JP2011127399A - プレキャスト鉄筋コンクリート柱及び柱施工方法 - Google Patents

プレキャスト鉄筋コンクリート柱及び柱施工方法 Download PDF

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Tatsuhiko Maeda
達彦 前田
Satoru Kusaka
哲 日下
Nobuyuki Yanagisawa
信行 柳澤
Tomohito Okazaki
智仁 岡▲崎▼
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Abstract

【課題】柱下端部における中央部にまで充分にグラウト材が充填されていることを確認し易く、しかも、確認忘れを防止できる技術を提供する。
【解決手段】下部柱2又は梁部材1の上端部に対する接合部4を、柱下端部に設けてあるプレキャスト鉄筋コンクリート柱であって、接合部4へのグラウト材の充填状態を確認するための確認孔11を、柱下端部ほぼ中央部から柱頭部に掛けて貫通させて形成してあるプレキャスト鉄筋コンクリート柱。
【選択図】図2

Description

本発明は、下部柱又は梁部材の上端部に対する接合部を、柱下端部に設けてあるプレキャスト鉄筋コンクリート柱及びその施工方法に関する。
従来、下部柱と上部柱の間の接合部や、梁部材の上端部と柱下端部との間の接合部へのグラウト材の充填状態を確認するためのプレキャスト鉄筋コンクリート柱における確認孔は、柱下端部の略中央部から柱側面部にかけて貫通して形成してあり、下部柱又は梁部材の上端部に対して前記柱を立設させた後、前記下部柱又は梁の上端部と前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱との間の接合部の周囲を目地止めし、前記柱側面部に貫通した確認孔からグラウト材が流れ出すまで前記接合部に連通する充填孔を介してグラウト材を注入し、そのグラウト材の流れ出しにより柱下端部における接合部の略中央部へのグラウト材の充填状態を確認していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−91873号公報
プレキャスト鉄筋コンクリート柱の組付け施工においては、下部柱又は梁部材の上端部に対して柱を立設した後に、梁部材の上端部と柱下端部との間の接合部へグラウト材を充填する前に、柱の側面部を塗装したり外装板などで被覆する施工が先行して行われてしまうことがあり、この場合に、上述した従来の確認孔は、柱下端部の略中央部から柱側面部にかけて貫通して形成してあるために、前記接合部へのグラウト材充填状態の確認作業が不十分になったり、極端な場合にはグラウト材の充填作業忘れが発生する虞がある。
つまり一般的に、柱には上から大きな荷重が作用し、前記接合部において柱下端部の略中央部にまでグラウト材が充分に充填されないと、その下端部の接合部を介して軸力伝達が充分に行われず、強度の弱い建物になってしまう危険性があった。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、柱下端部における中央部にまで充分にグラウト材が充填されていることを確認し易く、しかも、確認忘れを防止できる技術を提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、下部柱又は梁部材の上端部に対する接合部を、柱下端部に設けてあるプレキャスト鉄筋コンクリート柱であって、前記接合部へのグラウト材の充填状態を確認するための確認孔を、前記柱下端部のほぼ中央部から柱頭部に掛けて貫通させて形成してあるところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、柱頭部に確認孔の一端が貫通しているために、下部柱又は梁部材の上端部に柱を立設させた後に、柱頭部の上方から接合部の略中央部にグラウト材が充填されているかを確認でき、そのために、たとえグラウト材注入前に柱の側面部を塗装したり外装板などで被覆する施工が先行して行われてしまうことがあったとしても、柱頭部に次の上部柱又は梁部材を載置して接合する前に、柱頭部の上方から柱下端部の接合部に充分なグラウト材が充填されているか否かを確認できる。
本発明の第2の柱施工方法の特徴構成は、下部柱又は梁部材の上端部に対して請求項1に記載のプレキャスト鉄筋コンクリート柱を立設させて接合する柱施工方法であって、
前記下部柱又は梁の上端部と前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱との間の接合部の周囲を目地止めした後、前記接合部に連通する充填孔を介してグラウト材を注入し、前記柱下端部における前記接合部の略中央部へのグラウト材の充填状態を、前記確認孔を介して前記柱頭部の上方から確認するところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、本発明の第1の特徴構成によるプレキャスト鉄筋コンクリート柱を、下部柱又は梁部材の上端部に対して立設させた後、前記下部柱又は梁の上端部と前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱との間の接合部の周囲を目地止めすることにより、前記接合部に連通する充填孔を介してグラウト材を注入する際には、接合部全体に漏れなくグラウト材が行きわたりやすくなる。
その上、接合部へのグラウト材の注入時には、前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱側面部の施工の進行状況にかかわらず、前記確認孔を介して前記柱頭部の上方からの確認により、接合部のグラウト材充填状況が容易に把握できる。
従って、接合部へのグラウト材の充填忘れも防止できる。
本発明の第3の特徴構成は、前記グラウト材の注入は、前記確認孔の上端に達するまで前記充填孔を介して圧入するところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、柱頭部に鉄筋が多数突出していて直上からの確認が困難であっても、接合部へのグラウト材の充填状態が、前記確認孔の上端にまでグラウト材が達することで鉄筋の外方からでも目視確認できる。
従って、確実に且つ安全にグラウト材の充填状態確認作業を行うことができる。
柱の組付け施工状態を示す全体斜視図である。 柱の組付け前の縦断面図である。 グラウト材注入施工を示す縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、プレキャスト製の梁部材1が一体になった下部柱2の上端部に、プレキャスト鉄筋コンクリート柱3を載置して、その柱下端部に設けた接合部4にグラウト材を充填することにより上下に一体化するコンクリート柱組付け構造物を構成してある。
前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱3には、図1、図2に示すように、下部柱2の上端部から上方に突出する鉄筋5を挿入させて一体連結するための鋼製筒状の継手6を、柱下端部に一端側開口が露出する状態で埋設してある。また、下端部が前記継手6に連結する鉄筋7を、その上部側が柱頭部から上方に突出するように設けてある。
前記接合部4及び継手6内にグラウト材を注入するための充填孔8を、複数の継手6の内の一部とプレキャスト鉄筋コンクリート柱3の側面部の下部とに亘って設けてある。複数の継手6内へのグラウト材の注入に伴って継手6内へのグラウト材の充填度を上げるために、継手内の空気抜きを行う通気孔9を、継手6の端部と柱側面部とに亘って複数形成し、それらの通気孔9には、ゴムキャップ10を装着して脱気を許容しながらグラウト材が大量に漏れないようにしてある。
前記接合部4には、その略中央部から柱頭部に掛けて貫通する確認孔11をプレキャスト鉄筋コンクリート柱3に設けてある。
次に、柱の施工法を説明する。
下部柱2又は梁部材1の上端部に対して前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱3を立設させて接合するにあたり、図3に示すように、下部柱2又は梁部材1の上端部とプレキャスト鉄筋コンクリート柱3との間の接合部4の周囲を、幅約60mmの隙間にエアーチューブ12またはモルタル枠等で目地止めした後、接合部4に連通する充填孔8を介してグラウト材を注入する。
グラウト材は、継手6内を通って接合部4に進入し、また、接合部4を介して他の複数の継手6内にも進入し、全ての継手6と接合部4の中央部にまでグラウト材が充填されるように、確認孔11内の上部にまでグラウト材が流れ込んで上昇するように、グラウトバルブ付きノズル13を先端に取り付けた注入用ホース14を介して電動ポンプPで圧入する。
柱下端部における接合部4の略中央部へのグラウト材の充填状態は、確認孔11を介して柱頭部の上方から確認する。この時、確認孔11の上端から溢れ出るまでグラウト材を圧入すれば、柱頭部の横からでもグラウト材の充填状態は目視で確認できる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 グラウト材の圧入においては、少なくとも接合部4の中央部にグラウト材が充填されていることが確認孔11を介して確認できればよく、必ずしも確認孔11の上端部にまでグラウト材が達するまで圧入する必要はない。
〈2〉 本発明のプレキャスト鉄筋コンクリート柱3を載置して接合する対象物は、工場生産によるプレキャスト製の梁部材1やプレキャスト製の下部柱2に限らず、現場打ちのコンクリート柱や現場打ちの梁部材であっても良い。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
1 梁部材
2 下部柱
3 プレキャスト鉄筋コンクリート柱
4 接合部
8 充填孔
11 確認孔

