JP2011093400A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】後部ラゲージルームにバッテリーが置かれる車両において、効率の良い車両配線を可能となし得る、新規な構造の電気接続箱を提供することを、目的とする。
【解決手段】電気接続箱10として、車両104の後部に配される第一の電気接続箱12と車両104の前部に配される第二の電気接続箱14を採用した。バッテリー102と第一の電気接続箱12を入力線110で接続すると共に、第一の電気接続箱12と第二の電気接続箱14を接続線114で接続した。第一の電気接続箱12と第二の電気接続箱14のそれぞれから外部に給電するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車においてライトやホーン等の各種電装品に対してバッテリーから給電する給電路上には、給電回路の効率化やメンテナンス性向上等の目的で、ヒューズボックスやリレーボックス等の電気接続箱が配設されている。即ち、一般に、自動車のフロントボンネット内のエンジンルームには、特開2008−125317号公報(特許文献1)に記載の如きヒューズボックスがバッテリーと共に配されており、バッテリーのプラス端子とヒューズボックスの入力端子とが、大径の給電線で接続されている。そして、ヒューズボックスの入力端子に給電された電力が、ヒューズボックス内に組み込まれたバスバー等で形成された分岐回路で分岐されて、ヒューズを介して、各種電装品に分配給電されるようになっている。
ところで、近年では、パワーユニットや蓄電ユニット等のレイアウトや重量配分等の理由から、バッテリーを、車両後方のラゲージルームに配することが検討されている。
ところが、従来の自動車では、バッテリーをラゲージルームに配した場合でも、電気接続箱をはじめとした各種電装品への給電回路として、バッテリーをエンジンルームに配した従来構造がそのまま採用されていた。そのために、車両後方に配したバッテリーから車両前方のエンジンルーム内のヒューズボックスまで、大径の給電線を引き回して給電したあと、ヒューズボックスから各種電装品に分配給電することとなり、バッテリーがエンジンルームに配される場合に比して、大電流の給電線が長くなって配線効率が低下すると共に、かかる大電流の給電線上での短絡のおそれも高くなるという問題があった。
特開2008−125317号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、後部ラゲージルームにバッテリーが置かれる車両において、効率の良い車両配線を可能となし得る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、後部ラゲージルームにバッテリーが置かれた車両に装着される電気接続箱において、車両の後部に配される第一の電気接続箱と車両の前部に配される第二の電気接続箱とを採用し、前記バッテリーの電極に接続される入力線が装着される入力端子を前記第一の電気接続箱に設けると共に、該第一の電気接続箱と前記第二の電気接続箱とを互いに接続して前記バッテリーの電力を前記第一の電気接続箱を介して前記第二の電気接続箱へ給電する接続線が装着される接続端子を前記第一の電気接続箱と前記第二の電気接続箱とにそれぞれ設ける一方、前記第一の電気接続箱において前記入力端子から給電される電力を複数に分岐させて外部給電するための第一の分岐回路を設けると共に、前記第二の電気接続箱において前記接続端子から給電される電力を複数に分岐させて外部に給電するための第二の分岐回路を設けたことを、特徴とする。
第一の態様によれば、後部ラゲージルームにバッテリーが置かれた特定構造の車両において、車両の後部に配置される第一の電気接続箱と車両の前部に配置される第二の電気接続箱を組み合わせて採用したことにより、それら第一および第二の電気接続箱から車両後部および前部に備えられた電装品に対して効率のよい配線が可能となると共に、メンテナンス性の向上も図られ得る。
また、第一の電気接続箱において、車両後方に設けられたバッテリーから電源を取り込むと共に、ヒューズやリレー等を介して、車両後方に搭載された電装品に直接電気配線を行うことができる。従って、車両後方のバッテリーから一旦、エンジンルーム内のヒューズボックスまで電源線を回した後、当該ヒューズボックスから再び車両後方の電装品までワイヤーハーネスを敷設する従来の構造に比して、電気配線の配索効率を格段に向上させることができる。なお、車両後方とは、フロントシート設置場所より車両後方側のエリアを指すものとする。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載のものにおいて、前記第一の電気接続箱において、前記入力端子と前記接続端子が互いに別々のボルト端子によって構成されていると共に、それらのボルト端子に対応する位置に挿通孔が設けられた接続プレートが用いられて、該接続プレートの各前記挿通孔に対して各前記ボルト端子が挿通されており、各該ボルト端子に対して前記入力線や前記接続線と共に前記接続プレートが締付固定されているようにしたものである。
