JP2011092943A - 生物反応器 - Google Patents

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【課題】気液固分離効率が高く、従って容器内の生物反応効率を高くすることができる生物反応器を提供する。
【解決手段】容器1内の中間付近から底部にかけて汚泥が浮遊した生物反応域Sとなっている。原水はこの生物反応域S内で嫌気性生物処理を受けた後、容器1内の上部の気液固分離器4に導入され、気液固分離される。気液固分離された処理水は処理水取出配管6を介して容器1外に取り出される。固形分は気液固分離器4内で沈降し、固形分排出管7を介して容器1内の生物反応域Sへ戻される。気液固分離器4内に、下方ほど小径となるテーパ形を有した円環形板材よりなるバッフル21〜24が設けられている。各バッフル21〜24は、相互間に間隔をおいて同心状に配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水の生物学的処理などに好適に用いられる生物反応器に係り、特に生物反応用の容器内の上部に気液固分離室を設けた生物反応器に関する。
有機性排水の生物処理にUASB(Upflow Anaerobic Sludge Blanket)あるいはEGSB(Expanded Granular Sludge Bed)方式の生物処理装置が広く用いられている。これらのUASB、EGSB処理によると、排水中の有機性物質は嫌気性生物処理によりメタン及びCOガスに変換される。このため、生物処理水中にはガス(メタン、CO)、液(水)及び固体(汚泥)が含まれることになる。UASB、EGSB処理を効率よく行うためには、固形分を流出させないように気液固分離を行う必要がある。
特開平10−165980号公報、及び特表平7−507233号公報には、UASB方式等の生物処理反応槽内の上部に固形分を沈降分離すると共にガスを浮上分離するための気液固分離器を設けることが記載されている。
特開平10−165980号公報 特表平7−507233号公報
上記特開平10−165980号公報及び特表平7−507233号公報で用いられている気液固分離器は、構造が簡単であり、気液固分離効率が低い。
本発明は、気液固分離効率が高く、従って容器内の生物反応効率を高くすることができる生物反応器を提供することを目的とする。
請求項1の生物反応器は、内部で液体の生物反応処理が行われる容器と、該容器内の上部に設けられた、該容器内から液体が流入し、この液体中の固形分の沈降分離とガスの浮上分離とが行われる気液固分離室とを有する生物反応器において、該気液固分離室内に、相互に間隔をあけて同心状に配置された、下方ほど小径となるテーパ形を有した複数のバッフルが設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の生物反応器は、請求項1において、前記気液固分離室は、上部の円筒部と、該円筒部の下側に連なるコニカル部とを備えており、気液固分離室内で沈降した固形分を該気液固分離室から下方へ重力によって流出させるための固形分排出管が該コニカル部の下端部から下方へ延設されており、該固形分排出管の鉛直方向長さhが、該円筒部の内径dの0.1倍以上であることを特徴とするものである。
請求項3の生物反応器は、請求項2において、前記固形分排出管は、鉛直方向に対し傾斜して延設されており、該固形分排出管の下端の開口は、横向き又は斜め上向きとなっていることを特徴とするものである。
請求項4の生物反応器は、請求項2又は3において、該気液固分離室の下部又は該固形分排出管の上部に、該気液固分離室内又は固形分排出管内のガスを該気液固分離室又は固形分排出管外に流出させるためのガス抜き孔が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5の生物反応器は、請求項2において、前記固形分排出管は、鉛直方向に延設されている上部管と、該上部管に連なり、横向き又は斜め下向きに延在した下部管とからなり、該下部管の末端の開口は、横向き又は斜め上向きとなっていることを特徴とするものである。
請求項6の生物反応器は、請求項5において、前記上部管の下部又は前記下部管に、該固形分排出管内のガスを該固形分排出管外に流出させるためのガス抜き孔が設けられていることを特徴とするものである。
