JP2011125361A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ光の照明光の照射によって被観察部から反射された反射光を受光して被観察部の像を撮像する撮像装置において、照明光のちらつきを感じさせないようにする。
【解決手段】光源部20から照明光としてのレーザ光を所定の周期で射出させるとともに、そのレーザ光の非発光期間NRが8.33ms以下になるように光源部を制御する。
【選択図】図8

Description

光源部から射出されたレーザ光の照射によって被観察部から発せられた反射光を受光して被観察部の像を撮像する撮像装置に関するものであり、特に、光源部の構成に関するものである。
従来、体腔内の組織を観察する内視鏡システムが広く知られており、光源から射出された白色光をライトガイドによって導光して体腔内の被観察部に照射し、その白色光の照射によって被観察部から反射された反射光に基づく像を撮像素子によって撮像して観察画像を得、この観察画像をモニタ画面上に表示する電子式内視鏡システムが広く実用化されている。
そして、上記のような内視鏡システムおいては、光源として、たとえばキセノンランプなどが用いられるが、このキセノンランプによって白色光を常時照射するようにしたのでは、体腔内に挿入される内視鏡挿入部の先端部分が発熱し、劣化等してしまう問題がある。
そこで、特許文献1においては、照明光の光路上にロータリーシャッターを設け、ロータリーシャッターの切欠き部分が光路上に進入したときに照明光を通過させ、その他の部分が光路上に進入したときに照明光を遮光することによって内視鏡挿入部の先端部分の発熱を抑制するようにした内視鏡システムが提案されている。そして、この内視鏡システムにおいては、撮像素子の電荷蓄積期間に照明光を通過させ、それ以外の期間では照明光を遮光するようにロータリーシャッターの回転を制御している。
特開2009−165711号公報 特開2006−166983号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内視鏡システムにおいて、30fpsで撮像を行うような撮像素子を使用した場合、ロータリーシャッターを介して照射される照明光の周波数は30Hzとなるが、たとえば、内視鏡挿入部が体腔外に出されたときにまでこのような低い周波数の照明光が内視鏡挿入部の先端から射出されると、内視鏡システムは比較的暗い場所で使用されることもあり、人間の視覚には強度なちらつきとして感じられ、それは操作者や患者にとって非常に不快なものとなる。
また、特許文献2においては、照明光の光源としてレーザ光源を用いた内視鏡システムが提案されているが、照明光としてレーザ光を使用した場合、いわゆるスペックルが発生し、撮像画像にちらつきが発生する問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、光源部から射出されたレーザ光の照射によって被観察部から発せられた反射光を受光して被観察部の像を撮像する撮像装置であって、照明光のちらつきを感じさせない撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、レーザ光を射出する光源部と、光源部から射出されたレーザ光の照射によって被観察部から発せられた反射光を受光して被観察部の像を撮像する撮像素子とを備えた撮像装置において、レーザ光が所定の周期で射出されるとともに、非発光期間が8.33ms以下になるように光源部を制御する光源制御部を備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の撮像装置においては、光源制御部を、撮像素子の垂直転送期間および/または電子シャッター期間外の期間である非撮像期間におけるレーザ光の発光期間の方が、撮像素子の電荷蓄積期間におけるレーザ光の発光期間よりも短くなるように光源部を制御するものとすることができる。
また、レーザ光に対して、上記所定の周期に応じた周波数よりも高い周波数で変調をかけてパルス光とする変調部を設けることができる。
また、変調部を、撮像素子の垂直転送期間および/または電子シャッター期間外の期間である非撮像期間におけるパルス光の発光期間の方が、撮像素子の電荷蓄積期間におけるパルス光の発光期間よりも短くなるように変調を行うものとすることができる。
また、体腔内に挿入される内視鏡挿入部と、内視鏡挿入部が体腔内に挿入されているか体外に出ているかを検出する検出部とを設け、光源制御部を、検出部により内視鏡挿入部が体外に出ていることが検出されている期間のみレーザ光の非発光期間が8.33ms以下になるように光源部を制御するものとすることができる。
