JP2011091909A - 双方向dcdcコンバータ装置、及びそれを用いた車両制御システム - Google Patents

双方向dcdcコンバータ装置、及びそれを用いた車両制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成でかつ低コストを実現する双方向DCDCコンバータを提供する。
【解決手段】本発明のDCDCコンバータ装置は、一次側に接続された上アームのスイッチング素子と、上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、二次側に接続された上アームのスイッチング素子と、二次側の上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、一次側のスイッチング素子とダイオードの中点と二次側のスイッチング素子とダイオードの中点とを結合する結合リアクトルと一次側の高電位側の電圧情報を取得する一次側電圧検出器と、二次側の高電位側の電圧情報を取得する二次側電圧検出器と、一次側電圧検出器と二次側電圧検出器によって取得された電圧情報により、一次側の上アームのスイッチング素子及び二次側の上アームのスイッチング素子により電力変換動作を制御する制御部を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、双方向DCDCコンバータ装置に関し、特に、電力変換のための回路構成とそのためのスイッチング制御法に関するものである。さらに、本発明は双方向DCDCコンバータ装置を用いた車両制御システムに関する。
従来、ハイブリッド自動車における駆動方式として、走行用モータ/ジェネレータと発電用ジェネレータをそれぞれ搭載した方式が開発され、実用化されている。この方式では、走行用モータ/ジェネレータに電力を供給するインバータの入力側である直流ラインと発電用ジェネレータからの出力を回生するコンバータの出力側である直流ラインは共通化されているため、発電用ジェネレータで回生された電力を、直流ラインを介して直接走行用モータ/ジェネレータに供給できる構成となっていた(例えば構成としては、特許文献1)。また、同文献によると、2つのモータを駆動するために、2つのインバータの直流ラインのDC電圧値を、任意の設定値になるように双方向昇圧コンバータ、および双方向昇降圧コンバータを直流電源であるバッテリと上記直流ラインの間に介挿する構成となっていた。
特許第3797361号公報
特許文献1の技術は、2つのインバータの直流ラインを共通とすることで、DC電圧値の設定値を、バッテリ電圧を下限とした2つのモータ電圧の最大値に設定する必要がある。その際、低電圧側のモータに流れる電流波形にインバータのスイッチングに起因するリプルが大きく重畳されるため、効率が著しく低下するといった課題があった。さらに、DC電圧可変システムとして、双方向昇圧コンバータ、および双方向昇降圧コンバータの構成に関しての記載はあるが、回生モードを含めた電力フローに関しての具体的な制御方法についての明確な説明はなく、力行モードと回生モードの連続的な遷移には従来制御方法を用いることが想定できるが、本発明で提案する回路方式において、従来制御は利用できないといった課題があった。
上記問題に鑑み、本発明は、主にジェネレータとして用いるコンバータの出力側のDC電圧を常に最適なDC電圧値に設定するために、本発明で提案する双方向DCDCコンバータを設けることで、効率の低下を低減でき、さらに、最適なDC電圧値に設定することで、位置センサレスなどの制御性能も向上し、安定性、信頼性の高い双方向DCDCコンバータ装置、及びそれを用いた車両制御システムを低コストで提供することを目的とする。
本発明のDCDCコンバータ装置は、一次側に接続された上アームのスイッチング素子と、前記一次側の上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、二次側に接続された上アームのスイッチング素子と、前記二次側の上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、一次側のスイッチング素子とダイオードの中点と二次側のスイッチング素子とダイオードの中点とを結合する結合リアクトルと一次側の高電位側の電圧情報を取得する一次側電圧検出器と、二次側の高電位側の電圧情報を取得する二次側電圧検出器と、前記一次側電圧検出器と前記二次側電圧検出器によって取得された電圧情報により、前記一次側の上アームのスイッチング素子及び前記二次側の上アームのスイッチング素子により電力変換動作を制御する制御部と、を有する。