第二の態様によれば、バッテリーからの入力端子と第二電気接続箱への接続端子をコンパクトに併設して、各端子に対して通電線をコンパクトに装着することができる。従って、入力線と接続線を平行に外方に向かって取り出すことも可能となって、例えば、一つの接続ボルトに各端子を周方向でずらして相互に重ね合わせて取り付ける場合に比して、第一の電気接続箱のスペース効率の向上、全体の小型化が図られる。
本発明では、第一の電気接続箱と第二の電気接続箱のそれぞれから外部給電するようにしたので、効率の良い車両配線を実現することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の概略図。 図1に示した電気接続箱を構成する第一の電気接続箱の平面図。 図2におけるIII−III断面図。 図2におけるIV−IV方向の一部切欠断面図。 図2に示した第一の電気接続箱を構成する電気接続箱本体の平面図。 図5に示した電気接続箱本体の底面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態としての電気接続箱10が概略的に示されている。電気接続箱10は、第一の電気接続箱12と第二の電気接続箱14を備えている。なお、以下の説明において、第一の電気接続箱12の上下方向とは図4中の上下方向を言い、第一の電気接続箱12の左右方向とは図2中の左右方向を言う。
第一の電気接続箱12は、図2〜6に示されているように、全体として略矩形ブロック形状の電気接続箱本体16を備えている。電気接続箱本体16の長手方向一方の端部側(図2中右側)にはボルト支持部18が設けられており、2本のボルト端子20a,20bが取り付けられている。また、電気接続箱本体16には、コネクタ装着部22やリレー装着部24,ヒューズ装着部26が上面に開口して設けられている。
より詳細には、ボルト支持部18は、略矩形平板形状を呈しており、その上面28と下面30のそれぞれが、電気接続箱本体16の高さ方向に垂直に広がっている。ボルト支持部18には、厚さ方向に貫通するボルト装着孔32a,32bが、電気接続箱本体16の短手方向に並んで、二つ形成されている。なお、一方のボルト装着孔32aは、円形断面で貫通形成されており、他方のボルト装着孔32bは、略矩形断面で貫通形成されている。
ボルト支持部18の上面28には、周壁34が突設されている。この周壁34は、電気接続箱本体16の短手方向に延びて隣接するヒューズ装着部26とボルト支持部18を仕切る仕切壁36と、電気接続箱本体16の長手方向で互いに平行に延びる一対の縦壁38a,38bを備えている。これにより、周壁34は二つのボルト装着孔32a,32bを三方から囲んでいる。
一方の縦壁38aの基端部分には、厚さ方向に貫通する挿入スリット40が形成されている。他方の縦壁38bの基端部分には、内側面に開口する係止凹部42が形成されている。
また、縦壁38a,38bは、ボルト支持部18から電気接続箱本体16の長手方向一方の端部(図2中右側)に向かって延び出す電線支持部44の上面46上にまで延び出している。電線支持部44の上面46は、ボルト支持部18の上面28よりも上方に位置している。これにより、ボルト支持部18と電線支持部44の境界には、段差48が形成されている。
また、ボルト支持部18の上面28には、隔壁50が突設されている。隔壁50は、仕切壁36の内側面から縦壁38a,38bと平行に延び出して、二つのボルト装着孔32a,32bの間を仕切っている。隔壁50の基端部分には、厚さ方向に貫通する挿入スリット52が形成されている。
また、隔壁50は、縦壁38a,38bと同様に、電線支持部44の上面46上にまで延び出している。これにより、電線支持部44上には、一方の縦壁38aと隔壁50の対向面間及び他方の縦壁38bと隔壁50の対向面間のそれぞれにおいて、電気接続箱本体16の長手方向に延びる電線収容部54a,54bが形成されている。
