JP2011115965A - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

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JP2011115965A JP2009273172A JP2009273172A JP2011115965A JP 2011115965 A JP2011115965 A JP 2011115965A JP 2009273172 A JP2009273172 A JP 2009273172A JP 2009273172 A JP2009273172 A JP 2009273172A JP 2011115965 A JP2011115965 A JP 2011115965A
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Hiroyuki Onishi
弘幸 大西
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Abstract

【課題】適切な印刷物を提供する。
【解決手段】媒体をコーティングするコート用インクと、該コート用インクの表面張力よりも低い表面張力を有する画像形成用電磁波硬化型インクと、を前記媒体に吐出するヘッドと、前記画像形成用電磁波硬化型インクに電磁波を照射して、該画像形成用電磁波硬化型インクを硬化させる硬化部と、印刷を行なう際に、前記コート用インクを吐出して前記媒体をコーティングした後、前記画像形成用電磁波硬化型インクを吐出して画像を形成し、その後、前記電磁波を照射して、該画像形成用電磁波硬化型インクを硬化させる硬化処理を実行させるコントローラーであって、前記画像形成領域が、前記コート用インク上に前記画像形成用電磁波硬化型インクが吐出された第一領域と前記コート用インクが吐出されずに前記画像形成用電磁波硬化型インクが吐出された第二領域とを有するようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
インクを媒体に向けて吐出するヘッドを有する印刷装置は既によく知られている。かか
る印刷装置としては、例えば、インクジェットプリンターが知られている。また、当該印
刷装置の中には、紫外線等の電磁波を照射すると硬化する電磁波硬化型インクを使用する
ものがあり、この印刷装置には、電磁波硬化型インクに電磁波を照射して、電磁波硬化型
インクを硬化させる硬化部が備えられている。
特開2009−184206号公報
ところで、上記印刷装置においては、印刷の際に、媒体に向けて吐出された電磁波硬化
型インクが媒体の奥深くに浸透してしまい、奥深くに浸透した電磁波硬化型インクに電磁
波が適切に照射されず、当該電磁波硬化型インクが適切に硬化しない現象が生ずる場合が
あった。特に、媒体として、インク浸透性を有する媒体(例えば、上質紙)を用いる際に
、上記現象の発生が顕著であった。そして、かかる場合には、当該電磁波硬化型インクの
滲みなどにより、適切な印刷物が得られない場合があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、適切な
印刷物を提供することにある。
主たる本発明は、媒体をコーティングするコート用インクと、該コート用インクの表面
張力よりも低い表面張力を有する画像形成用電磁波硬化型インクと、を前記媒体に吐出す
るヘッドと、
前記画像形成用電磁波硬化型インクに電磁波を照射して、該画像形成用電磁波硬化型イ
ンクを硬化させる硬化部と、
印刷を行なう際に、
前記コート用インクを吐出して前記媒体をコーティングする第一吐出処理を前記ヘッド
に実行させてから、前記コート用インクによりコーティングされた前記媒体に前記画像形
成用電磁波硬化型インクを吐出して画像を形成する第二吐出処理を前記ヘッドに実行させ

その後、前記媒体に吐出された前記画像形成用電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射
して、該画像形成用電磁波硬化型インクを硬化させる硬化処理を、前記硬化部に実行させ
るコントローラーであって、
前記画像が形成される前記媒体上の画像形成領域が、前記コート用インク上に前記画像
形成用電磁波硬化型インクが吐出された第一領域と前記コート用インクが吐出されずに前
記画像形成用電磁波硬化型インクが吐出された第二領域とを有するように、
前記第一吐出処理及び前記第二吐出処理を前記ヘッドに実行させるコントローラーと、
を有することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態に係るプリンター1のブロック図である。 プリンター1の概略断面図である。 プリンター1の印刷動作を説明するためのフローチャートである。 画像形成領域とコーティング領域との関係を説明するための概念図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
媒体をコーティングするコート用インクと、該コート用インクの表面張力よりも低い表
面張力を有する画像形成用電磁波硬化型インクと、を前記媒体に吐出するヘッドと、
前記画像形成用電磁波硬化型インクに電磁波を照射して、該画像形成用電磁波硬化型イ