請求項7の生物反応器は、請求項1ないし6のいずれか1項において、最外周のバッフルの上端が前記気液固分離室の内面に連なっており、該気液固分離室の内面と最外周のバッフルとの間に対し、前記容器内の液体を該気液固分離室内に略接線方向に流入させるように流入部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項8の生物反応器は、請求項7において、該気液固分離室の内面と最外周のバッフルとの間からガスを前記円筒部の外側へ流出させるためのガス抜き口が該円筒部に設けられていることを特徴とするものである。
本発明の生物反応器では、反応容器内の上部の気液固分離室内に、同心状に複数のバッフルを設けており、気液固分離効率が高い。このため、容器内の生物処理反応効率を高くすることができる。
請求項2のように固形分排出管を気液固分離室から下方に延設した場合、固形分が該排出管内に滞留し、重力によって徐々に該排出管から容器下部に向って流出する。液体よりも密度(比重)の大きい固形分が排出管内に滞留するため、この排出管から液が気液固分離室へ逆流することはなく、気液固分離室内の気液固分離効率が高いものに維持される。
請求項3,4のように、固形分排出管を傾斜させたり、下部管を横向き又は斜め下向きとすることにより、固形分が排出管内に滞留し易くなる。また、固形分排出管の下端ないし末端の開口を横向きないし斜め上向きとすることにより、反応容器内で発生した気体が排出管内に流入することが確実に防止される。
この気液固分離室内の下部から排出管にかけて固形分が滞留するので、請求項5の通り、この部分にガス抜き孔を設けることにより、滞留固形分からガスを抜くことができる。これにより、滞留固形分に対してガスの浮力が作用することが防止ないし抑制され、固形分がスムーズに排出管を下方に通り抜ける。
請求項6のように、固形分排出管の下部に横向き又は斜め下向きの下部管を設けている場合には、この上部管の下部又は下部管にガス抜き孔を設けることにより、良好に滞留固形分からガスを抜くことができる。
請求項7のように、最外周のバッフルと気液固分離室内面との間に接線方向に液体を流入させることにより、気液固分離室内に液体の旋回流が形成され、気液固分離がきわめて十分に行われるようになる。
請求項8のように、該最外周のバッフルと気液固分離室内面との間の部分からガスを抜くように円筒部にガス抜き口を設けることにより、当接部分にガスが溜ることが防止される。また、これにより、気液固分離室内に液体がスムーズに流入するようになる。
実施の形態に係る生物反応器の縦断面図である。 第2図(a)は第1図の生物反応器の上部の拡大図、第2図(b)は気液固分離器の平面図である。 バッフルの縦断面図である。 第4図(a)は別の実施の形態に係る生物反応器の上部の拡大図、第4図(b)は気液固分離器の斜視図である。 別の実施の形態を示す平面図である。 さらに別の実施の形態を示す平面図である。 異なる実施の形態に係る生物反応器の縦断面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
[固形分排出管全体が傾斜している生物反応器]
第1図は固形分排出管全体が傾斜している実施の形態に係る生物反応器の縦断面図、第2図(a)は第1図の生物反応器の上部の拡大図、第2図(b)は気液固分離器の平面図、第3図はバッフルの縦断面図である。なお、第2図(a)は同(b)のA−A線に沿う断面を示している。第4図(a)は別の実施の形態に係る生物反応器の上部の拡大図、第4図(b)は同(a)の気液固分離器の斜視図である。
第1図から第3図に示す実施の形態では、容器1は円筒形であり、原水は原水配管2から容器1内の下部のディストリビュータ3に供給され、このディストリビュータ3を介して容器1内の下部に導入される。
容器1内の中間もしくはそれよりも若干上部付近から底部にかけて、汚泥が浮遊した生物反応域Sとなっている。原水はこの生物反応域S内で嫌気性生物処理を受けた後、容器1内の上部の気液固分離器4内(気液固分離室)に導入され、気液固分離される。