Claims (3)

  1. 下部柱又は梁部材の上端部に対する接合部を、柱下端部に設けてあるプレキャスト鉄筋コンクリート柱であって、
    前記接合部へのグラウト材の充填状態を確認するための確認孔を、前記柱下端部ほぼ中央部から柱頭部に掛けて貫通させて形成してある
    プレキャスト鉄筋コンクリート柱。
  2. 下部柱又は梁部材の上端部に対して請求項1に記載のプレキャスト鉄筋コンクリート柱を立設させて接合する柱施工方法であって、
    前記下部柱又は梁の上端部と前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱との間の接合部の周囲を目地止めした後、前記接合部に連通する充填孔を介してグラウト材を注入し、前記柱下端部における前記接合部の略中央部へのグラウト材の充填状態を、前記確認孔を介して前記柱頭部の上方から確認する柱施工方法。
  3. 前記グラウト材の注入は、前記確認孔の上端に達するまで前記充填孔を介して圧入する請求項2に記載の柱施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013067993A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Ohbayashi Corp 鉄筋コンクリート構造物における柱梁接合方法及び構造
CN110306656A (zh) * 2019-06-27 2019-10-08 广东工业大学 一种装配式混凝土框架结构及其施工工艺
CN110439116A (zh) * 2019-08-09 2019-11-12 昌大建筑科技有限公司 混凝土全装配干式结构连接体系

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