ンクを硬化させる硬化部と、
印刷を行なう際に、
前記コート用インクを吐出して前記媒体をコーティングする第一吐出処理を前記ヘッド
に実行させてから、前記コート用インクによりコーティングされた前記媒体に前記画像形
成用電磁波硬化型インクを吐出して画像を形成する第二吐出処理を前記ヘッドに実行させ

その後、前記媒体に吐出された前記画像形成用電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射
して、該画像形成用電磁波硬化型インクを硬化させる硬化処理を、前記硬化部に実行させ
るコントローラーであって、
前記画像が形成される前記媒体上の画像形成領域が、前記コート用インク上に前記画像
形成用電磁波硬化型インクが吐出された第一領域と前記コート用インクが吐出されずに前
記画像形成用電磁波硬化型インクが吐出された第二領域とを有するように、
前記第一吐出処理及び前記第二吐出処理を前記ヘッドに実行させるコントローラーと、
を有することを特徴とする印刷装置。
かかる印刷装置によれば、適切な印刷物を提供することが可能となる。
また、前記コントローラーは、
前記画像形成領域が複数の前記第一領域と複数の前記第二領域とを有し、かつ、前記第
一領域と前記第二領域とが交互に並ぶように、
前記第一吐出処理及び前記第二吐出処理を前記ヘッドに実行させることとしてもよい。

かかる場合には、より適切な印刷物を提供することが可能となる。
また、前記硬化部は、前記画像形成用電磁波硬化型インクを本硬化させる本硬化部であ
り、
該本硬化部とは別に、前記画像形成用電磁波硬化型インクに電磁波を照射して、該画像
形成用電磁波硬化型インクを仮硬化させる仮硬化部を有し、
前記コントローラーは、
印刷を行なう際に、
前記第一吐出処理を前記ヘッドに実行させてから、前記第二吐出処理を前記ヘッドに実
行させ、
その後、前記媒体に吐出された前記画像形成用電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射
して、該画像形成用電磁波硬化型インクを仮硬化させる仮硬化処理を、前記仮硬化部に実
行させてから、該画像形成用電磁波硬化型インクを本硬化させる本硬化処理を、前記本硬
化部に実行させることとしてもよい。
かかる場合には、画像の画質の劣化を適切に抑止することが可能となる。
また、前記コート用インクはコート用電磁波硬化型インクであり、
前記コントローラーは、
印刷を行なう際に、
前記第一吐出処理を前記ヘッドに実行させてから、前記媒体に吐出された前記コート用
電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射して、該コート用電磁波硬化型インクを仮硬化さ
せる第一仮硬化処理を、前記仮硬化部に実行させ、
その後、前記第二吐出処理を前記ヘッドに実行させてから、前記画像形成用電磁波硬化
型インクを仮硬化させる第二仮硬化処理を、前記仮硬化部に実行させ、
その後、前記本硬化処理を前記本硬化部に実行させることとしてもよい。
かかる場合には、画像の画質の劣化をより適切に抑止することが可能となる。
次に、コート用インクを吐出して前記媒体をコーティングする第一吐出処理、及び、前
記コート用インクによりコーティングされた前記媒体に、該コート用インクの表面張力よ
りも低い表面張力を有する画像形成用電磁波硬化型インクを吐出して画像を形成する第二
吐出処理を実行することと、
前記媒体に吐出された前記画像形成用電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射して、該
画像形成用電磁波硬化型インクを硬化させる硬化処理を実行することと、
を有する印刷方法であって、
前記第一吐出処理及び前記第二吐出処理を実行する際には、
前記画像が形成される前記媒体上の画像形成領域が、前記コート用インク上に前記画像
形成用電磁波硬化型インクが吐出された第一領域と前記コート用インクが吐出されずに前
記画像形成用電磁波硬化型インクが吐出された第二領域とを有するように、前記第一吐出
処理及び前記第二吐出処理を実行することを特徴とする印刷方法。
かかる印刷方法によれば、適切な印刷物を提供することが可能となる。
===プリンター1の概要===
<<<プリンター1の構成について>>>
印刷装置の一例としてインクジェットプリンター(以下、プリンター1と呼ぶ)を例に
挙げ、プリンター1とコンピューター60が接続された印刷システムにて実施形態を説明
する。
図1は、本実施形態のプリンター1の全体構成ブロック図である。図2は、プリンター
1の概略断面図である。外部装置であるコンピューター60から印刷指令(印刷データ)
を受信したプリンター1は、コントローラー10により、各ユニット(搬送ユニット20
、ヘッドユニット30、紫外線照射ユニット40)を制御し、紙Sに画像を形成する。ま
た、プリンター1内の状況を検出器群50が監視し、その検出結果に基づいて、コントロ
ーラー10は各ユニットを制御する。
コントローラー10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インタ
ーフェース部11は、外部装置であるコンピューター60とプリンター1との間でデータ
の送受信を行うためのものである。CPU12は、プリンター1全体の制御を行うための
