JP2011144546A - 建具 - Google Patents

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Koji Hirai
幸二 平井
Yosuke Kawatsuma
洋介 川妻
Kenji Ichikawa
憲司 市川
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Abstract

【課題】変形幅を拡大することができる指挟み防止機能を備えた建具を提供すること。
【解決手段】緩衝部26および緩衝部26に連続する屋内側面部24や屋外側面部25が、連結面部22などよりも軟質な樹脂で形成されているとともに、屋内側面部24の屋内側への変形が連結面部22で拘束されていないことから、これらが屋内側に変形し易くできる。これにより、大きなサイズの対象物が挟まれた際に、中空部27が潰れた変形状態からさらに屋内側面部24が屋内側に撓んで変形することができるため、変形幅を拡大することができる。従って、指等への衝撃を確実に緩和して指挟み防止機能の性能向上を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材とを備えた建具に関する。
従来、枠体に扉体が開閉自在に支持されたドア等の建具において、扉体の吊元側を支持する縦枠に戸当り部と規制部材とを設け、この規制部材によって戸当り部と扉体との間に指が届かないように規制したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の規制部材は、縦枠における戸当り部よりも屋内側の見込み面に固定されるアルミ形材製の取付補助材と、この取付補助材の先端屋外側に取り付けられるゴム製または軟質樹脂製で中空状の緩衝材とを有して構成され、この緩衝材と扉体との間に指を挟んだとしても、緩衝材が屋内側に潰れることで怪我が防止できるように構成されている。
特許第3950005号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来の規制部材では、中空状の緩衝材が屋内側に潰れるようになっているものの、その潰れる変形量は、当該緩衝材が潰れた際の厚さ寸法によって制限されるため、その寸法よりも大きな対象物が挟まった場合には、潰れた緩衝材および取付補助材と扉体との間に対象物が強く挟まれてしまう可能性がある。
本発明の目的は、変形幅を拡大することができる指挟み防止機能を備えた建具を提供することにある。
本発明の建具は、枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材とを備えた建具であって、前記枠体を構成する少なくとも1つの枠材は、閉鎖した前記面材の見込み方向一方側に位置して当該面材に気密材を介して当接可能な気密片部と、当該枠材の長手方向の所定長さに沿うとともに前記気密片部に設けられる保護部とを備えて構成され、前記保護部の断面形状は、前記枠材の見付け方向に延びて前記気密片部に連結される連結面部と、この連結面部の見付け方向内側に連続して見込み方向に延びる見込み面部と、この見込み面部の一方側に連続して見付け方向内方に延びる第1側面部と、前記見込み面部の他方側に連続して見付け方向内方に延びる第2側面部と、前記第1側面部と前記第2側面部とを連結する緩衝部と、前記見込み面部、第1側面部、第2側面部および緩衝部で囲まれた中空部とを有して構成され、前記連結面部と、前記見込み面部の少なくとも前記連結面部に連続する部分とが樹脂から形成され、前記緩衝部と、前記第1側面部および第2側面部の少なくとも前記緩衝部に連続する部分とが前記樹脂よりも軟質な軟質樹脂から形成されていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具としては、開き形式のドアや開き窓の他に、引違い形式や片引き形式の戸や窓であってもよいし、その他上げ下げ窓や縦辷出し窓などの各種開閉形式の窓であってもよい。また、保護部は、任意の位置の枠材に設けられていればよく、従来の建具のように吊元側の縦枠に限定されるものではない。さらに、保護部は、枠材の気密片部と一体に形成されてもよいし、別体で形成されて気密片部に固定されてもよい。気密片部と一体に形成される保護部としては、例えば、樹脂製の屋内部材を有して枠材が構成される場合など、その屋内部材に気密片部と一体成形で保護部を設けることが可能である。
