JP2011090142A - カラーフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】積層フォトスペーサー上の透明導電膜23が上部パターン(レジスト)P4で覆われていなくとも、薬液による処理によって透明導電膜にクラックが発生することのないカラーフィルタを提供する。
【解決手段】ガラス基板上面のブラックマトリックス21上に積層フォトスペーサー、透明導電膜が順次に形成されたカラーフィルタにおいて、積層フォトスペーサーの最上層は着色画素の延長部E13であり、最上層以外の層P11、P12は該延長部で覆われていること。最上層が赤色の着色画素の延長部E13−Rであること。最上層が緑色の着色画素の延長部E13−Gであること。最上層が青色の着色画素の延長部E13−Bであること。
【選択図】図6

Description

本発明は、表示装置用のカラーフィルタに関するものであり、特に、積層フォトスペーサー上に透明導電膜が設けられたカラーフィルタにおいて、積層上の透明導電膜が上部パターン(レジスト)で覆われていなくとも、該透明導電膜にクラックが発生することのないカラーフィルタに関する。
液晶表示装置などの表示装置において、カラー表示、反射率の低減、コントラストの調整、分光特性制御などの目的にカラーフィルタを用いることは有用な手段となっている。この表示装置に用いられるカラーフィルタは、多くの場合、画素として形成され用いられる。表示装置に用いられるカラーフィルタの画素を形成する方法として、これまで実用されてきた方法には、印刷法、フォトリソグラフィ法などが挙げられる。
図1は、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの画素の一例を拡大して示す平面図である。また、図2は、図1に示すカラーフィルタの画素のX−X線における断面図である。図1、及び図2に示すように、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタは、ガラス基板(50)上にブラックマトリックス(21)、着色画素(22)、及び透明導電膜(23)が順次に形成されたものである。
液晶表示装置に用いられる上記カラーフィルタの製造方法としては、先ず、ガラス基板(50)上にブラックマトリックス(21)を形成し、次に、ブラックマトリックス(21)が形成されたガラス基板上のブラックマトリックスの開口部に位置合わせして着色画素(22)を形成し、更に透明導電膜(23)を形成するといった方法が広く用いられている。
ブラックマトリックス(21)は遮光性を有し、その開口部にてガラス基板上での着色画素の位置を定め、大きさを均一なものとし、また、表示装置に用いられた際に、好ましくない光を遮蔽し、表示装置の画像をムラのない均一な、且つコントラストを向上させた画像にする機能を有している。このブラックマトリックス(21)の形成は、例えば、ガラス基板(50)上に、黒色フォトレジストの塗布膜を設け、この塗布膜へのフォトマスクを介した露光、現像によってブラックマトリックスを形成するといったフォトリソグラフィ法がとられている。
また、着色画素(22)は、例えば、赤色、緑色、青色の3原色の着色画素を色再現フィルタとして機能させたものであり、ブラックマトリックスが形成されたガラス基板(50)上に、顔料などの色素を分散させたネガ型の着色フォトレジストの塗布膜を設け、この塗布膜へのフォトマスクを介した露光、現像によって着色画素を形成するといったフォトリソグラフィ法がとられている。
また、透明導電膜(23)の形成は、着色画素が形成されたガラス基板上に、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)を用いスパッタ法によって透明導電膜を形成するといった方法がとられている。
図1、及び図2に示すカラーフィルタは、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタとして基本的な機能を備えたものである。多様な液晶表示装置の開発、実用に伴い、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタには、上記基本的な機能に付随して種々な機能が付加されるようになった。例えば、保護層、基板間のギャップを保持するフォトスペーサー(突起部)、配向制御突起、光路調整層、光散乱層などが挙げられる。
図3(a)、(b)は、フォトスペーサー(Ps)が設けられたカラーフィルタの一例の断面図及び平面図である。図3(b)に示すX−X線での断面が図3(a)に相当する。図3に示すように、このカラーフィルタは、ガラス基板(50)に設けられたブラックマトリックス(21)上方の透明導電膜(23)上に、フォトスペーサー(Ps)が設けられたものである。
