JP2011095632A - 画像形成装置 - Google Patents

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Keisuke Oba
圭介 大羽
Yoshiaki Tashiro
義昭 田代
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Abstract

【課題】シートのばたつきを抑制して、シート上に良好な転写画像を形成することが可能なガイド部を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10のガイド部20では、第1ガイド部材21の先端縁部31をA点とし、第2ガイド部材22の先端縁部32をB点とし、B点からの第1ガイド部材21の第1先端部26に対する垂線L2と第1先端部26との交点をC点とし、A点から見た像担持体125の接線L3とB点からの該接線L3に対する垂線L4との交点をD点とし、A点、B点およびC点を結んだ三角形の面積をS1とし、A点、B点およびD点を結んだ三角形の面積をS2とすると、面積S1および面積S2は、以下の条件式(1)および(2)を満たすように設定されている。
S1≦5mm・・・(1)
S2≧S1×2・・・(2)
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式を利用した画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を利用した画像形成装置が広く用いられている。画像形成装置は、用紙等のシートにトナー像を形成するものであって、トナー像が形成される、感光体ドラムや転写ベルト等の像担持体と、像担持体との間でニップ部を形成し、ニップ部においてトナー像をシート上に転写する転写部材と、シートをニップ部に搬送するガイド部材とを含む。
ガイド部材は、シート上に良好な転写画像を形成するうえでは重要な構成要素である。例えば特許文献1の画像形成装置では、ガイド部材として、一対の転写前上ガイドおよび転写前下ガイドを用いている。転写前下ガイドの先端部は、ニップ部でのニップ接線から見て像担持体側に位置するように設定されている。この位置設定により、シートのニップ部においてシート上に良好な転写画像が形成されるように図っている。
特開2001−117375号公報
画像が形成されるシートは、転写部の上流側に設けたレジストローラから像担持体と転写部材との間のニップ部に搬送され、ニップ部において像担持体上のトナー画像が転写されながら搬送される。レジストローラから転写ニップ部の間に、シートをガイドするガイド部材が設けられている。
一般的に、レジストローラは少なくとも一方が弾性のあるゴム材料のローラで構成されている。そして、ローラの軸方向の両端部に設けられたバネなどの付勢手段によって互いに押圧接触している。シートはレジストローラに挟持されてガイド部材に沿って搬送される。レジストローラ及びガイド部材はシートの幅方向に長く延びて設けられているため、レジストローラの押圧接触の状態や搬送方向に対する直角度、ガイド部材の取付け位置などに多少の誤差が発生する。それにより、レジストローラによるシートの搬送力や搬送速度、ガイド部材による搬送抵抗などは幅方向の一方の側と他方側において差異が生じることがある。そのような状況は、ニップ部とレジストローラ対においてシートに若干の撓みを発生させる要因となる。シートに撓みが発生すると、シートがニップ部上流において像担持体表面のトナー画像と接触して、シートの後端部において画像にじみ等の画像不良が発生する場合がある。
上記した特許文献1のガイド部材は、シートのニップ部への突入角度を適正化しているものの、レジストローラやガイド部材のばらつきの要因のためにニップ部とレジストローラとの間においてシートに若干の撓みが生じることによる画像不良の対策を講じていない。そのため、シート上に良好な転写画像を形成することは難しい。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、レジストローラやガイド部材のばらつきの要因によってもニップ部の間においてシートに若干の撓みが生じても、シート上に良好な転写画像を形成することが可能なガイド部を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体との間でニップ部を形成し、該ニップ部において前記トナー像をシート上に転写する転写部材と、前記ニップ部に向かって延びる第1先端部を有する第1ガイド部材と、前記第1先端部に沿って延びる第2先端部を有する第2ガイド部材とを含み、前記シートを前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間に挟みつつ前記ニップ部に搬送するガイド部とを含む。