以上の本発明によれば、保護部において、連結面部よりも見付け方向内側に見込み面部、第1側面部、第2側面部および緩衝部が形成されるとともに、これらで囲まれた中空部が形成されているので、緩衝部と面材との間に対象物が挟まった場合に、緩衝部が変形して中空部が潰れる変形と、第1側面部や第2側面部が一方側に撓む変形と、の2種類の変形を併せた変形状態が実現できる。すなわち、第1側面部や第2側面部の少なくとも一部(緩衝部に連続する部分)が、連結面部と、見込み面部の少なくとも連結面部に連続する部分よりも軟質な軟質樹脂で形成されているとともに、第1側面部の一方側への変形が連結面部で拘束されていないことから、これらが一方側に変形し易くできるようになっている。従って、中空部が潰れた緩衝部の変形状態からさらに第1側面部や第2側面部が一方側に撓んで変形することができ、変形幅を拡大することができるため、指挟み防止機能の性能向上を図ることができる。
この際、本発明の建具では、前記保護部は、前記第1側面部の見付け方向外側に連続して前記連結面部の一方側に対向して延びるカバー面部を有し、前記第1側面部およびカバー面部が前記軟質樹脂から形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、連結面部の一方側に対向してカバー面部を形成することで、連結面部と気密片部との連結部分をカバー面部で覆って一方側の空間から見えないように隠蔽することができ、建具の意匠性を向上させることができる。さらに、第1側面部およびカバー面部を軟質樹脂から形成すれば、これらの色や質感を互いに合致させることができ、保護部の一方側からの見え掛かりとなる部分の外観を統一して意匠性をさらに高めることができる。
さらに、本発明の建具では、前記保護部は、前記第1側面部に連続して前記緩衝部よりも見付け方向内方に延びるとともに閉鎖した前記面材に対向する突出面部を有し、当該突出面部が前記軟質樹脂から形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、緩衝部よりも見付け方向内方に延びる突出面部を形成することで、この突出面部によって面材との間への指等の挿入を一次規制することができ、指挟み防止機能の性能をさらに向上させることができる。さらに、突出面部を軟質樹脂から形成することで、指等が当たった場合の衝撃を緩和するとともに、この突出面部と面材との間に対象物が挟まった場合でも、突出面部が変形することで指等の対象物への衝撃を緩和することができる。なお、突出面部に指が当たることで指挟みの危険を利用者に検知させればよいため、突出面部の先端と閉じた面材との間には、指が挿入可能な程度の隙間が形成されていてもよい。
また、本発明の建具では、前記見込み面部は、少なくとも前記連結面部との連続位置から当該見込み面部の一方側端部までが前記軟質樹脂よりも硬質な樹脂から形成され、前記第1側面部は、前記見込み面部の一方側端部を覆う位置を含む全部が前記軟質樹脂から形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、見込み面部における連結面部との連続位置から一方側端部までを硬質樹脂で形成することで、見込み面部の剛性を高めて保護部の過大な変形を抑制することができ、指等が挟まらない初期状態の形状を良好に維持させることができる。さらに、見込み面部の一方側端部を覆う位置を含む第1側面部の全部を軟質樹脂で形成することで、硬質樹脂で形成した見込み面部が見込み方向一方側に露出し難くでき、保護部の意匠性をより一層向上させることができる。
