JP2011104552A - 管路内面の洗浄装置 - Google Patents

管路内面の洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011104552A
JP2011104552A JP2009264436A JP2009264436A JP2011104552A JP 2011104552 A JP2011104552 A JP 2011104552A JP 2009264436 A JP2009264436 A JP 2009264436A JP 2009264436 A JP2009264436 A JP 2009264436A JP 2011104552 A JP2011104552 A JP 2011104552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
head
pipeline
rotating
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009264436A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinpei Takahashi
新平 高橋
Masahiro Takahashi
正浩 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2009264436A priority Critical patent/JP2011104552A/ja
Publication of JP2011104552A publication Critical patent/JP2011104552A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

【課題】洗浄ヘッド部分の推進力を大きくすることができ、分岐管が小さい内径の場合や管内の付着物の量が多い場合でも、損傷することがなくて洗浄機能に支障をきたすことがない管路内面の洗浄装置を提供する。
【解決手段】管路1外から管路1の分岐管2を介して管路1内に導入される水供給ホース5と、水供給ホース5の先端に設けられ、管路に沿って移送可能な状態で配設される洗浄ヘッド30と、この洗浄ヘッド30に設けられ、移送方向を軸心として回転する回転部と、洗浄ヘッド30の回転部から半径方向に延びるように植設された洗浄ブラシ40とを備え、洗浄ブラシ40が洗浄ヘッド30の移送方向に対して螺旋状となるように植設され、洗浄ブラシ40の螺旋状の向きが、洗浄ブラシ40を回転させることにより管路1内の流体が後方に送り出される方向とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、上水道管路や下水道管路などの管路の内面を洗浄する管路内面の洗浄装置に関するものである。
このような管路内面の洗浄装置として、特許文献1や特許文献2において提案されているものがある。その詳細を図6〜図9に基づいて説明する。
図6において、1は地中に埋設された水平方向の管路であって、上水道や下水道を構成しており、たとえばダクタイル鋳鉄製の多数の管を互いに接合することによって配管されている。管路1には、消火栓や空気弁などの付帯設備を取り付けるための上向きの分岐管2が設けられ、この分岐管2では、付帯設備を取り除くことによって、管路1の内外を連通させることができる。なお、消火栓や空気弁などの付帯設備が取り付けられている分岐管2は内径がほぼ決まっている(例えば、呼び径が75の場合には、内径が75mmのものと、内径が65mmのものとの2つの種類がある。)。一方、管路1(いわゆる本管)の内径は同等(例えば、内径75mm)のものから、極めて大径(例えば、内径350mmやそれ以上)のものなどがある。
3は洗浄装置で、管路1に導入されるヘッド部4と、このヘッド部4へ高圧水を供給するための水供給ホース5と、高圧水の供給源としての高圧水供給装置6などを有する。高圧水供給装置6は、管路1の外部に設けられ、高圧水供給ポンプ6aやタンク6bなどを備えることによって、この高圧水供給装置6から繰り出される水供給ホース5を介してヘッド部4へ高圧水を供給可能である。7は送り込み装置で、この送り込み装置7は、管路1の外部に設けられ、水供給ホース5を挟み込み可能な一対のローラ8A、8Bを有し、これらのローラ8A、8Bによって、水供給ホース5に、管路1内への送り込み力や、管路1からの取り出し力や、制動力を作用させることができるように構成されている。
