JP2011101739A - 防火扉 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】扉3は、横方向に分割された扉部3A、3B同士がヒンジで連結され、第2扉部3Bの取っ手4に連動する扉開閉機構10を備えている。扉開閉機構10は、取っ手4の開閉操作に連動して扉部3A、3B同士を結合可能とする扉連結バー11と、扉連結バー11に連動して扉枠2に連結される第1扉部3Aを扉枠2に対して係止可能とする第2扉係止バー14とを備え、取っ手4の開操作時には、扉連結バー11によって扉部3A、3B同士が結合され、第2扉係止バー14によって第1扉部3Aと扉枠2との固定が解除され、取っ手4の閉操作時には、扉連結バー11によって扉部3A、3B同士の結合が解除され、第2扉係止バー14によって第1扉部3Aが係止孔21で扉枠2に固定されるようにした。
【選択図】図5
Description
このような付室加圧防煙では、例えば特許文献1に開示されているような防火扉を用い、扉開放時に煙が浸入しないように、付室に隣接する火災室と付室との間に遮煙に必要な圧力差を確保している。また、付室まわりの防火扉は、すべて閉鎖された状態となるが、非難や消防活動に伴う扉開放に支障をきたさないようにする必要がある。そのため、付室廻りのすべての扉を容易に閉鎖でき、防火区画を形成し易くすることが重要とされている。
すなわち、付室に面する階段室の防火扉は、避難上、階段室側へ開く構造になっているため、風量制御によっては付室との圧力差により防火扉が開いたままの状態になり、防火区画が形成されなくなるというおそれがあった。
これに対応するため、防火扉の閉鎖力を強化することが検討されるが、一般的に防火扉に用いられるヒンジは防火扉の大きさに適合したものが使用されるので、扉の閉鎖力は制限される。つまり、防火扉の閉鎖力を高めるために大きなヒンジを用いると、扉が大きくなり過ぎて建物に対する納まりが悪くなったり、日常時の開閉に支障をきたすという問題があった。
また、各扉部は、ヒンジの作用により自動的に閉じる方向に回動させることができるので、取っ手から手を離して前記開操作を止めることで、自動的にすべての扉部を閉鎖することが可能である。
さらに、扉を開く際には、複数の扉部を一体的に結合して容易に開くことが可能であるので、必要な扉開放力は従来のままであり、日常面での使い勝手には支障が無い。そして、開放に手間を要せず、避難に必要な幅員等の計画も行い易いという利点がある。
本発明では、取っ手の開操作を止めた時点、すなわち取っ手から手を離すことで、第1付勢部材の付勢力により扉連結部材が元の位置に戻ろうとするため、自動的に扉部同士の結合を解除することができる。
本発明では、前記閉操作時に扉連結部材による扉部同士の結合が解除されると、これに連動し、扉係止部材も第2付勢部材の付勢力によって元に戻ろうとするため、枠側扉部を所定位置で扉枠に固定させることができる。
図1に示すように、本実施の形態による防火扉1は、ビルなどの階段室に設けられ、火災時に階段室と付室との間を閉鎖するものである。
防火扉1は、扉枠2に第1ヒンジ5Aを介して開閉自在に設置された扉3と、扉3に設けられた取っ手4に連動する扉開閉機構10とを備えている。
そして、第1扉部3Aの第2扉部3B側(紙面右側)の側端部3aには、第2扉部3Bに設けられる後述する扉連結バー11の突出端11aを挿入出させるための凹部31が設けられている。
なお、第1扉係止バー12の上端12aの凹部31内への突出長は、扉連結バー11の突出端11aの押圧力によって第1扉係止バー12が下方へ移動することが可能な長さとされる。
つまり、図5に示すように、連結材13は、第1扉係止バー12が下方に移動することで、回転中心13cを中心にして紙面で時計回りに回動し、他端13bの上方への移動に伴って第2扉係止バー14を引き上げる構成となっている。
また、扉枠2に設けられた係止孔21は、回転球17が入り易いように孔周縁部が斜めにカットされたテーパ形状となっている。
なお、回転球17と下端14bとの間には、図示しないばね部材を設けてもよく、この場合には扉移動時の扉3の振動を吸収することができ、扉開閉時の支障が生じにくい構造にすることができる。