前記第1先端部は、前記ニップ部のニップ接線から見て前記像担持体側に位置しており、前記第1ガイド部材の前記先端縁部をA点とし、前記第2ガイド部材の前記先端縁部をB点とし、前記B点からの前記第1ガイド部材の前記第1先端部に対する垂線と前記第1先端部との交点をC点とし、前記A点から見た前記像担持体の接線と前記B点からの該接線に対する垂線との交点をD点とし、前記A点、前記B点および前記C点を結んだ三角形の面積をS1とし、前記A点、前記B点および前記D点を結んだ三角形の面積をS2とすると、前記面積S1および前記面積S2は、以下の条件式(1)および(2)を満たすように設定されている画像形成装置。
S1≦5mm・・・(1)
S2≧S1×2・・・(2)
本発明の請求項1に係る画像形成装置によれば、上記の条件式(1)および(2)が満たされるように第1ガイド部材および第2ガイド部材の像担持体に対する位置決めが行われている。そのため、ニップ接線から見て像担持体側に位置する第1先端部の位置と、ニップ部の位置とによって搬送姿勢が定められたシートの後端部分は、第1先端部を離れた後であってもばたつかない。これにより、レジストローラやガイド部材のばらつきの要因によってニップ部の間においてシートに若干の撓みが生じても、画像にじみ等の転写画像の不良が抑制される。その結果、良好な転写画像の形成が可能である。
本発明の請求項2に係る画像形成装置では、前記第1先端部の前記先端縁部は、前記像担持体との間の隙間が0.2mm〜1.0mmとなるように位置設定されている。
本発明の請求項2に係る画像形成装置によれば、シートが像担持体に適切に接触してニップ部に搬送されるため、良好な転写画像の形成が可能である。
本発明の請求項3に係る画像形成装置では、前記第2ガイド部材の前記第2先端部の前記先端縁部と前記像担持体との間の隙間は、0.5mm以上に設定されている。
本発明の請求項3に係る画像形成装置によれば、第2ガイド部材に像担持体上のトナー画像が飛散して第2先端部が汚れることが防止される。
本発明の請求項4に係る画像形成装置では、前記第1ガイド部材の前記第1先端部は、前記第2ガイド部材の前記第2先端部を延長した仮想線上に位置する。
本発明の請求項4に係る画像形成装置によれば、第1ガイド部材の第1先端部が第2ガイド部材の第2先端部を延長した仮想線上に位置しているので、第2先端部に沿って搬送されたシートが像担持体に衝突することを抑制できる。これにより、衝突に起因する転写ズレ等の不都合が抑制される。
本発明に係る画像形成装置のガイド部によれば、シートのばたつきを抑制して、シート上に良好な転写画像を形成することが可能である。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す断面図である。 図1の画像形成装置における転写ニップ部の周辺部分の拡大図であり、ガイド部の構成を示している。 転写ニップ部の周辺部分のさらなる拡大図である。 ガイド部の第1ガイド部材および第2ガイド部材の転写ベルトに対する位置関係を示す説明図である。 第1ガイド部材の第1先端部と第2ガイド部材の第2先端部との位置関係を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す。画像形成装置10は、例えばタンデム式のカラープリンタであり、箱形を呈する装置本体11を含む。装置本体11は、内部に、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙Pを貯留する用紙貯留部14とを含む。装置本体11の上部には、定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部15が設けられている。
画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙(シート)Pにトナー像を形成するものであって、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右方)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナー(現像剤)を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット12Kとを含む。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kは、感光体ドラム121および現像装置122を含む。感光体ドラム121は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像(可視像)を形成するものであって、図1において反時計方向に回転しつつ対応する現像装置122からトナーの供給を受ける。各現像装置122は、装置本体11の適所に配設された図略のトナーカートリッジからトナーの補給を受ける。