これに対し、図4(a)、(b)は、基本となるカラーフィルタにフォトスペーサーを設けたカラーフィルタの他の例の断面図、平面図であるが、このフォトスペーサーは積層構造となっている。フォトスペーサーを構成する複数の層を着色画素の形成と同時に形成することによって、フォトスペーサーを形成するための上記1工程を低減させ、フォトスペーサーを設けたカラーフィルタを廉価に製造することができる。
図4に示すように、この他の例として示す積層フォトスペーサー(SPs)は、ブラックマトリックス(21)上の第一色目の着色画素の延長部(E1)と、第二色目のドットパターン(P2)と、第三色目のドットパターン(P3)と、上部パターン(P4)を積層した構成である。この積層フォトスペーサー(SPs)の平面形状は、図3に示すフォトスペーサー(Ps)と同様にドット状である。
この上部パターン(P4)は、積層フォトスペーサー(SPs)の透明導電膜(23)と、対向基板との導通を防ぐために設けられたものである。上部パターン(P4)は、配向制御突起(Mv)と同一材料を用い、配向制御突起の形成と同時に形成されたものである。第一色目の着色画素の延長部(E1)、第二色目のドットパターン(P2)、及び第三色目のドットパターン(P3)は、この上部パターン(P4)で覆われている。配向制御突起及び上部パターン(P4)を形成する材料としては、ポジ型のフォトレジストを用いることが多い。
第二色目のドットパターン(P2)は、第二色目の着色画素とは連続しておらず独立したパターンであるが、第二色目の着色画素の形成と同時に形成されたものである。第三色目のドットパターン(P3)も同様に独立したパターンであり、第三色目の着色画素の形成と同時に形成されたものである。従って、図3に示すフォトスペーサー(Ps)を形成する際のような追加工程は不要なものとなる。
図4に示す、透明導電膜(23)上に設けた配向制御突起(Mv)は、従来のラビングを施した配向膜に代わり、液晶分子の配向を制御する機能を有するものである。突起により液晶分子の配向を制御する、この配向制御突起(Mv)に代わり、液晶分子を配向する技法として、これまで、配向膜を用いる点では従来と同様であるがラビングではなく、光感受性の配向膜に光照射をして液晶分子の配向を制御する光配向法が試みられてきた。
この光配向法は、斜めに光照射を行うものであり、特に大型ガラス基板に対する装置では装置上で大きな制約が伴うものであった。近年に至り、垂直方向に直線偏光を配向膜に照射して異方性をもたせ、配向膜と液晶分子の相互作用によって配向膜上の液晶分子を一方向に配向させる配向法が採用されはじめた。
図5は、垂直方向に光照射を行う配向法を採用した際の、カラーフィルタの一例の断面図である。図5に示すカラーフィルタは、図4に対比して明らかなように、透明導電膜(23)上に配向制御突起(Mv)は設けられていない。従って、このカラーフィルタの積層フォトスペーサー(SPs−2)には、対向基板との導通を防ぐための上部パターン(P4)は設けられていないものとなる。
この対向基板との導通を防ぐことに関しては、例えば、透明導電膜(23)上への配向膜
の形成、及び対向基板上に絶縁層を形成することなどによって対応が可能となる。
しかし、このカラーフィルタでは、積層フォトスペーサー(SPs−2)に設けられた透明導電膜(23)は、図5中、例えば、符号(A)で示す、ドットパターン(P2)端の下部の、着色画素の延長部(E1)に接する部分近傍がL字状であり、ドットパターン(P2)端が急峻に立ち上がるこの部位は、薬液による処理によってクラックが発生する。すなわち、積層上の透明導電膜(23)を上部パターン(P4)で覆うように設けない状態では透明導電膜(23)に薬液によるクラックが発生するといった問題がある。
積層上の透明導電膜(23)にクラックが発生すると、例えば、カラーフィルタを処理する薬液の積層への浸透、或いは、積層成分の液晶への溶出を防ぐバリア性などが損なわれるので好ましいものではない。
特開平10−268356号公報 特開2006−106437号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、積層フォトスペーサー上に透明導電膜が設けられたカラーフィルタにおいて、積層上の透明導電膜が上部パターン(レジスト)で覆われていなくとも、薬液による処理によって透明導電膜にクラックが発生することのないカラーフィルタを提供することを課題とするものである。