図7〜図9は、ヘッド部4の詳細構造を示す。このヘッド部4は、第1のヘッド11と第2のヘッド12との間に、周方向に複数の弾性板状の弓形のブラシ支持部13がかけわたされ、このブラシ支持部13の中央部に洗浄具としての洗浄ブラシ14が植設されている。第1のヘッド11における周方向に沿った複数の位置には、この第1のヘッド11の接線方向かつ第1のヘッド11から後方へ向かう斜め方向に延びる噴出孔15が形成されている。
これにより、水供給ホース5から第1のヘッド11にたとえば高圧水16が供給されると、この高圧水16は、噴出孔15から第1のヘッド11の接線方向かつ斜め後ろの方向に噴出される。この噴出孔15からの高圧水16の噴出力によって、第1のヘッド11に、回転力と前方への推進力とが付与される。
このような構成において、管路1の内面を洗浄する際には、管路1における洗浄区間の上流側仕切弁と下流側仕切弁とを閉じ、次に分岐管2から消火栓や空気弁などを取り外して、図10に示すように、ブラシ支持部13を手で掴んでヘッド部4の外径を小さくした状態で分岐管2に挿入し、この分岐管2を通して管路1の内部に洗浄装置3のヘッド部4とそれに接続された水供給ホース5とを挿入する。
次に、高圧水供給装置6から水供給ホース5を介してヘッド部4に高圧水16を供給する。すると、この高圧水16は、噴出孔15から外部へ噴出される。この高圧水16が噴出孔15を形成する壁面に当接して付与する力により、第1のヘッド11とブラシ支持部13と第2のヘッド12とに一体に回転力が与えられるとともに、ヘッド部4に前向きの推進力が作用する。すると、ヘッド部4は、洗浄ブラシ14を管路1の内面に押し付けながら回転するととともに前方へ移動し、これによって管路1の内面の洗浄が行われる。
このようにして洗浄作業を実施し、ヘッド部4が管路1における洗浄区間の終端部に到達したなら、水供給ホース5の送り動作を停止するとともに高圧水供給装置6も停止し、分岐部2から水供給ホース5を全長にわたって引き抜き、ヘッド部4も管路1の外に引き戻して、洗浄作業を終了する。最後に、洗浄区間のフラッシングを行うことにより、洗浄作業によって管路1の内面から剥離した付着物などを管路1の中から排出して、全作業を終了する。
特開2006−192395号公報 特開2006−314926号公報
しかしながら、上記のような従来の洗浄装置では、高圧水16が噴出孔15を形成する壁面に当接して付与する力だけでヘッド部4を推進させているため、洗浄対象となる管路1が長くて、ヘッド部4に取り付けている水供給ホース5の重量が大きくなった際に、推進力が足りなくなって、人手によってヘッド部4を管路1内に押し込まなければならなくなることがあり、多くの手間や時間が必要となる課題があった。
また、従来の洗浄装置では、ヘッド部4が、第1のヘッド11と第2のヘッド12との間に複数の弾性板状の弓形のブラシ支持部13がかけわたされた構造であり、ブラシ支持部13して比較的長い寸法を必要とするとともに、強度的に弱い構造、特に、ブラシ支持部13を折り曲げる方向に力が作用すると塑性変形しやすい構造である。そのために、図11(a)に示すように、分岐管2から管路1に接続されている箇所でヘッド部4の方向を変更する際に、管路1への挿入が困難となったり(この傾向は、分岐管2が小さい内径の場合(例えば内径が65mmの場合)に顕著となる)、ブラシ支持部13が折れ曲がってしまうなどしてヘッド部4が損傷し、洗浄機能を発揮できなくなったりする課題もある。
さらに、管路1は長期使用により、図11(b)に示すように、その内面に錆こぶなどの付着物17を生じることがあり、この錆こぶなどの付着物17の量があまり多くない場合には、ヘッド部4は支障なく管路1内を通過することができる。がしかし、図11(c)に示すように、錆こぶなどの付着物17の量が多い場合には、ヘッド部4の先端などが付着物17に接触した際に、ブラシ支持部13が折れ曲がるなどして塑性変形したり損傷したりし、この場合には洗浄機能を発揮できなくなる。
本発明は上記課題を解決するもので、洗浄ヘッド部分の推進力を大きくすることができ、また、分岐管が小さい内径の場合や管内の付着物の量が多い場合でも、損傷することが最小限に抑えられて、洗浄機能に支障をきたすことがない管路内面の洗浄装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、管路の内面を洗浄する洗浄装置であって、管路外から管路の分岐管を介して管路内に導入される水供給ホースと、前記水供給ホースの先端に設けられ、管路に沿って移送可能な状態で配設される洗浄ヘッドと、前記洗浄ヘッドに設けられ、移送方向を軸心として回転する回転部と、前記洗浄ヘッドの回転部に設けられ、前記回転部から半径方向に延びるように植設された洗浄ブラシとを備え、前記洗浄ブラシが洗浄ヘッドの移送方向に対して螺旋状となるように植設され、前記洗浄ブラシの螺旋状の向きが、前記洗浄ブラシを回転させることにより管路内の流体が後方に送り出される方向であることを特徴とする。