また、光源制御部を、撮像素子によって撮像された撮像信号に基づいて、撮像信号が所定の目標値となるように光源部から射出されるレーザ光の光量を調整するものとし、検出部を、光源制御部によって調整される光量が所定期間継続して所定の閾値以上となったことを検出することによって内視鏡挿入部が体外に出ていることを検出するものとすることができる。
また、検出部を、操作者によって入力される信号を受け付けることによって内視鏡挿入部が体外に出ていることを検出するものとすることができる。
本発明の撮像装置によれば、光源部から照明光としてレーザ光を所定の周期で射出するとともに、非発光期間が8.33ms以下になるように光源部を制御するようにしたので、照明光のちらつきを感じさせないようにすることができる。
また、上記本発明の撮像装置において、撮像素子の垂直転送期間および/または電子シャッター期間外の期間である非撮像期間におけるレーザ光の発光期間の方が、撮像素子の電荷蓄積期間におけるレーザ光の発光期間よりも短くなるようにした場合には、ちらつきを抑制することができるとともに、内視鏡挿入部の先端の発熱もより抑制することができる。
また、レーザ光に対して、上記所定の周期に応じた周波数よりも高い周波数で変調をかけてパルス光とする変調部を設けるようにした場合には、スペックルの発生による撮像画像におけるちらつきも抑制することができる。
また、撮像素子の垂直転送期間および/または電子シャッター期間外の期間である非撮像期間におけるパルス光の発光期間の方が、撮像素子の電荷蓄積期間におけるパルス光の発光期間よりも短くなるように変調を行うようにした場合には、内視鏡挿入部の先端の発熱をより抑制することができる。
本発明の撮像装置の一実施形態を用いた内視鏡システムの概略構成図 図1に示す内視鏡システムの内部の概略構成図 光源装置の内部の概略構成を示す図 光源駆動回路から出力される駆動電流の一例を示す図 駆動電流と青色レーザ光の光出力強度との関係の一例を示す図 内視鏡挿入部が体腔内にあるときにおける、撮像素子の動作タイミングと照明光の照射タイミングとのタイミングチャートの一例を示す図 パルス光の数を減らした状態の一例を示す図 内視鏡挿入部が体腔外にあるときにおける、撮像素子の動作タイミングと照明光の照射タイミングとのタイミングチャートの一例を示す図 内視鏡挿入部が体腔外にあるときにおける、撮像素子の動作タイミングと照明光の照射タイミングとのタイミングチャートのその他の例を示す図 内視鏡挿入部が体腔外にあるときにおける、撮像素子の動作タイミングと照明光の照射タイミングとのタイミングチャートのその他の例を示す図
以下、図面を参照して本発明の撮像装置の一実施形態を用いた内視鏡システムについて詳細に説明する。本実施形態の内視鏡システムは、照明光を射出するレーザ光源部の駆動方法に特徴を有するものであるが、まずは、システム全体の概略構成について説明する。図1は、本実施形態の内視鏡システム1の概略構成を示す外観図である。
本実施形態の内視鏡システム1は、図1に示すように、レーザ光を射出する光源装置20と、光源装置20から射出されたレーザ光を導光し、そのレーザ光を白色の照明光に変換して被観察部に照射するとともに、白色光の照射により被観察部から反射された反射光に基づく観察像を撮像する内視鏡装置10と、内視鏡装置10によって撮像された画像信号に所定の処理を施すプロセッサ30と、プロセッサ30において生成された表示制御信号に基づいて被観察部の観察画像を表示するモニタ40とを備えている。
内視鏡装置10は、図1に示すように、本体操作部11と、本体操作部11に連設され、体腔内に挿入される内視鏡挿入部12とを備えている。本体操作部11には、ユニバーサルケーブル13が接続され、このユニバーサルケーブル13の先端は、ライトガイドコネクタ14を介して光源装置20に接続される。また、内視鏡装置10によって撮像された画像信号はビデオコネクタ15を介してプロセッサ30に入力される。
内視鏡装置の本体操作部11には、内視鏡挿入部12の先端側で吸引、送気、送水を実施するためのボタンや、撮像時のシャッターボタンなどの各種操作ボタン11aが併設されるとともに、一対のアングルノブ11b,11cが設けられている。
また、本体操作部11には、内視鏡挿入部12が体腔内にあるか否かを示す信号の操作者による入力を受け付ける照明光切替えスイッチ58が設けられている。この照明光切替えスイッチ58が操作者によって押下されることによって内視鏡挿入部12が体腔内から出されたことを示す信号が検出され、その検出信号が制御部32に出力される。そして、制御部32は、その検出信号の入力に応じて、光源駆動回路22によるレーザ光源部21の駆動方法を切り替えるが、その具体的な方法については、後で詳述する。