図4および図5に示すように、扉枠2内から扉3を開く際、取っ手4を横向き(矢印E1方向)に倒して開操作とすることで、第1回転板6Aも取っ手4と同じ方向(矢印E1方向)に回転し、これに噛合する第2回転板6Bも矢印E2方向に回転する。そして、第2回転板6Bに噛合するラック11cを介して扉連結バー11が第1扉部3A側(図5に示す矢印X1方向)へ向けて第1ばね部材15の付勢に抗して移動し、第2扉部3Bの側端部より突出する突出端11aが凹部31内に進入して係合する。この凹部31と扉連結バー11との係合によって第2ヒンジ5Bによる回動が規制され、分割されている第1扉部3Aと第2扉部3Bとが結合された状態になる。
また、各扉部3A、3Bは、ヒンジ5A、5Bの作用により自動的に閉じる方向に回動させることができるので、取っ手4から手を離して前記開操作を止めることで、自動的にすべての扉部3A、3Bを閉鎖することが可能である。
さらに、扉3を開く際には、2枚の扉部3A、3Bを一体的に結合して容易に開くことが可能であるので、必要な扉開放力は従来のままであり、日常面での使い勝手には支障が無い。そして、開放に手間を要せず、避難に必要な幅員等の計画も行い易いという利点がある。
例えば、本実施の形態では扉3を2分割としているが、分割数はとくに限定されることはなく変更可能であり、3枚以上の扉部を設ける構成であってもかまわない。
そして、第1ばね部材15、第2ばね部材16についても、省略することも可能であり、また他の構成の付勢部材を用いてもよい。
2 扉枠
3 扉
3A 第1扉部(枠側扉部)
3B 第2扉部
4 取っ手
5A 第1ヒンジ
5B 第2ヒンジ
6A 第1回転板
6B 第2回転板
10 扉開閉機構
11 扉連結バー(扉連結部材)
12 第1扉係止バー(扉係止部材)
13 連結材
14 第2扉係止バー(扉係止部材)
15 第1ばね部材(第1付勢部材)
16 第2ばね部材(第2付勢部材)
17 回転球
21 係止孔
31 凹部
Claims (3)
- 扉枠に第1ヒンジを介して開閉自在に設置された扉を備えた防火扉であって、
前記扉は、横方向に分割された複数の扉部からなり、隣り合う前記扉部同士が第2ヒンジを介して連結されるとともに、前記扉部に設けられた取っ手に連動する扉開閉機構を備えてなり、
該扉開閉機構は、前記取っ手の開閉操作に連動して隣り合う前記扉部同士を結合可能とする扉連結部材と、前記扉連結部材に連動して前記扉枠に連結される枠側扉部を前記扉枠に対して係止可能とする扉係止部材と、を備え、
前記取っ手の開操作時には、前記扉連結部材によって隣り合う前記扉部同士が結合されるとともに、前記扉係止部材によって前記枠側扉部と前記扉枠との固定が解除され、
前記取っ手の閉操作時には、前記扉連結部材によって隣り合う前記扉部同士の結合が解除されるとともに、前記扉係止部材によって前記枠側扉部が所定位置で前記扉枠に固定される構成としたことを特徴とする防火扉。 - 前記扉連結部材は、第1付勢部材を有し、前記取っ手の開操作時に前記第1付勢部材に抗して隣り合う前記扉部同士を結合することを特徴とする請求項1に記載の防火扉。
- 前記扉係止部材は、第2付勢部材を有し、前記扉連結部材に連動して前記第2付勢部材に抗して前記枠側扉枠と前記扉枠とを固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の防火扉。
Priority Applications (1)
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JP2009258008A JP5413664B2 (ja) | 2009-11-11 | 2009-11-11 | 防火扉 |
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-
2009
- 2009-11-11 JP JP2009258008A patent/JP5413664B2/ja active Active
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