この構成により、洗浄ブラシが回転されることにより、管路内の水や管路の内壁面を後方に送り出す力が発生し、これにより洗浄ヘッドに推進力が作用する。したがって、洗浄対象となる管路が長い場合でも、人手によって洗浄ヘッドを管路内に押し込まなくても済む。
また、本発明は、回転部に筒状で金属製の回転パイプ体が設けられ、前記回転パイプ体に対して螺旋状に洗浄ブラシが植設されたことを特徴とする。
この構成により、洗浄ヘッドを、剛性が大きくて強い金属製の回転パイプ体と、この回転パイプ体に植設された柔軟性を有する洗浄ブラシとで構成することができ、分岐管から管路に接続されている箇所でも、前記回転パイプ体がこの箇所を通過できる寸法に設定することで、回転パイプ体が折れ曲がってしまうなどして洗浄ヘッドが損傷することを防止できる。また、管路の内面に錆こぶなどの付着物が多く付着しており、前記付着物が前記回転パイプ体に接触した場合でも、前記回転パイプ体が折れ曲がることが殆どなくなり、洗浄機能を良好に維持できる。さらに、洗浄ブラシは前記回転パイプ体に対して螺旋状に植設されているので、前記回転パイプ体を長尺にしなくても支障をきたさず、この結果、分岐管から管路に接続されている箇所や、管路の内面に錆こぶなどの付着物が多く付着している箇所でも支障なく通過できる形状に前記回転パイプ体を形成し易い。
また、本発明は、前記洗浄ヘッドの回転部の一部に、水供給ホースから供給される水を、半径方向に対して傾斜する方向に噴出させる噴出孔が形成され、この噴出孔が水から受ける力により回転部が回転することを特徴とする。
また、本発明は、噴出孔が回転部から後ろ向きに噴出するように形成され、噴出孔が水から受ける力によっても前方に移送される構成としたことを特徴とする。これにより、噴出孔が水から受ける力によっても前方に移送される推進力が発生し、洗浄ブラシの回転に伴う推進力と合わされて洗浄ヘッドが推進される。
以上のように本発明によれば、管路内面を洗浄する洗浄ブラシが洗浄ヘッドの移送方向に対して螺旋状となるように植設したことにより、この洗浄ブラシの回転が回転されることにより、管路内の水や管路の内壁面を後方に送り出す力が発生し、これにより洗浄ヘッドに推進力が作用する。したがって、洗浄対象となる管路が長い場合でも、人手によって洗浄ヘッドを管路内に押し込まなくても済み、多くの手間や時間をかけなくて済む。
また、本発明によれば、洗浄ブラシの支持部分を金属製の回転パイプ体で構成したので、分岐管から管路に接続されている箇所や、管路の内面に錆こぶなどの付着物が多く付着している箇所でも、回転パイプ体が折れ曲がるなどして損傷することは無く、洗浄機能を良好に維持できる。さらに、洗浄ブラシは前記回転パイプ体に対して螺旋状に植設されているので、前記回転パイプ体を長尺にしなくても支障をきたさず、この結果、分岐管から管路に接続されている箇所や、管路の内面に錆こぶなどの付着物が多く付着している箇所でも支障なく通過できる形状に前記回転パイプ体を形成し易い利点を有する。
本発明の実施の形態に係る管路内面の洗浄装置の概略構成を示す図である。 同洗浄装置を管路内に導入する様子を示す図である。 同洗浄装置の洗浄ヘッドの斜視図である。 同洗浄ヘッドの縦断面正面図である。 同洗浄ヘッドの縦断面側面図である。 従来の管路内面の洗浄装置の概略構成を示す図である。 同従来の洗浄装置におけるヘッド部の斜視図である。 同従来の洗浄装置におけるヘッド部の縦断面正面図である。 同従来の洗浄装置におけるヘッド部の縦断面側面図である。 同従来の洗浄装置におけるヘッド部を挿入する状態を示す図である。 (a)〜(c)はそれぞれ同従来の洗浄装置におけるヘッド部を挿入する状態を簡略的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る管路内面の洗浄装置を図面に基づき説明する。なお、上述した第1、第2の従来の洗浄方法で説明した構成要素と同様な機能の構成要素には同符号を付す。
図1において、1は地中に埋設された水平方向の管路であって、上水道や下水道を構成しており、たとえばダクタイル鋳鉄製の多数の管を互いに接合することによって配管されている。管路1には、消火栓や空気弁などの付帯設備を取り付けるための上向きの分岐管2が設けられ、この分岐管2では、付帯設備を取り除くことによって、管路1の内外を連通させることができる。なお、消火栓や空気弁などの付帯設備が取り付けられている分岐管2は内径がほぼ決まっている(例えば、呼び径が75の場合には、内径が75mmのものと、内径が65mmのものとの2つの種類がある。)。一方、管路1(いわゆる本管)の内径は同等(例えば、内径75mm)のものから、極めて大径(例えば、内径350mmやそれ以上)のものなどがある。