内視鏡挿入部12は、本体操作部11側から順に軟性部12a、湾曲部12b、および先端部12cで構成され、湾曲部12bは、本体操作部11のアングルノブ11b,11cを回動することによって遠隔的に湾曲するように操作される。これにより、先端部12cを所望の方向に向けることができる。
また、図2に示すように、内視鏡装置10の先端部12cには、撮像光学系の観察窓51と、照明光学系の光照射窓52とが配置され、光照射窓52から照射される照明光による被観察部からの反射光を、観察窓51を介して撮像するように構成されている。
ここで.撮像光学系は、CCD(charge coupled device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子53と結像レンズ55などの光学部材とを備えている。撮像光学系で取りこまれる観察橡は、撮像素子53の受光画に結像されて電気信号に変換され、その電気信号が信号ケーブル49を通じてプロセッサ30の撮像信号処理部31に入力され、ここで表示制御信号に変換される。
一方、照明光学系は、レーザ光源部21を有する光源装置20と、これに接続される光ファイバー56と、光ファイバー56の光出射側に配置された波長変換部57とを有する。光ファイバー56は、内視鏡装置10の先端部12cヘレーザ光を導波し、先端部12cの波長変換部57から白色の照明光を発生させる。波長変換部57は、レーザ光により励起発光する蛍光体を備える。
レーザ光源部21は、制御部32からの指令に基づく光源駆動回路22からの駆動信号を受けてレーザ光を発する。なお、この光源駆動回路22の動作の詳細については、後で詳述する。
レーザ光源部21は、図3に示すように、中心波長445nmの青色発光の青色レーザ光源21aと、この青色レーザ光源から射出されたレーザ光を集光する集光レンズ21bとを備えている。
青色レーザ光源21aは、青色レーザ光を射出し、その青色レーザ光が集光レンズ21bによって光ファイバー56の端面に集光され、光ファイバー56によって導光されて波長変換部57に照射される。青色レーザ光源21aとしては、たとえば、InGaN系レーザダイオードを用いることができる。より好ましくは、ブロードエリア型のInGaN系レーザダイオードである。
ブロードエリア型半導体レーザは、発光幅が広く、横モードが複数存在している。そして、この複数存在する横モードのそれぞれは、基本発振周波数を中心とする高次モードの異なる波長帯域成分を有しており、所定の波長の広がりを持つ。このような横モードの増加と、発光波長の広がりによって、レーザ光の照射領域におけるスペックル干渉の発生をより低減できる。
波長変換部57は、青色レーザ光源21aから射出されたレーザ光の一部を吸収して緑色〜黄色に励起発光する複数種の蛍光体を含むものから構成される。蛍光体としては、たとえば、YAG系蛍光体、あるいはBMA(BaMgAl10O37)等を含む蛍光体などがある。これにより、青色レーザ光源21aから射出されたレーザ光と、このレーザ光から変換された緑色〜黄色の励起光とが合波されて、白色光が生成される。
次に、青色レーザ光源21aの光源駆動回路22について説明する。
青色レーザ光源21aには、直流駆動電流を供給する直流電流源22aがインダクタ22bを介して接続され、また、直流電流源22aから駆動電流に正弦波の高周波信号を重畳する発振器22dがカッブリングコンデンサ22cを介して接続されている。発振器22dは、高周波信号として、数10Hz〜数MHzの間の正弦波信号を出力可能なものである。本実施形態においては、通常時には100kHzの高周波信号を出力するものとする。なお、この高周波信号の周波数は、後述する照明光の光量制御時において変化するものである。
そして、この高周波信号を駆動電流に重畳することによって、青色レーザ光源21aから射出される青色レーザ光に変調をかけて発光周期100kHのパルス光とする。すなわち、青色レーザ光源21aのシングル縦モードをマルチモード化する。なお、光源駆動回路22におけるインダクタ22bは、発振器22dからの高周波信号に対しては高インピーダンスを有し、直流電流源22aから出力される駆動電流に対しては低インピーダンスを有するものである。また、カップリングコンデンサ21cは、発振器22dから出力された高周波信号から直流成分を除去するものである。
図4は、図3に示す光源駆動回路22から出力される駆動電流の一例を示す図である。また、図5は、図4に示す駆動電流と青色レーザ光の光出力強度との関係を示す図である。
