JP2011118497A - ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラム - Google Patents

ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ウェブサイトのガイドラインのメンテナンスを自動的に行う。
【解決手段】記憶装置252には、ウェブページの構成を表す複数の項目と各項目の値の許容範囲とを定義したガイドラインのデータが予め記憶されている。項目抽出部213は、ガイドラインに従って作成された複数のウェブページについて、各ウェブページの構成を表す各項目の値と各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を求め、アクセスの多さと一定以上の相関がある項目を抽出する。ガイドライン更新部214は、項目抽出部213により抽出された項目の値の許容範囲を変更してガイドラインのデータを更新する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラムに関するものである。本発明は、特に、コンテンツ管理システム(CMS)を利用したPDCA(Plan−Do−Check−Action)によるウェブ(Web)コンテンツ制作運用方式に関するものである。
ウェブサイトを構築する際には、複数のウェブページのコンテンツ(ウェブコンテンツ)を制作し、各ウェブページのレイアウトやデザインを設定し、ウェブページ間でリンクを設定する等、様々な作業を行う必要がある。また、ウェブサイトを構築した後も、ウェブページの追加、更新、削除等、メンテナンスの作業を行う必要がある。このような作業を効率化するために、コンテンツ管理システム(CMS)が利用されている(例えば、特許文献1及び2参照)。コンテンツ管理システムでは、ウェブページを構成するHTML(HyperText・Markup・Language)データ、XML(eXtensible・Markup・Language)データ、画像等の素材データ、CSS(Cascading・Style・Sheets)等のデザインデータ等がデータベースに保存され、一元管理される。
コンテンツ管理システムとして、クライアント端末からのコンテンツ閲覧要求に基づくコンテンツデータの閲覧履歴をログデータとして記憶しておき、その記憶されたログデータを統計的手法を用いて解析し、解析結果に基づいてメタデータの課題を抽出し、その課題に応じてメタデータを更新するものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−350988号公報 特開2007−164791号公報 特開2007−52552号公報
ウェブサイトへのアクセスをより多く集めたい場合、ウェブコンテンツを改善するだけでなく、ウェブサイトのユーザビリティやアクセシビリティを向上させることが重要である。そのための手立てとして、ガイドラインを策定し、ガイドラインに沿ってウェブページの作成や更新を行うことが有効である。コンテンツ管理システムを利用する場合には、コンテンツ管理システムで管理されるデータ等をガイドラインに準拠したものにする必要がある。従来、コンテンツ管理システムの利用により、ウェブページの作成や更新を自動化したり、効率化したりすることはできたが、ガイドラインの見直し作業は手動で行わなければならないという課題があった。
本発明は、例えば、ウェブサイトのガイドラインのメンテナンスを自動的に行うことを目的とする。
本発明の一の態様に係るガイドライン管理装置は、
ウェブページの構成を表す複数の項目と各項目の値の許容範囲とを定義したガイドラインのデータを記憶装置に予め記憶するガイドライン管理装置であって、
前記ガイドラインに従って作成された複数のウェブページの各々を、前記ガイドラインで定義された複数の項目の各々により評価して、各ウェブページの構成を表す各項目の値を処理装置により特定するウェブページ評価部と、
各ウェブページに対するアクセスの履歴を記録したアクセスログを解析して、各ウェブページに対するアクセスの多さを処理装置により特定するアクセスログ解析部と、
前記ウェブページ評価部により特定された各ウェブページの構成を表す各項目の値と前記アクセスログ解析部により特定された各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を処理装置により求め、アクセスの多さと一定以上の相関がある項目を抽出する項目抽出部と、
前記ガイドラインのデータを記憶装置から読み取り、前記項目抽出部により抽出された項目の値の許容範囲を変更して、読み取ったガイドラインのデータを更新するガイドライン更新部とを備えることを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値をより大きい値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値と当該項目の値の許容範囲の下限値との平均値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値をより小さい値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値と当該項目の値の許容範囲の上限値との平均値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より大きい値が当該項目の値の許容範囲の上限値を超えている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値をより大きい値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より大きい値が当該項目の値の許容範囲の上限値を超えている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より小さい値が当該項目の値の許容範囲の下限値を下回っている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値をより小さい値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より小さい値が当該項目の値の許容範囲の下限値を下回っている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値に変更することを特徴とする。
前記ガイドライン管理装置は、さらに、
前記ガイドラインに従って作成され、ウェブページの作成で用いられるテンプレートのデータを記憶装置に予め記憶し、
前記ガイドライン更新部により前記ガイドラインのデータが更新されると、前記ガイドラインのデータと前記テンプレートのデータとを記憶装置から読み取り、前記ガイドラインに従って前記テンプレートを変更して、読み取ったテンプレートのデータを更新するテンプレート更新部を備えることを特徴とする。
前記ウェブページ評価部は、さらに、前記ガイドラインに従って作成された複数のウェブページを比較して、各ウェブページの他のウェブページに対する類似度を評価し、評価した類似度が高いが、特定した各ウェブページの構成を表す複数の項目の少なくとも1つの値が異なるウェブページの組み合わせを処理装置により抽出し、
前記項目抽出部は、前記ウェブページ評価部により抽出されたウェブページの組み合わせに含まれるウェブページを対象に、前記ウェブページ評価部により特定された各ウェブページの構成を表す各項目の値と前記アクセスログ解析部により特定された各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を求めることを特徴とする。
前記ガイドラインは、さらに、各項目の推奨値を定義したものであり、
前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値の許容範囲に代えて、前記項目抽出部により抽出された項目の推奨値を変更することを特徴とする。
本発明の一の態様に係るガイドライン管理プログラムは、
ウェブページの構成を表す複数の項目と各項目の値の許容範囲とを定義したガイドラインのデータを記憶装置に予め記憶するガイドライン管理プログラムであって、
前記ガイドラインに従って作成された複数のウェブページの各々を、前記ガイドラインで定義された複数の項目の各々により評価して、各ウェブページの構成を表す各項目の値を処理装置により特定するウェブページ評価処理と、
各ウェブページに対するアクセスの履歴を記録したアクセスログを解析して、各ウェブページに対するアクセスの多さを処理装置により特定するアクセスログ解析処理と、