20は洗浄装置で、管路1外から管路1の分岐管2を介して管路1に導入(挿入)され、たとえば高圧水16が供給される水供給ホース5と、水供給ホース5の先端に設けられ、管路1の内部において分岐管2の先端の開口から挿入されて管路1の軸心方向に沿って移送可能な状態で配設される洗浄ヘッド30と、高圧水の供給源としての高圧水供給装置6などを有する。高圧水供給装置6は、管路1の外部に設けられ、高圧水供給ポンプ6aやタンク6bなどを備えることによって、この高圧水供給装置6から繰り出される水供給ホース5を介して洗浄ヘッド30へ高圧水を供給可能である。7は送り込み装置で、管路1の外部に設けられ、水供給ホース5を挟み込み可能な一対のローラ8A、8Bを有し、これらのローラ8A、8Bによって、水供給ホース5に、管路1内への送り込み力や、管路1からの取り出し力や、制動力を作用させることができるように構成されている。
図2〜図4は、洗浄ヘッド30の構造を示す。これらの図に示すように、洗浄ヘッド30は、高圧水供給ポンプ6aの先端に取り付けられて通水路31aなどを有する基台部31と、基台部31にラジアル軸受32、33およびスラスト軸受34を介して軸心35の回りに回転自在に配設され、第1の回転ヘッド部36、第2の回転ヘッド部37、回転パイプ体38などを有する回転部39と、回転部36の回転パイプ体38から半径方向に延びるように(放射状に)植設された洗浄ブラシ40とを備えている。
図2に示すように、回転部39は、ラジアル軸受32、33の外周側に第1の回転ヘッド部36が外嵌されているとともに、第1の回転ヘッド部36と、この第1の回転ヘッド部36の前方に配設される第2の回転ヘッド部37とが複数の連結材42で連結され、連結材42を外装する姿勢で、第1の回転ヘッド部36と第2の回転ヘッド部37との間に、洗浄ブラシ40が植設された回転パイプ体38が配設された構成とされている。第1の回転ヘッド部36は、略円筒形のブロック体から形成されて、基台部31の通水路31aを介して導入された水を外部に噴出する噴出孔41が複数(図4に示すものにおいては4箇所)形成されている。ここで、図2および図4に示すように、噴出孔41は第1の回転ヘッド部36において、斜め後方へ、かつ外周側に広がる向きで、さらに第1の回転ヘッド部36の外周面に接する接線方向側に傾斜されて形成されている。これにより、水供給ホース5から第1の回転ヘッド部36に例えば高圧水16が供給された際に、高圧水16が、噴出孔41から第1の回転ヘッド部36の接線方向側かつ斜め後ろの方向に噴出される。この噴出孔41からの高圧水16の噴出力(高圧水16が噴出孔41を形成する壁面に当接して付与する力)によって、第1の回転ヘッド部36に、回転力と前方への推進力とが付与され、この結果、第1の回転ヘッド部36が設けられている回転部39と、洗浄ブラシ40とに、回転力と前方への推進力とが付与される。
なお、この実施の形態では、第1の回転ヘッド部36と第2の回転ヘッド部37とを連結する連結材42は、後部寄り部分が屈曲された(詳しくは、屈曲されることで、後部以外の部分が洗浄ヘッド30の軸心35に近接して沿う姿勢に配設された)金属板が、第1の回転ヘッド部36の外周面の複数箇所に(この実施の形態では、90度間隔で4箇所に)その後部で取り付けられ、この連結材42の先端に、第2の回転ヘッド部37が取り付けられている。第2の回転ヘッド部37は、連結材42の先端部にねじにより固定された第2回転ヘッド本体部43と、この第2回転ヘッド本体部43にねじ付けられた第2回転ヘッド先頭部44とからなる。なお、図2における45は、連結材42の屈曲部近傍箇所および回転パイプ体38の後端部をねじなどで連結する中間連結材である。
そして、連結材42の外側(詳しくは、連結材42における第2回転ヘッド本体部43への取付け部分から、中間連結材45への取付け部分にかけての箇所)に、細径、筒状で金属製の回転パイプ体38が外装され、この回転パイプ体38の外周面に沿って、洗浄ブラシ40の根元をかしめて係止している固着用チューブ45が溶接などにより固着されている。ここで特に、固着用チューブ45は、回転パイプ体38の外周面において、洗浄ヘッド40の移送方向に対して螺旋状となる姿勢で固着されており、これにより、洗浄ブラシ40が洗浄ヘッド30の移送方向に対して螺旋状となる姿勢で植設されている。そしてこの洗浄ブラシ40の螺旋状の向きは、洗浄ブラシ40を回転させることにより管路1内の流体である水が後方に送り出される方向とされている。