さらに、本発明の建具では、前記見込み面部は、少なくとも前記連結面部との連続位置から当該見込み面部の他方側端部までが前記軟質樹脂よりも硬質な樹脂から形成され、前記第2側面部は、前記見込み面部の他方側端部を覆う位置を含む全部が前記軟質樹脂から形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、見込み面部における連結面部との連続位置から他方側端部までを硬質樹脂で形成することで、見込み面部の剛性を高めて保護部の過大な変形を抑制することができ、初期状態の形状を良好に維持させることができる。さらに、見込み面部の他方側端部を覆う位置を含む第2側面部の全部を軟質樹脂で形成することで、硬質樹脂で形成した見込み面部が見込み方向他方側に露出し難くでき、保護部の見え掛かりとなる部分の外観を統一して意匠性をさらに高めることができる。
さらに、本発明の建具では、前記面材は、左右いずれかの吊元側が前記枠体に支持されて戸先側が他方側に開放可能に構成され、前記吊元側の枠材である縦枠および前記戸先側の枠材である縦枠の少なくとも一方に前記保護部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、吊元側や戸先側での指挟みを確実に防止できるとともに、開放した際の面材の端面や縦枠の見込み面を保護部で見えにくくすることができ、建具の意匠性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る建具を示す屋内側正面図である。 前記建具を示す横断面図である。 前記建具に設けられる保護部材を示す横断面図である。 前記保護部材の変形例を示す横断面図である。 前記保護部材の他の変形例を示す横断面図である。 前記保護部材のさらに他の変形例を示す横断面図である。 前記保護部材のさらに他の変形例を示す横断面図である。 前記保護部材のさらに他の変形例を示す横断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具としてのドア1を図面に基づいて説明する。
図1、図2において、ドア1は、建物の開口部に設けられて一方側である屋内空間と他方側である屋外空間とを仕切る外開き形式の出入り口であって、建物躯体に固定される枠体としてのドア枠2と、このドア枠2に開閉自在に支持される面材としての障子3とを備えて構成されている。ドア枠2は、それぞれアルミ形材製の上枠4、下枠5、および左右の縦枠6,7を四周枠組みして形成され、障子3は、図1、2中左側に位置する吊元側の縦枠6にヒンジ8を介して開閉可能に支持され、図1、2中右側に位置する戸先側の縦枠7に施錠装置9で施錠可能に構成されている。障子3は、上框11、下框12および左右の縦框13,14を四周框組みした内部にガラスパネル15を嵌め込んで構成され、吊元側の縦框13が縦枠6に支持され、戸先側の縦框14に設けたハンドル16によって開閉操作されるようになっている。
縦枠6,7は、見込み方向(屋内外方向)に延びる縦枠見込み面部61,71と、この縦枠見込み面部61,71の屋内側端部から見付け方向外側(建物躯体側)に延びる屋内側見付け面部62,72と、縦枠見込み面部61,71の屋外側端部から見付け方向外側に延びる屋外側見付け面部63,73と、縦枠見込み面部61,71の屋内寄りの中間位置から見付け方向内側(開口部中央側)に延びる気密片部としての気密材保持部64,74とを有して形成されている。気密材保持部64,74の先端屋外側には、閉鎖した障子3の縦框13,14の屋内面131,141に当接可能な気密材65,75が保持されている。また、吊元側の縦枠6における気密材保持部64には、障子3を閉じる際に縦框13と気密材保持部64との間に指等が挟まれるのを防止する保護部としての保護部材20が固着具としてのビス21によって固定されている。
保護部材20は、図1に示すように、縦枠6の長手方向略全長に沿って設けられ、その断面形状は、図3にも示すように、縦枠6の見付け方向に延びて気密材保持部64に連結される連結面部22と、この連結面部22の見付け方向内側(開口部中央側)に連続して見込み方向に延びる見込み面部23と、この見込み面部23の屋内側(見込み方向一方側)に連続して見付け方向内方(開口部中央側)に延びる第1側面部としての屋内側面部24と、見込み面部23の屋外側(見込み方向他方側)に連続して見付け方向内方に延びる第2側面部としての屋外側面部25と、屋内側面部24と屋外側面部25とを連結する緩衝部26と、これらの見込み面部23、屋内側面部24、屋外側面部25および緩衝部26で囲まれた中空部27とを有して構成されている。