前記ウェブページ評価処理により特定された各ウェブページの構成を表す各項目の値と前記アクセスログ解析処理により特定された各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を処理装置により求め、アクセスの多さと一定以上の相関がある項目を抽出する項目抽出処理と、
前記ガイドラインのデータを記憶装置から読み取り、前記項目抽出処理により抽出された項目の値の許容範囲を変更して、読み取ったガイドラインのデータを更新するガイドライン更新処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、ウェブページの構成を表す複数の項目と各項目の値の許容範囲とを定義したガイドラインのデータを予め記憶するガイドライン管理装置において、項目抽出部が、前記ガイドラインに従って作成された各ウェブページの構成を表す各項目の値と各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を求め、アクセスの多さと一定以上の相関がある項目を抽出し、ガイドライン更新部が、項目抽出部により抽出された項目の値の許容範囲を変更してガイドラインのデータを更新するため、ガイドラインのメンテナンスを自動的に行うことが可能となる。
実施の形態1に係るウェブサイトシステムの構成を示すブロック図である。 ガイドライン(書類)の一例を示す図である。 実施の形態1に係るガイドライン(電子データ)の一例を示す図である。 実施の形態1に係るウェブページの作成過程の一例を示す図である。 実施の形態1に係るガイドライン管理装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るガイドライン管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係るガイドライン管理装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るガイドラインに従ってウェブページが作成される工程を示す概念図である。 実施の形態1に係るアクセス分析結果に基づいてアクセスの多さとの相関が高いガイドラインの項目が抽出される工程を示す概念図である。 実施の形態1に係るガイドラインの項目の許容範囲が変更される工程を示す概念図である。 実施の形態3に係るガイドラインの項目の推奨値が変更される工程を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るウェブサイトシステム100の構成を示すブロック図である。
図1において、ウェブサイトシステム100は、ガイドライン管理装置200、ウェブサーバ300を備える。ガイドライン管理装置200、ウェブサーバ300は、LAN(Local・Area・Network)等を介して互いに通信する。なお、ガイドライン管理装置200、ウェブサーバ300は、それぞれ複数存在していても構わない。
ウェブサーバ300は、インターネット101を介して複数のクライアント端末102(例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話機)とHTTP(HyperText・Transfer・Protocol)通信を行うことで、各クライアント端末102に対し、複数のウェブページ111(単に「ページ」ともいう)からなるウェブサイトを提供する。各ウェブページ111のデータは、ウェブサーバ300の記憶装置に予め記憶されている。ウェブページ111は、例えば、HTML(HyperText・Markup・Language)データ(.html又は.htmファイル)、XML(eXtensible・Markup・Language)データ(.xmlファイル)、画像等の素材データ、CSS(Cascading・Style・Sheets)等のデザインデータで表現されたウェブコンテンツのファイルである。ウェブサーバ300は、例えば、クライアント端末102からURL(Uniform・Resource・Locator)を指定したHTTPリクエストを受信すると、そのURLに該当するウェブページ111を送信する。クライアント端末102は、このウェブページ111を受信し、ウェブブラウザ等のクライアントソフトウェアを用いて、受信したウェブページ111を閲覧する。
本実施の形態において、ウェブサーバ300は、ウェブサイトのアクセスログ112のデータを生成し、記憶装置に蓄積する。アクセスログ112は、ウェブサイトの各ウェブページ111に対するアクセスの履歴を記録したファイルである。アクセスログ112は、例えば、アクセス先URL、アクセス元URL、アクセスの成功/失敗(エラー番号やエラーメッセージ)等が記録されたファイルであり、ウェブページ111にクライアント端末102のユーザがアクセスするタイミングで、ウェブサーバ300にて自動的に生成される。
ガイドライン管理装置200は、インターネット101(LAN等でもよい)を介して少なくとも1つの管理者端末103(例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話機)と通信を行うことで、管理者端末103に対し、ウェブサイトのガイドライン121の作成や更新のサービスを提供する。ガイドライン121のデータは、ガイドライン管理装置200の記憶装置に予め記憶されている。ガイドライン121は、ウェブページ111の構成を表す複数の項目と各項目の値の許容範囲とを定義したファイルである。許容範囲としては、例えば、項目の値が数値である場合には、上限値と下限値との少なくともいずれかが定義され、値が数値以外の場合には、複数の候補値が定義されるものとする。本実施の形態において、ガイドライン121では、さらに、各項目の推奨値が定義されている。ガイドライン管理装置200の記憶装置に記憶されるガイドライン121(電子データ)と異なり、通常作成されるガイドライン(書類)は、例えば、図2に示すような構成でウェブページ111を作成するための規約をまとめたものである。このようなガイドライン(書類)に代わるものとしてガイドライン121(電子データ)を用いてもよいが、ここでは、ガイドライン(書類)とガイドライン121(電子データ)が別々に存在するものとする。そして、ガイドライン121(電子データ)は、ガイドライン(書類)の一部の細目を具体的かつ電子的にテーブル等の形式で定義したものであるとする。ガイドライン121(電子データ)の一例として、以下のようなガイドラインAを用いることができる。
[ガイドラインA]
<サイズ等>
・ページサイズ:(推奨値)800x600、(許容範囲)<800x600,1024x768,1280x1024>
・フォントフェイス:(推奨値)Gothic、(許容範囲)<Gothic,Script,Mincho>
・フォントサイズ:(推奨値)10pt、(許容範囲)<8pt〜36pt>
<設定等>
・フレーム分割数:(推奨値)1、(許容範囲)<1〜10>
・PDF(Portable・Document・Format)やワード等のファイルの容量表示率:(推奨値)100%、(許容範囲)<0%〜100%>
・ストリーミング自動再生率:(推奨値)0%、(許容範囲)<0%〜100%>
・ページの容量:(推奨値)200キロバイト以内、(許容範囲)<0キロバイト〜999キロバイト>
・強調タグ使用数:(推奨値)1箇所、(許容範囲)<1箇所〜99箇所>
なお、ガイドラインAにおいて、フォントフェイスの推奨値がGothicとなっているが、これは、1つのページ全体でデフォルト設定されるフォントの種類がGothicである(ページの途中で上書き設定されるフォントの種類は問わない)ことが推奨されるという意味である。フォントサイズについても同様である。
また、ガイドラインAにおいて、フレーム分割数の推奨値が1となっているが、これは、フレームを使用しないことが推奨されるという意味である。例えば、あるページが1つもフレームを含まない場合、フレーム分割数は1となる。一方、例えば、あるページにおいてウィンドウが3つのフレームにより分割されている場合、フレーム分割数は3となる。
また、ガイドラインAにおいて、ファイルの容量表示率の推奨値が100%となっているが、これは、PDFやワード等のダウンロード対象となるファイルへのリンクがある場合、ファイルの容量を必ず表示することが推奨されるという意味である。例えば、あるページにダウンロード対象となるファイルへのリンクが10個含まれており、10個全てのファイルの容量が表示されている場合、ファイルの容量表示率は100%となる。一方、例えば、あるページにダウンロード対象となるファイルへのリンクが10個含まれており、そのうち4個のファイルのみの容量が表示されている場合、ファイルの容量表示率は40%となる。