各感光体ドラム121の直下位置には、帯電装置123が設けられていると共に、各帯電装置123の下方位置には露光装置124が設けられている。各感光体ドラム121は、帯電装置123によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射される。これにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像に現像装置122からトナーが供給されると、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
感光体ドラム121の上方には、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間に張設された転写ベルト125(像担持体)が配設されている。転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で、各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間であって、従動ローラ125b側へ寄った位置にテンションローラ125cが設けられている。テンションローラ125cは、転写ベルト125に張力を与えるものであり、図略の付勢部材の付勢力で上方に付勢されている。したがって、転写ベルト125は、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間でテンションローラ125cにより上方に押し上げられている。
転写ベルト125の周回と共に、転写ベルト125の表面(像担持面)に対して、まず、マゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の一次転写が行なわれる。ついで、転写ベルト125におけるマゼンタトナー像の転写位置に、シアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。以下同様にして、イエロー用ユニット12Yによるイエローのトナー像の転写、およびブラック用ユニット12Kによるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。これにより、転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。
各感光体ドラム121の図1における左方位置には、感光体ドラム121の周面上の残留トナーを除去して清浄化するドラムクリーニング装置127が設けられている。ドラムクリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かう。ドラムクリーニング装置127で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収される。
画像形成部12の図1における左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対110が設けられており、用紙貯留部14からの用紙Pは、搬送ローラ対110の駆動で転写ベルト125へ向けて搬送される。また、用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置で転写ベルト125の表面(像担持面)に当接した二次転写ローラ113(転写部材)が設けられている。二次転写ローラ113は軸方向の両端部に設けられた図示しない押圧バネにより駆動ローラ125aの軸心に向けて付勢されており、転写ベルト125の像担持面との間で転写ニップ部Nを形成する。用紙Pは、転写ニップ部Nにおいて転写ベルト125と二次転写ローラ113とに押圧挟持され、これにより、転写ベルト125上のトナー像が用紙Pに二次転写される。
さらに、用紙搬送路111における転写ニップ部Nの下方には、一対のレジストローラ112が配設されている。レジストローラ112は、用紙Pを転写ニップ部Nに向けて適切なタイミングで搬送すると共に、用紙Pの斜め送りを修正する。転写ニップ部Nとレジストローラ対112との間には、用紙Pを転写ニップ部Nに向けて搬送するガイド部20が配設されている。レジストローラ112は軸方向の両端部において図示しない付勢手段により付勢されて互いに押圧状態となっている。