演算処理装置である。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領
域等を確保するためのものである。CPU12は、メモリー13に格納されているプログ
ラムに従ったユニット制御回路14により各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体の一例としての紙Sを所定の方向(以下、搬送方向という)
に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、図2に示すように、上流側搬
送ローラー23a及び下流側搬送ローラー23bと、ベルト24と、を有する。不図示の
搬送モーターが回転すると、上流側搬送ローラー23a及び下流側搬送ローラー23bが
回転し、ベルト24が回転する。給紙ローラー(不図示)によって給紙された紙Sは、ベ
ルト24によって、印刷可能な領域(ヘッドと対向する領域)まで搬送される。ベルト2
4が紙Sを搬送することによって、紙Sがヘッドユニット30に対して搬送方向に移動す
る。印刷可能な領域を通過した紙Sは、ベルト24によって外部へ排紙される。なお、搬
送中の紙Sは、ベルト24に静電吸着又はバキューム吸着されている。
ヘッドユニット30は、紙にインクを吐出するためのヘッド31を有する。図2に示す
プリンター1では、互いに異なるインクを紙Sに向けて吐出する複数のヘッド31が設け
られている。各ヘッド31の下面にはインク吐出部であるノズルが複数設けられる。各ノ
ズルには、インクが入った圧力室(不図示)と、圧力室の容量を変化させてインクを吐出
させるための駆動素子(例えばピエゾ素子)が設けられている。駆動素子に駆動信号が印
加されることにより、駆動素子は変形し、その変形に伴って圧力室が膨張・収縮すること
によりインクが吐出される。
なお、本実施形態では、インク(インクとは、一般的に、水性インク及び油性インクの
双方を含む概念である)として、電磁波の一例としての紫外線が照射されることによって
硬化する電磁波硬化型インクの一例としての紫外線硬化型インクを用いる。なお、紫外線
硬化型インクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、紫外線の照射を受けると紫外線硬
化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。
プリンター1は、一種類の無色透明の紫外線硬化型インクであるクリアインクClと、
8種類の有色の紫外線硬化型インク、すなわち、ブラックインクK、シアンインクC、マ
ゼンタインクM、イエローインクY、ライトマゼンタインクLm、ライトシアンインクL
c、オレンジインクO、グリーンインクGとを吐出することができるようになっている。
ここで、8種類の有色の紫外線硬化型インクは画像形成用インクとしての役割を果たすが
、クリアインクClは、そのような機能ではなく、紙Sをコーティングするコート用イン
クとしての機能を発揮するようになっている(つまり、8種類の有色の紫外線硬化型イン
ク(以下、単に、有色インクとも呼ぶ)は、画像形成用電磁波硬化型インクに相当し、ク
リアインクClは、コート用インク(コート用電磁波硬化型インク)に相当する)。すな
わち、詳細については後述するが、本実施の形態に係るプリンター1のコントローラー1
0は、コート用インクであるクリアインクClを吐出して紙Sをコーティングする第一吐
出処理をヘッド31に実行させてから、クリアインクClによりコーティングされた紙S
に有色インクを吐出して画像を形成する第二処理をヘッド31に実行させるようになって
いる。なお、本実施の形態においては、有色インクのいずれも、クリアインクClの表面
張力よりも低い表面張力を有している(すなわち、どの有色インクの表面張力もクリアイ
ンクの表面張力よりも低くなっている)。インクの表面張力は、インクへの界面活性剤の
添加量を調整することにより制御することが可能であり、本実施の形態に係るクリアイン
ク及び有色インクの表面張力もかかる方法により制御され、前述した高低関係が実現され
ている。より具体的には、有色インクの各々の表面張力が25mN/m以上30mN/m
以下、クリアインクの表面張力が35mN/m以上40mN/m以下となっている(とな
るように制御されている)。なお、有色インクを吐出して画像を形成する前にクリアイン
クClを吐出して紙Sをコーティングする理由やインクの表面張力について上記高低関係
としている理由等については、後に詳述する。
図2に示すように、クリアインクCl及び8種類の有色インク毎に9つのヘッド31が
設けられている。より具体的には、ヘッド31として、搬送方向の上流側から下流側へ向
かって順に、クリアインクClを吐出するヘッド31(Cl)と、ブラックインクKを吐
出するヘッド31(K)と、シアンインクCを吐出するヘッド31(C)と、マゼンタイ
ンクMを吐出するヘッド31(M)と、イエローインクYを吐出するヘッド31(Y)と
、ライトマゼンタインクLmを吐出するヘッド31(Lm)と、ライトシアンインクLc
を吐出するヘッド31(Lc)と、オレンジインクOを吐出するヘッド31(O)と、グ
リーンインクGを吐出するヘッド31(G)が設けられている。