また、ガイドラインAにおいて、ストリーミング自動再生率の推奨値が0%となっているが、これは、ストリーミング再生される動画がある場合、自動再生を行わないことが推奨されるという意味である。例えば、あるページにストリーミング再生される動画が2個含まれているが、そのページが表示されても自動再生される動画がない場合、ストリーミング自動再生率は0%となる。一方、例えば、あるページにストリーミング再生される動画が2個含まれており、そのページが表示されると自動再生される動画が1個ある場合、ストリーミング自動再生率は50%となる。
また、ガイドラインAにおいて、強調タグ使用数の推奨値が1箇所となっているが、これは、1つのページ内での強調タグの使用数が1個であることが推奨されるという意味である。
ガイドラインAは、例えば、図3に示すような形式でCSV(Comma・Separated・Values)ファイル等に記録される。例えば、図2における「4−5.製品情報ページレイアウト」の細目を定義したガイドライン121(電子データ)として、ガイドラインAを設定することができる。このとき、例えば、図2における「4−4.会社情報ページレイアウト」の細目を定義したガイドライン121(電子データ)として、別のガイドラインBを設定することができる。この場合、ガイドラインBも、例えば、図3に示したものと同様の形式でCSVファイル等に記録される。なお、図3の例において、推奨値を表すカラムとして“Default_min”と“Default_max”があるのは、ページの容量のように、推奨値そのものに範囲がある場合に対応できるようにするためである。“Default_min”と“Default_max”が同じ値であれば、推奨値は範囲をもたず、1つの値として定義されていることになる。
本実施の形態において、ガイドライン管理装置200は、コンテンツ管理システム201を具備している。コンテンツ管理システム201は、HTMLデータ、XMLデータ、画像等の素材データ、CSS等のデザインデータ等の入力を管理者端末103から受け付け、これらのデータと予め用意されているテンプレート122(雛形)とを基にして、ウェブページ111を作成する。テンプレート122は、管理者端末103から入力されるHTMLデータ、XMLデータ、素材データ、デザインデータ等と同様の形式をもち、管理者端末103等でガイドライン121に従って作成されるファイルである。テンプレート122では、例えば、データキャプチャ情報(ウェブページ111の見出し等、手動でデータ入力する必要のある項目)やデザイン等が定義されている。
管理者端末103のユーザ(デザイナ、システム管理者等)は、ガイドライン121をGUI(Graphical・User・Interface)で確認しながら、コンテンツ管理システム201の機能(後述するテンプレートパラメータ修正機能)を用いてテンプレート122を作成する。テンプレート122は、例えば、データキャプチャテンプレート(前述したデータキャプチャ情報を定義する)と、デザインテンプレート(ウェブページ111のデザインを定義する)の2つに分けられる。
以下では、図4を用いて、管理者端末103のユーザがガイドライン121から、上記2つのテンプレート122を作成し、さらに、ウェブページ111を作成する過程の一例を説明する。
例えば、ユーザは、図2における「4−5.製品情報ページレイアウト」の細目を定義したガイドライン121として、前述したガイドラインAを管理者端末103のGUIで参照する。ユーザは、このガイドラインAに従って、用途ごとにテンプレート122を作成する。用途としては、企業におけるイベントやセミナーに関する情報の提供、ニュースリリース、事業の紹介、採用情報の提供等が挙げられる。ユーザが、コンテンツ管理システム201の機能(後述するテンプレートパラメータ修正機能)を用いて、テンプレート122を作成する際には、ガイドラインAの推奨値(テンプレート122の修正時は修正前の値)がデフォルトで表示される。このとき、ユーザがガイドラインAの許容範囲外の値を設定しようとすると、GUIでエラーメッセージが表示される(テンプレート122の修正時は、ガイドラインAの許容範囲外の値であっても修正前の値は設定できるようにしてもよい)。
例えば、ユーザは、図2における「4−5.製品情報ページレイアウト」のニュースリリース用のテンプレート122として、データキャプチャテンプレートAとデザインテンプレートAを作成する。デザインテンプレートAは、ニュースリリース用ページ中の部品の配置を定義するファイルである。部品としては、ヘッダ画像、属性(例えば、「タイトル」、「注意事項」等の分類)が付与されたテキスト、フッタのテキスト、メニュー構成といったものが挙げられる。また、デザインテンプレートAでは、ニュースリリース用ページのサイズ、フォントフェイス、フォントサイズ、フレーム分割数、PDFやワード等のファイルの容量表示率、ストリーミング自動再生率、強調タグ使用数が定義される。さらに、デザインテンプレートAでは、ニュースリリース用ページ中の部品ごとに、サイズ、フォントフェイス、フォントサイズ等が定義される。一方、データキャプチャテンプレートAは、デザインテンプレートAに具体的に割り当てるコンテンツを入力・選択等するコンテンツ入力画面を定義するファイルである。また、データキャプチャテンプレートAでは、ニュースリリース用ページの容量の上限値が定義される。
ユーザ(テンプレート122を作成するユーザと異なっていてもよい)は、データキャプチャテンプレートAとデザインテンプレートAを基に、ニュースリリース用ページを作成する。具体的には、ユーザは、データキャプチャテンプレートAで定義されたコンテンツ入力画面で、ニュースリリース用ページのヘッダ画像やメニュー構成を選択したり、属性が付与されたテキスト(例えば、タイトル、注意事項)やフッタのテキストを入力したりする。コンテンツ管理システム201は、コンテンツ入力画面で入力・選択等されたコンテンツを、デザインテンプレートAで定義された構成に従ってレイアウトし、これを例えばXMLファイルに一時的に記録する。コンテンツ管理システム201は、このファイルからニュースリリース用ページのHTMLファイル等を作成する。このとき、作成されたページの容量が、データキャプチャテンプレートAで定義された上限値を超えていると、GUIでエラーメッセージが表示される。
なお、この例では、強調タグを、デザインテンプレートAを作成する段階で定義できる。例えば、属性が付与されたテキスト、フッタのテキスト等の部品について強調表示することをデザインテンプレートAに定義することができる。このデザインテンプレートAからニュースリリース用ページが作成されると、当該部品が強調タグで囲まれ、ウェブブラウザ上では強調表示されることになる。コンテンツ管理システム201は、デザインテンプレートAが作成されたときに、デザインテンプレートAにおいて強調表示することが定義されたテキスト等の部品の数をカウントして、デザインテンプレートAの強調タグ使用数とする。そして、コンテンツ管理システム201は、この強調タグ使用数がガイドラインAで定義された強調タグ使用数の許容範囲を超えていれば、GUIでエラーメッセージを表示する。
この例の変形例として、強調タグ使用数を、デザインテンプレートAではなくデータキャプチャテンプレートAで定義して、強調タグを、デザインテンプレートAではなくニュースリリース用ページを作成する段階で定義できるようにしてもよい。データキャプチャテンプレートAにおいて、強調タグ使用数は、1つの値で定義できてもよいし、範囲で定義できてもよい。この変形例においても、ユーザ(テンプレート122を作成するユーザと異なっていてもよい)は、データキャプチャテンプレートAとデザインテンプレートAを基に、ニュースリリース用ページを作成する。具体的には、ユーザは、データキャプチャテンプレートAで定義されたコンテンツ入力画面で、ニュースリリース用ページのヘッダ画像やメニュー構成を選択したり、属性が付与されたテキスト(例えば、タイトル、注意事項)やフッタのテキストを入力したりする。ただし、この変形例においては、ユーザは、テキストの中の任意の文字列を強調タグで囲んで入力することができる。コンテンツ管理システム201は、コンテンツ入力画面で入力・選択等されたコンテンツを、デザインテンプレートAで定義された構成に従ってレイアウトし、これを例えばXMLファイルに一時的に記録する。コンテンツ管理システム201は、このファイルからニュースリリース用ページのHTMLファイル等を作成する。コンテンツ管理システム201は、XMLファイル、あるいは、ニュースリリース用ページのHTMLファイルが作成されたときに、強調タグの使用数をカウントする。そして、コンテンツ管理システム201は、カウントした使用数が予めデータキャプチャテンプレートAで定義された強調タグ使用数と異なっていれば(又は強調タグ使用数の範囲を超えていれば)、GUIでエラーメッセージを表示する。