さらに、保護部材20は、屋内側面部24の見付け方向外側(建物躯体側)に連続して連結面部22の屋内側に対向して延びるカバー面部28と、屋内側面部24に連続して緩衝部26よりも見付け方向内方に延びる突出面部29とを有して構成されている。見込み面部23は、連結面部22との連続位置から屋内側に延びる第1見込み面部23Aと、連結面部22との連続位置から屋外側に延びる第2見込み面部23Bとを有し、第2見込み面部23Bが気密材保持部64の先端縁(見付け方向内側端縁)を覆って設けられている。
以上の保護部材20は、硬さの異なる樹脂(硬質樹脂と軟質樹脂)の二色成形により一体成形されている。そして、連結面部22および見込み面部23の樹脂の方が、屋内側面部24、屋外側面部25、緩衝部26、カバー面部28および突出面部29の樹脂よりも硬い樹脂で形成されている。以降、硬い方の樹脂を硬質樹脂とし、軟らかい方の樹脂を軟質樹脂として説明する。具体的には、連結面部22は、その全部が硬質樹脂から形成され、この連結面部22を屋内側から貫通するビス21によって気密材保持部64に固着されている。そして、見込み面部23は、第1見込み面部23Aの屋内側端部(屋内側面部24の屋外側側面と接する位置)までと、第2見込み面部23Bの屋外側端部(屋外側面部25の屋内側側面と接する位置)までとが硬質樹脂から形成されている。一方、屋内側面部24は、第1見込み面部23Aの屋内側端部を覆う位置を含む全部が軟質樹脂から形成され、屋外側面部25は、第2見込み面部23Bの屋外側端部を覆う位置を含む全部が軟質樹脂から形成されている。従って、保護部材20における屋内側および屋外側の見え掛かり部分は全て軟質樹脂から形成されるようになっている。
また、カバー面部28は、その先端が縦枠見込み面部61の近傍まで延びるとともに屋外側に湾曲して形成され、このカバー面部28によって連結面部22の略全体が覆われることで、当該連結面部22およびビス21が屋内側から隠蔽されて見え難くなっている。このような軟質樹脂からなるカバー面部28を捲って連結面部22を露出させることで、ビス21の固着作業または取外作業が実施可能になっている。一方、突出面部29は、その突出先端部が屋外側に湾曲して形成され、閉鎖した障子3における縦框13の屋内面131と所定間隔Lの隙間を介して対向するようになっている。ここで、所定間隔Lとしては、一般成人の指が挿通可能な程度の寸法(例えば、10mm〜15mm)であり、このような突出面部29の先端に指が触れることで、それ以上奥の緩衝部26側に指が入らないように、利用者に指挟みの可能性を検知させることができるようになっている。
また、保護部材20では、突出面部29と縦框13の屋内面131との隙間に指等が入ったとしても、緩衝部26に指等が当たることで、それ以上に気密材保持部64側への挿入が規制されるようになっている。すなわち、緩衝部26の屋外側端部および屋外側面部25は、縦框13の屋内面131と当接するかまたは近接して対向するような位置、つまり気密材65の屋外面と略同一の見込み位置か、気密材65の屋外面よりも若干屋内側に設けられている。さらに、障子3を閉じる際に、縦框13の屋内面131と緩衝部26および屋外側面部25との間に指等が挟まれたとしても、緩衝部26および屋外側面部25が中空部27側に潰れることで、指等への衝撃が緩和されるようになっている。その際、あるいは指よりも大きなサイズの対象物が挟まれた際には、第1見込み面部23Aとの連続位置を支点に屋内側面部24が屋内側に撓むことで、緩衝部26および屋外側面部25がさらに大きく屋内側に移動(変形)し、対象物への衝撃を緩和しかつ保護部材20自体の破損も防止できるようになっている。