紫外線照射ユニット40は、ヘッド31が紙Sに向けて吐出したインクに紫外線を照射
してインクを硬化させるためのものである。この紫外線照射ユニット40は、インクに紫
外線を照射してインクを仮硬化させる予備照射部41(仮硬化部に相当)とインクに紫外
線を照射してインクを本硬化させる本照射部42(硬化部及び本硬化部に相当)とを備え
ている。予備照射部41、本照射部42は、インクに紫外線を照射して硬化するランプ(
予備照射部41については、例えば、LED、本照射部42については、例えば、LED
、水銀ランプ、メタルハライドランプ)を有する。
なお、予備照射部41は本照射部42に比べて照射強度の弱い紫外線を照射する。そし
て、このことにより、ヘッド31から吐出されたインクは、予備照射部41にて照射され
る紫外線では完全には硬化せず(仮硬化)、本照射部42にて照射される紫外線によって
完全に硬化することとなる(本硬化)。
本実施形態のプリンター1では、複数のヘッド31により吐出される互いに異なる前述
した9種類のインクの各々を照射するための、複数のヘッド31の各々に対応した複数の
予備照射部41が設けられている。より具体的には、搬送方向の上流側から下流側へ向か
って順に、クリアインクClを吐出するヘッド31(Cl)に対応し、ヘッド31(Cl
)から見て下流側に位置するクリアインクClを照射するための予備照射部41(Cl)
と、ブラックインクKを吐出するヘッド31(K)に対応し、ヘッド31(K)から見て
下流側に位置するブラックインクKを照射するための予備照射部41(K)と、シアンイ
ンクCを吐出するヘッド31(C)に対応し、ヘッド31(C)から見て下流側に位置す
るシアンインクCを照射するための予備照射部41(C)と、マゼンタインクMを吐出す
るヘッド31(M)に対応し、ヘッド31(M)から見て下流側に位置するマゼンタイン
クMを照射するための予備照射部41(M)と、イエローインクYを吐出するヘッド31
(Y)に対応し、ヘッド31(Y)から見て下流側に位置するイエローインクYを照射す
るための予備照射部41(Y)と、ライトマゼンタインクLmを吐出するヘッド31(L
m)に対応し、ヘッド31(Lm)から見て下流側に位置するライトマゼンタインクLm
を照射するための予備照射部41(Lm)と、ライトシアンインクLcを吐出するヘッド
31(Lc)に対応し、ヘッド31(Lc)から見て下流側に位置するライトシアンイン
クLcを照射するための予備照射部41(Lc)と、オレンジインクOを吐出するヘッド
31(O)に対応し、ヘッド31(O)から見て下流側に位置するオレンジインクOを照
射するための予備照射部41(O)と、グリーンインクGを吐出するヘッド31(G)に
対応し、ヘッド31(G)から見て下流側に位置するグリーンインクGを照射するための
予備照射部41(G)と、が備えられている。そして、搬送方向の最も下流側には本照射
部42が一つだけ設けられている。
<<<プリンター1の動作について>>>
ところで、本実施の形態に係るプリンター1は多数の印刷モードを備えている。例を挙
げれば、シアン、マゼンタ、イエローインクを用いてカラー画像を印刷する印刷モード(
以下、第一印刷モードと呼ぶ)、全ての有色インクを用いてカラー画像を印刷する印刷モ
ード(以下、第二印刷モード)等である。そして、前述した9個のヘッド31及び9個の
予備照射部41の全てが、常に、使用されるわけではなく、どのヘッド31及び予備照射
部41が用いられるかは印刷モードに応じて相違することとなる。すなわち、第一印刷モ
ードにより印刷が行われる際には、シアン、マゼンタ、イエローインクに対応した3個の
有色インクを吐出するヘッド31及びこれらに対応した3個の予備照射部41が動作し、
第二印刷モードにより印刷が行われる際には、8個の有色インクを吐出するヘッド31及
びこれらに対応した8個の予備照射部41が動作することとなる。なお、本実施の形態に
おいては、どの印刷モードにおいても、クリアインクClを吐出するヘッド31(Cl)
及びこれに対応した予備照射部41(Cl)は動作する。
以下では、プリンター1の印刷動作について、第一印刷モードによる印刷が行われると
きの動作を例に挙げて、図3及び図4を用いて説明する。図3は、プリンター1の印刷動
作を説明するためのフローチャートである。図4は、画像形成領域とコーティング領域と
の関係を説明するための概念図である。なお、印刷が実行されるときのプリンター1の各
種動作は、主としてコントローラー10により実現される。特に、本実施の形態において
は、メモリー13に格納されたプログラムをCPU12が処理することにより実現される
。そして、このプログラムは、以下に説明する各種の動作を行うためのコードから構成さ
れている。
コントローラー10は、印刷データを受信すると、紙Sをベルト24上に給紙する(ス
テップS1)。
紙Sは、ベルト24により一定の速度で停まることなく搬送され、やがて、ヘッド31
(Cl)と対向する。そして、かかる際に、コントローラー10は、クリアインクClを
吐出して紙Sをコーティングするクリアインク吐出処理(第一吐出処理に相当)を、ヘッ
ド31(Cl)に実行させる(ステップS3)。次に、コントローラー10は、紙Sに吐
出されたクリアインクClに紫外線を照射して、クリアインクClを仮硬化させるクリア
