JP2011108729A - 基地局の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局を小型化でき、基地局の交換を容易且つ安全に行える、基地局の冷却構造を提供すること。
【解決手段】本発明に係る基地局の冷却構造Cは、建築構造物2に一体的に固定される放熱器3を有し、放熱器3に基地局1が着脱自在に設置される、という構成を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基地局の冷却構造に関するものである。
従来から、携帯電話やPHS等のための基地局が使用されている。この基地局は屋外に設けられるが、近年小型化が進み建築構造物の外壁や電柱等に取りつけることが多くなっている。基地局の筐体は、その内部に設けられる電子機器等を風雨から保護するために密閉構造が採られている。また、筐体内には動作に伴って発熱する発熱デバイスが設けられている。発熱デバイスが生じる熱により筐体内の温度が高くなると、基地局の正常な運転を妨げる虞がある。そこで、密閉構造を有する基地局において、その内部を冷却する構造が用いられている。
例えば特許文献1には、基地局等の電子機器に使用できる冷却構造が開示されている。電子機器の筐体には高い熱伝導率を有する材料が用いられ、筐体の外面には放熱のための放熱フィンやスリット等が一体的に設けられている。発熱デバイスは可能な限り筐体の内面に接して設置されている。発熱デバイスの熱が筐体に伝わって放熱されることで、発熱デバイス及び電子機器が冷却される。
特開2007−281371号公報
しかしながら、上述した従来技術には、以下のような課題が存在する。
近年基地局の高機能化に伴いその発熱量が増加し、十分な放熱・冷却効果を得るために筐体に設けられる放熱フィン等が大型化する傾向にある。そのため、基地局が高機能化するに従って、その小型化が難しくなるという課題があった。また、基地局がバージョンアップしたときや破損したときには、基地局を新しいものと交換する。放熱ファン等が大型化すると基地局の重量が増加することから、交換作業に手間が掛かり、また交換作業を安全に行うことが難しくなるという課題があった。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、基地局の交換を容易且つ安全に行える、基地局の冷却構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明に係る基地局の冷却構造は、建築構造物に一体的に固定される放熱器を有し、放熱器に基地局が着脱自在に設置される、という構成を採用する。本発明では、基地局の筐体と放熱器とが別部材となっているため、基地局の筐体を大型化せずとも、放熱器を大型化することで基地局の冷却効率が向上する。また、放熱器は建築構造物に一体的に固定され、且つ放熱器に基地局が着脱自在に設置されるため、基地局の交換が必要な時には基地局のみを交換すればよい。
また、本発明に係る基地局の冷却構造は、放熱器が複数の放熱フィンを備え、複数の放熱フィンが基地局より上方に設けられている、という構成を採用する。本発明では、放熱器が複数の放熱フィンを備えており、基地局の冷却効率が向上する。また、放熱フィンにより周囲の空気が温められ、上昇する空気の流れが生じるが、放熱フィンが基地局より上方に設けられているため、放熱フィンによって温められた空気は基地局の周囲を流動しない。そのため、放熱フィンによって温められた空気により、基地局が再び温められることが防止される。
また、本発明に係る基地局の冷却構造は、建築構造物の放熱器が固定される面を覆い、且つ建築構造物よりも熱伝導率が高いカバーを有する、という構成を採用する。本発明では、基地局の熱が放熱器を介してカバーに伝わり、カバーにおいても積極的な放熱が行われる。そのため、基地局の冷却効率が向上する。
また、本発明に係る基地局の冷却構造は、建築構造物が建柱であり、放熱器は建柱の外周面に固定されている、という構成を採用する。本発明では、基地局は放熱器を介して建柱に設置されるため、基地局の外形に応じた設置面を放熱器に形成することで、建柱の形状や太さ等と関係なく放熱器と基地局との接触面積を拡大することが可能となる。
また、本発明に係る基地局の冷却構造は、放熱器が建柱を周方向に囲んで設けられるとともに複数の放熱フィンを備え、複数の放熱フィンは周方向に並んで配設されている、という構成を採用する。本発明では、放熱器の鉛直方向での高さを限定しつつ、基地局の冷却効率を高めることが可能となる。
