JP2011113557A - タッチデバイスの位置決め装置および位置決め方法 - Google Patents

タッチデバイスの位置決め装置および位置決め方法 Download PDF

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Abstract

【目的】タッチデバイスの全てのタッチポイントを効果的に位置決めすることのできるタッチデバイスの位置決め方法を提供する。
【解決手段】この位置決め方法は、まず、コントローラを提供して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定する。タッチ媒体がタッチパネルに触れると、コントローラは、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する。また、コントローラは、ピーク容量検出差分値およびピーク容量検出差分値に近隣する第1近隣容量検出差分値に基づいて補間計算を行い、タッチ媒体のタッチポイントの座標を獲得する。
【選択図】図2A

Description

本発明は、タッチデバイスの位置決め装置および位置決め方法に関するものであり、特に、タッチデバイスの境界領域にあるタッチポイントを位置決めするための位置決め装置および位置決め方法である。
技術の発達に伴い、ノート型パソコン、携帯電話、または携帯マルチメディアプレイヤー(portable multimedia player, PMP)等の電子デバイスのほとんどは、新しい入力インターフェースとして、通常、タッチパネルを備えている。タッチパネルは、抵抗膜方式(resistant)タッチパネル、静電容量方式(capacitive)タッチパネル、赤外線方式(infrared ray)タッチパネル、超音波方式(ultrasonic wave)タッチパネル等に分類することができ、そのうち抵抗膜方式タッチパネルと静電容量方式タッチパネルが最も一般的な商品となっている。静電容量方式タッチパネルを指または導電材料で触れたり、近づいたりすると、タッチパネルは容量変化を引き起こす。タッチパネルが容量変化を検出すると、指または導電材料が触れたり、近づいたりした位置を判断して、その位置に対応する機能を実行することができる。
先行技術によると、静電容量方式タッチパネルのタッチポイントの位置は、重心計算(centroid calculation)によって決定される。図1を参照すると、図1は、静電容量方式タッチパネル100に触れた時の状態を示す概略図である。ここで、静電容量方式タッチパネル100は、垂直軸上の容量検出差分値(capacitance detection differential value)を検出する検出ユニットCIN8〜CIN15と、水平軸上の容量検出差分値を検出する検出ユニットCIN0〜CIN7とを備える。タッチポイントP1が静電容量方式タッチパネル100に接触した時、静電容量方式タッチパネル100によって、容量検出差分値の分散グラフ(distribution graph)120および110が、垂直軸(Y軸)と水平軸(X軸)にそれぞれ生成される。Y軸において、タッチポイントP1は、主に、検出ユニットCIN14によって検出された領域に接触する。そのため、容量検出差分値の分散グラフ120が検出ユニットCIN14に対応する位置で、ピーク値が生成され、検出ユニットCIN13およびCIN15によって、ピーク値よりも小さい容量検出差分値が伝送される。タッチポイントP1のY座標は、検出ユニットCIN13〜CIN15によって伝送された容量検出差分値および対応する座標に基づいて、重心計算で得ることができる。
重心計算は、下記の式によって表される。
Figure 2011113557
ここで、POSは、検出されたタッチポイントの座標を表し、タッチポイントで生成されたピーク値は、検出ユニットCINに対応する。Ci−1、C、およびCi+1は、検出ユニットCINi−1、CIN、およびCINi+1によって伝送された容量検出差分値を示す。Pi−1、P、およびPi+1は、検出ユニットCINi−1、CIN、およびCINi+1に対応する座標を示す。
しかしながら、図1に示すように、タッチポイントP1が静電容量方式タッチパネル100の右端に接触した時、X軸上には、検出ユニットCIN6およびCIN7によって伝送された2つの容量検出差分値しか得ることができない。そのため、上述した重心計算式による方法は、タッチポイントP1のX座標を算出するには適切ではない。
本発明は、2種類のタッチデバイスの位置決め方法をそれぞれ提供する。この位置決め方法を適用することによって、タッチパネルの端にあるタッチポイントを効果的に位置決めして、タッチポイントの座標を獲得することができる。
本発明は、さらに、タッチパネルの端にあるタッチポイントを効果的に位置決めして、タッチポイントの座標を算出する2種類のタッチデバイスを提供する。