制御部32は、画像データを保存するメモリ33にも接続され、撮像信号処理部31から出力される画像データをそのメモリ33に記憶したり、メモリ33から読み出してモニタ40に表示させたり、図示しないLAN等のネットトワークに接続されて画像データを含む情報を配信したりするものであり、内視鏡システム1全体を制御するものである。
次に、本実施形態の内視鏡システムの作用について説明する。
本実施形態の内視鏡システム1においては、上述した内視鏡挿入部12が体腔内にあるときと体腔外にあるときとで光源駆動回路22によるレーザ光源部21の駆動方法が異なる。まずは、内視鏡挿入部12が体腔内にあるときの作用について説明する。
まず、操作者により内視鏡挿入部12が体腔内に挿入され、内視鏡挿入部12の先端部12cが被観察部の近傍に設置される。
そして、光源駆動回路22において100kHzで変調された駆動電流がレーザ光源部21に入力され、レーザ光源部21から100kHzのパルス光からなる青色レーザ光が射出され、その青色レーザ光が波長変換部57によって白色の照明光に変換された後、被観察部に向けて照射される。
そして、照明光の照射によって被観察部おいて反射された反射光が観察窓51および結像レンズ55を介して撮像素子53によって受光され、撮像素子53において被観察部の像が撮像される。
ここで、図6に撮像素子53の動作タイミングと照明光の照射タイミングとを示したタイミングチャートを示す。
本実施形態においては、撮像素子53としてCCDを用いて30fpsで撮像を行う。そして、図6は、撮像素子53によって撮像される各フレームの電荷蓄積期間TF1〜TF4、垂直転送期間TB1〜TB3、および非電子シャッター期間TS1〜TS4を示している。電荷蓄積期間TF1〜TF4は、撮像素子53において光電変換された電荷信号を蓄積している時間であり、垂直転送期間TB1〜TB3は、撮像素子53の光電変換部において変換された電荷信号を垂直転送している時間であり、非電子シャッター期間TS1〜TS3は、撮像素子53において光電変換された電荷信号を蓄積することなく、基板側に捨てている期間である。
そして、本実施形態の内視鏡システムにおいては、図6に示すように、内視鏡挿入部12が体腔内にある場合には、撮像素子53における垂直転送期間TB1〜TB3および非電子シャッター期間TS1〜TS3である非撮像期間は、照明光を照射しないようにしている。すなわち、この非撮像期間は、パルス光が射出されないように光源駆動回路22によって青色レーザ光源21aが駆動制御される。このようにパルス光の射出を制御することによって内視鏡挿入部12の先端部12cの発熱を抑制することができる。
また、図6に示すように、撮像素子53の電荷蓄積期間TF1〜TF4に対応するパルス光照射期間LTのみ100kHzのパルス光が照明光として被観察部に照射される。このように100kHzのパルス光を照射することによってスペックルを抑制することができる。なお、パルス光のデューティー比については、任意に設定することが可能であるが、たとえば、9:1(発光期間が9、消灯期間が1)にすることができる。
そして、撮像素子53から出力された画像信号は、撮像信号処理部31においてCDS/AGC(相関二重サンプリング/自動利得制御)処理やA/D変換処理が施された後、メモリ33に一旦記憶される。
そして、制御部32は、メモリ33に記憶された画像データに基づいて表示制御信号を生成してモニタ40に出力する。モニタ40は、入力された表示制御信号に基づいて、被観察部の可視画像を表示する。
ここで、上述のようにして被観察部の画像を撮像している間に、たとえば、内視鏡挿入部12の先端と被観察部との距離が変化して被観察部に照射される照明光の光量が変化する場合がある。
本実施形態の内視鏡システム1においては、被観察部に照射される照明光の光量が変化したことを検出し、その変化量に応じて青色レーザ光源21aから射出される青色レーザ光の光量を変化させることによって被観察部に照射される照明光の光量が一定になるように制御する。
具体的には、まず、上述したように撮像素子53から出力された画像信号に基づいて、制御部32において輝度信号を生成し、その輝度信号が予め設定された所定値からどれくらい変化しているかを監視する。そして、輝度信号の大きさが上記所定値から変化した場合には、その輝度信号の変化量に応じた制御信号を光源駆動回路22に出力する。たとえば、輝度信号が上記所定値よりも大きくなった場合には、被観察部が所望の明るさよりも明るいことを意味するので、青色レーザ光の光量を減少させるような制御信号を出力する。そして、このとき光源駆動回路22は、発振器22dから出力される高周波信号の周波数を低くすることによって、図7に示すように青色レーザ光源21aから射出される単位時間当たりのパルス光LPの個数を減少させて照明光の光量を減少させる。また、逆に、輝度信号が上記所定値よりも小さくなった場合には、被観察部が所望の明るさより暗くなったことを意味するので、青色レーザ光の光量を増加させるような制御信号を出力する。そして、このとき光源駆動回路22は、発振器22dから出力される高周波信号の周波数を高くすることによって、青色レーザ光源21aから射出される単位時間当たりのパルス光LPの個数を増加させて照明光の光量を増加させる。