上記構成において、管路1の内面を洗浄する際には、管路1における洗浄区間の上流側仕切弁と下流側仕切弁とを閉じて、洗浄区間を断水状態とした後に、洗浄区間の一端部に配設されている箇所の消火栓などの付帯設備が取り付けられている分岐管2から、前記付帯設備を取り外し、回転パイプ体38を手で掴むなどしながら分岐管2に洗浄ヘッド30を挿入し、分岐管2を通して管路1の内部に洗浄装置20の洗浄ヘッド30とそれに接続された水供給ホース5とを導入(挿入)する。
この場合に、洗浄装置20の洗浄ヘッド30として、金属製の回転パイプ体38に洗浄ブラシ40を植設させた構成としており、回転パイプ体38が十分な剛性を有するので、図5に示すように、分岐管2から管路1に接続されている箇所でも、回転パイプ体38が折れ曲がってしまうなどして洗浄ヘッド30が損傷することはなく、後の洗浄作業に支障をきたすことはない。
この後、洗浄ヘッド30を管路1の洗浄区間に導入した段階で、高圧水供給装置6から水供給ホース5を通して洗浄ヘッド30に高圧水を供給し、噴出孔41から水を噴出させる。すると、噴出孔41からの高圧水16の噴出力によって、洗浄ヘッド30の推進力と、回転部39および洗浄ブラシ40への回転力とが付与される。ここで、洗浄ヘッド30には、洗浄ブラシ40が洗浄ヘッド30の移送方向に対して螺旋状となるように植設されているので、この洗浄ブラシ40が回転されることにより、管路1内に溜まった水を後方に送り出す力や、管路1の内壁面に洗浄ブラシ40が接触して洗浄ヘッド30を前方に送り出す力が発生し、これらにより洗浄ヘッド30に対して前方に移送させる推進力が発生する。このように、洗浄ヘッド30には、高圧水16の噴出力に起因する推進力だけでなく、洗浄ブラシ40の回転に伴う推進力も作用するので、洗浄対象となる管路1が長くて、洗浄ヘッド30に取り付けている水供給ホース5の重量が大きくなった際でも、推進力が足りなくなることを防止できる。したがって、従来では例えば洗浄区間が200m以上であると、人手によって洗浄ヘッドを管路1内に押し込む必要があったが、本発明の実施の形態によれば、洗浄区間が400mほどの長い距離であっても人手によって洗浄ヘッドを管路1内に押し込む必要はなくなり、多くの手間や時間を省くことができて、作業能率が向上する。
また、洗浄ヘッド30として、金属製の回転パイプ体38に洗浄ブラシ40を植設させた構成としたので、管路1の内面に錆こぶなどの付着物17が多く付着しており、この付着物17が回転パイプ体38に接触した場合でも、回転パイプ体38が折れ曲がることを防止でき、洗浄機能を良好に維持できる。
さらに、洗浄ブラシ40は回転パイプ体38に対して螺旋状に植設されているので、回転パイプ体38を長尺にしなくても支障をきたさず、この結果、分岐管2から管路1に接続されている箇所や、管路1の内面に錆こぶなどの付着物17が多く付着している箇所でも支障なく通過できる形状に回転パイプ体38を形成し易い。なお、洗浄ブラシ40の形状としては管路1の内面に洗浄ブラシ40の先端が良好に接触するように、管路1よりも若干大きい寸法とすればよい。また、図2、図3においては、周方向に対して2条の洗浄ブラシ40を配設した場合を述べたが、付着物17の付着の付着力や大きさに応じて、その数や材質(材料)を適当に選択すればよい。また、洗浄ブラシ40をなす材料としては、ナイロンブラシなどを用いれば好適であるが、これに限るものではなく、各種材料を用いればよい。
また、洗浄ブラシ40を螺旋状に形成したことにより、洗浄ヘッド30を回転した際に、回転方向に対して洗浄ブラシ40が連続的に接触して、洗浄ブラシ40が、いわゆる腰の強い状態で、折れ曲がり難い状態で、強く付着物17に接触して付着物17を良好に掻き取ることができる利点もある。
なお、このようにして洗浄作業を実施し、洗浄ヘッド30が管路1における洗浄区間の終端部に到達したなら、水供給ホース5の送り動作を停止するとともに高圧水供給装置6も停止し、分岐部2から水供給ホース5を全長にわたって引き抜き、洗浄ヘッド30も管路1の外に引き戻して、洗浄作業を終了する。最後に、洗浄区間のフラッシングを行うことにより、洗浄作業によって管路1の内面から剥離した付着物などを管路1の中から排出して、全作業を終了する。
また、上記実施の形態においては、消火栓用の分岐管2を用いた場合を述べたが、これに限るものではなく、空気管用の分岐管や各種補修用の分岐管に対しても適用可能であり、下水道などにも対応可能である。
1 管路
2 分岐管
5 水供給ホース
6 高圧水供給装置
7 送り込み装置
20 洗浄装置
30 洗浄ヘッド
31 基台部
38 回転パイプ体
39 回転部
40 洗浄ブラシ
41 噴出孔

Claims (4)

  1. 管路の内面を洗浄する洗浄装置であって、
    管路外から管路の分岐管を介して管路内に導入される水供給ホースと、
    前記水供給ホースの先端に設けられ、管路に沿って移送可能な状態で配設される洗浄ヘッドと、