本発明において、タッチデバイスの位置決め方法を提供する。この位置決め方法は、まず、コントローラを提供して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定する。タッチ媒体がタッチパネルに触れると、コントローラは、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する。また、コントローラは、ピーク容量検出差分値およびピーク容量検出差分値に近隣する第1近隣容量検出差分値に基づいて補間計算(interpolation calculation)を行い、タッチ媒体のタッチポイントの座標を獲得する。
本発明のある実施形態中、位置決め方法は、さらに、ピーク容量検出差分値が境界領域に出現しなかった時に、コントローラにピーク容量検出差分値およびピーク容量検出差分値に近隣する2つの第2近隣容量検出差分値を提供して計算を行い、タッチポイントの座標を獲得することを含む。
本発明のある実施形態中、位置決め方法は、さらに、コントローラを使用してダミー容量検出差分値のセットアップ状態を検出することと、そのセットアップ状態に基づいて、ダミー容量検出差分値、ピーク容量検出差分値、および第1近隣容量検出差分値の計算を行い、タッチポイントの座標を獲得することとを含む。
本発明のある実施形態中、位置決め方法は、さらに、コントローラを使用して、少なくとも第1タイムポイントで、タッチ媒体がタッチパネルの非境界領域に触れた時に生成された複数の第1容量検出差分値を検出して獲得することを含む。次に、コントローラは、第2タイムポイントで、タッチ媒体がタッチパネルの境界領域に触れた時に生成された複数の第2容量検出差分値を検出して獲得する。最後に、コントローラを提供して、第1容量検出差分値および第2容量検出差分値を用いて、ダミー容量検出差分値を計算する。
本発明のある実施形態中、ダミー容量検出差分値は、第1容量検出差分値の合計値の平均と第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい。
本発明のある実施形態中、ダミー容量検出差分値は、第1容量検出差分値の合計値と第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい。
本発明のある実施形態中、タッチ媒体は、少なくとも第1タイムポイントで、タッチパネルの非境界領域内で移動する。
本発明のある実施形態中、位置決め方法は、さらに、バッファメモリを提供して、ダミー容量検出差分値を保存する。
本発明において、タッチデバイスの別の位置決め方法を提供する。この位置決め方法は、まず、コントローラを提供して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定し、コントローラにダミー容量検出差分値を提供する。タッチ媒体がタッチパネルに触れた時、コントローラは、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する。それから、ダミー容量検出差分値、ピーク容量検出差分値、およびピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて、タッチポイントの座標を算出する。
本発明において、タッチパネルおよびコントローラを備えたタッチデバイスをさらに提供する。コントローラは、タッチパネルに接続され、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定する。タッチ媒体がタッチパネルに触れた時、コントローラは、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する。また、コントローラは、ピーク容量検出差分値およびピーク容量検出差分値に近隣する第1近隣容量検出差分値に基づいて補間計算を行い、タッチ媒体のタッチポイントの座標を獲得する。
本発明において、タッチパネルおよびコントローラを備えた別のタッチデバイスを提供する。コントローラは、タッチパネルに接続され、ダミー容量検出差分値を受信する。コントローラを使用して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定する。タッチ媒体がタッチパネルに触れた時、コントローラは、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する。コントローラは、また、ダミー容量検出差分値、ピーク容量検出差分値、およびピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて、タッチポイントの座標を算出する。
以上のように、本発明は、ダミー容量検出差分値を生成して、タッチ媒体がタッチパネルの境界領域に触れた時に、不足する容量検出差分値を補充することによって、タッチポイントの座標を算出する。また、ダミー容量検出差分値が効果的に生成されなかった時には、タッチ媒体がタッチパネルの境界領域に触れた時に生成されたピーク容量検出差分値および近隣容量検出差分値に基づいて補間計算を行うことによって、タッチ媒体のタッチポイントの座標を獲得する。
本発明の上記及び他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。