ガイドライン管理装置200は、(1)テンプレートパラメータ修正機能、(2)テンプレート自動タグ埋め込み機能、(3)ウェブページ作成機能、(4)ウェブアクセスログ解析機能、(5)ウェブサイトガイドライン修正点生成機能、(6)ウェブサイトガイドライン修正機能を有している。これらのうち、(2)テンプレート自動タグ埋め込み機能、(3)ウェブページ作成機能は、コンテンツ管理システム201が有する機能である。
(1)テンプレートパラメータ修正機能は、ウェブサイトのガイドライン121を入力として、予め用意されているテンプレート122を基にして、ガイドライン121の内容を反映させたテンプレート122を生成する(即ち、テンプレート122を更新する)機能である。なお、テンプレート122を新たに作成する際には、ガイドライン管理装置200がガイドライン121の各項目の推奨値をデフォルト設定し、管理者端末103のユーザがデフォルト設定された値を手動で変更するようにしてもよいし、ガイドライン管理装置200は単にガイドライン121の各項目の推奨値や許容範囲を提示するだけで、管理者端末103のユーザが初めから値を手動で入力するようにしてもよい。
(2)テンプレート自動タグ埋め込み機能は、上記(1)テンプレートパラメータ修正機能にて生成されたテンプレート122に対して予め用意されているメタタグやウェブビーコンを埋め込む機能である。
(3)ウェブページ作成機能は、上記(2)テンプレート自動タグ埋め込み機能にて生成されたテンプレート122を管理者端末103のユーザが用いて、手動又は自動にてウェブページ111を作成する機能である。作成されたウェブページ111はウェブサーバ300の記憶装置に蓄積され、ウェブサーバ300によって公開される。
(4)ウェブアクセスログ解析機能は、ウェブサーバ300が記録したアクセスログ112を入力として、アクセスログ112を解析し、アクセスログ112に記録された複数のクライアント端末102のユーザによるアクセスの情報を解析し、ウェブアクセス分析結果131を出力する機能である。ガイドライン管理装置200は、アクセスログ112から、例えば月ごとの各ウェブページ111へのアクセス数、月ごとの特定の検索キーワードでのアクセス数、月ごとの各ウェブページ111の滞在時間(平均又は累計)、各ウェブページ111で宣伝又は販売している製品の売上推移、月ごとの各ウェブページ111における問い合わせ数、月ごとの平均ページ閲覧数、プロモーション効果等を分析する。ウェブアクセス分析結果131の一例として、以下のような分析項目に着目したアクセス分析結果Xを用いることができる。
[アクセス分析結果X]
・月ごとの各ウェブページ111へのアクセス数:(単位)アクセス
・月ごとの各ウェブページ111の平均滞在時間:(単位)秒
・月ごとのウェブサイト全体での平均ページ閲覧数:(単位)ページ(同じウェブページ111へのアクセス数の推移を見る場合、平均ページ閲覧数の増減に応じて値を補正する)
(5)ウェブサイトガイドライン修正点生成機能は、上記(4)ウェブアクセスログ解析機能で出力されたウェブアクセス分析結果131を入力として、その内容を基に、ガイドライン121に適用するウェブサイトガイドライン修正点132を決定して出力する機能である。ガイドライン管理装置200は、例えばガイドラインAの各項目について各ウェブページ111を分析し、その結果と上記(4)ウェブアクセスログ解析機能で出力されたアクセス分析結果Xとを参照して、ウェブページ111へのアクセスの多さとガイドラインAの各項目との関係を割り出すことにより、ガイドライン121の修正すべき項目、即ち、ウェブサイトガイドライン修正点132を特定する。ウェブサイトガイドライン修正点132は、ガイドライン121の各項目についての定量的な変更内容(例えば、フォントサイズを10ptから12ptに変更するといった内容)をリストとして記述したデータである。
(6)Webサイトガイドライン修正機能は、上記(5)ウェブサイトガイドライン修正点生成機能で出力されたウェブサイトガイドライン修正点132を入力にして、ガイドライン121を修正する機能である。
上記のように、ガイドライン管理装置200は、コンテンツ管理システム201を利用し、コンテンツ管理システム201のテンプレート機能にガイドライン121をインプットとしたコンテンツのチェック機能をもたせることで、PDCA(Plan−Do−Check−Action)によるガイドライン121の改善(コンテンツの改善)を図ることのできるコンテンツ制作方式を採用している。具体的には、ガイドライン管理装置200は、ガイドライン121を基に作成された、コンテンツ管理システム201のテンプレート122を用いて、各ウェブページ111に対し、自動的にメタタグやウェブビーコンの埋め込みを行い、SEO(Search・Engine・Optimization)、LPO(Landing・Page・Optimization)等の対策を施したコンテンツを制作する。ガイドライン管理装置200は、各ウェブページ111に埋め込まれたメタタグやウェブビーコンにより、ウェブサイトへのアクセス分析を行う。ガイドライン管理装置200は、ウェブアクセス分析結果131を基に、SEO、LPO等の分析を行い、ガイドライン121を改善する。そして、管理者端末103等では、改善されたガイドライン121に従ってコンテンツ管理システム201のテンプレート122が改善される。
このように、本実施の形態では、PDCAのサイクルを回すことで、ガイドライン121によるコンテンツ制作とその結果(アクセス分析の結果等)の間の因果関係をとらえて、ガイドライン121を改善し、それによってウェブコンテンツを改善するため、ウェブサイトの目的にあわせたSEO、LPO等のコントロールができるようになる。
図5は、ガイドライン管理装置200の構成を示すブロック図である。
図5において、ガイドライン管理装置200は、コンテンツ管理システム201のほか、ウェブページ評価部211、アクセスログ解析部212、項目抽出部213、ガイドライン更新部214、テンプレート更新部215を備える。前述した(1)テンプレートパラメータ修正機能はテンプレート更新部215に実装される。前述した通り、(2)テンプレート自動タグ埋め込み機能、(3)ウェブページ作成機能はコンテンツ管理システム201が有する機能である。(4)ウェブアクセスログ解析機能はアクセスログ解析部212に実装される。(5)ウェブサイトガイドライン修正点生成機能はウェブページ評価部211及び項目抽出部213に実装される。(6)ウェブサイトガイドライン修正機能はガイドライン更新部214に実装される。
また、ガイドライン管理装置200は、処理装置251、記憶装置252、入力装置253、出力装置254等のハードウェアを備える。ハードウェアはガイドライン管理装置200の各部によって利用される。例えば、処理装置251は、ガイドライン管理装置200の各部でデータや情報の演算、加工、読み取り、書き込み等を行うために利用される。記憶装置252は、そのデータや情報を記憶するために利用される。また、入力装置253は、そのデータや情報を入力するために、出力装置254は、そのデータや情報を出力するために利用される。
ガイドライン管理装置200の各部の詳細な動作については後述する。なお、ガイドライン管理装置200の各部は、必ずしも1つの物理的な装置に実装されなければならないわけではなく、例えば、コンテンツ管理システム201と他の部分とが別々のコンピュータで実現されていても構わない。
図6は、ガイドライン管理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
図6において、ガイドライン管理装置200は、コンピュータであり、LCD901(Liquid・Crystal・Display)、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、CDD905(Compact・Disc・Drive)、プリンタ906といったハードウェアデバイスを備えている。これらのハードウェアデバイスはケーブルや信号線で接続されている。LCD901の代わりに、CRT(Cathode・Ray・Tube)、あるいは、その他の表示装置が用いられてもよい。マウス903の代わりに、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、ペンタブレット、あるいは、その他のポインティングデバイスが用いられてもよい。