なお、一対の縦壁38a,38bと隔壁50のそれぞれには、電線支持部44の上面46上に延び出している部分において、電線収容部54a,54b内に突出するストッパ突起56が設けられている。これにより、後述する入力線110や接続線114に設けられた装着用端子112,116が、電気接続箱本体16の長手方向で、ストッパ突起56と係合するようになっている。その結果、入力線110や接続線114が電気接続箱本体16の長手方向で電線収容部54a,54bから抜け出すことを防止している。
ボルト支持部18の上面28には、接続プレート58が載置されている。接続プレート58は、無酸素銅等の導電率が高い金属材料で形成されており、全体として厚肉の矩形平板形状を呈している。接続プレート58には、厚さ方向に貫通する挿通孔としてのボルト挿通孔60a,60bが、その長手方向に並んで、二つ形成されている。また、接続プレート58の長手方向一端には、長手方向外方へ突出する係止突起62が設けられている。
このような接続プレート58は、係止突起62が設けられた長手方向一端側から挿入スリット40,52に挿し入れられて、ボルト支持部18の上面28に載置される。この状態で、接続プレート58は、仕切壁36と段差48に挟まれている。また、係止突起62が係止凹部42に入り込んで係合されている。これにより、接続プレート58の短辺方向への移動が規制されている。また、ボルト装着孔32aとボルト挿通孔60aが同一中心軸線上に位置していると共に、ボルト装着孔32bとボルト挿通孔60bが同一中心軸線上に位置している。
ボルト支持部18の厚さ方向他方の側には、ボルト収容孔64が形成されている。ボルト収容孔64は、ボルト装着孔32a,32bと同一中心軸線上に位置して略一定の矩形断面で電気接続箱本体16の高さ方向にストレートに延びるように形成されており、その一端がボルト装着孔32a,32bに接続されている。ボルト収容孔64の内周面のうち電気接続箱本体16の長手方向で対向する一対の側面には、それぞれ、係合突部66が突設されている。
ボルト支持部18に取り付けられるボルト端子20a,20bは、矩形ブロック状の頭部68の座面に軸部70が突設された構造とされており、軸部70の基端部分には、軸部70よりも大径の基端側突部72が設けられている。
また、ボルト端子20a,20bには、合成樹脂製のボルトカバー74が装着されている。ボルトカバー74は、矩形の筒状を呈する筒状壁76の一端に底壁78が一体形成された構造とされており、全体として下方に開口する凹所を備えた逆向きの矩形箱体形状を呈している。
このようなボルトカバー74がボルト端子20a,20bに装着されている。この状態で、頭部68は筒状壁76内に収容されていると共に、軸部70は底壁78に形成された挿通孔80を通じてボルトカバー74の外側に突出している。
頭部68は、筒状壁76内で中心軸線回りに変位しようすると、筒状壁76に接触する。これにより、頭部68の筒状壁76内での中心軸線回りの変位が制限されている。
頭部68は、筒状壁76の内周面からの突出高さが小さくなる方向への弾性変形が許容されている係止突片82を乗り越えて、係止突片82と底壁78の間に位置する状態で、筒状壁76内に収容されている。これにより、頭部68の筒状壁76からの抜け出しが阻止されている。
頭部68が係止突片82と係合した状態では、頭部68と底壁78の間に隙間が形成される。この隙間に相当する距離だけ、ボルト端子20a,20bがボルトカバー74に対して軸方向に変位可能となっている。頭部68が底壁78に接触した状態では、基端側突部72の先端面が底壁78に突設されたカラー部84の突出端面よりも上方に位置するようになっている。
このようなボルト端子20a,20bは、ボルトカバー74の外周面に形成された係合突起86がボルト収容孔64の内周面に形成された係合突部66と係合して、ボルトカバー74のボルト収容孔64からの抜け出しが阻止された状態で、ボルト支持部18に取り付けられる。係合突起86と係合突部66の係合状態は、ボルト端子20a,20bをボルト支持部18に取り付ける際に、筒状壁76が内側へ弾性変形して、係合突起86が係合突部66を乗り越えることによって実現される。なお、係合突部66は、ボルトカバー74の外周面に形成された凹溝の底面に突設されている。
ボルトカバー74のボルト収容孔64内での中心軸線回りの回転は、ボルト収容孔64の内周面にボルトカバー74が接触することによって規制されている。これにより、ボルト端子20a,20bのボルト収容孔64に対する中心軸線回りの回転も規制されている。
係合突起86と係合突部66が係合した状態では、ボルトカバー74とボルト支持部18の間に隙間が形成されている。この隙間に相当する距離だけ、ボルトカバー74がボルト収容孔64に対して軸方向に変位可能とされている。