本発明によれば、安定性、信頼性の高いDCDCコンバータ装置を提供することができる。
本発明による第1実施形態の双方向DCDCコンバータを含む発電機の制御装置の構成図 本発明による第1実施形態のモード1における双方向DCDCコンバータを含む発電機の制御装置の構成図 スイッチング6aによるDCDCコンバータ1の電流電圧基本動作波形図 本発明による第1実施形態のモード2における双方向DCDCコンバータを含む発電機の制御装置の構成図 スイッチング6bによるDCDCコンバータ1の電流電圧基本動作波形図 本発明による第1実施形態の力行→回生モードへの切り替え動作を表すDCDCコンバータの制御フロー図 本発明による第1実施形態の回生→力行モードへの切り替え動作を表すDCDCコンバータの制御フロー図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態にかかる双方向DCDCコンバータを含む発電機の制御装置の構成図である。図1に示すように、双方向DCDCコンバータを含む発電機の制御装置100は、バッテリ3、2個の電圧センサ4a,4b、平滑コンデンサ5a,5b、双方向DCDCコンバータ1、発電機用コンバータ2、2個の電流センサ12a,12b、発電機13、2個のゲートドライバ14a,14bおよび制御部15を備え、回生時には、発電機用コンバータ2によって発電機13の動力を電気的に回収した電力を、双方向DCDCコンバータ1により降圧制御した後、バッテリ3に充電できる構成となっている。逆に力行時には、バッテリ3から供給される電力を、双方向DCDCコンバータ1により降圧制御した後、発電機用コンバータ2により発電機3に給電できる構成となっている。双方向DCDCコンバータ1と発電機用コンバータ2では、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)のような半導体スイッチング素子を用いた回路でありうる。制御部15は、DSP(Distal Signal Processor)またはマイクロコンピュータにおいて実行される制御アプリケーションによって提供されうる。DSPまたはマイクロコンピュータは、コア、メモリ、A/D変換回路および通信ポートのような周辺装置を含んでいてもよい。もちろん、上述した制御部15の一部が論理回路によって構成されていてもよい。
次に、双方向DCDCコンバータ1の構成について詳しく説明する。バッテリ3に接続される一次側において、正極側にスイッチング素子6aのコレクタを接続し、エミッタと負極側に接続されたダイオード8aのカソードが接続された構成となっている。さらに、スイッチング素子6aにはエミッタ側からコレクタ側に電流を流す還流ダイオード7aが配置される。また、発電機用コンバータ2に接続される二次側についても同様の構成であり、直流高圧ラインにスイッチング素子6bのコレクタを接続し、エミッタと低圧側に接続されたダイオード8bのカソードが接続された構成となっている。さらに、スイッチング素子6bにはエミッタ側からコレクタ側に電流を流す還流ダイオード7bが配置される。リアクトル9は一次側のスイッチング素子6aとダイオード8aの中間点であるノードN1と、同様に構成された二次側のスイッチング素子6bとダイオード8bの中間点であるノードN2との間に接続している。
発電機用コンバータ2は、スイッチング素子10a,10b,10c,10d,10e,10fおよび還流ダイオード11a,11b,11c,11d,11e,11fが対になった変換回路からなる。発電機13によって発電された電力は、スイッチング素子10a〜10fと還流ダイオード11a〜11fを介して、双方向DCDCコンバータ1の二次側である直流高圧ラインへ回生される。また、発電機3に流れるU相、W相の電流値は電流センサ12a、12bによって検出され、これらの検出値が制御部15に供給される。