    前記洗浄ヘッドに設けられ、移送方向を軸心として回転する回転部と、
    前記洗浄ヘッドの回転部に設けられ、前記回転部から半径方向に延びるように植設された洗浄ブラシと
    を備え、
    前記洗浄ブラシが洗浄ヘッドの移送方向に対して螺旋状となるように植設され、前記洗浄ブラシの螺旋状の向きが、前記洗浄ブラシを回転させることにより管路内の流体が後方に送り出される方向である
    ことを特徴とする管路内面の洗浄装置。
  2. 回転部に筒状で金属製の回転パイプ体が設けられ、前記回転パイプ体に対して螺旋状に洗浄ブラシが植設されたことを特徴とする請求項1記載の管路内面の洗浄装置。
  3. 前記洗浄ヘッドの回転部の一部に、水供給ホースから供給される水を、半径方向に対して傾斜する方向に噴出させる噴出孔が形成され、この噴出孔が水から受ける力により回転部が回転することを特徴とする請求項1または2に記載の管路内面の洗浄装置。
  4. 噴出孔が回転部から後ろ向きに噴出するように形成され、噴出孔が水から受ける力によっても前方に移送される構成としたことを特徴とする請求項3記載の管路内面の洗浄装置。
JP2009264436A 2009-11-20 2009-11-20 管路内面の洗浄装置 Pending JP2011104552A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264436A JP2011104552A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 管路内面の洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264436A JP2011104552A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 管路内面の洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011104552A true JP2011104552A (ja) 2011-06-02

Family

ID=44228676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009264436A Pending JP2011104552A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 管路内面の洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011104552A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187353A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 株式会社Lixil 清掃装置
JP2015190149A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社Lixil 清掃装置
CN107088562A (zh) * 2017-06-23 2017-08-25 石家庄拓峰机电设备销售有限公司 管道清洗机
KR101789097B1 (ko) * 2015-12-09 2017-10-23 (주)썬앤씨 수평취수관정 세척시스템
CN108636954A (zh) * 2018-03-15 2018-10-12 许琴 中央空调管道清灰机器人
CN110052459A (zh) * 2019-04-26 2019-07-26 中国水利水电科学研究院 一种输水工程结构内壁预清理装置及裂纹检测套装

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5986287U (ja) * 1982-11-29 1984-06-11 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 洗浄ノズル
JPH11179309A (ja) * 1997-12-25 1999-07-06 Tokyo Gas Co Ltd 既設管路のクリーニング装置
JP2006088002A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Tokyo Metropolis 管内面の洗浄装置
JP2006192395A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Tokyo Suido Service Kk 管路内面の洗浄装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5986287U (ja) * 1982-11-29 1984-06-11 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 洗浄ノズル