本発明は、ガラス基板上面のブラックマトリックス上に積層フォトスペーサー、透明導電膜が順次に形成されたカラーフィルタにおいて、前記積層フォトスペーサーの最上層は着色画素の延長部であり、最上層以外の層は該延長部で覆われていることを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記最上層が、赤色の着色画素の延長部であることを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記最上層が、緑色の着色画素の延長部であることを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記最上層が、青色の着色画素の延長部であることを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、請求項1記載のカラーフィルタにおいて、着色画素は赤色、緑色、青色の3原色の着色画素と、イエロー色、マゼンタ色、シアン色の少なくとも1種以上の着色画素を含むことを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記着色画素は赤色、緑色、青色の3原色の着色画素と、イエロー色の着色画素を含むことを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載するカラーフィルタにおいて、前記最上層に研磨が施されていることを特徴とするカラーフィルタである。
本発明は、ガラス基板上面のブラックマトリックス上に積層フォトスペーサー、透明導電膜が順次に形成されたカラーフィルタにおいて、前記積層フォトスペーサーの最上層は着色画素の延長部であり、最上層以外の層は該延長部で覆われているので、薬液による処理によって透明導電膜にクラックが発生することのないカラーフィルタとなる。
また、本発明は、最上層が赤色の着色画素の延長部であるので、この積層フォトスペーサーは赤色の着色画素内、或いは赤色の着色画素に隣接した部位に設ける積層フォトスペーサーとして好適である。
また、本発明は、最上層が緑色の着色画素の延長部であるので、この積層フォトスペーサーは緑色の着色画素内、或いは緑色の着色画素に隣接した部位に設ける積層フォトスペーサーとして好適である。
また、本発明は、最上層が青色の着色画素の延長部であるので、この積層フォトスペーサーは青色の着色画素内、或いは青色の着色画素に隣接した部位に設ける積層フォトスペーサーとして好適である。
また、本発明は、着色画素は赤色、緑色、青色の3原色の着色画素と、イエロー色、マゼンタ色、シアン色の少なくとも1種以上の着色画素を含むので、広色域化に対応したカラーフィルタとなる。
液晶表示装置用カラーフィルタの画素の一例を拡大して示す平面図である。 図1に示すカラーフィルタの画素のX−X線における断面図である。 (a)、(b)は、フォトスペーサーが設けられたカラーフィルタの一例の断面図及び平面図である。 (a)、(b)は、基本となるカラーフィルタに積層フォトスペーサーを設けたカラーフィルタの他の例の断面図、平面図である。 垂直方向に光照射を行う配向法を採用した、カラーフィルタの一例の断面図である。 本発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。 請求項2に係わる発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。 請求項3に係わる発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。 請求項4に係わる発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。 クラックを発生させる積層フォトスペーサーの一例の断面を示すSEM写真である。 本発明の積層フォトスペーサーの一例の断面を示すSEM写真である。 請求項5に係わるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。
以下に、本発明を、その実施の形態に基づいて説明する。
図6は、本発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。図6に示すように、このカラーフィルタの積層フォトスペーサー(SPs−3)は、ブラックマトリックス(21)上の第一色目のドットパターン(P11)と、第二色目のドットパターン(P12)と、第三色目の着色画素(42)の延長部(E13)を積層した構成である。第三色目の着色画素(42)の延長部(E13)が最上層である。
第一色目のドットパターン(P11)は、第一色目の着色画素とは連続しておらず独立したパターンであるが、第一色目の着色画素の形成と同時に形成されたものである。また、第二色目のドットパターン(P12)は、第二色目の着色画素とは連続しておらず独立したパターンであるが、第二色目の着色画素の形成と同時に形成されたものである。
最上層以外の第一色目のドットパターン(P11)と、第二色目のドットパターン(P12)は、第三色目の着色画素の延長部(E13)で覆われている。
透明導電膜(23)は、ブラックマトリックス(21)、積層フォトスペーサー(SPs−3)が形成されたガラス基板の全面に形成されている。