また、本発明に係る基地局の冷却構造は、建柱が上部で開口した略筒状であるとともに、径方向で貫通し内部空間を外部と連通させる孔部を放熱器より下方に有し、放熱器は内部空間に突出する突部を備えているという構成を採用する。本発明では、放熱器の熱が突部を介して建柱の内部空間に放熱される。そのため、内部空間において上昇する空気の流れが生じる。内部空間の空気が上昇することで、放熱器より下方に位置する孔部からは外部の空気が新たに導入され、この導入された空気によってさらに突部及び突部を備える放熱器が冷却される(いわゆる煙突効果)。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明によれば、基地局の交換が必要な時には基地局のみを交換すればよいため、基地局の交換を容易且つ安全に行えるという効果がある。
無線通信設備Wの構成を示す斜視図である。 第2無線通信設備W2の構成を示す斜視図である。 第3無線通信設備W3の構成を示す斜視図である。 第4無線通信設備W4の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図1から図4を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
〔第1実施形態〕
本実施形態における無線通信設備Wの構成を、図1を参照して説明する。図1は、無線通信設備Wの構成を示す斜視図である。なお、図1における紙面上下方向は、無線通信設備Wの鉛直方向である。
無線通信設備Wは、屋外に設置され、無線通信に使用される設備である。無線通信設備Wは、基地局1と、建柱(建築構造物)2と、放熱器3とを有している。また、無線通信設備Wでは、基地局1を冷却するための冷却構造Cが用いられている。本実施形態に係る冷却構造Cは、放熱器3を含んで構成される。
基地局1は、無線通信に使用される装置である。基地局1の内部には、電波の送受信を行う無線制御ユニット等の電子機器が設けられている。上記電子機器では、動作とともに発熱する発熱デバイス(ICや増幅器等)が多数用いられている。基地局1には、電波の送受信に用いられるアンテナ、中央のシステムとの通信に用いられる通信ケーブル、及び基地局1に電力を供給する電源ケーブル等が外部から接続されている(アンテナ及び各ケーブルは図示せず)。
基地局1は屋外に設置されている。基地局1の外装を構成する筐体11は、内部の電子機器を風雨から保護するために密閉構造となっている。そのため、内部の発熱デバイスが発する熱を、筐体11を介して放熱することで、基地局1内部の冷却を行う構成となっている。筐体11は高い熱伝導率を有する金属材料等を用いて成形されている。
基地局1は、放熱器3を介して建柱2に設けられている。また、基地局1は、ボルト等の締結部材を用いて放熱器3に着脱自在に設置されている。基地局1の放熱器3と接触する面は平面状となっている。なお、基地局1の冷却効率を高めるため、筐体11の放熱器3と接する面と異なる面に、複数の放熱フィンやスリット等を形成してもよい。
建柱2は、コンクリートからなる略円柱状の建築構造物である。建柱2は、電線等を架け渡すための電柱として使用される。建柱2は、地面に鉛直方向で立設され、基地局1は建柱2の上端側に設けられている。
放熱器3は、基地局1を建柱2に設けるとともに、基地局1の熱を放熱するための部材である。放熱器3は、基地局1の熱を効率よく放熱するため、建柱2よりも高い熱伝導率を有する金属材料等を用いて成形されている。放熱器3は、建柱2の外周面に一体的に固定されており、その固定にはボルト等の締結部材や、建柱2を周方向に囲んで設けられる金属製のバンド等が用いられる。
放熱器3には、基地局1を着脱自在に設置するための設置面31が形成されている。設置面31は、鉛直方向と平行する略平面状に形成され、基地局1の筐体11と面接触している。基地局1の設置面31への設置は、ボルト等の締結部材が使用される。なお、基地局1の設置面31との密着性を高めるため、基地局1と設置面31との間に弾性を有する熱伝導シートを挟持した状態で、基地局1を設置面31に設置してもよい。