用紙貯留部14は、装置本体11の図1における右側壁に開閉自在に設けられた手差しトレイ141と、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ142とを含む。用紙トレイ142には複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留される。用紙トレイ142は、上方に開口した箱体で構成され、用紙束P1が貯留可能になっている。用紙トレイ142に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、ピックアップローラ143の駆動で用紙搬送路111へ向けて1枚ずつ繰り出される。用紙トレイ142から繰り出された用紙Pは、搬送ローラ対110の駆動で用紙搬送路111を通って転写ニップ部Nへ向けて搬送される。
定着部13は、二次転写された用紙P上のトナー像に対して定着処理を施す。定着部13は、内部に加熱源である通電発熱体を有する加熱ローラ131と、加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、定着ローラ132および加熱ローラ131間に張設された定着ベルト133と、定着ベルト133を介して定着ローラ132と対向配置された加圧ローラ134とを含む。定着部13へ供給された用紙Pは、加圧ローラ134と高温の定着ベルト133との間を通過しながら定着ベルト133からの熱を得て定着処理が施される。定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って用紙排出部15の排紙トレイ151へ向けて排出される。
以下、用紙Pを転写ニップ部Nに搬送するガイド部20について図2を参照しながら説明する。図2は、転写ニップ部Nの周辺部分の拡大図であり、ガイド部20の構成を示している。ガイド部20は、一対のレジストローラ112のうちの図2では左側のレジストローラ112の近傍位置から転写ニップ部Nに向かって上方に延びる第1ガイド部材21と、右側のレジストローラ112の近傍位置から第1ガイド部材21に沿って上方に延びる第2ガイド部材22とを含む。
第1ガイド部材21は、駆動ローラ125aおよび二次転写ローラ113の長手方向に沿って延びる板状の部材であって、左側のレジストローラ112の近傍位置で所定のフレームに固定された第1基端部23と、第1基端部23から右側のレジストローラ112側に図2では右方向に傾斜する第1傾斜部24と、第1傾斜部24から略垂直に駆動ローラ125aに向かって延びる第1中間部25と、第1中間部25から転写ニップ部Nに向かって図2では左方向に傾斜する第1先端部26とからなる。第1ガイド部材21は、後述する第2ガイド部材22に対向する第1搬送面41を有する。第1ガイド部材21は、本実施形態では、用紙Pの転写面とは反対側の裏面に向く部材である。
第2ガイド部材22は、駆動ローラ125aおよび二次転写ローラ113の長手方向に沿って延びる板状の部材であって、右側のレジストローラ112の近傍位置で所定のフレームに固定された第2基端部27と、第2基端部27から略垂直に駆動ローラ125aに向かって延びる第2中間部28と、第2中間部28から図2では左方向に転写ニップ部Nに向かって湾曲する第2先端部29とからなる。第2ガイド部材22は、第1ガイド部材21の第1搬送面41に対向する第2搬送面42を有する。第2ガイド部材22は、本実施形態では、用紙Pの転写面に向く部材である。このように構成された第1ガイド部材21および第2ガイド部材22によって、ガイド部20における用紙搬送路111は、一対のレジストローラ112から転写ニップ部Nに向けて左方向に若干湾曲しつつ延びている。
第1ガイド部材21の第1先端部26は、第2ガイド部材22の第2先端部29よりも転写ニップ部Nに向かって突出しており、転写ニップ部Nにおけるニップ接線L1から見て転写ベルト125および駆動ローラ125a側に位置するように設定されている。したがって、一対のレジストローラ112から排出された用紙Pは、転写ニップ部Nに搬送される際には、第1先端部26の位置と転写ニップ部Nの位置とによって転写ニップ部Nに突入する搬送姿勢が定められる。
第1先端部26は、図3に示すように、転写ベルト125の像担持面50から所定の隙間G1を介して離間するように位置設定された第1先端縁部31を有している。具体的には、隙間G1は、第1先端縁部31における転写ニップ部Nに対向する第1先端面33と第1搬送面41との間の第1角部34と、転写ベルト125の像担持面50との間に設定された隙間である。第1角部34は第1ガイド部材21において転写ベルト125の像担持面50に最も近接する部位である。