以上のような本実施形態によれば、保護部材20が硬質樹脂および軟質樹脂から一体成形できるので、縦枠6に固定される側の連結面部22や見込み面部23とその他の部位とを別々に製作して組み立てる必要がなく、製造工程を簡略化して比較的安価に製造することができるとともに、保護部材20の構造を簡略化することができる。また、大きなサイズの対象物が挟まれた際に、中空部27が潰れた変形状態からさらに屋内側面部24が屋内側に撓んで変形することができ、変形幅を拡大することができる。従って、指等への衝撃を確実に緩和して指挟み防止機能の性能向上を図るとともに、指以外の対象物にも対応して保護部材20の破損を防止することができる。
また、保護部材20における屋内側および屋外側の見え掛かり部分である屋内側面部24、屋外側面部25、緩衝部26、カバー面部28および突出面部29が軟質樹脂から形成されているので、これらの色や質感を互いに合致させて統一することができ、保護部材20の意匠性を向上させることができる。連結面部22およびビス21がカバー面部28によって屋内側から隠蔽されて見え難くすることで、保護部材20およびドア1の意匠性をさらに向上させることができる。
さらに、見込み面部23における連結面部22との連続位置から、第1見込み面部23Aの屋内側端部および第2見込み面部23Bの屋外側端部までを硬質樹脂で形成することで、指等が挟まらない初期状態における軟質樹脂の部分(屋内側面部24、屋外側面部25、緩衝部26、カバー面部28、突出面部29)の形状を良好に維持(安定)させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態において、保護部材20は吊元側の縦枠6に設けられていたが、戸先側の縦枠7の方に設けてもよく、吊元側と戸先側の両方の縦枠6、7に設けてもよい。なお、上枠4や下枠5に保護部材20を設けてもよい。
また、前記実施形態において、建具の一例としてドア1を例示したが、本発明の建具は、開き窓であってもよいし、引違い形式や片引き形式の戸や窓でもよく、さらに上げ下げ窓などの各種開閉形式を有する窓であってもよい。
また、前記実施形態において、ドア1は、一方側である屋内空間と他方側である屋外空間とを仕切るものを例示したが、本発明の建具は屋内外を仕切るものに限らず、例えば、隣り合う部屋同士を仕切る出入り口であってもよいし、脱衣室(見込み方向一方側の空間)と浴室(見込み方向他方側の空間)とを仕切る浴室出入り口などであってもよい。
また、前記実施形態における保護部は、縦枠6と別体の保護部材20で構成されていたが、これに限らず、縦枠が樹脂製の屋内部材を備えて構成される場合には、この屋内部材と一体成形によって保護部を形成してもよい。
また、前記実施形態の保護部材20における硬質樹脂と軟質樹脂との適用範囲に限らず、以下の図4〜図7に示すような適用範囲が採用可能である。
先ず、図4に示す保護部材20において、屋外側面部25が硬質樹脂から形成されており、この屋外側面部25の見付け方向内側の端部を覆って軟質樹脂製の緩衝部26が連続形成されている。
次に、図5に示す保護部材20において、見込み面部23は、連結面部22との連続位置近傍が硬質樹脂から形成されるものの、第1見込み面部23Aの途中位置から屋内側面部24までと、第2見込み面部23Bの途中位置から屋外側面部25までとが軟質樹脂から形成され、これらが軟質樹脂からなる屋内側面部24および屋外側面部25と連続形成されている。
次に、図6に示す保護部材20において、見込み面部23のうちの第1見込み面部23Aが硬質樹脂から形成されるものの、第2見込み面部23Bが軟質樹脂から形成されている。このような構成によれば、軟質樹脂からなる屋外側面部25および緩衝部26と併せて第2見込み面部23Bも変形することで、指挟み時の衝撃をより一層緩和させることができる。
次に、図7に示す保護部材20において、屋内側面部24のうちの見込み面部23との連続位置近傍、およびカバー面部28のうちの見込み面部23との連続位置近傍が硬質樹脂から形成され、これらが硬質樹脂からなる見込み面部23と連続形成されている。
以上のように二色成形で製作される保護部材20では、硬質樹脂と軟質樹脂との適用範囲を適宜に変更することが可能であることから、必要とされる剛性や変形量に容易に対応した保護部材20を形成することができる。
さらに、保護部材の形態は、前記実施形態の保護部材20のものに限らず、以下の図8に示す保護部材20Aの形態を採用してもよい。