放熱器3は、複数の放熱フィン32を備えている。放熱フィン32は、放熱器3の表面積を拡げることによりその放熱能力を向上させるものである。放熱フィン32は、鉛直方向で延在する板状の部材であり、設置面31の基地局1より上方に水平方向に複数並んで配置されている。放熱フィン32は、放熱器3と同様に建柱2よりも高い熱伝導率を有する金属材料等を用いて成形されている。なお、高い放熱能力を得るためには放熱器3と放熱フィン32とをダイキャスト等の鋳造法を用いて一体的に成形することが好ましい。
続いて、本実施形態に係る冷却構造Cの冷却作用を説明する。
上述したように、冷却構造Cは基地局1を冷却するための構造であって、放熱器3からなる。基地局1内の発熱デバイスはその動作とともに発熱し、その熱により基地局1の筐体11の温度は上昇する。筐体11は放熱器3の設置面31に面接触して設けられているため、筐体11の熱は放熱器3に伝わり放熱される。すなわち、基地局1内の発熱デバイスの熱が筐体11を介して放熱器3に伝わり放熱されるため、基地局1を冷却することができる。
基地局1の熱は放熱器3と接する面と異なる面からも周囲の空気に対して放熱されるが、放熱器3の熱伝導率は空気の熱伝導率よりも大きいため、基地局1の熱は積極的に放熱器3を介して放熱される。そのため、筐体11を大型化したり、大型の放熱フィンを筐体11の外面に設けたりすることなく、放熱器3を大型化することで基地局1の冷却効率を向上させることができる。また、基地局1が高機能化してその発熱量が増加したときにも、筐体11を大型化せずに放熱器3を大型化することで必要な冷却性能を確保できる。したがって、基地局1自体の放熱に関する設計が容易になり、基地局1を小型化することができる。
放熱器3は、円柱である建柱2の外周面に一体的に固定されているが、基地局1が設置される設置面31は平面状となっている。そのため、建柱2の形状や太さ等と関係なく、設置面31と基地局1との接触面積を拡大することができる。なお、基地局1の設置面31との接触面が平面状ではない場合は、設置面31の形状を基地局1の上記接触面に対応した形状とすることができる。
放熱器3は板状の放熱フィン32を複数有しており、放熱フィン32からも基地局1の熱が放熱され、基地局1の冷却効率をより向上させることができる。なお、放熱フィン32により周囲の空気が温められて、上昇する空気の流れが生じる。ここで、放熱フィン32は基地局1より上方に設けられており、放熱フィン32によって温められた空気は基地局1の周囲を流動しない。よって、放熱フィン32によって温められた空気により、基地局1が再び温められることを防止できる。
次に、基地局1の交換作業について説明する。
基地局1がバージョンアップしたときや破損したときには、基地局1を新しいものと交換する。建柱2に設置された基地局1は人の手の届かない所にある場合、基地局1の交換作業が軽減されることが望ましい。本実施形態では、放熱器3は建柱2に一体的に固定され、且つ放熱器3に基地局1が着脱自在に設置されるため、基地局1の交換時には基地局1のみを交換すればよいため、基地局1の交換作業が軽減される。さらに、上述したように放熱器3からなる冷却構造Cを用いることで、基地局1を小型化することができ、基地局1の交換を容易且つ安全に行うことができるようになる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、放熱器3を大型化することで基地局1の冷却効率が向上するため、基地局1の筐体11を大型化せずに必要な冷却能力を確保でき、基地局1を小型化できるという効果がある。また、基地局1の交換が必要な時には基地局1のみを交換すればよいため、基地局1の交換を容易且つ安全に行えるという効果がある。
〔第2実施形態〕
本実施形態における第2無線通信設備W2の構成を、図2を参照して説明する。図2は、第2無線通信設備W2の構成を示す斜視図である。また、図2において、図1に示す第1の実施形態の構成要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2無線通信設備W2は、屋外に設置され、携帯電話やPHS等の通信に使用される設備である。第2無線通信設備W2では、基地局1を冷却するための第2冷却構造(冷却構造)C2が用いられている。本実施形態に係る第2冷却構造C2は、放熱器3と後述するカバー22とからなる。