なお、大部分のガスは、気液固分離器4に入ることなく容器1内の水面を離脱し、容器1の頂部のガス抜き口5を介して容器1外に排出される。一部のガスは、気液固分離器4内に流入するが、後述のガス抜き口10aから該気液固分離器4の外に排出されて容器1内の水面を離脱するか、または、該気液固分離器4の水面を脱してガス抜き口5から排出される。気液固分離器4内で気液固分離された処理水は処理水取出配管6を介して容器1外に取り出される。固形分は気液固分離器4内で沈降し、固形分排出管7を介して容器1内の生物反応域Sへ戻される。
この気液固分離器4の構成について第2図及び第3図を参照して説明する。
気液固分離器4の外殻は、上部の円筒部10と、該円筒部10の下側に連なる、下方に向って縮径するテーパ形状を有したコニカル部11とからなる。このコニカル部11の下端に固形分排出管7が接続されている。この実施の形態では、固形分排出管7は管全体が傾斜しているが、固形分排出管7を鉛直方向に延設し、該排出管7の下端付近を傾斜させて設けてもよい。また、該排出管7の下端の開口は斜め上向きとなっているが横向きでもよく、角度θは0〜20゜特に10〜15゜が好ましい。
円筒部10内の上部に処理水越流用のトラフ12が設けられている。前記処理水取出用配管6(第2図〜第4図では図示略)は、このトラフ12を越流した処理水を取り出すように該円筒部10に接続されている。
円筒部10の下部付近に、気液固分離器4内に生物反応水を流入させるための流入口13が設けられている。第2図の実施の形態においては、円筒部10の外面には、流入口13から円筒部10内に水が接線方向に流入するように水を案内するためのガイド13aが設けられている。この流入口13とガイド13aとにより水の流入部が構成されている。この実施の形態においては、流入口13からの水の流入線速度(処理水量を流入口13の面積で除して求めた速度)は2〜8cm/s特に4〜6cm/sであることが好ましい。
コニカル部11の下部に、固形分排出管7に向って水を噴出してコニカル部11の下部や該固形分排出管7を清掃できるようにするためのジェットノズル14が設けられている。このジェットノズル14には、配管15を介して高圧水がポンプ(図示略)から供給可能とされている。ただし、このジェットノズル14は省略されてもよい。
この実施の形態では、固形分排出管7の上部に、ガスを集めるためのガスポケット16が設けられると共に、該ガスポケット16からガスを排出管7外に排出するためのガス抜き孔17が設けられている。ただし、このガスポケット16及びガス抜き孔17は省略されてもよい。
円筒部10内に、下方ほど小径となるテーパ形を有した円環形板材よりなるバッフル21〜24が設けられている。各バッフル21〜24は、相互間に間隔をおいて同心状に配設されている。この実施の形態では、最内周のバッフル21から最外周のバッフル24まで合計4枚のバッフルが設けられているが、バッフルの枚数は4枚に限定されない。
最外周のバッフル24の上端は円筒部10の内周面に当接又は固着されている。前記流入口は、この最外周のバッフル24と円筒部10の内周面との間に向って開口している。
この実施の形態では、第2図の通り、最外周のバッフル24の上端と円筒部10の内周面との当接部又は固着部の直下方に切欠状のガス抜き口10aが設けられており、バッフル24と円筒部10の内周面との間からガスを気液固分離器4の外へ抜き出し得るように構成されている。このガス抜き口10aを設けたことにより、バッフル24と円筒部10の内周面との間にガスが溜ることがなく、流入口13から水がスムーズに流入する。第3図に示すように、外周側のバッフル23を内周側のバッフル21,22よりも下方に長く延在させ、最外周のバッフル24を該バッフル23よりもさらに下方に長く延在させるのが好ましい。
このように構成された生物反応器において、原水はディストリビュータ3から生物反応域Sに導入され、嫌気性生物処理された後、気液固分離器4内(気液固分離室)に導入される。
この生物反応水は、流入口13から気液固分離器4内に流入し、気液固分離処理される。この生物反応水がバッフル21〜24と接触することにより、この気液固分離処理が効率よく行われる。水から分離されたガスは、ガス排出口5から排出される。トラフ12を越流した水は処理水取出配管6から取り出される。