静電容量方式タッチパネル100に触れた時の状態を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るタッチデバイスの位置決め方法を示すフローチャートである。 図2Aの実施形態に係るタッチデバイス200に触れた時の状態を示す概略図である。 本発明の別の実施形態に係るタッチデバイスの位置決め方法を示すフローチャートである。 図3Aの実施形態に係るタッチデバイス300のタッチパネル310を示す概略図である。 本発明のさらに別の実施形態に係るタッチデバイスの位置決め方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るタッチデバイス500を示す概略図である。
図2Aを参照すると、図2Aは、本発明の実施形態に係るタッチデバイスの位置決め方法を示すフローチャートである。この位置決め方法は、まず、コントローラを提供して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定する(ステップS210)。境界領域とは、ここでは、タッチポイントがタッチパネルに接触した時に、タッチデバイスが2つの有効な容量検出差分値しか伝送できない領域を言う。図2Aおよび図2Bを参照すると、図2Bは、図2Aの実施形態に係るタッチデバイス200に触れた時の状態を示す概略図である。図2Bにおいて、タッチデバイス200は、タッチパネル210と、水平軸上の検出ユニットCIN0〜CIN7とを備える。タッチポイントがタッチパネル210の上にある時、検出ユニットCIN0〜CIN7は、水平軸上の容量検出差分値を検出して、伝送する。
タッチ媒体がタッチパネル210に触れると、コントローラは、複数の容量検出差分値CDC0〜CDC7の最大値を検出する。つまり、コントローラは、ピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する(ステップS220)。図2Bにおいて、タッチポイントP2がタッチパネル210の左の領域に触れると、それに応じて、検出ユニットCIN0〜CIN7が容量検出差分値CDC0〜CDC7を伝送する。ここで、タッチポイントP2は、検出ユニットCIN0に比較的近いため、検出ユニットCIN0によって伝送された容量検出差分値CDC0が、容量検出差分値CDC0〜CDC7の中の最大(ピーク)の容量検出差分値になる。
上述したように、タッチポイントP2がタッチパネル210の境界領域に触れた時、タッチデバイス200は、2つの有効な容量検出差分値しか伝送することができない。本実施形態において、これら2つの有効な容量検出差分値は、検出ユニットCIN0によって伝送されたピーク容量検出差分値CDC0、および検出ユニットCIN1によって伝送された容量検出差分値CDC1を指す。
実際には、ノイズや他の要因によって、タッチパネル210に触れていない状況でも、検出ユニットによって伝送される容量検出差分値が0でない可能性もあることに注意されたい。ここで、検出ユニットによって伝送された容量検出差分値が有効な容量検出差分値であることを確認するためには、通常、容量検出差分値がしきい値よりも大きいかどうかを判断する。簡潔に説明すると、検出ユニットによって伝送された容量検出差分値がしきい値よりも大きい場合、容量検出差分値は有効であるものとみなされる。
図2Aおよび図2Bを参照すると、ステップS220において、ピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを判断する。これは、タッチポイントの座標が従来の3点重心計算では位置決めすることができないことを意味する。したがって、ピーク容量検出差分値およびピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて補間計算を行い、タッチ媒体のタッチポイントの座標を獲得する。図2Bにおいて、タッチポイントP2がタッチパネル210に接触すると、検出ユニットCIN0がピーク容量検出差分値CDC0を生成し、検出ユニットCIN1が近隣容量検出差分値CDC1を生成する。ここで、水平軸上のタッチポイントP2の座標は、ピーク容量検出差分値CDC0および近隣容量検出差分値CDC1に基づいて補間計算を行うことによって得られる。この計算は、下記の式(1)で示される:
Figure 2011113557
ここで、スキャンラインの幅を32に設定した時、例えば、検出ユニットCIN0は、タッチパネル210の水平軸が0の時のタッチ状態と相関し、検出ユニットCIN1は、タッチパネル210の水平軸が(スキャンラインの幅の2倍を追加した)64の時のタッチ状態と相関する。
一方、別のタッチポイントP3を例に挙げると、タッチポイントP3がタッチパネル210の右の領域に現れた時、検出ユニットCIN7がピーク容量検出差分値CDC7を生成し、検出ユニットCIN6が近隣容量検出差分値CDC6を生成する。水平軸上のタッチポイントP3の座標に行う計算は、以下の式(2)で示される:
Figure 2011113557
この式において、検出ユニットCIN7は、水平軸が256の時のタッチ状態と相関し、検出ユニットCIN6は、水平軸が(スキャンラインの幅の2倍である64を256から差し引いた)192の時のタッチ状態と相関する。