建柱2の外周面(面)21には、カバー22が設けられている。カバー22は、放熱器3が固定される建柱2の外周面21を全面的に覆っており、外周面21と放熱器3とによって密着して挟持されている。カバー22は、建柱2よりも高い熱伝導率を有する金属材料等を用いて成形されている。なお、本実施形態では、カバー22は外周面21を全面的に覆っているが、少なくとも放熱器3と接触し且つ放熱器3よりも大きな外形を有していればよい。
続いて、本実施形態に係る第2冷却構造C2の冷却作用を説明する。
カバー22が設けられない場合には、建柱2はその熱伝導率が放熱器3よりも低いコンクリートであるため、基地局1の熱は主に放熱器3を介して放熱される。一方、本実施形態では、基地局1の熱が放熱器3を介してカバー22に伝わり、カバー22においても積極的な放熱が行われる。すなわち、カバー22を大きな放熱器として用いることができることから、基地局1の冷却効率をより向上させることができる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、第1の実施形態によって得られる効果に加え、基地局1の冷却効率をより向上させることができるという効果がある。
〔第3実施形態〕
本実施形態における第3無線通信設備W3の構成を、図3を参照して説明する。図3は、第3無線通信設備W3の構成を示す斜視図である。また、図3において、図1に示す第1の実施形態の構成要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3無線通信設備W3は、屋外に設置され、無線通信に使用される設備である。第3無線通信設備W3では、基地局1を冷却するための第3冷却構造(冷却構造)C3が用いられている。本実施形態に係る第3冷却構造C3は、後述する環状放熱器(放熱器)3Aからなる。
環状放熱器3Aは、基地局1を建柱2に設置するため、且つ基地局1の熱を放熱するために用いられ、建柱2をその周方向に囲んで設けられる略環状の部材である。環状放熱器3Aは、基地局1の熱を効率よく放熱するため、建柱2よりも高い熱伝導率を有する金属材料等を用いて成形されている。環状放熱器3Aは、建柱2の外周面に一体的に固定されており、その固定にはボルト等の締結部材が用いられる。
複数の放熱フィン32は、環状放熱器3Aの設置面31を除く外周面に、建柱2の周方向に並んで配設されている。また、複数の放熱フィン32は、基地局1と略同一の高さに設けられている。
続いて、本実施形態に係る第3冷却構造C3の作用を説明する。なお、第3冷却構造C3の冷却作用は、第1の実施形態における冷却構造Cと同様のものであるため、その説明を省略する。
本実施形態では、環状放熱器3Aの外周面には複数の放熱フィン32が配設されており、第1の実施形態における冷却構造Cと同等の冷却効率を得ることができる。さらに、放熱フィン32は基地局1と略同一の高さに設けられているため、環状放熱器3Aの部材自体の高さを限定することができる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、第1の実施形態によって得られる効果に加え、環状放熱器3Aの部材自体の高さを限定することができるという効果がある。
〔第4実施形態〕
本実施形態における第4無線通信設備W4の構成を、図4を参照して説明する。図4は、第4無線通信設備W4の構成を示す概略図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)のA矢視図である。また、図4において、図1に示す第1の実施形態の構成要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第4無線通信設備W4は、屋外に設置され、無線通信に使用される設備である。第4無線通信設備W4では、基地局1を冷却するための第4冷却構造(冷却構造)C4が用いられている。本実施形態に係る第4冷却構造C4は、放熱器3と後述する筒状建柱(建柱)2Aとからなる。
筒状建柱2Aは、コンクリートからなり、鉛直方向で延在し上部で開口した略筒状の建築構造物である。筒状建柱2Aは、径方向で貫通しその内部空間Sを外部と連通させる孔部23を放熱器3より下方に有している。また、本実施形態の放熱器3は、筒状建柱2Aを貫通して内部空間Sに突出する突部33を複数備えている。突部33は、棒状もしくは鉛直方向で延びる板状等の部材であり、放熱器3に一体的に接続され、建柱2よりも高い熱伝導率を有する金属材料等を用いて成形されている。また、放熱フィン32と同様に、突部33も鋳造法等を用いて放熱器3と一体的に成形されることが好ましい。なお、筒状建柱2Aには、突部33の形状に合わせた貫通孔(図示せず)を設ける必要がある。