インク仮硬化処理(第一硬化処理に相当)を、予備照射部41(Cl)に実行させる(ス
テップS5、この間、紙Sの搬送動作は継続している)。
次に、コントローラー10は、クリアインクによりコーティングされた紙Sに有色イン
クを吐出して画像を形成する有色インク吐出処理(第二吐出処理に相当)をヘッド31に
実行させてから、紙Sに吐出された有色インクに紫外線を照射して、当該有色インクを仮
硬化させる有色インク仮硬化処理(仮硬化処理及び第二仮硬化処理に相当)を、予備照射
部41に実行させる。より具体的には、コントローラー10は、先ず、紙Sにシアンイン
クCを吐出するシアンインク吐出処理を、ヘッド31(C)に実行させる(ステップS7
)。次に、コントローラー10は、シアンインクCに紫外線を照射して、シアンインクC
を仮硬化させるシアンインク仮硬化処理を、予備照射部41(C)に実行させる(ステッ
プS9)。コントローラー10は、その後、順に、ヘッド31(M)、予備照射部41(
M)、ヘッド31(Y)、予備照射部41(Y)を制御して、マゼンタインク吐出処理、
マゼンタインク仮硬化処理、イエローインク吐出処理、イエローインク仮硬化処理を実行
する(ステップS11、S13、S15、S17、ここで、インク吐出及び予備照射は終
了する)。
予備照射の終了後、コントローラー10は、媒体に吐出されたインク(本実施の形態に
おいては、クリアインク及び3種類の有色インク)に紫外線を照射して、当該インクを本
硬化させる本硬化処理を、本照射部42に実行させる(ステップS19)。そして、この
ことにより、紙S上への画像の印刷が完了し、当該紙Sは外部へ排紙される(ステップS
21)。
なお、本実施の形態においては、図4に示すように、コントローラー10が、紙S上の
全領域にコーティングを施すのではなく、画像が形成される画像形成領域に対応させてコ
ーティングを施す。図4の左図においては、画像形成領域が右上がり斜線部で、コーティ
ングされるコーティング領域が右下がり斜線部で表されている。本図から明らかなように
、本実施形態においては、コーティング領域が画像形成領域そのものとなっている。
しかしながら、これらの領域を微視的に見ると、図4の右図に示すように、画像形成領
域の中には、コーティングされずに画像が形成された領域が存在している。図4の右図は
、図4の左図の一部を大きく拡大した図であり、画素レベルでのインクの様子を示したも
のである。各々の丸は各画素(又は、当該画素に吐出されたインク)を模式的に表してお
り、そのうち、黒丸は、クリアインクCl上に有色インクが吐出された第一領域の一例と
しての第一画素を、白丸は、クリアインクClが吐出されずに有色インクが吐出された第
二領域の一例としての第二画素を、それぞれ示している。
本図から明らかなように、本実施の形態に係るコントローラー10は、画像が形成され
る紙S上の画像形成領域が、クリアインクCl上に有色インクが吐出された第一画素と、
クリアインクClが吐出されずに有色インクが吐出された第二画素とを有するように、前
述したクリアインク吐出処理及び色インク吐出処理をヘッド31に実行させる。また、コ
ントローラー10は、前記画像形成領域が複数の当該第一画素と複数の当該第二画素とを
有し、かつ、当該第一画素と当該第二画素とが交互に並ぶように、クリアインク吐出処理
及び色インク吐出処理をヘッド31に実行させる。
換言すると、コントローラー10(ヘッド31)は、先ず、クリアインク吐出処理にお
いて、クリアインクClを疎らに(間引いて)吐出する。本実施の形態においては、クリ
アインクClが吐出された画素(第一画素に相当)に隣接する隣接画素(第二画素に相当
)にはクリアインクClが吐出されず、クリアインクClが吐出されない画素(第二画素
に相当)に隣接する隣接画素(第一画素に相当)にはクリアインクClが吐出されるよう
に(すなわち、吐出されたクリアインクが市松模様を形成するように)、クリアインクC
lの吐出を行なう。そして、コントローラー10(ヘッド31)は、その後の有色インク
吐出処理において、第一画素及び第二画素に有色インクを吐出する。
なお、本実施形態においては、コンピューター60から受信し、画像形成領域の情報(
換言すれば、どの画素に有色インクが吐出されるかについての情報)を有している前記印
刷データに基づいて、コントローラー10がコーティング領域(換言すれば、クリアイン
クClを吐出する画素)を決定するようになっているが、これに限定されるものではなく
、コンピューター60側で印刷データに基づいてコーティング領域を決定し、決定された
コーティング領域の情報が印刷データと共に、プリンター1に送られることとしてもよい
===本実施の形態に係るプリンター1の有効性について===
上述した通り、本実施の形態に係るプリンター1は、紙Sをコーティングするコート用
のクリアインクClと、該クリアインクClの表面張力よりも低い表面張力を有する画像
形成用の有色インクと、を紙Sに吐出するヘッド31と、有色インクに紫外線を照射して
、該有色インクを硬化させる本照射部42と、印刷を行なう際に、クリアインクClを吐
出して紙Sをコーティングするクリアインク吐出処理をヘッド31(Cl)に実行させて
から、クリアインクClによりコーティングされた紙Sに有色インクを吐出して画像を形
成する有色インク吐出処理をヘッド31に実行させ、その後、紙Sに吐出された有色イン