ガイドライン管理装置200は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit)を備えている。CPU911は、処理装置251の一例である。CPU911は、バス912を介してROM913(Read・Only・Memory)、RAM914(Random・Access・Memory)、通信ボード915、LCD901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ906、HDD920(Hard・Disk・Drive)と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。HDD920の代わりに、フラッシュメモリ、光ディスク装置、メモリカードリーダライタ又はその他の記憶媒体が用いられてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、HDD920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置252の一例である。通信ボード915、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905は、入力装置253の一例である。また、通信ボード915、LCD901、プリンタ906は、出力装置254の一例である。
通信ボード915は、LAN等に接続されている。また、通信ボード915は、LAN等を介して、インターネット101に接続されている。通信ボード915は、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークといったWAN(Wide・Area・Network)に接続されていても構わない。LAN、WAN、インターネット101は、ネットワークの一例である。
HDD920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜データ」、「〜情報」、「〜ID(識別子)」、「〜フラグ」、「〜結果」として説明するデータや情報や信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」の各項目として含まれている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」は、RAM914やHDD920等の記憶媒体に記憶される。RAM914やHDD920等の記憶媒体に記憶されたデータや情報や信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出、検索、参照、比較、演算、計算、制御、出力、印刷、表示といったCPU911の処理(動作)に用いられる。抽出、検索、参照、比較、演算、計算、制御、出力、印刷、表示といったCPU911の処理中、データや情報や信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
本実施の形態の説明において用いるブロック図やフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示す。データや信号は、RAM914等のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク(FD)、CDD905のコンパクトディスク(CD)、HDD920の磁気ディスク、光ディスク、DVD(Digital・Versatile・Disc)、あるいは、その他の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912、信号線、ケーブル、あるいは、その他の伝送媒体により伝送される。
本実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。即ち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、「〜部」として説明するものは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子、デバイス、基板、配線といったハードウェアのみで実現されていても構わない。あるいは、「〜部」として説明するものは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。即ち、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図7は、ガイドライン管理装置200の動作(本実施の形態に係るガイドライン管理方法、本実施の形態に係るガイドライン管理プログラムの処理手順)を示すフローチャートである。図7において、ステップS101〜S105は繰り返し実行される。
ウェブページ評価部211は、ガイドライン121に従って作成された複数のウェブページ111の各々を、ガイドライン121で定義された複数の項目の各々により評価して、各ウェブページ111の構成を表す各項目の値を処理装置251により特定する(ステップS101:ウェブページ評価処理)。なお、各ウェブページ111は、ガイドライン121に従って作成されたテンプレート122を用いて作成されたものであってもよいし、テンプレート122を用いずに直接ガイドライン121に従って作成されたものであってもよい。
例えば、ウェブページ評価部211は、図8に示すようにガイドラインAに従って作成されたページaのHTMLデータ等(具体的には、HTMLファイルに記述されているタグの属性等)を処理装置251により分析して、ページaのページサイズ、フォントフェイス、フォントサイズ、フレーム分割数、PDFやワード等のファイルの容量表示率、ストリーミング自動再生率、ページの容量、強調タグ使用数を特定する。ウェブページ評価部211は、同様に、ページa以外のウェブページ111についても、それぞれのページサイズ、フォントフェイス、フォントサイズ、フレーム分割数、PDFやワード等のファイルの容量表示率、ストリーミング自動再生率、ページの容量、強調タグ使用数を特定する。
アクセスログ解析部212は、各ウェブページ111に対するアクセスの履歴を記録したアクセスログ112を解析して、各ウェブページ111に対するアクセスの多さを処理装置により特定し、ウェブアクセス分析結果131として出力する(ステップS102:アクセスログ解析処理)。なお、ここでは、2つのウェブページ111のうち、アクセス数が多いウェブページ111を、アクセスが多いウェブページ111として扱うものとするが、2つのウェブページ111のうち、アクセス頻度が多いウェブページ111、アクセス時間が長いウェブページ111等を、アクセスが多いウェブページ111として扱ってもよい。
例えば、アクセスログ解析部212は、図9に示すようにアクセスログ112を処理装置251により解析して、ガイドラインAに従って作成されたページaに対するアクセス分析結果Xとして、月ごとのページaへのアクセス数、月ごとのページaの平均滞在時間、月ごとのウェブサイト全体での平均ページ閲覧数を特定する。アクセスログ解析部212は、同様に、ガイドラインAに従って作成されたページbに対するアクセス分析結果Xとして、月ごとのページbへのアクセス数、月ごとのページbの平均滞在時間、月ごとのウェブサイト全体での平均ページ閲覧数を特定する。アクセスログ解析部212は、ページa及びページb以外のウェブページ111についても、同様に、月ごとのアクセス数、月ごとの平均滞在時間、月ごとのウェブサイト全体での平均ページ閲覧数を特定する。