気液固分離器4内でコニカル部11に沈降した固形分(汚泥)は、重力によって該コニカル部11及び固形分排出管7内を徐々に下方に移動し、該排出管7の下端から生物反応域Sに向って落下する。
この実施の形態では、バッフル21〜24を設けているので、気液固分離器4内の気液固分離が効率よく行われる。そして、十分に濃縮された固形分が排出管7を経て生物反応域Sに戻されるので、この生物反応域Sでの生物反応が効率よく行われる。
この実施の形態では、排出管7内の汚泥から生じたガスは、ガスポケット16及びガス抜き孔17を介して排出管7外に流出するので、排出管7の上部やコニカル部11の下部にガスが滞留することが防止ないし抑制される。このため、汚泥に対しガスの浮力が作用することが防止ないし抑制され、汚泥は排出管7からスムーズに排出される。なお、ガス抜き孔17はコニカル部11の下部に設けられてもよい。
この実施の形態では、このようにコニカル部11の下部から排出管7内にかけて汚泥が滞留するので、排出管7の下端やガス抜き孔17から処理水が排出管7内に逆流することがない。また、排出管7の下端の開口が、角度θで示されるように、斜め上向きとなっているので、容器1内を上昇する反応ガスが排出管7内に流入することも防止される。なお、排出管7の下端は横向きとされてもよい。
次に、上記実施の形態の生物反応器の各部分の好ましい寸法、運転条件等について説明する。
気液固分離器4の円筒部10の直径dは円筒形容器1の直径の60〜90%特に70〜85%であることが好ましい。
円筒部10の高さhは250cm以下、特に50〜200cmであることが好ましい。
コニカル部11の水平面に対する傾斜角度θは45〜60゜特に50〜60゜であることが好ましい。
バッフル21〜24の水平面に対する傾斜角度θは45〜60゜特に50〜60゜であることが好ましい。
固形分排出管7の直径(非円形管の場合は平均直径)は流入口13の口径の50〜150%であり、且つ50mm以上であることが好ましい。
固形分排出管7の鉛直方向長さ(高さ)hは気液固分離器4の直径dの10%以上例えば10〜70%であることが好ましく、30〜80%であることがより好ましい。
固形分排出管7の水平面に対する傾斜角度θは45〜135°特に50〜130°であることが好ましい。
円筒部10に設けるガス抜き口10aの数は4以上であることが好ましい。
バッフルの数は1〜10特に4であることが好ましい。
最外周のバッフル24と円筒部10の内周面との当接部又は固着部から円筒部10の下端までの長さhは流入口13の口径又は流入口13の上下幅の1〜3倍特に1.5〜2倍であることが好ましい。
最外周のバッフル24の高さhは、上記高さhの1〜2倍特に1.25〜1.5倍であることが好ましい。
容器1内の空筒速度は7m/h以下であることが好ましい。容器1内のCOD負荷は30kg−COD/m・d以下であることが好ましく、25kg−COD/m・d以下であることがより好ましい。
上記実施の形態では、ジェットノズル14がコニカル部11の内面に沿うように設けられているが、後述の第7図のように鉛直に設けられてもよい。
第4図(a)は別の実施の形態に係る生物反応器の上部の拡大図、第4図(b)はその気液固分離器の斜視図である。
第4図の実施の形態においては、気液固分離器4Aの円筒部10の周方向の略全体にわたって設けられた複数の横長の長方形状の流入口13Aから気液固分離器4A内に生物反応水を流入させる。各流入口13Aは、バッフル24の外側を取り巻くように設けられている。
第2図の実施の形態では、気液固分離室内に接線方向に生物反応水を流入させることにより、気液固分離室内に旋回流が形成され、効率良く気液固分離が行われるものであるのに対し、第4図の実施の形態においては、生物反応水の流入口を大きくとることにより、生物反応水の流入速度を小さくすることによって、気液固分離室内での固体の沈降効率を高めるものである。
なお、第4図の場合、固形分排出管7の直径(非円形管の場合は平均直径)は流入口13Aの上下幅の50〜100%であり、且つ50mm以上であることが好ましい。
第4図のその他の構成は第2図と同様であり、同一符号は同一部分を示している。第4図の実施の形態においては、流入口13Aはスリット状に設けられているが、円筒部10の周方向の略全体にわたって設けられていれば、流入口13Aの形状は特に限定されない。この形態においては、流入口13Aからの水の流入線速度は5cm/s以下、特に1〜4cm/sであることが好ましい。