クに紫外線を照射して、有色インクを本硬化させる本硬化処理を、本照射部42に実行さ
せるコントローラー10であって、画像が形成される紙S上の画像形成領域が、クリアイ
ンクCl上に有色インクが吐出された第一画素とクリアインクClが吐出されずに有色イ
ンクが吐出された第二画素とを有するように、クリアインク吐出処理及び色インク吐出処
理をヘッド31に実行させるコントローラー10と、を有している。そして、このことに
より、適切な印刷物を提供することが可能となる。
上記につき、本実施の形態に係るプリンター1と比較例に係るプリンター1とを比較し
ながら説明する。コントローラー10が、有色インクを紙に吐出して画像を形成する有色
インク吐出処理をヘッド31に実行させ、その後、紙Sに吐出された有色インクに紫外線
を照射して、有色インクを本硬化させる本硬化処理を、本照射部42に実行させる点につ
いて、比較例に係るプリンター1は、本実施の形態に係るプリンター1と同様である。し
かしながら、比較例に係るプリンター1には、コート用のクリアインクClを紙Sに吐出
するヘッド31(Cl)が設けられておらず、当該プリンター1においては、有色インク
を吐出して画像を形成する前にクリアインクClを吐出して紙Sをコーティングすること
はない。そのため、比較例に係るプリンター1には、以下に説明する問題が生じ得る。
すなわち、印刷の際に、有色インク吐出処理において紙Sに吐出された有色インクが紙
Sの奥深く(すなわち、紙の厚み方向における奥深く)に浸透してしまい、本硬化処理に
おいて奥深くに浸透した有色インクに紫外線が適切に照射されず、当該有色インクが適切
に硬化しない現象が生ずる場合がある(特に、インク浸透性を有する媒体(例えば、上質
紙)を用いる際に、上記現象の発生が顕著である)。そして、かかる場合には、有色イン
クの硬化不良に起因した問題(有色インクの滲みなど)により、画像の画質の劣化が生じ
得る。さらに、有色インクの硬化不良に起因して、紫外線硬化型インク特有の臭気が残る
という問題も生じ得る。このように、比較例に係るプリンター1においては、適切な印刷
物が得られない場合がある。
これに対し、本実施の形態においては、有色インクの表面張力よりも高い表面張力を有
するクリアインクClを吐出して紙Sをコーティングしてから、クリアインクClにより
コーティングされた紙Sに、クリアインクClの表面張力よりも低い表面張力を有する有
色インクを吐出して画像を形成する。そのため、クリアインクClが有色インクをブロッ
クする効果により、有色インクが紙Sの奥深くまで浸透することが抑制される(また、紫
外線が有色インクに適切に照射されない現象の発生が抑制される)。したがって、有色イ
ンクの硬化不良に起因した問題(有色インクの滲みなど)が抑えられ、画像の画質の劣化
が抑止されることとなる。
また、より高い表面張力を有するクリアインクClでコーティングが成されるので、当
該クリアインクClは比較例における有色インクほど紙Sに浸透せず(当然のことながら
、インクの表面張力が高いほど紙Sへの浸透度合いは小さくなる)、したがって、クリア
インクClが紙Sの奥深くまで浸透することによる問題の発生も抑制され、この点でも、
画像の画質の劣化が抑止される。
さらに、より低い表面張力を有する有色インクがコーティングされた紙Sに吐出される
ため、所謂はじき(凝集ムラ。すなわち、表面張力が高いことによる影響でインクが凝集
する現象が生じて、インクが塊となった部分とインクが存在しなくなった部分とが発生す
ることとなり、ムラになってしまう現象)の発生も抑制され、この点でも、画像の画質の
劣化が抑止されることとなる。
また、画像の画質の観点のみならず、臭気の観点からも、以下に説明するように、本実
施の形態は優位性を有する。すなわち、クリアインクClが有色インクをブロックする効
果により、有色インクが紙Sの奥深くまで浸透することが抑制される(また、紫外線が有
色インクに適切に照射されない現象の発生が抑制される)。したがって、有色インクの硬
化不良に起因して紫外線硬化型インク特有の臭気が残るという問題の発生が、抑止される
こととなる。
さらに、より高い表面張力を有するクリアインクClでコーティングが成されるので、
当該クリアインクClは比較例における有色インクほど紙Sに浸透せず、したがって、ク
リアインクClが紙Sの奥深くまで浸透することにより紫外線がクリアインクClに適切
に照射されず前記臭気が残るという問題の発生も、抑止されることとなる。
また、本実施の形態においては、クリアインクClを疎らに(間引いて)吐出する(す
なわち、画像が形成される紙S上の画像形成領域が、クリアインクCl上に有色インクが
吐出された第一画素と、クリアインクClが吐出されずに有色インクが吐出された第二画
素とを有するように、クリアインク吐出処理及び色インク吐出処理をヘッド31に実行さ
せる)ため、本実施の形態は、以下のような優位性を有する。クリアインクClを、疎ら
に(間引いて)吐出するのではなく、所謂クリアインクのベタ画像ができるようにクリア
インクを吐出する場合には、前述したブロック効果(すなわち、クリアインクClが有色
インクをブロックする効果)の点では完璧な状況となるものの、別の問題が生じ得る。す
なわち、クリアインクの吐出量が余りにも多すぎるため、当該クリアインクの紙Sへの浸