なお、上記の説明は、タッチポイントP2およびP3が水平軸上に置かれている時の状況に対するものであることに注意されたい。事実上、垂直軸上のタッチポイントP2およびP3の位置決め方法は、水平軸上のタッチポイントP2およびP3の位置決め方法と同じである。これらの相違点は、垂直軸上の検出ユニットによって伝送された容量検出差分値は、垂直軸上のタッチポイントP2およびP3の位置決め方法に使用されることである。垂直軸上のタッチポイントP2およびP3の位置決め方法の詳細は、水平軸上の位置決め方法に類似するため、ここでは説明を省略する。
以上の説明からわかるように、タッチ媒体がタッチパネルの境界領域に触れた時、タッチポイントの水平座標は、上記の式(1)または(2)によって算出され、左の境界領域または右の境界領域に触れているタッチ媒体によって判断される。そのため、境界領域に出現したタッチポイントを位置決めする時に生じる問題を解決することができる。
当然、タッチポイントがタッチパネルの境界領域に出現しなかった場合、タッチポイントの座標は、従来の重心計算の方法で位置決めすることができる。
言及すべきこととして、上述したタッチ媒体は、例えば、静電容量タッチパネルが容量検出差分値を生成することのできるスタイラス(stylus)または指でもよい。また、上述したコントローラは、タッチデバイス200に設置され、計算能力を備えた回路(例えば、マイクロプロセッサ)を指す。
図3Aを参照すると、図3Aは、本発明の別の実施形態に係るタッチデバイスの位置決め方法を示すフローチャートである。本実施形態において、まず、コントローラを提供して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定し(ステップS310)、コントローラがダミー容量検出差分値を受信する(ステップS320)。図3Aおよび3Bを参照すると、図3Bは、図3Aの実施形態に係るタッチデバイス300のタッチパネル310を示す概略図である。図3Bにおいて、タッチデバイス300は、物理的なタッチパネル310だけでなく、タッチパネル310の左側および右側にそれぞれあるダミースキャンライン320および330も備える。本実施形態において、タッチ媒体がタッチパネル310の境界領域に触れた時、ダミースキャンライン320および330は、それに応じて、ダミー容量検出差分値を伝送する。ここで、タッチ媒体がタッチパネル310の左の境界領域に触れた時、ダミースキャンライン320がダミー容量検出差分値CDC−1を伝送する。反対に、タッチ媒体がタッチパネル310の右の境界領域に触れた時、ダミースキャンライン330がダミー容量検出差分値CDC8を伝送する。したがって、ダミースキャンラインが利用可能な時に、ダミー容量検出差分値を提供して、従来の重心計算でタッチポイントの座標を位置決めすることができる。
ダミー容量検出差分値CDC−1およびCDC8は、メモリ(図示せず)に保存され、本実施形態のステップS320のコントローラによって読み取ることができる。ダミー容量検出差分値CDC−1およびCDC8は、固定値、または動的にいつでも更新することのできる値のいずれかである。ダミー容量検出差分値CDC−1およびCDC8を動的にいつでも更新できる場合のダミー容量検出差分値CDC−1およびCDC8の計算については、後の段落で詳しく説明する。
図3Aおよび図3Bを参照すると、コントローラがダミー容量検出差分値を受信した後、タッチ媒体がタッチパネル310に触れると、コントローラは、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する(ステップS330)。つまり、コントローラは、タッチポイントがタッチパネル310の境界領域に出現したかどうかを検出してから、検出結果に基づいて、座標を算出するための適切な方法を決定する。
いったんタッチポイントがタッチパネル310の境界領域に出現すると、コントローラは、ダミー容量検出差分値、ピーク容量検出差分値、およびピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて、タッチポイントの座標を算出する(ステップS330)。当然のこととして、タッチ媒体がタッチパネル310の境界領域に触れた時、タッチデバイス300は2つの容量検出差分値しか伝送しないことに注意されたい。しかしながら、物理的なタッチパネル310に生成された2つの容量検出差分値の他に、ダミー容量検出差分値が利用可能である場合、タッチポイントの座標は、従来の3点重心計算の方法で算出することができる。
以下の実施形態でダミー容量検出差分値を獲得する方法について説明し、本分野において通常の知識を有する者が本発明をより理解できるようにする。
まず、少なくとも第1タイムポイントで、コントローラは、タッチ媒体がタッチパネル310の非境界領域に触れた時に生成された複数の第1容量検出差分値を検出して獲得する。次に、第1タイムポイントとは異なる第2タイムポイントで、コントローラが、タッチ媒体がタッチパネル310の境界領域に触れた時に生成された複数の第2容量検出差分値を検出して獲得する。最後に、第1容量検出差分値の合計の平均と第2容量検出差分値の合計の間の差を、ダミー容量検出差分値とする。あるいは、第1容量検出差分値の合計と第2容量検出差分値の合計の間の差を、ダミー容量検出差分値としてもよい。