ボルトカバー74のカラー部84は、ボルト支持部18のボルト装着孔32a,32bに挿通されている。これにより、ボルト端子20a,20bの軸部70がボルト支持部18の上面28から突出している。
一方のボルト端子20aの軸部70は、接続プレート58のボルト挿通孔60aに挿通されている。他方のボルト端子20bの軸部70は、接続プレート58のボルト挿通孔60bに挿通されている。
電気接続箱本体16には、ヒューズ装着部26に装着された複数のヒューズ88を介して電力を分配する第一の分岐回路としてのバスバー90が組み付けられている。バスバー90は、矩形平板状の銅板を適当に屈曲させて形成したものである。
バスバー90には、バスバー端子部92が設けられている。バスバー端子部92は、矩形平板形状を呈しており、その中央部分には、ボルト挿入孔94が形成されている。
このようなバスバー90は、ボルト端子20a,20bがボルト支持部18に取り付けられる前に、電気接続箱本体16に対して下方から組み付けられる。この状態で、バスバー端子部92は、ボルト装着孔32b内に位置しており、接続プレート58に重ね合わされている。ボルト挿入孔94は、ボルト挿通孔60bと同一中心軸線上に位置しており、他方のボルト端子20bがボルト支持部18に取り付けられた状態で、軸部70が挿通される。
一方、第二の電気接続箱14は、第一の電気接続箱12と同様に、複数のヒューズ96が装着されるヒューズ装着部(図示せず)を備えている。第二の電気接続箱14には、ヒューズ装着部に装着される複数のヒューズ96を介して電力を分配する第二の分岐回路としてのバスバー98が組み付けられている。そして、バスバー98と第二の電気接続箱14に設けられた接続端子100が電気的に接続されている。
上述の如き第一の電気接続箱12と第二の電気接続箱14を備えた電気接続箱10は、後部ラゲージルームにバッテリー102が搭載された車両104に装着される。なお、バッテリー102は、蓋部材により開口部が閉塞される後部ラゲージルーム内に設けられた収容凹所に収容されている。なお、以下の説明において、車両104の後部とは、フロントシート106の設置場所よりも車両後方側をいい、車両104の前部とは、フロントシート106の設置場所よりも車両前方側をいう。
第一の電気接続箱12は、電気接続箱本体16の側面に設けられたブラケット取付部108に取り付けられるブラケット(図示せず)を介して、車両104の後部ラゲージルームの壁面等に装着される。第二の電気接続箱14は、図示しないブラケットを介して、車両104の前部に設けられたエンジンルームの壁面等に装着される。
第一の電気接続箱12においては、バッテリー102の電極に接続される入力線110の一端に圧着された装着用端子112がボルト端子20bに装着される。また、第一の電気接続箱12と第二の電気接続箱14を接続する接続線114の一端に圧着された装着用端子116がボルト端子20aに装着される。このことから明らかなように、ボルト端子20bが入力端子を構成しており、ボルト端子20aが接続端子を構成している。
装着用端子112,116は、装着用端子112,116に形成された装着用孔にボルト端子20a,20bの軸部70を挿通した後、軸部70に螺合させたナット118を締め付けることで、ボルト端子20a,20bに装着される。ナット118と軸部70の間でのねじ送り作用に基づいて、ボルト端子20a,20bがナット118側へ変位することにより、基端側突部72の先端面がカラー部84の突出端面から突出する。この状態からナット118を更に締め付ければ、ボルトカバー74もナット118側ヘ変位する。これにより、装着用端子116と接続プレート58が、ナット118とボルト端子20aの基端側突部72の間で直接に締め付けられて、装着用端子116と接続プレート58が電気的に接続された状態で強固に締結される。また、装着用端子112と接続プレート58とバスバー端子部92が、ナット118とボルト端子20bの基端側突部72の間で直接に締め付けられて、装着用端子112と接続プレート58とバスバー端子部92が電気的に接続された状態で強固に締結される。その結果、入力線110と接続線114が、接続プレート58を介して、電気的に接続されると共に、入力線110とバスバー90が、接続プレート58を介して、電気的に接続される。
また、入力線110は、ボルト端子20bに装着された状態で、電線収容部54b内に位置している一方、接続線114は、ボルト端子20aに装着された状態で、電線収容部54a内に位置している。これにより、入力線110と接続線114が、電気接続箱本体16の長手方向に平行に延びた状態で、ボルト端子20a,20bに装着されている。
