常診断制御を実行するよう前記内燃機関を制御する、
    ことを特徴とする内燃機関の制御方法。
JP2010006068A 2010-01-14 2010-01-14 内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法 Pending JP2011144751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006068A JP2011144751A (ja) 2010-01-14 2010-01-14 内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006068A JP2011144751A (ja) 2010-01-14 2010-01-14 内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011144751A true JP2011144751A (ja) 2011-07-28

Family

ID=44459810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010006068A Pending JP2011144751A (ja) 2010-01-14 2010-01-14 内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011144751A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032210A (zh) * 2011-10-04 2013-04-10 三菱自动车工业株式会社 电动车辆以及用于内燃机的废气再循环***的故障检测方法
CN104139697A (zh) * 2013-05-07 2014-11-12 三菱电机株式会社 串联式混合动力车辆
US10336313B2 (en) 2016-03-25 2019-07-02 Hyundai Motor Company Vehicle and control method thereof

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032210A (zh) * 2011-10-04 2013-04-10 三菱自动车工业株式会社 电动车辆以及用于内燃机的废气再循环***的故障检测方法
CN104139697A (zh) * 2013-05-07 2014-11-12 三菱电机株式会社 串联式混合动力车辆
JP2014218115A (ja) * 2013-05-07 2014-11-20 三菱電機株式会社 シリーズハイブリッド車両
US10336313B2 (en) 2016-03-25 2019-07-02 Hyundai Motor Company Vehicle and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4552921B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP5519159B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP4766149B2 (ja) 内燃機関装置およびその制御方法並びに車両
JP2010179780A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP5929710B2 (ja) 内燃機関装置の制御装置およびハイブリッド車
JP2009286282A (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP4277933B1 (ja) 内燃機関装置およびその制御方法並びに車両
JP2009274671A (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP2010083319A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2009234364A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2011144751A (ja) 内燃機関装置,ハイブリッド自動車及び内燃機関の制御方法
JP2010105626A (ja) 車両およびその制御方法
JP2010241273A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2009046076A (ja) 自動車およびその制御方法
JP2010274739A (ja) 内燃機関装置およびハイブリッド車
JP5246090B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2008201300A (ja) 内燃機関装置およびその制御方法ならびにハイブリッド自動車およびその制御方法
JP2008239077A (ja) 車両およびその制御方法
JP2009274628A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2011084202A (ja) 動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法
JP5115423B2 (ja) ハイブリッド車およびハイブリッド車の制御方法
JP2009248682A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2008232072A (ja) 車両およびその制御方法
JP6020276B2 (ja) ハイブリッド車
JP5040833B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法