第1タイムポイントにおいて、タッチ媒体は、検出ユニットCIN1〜CIN6によって対応して検出された領域で移動しても、同じ検出ユニット(例えば、検出ユニットCIN1またはCIN6)によって対応して検出された領域で静止してもよいことに注意されたい。
例えば、第1タイムポイントt1において、タッチ媒体がタッチパネル310の非境界領域に触れると、容量検出差分値CDC0t1、CDC1t1、およびCDC2t1が得られる。第2タイムポイントt2において、タッチ媒体がタッチパネル310の境界領域に触れると、2つの容量検出差分値CDC0t2およびCDC1t2が得られる。このように、ダミー容量検出差分値CDC−1は、以下の式(3)によって得ることができる:
Figure 2011113557
さらに、ダミー容量検出差分値CDC−1は、下記の式によって得ることもできる。すなわち、t1とtn−1の値の間のタイムポイントにおいて、ピーク容量検出差分値が全て検出ユニットCIN1〜CIN6で見られた時、各タイムポイントから得た3つの容量検出差分値の合計を計算して、その平均を得る。ピーク容量検出差分値がタイムポイントtnで境界領域に出現した時、2つの容量検出差分値の合計が生成される。ダミー容量検出差分値CDC−1は、上述した平均から2つの容量検出差分値の合計を差し引くことによって得られる。上記の計算を表す式(4)は、以下の通りである:
Figure 2011113557
式(4)において、タイムポイントt1では、ピーク容量検出差分値は検出ユニットCIN3で見られ、タイムポイントt2では、ピーク容量検出差分値は検出ユニットCIN2で見られ、タイムポイントtn−1では、ピーク容量検出差分値は検出ユニットCIN1で見られる。
なお、タイムポイントと検出ユニットによって伝送されたピーク容量検出差分値の間の相関関係は、単なる例に過ぎず、タイムポイントおよび検出ユニットによって伝送されたピーク容量検出差分値が異なる場合には、式(4)も動的に変化することに注意されたい。
当然、タイムポイントtn+1、またはタイムポイントtnの後の任意のタイムポイントにおいて、ピーク容量検出差分値が境界領域に出現した場合も、式(4)を応用することができる。すなわち、ダミー容量検出差分値は、各タイムポイント(t1〜tn−1)から得た3つの容量検出差分値の合計の平均から、2つの容量検出差分値の合計を差し引くことによって、得ることができる。なお、ピーク容量検出差分値が境界領域に出現した時に、2つの容量検出差分値が生成されることに注意されたい。
さらに、ダミー容量検出差分値CDC−1は、下記の式によって得ることもできる。つまり、ダミー容量検出差分値CDC−1は、t1とtn−1の間のタイムポイントにおいて、検出ユニットCIN0〜CIN2によって生成された容量検出差分値の合計の平均から、ピーク容量検出差分値がタイムポイントtnで境界領域に出現した時に生成された2つの容量検出差分値の合計を差し引くことによって得ることもできる。
上記の計算を表す式(5)は、以下の通りである:
Figure 2011113557
式(3)〜(5)の計算方法および結果を下記の例を用いて説明する。下記の表1を参照されたい。表1は、タイムポイントt0〜t6で検出ユニットCIN0〜CIN7によって伝送された容量検出差分値CDC0〜CDC7の間の相関関係を示したものである。
Figure 2011113557
表1に示すように、タイムポイントt0では、指がタッチパネルに触れておらず、容量検出差分値CDC0〜CDC7は全て0である。タイムポイントt1では、指が検出ユニットCIN2〜CIN4によって検出された領域に触れており、時間が経過すると(タイムポイントt2〜t6で)、検出ユニットCIN0によって検出された領域に向かって移動する。
式(3)を例にすると、タイムポイントt5におけるダミー容量検出差分値は、以下のように表される。
CDC−1t5=(130+200+90)−(210+150)
タイムポイントt6におけるダミー容量検出差分値は、以下のように表される。
CDC−1t6=(130+200+90)−(220+100)
式(4)を例にすると、タイムポイントt5におけるダミー容量検出差分値は、以下のように表される。
CDC−1t5=(SumA/4)−(210+150)
タイムポイントt6におけるダミー容量検出差分値は、以下のように表される。
CDC−1t6=(SumA/4)−(220+100)
ここで、SumA=[(150+200+100)+(140+220+80)+(80+210+130)+(130+200+90)]である。
式(5)を例にすると、タイムポイントt5におけるダミー容量検出差分値は、以下のように表される。
CDC−1t5=(SumB/2)−(210+150)
タイムポイントt6におけるダミー容量検出差分値は、以下のように表される。
CDC−1t6=(SumB/2)−(220+100)
ここで、SumB=[(80+210+130)+(130+200+90)]である。