第二の電気接続箱14においては、接続線114の他端に圧着された装着用端子(図示せず)が、接続端子100に装着される。これにより、第一の電気接続箱12と第二の電気接続箱14が接続線114を介して電気的に接続される。
このような電気接続箱10においては、バッテリー102の電力が、入力線110を介して、第一の電気接続箱12に給電される。第一の電気接続箱12に給電された電力は、バスバー90で複数に分岐されてヒューズ88を介して、車両104の後部に配されたオーディオやトーイング,バックドア等の電装品120に給電される。
また、バッテリー102の電力が、入力線110と第一の電気接続箱12(接続プレート58)と接続線114を介して、第二の電気接続箱14に給電される。第二の電気接続箱14に給電された電力は、バスバー98で複数に分岐されてヒューズ96を介して、車両104の前部に配されたオーディオやヘッドライト,ホーン等の電装品122に給電される。
上述の如き電気接続箱10においては、車両104の後部に配された電装品120に分配給電する第一の電気接続箱12と、車両104の前部に配された電装品122に分配給電する第二の電気接続箱14を組み合わせて採用した。これにより、効率の良い配線を実現することが出来る。
また、第一の電気接続箱12から電装品120に分配給電するための電線や第二の電気接続箱14から電装品122に分配給電するための電線の長さを短くすることが可能となる。その結果、これらの電線上で短絡等の不具合が発生するおそれを低くすることが出来ると共に、不具合が発生した場合にも対処し易くなって、メンテナンス性を向上させることが出来る。
また、バッテリー102からの大電流が流れる入力線110と接続線114を短くすること可能となる。その結果、入力線110や接続線114の配線効率を向上させることが出来るし、入力線110上や接続線114上で短絡する可能性を低くすることも出来る。
また、入力線110と接続線114のそれぞれが電気接続箱本体16の長手方向に平行に延びた状態で、ボルト端子20a,20bにそれぞれ装着されるようなっている。これにより、一つのボルト端子に対して装着用端子112,116を互いに干渉しないように、例えば周方向で45°以上ずらせて装着する場合に比して、入力線110と接続線114の延び出す方向を集約することができる。従って、装着用端子112,116の装着スペースのコンパクト化を図ることが可能となり、第一の電気接続箱12の全体サイズを小さくすることが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、第一の電気接続箱における入力端子と接続端子を、一つのボルト端子で兼ねるようにしても良い。
10:電気接続箱,12:第一の電気接続箱,14:第二の電気接続箱,20a:ボルト端子(入力端子),20b:ボルト端子(接続端子),58:接続プレート,60a:ボルト挿通孔(挿通孔),60b:ボルト挿通孔(挿通孔),90:バスバー(第一の分岐回路),98:バスバー(第二の分岐回路),100:接続端子,102:バッテリー,104:車両,110:入力線,114:接続線

Claims (2)

  1. 後部ラゲージルームにバッテリーが置かれた車両に装着される電気接続箱において、
    車両の後部に配される第一の電気接続箱と車両の前部に配される第二の電気接続箱とを採用し、前記バッテリーの電極に接続される入力線が装着される入力端子を前記第一の電気接続箱に設けると共に、該第一の電気接続箱と前記第二の電気接続箱とを互いに接続して前記バッテリーの電力を前記第一の電気接続箱を介して前記第二の電気接続箱へ給電する接続線が装着される接続端子を前記第一の電気接続箱と前記第二の電気接続箱とにそれぞれ設ける一方、前記第一の電気接続箱において前記入力端子から給電される電力を複数に分岐させて外部給電するための第一の分岐回路を設けると共に、前記第二の電気接続箱において前記接続端子から給電される電力を複数に分岐させて外部に給電するための第二の分岐回路を設けたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記第一の電気接続箱において、前記入力端子と前記接続端子が互いに別々のボルト端子によって構成されていると共に、それらのボルト端子に対応する位置に挿通孔が設けられた接続プレートが用いられて、該接続プレートの各前記挿通孔に対して各前記ボルト端子が挿通されており、各該ボルト端子に対して前記入力線や前記接続線と共に前記接続プレートが締付固定されている請求項1に記載の電気接続箱。
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