透効果が大きくなり過ぎて裏抜けが発生し、両面印刷等において不具合をきたす可能性が
ある。これに対し、本実施の形態においては、クリアインクClを疎らに(間引いて)吐
出しても画像形成用の有色インクとは異なり画像自体が崩れることはないことに着目し、
クリアインクClを疎らに(間引いて)吐出することとした。そのため、前記不具合の発
生を抑止しつつ、ブロッキング効果も適切に発揮させることができる(すなわち、前記不
具合と、画像の画質の劣化や臭気の問題と、をバランス良く緩和することができる)。そ
して、以上のことから、本実施の形態に係るプリンター1によれば、適切な印刷物を提供
することが可能となる。
さらに、本実施の形態においては、コントローラー10が、前記画像形成領域が複数の
第一画素と複数の第二画素とを有し、かつ、当該第一画素と当該第二画素とが交互に並ぶ
ように(より具体的には、市松模様が形成されるように)、クリアインク吐出処理及び色
インク吐出処理をヘッド31に実行させるので、前記不具合が偏って顕著となってしまう
箇所や画像の画質の劣化や臭気の問題が偏って顕著となってしまう箇所が生じることが抑
制され、これらの問題をより一層バランス良く緩和することが可能となる。そのため、よ
り適切な印刷物を提供することが可能となる。
===その他の実施の形態===
上記の実施の形態は、主として印刷装置について記載されているが、印刷方法等の開示
も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり
、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することな
く、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない
。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
また、上記実施の形態においては、印刷装置をインクジェットプリンターに具体化した
が、この限りではなく、本発明は他の印刷装置に適用することもできる。また、インクジ
ェットプリンターとして所謂ラインプリンタを例に挙げたが、本発明は所謂シリアルプリ
ンタに適用することもできる。
また、上記実施の形態においては、電磁波硬化型インクとして紫外線硬化型インクを例
に挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、電子線、X線、可視光線、赤外線
等の電磁波で硬化するインクであってもよい。
また、上記実施の形態においては、媒体として紙Sを例に挙げたが、これに限定される
ものではない。例えば、布であってもよい。
また、上記実施の形態においては、コート用インクとしてクリアインクClを例に挙げ
たが、これに限定されるものではない。例えば、白インクであってもよいし、メタリック
インクであってもよい。
また、上記実施の形態においては、印刷を行なう際に、クリアインク吐出処理をヘッド
31に実行させてから、有色インク吐出処理をヘッド31に実行させ、その後、紙Sに吐
出された有色インクに紫外線を照射して、該有色インクを仮硬化させる仮硬化処理を、予
備照射部41に実行させてから、該有色インクを本硬化させる本硬化処理を、本照射部4
2に実行させることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、仮硬化処理が実
行されず、したがって、予備照射部41の無いプリンター1にも本発明を適用することが
できる。
ただし、上記実施の形態のように仮硬化処理が実行される場合の方が、実行されない場
合と比べて、仮硬化処理によるインクの粘度上昇に起因したインクの浸透の緩和効果(イ
ンクが仮硬化によりあまり浸透しなくなる)が発揮されるため、より画像の画質の劣化が
抑止されることとなる(また、臭気が残るという問題の発生も、より適切に抑止される)
また、上記実施の形態においては、印刷を行なう際に、クリアインク吐出処理をヘッド
31に実行させてから、紙Sに吐出されたクリアインクClに紫外線を照射して、該クリ
アインクClを仮硬化させるクリアインク仮硬化処理を、予備照射部41(Cl)に実行
させ、その後、有色インク吐出処理をヘッド31に実行させてから、有色インクを仮硬化
させる有色インク仮硬化処理を、予備照射部41に実行させ、その後、本硬化処理を本照
射部42に実行させることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、クリアイ
ンク吐出処理と有色インク吐出処理との間のクリアインク仮硬化処理はなく、クリアイン
ク及び有色インク吐出処理が全て終わった後に、仮硬化処理及び本硬化処理が実行される
プリンター1にも本発明を適用することができる。
ただし、上記実施の形態のようにクリアインク仮硬化処理が実行される場合の方が、実
行されない場合と比べて、クリアインク仮硬化処理によるクリアインクの粘度上昇に起因
したクリアインクの浸透の緩和効果(クリアインクが仮硬化によりあまり浸透しなくなる
)が発揮されるため、より一層画像の画質の劣化が抑止されることとなる(また、臭気が
残るという問題の発生も、より一層適切に抑止される)。