平滑コンデンサ5aは、バッテリ3と双方向DCDCコンバータ1の一次側と並列に接続され、双方向DCDCコンバータ1から発生するスイッチングなどによる電圧変動を抑制するために配置される。さらに、電圧センサ4aは、平滑コンデンサ5aの両端に設けられ、バッテリ3と双方向DCDCコンバータ1間の正極側の電圧VBを取得することができ、その電圧情報を制御部15へ出力する。同様に、平滑コンデンサ5bは、双方向DCDCコンバータ1の二次側と発電機用コンバータ2と並列に接続され、双方向DCDCコンバータ1や発電機用コンバータ2から発生するスイッチングなどによる電圧変動を抑制するために配置される。さらに、電圧センサ4bは、平滑コンデンサ5bの両端に設けられ、双方向DCDCコンバータ1と発電機用コンバータ2間の直流高圧ラインの電圧V2を取得することができ、その電圧情報を制御部15に供給される。
制御部15は、電圧センサ4a、4bにより得られた電圧情報を、下記に示す、DCDCコンバータの制御方法により、スイッチング素子6a、6bのデューティ比を決定し、スイッチングパターンを作成する。作成されたスイッチングパターン信号は、ゲート駆動回路14aによってスイッチング素子6a、6bを電気的に駆動するためのドライブ信号に変換され、これらのドライブ信号にしたがって各スイッチング素子6a、6bが動作する。また、電流センサ12a、12bによって得られた電流情報と、電圧センサ4bにより得られた電圧情報により、発電機電圧と発電機電流が最適な状態(例えば最高効率運転)になるようにスイッチング素子10a〜10fのデューティ比を決定し、スイッチングパターンを作成する。作成されたスイッチングパターン信号は、ゲート駆動回路14bによってスイッチング素子10a〜10fを電気的に駆動するためのドライブ信号に変換され、これらのドライブ信号にしたがって各スイッチング素子10a〜10fが動作する。
バッテリ3は、直流電源であり、電力を充放電することができる二次電池である。一例としては、ニッケル水素やリチウムイオン等が考えられる。また、バッテリ3は、二次電池に限定するものではなく、充放電が可能な蓄電装置であってもよく、一例としては、大容量キャパシタであってもよい。
発電機13は、例えば、永久磁石同期発電機である。本実施形態では、特に、埋込磁石同期発電機(IPMSG:Interior Permanent Magnet Synchronous Generator)を想定している。埋込磁石同期モータは、d軸インダクタンスLdとq軸インダクタンスLqとが相違する突極性(一般には、Lq>Ldの逆突極性)を有し、マグネットトルクに加えてリラクタンストルクも利用できるので、極めて高い発電効率を達成できる。
ここで、本発明において重要な双方向DCDCコンバータ1におけるパワーフローと制御方法について詳しく説明する。図1に示したような双方向DCDCコンバータ1を用いた制御装置では、4つの制御モードを用いることを特徴とするため、これらの制御方法を分けて説明する。
(モード1:力行降圧モード:VB>V2、0<α1<1)
図2に本モードにおける電流の流れを矢印で表す。バッテリ3が接続された一次側から発電機用コンバータ2が接続された二次側に電力を供給し、発電機13を電動機として動作させる。このとき、出力側である直流高圧ラインに供給する電圧V2はバッテリ電圧VBよりも低くなるように制御する。スイッチング素子6aを図3のように所定のスイッチング周期Tにおいて所定のデューティファクタα1でオンオフを繰り返すとき、二次側の出力電圧V2は以下の式により得ることができる。
V2=α1×VB
ここで、α1=ton/T (ton<T)
スイッチング素子6aがオン期間では、リアクトル9は電圧を吸収し、バッテリ3からスイッチング素子6a、リアクトル9、還流ダイオード7bの順に電流が流れ、i3=i1となる。スイッチング素子6aがオフ期間では、リアクトル9はスイッチオン期間で吸収した電圧を、ダイオード8a、リアクトル9、還流ダイオード7bの順に循環電流を流すために放出し、i3=i2となる。
したがって、上記に記載した動作を繰り返すことで、バッテリ電圧VBより小さい(降圧された)電圧範囲に直流高圧ラインの電圧V2を得ることができる。
また、本モードでは、スイッチング素子6bにIGBTを用いているため、オン信号は与えず、デューティはゼロとしている。つまり、二次側の電流はすべて還流ダイオード7bを通過することで二次側に電力が供給されている。しかし、スイッチング素子6bに双方向に対応した半導体スイッチング素子を用い、還流ダイオード7bで発生する損失より半導体スイッチング素子で発生する損失が少なくなる場合、スイッチング素子6bに電流が流れるようにオン信号を与えてもよい。