なお、検出ユニットCIN−1およびCIN8はダミー検出ユニットであることに注意されたい。そのため、ダミー容量検出差分値に基づいて算出されたタッチポイントの座標が検出ユニットCIN−1およびCIN8によって対応して検出された領域内にある場合、タッチポイントは無効である。この時、タッチポイントの座標は、無視するか、あるいは端の座標を位置決めされたタッチポイントの座標として用いることができる。
図4を参照すると、図4は、本発明のさらに別の実施形態に係るタッチデバイスの位置決め方法を示すフローチャートである。この位置決め方法において、ダミー容量検出差分値のセットアップ状態を検出する。つまり、ダミー容量検出差分値のセットアップが完成したかどうかを確認する(ステップS410)。セットアップが完成すると、上記の例で説明した式(3)〜(5)によってダミー容量検出差分値を得るために十分な情報があるかどうかを判断することができる。ダミー容量検出差分値が上手くセットアップされた場合、タッチポイントがタッチパネルの左の境界領域にあるかどうかを判断する(ステップS430)。タッチポイントがタッチパネルの左の境界領域で見つかった場合、左の境界領域にあるダミー容量検出差分値を追加考慮して、タッチポイントの座標を位置決めする(ステップS431)。反対に、タッチポイントがタッチパネルの右の境界領域で見つかった場合、右の境界領域にあるダミー容量検出差分値を追加考慮して、タッチポイントの座標を位置決めする(ステップS432)。
一方、ステップS410において、ダミー容量検出差分値のセットアップが未完成であると検出された場合、タッチポイントがタッチパネルの左の境界領域にあるかどうかを判断する(ステップS450)。タッチポイントがタッチパネルの左の境界領域で見つかった場合、式(1)を適用して、タッチポイントの座標を算出する(ステップS451)。反対に、タッチポイントがタッチパネルの右の境界領域で見つかった場合、式(2)を適用して、タッチポイントの座標を算出する(ステップS452)。
図5を参照すると、図5は、本発明の実施形態に係るタッチデバイス500を示す概略図である。タッチデバイス500は、タッチパネル510と、コントローラ520と、バッファメモリ530とを備える。コントローラ520は、タッチパネル510に接続される。コントローラ520を用いて、タッチパネル510の境界領域を設定する。また、コントローラ520は、タッチ媒体がタッチパネル510に触れた時に、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が境界領域に出現したかどうかを検出する。さらに、コントローラ520は、ピーク容量検出差分値およびピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて、あるいは、ダミー容量検出差分値、ピーク容量検出差分値、およびピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて計算を行い、タッチポイントの座標を獲得する。ここで、コントローラ520がタッチポイントの座標を位置決めする方法は、上述した位置決め方法と同じであるため、説明を省略する。
バッファメモリ530は、コントローラ520に接続され、コントローラ520がダミー容量検出差分値を読み出せるようにする。
以上のように、本発明は、ダミー容量検出差分値を利用して、タッチポイントが境界領域に出現した時に、不足する容量検出差分値を補充する。また、従来の3点重心計算によって、境界領域に出現したタッチポイントの座標を効果的に算出することができる。さらに、ピーク容量検出差分値および近隣容量検出差分値に基づいて補間計算を行うことによって、ダミー容量検出差分値が効果的に生成されなかった時に、境界領域に出現したタッチポイントの座標を位置決めすることができる。したがって、あらゆる状況において、タッチデバイスの全てのタッチポイントを効果的に位置決めすることができる。
以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。
100 静電容量方式タッチパネル
110、120 分散グラフ
200、500 タッチデバイス
210、310、510 タッチパネル
320、330 ダミースキャンライン
520 コントローラ
530 バッファメモリ
CDC0〜CDC7 容量検出差分値
CDC−1、CDC8 ダミー容量検出差分値
X、Y 軸
CIN0〜CIN15 検出ユニット
P1、P2、P3 タッチポイント
S210〜S230、S310〜S340、S410〜S452 位置決め方法のステップ

Claims (31)

  1. コントローラを提供して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定することと、
    タッチ媒体が前記タッチパネルに触れた時に、前記コントローラを提供して、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が前記境界領域に出現したかどうかを検出することと、
    前記コントローラに前記ピーク容量検出差分値および前記ピーク容量検出差分値に近隣する第1近隣容量検出差分値を提供して補間計算を行い、前記タッチ媒体のタッチポイントの座標を獲得することと