JPH11179309A (ja) * 1997-12-25 1999-07-06 Tokyo Gas Co Ltd 既設管路のクリーニング装置
JP2006088002A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Tokyo Metropolis 管内面の洗浄装置
JP2006192395A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Tokyo Suido Service Kk 管路内面の洗浄装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187353A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 株式会社Lixil 清掃装置
JP2015190149A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社Lixil 清掃装置
KR101789097B1 (ko) * 2015-12-09 2017-10-23 (주)썬앤씨 수평취수관정 세척시스템
CN107088562A (zh) * 2017-06-23 2017-08-25 石家庄拓峰机电设备销售有限公司 管道清洗机
CN108636954A (zh) * 2018-03-15 2018-10-12 许琴 中央空调管道清灰机器人
CN108636954B (zh) * 2018-03-15 2020-01-24 湖南中鲁工程有限公司 中央空调管道清灰机器人
CN110052459A (zh) * 2019-04-26 2019-07-26 中国水利水电科学研究院 一种输水工程结构内壁预清理装置及裂纹检测套装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011104552A (ja) 管路内面の洗浄装置
JP4651395B2 (ja) 管路内面の洗浄装置およびその案内治具および洗浄装置を用いた洗浄方法
JPH06500607A (ja) パイプ清掃用の装置および方法
JPH11114513A (ja) 配管用のカメラ付き高圧ジェット洗浄装置
KR101435385B1 (ko) 배관 세척용 피그
US6792641B1 (en) Pipeline pig
KR20130011697A (ko) 하수관 청소장치
KR102528913B1 (ko) 고압수와 고압공기를 이용한 상수도관 세척장치
KR100345411B1 (ko) 선단부에 슬러지 제거용 코어와 팬 브러쉬를 가지는 관 내부 청소장치
WO2017215947A1 (fr) Cloche de projection de grenaille et d'aspiration de la grenaille projetee, robot pour la renovation de conduites forcees, muni d'une telle cloche
JP2009061441A (ja) 水道管の洗浄方法
US6394112B1 (en) Pipe cleaning nozzle
US20190201946A1 (en) Internal pipe cleaning tool and method
KR20150010480A (ko) 배관의 스케일 제거용 와이어 장치
KR101641783B1 (ko) 분사노즐을 이용한 관 세척장치
JP6288751B2 (ja) 管路清掃装置
KR100881376B1 (ko) 피그
JP2014079695A (ja) 洗浄装置
JP2003184151A (ja) 管内洗浄用ノズル装置
JP2006314926A (ja) 管路内面の洗浄方法
JP2006088002A (ja) 管内面の洗浄装置
JP4689540B2 (ja) ケーブル収容管路の洗浄装置
KR102460574B1 (ko) 초음파를 이용한 상수도관 세척장치
JP2009022918A (ja) 清掃具、清掃具装填装置及び配管内の清掃方法
RU2377080C1 (ru) Устройство для очистки внутренней полости трубопровода

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140212