所定の隙間G1は、0.2〜1.0mmの範囲におけるいずれかの長さに設定されている。隙間G1を0.2mm以上に設定することで、用紙Pとの接触摩擦によって摩擦帯電した第1先端部26に転写ベルト125上のトナー像のトナーが引き付けられて、第1先端部26にトナーが付着することを抑制している。一方、隙間G1を1.0mm以下に設定することで、用紙Pは、前記搬送姿勢を保ちつつ、転写ニップ部Nに向けて適正な突入角度で搬送される。
第1ガイド部材21の第1搬送面41と第2ガイド部材22の第2搬送面42とは、図3に示すように、所定の隙間G2を介して互いに離間している。隙間G2が用紙搬送路111の一部を形成している。隙間G2は、ガイド部20によって転写ニップ部Nに搬送される用紙Pのうちの最も厚い用紙P(例えば葉書)の厚さに対して+0.1mm以上厚い所定厚さに設定されている。用紙Pは、第1ガイド部材21および第2ガイド部材22間で挟まれつつ転写ニップ部Nに向けて搬送されているとき、第1ガイド部材21および第2ガイド部材22に接触するが、隙間G2を上記のように設定すれば、用紙Pの第1ガイド部材21および第2ガイド部材22に対する接触に起因する負荷が軽減されるので、用紙Pを良好に転写ニップ部Nに向けて搬送することができる。
また、第2先端部29は、図3に示すように、転写ベルト125の像担持面50から所定の隙間G3を介して離間するように位置設定された第2先端縁部32を有している。具体的には、隙間G3は、第2先端縁部32における転写ベルト125の像担持面50に対向する対向面35と、像担持面50との間に設定された隙間である。隙間G3は、0.5mm以上の所定長さに設定されている。隙間G3を0.5mm以上に設定することで、用紙Pとの接触摩擦によって摩擦帯電した第2先端部29に転写ベルト125上のトナー像のトナーが引き付けられて、第2先端部29にトナーが付着することを抑制している。
上記構成のガイド部20では、隙間G1〜G3を上記のように設定したうえで、さらに、第1ガイド部材21、第2ガイド部材22および転写ベルト125の像担持面50間の位置関係を設定している。
具体的には、図4に示すように、第1ガイド部材21の第1角部34をA点とし、第2先端部29の第2先端縁部32における転写ニップ部Nに対向する第2先端面36と第2搬送面42との間の第2角部37をB点とし、B点からの第1先端部26の第1搬送面41に対する垂線L2と第1搬送面41との交点をC点とし、A点から見た転写ベルト125の像担持面50の接線L3とB点からの接線L3に対する垂線L4との交点をD点とし、さらに、A点、B点およびC点を結んだ三角形の面積をS1とし、A点、B点およびD点を結んだ三角形の面積をS2とすると、面積S1および面積S2は、以下の条件式(1)および(2)を満たすように設定されている。
S1≦5.0mm・・・(1)
S2≧S1×2・・・(2)
ここで、上記の設定について説明する。例えば、レジストローラ112の付勢手段の付勢力の両端部で若干の差異が発した場合、レジストローラ112の用紙Pの搬送力が幅方向の左右において搬送力に差異が生じる。搬送力の強い側で用紙Pの送りが若干大きくなるため、その側の用紙Pは転写ニップ部Nとレジストローラ112対の間において撓みを生じる。そして、転写ニップ部Nの近くにおいて用紙Pの撓み部が転写ベルト125の表面に接触すると、そこに形成されているトナー画像が乱され、用紙P上においてにじみ画像などの画像不良となる。
ここで、上記面積S1を5.0mmを以下に設定し、面積S2をS1の2倍以上に設定しておくと、用紙Pの撓みが第1ガイド部材21と第2ガイド部材22により規制されるとともに、転写ベルト125の表面への接触を防止できる。用紙Pの撓みを規制するには、第1ガイド部材21の第1先端部26に対して第2ガイド部材22の第2先端部29の搬送方向における距離Kをできるだけ小さくするのがよい。また、第1ガイド部材21の第1搬送面41と第2ガイド部材22の第2搬送面42の隙間G2は、用紙Pが通過可能な範囲でできるだけ狭くするのがよい。距離Kと隙間G2の設定に際して、それらの関係を面積S1が5.0mm以下になる範囲に設定すれば用紙Pの撓みを適切に規制することが可能である。
一方、第1ガイド部材21及び第2ガイド部材22が転写ベルト125に近いと、用紙Pが少し撓んでも転写ベルト125の表面に接触することになる。よって、転写ニップ部Nへの用紙Pの搬送性や転写性を考慮した範囲で、第1ガイド部材21及び第2ガイド部材22と転写ベルト125の間の空間を広く設定するのがよい。その空間に相当するのが面積S2であり、面積S2は面積S1が設定された場合に、第1ガイド部材21及び第2ガイド部材22の転写ベルト125に対する角度などを適切に設定し、面積S1の2倍以上に設定するのがよい。そのように設定すれば、用紙Pに第1ガイド部材21及び第2ガイド部材22で規制できない微小な撓みが発生しても、撓み部分が転写ベルト125の表面に接触するのを防止することが可能である。