次に、内視鏡挿入部12が体腔外に取り出されたときの光源駆動回路22によるレーザ光源部21の駆動方法について説明する。
まず、内視鏡挿入部12が体腔外に取り出されたときには、上述した本体操作部11に設けられた照明光切替えスイッチ58が操作者によって押下される。そして、その検出信号が制御部32に出力され、制御部32はその検出信号に応じて光源駆動回路22に制御信号を出力し、青色レーザ光源21aの駆動方法を切り替える。
具体的には、上述したように内視鏡挿入部12が体腔内にあるときには、内視鏡挿入部12の先端の発熱を抑制するために非撮像期間においては、青色レーザ光源21aからパルス光を射出させないように制御したが、内視鏡挿入部12を体腔外に取り出されたときにまで同様の制御を行った場合、たとえば、非撮像期間(本実施形態では、垂直転送期間+非電子シャッター期間)が8.33ms以上である場合、照明光にちらつきが発生し、操作者にとって不快なものとなる。
そこで、本実施形態の内視鏡システムにおいては、内視鏡挿入部12が体腔外にあり、非撮像期間が8.33ms以上である場合には、図8に示すように、非撮像期間NLの間にも青色レーザ光源21aからパルス光SLPを射出させるようにする。そして、パルス光SLPの射出によって照明光が発光されていない非発光期間NRが8.33ms以下になるようにする。なお、非撮像期間NLの間に青色レーザ光源21aから射出されるパルス光SLPの数については、照明光の非発光期間が8.33ms以下となる数であれば如何なる数でもよいが、1つのパルス光SLPは、人間の識別力の観点から、強度が0.32mcd/m以上、発光期間が1μs以上であることが望ましい。
また、非発光期間NRを8.33ms以下としたのは蛍光灯などで人間の目の限界感度は60Hzであり、蛍光灯の交流電源電圧は正弦波だからである。すなわち、1/60Hz×50%=8.33ms以下としている。
また、電荷蓄積期間TF1〜TF4のパルス光LPのデューティー比よりも非撮像期間NLのパルス光SLPのデューティー比の方が小さくなるように(発光幅が短くなるように)変調した方が、より発熱を抑制することができるので望ましい。
さらに、本実施形態の内視鏡システムにおいては、内視鏡挿入部12が体腔外にあるときも、体腔内にあるときと同様に、撮像素子53から出力された画像信号に基づいて、青色レーザ光源21aから射出される青色レーザ光の光量を変化させる光量制御が行われる。
そして、たとえば、内視鏡挿入部12の先端近傍に物体が存在する場合には、撮像素子53から出力された画像信号が大きくなるので、光源駆動回路22は、青色レーザ光源21aから射出される単位時間当たりのパルス光LPの個数が減少するように駆動制御する。
このとき、電荷蓄積期間TF1〜TF4に対応するパルス光照射期間LTにおけるパルス光LPの非発光期間NR(図7参照)が8.33ms以上となった場合、やはり照明光にちらつきが発生し、操作者にとって不快なものとなる。
そこで、本実施形態の内視鏡システムにおいては、内視鏡挿入部12が体腔外にあり、上述したような光量制御を行う場合には、たとえ、撮像素子53から出力された画像信号が非常に大きくなったとしても、パルス光照射期間LTにおけるパルス光LPの非発光期間NRが8.33ms以上にならないようにパルス光LPの個数を駆動制御する。
なお、上記実施形態の孔版印刷システムにおいては、電荷蓄積機関TF1〜TF4に対応するパルス光照射期間LTの照明光として100kHzで変調されたものを用いるようにしたが、ちらつき抑制のみを行う場合には、必ずしも100kHで変調された照明光を用いなくてもよい。たとえば、図9に示すように、電荷蓄積期間TF1〜TF4の間は非変調光SLを照射するようにしてもよい。
そして、この場合においても、内視鏡挿入部12が体腔外にあり、非撮像期間NLが8.33ms以上である場合には、図9に示すように、非撮像期間NLの間に青色レーザ光源21aからパルス光SLPを射出させるようにする。非撮像期間NLの間に青色レーザ光源21aから射出されるパルス光SLPの数と光量については、上述したとおりである。