図8において、保護部材20Aは、屋内側面部24が見込み面部23の屋内側に連続して見付け方向内方に延びかつ屋外側に湾曲して形成され、この屋内側面部24に連続して緩衝部26が円弧状に曲がって屋外側面部25と連続するように形成され、これらの見込み面部23、屋内側面部24、屋外側面部25および緩衝部26に囲まれて中空部27が形成されている。この保護部材20Aでは、連結面部22および見込み面部23が硬質樹脂から形成され、屋内側面部24、屋外側面部25、緩衝部26およびカバー面部28が軟質樹脂から形成されている。
なお、この保護部材20Aにおいても、硬質樹脂と軟質樹脂との適用範囲は前述した図4〜図7に示すような適用範囲が採用可能である。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…ドア(建具)、2…ドア枠(枠体)、3…障子(面材)、6…縦枠(枠材)、20…保護部材(保護部)、21…ビス(固着具)、22…連結面部、23…見込み面部、24…屋内側面部(第1側面部)、25…屋外側面部(第2側面部)、26…緩衝部、27…中空部、28…カバー面部、29…突出面部、64…気密材保持部(気密片部)、65…気密材。

Claims (6)

  1. 枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材とを備えた建具であって、
    前記枠体を構成する少なくとも1つの枠材は、閉鎖した前記面材の見込み方向一方側に位置して当該面材に気密材を介して当接可能な気密片部と、当該枠材の長手方向の所定長さに沿うとともに前記気密片部に設けられる保護部とを備えて構成され、
    前記保護部の断面形状は、前記枠材の見付け方向に延びて前記気密片部に連結される連結面部と、この連結面部の見付け方向内側に連続して見込み方向に延びる見込み面部と、この見込み面部の一方側に連続して見付け方向内方に延びる第1側面部と、前記見込み面部の他方側に連続して見付け方向内方に延びる第2側面部と、前記第1側面部と前記第2側面部とを連結する緩衝部と、前記見込み面部、第1側面部、第2側面部および緩衝部で囲まれた中空部とを有して構成され、
    前記連結面部と、前記見込み面部の少なくとも前記連結面部に連続する部分とが樹脂から形成され、前記緩衝部と、前記第1側面部および第2側面部の少なくとも前記緩衝部に連続する部分とが前記樹脂よりも軟質な軟質樹脂から形成されている建具。
  2. 前記保護部は、前記第1側面部の見付け方向外側に連続して前記連結面部の一方側に対向して延びるカバー面部を有し、前記第1側面部およびカバー面部が前記軟質樹脂から形成されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記保護部は、前記第1側面部に連続して前記緩衝部よりも見付け方向内方に延びるとともに閉鎖した前記面材に対向する突出面部を有し、当該突出面部が前記軟質樹脂から形成されている請求項1または請求項2に記載の建具。
  4. 前記見込み面部は、少なくとも前記連結面部との連続位置から当該見込み面部の一方側端部までが前記軟質樹脂よりも硬質な樹脂から形成され、
    前記第1側面部は、前記見込み面部の一方側端部を覆う位置を含む全部が前記軟質樹脂から形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記見込み面部は、少なくとも前記連結面部との連続位置から当該見込み面部の他方側端部までが前記軟質樹脂よりも硬質な樹脂から形成され、
    前記第2側面部は、前記見込み面部の他方側端部を覆う位置を含む全部が前記軟質樹脂から形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
  6. 前記面材は、左右いずれかの吊元側が前記枠体に支持されて戸先側が他方側に開放可能に構成され、前記吊元側の枠材である縦枠および前記戸先側の枠材である縦枠の少なくとも一方に前記保護部が設けられている請求項1から請求項5のいずれかに記載の建具。
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