ここで、ページa及びページbとしては、ガイドラインAで定義された項目の少なくとも1つ(例えば、フレーム分割数)が異なる値となるウェブページ111を用いる必要がある。そのようなウェブページ111であれば、互いに内容の異なるウェブページ111を用いてもよいが、内容はなるべく同じものであることが望ましい。これは、言うまでもなく、内容によってアクセスの多さが変わる可能性があるからである。互いに異なる時期(例えば、異なる月)に公開されたウェブページ111を用いることも可能である。どのウェブページ111を用いるかは、ウェブページ評価部211が自らの評価結果に基づいて判断するものとする。例えば、複数のウェブページ111を比較して各ウェブページ111の他のウェブページ111に対する類似度を数値評価し、類似度が高いがガイドラインAで定義された項目の少なくとも1つ(例えば、フレーム分割数)の値が異なるウェブページ111の組み合わせを抽出するといった方法を用いることができる。なお、互いに異なる時期(例えば、異なる月)に公開されたウェブページ111を用いる場合には、月ごとのウェブサイト全体での平均ページ閲覧数に基づき、アクセス分析結果Xを補正することが望ましい。例えば、ページaが前々月に公開されたものであり、ページbが前月に公開されたものである場合、月ごとのページbへのアクセス数は実際の50,000アクセスではなく、前々月のウェブサイト全体での平均ページ閲覧数(120ページ)/前月のウェブサイト全体での平均ページ閲覧数(80ページ)を掛けた75,000アクセスとして扱う。このような補正処理は、アクセスログ解析部212が処理装置251により実行するものとする。
なお、ここでは、ページa及びページbとして、同じガイドライン121(ガイドラインA)に従って作成されたウェブページ111を用いているが、項目が全部又は一部共通する別々のガイドライン121(例えばガイドラインA及びガイドラインB)に従って作成されたウェブページ111を用いてもよい。
項目抽出部213は、ウェブページ評価部211により特定された各ウェブページ111の構成を表す各項目の値とアクセスログ解析部212により特定された各ウェブページ111に対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を処理装置251により求め、アクセスの多さと一定以上の相関がある項目を抽出する(ステップS103:項目抽出処理)。
例えば、項目抽出部213は、図9に示すようにページa及びページbそれぞれのページサイズ、フォントフェイス、フォントサイズ、フレーム分割数、PDFやワード等のファイルの容量表示率、ストリーミング自動再生率、ページの容量、強調タグ使用数と、月ごとのページa及びページbへのアクセス数、月ごとのページa及びページbの平均滞在時間、月ごとのウェブサイト全体での平均ページ閲覧数とを参照する。ページaに対するアクセスがページbに対するアクセスよりも多く、ページaとページbとではフレーム分割数が相違するため、項目抽出部213は、フレーム分割数がアクセスの多さとの相関が高い項目であると判断する。項目抽出部213は、ページaとページbとの組み合わせ以外のウェブページ111の組み合わせも分析の対象として、各項目とアクセスの多さとの相関を求めてもよい。そして、項目抽出部213は、フレーム分割数とアクセスの多さとの相関が予め定められた閾値より高い場合に、フレーム分割数がアクセスの多さとの相関が高い項目であると判断してもよい。このようにすることで、より正確にアクセスの多さに影響する項目を抽出することが可能となる。例えば、前々月に公開した複数のウェブページ111ではフレームを使用していたが、フレームを使用しないものとする変更のみを実施した上で、これらのウェブページ111を前月公開した場合、これらのウェブページ111で共通的に前々月よりも前月の方がアクセス数が増えていれば(あるいは減っていれば)、フレーム分割数がアクセスの多さとの相関が高い項目であると推定できる。
ガイドライン更新部214は、ガイドライン121のデータを記憶装置252から読み取り、項目抽出部213により抽出された項目の値の許容範囲を変更して、読み取ったガイドライン121のデータを更新する(ステップS104:ガイドライン更新処理)。項目抽出部213により抽出された項目の値が数値であるときには、ガイドライン更新部214は、当該項目の値がより大きいウェブページ111に対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値をより大きい値に変更する(例えば、当該項目の値の許容範囲の下限値を、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値と当該項目の値の許容範囲の下限値との平均値に変更することを示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。一方、ガイドライン更新部214は、当該項目の値がより小さいウェブページ111に対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値をより小さい値に変更する(例えば、当該項目の値の許容範囲の上限値を、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値と当該項目の値の許容範囲の上限値との平均値に変更することを示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。項目抽出部213により抽出された項目の値が数値でないとき(例えば、ガイドラインAのページサイズやフォントフェイス)には、ガイドライン更新部214は、管理者端末103から、当該項目の値の許容範囲をどのように変更するかについての指示入力を受け付け、当該指示内容に従って当該項目の値の許容範囲を変更する(当該指示内容を示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。
例えば、図9に示すようにフレーム分割数の値が小さいページaに対するアクセスが、フレーム分割数の値が大きいページbに対するアクセスより多くなっている場合、ガイドライン更新部214は、図10に示すようにフレーム分割数の許容範囲の上限値を、ページaのフレーム分割数の値“1”とフレーム分割数の許容範囲の上限値“10”との平均値“5”(ここでは、小数点以下切り捨て)に変更する。
なお、ガイドライン更新部214は、ユーザの承認が得られた場合にのみ、ガイドライン121のデータを更新するようにしてもよい。この場合、ガイドライン更新部214は、ガイドライン121のデータを実際に更新する前に、項目抽出部213により抽出された項目の変更後の許容範囲を出力装置254により画面(GUI)に表示する。また、ガイドライン更新部214は、当該項目の許容範囲を、画面に表示した更新後の許容範囲に変更するかどうかについて、入力装置253によりユーザから入力を受け付ける。ガイドライン更新部214は、ユーザから変更を承認する旨の入力があった場合にのみ、当該項目の値の許容範囲を変更してガイドライン121のデータを更新する。このような承認手順を加えることで、更新対象の項目の許容範囲が狭くなり過ぎるといった事態を回避することができる。
また、ガイドライン更新部214は、ガイドライン121のデータを更新した際に、変更した項目の許容範囲が予め設定された基準よりも狭くなった場合、ユーザにアラーム(注意)を通知するようにしてもよい。この場合、ガイドライン更新部214は、項目抽出部213により抽出された項目の変更後の許容範囲について、その下限値と上限値の差を処理装置251により算出する。そして、ガイドライン更新部214は、算出した差が予め設定された閾値より小さい場合、当該項目の値の許容範囲が狭くなり過ぎたことを通知するメッセージ等を出力装置254により画面(GUI)に表示する。このようなアラーム手順を加えることで、更新対象の項目の許容範囲が狭くなり過ぎているという事態をユーザが認識することができる。
テンプレート更新部215は、ガイドライン更新部214によりガイドライン121のデータが更新されると、ガイドライン121のデータとテンプレート122のデータとを記憶装置252から読み取り、ガイドライン121に従ってテンプレート122を変更して、読み取ったテンプレート122のデータを更新する(ステップS105:テンプレート更新処理)。このとき、テンプレート更新部215は、ガイドライン121のデータの更新により更新が必要となったテンプレート122のデータを検索し、該当するテンプレート122のデータを処理装置251により自動的に更新してもよいし、該当するテンプレート122のデータを管理者端末103のユーザに電子メール等で通知して、手動で更新させてもよい。テンプレート更新部215は、テンプレート122のデータを自動的に更新する場合には、テンプレート122のデータを更新したことを管理者端末103のユーザに電子メール等で通知し、更新前のテンプレート122に基づいて作成されたウェブページ111を更新することを促してもよい。
例えば、テンプレート更新部215は、ガイドラインAのフレーム分割数の許容範囲が<1〜10>から<1〜5>に変更されると、フレーム分割数が6〜10となるようなウェブページ111の作成が行えないようにテンプレート122を修正する。