続いて、本実施形態に係る第4冷却構造C4の冷却作用を説明する。
基地局1及び放熱器3の熱が突部33を介して筒状建柱2Aの内部空間Sに放熱される。そのため、内部空間Sにおける空気が温められ、上昇する空気の流れである上昇流F1が生じる。内部空間Sの空気が上昇流F1として上昇することで、放熱器3より下方に位置する孔部23からは外部の空気が導入流F2として新たに内部空間Sに導入される(いわゆる煙突効果)。新たに導入された導入流F2は内部空間S内を上昇して流動し、突部33の熱をさらに放熱させ冷却する。すなわち、内部空間S内を上昇して流動する空気によって放熱器3が冷却され、結果として基地局1の冷却効率をさらに向上させることができる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、第1の実施形態によって得られる効果に加え、基地局1の冷却効率をより向上させることができるという効果がある。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、放熱器3を建柱2に一体的に固定しているが、これに限定されるものではなく、放熱器3を他の建築構造物(建物の外壁等)に一体的に固定してもよい。
また、上記実施形態では、放熱器3(環状放熱器3Aも含む)に複数の放熱フィン32が設けられているが、これに限定されるものではなく、複数のスリットを設けてもよい。このスリットによっても放熱器3の放熱能力を高めることができる。
また、上記第1から第4までの実施形態は互いに相反する関係にはないため、上記第1から第4までの実施形態のうち複数の実施形態をまとめて同一の無線通信設備に適用してもよい。
1…基地局、2…建柱(建築構造物)、2A…筒状建柱(建柱)、21…外周面(面)、22…カバー、23…孔部、3…放熱器、3A…環状放熱器(放熱器)、32…放熱フィン、33…突部、C…冷却構造、C2…第2冷却構造(冷却構造)、C3…第3冷却構造(冷却構造)、C4…第4冷却構造(冷却構造)、S…内部空間

Claims (6)

  1. 建築構造物に一体的に固定される放熱器を有し、
    前記放熱器に基地局が着脱自在に設置されることを特徴とする基地局の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の基地局の冷却構造において、
    前記放熱器は、複数の放熱フィンを備え、
    前記複数の放熱フィンは、前記基地局より上方に設けられていることを特徴とする基地局の冷却構造。
  3. 請求項1又は2に記載の基地局の冷却構造において、
    前記建築構造物の前記放熱器が固定される面を覆い、且つ前記建築構造物よりも熱伝導率が高いカバーを有することを特徴とする基地局の冷却構造。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基地局の冷却構造において、
    前記建築構造物は、建柱であり、
    前記放熱器は、前記建柱の外周面に固定されていることを特徴とする基地局の冷却構造。
  5. 請求項4に記載の基地局の冷却構造において、
    前記放熱器は、前記建柱を周方向に囲んで設けられるとともに、複数の放熱フィンを備え、
    前記複数の放熱フィンは、前記周方向に並んで配設されていることを特徴とする基地局の冷却構造。
  6. 請求項4又は5に記載の基地局の冷却構造において、
    前記建柱は、上部で開口した略筒状であるとともに、径方向で貫通し内部空間を外部と連通させる孔部を前記放熱器より下方に有し、
    前記放熱器は、前記内部空間に突出する突部を備えていることを特徴とする基地局の冷却構造。
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WO2023085988A1 (en) * 2021-11-15 2023-05-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Cooling module assembly for pole-mounted network node

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