1 プリンター、10 コントローラー、11 インターフェース部、12 CPU、1
3 メモリー、14 ユニット制御回路、20 搬送ユニット、23a 上流側搬送ロー
ラー、23b 下流側搬送ローラー、24 ベルト、30 ヘッドユニット、31 ヘッ
ド、40 紫外線照射ユニット、41 予備照射部、42 本照射部、50 検出器群

Claims (5)

  1. 媒体をコーティングするコート用インクと、該コート用インクの表面張力よりも低い表
    面張力を有する画像形成用電磁波硬化型インクと、を前記媒体に吐出するヘッドと、
    前記画像形成用電磁波硬化型インクに電磁波を照射して、該画像形成用電磁波硬化型イ
    ンクを硬化させる硬化部と、
    印刷を行なう際に、
    前記コート用インクを吐出して前記媒体をコーティングする第一吐出処理を前記ヘッド
    に実行させてから、前記コート用インクによりコーティングされた前記媒体に前記画像形
    成用電磁波硬化型インクを吐出して画像を形成する第二吐出処理を前記ヘッドに実行させ

    その後、前記媒体に吐出された前記画像形成用電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射
    して、該画像形成用電磁波硬化型インクを硬化させる硬化処理を、前記硬化部に実行させ
    るコントローラーであって、
    前記画像が形成される前記媒体上の画像形成領域が、前記コート用インク上に前記画像
    形成用電磁波硬化型インクが吐出された第一領域と前記コート用インクが吐出されずに前
    記画像形成用電磁波硬化型インクが吐出された第二領域とを有するように、
    前記第一吐出処理及び前記第二吐出処理を前記ヘッドに実行させるコントローラーと、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記コントローラーは、
    前記画像形成領域が複数の前記第一領域と複数の前記第二領域とを有し、かつ、前記第
    一領域と前記第二領域とが交互に並ぶように、
    前記第一吐出処理及び前記第二吐出処理を前記ヘッドに実行させることを特徴とする印
    刷装置。
  3. 請求項1及び請求項2に記載の印刷装置において、
    前記硬化部は、前記画像形成用電磁波硬化型インクを本硬化させる本硬化部であり、
    該本硬化部とは別に、前記画像形成用電磁波硬化型インクに電磁波を照射して、該画像
    形成用電磁波硬化型インクを仮硬化させる仮硬化部を有し、
    前記コントローラーは、
    印刷を行なう際に、
    前記第一吐出処理を前記ヘッドに実行させてから、前記第二吐出処理を前記ヘッドに実
    行させ、
    その後、前記媒体に吐出された前記画像形成用電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射
    して、該画像形成用電磁波硬化型インクを仮硬化させる仮硬化処理を、前記仮硬化部に実
    行させてから、該画像形成用電磁波硬化型インクを本硬化させる本硬化処理を、前記本硬
    化部に実行させることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置において、
    前記コート用インクはコート用電磁波硬化型インクであり、
    前記コントローラーは、
    印刷を行なう際に、
    前記第一吐出処理を前記ヘッドに実行させてから、前記媒体に吐出された前記コート用
    電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射して、該コート用電磁波硬化型インクを仮硬化さ
    せる第一仮硬化処理を、前記仮硬化部に実行させ、
    その後、前記第二吐出処理を前記ヘッドに実行させてから、前記画像形成用電磁波硬化
    型インクを仮硬化させる第二仮硬化処理を、前記仮硬化部に実行させ、
    その後、前記本硬化処理を前記本硬化部に実行させることを特徴とする印刷装置。
  5. コート用インクを吐出して前記媒体をコーティングする第一吐出処理、及び、前記コー
    ト用インクによりコーティングされた前記媒体に、該コート用インクの表面張力よりも低
    い表面張力を有する画像形成用電磁波硬化型インクを吐出して画像を形成する第二吐出処
    理を実行することと、
    前記媒体に吐出された前記画像形成用電磁波硬化型インクに前記電磁波を照射して、該
    画像形成用電磁波硬化型インクを硬化させる硬化処理を実行することと、
    を有する印刷方法であって、
    前記第一吐出処理及び前記第二吐出処理を実行する際には、
    前記画像が形成される前記媒体上の画像形成領域が、前記コート用インク上に前記画像
    形成用電磁波硬化型インクが吐出された第一領域と前記コート用インクが吐出されずに前
    記画像形成用電磁波硬化型インクが吐出された第二領域とを有するように、前記第一吐出
    処理及び前記第二吐出処理を実行することを特徴とする印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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