上記のように、(1)ガイドライン121をベースとして、例えば、画面サイズや画面の色合い、文字フォント、ページの階層関係等を定義すると、テンプレート122による、自動的なサイトのデザイン変更や統一が実現できる。(2)テンプレート122により作成されたウェブページ111にアクセスしてきたクライアント端末102のユーザのアクセスログ112を解析すると、ウェブサイトのガイドライン121に準拠するウェブページ111ごとのアクセス情報を取得できるが、アクセス数が適切でなかったり、意図するウェブページ111にアクセスが集まらなかったり等の問題が判明する場合がある。(3)この場合、ガイドライン管理装置200は、アクセス情報(ウェブアクセス分析結果131)を解析し、原因となる、ガイドライン121の項目を特定し、ガイドライン121の修正点(ウェブサイトガイドライン修正点132)についてサジェストする。(4)ガイドライン121の修正点については、自動又は半自動(実際に修正を実施するか否かは管理者端末103のユーザ等が判断)を選択し、ガイドライン121にフィードバックして反映させる。(5)このようなPDCAによるフィードバックにより、ガイドライン121をベースとした、ウェブサイトをよりよいものとするための自動又は半自動のフィードバック方式が実現可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、ウェブサイトのガイドライン121のメンテナンスを自動的に行うことが可能となる。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
実施の形態1では、ウェブページ111の更新が、ページ単位で行われるので、ウェブサイトシステム100において、ガイドライン121の更新が繰り返されていくと、新旧様々なバージョンのテンプレート122を基に作られたウェブページ111が、ウェブサーバ300上に混在することになる。そのため、アクセスが多いウェブページ111であっても、一部の項目の値が、最新版のガイドライン121で定義された当該項目の許容範囲を外れた値になっていることがあり得る。本実施の形態では、このようなケースについて、許容範囲を再度広げることで対処する。
図7を用いて、本実施の形態に係るガイドライン管理装置200の動作(本実施の形態に係るガイドライン管理方法、本実施の形態に係るガイドライン管理プログラムの処理手順)を説明する。
ステップS101〜S103については、実施の形態1のものと同様である。
ステップS104において、項目抽出部213により抽出された項目の値が数値であるときには、ガイドライン更新部214は、当該項目の値がより大きいウェブページ111に対するアクセスがより多くなっている場合であって、より大きい値が当該項目の値の許容範囲の上限値を超えている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値をより大きい値に変更する(例えば、当該項目の値の許容範囲の上限値を、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値に変更することを示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。一方、ガイドライン更新部214は、当該項目の値がより小さいウェブページ111に対するアクセスがより多くなっている場合であって、より小さい値が当該項目の値の許容範囲の下限値を下回っている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値をより小さい値に変更する(例えば、当該項目の値の許容範囲の下限値を、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値に変更することを示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。項目抽出部213により抽出された項目の値が数値でないとき(例えば、ガイドラインAのページサイズやフォントフェイス)には、実施の形態1と同様に、ガイドライン更新部214は、管理者端末103から、当該項目の値の許容範囲をどのように変更するかについての指示入力を受け付け、当該指示内容に従って当該項目の値の許容範囲を変更する(当該指示内容を示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。
例えば、図9に示すようにフレーム分割数の値が小さいページaに対するアクセスが、フレーム分割数の値が大きいページbに対するアクセスより多くなっている場合、仮に最新版のガイドラインAで定義されたフレーム分割数の許容範囲が<3〜10>であったとすると、ガイドライン更新部214は、フレーム分割数の許容範囲の下限値を、ページaのフレーム分割数の値“1”に変更する。なお、ここでは、実施の形態1と同様の処理も同時に行われる。したがって、ガイドライン更新部214は、フレーム分割数の許容範囲の上限値を、ページaのフレーム分割数の値“1”とフレーム分割数の許容範囲の上限値“10”との平均値“5”(ここでは、小数点以下切り捨て)に変更する。したがって、ここでは、フレーム分割数の許容範囲が<3〜10>から<1〜5>に変更されることになる。
上記のように、本実施の形態によれば、ガイドライン121で定義される項目の値の許容範囲を、アクセス状況に合わせて、より柔軟に変更することができる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
実施の形態1では、ガイドライン更新部214は、ガイドライン121のデータを記憶装置252から読み取り、項目抽出部213により抽出された項目の値の許容範囲を変更して、読み取ったガイドライン121のデータを更新する(図7のステップS104:ガイドライン更新処理)。これに対し、本実施の形態では、ガイドライン更新部214は、ガイドライン121のデータを記憶装置252から読み取り、項目抽出部213により抽出された項目の値の許容範囲に代えて、項目抽出部213により抽出された項目の推奨値を変更して、読み取ったガイドライン121のデータを更新する。項目抽出部213により抽出された項目の値が数値であるときには、ガイドライン更新部214は、当該項目の値が当該項目の推奨値より大きいウェブページ111に対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の推奨値をより大きい値に変更する(例えば、当該項目の推奨値を、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値と当該項目の推奨値との平均値、あるいは、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値に変更することを示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。一方、ガイドライン更新部214は、当該項目の値が当該項目の推奨値より小さいウェブページ111に対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の推奨値をより小さい値に変更する(例えば、当該項目の推奨値を、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値と当該項目の推奨値との平均値、あるいは、当該ウェブページ111の構成を表す当該項目の値に変更することを示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。項目抽出部213により抽出された項目の値が数値でないとき(例えば、ガイドラインAのページサイズやフォントフェイス)には、ガイドライン更新部214は、管理者端末103から、当該項目の推奨値をどのように変更するかについての指示入力を受け付け、当該指示内容に従って当該項目の推奨値を変更する(当該指示内容を示すデータをウェブサイトガイドライン修正点132として生成し、ウェブサイトガイドライン修正点132に従ってガイドライン121を修正する)。
例えば、フレーム分割数の値がフレーム分割数の推奨値“5”より小さいページaに対するアクセスが、フレーム分割数の値がフレーム分割数の推奨値“5”と同じであるページbに対するアクセスより多くなっている場合、ガイドライン更新部214は、図11に示すようにフレーム分割数の推奨値を、ページaのフレーム分割数の値“1”に変更する。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、ウェブサイトのガイドライン121のメンテナンスを自動的に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