    を含むタッチデバイスの位置決め方法。
  2. 前記ピーク容量検出差分値が前記境界領域に出現しなかった時に、前記コントローラに前記ピーク容量検出差分値および前記ピーク容量検出差分値に近隣する2つの第2近隣容量検出差分値を提供して計算を行い、前記タッチポイントの前記座標を獲得することをさらに含む請求項1記載の位置決め方法。
  3. 前記コントローラを使用して、ダミー容量検出差分値のセットアップ状態を検出することと、
    前記セットアップ状態に基づいて、前記ダミー容量検出差分値、前記ピーク容量検出差分値、および前記第1近隣容量検出差分値の計算を行い、前記タッチポイントの前記座標を獲得することと
    をさらに含む請求項1記載の位置決め方法。
  4. 前記コントローラを提供して、少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの非境界領域に触れた時に生成された複数の第1容量検出差分値を検出して獲得することと、
    前記コントローラを使用して、第2タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの前記境界領域に触れた時に生成された複数の第2容量検出差分値を検出して獲得することと、
    前記コントローラに前記複数の第1容量検出差分値および前記複数の第2容量検出差分値を提供して、前記ダミー容量検出差分値を計算することと
    をさらに含む請求項3記載の位置決め方法。
  5. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値の平均と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項4記載の位置決め方法。
  6. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項4記載の位置決め方法。
  7. 前記タッチ媒体が、前記少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチパネルの前記非境界領域内で移動する請求項4記載の位置決め方法。
  8. バッファメモリを提供して、前記ダミー容量検出差分値を保存することをさらに含む請求項3記載の位置決め方法。
  9. コントローラを提供して、タッチデバイスのタッチパネルに境界領域を設定することと、
    前記コントローラにダミー容量検出差分値を提供することと、
    タッチ媒体が前記タッチパネルに触れた時に、コントローラを提供して、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が前記境界領域に出現したかどうかを検出することと、
    前記ダミー容量検出差分値、前記ピーク容量検出差分値、および前記ピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて、タッチポイントの座標を算出することと
    を含むタッチデバイスの位置決め方法。
  10. 前記コントローラを提供して、少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの非境界領域に触れた時に生成された複数の第1容量検出差分値を検出して獲得することと、
    前記コントローラを使用して、第2タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの前記境界領域に触れた時に生成された複数の第2容量検出差分値を検出して獲得することと、
    前記コントローラに前記複数の第1容量検出差分値および前記複数の第2容量検出差分値を提供して、前記ダミー容量検出差分値を計算することと
    をさらに含む請求項9記載の位置決め方法。
  11. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値の平均と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項10記載の位置決め方法。
  12. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項10記載の位置決め方法。
  13. 前記タッチ媒体が、前記少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチパネルの前記非境界領域内で移動する請求項10記載の位置決め方法。
  14. 前記少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチ媒体が検出ユニットによって対応して検出された領域で移動し、前記領域が前記境界領域の隣にある請求項10記載の位置決め方法。
  15. バッファメモリを提供して、前記ダミー容量検出差分値を保存することをさらに含む請求項9記載の位置決め方法。
  16. タッチパネルと、
    前記タッチパネルに接続され、前記タッチパネルに境界領域を設定するコントローラとを備え、