(モード2:回生降圧モード:VB<V2、0<α2<1)
図4に本モードにおける電流の流れを矢印で表す。発電機用コンバータ2が接続された二次側からバッテリ3が接続された一次側に電力を供給し、発電機3を発電機として動作させる。このとき、出力側であるバッテリ電圧VBは直流高圧ラインに供給される電圧V2よりも低くなる。スイッチング素子6bを図5のように所定のスイッチング周期Tにおいて所定のデューティファクタα2でオンオフを繰り返すとき、二次側の出力電圧VBは以下の式により得ることができる。
VB=α2×V2
ここで、α2=ton/T (ton<T)
スイッチング素子6bがオン期間では、リアクトル9は電圧を吸収し、直流高圧ラインからスイッチング素子6b、リアクトル9、還流ダイオード7a、バッテリ3の順に電流が流れ、i1=i3となる。スイッチング素子6bがオフ期間では、リアクトル9はスイッチオン期間で吸収した電圧を、ダイオード8b、リアクトル9、還流ダイオード7aの順に循環電流を流すために放出し、i1=i4となる。
したがって、上記に記載した動作を繰り返すことで、直流高圧ラインV2より小さい(降圧された)電圧範囲にバッテリ電圧VBを得ることができる。
また、本モードでは、スイッチング素子6aにIGBTを用いているため、オン信号は与えず、デューティはゼロとしている。つまり、二次側の電流はすべて還流ダイオード7aを通過することで一次側に電力が供給されている。しかし、スイッチング素子6aに双方向に対応した半導体スイッチング素子を用い、還流ダイオード7aで発生する損失より半導体スイッチング素子で発生する損失が少なくなる場合、スイッチング素子6aに電流が流れるようにオン信号を与えてもよい。
次に、本発明で最も重要であるモード1⇔モード2の切り替え方法についてここでは、モード1⇒モード2に切り替わる際の詳細な説明を行う。前述したように、モード1は一次側から二次側への力行動作とし、モード2は二次側から一次側への回生動作としているため、モードの切り替えは電力フローの向きの切り替えと同義である。
(モード3:モード1→3への切り替え方法)
力行降圧動作であるモード1から回生降圧動作であるモード2に切り替える場合、スイッチング素子6aのデューティα1、スイッチング素子6bのデューティα2を1に設定する。
まず、発電機13が電動動作を行う場合、双方向DCDCコンバータ1は力行動作として動作する。その際、電流は一次側から二次側へ流れるため、スイッチング素子6aの電圧降下VCE1と還流ダイオード7bの電圧降下Vd2により、平均的に以下の関係が成り立つ。
VB=V2+ΔV1
ここで、ΔV1=VCE1+Vd2
つまり、力行動作を行う場合、バッテリ電圧VBは直流高圧ラインの電圧V2よりも大きく以下の関係となる。
VB>V2
本モードはモード3として分類しているが、モード1においてV2の指令値V2*が以下のように設定された場合と、同義である。
V2*≧VB―ΔV1
ただし、スイッチング素子6bのデューティは1のみに設定する必要がある。
(モード4:モード3→4への切り替え方法)
次に、発電機13が電動動作から発電動作を始めると、双方向DCDCコンバータ1は力行動作から回生動作に切り替わる。その際、電流は二次側から一次側へ流れるため、スイッチング素子6bの電圧降下VCE2と還流ダイオード7aの電圧降下Vd1により、平均的に以下の関係が成り立つ。
V2=VB+ΔV2
ただし、ΔV2=VCE2+Vd1
つまり、スイッチング素子6aのデューティα1、スイッチング素子6bのデューティα2を1に設定し、回生動作を行う場合、直流高圧ラインの電圧V2はバッテリ電圧VBよりも大きく以下の関係となる。
V2>VB
本モードはモード4として分類しているが、モード2においてV2の指令値V2*が以下のように設定された場合と、同義である。
V2*≧VB―ΔV1
ただし、スイッチング素子6aのデューティは1のみに設定する必要がある。
つまり、モード切替え時に、バッテリ電圧VBと直流高圧ラインの電圧V2を検出することで、電流の向きを推定することができるため、力行と回生の切り替えタイミングが容易に検出できる。