上記実施の形態では、いずれも容器1は円筒形であるが、楕円筒形、角筒形などであってもよく、例えば四角形の筒状であってもよい。四角形の筒状としては、正方形の筒状であってもよく、長方形の筒状であってもよい。
上記実施の形態では容器1の上部に1個の気液固分離器4,4Aを設けているが、複数個の気液固分離器を設けてもよい。
第5図はその一例を示すものであり、長方形の容器1A内に6個の気液固分離器4が設置されている。各気液固分離器4からの処理水は、集合管6Aに集められて排出される。なお、各気液固分離器4は、容器1Aの上部に架設された梁状部材(図示略)に支持されるのが好ましい。
上記実施の形態は、気液固分離器4内の汚泥は重力によって排出されるよう構成されているが、ポンプによって吸引されて排出されてもよい。
第6図はその一例を示すものであり、各気液固分離器4の固形分排出管7が集合管7Aに接続され、ポンプPを介して生物反応域Sへ返送されるよう構成されている。第6図では複数の気液固分離器4が設置されているが、第1図においても排出管7からポンプを介して汚泥を引き出すよう構成してもよい。引き出した汚泥は容器1Aの生物反応域へ戻すようにするのが好ましい。
[固形分排出管が鉛直な上部管と横向き又は斜め下向きの下部管とからなる生物反応器]
第7図は固形分排出管が鉛直な上部管と横向き又は斜め下向きの下部管とからなる生物反応器の実施の形態を示す断面図であり、前記第2図と同じく生物反応器の上部の断面図である。
この実施の形態でも、容器1内の上部に気液固分離器4Dが設置されている。この気液固分離器4Dは、前記第2図の気液固分離器4と類似の構造のものであり、相違点は、固形分排出管7Dが鉛直な上部管7aと、該上部管7aに連なり勾配角度θにて斜め下向きに延在する下部管7bとからなっている点、及び、ジェットノズル14及びそれに連なる配管15が気液固分離器4Dの軸心部分に鉛直に配置されている点である。
固形分排出管7Dの上部管7aは、その上端部がコニカル部11の下端に連なっている。下部管7bは、この上部管7aの下端から斜め下向きに延在している。下部管7bの上面部分のうち、上部管7a直近部分に、固形分排出管7D内からのガス抜きを行うためのガスポケット16及びガス抜き孔17が設けられている。下部管7bの末端の開口は、角度θだけ斜め上向きとなっている。なお、ガス抜き孔は上部管7aの下部に設けられてもよい。
その他の構成は前記第1図〜第3図の実施の形態と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
第7図の角度θ,θ,θの好ましい範囲は上記と同様である。下部管の勾配角度θは0°〜90°であればよいが、45°〜90°特に60〜80°であることがより好ましい。
第7図の各部分の寸法の好適範囲も前記実施の形態と同様である。下部管7bの水平方向長さは、固形分排出管7Dの高さhの5〜90%程度が好適である。
この第7図の構成の生物反応器においても、第1図〜第3図の生物反応器と同様の作用効果が奏される。
第7図は第1図〜第3図において固形分排出管7Dを上部管7aと下部管7bとで構成しているが、前記の通り、第4図〜第6図の生物反応器においても固形分排出管を上部管7aと下部管7bとで構成してもよい。
1,1A 容器
4,4A,4D 気液固分離器
7,7D 固形分排出管
7a 上部管
7b 下部管
10 円筒部
10a ガス抜き口
11 コニカル部
13,13A 流入口
14 ジェットノズル
17 ガス抜き孔
21〜24 バッフル

Claims (1)

  1. 内部で液体の生物反応処理が行われる容器と、
    該容器内の上部に設けられた、該容器内から液体が流入し、この液体中の固形分の沈降分離とガスの浮上分離とが行われる気液固分離室と
    を有する生物反応器において、
    該気液固分離室内に、相互に間隔をあけて同心状に配置された、下方ほど小径となるテーパ形を有した複数のバッフルが設けられていることを特徴とする生物反応器。
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