100 ウェブサイトシステム、101 インターネット、102 クライアント端末、103 管理者端末、111 ウェブページ、112 アクセスログ、121 ガイドライン、122 テンプレート、131 ウェブアクセス分析結果、132 ウェブサイトガイドライン修正点、200 ガイドライン管理装置、201 コンテンツ管理システム、211 ウェブページ評価部、212 アクセスログ解析部、213 項目抽出部、214 ガイドライン更新部、215 テンプレート更新部、251 処理装置、252 記憶装置、253 入力装置、254 出力装置、300 ウェブサーバ、901 LCD、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 HDD、921 オペレーティングシステム、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (13)

  1. ウェブページの構成を表す複数の項目と各項目の値の許容範囲とを定義したガイドラインのデータを記憶装置に予め記憶するガイドライン管理装置であって、
    前記ガイドラインに従って作成された複数のウェブページの各々を、前記ガイドラインで定義された複数の項目の各々により評価して、各ウェブページの構成を表す各項目の値を処理装置により特定するウェブページ評価部と、
    各ウェブページに対するアクセスの履歴を記録したアクセスログを解析して、各ウェブページに対するアクセスの多さを処理装置により特定するアクセスログ解析部と、
    前記ウェブページ評価部により特定された各ウェブページの構成を表す各項目の値と前記アクセスログ解析部により特定された各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を処理装置により求め、アクセスの多さと一定以上の相関がある項目を抽出する項目抽出部と、
    前記ガイドラインのデータを記憶装置から読み取り、前記項目抽出部により抽出された項目の値の許容範囲を変更して、読み取ったガイドラインのデータを更新するガイドライン更新部とを備えることを特徴とするガイドライン管理装置。
  2. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値をより大きい値に変更することを特徴とする請求項1に記載のガイドライン管理装置。
  3. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値と当該項目の値の許容範囲の下限値との平均値に変更することを特徴とする請求項2に記載のガイドライン管理装置。
  4. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値をより小さい値に変更することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のガイドライン管理装置。
  5. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値と当該項目の値の許容範囲の上限値との平均値に変更することを特徴とする請求項4に記載のガイドライン管理装置。
  6. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より大きい値が当該項目の値の許容範囲の上限値を超えている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値をより大きい値に変更することを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載のガイドライン管理装置。
  7. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより大きいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より大きい値が当該項目の値の許容範囲の上限値を超えている場合、当該項目の値の許容範囲の上限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値に変更することを特徴とする請求項6に記載のガイドライン管理装置。
  8. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値が数値であり、当該項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より小さい値が当該項目の値の許容範囲の下限値を下回っている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値をより小さい値に変更することを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載のガイドライン管理装置。
  9. 前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値がより小さいウェブページに対するアクセスがより多くなっている場合であって、より小さい値が当該項目の値の許容範囲の下限値を下回っている場合、当該項目の値の許容範囲の下限値を、当該ウェブページの構成を表す当該項目の値に変更することを特徴とする請求項8に記載のガイドライン管理装置。
  10. 前記ガイドライン管理装置は、さらに、
    前記ガイドラインに従って作成され、ウェブページの作成で用いられるテンプレートのデータを記憶装置に予め記憶し、
    前記ガイドライン更新部により前記ガイドラインのデータが更新されると、前記ガイドラインのデータと前記テンプレートのデータとを記憶装置から読み取り、前記ガイドラインに従って前記テンプレートを変更して、読み取ったテンプレートのデータを更新するテンプレート更新部を備えることを特徴とする請求項1から9までのいずれかに記載のガイドライン管理装置。
  11. 前記ウェブページ評価部は、さらに、前記ガイドラインに従って作成された複数のウェブページを比較して、各ウェブページの他のウェブページに対する類似度を評価し、評価した類似度が高いが、特定した各ウェブページの構成を表す複数の項目の少なくとも1つの値が異なるウェブページの組み合わせを処理装置により抽出し、
    前記項目抽出部は、前記ウェブページ評価部により抽出されたウェブページの組み合わせに含まれるウェブページを対象に、前記ウェブページ評価部により特定された各ウェブページの構成を表す各項目の値と前記アクセスログ解析部により特定された各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を求めることを特徴とする請求項1から10までのいずれかに記載のガイドライン管理装置。
  12. 前記ガイドラインは、さらに、各項目の推奨値を定義したものであり、
    前記ガイドライン更新部は、前記項目抽出部により抽出された項目の値の許容範囲に代えて、前記項目抽出部により抽出された項目の推奨値を変更することを特徴とする請求項1に記載のガイドライン管理装置。
  13. ウェブページの構成を表す複数の項目と各項目の値の許容範囲とを定義したガイドラインのデータを記憶装置に予め記憶するガイドライン管理プログラムであって、
    前記ガイドラインに従って作成された複数のウェブページの各々を、前記ガイドラインで定義された複数の項目の各々により評価して、各ウェブページの構成を表す各項目の値を処理装置により特定するウェブページ評価処理と、
    各ウェブページに対するアクセスの履歴を記録したアクセスログを解析して、各ウェブページに対するアクセスの多さを処理装置により特定するアクセスログ解析処理と、
    前記ウェブページ評価処理により特定された各ウェブページの構成を表す各項目の値と前記アクセスログ解析処理により特定された各ウェブページに対するアクセスの多さとに基づいて、項目とアクセスの多さとの相関を処理装置により求め、アクセスの多さと一定以上の相関がある項目を抽出する項目抽出処理と、
    前記ガイドラインのデータを記憶装置から読み取り、前記項目抽出処理により抽出された項目の値の許容範囲を変更して、読み取ったガイドラインのデータを更新するガイドライン更新処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするガイドライン管理プログラム。
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