上述した検出方法はモード3からモード4への切り替え方法であるが、モード4からモード3への切り替え方法も同様にバッテリ電圧VBと直流高圧ラインの電圧V2を比較することで判定するため、説明は省略する。
本発明は力行と回生の切り替え時にスイッチング素子6aのデューティα1、スイッチング素子6bのデューティα2を1に設定することが特徴であり、電流の向きを検出する方法は上記方法だけとは限らなく、電流センサなどを用いてもよい。
次に、DCDCコンバータ1の動作について説明する。図6は、発電制御システム100の直流高圧ラインの電圧V2を求めるためのアプリケーションとしてのDCDCコンバータ1が行う処理の流れを示すフローチャートである。まず、力行動作から回生動作への起動シーケンスについて説明する。
図6に示す処理を開始すると、発電機3は規定の回転数以下で駆動しているため、電動機として力行動作を行い(モード1)、DCDCコンバータ1において、スイッチング素子6bのデューティα2を変化させることで、直流高圧ラインの電圧V2を任意の電圧に制御する(S101)。ここでは、発電機3の回転数に依存するように直流高圧ラインの電圧V2の指令値V2*を与える。
発電機3が力行動作のまま徐々に回転数を上げ、規定の回転数に到達するとDCDCコンバータはモード3として動作し、スイッチング素子6aのデューティα1、スイッチング素子6bのデューティα2を1に設定する。このとき、電圧センサV4aにより検出されたバッテリ電圧VB、V4bにより検出された直流高圧ラインの電圧V2を比較するとVB>V2の関係が成立する(S102)。
その状態において、発電機3に直結された負荷に負のトルクを発生させることで力行動作から発電動作に移行する。前ステップと同様に、スイッチング素子6aのデューティα1、スイッチング素子6bのデューティα2を1に設定し、バッテリ電圧VBと直流高圧ラインの電圧V2を比較すると、V2>VBの関係が成立しモード4として動作する(S103)ため、モード3からモード4へ移行したと認識する。
次に、発電機3の回転数を上昇させるのと同時に、回転数に依存するようにスイッチング素子6bのデューティを変化させることで、直流高圧ラインの電圧V2を任意の電圧に制御することができる(S104)。つまり、DCDCコンバータ1はモード2として動作させる。当ステップによって、発電機3は定格運転ポイントで駆動することができ、高速領域において発電機電圧が不足する場合においても、良好に駆動できる。
発電動作から電動動作への停止シーケンスについては、図6に示したように上記フローと逆の動作をすればよい(図7)。
以上、本実施形態についての詳細な説明から明らかなように、本発明は次の効果を奏する。本発明によれば、DCDCコンバータ1のスイッチング素子6aのデューティα1、スイッチング素子6bのデューティα2を1に設定することによって、力行/回生の切り替えが可能となり、発電機3を駆動する発電機用コンバータ2において位置センサレスなどの制御性能も向上し、安定性、信頼性が高く低コストなシステムを構築することが可能である。
本発明は、力行回生動作をおこなう双方向DCDCコンバータ装置にも採用しうる。また、本発明の適用対象は特に限定されないが、ハイブリッド車両制御システムに本発明が有用である。
1 双方向DCDCコンバータ
2 発電機用コンバータ
3 バッテリ
4a,4b 電圧センサ
5a,5b 平滑コンデンサ
6a,6b スイッチング素子
7a,7b 還流ダイオード
8a,8b ダイオード
9 リアクトル
10a〜10f スイッチング素子
11a〜11f 還流ダイオード
12a,12b 電流センサ
13 永久磁石同期発電機
14a,14b ゲートトライバ
15 制御部
21 走行モータ用電力変換器
100 発電制御システム

Claims (8)

  1. 一次側に接続された上アームのスイッチング素子と、
    前記一次側の上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、
    二次側に接続された上アームのスイッチング素子と、
    前記二次側の上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、
    一次側のスイッチング素子とダイオードの中点と二次側のスイッチング素子とダイオードの中点とを結合する結合リアクトルと
    一次側の高電位側の電圧情報を取得する一次側電圧検出器と、