また、第1ガイド部材21の第1先端部26は、第2ガイド部材22の第2先端部29を延長した仮想線上に位置するように設定されている。具体的には、図5に示すように、第1先端部における第1搬送面41は、第2先端部29における第2搬送面42を延長した仮想平面P1上に位置するように設定されている。
上記構成のガイド部20によれば、第1ガイド部材21の第1角部34と転写ベルト125の像担持面50との間の隙間G1を0.2〜1.0mmに設定し、第1搬送面41と第2搬送面42との間の隙間G2を、ガイド部20によって転写ニップ部Nに搬送される用紙Pのうちの最も厚い用紙P(例えば葉書)の厚さに対して+0.1mm以上に設定し、第2先端縁部32の対向面35と転写ベルト125の像担持面50との間の隙間G3を0.5mm以上に設定したうえで、上記の条件式(1)および(2)が満たされるように第1ガイド部材21および第2ガイド部材22の転写ベルト125の像担持面50に対する位置決めが行われている。
そのため、ニップ接線L1から見て転写ベルト125側に位置する第1先端部26の位置と、転写ニップ部Nの位置とによって搬送姿勢が定められた用紙Pの後端部分(つまり、用紙Pにおける用紙搬送方向から見た下流側部分)は、第1先端部26および第2先端部29を離れた瞬間にばたつかない。これにより、用紙Pのばたつきに起因する画像散り等の転写画像の劣化が抑制される。その結果、良好な転写画像の形成が可能である。
また、第1先端部26における第1搬送面41が第2先端部29における第2搬送面42を延長した仮想平面P1上に位置するように設定されているので、第2先端部29に沿って搬送された用紙Pが転写ベルト125に衝突することを抑制できる。これにより、衝突に起因する転写ズレ等の不都合が抑制される。
10 画像形成装置
20 ガイド部
21 第1ガイド部材
22 第2ガイド部材
26 第1先端部
29 第2先端部
41 第1搬送面
42 第2搬送面
112 レジストローラ
113 二次転写ローラ
125 転写ベルト
125a 駆動ローラ
G1〜G3 隙間
K 距離
L1 ニップ接線
N 転写ニップ部

Claims (4)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体との間でニップ部を形成し、該ニップ部において前記トナー像をシート上に転写する転写部材と、
    前記ニップ部に向かって延びる第1先端部を有する第1ガイド部材と、前記第1先端部に沿って延びる第2先端部を有する第2ガイド部材とを含み、前記シートを前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間に挟みつつ前記ニップ部に搬送するガイド部と、
    を備え、
    前記第1先端部は、前記ニップ部のニップ接線から見て前記像担持体側に位置しており、
    前記第1ガイド部材の前記先端縁部をA点とし、前記第2ガイド部材の前記先端縁部をB点とし、前記B点からの前記第1ガイド部材の前記第1先端部に対する垂線と前記第1先端部との交点をC点とし、前記A点から見た前記像担持体の接線と前記B点からの該接線に対する垂線との交点をD点とし、前記A点、前記B点および前記C点を結んだ三角形の面積をS1とし、前記A点、前記B点および前記D点を結んだ三角形の面積をS2とすると、
    前記面積S1および前記面積S2は、以下の条件式(1)および(2)を満たすように設定されている画像形成装置。
    S1≦5mm・・・(1)
    S2≧S1×2・・・(2)
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1ガイド部材の前記第1先端部の前記先端縁部は、前記像担持体との間の隙間が0.2mm〜1.0mmとなるように位置設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2ガイド部材の前記第2先端部の前記先端縁部と前記像担持体との間の隙間は、0.5mm以上に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記第1ガイド部材の前記第1先端部は、前記第2ガイド部材の前記第2先端部を延長した仮想線上に位置することを特徴とする画像形成装置。
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