    前記コントローラが、タッチ媒体が前記タッチパネルに触れた時に、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が前記境界領域に出現したかどうかを検出するとともに、前記ピーク容量検出差分値および前記ピーク容量検出差分値に近隣する第1近隣容量検出差分値に基づいて補間計算を行い、前記タッチ媒体のタッチポイントの座標を獲得するタッチデバイス。
  17. 前記コントローラに、さらに、前記ピーク容量検出差分値が前記境界領域に出現しなかった時に、前記ピーク容量検出差分値および前記ピーク容量検出差分値に近隣する2つの第2近隣容量検出差分値を提供して計算を行い、前記タッチポイントの前記座標を獲得する請求項16記載のタッチデバイス。
  18. 前記コントローラが、ダミー容量検出差分値のセットアップ状態を検出するとともに、前記セットアップ状態に基づいて、前記ダミー容量検出差分値、前記ピーク容量検出差分値、および前記第1近隣容量検出差分値の計算を行い、前記タッチポイントの前記座標を獲得する請求項16記載のタッチデバイス。
  19. 前記コントローラが、さらに、少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの非境界領域に触れた時に生成された複数の第1容量検出差分値を検出して獲得するとともに、第2タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの前記境界領域に触れた時に生成された複数の第2容量検出差分値を検出して獲得するとともに、前記複数の第1容量検出差分値および前記複数の第2容量検出差分値に基づいて、前記ダミー容量検出差分値を計算する請求項18記載のタッチデバイス。
  20. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値の平均と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項19記載のタッチデバイス。
  21. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項19記載のタッチデバイス。
  22. 前記タッチ媒体が、前記少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチパネルの前記非境界領域内で移動する請求項19記載のタッチデバイス。
  23. 前記少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチ媒体が検出ユニットによって対応して検出された領域で移動し、前記領域が前記境界領域の隣にある請求項19記載のタッチデバイス。
  24. 前記コントローラに接続され、前記ダミー容量検出差分値を保存するバッファメモリをさらに備えた請求項18記載のタッチデバイス。
  25. タッチパネルと、
    前記タッチパネルに接続され、ダミー容量検出差分値を受信してタッチデバイスの前記タッチパネルに境界領域を設定するコントローラとを備え、
    前記コントローラが、タッチ媒体が前記タッチパネルに触れた時に、複数の容量検出差分値の中のピーク容量検出差分値が前記境界領域に出現したかどうかを検出するとともに、前記ダミー容量検出差分値、前記ピーク容量検出差分値、および前記ピーク容量検出差分値に近隣する近隣容量検出差分値に基づいて計算を行い、タッチポイントの座標を獲得するタッチデバイス。
  26. 前記コントローラが、さらに、少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの非境界領域に触れた時に生成された複数の第1容量検出差分値を検出して獲得するとともに、第2タイムポイントで、前記タッチ媒体が前記タッチパネルの前記境界領域に触れた時に生成された複数の第2容量検出差分値を検出して獲得するとともに、前記複数の第1容量検出差分値および前記複数の第2容量検出差分値に基づいて、前記ダミー容量検出差分値を計算する請求項25記載のタッチデバイス。
  27. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値の平均と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項26記載のタッチデバイス。
  28. 前記ダミー容量検出差分値が、前記複数の第1容量検出差分値の合計値と前記複数の第2容量検出差分値の合計値の間の差に等しい請求項26記載のタッチデバイス。
  29. 前記タッチ媒体が、前記少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチパネルの前記非境界領域内で移動する請求項26記載のタッチデバイス。
  30. 前記少なくとも第1タイムポイントで、前記タッチ媒体が検出ユニットによって対応して検出された領域で移動し、前記領域が前記境界領域の隣にある請求項26記載のタッチデバイス。
  31. 前記コントローラに接続され、前記ダミー容量検出差分値を保存するバッファメモリをさらに含む請求項25記載のタッチデバイス。
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