    二次側の高電位側の電圧情報を取得する二次側電圧検出器と、
    前記一次側電圧検出器と前記二次側電圧検出器によって取得された電圧情報により、前記一次側の上アームのスイッチング素子及び前記二次側の上アームのスイッチング素子により電力変換動作を制御する制御部と、
    を有する双方向DCDCコンバータ装置。
  2. 前記制御部は、一次側から二次側へ流れる直流電力または電流が、二次側から一次側へと方向が変化する一定の期間において、前記一次側の上アームのスイッチング素子と前記二次側の上アームのスイッチング素子を常時オン状態とする、請求項1に記載の双方向DCDCコンバータ装置。
  3. 前記制御部は、二次側から一次側へ流れる直流電力または電流が、一次側から二次側へと方向が変化する一定の期間において、前記一次側の上アームのスイッチング素子と前記二次側の上アームのスイッチング素子を常時オン状態とする、請求項1または2のいずれかに記載の双方向DCDCコンバータ装置。
  4. 前記制御部は、前記一次側電圧検出器により得られた電圧情報と、前記二次側電圧検出器により得られた電圧情報により、直流電力または電流の流れる方向を判別する、請求項2または3のいずれかに記載の双方向DCDCコンバータ装置。
  5. 前記制御部は、直流電力または電流方向判別を、前記一次側電圧検出器により得られた電圧情報と、前記二次側電圧検出器により得られた電圧情報を比較し、
    一次側電圧値より二次側電圧値が任意の設定値以上大きい場合、一次側から二次側に直流電力または電流が流れると判別し、
    二次側電圧値より一次側電圧値が任意の設定値以上大きい場合、二次側から一次側に直流電力または電流が流れると判別する、請求項4に記載の双方向DCDCコンバータ装置。
  6. 前記制御部は、直流電力が一次側から二次側へ流れる力行降圧モードにおいて、一次側電圧に対する二次側電圧が任意に設定した閾値以下では、二次側スイッチング素子をオンまたはオフ状態とし、閾値以上となると、二次側スイッチング素子をオン状態とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の双方向DCDCコンバータ装置。
  7. 前記制御部は、直流電力が二次から側一次側へ流れる回生降圧モードにおいて、二次側電圧に対する一次側電圧が任意に設定した閾値以下では、一次側スイッチング素子をオンまたはオフ状態とし、閾値以上となると、一次側スイッチング素子をオン状態とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の双方向DCDCコンバータ装置。
  8. 車両走行用モータと、
    前記車両走行用モータに電力を供給する電動機駆動用インバータと、
    前記駆動用インバータに接続され電力を充放電することができる電力貯蔵システムと、
    前記電力貯蔵システムを一次側として接続され直流電圧を変換する双方向DCDCコンバータ装置と、
    タービンの出力軸に直結または結合された電動発電機と、
    前記双方向DCDCコンバータ装置の二次側と前記電動発電機の間に介挿され発電機電力を回生する発電機駆動用コンバータと、を備え、
    前記双方向DCDCコンバータ装置は、
    一次側に接続された上アームのスイッチング素子と、
    前記一次側の上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、
    二次側に接続された上アームのスイッチング素子と、
    前記二次側の上アームのスイッチング素子とカソード側に直列接続される下アームのダイオードと、
    一次側のスイッチング素子とダイオードの中点と二次側のスイッチング素子とダイオードの中点とを結合する結合リアクトルと
    一次側の高電位側の電圧情報を取得する一次側電圧検出器と、
    二次側の高電位側の電圧情報を取得する二次側電圧検出器と、
    前記一次側電圧検出器と前記二次側電圧検出器によって取得された電圧情報により、前記一次側の上アームのスイッチング素子及び前記二次側の上アームのスイッチング素子により電力変換動作を制御する制御部と、
    を有する双方向DCDCコンバータ装置。
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