さらに、電荷蓄積期間TF1〜TF4の間、非変調光SLを照射する場合、図9に示すように、必ずしも、電荷蓄積期間TF1〜TF4と非変調光SLの照射期間とが一致している必要はなく、図10に示すように、非変調光SLの照射期間の方が電荷蓄積期間TF1〜TF4よりも短くてもよい。ただし、この場合においても、非変調光SLの非発光期間が8.33ms以上にならないように、パルス光SLPを射出させる必要がある。パルス光SLPの数と光量については、上述したとおりである。
また、上記実施形態の内視鏡システムにおいては、本体操作部11に設けられた照明光切替えスイッチ58が操作者によって押下されたことを検出することによって、内視鏡挿入部12が体外にあることを検出するようにしたが、これに限らず、たとえば、撮像素子53によって撮像された撮像信号に基づいて検出するようにしてもよい。
具体的には、上記実施形態においては、光量制御において、撮像素子53から出力された画像信号に基づいて輝度信号を制御部32において生成し、その輝度信号が予め設定された所定値からどれくらい変化しているかを監視しているが、その変化量が所定期間継続して所定の閾値以上となったことを検出することによって内視鏡挿入部12が体外に出ていることを検出する。
また、上記実施形態においては、撮像素子として30fpsで撮像を行うものを用いるようにしたが、これに限らず、たとえば、60fpsで撮像を行うものを用いてもよい。
また、上記実施形態は、本発明の撮像装置を軟性内視鏡システムに適用したものであるが、これに限らず、たとえば、硬性鏡装置を有する内視鏡システムなどその他の撮像装置に適用してもよい。
1 内視鏡システム
10 内視鏡装置
11 本体操作部
12 内視鏡挿入部
20 光源装置
21 レーザ光源部
22 光源駆動回路
30 プロセッサ
53 撮像素子

Claims (7)

  1. レーザ光を射出する光源部と、該光源部から射出されたレーザ光の照射によって被観察部から発せられた反射光を受光して前記被観察部の像を撮像する撮像素子とを備えた撮像装置において、
    前記レーザ光が所定の周期で射出されるとともに、非発光期間が8.33ms以下になるように前記光源部を制御する光源制御部を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光源制御部が、前記撮像素子の垂直転送期間および/または電子シャッター期間外の期間である非撮像期間における前記レーザ光の発光期間の方が、前記撮像素子の電荷蓄積期間における前記レーザ光の発光期間よりも短くなるように前記光源部を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記レーザ光に対して、前記所定の周期に応じた周波数よりも高い周波数で変調をかけてパルス光とする変調部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記変調部が、前記撮像素子の垂直転送期間および/または電子シャッター期間外の期間である非撮像期間における前記パルス光の発光期間の方が、前記撮像素子の電荷蓄積期間における前記パルス光の発光期間よりも短くなるように前記変調を行うものであることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 体腔内に挿入される内視鏡挿入部と、
    該内視鏡挿入部が体腔内に挿入されているか体外に出ているかを検出する検出部とを備え、
    前記光源制御部が、前記検出部により前記内視鏡挿入部が体外に出ていることが検出されている期間のみ前記レーザ光の非発光期間が8.33ms以下になるように前記光源部を制御するものであることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の撮像装置。
  6. 前記光源制御部が、前記撮像素子によって撮像された撮像信号に基づいて、該撮像信号が所定の目標値となるように前記光源部から射出されるレーザ光の光量を調整するものであり、
    前記検出部が、前記光源制御部によって調整される光量が所定期間継続して所定の閾値以上となったことを検出することによって前記内視鏡挿入部が体外に出ていることを検出するものであることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記検出部が、操作者によって入力される信号を受け付けることによって前記内視鏡挿入部が体外に出ていることを検出するものであることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
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