積層フォトスペーサー(SPs−3)の最上層である、着色画素(42)の延長部(E13)の上面は、なだらかな曲面を呈している。この曲面上に設けられた透明導電膜(23)は、図6中、例えば、符号(B)で示す、ドットパターン(P12)端の下部の、ドットパターン(P11)に接する部分近傍もなだらかであり、薬液による処理によって、この部位の透明導電膜(23)にクラックが発生することはない。
図7は、請求項2に係わる発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。図7に示すように、このカラーフィルタの積層フォトスペーサー(SPs−4)は、その最上層が第三色目の赤色の着色画素(42R)の延長部(E13−R)であることを特徴としている。すなわち、この積層フォトスペーサー(SPs−4)は赤色の着色画素(42R)内、或いは赤色の着色画素(42R)に隣接した部位に設ける積層フォトスペーサーとして好適である。
図7には、第一色目のドットパターンが、第一色目の緑色の着色画素(42G)の形成と同時に形成された、緑色のドットパターン(P11−G)であり、第二色目のドットパターンが、第二色目の青色の着色画素(42B)の形成と同時に形成された、青色のドットパターン(P12−B)である例が示されている。請求項2に係わる発明は、第一色目のドットパターンが青色のドットパターン(P11−B)であり、第二色目のドットパターンが緑色のドットパターン(P12−G)であってもよい(図示せず)。
図8は、請求項3に係わる発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。図8に示すように、このカラーフィルタの積層フォトスペーサー(SPs−5)は、その最上層が第三色目の緑色の着色画素(42G)の延長部(E13−G)であることを特徴としている。すなわち、この積層フォトスペーサー(SPs−5)は緑色の着色画素(42G)内、或いは緑色の着色画素(42G)に隣接した部位に設ける積層フォトスペーサーとして好適である。
図8には、第一色目のドットパターンが、第一色目の赤色の着色画素(42R)の形成と同時に形成された、赤色のドットパターン(P11−R)であり、第二色目のドットパターンが、第二色目の青色の着色画素(42B)の形成と同時に形成された、青色のドッ
トパターン(P12−B)である例が示されている。請求項3に係わる発明は、第一色目のドットパターンが青色のドットパターン(P11−B)であり、第二色目のドットパターンが赤色のドットパターン(P12−R)であってもよい(図示せず)。
図9は、請求項4に係わる発明によるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。図9に示すように、このカラーフィルタの積層フォトスペーサー(SPs−6)は、その最上層が第三色目の青色の着色画素(42B)の延長部(E13−B)であることを特徴としている。すなわち、この積層フォトスペーサー(SPs−6)は青色の着色画素(42B)内、或いは青色の着色画素(42B)に隣接した部位に設ける積層フォトスペーサーとして好適である。
図9には、第一色目のドットパターンが、第一色目の赤色の着色画素(42R)の形成と同時に形成された、赤色のドットパターン(P11−R)であり、第二色目のドットパターンが、第二色目の緑色の着色画素(42G)の形成と同時に形成された、緑色のドットパターン(P12−G)である例が示されている。請求項4に係わる発明は、第一色目のドットパターンが緑色のドットパターン(P11−G)であり、第二色目のドットパターンが赤色のドットパターン(P12−R)であってもよい(図示せず)。
また、請求項4に係わる発明は、実際の作業にて、諸々の理由からして、3色の着色画素を形成する色順を、赤色、緑色、青色の順を定型の色順として設定している際には、この色順を変更することなく本発明によるカラーフィルタを製造することができる。
なお、図10は、前記図5に示す、透明導電膜にクラックを発生させるといった問題を有する積層フォトスペーサー(SPs−2)の一例の断面を示すSEM写真である。ドットパターン端の下部がL字型で、ドットパターン端の立ち上がりが急峻であることが表されている。
また、図11は、前記図6に示す、積層フォトスペーサー(SPs−3)の一例の断面を示すSEM写真である。なだらかな曲面を有する延長部の上面が表されている。
表1は、薬液処理による透明導電膜の耐性をテストした結果を表したものである。薬液としてNMPを用い、NMPへの浸漬時間と透明導電膜のクラックを表したものである。耐性として許容される浸漬時間は30分であり、表1に示すように、本発明の試料3(図6)にて、良好な結果が得られている。
さて、これまで、透過型液晶表示装置にてカラー表示をする際には、赤色、緑色、青色の3原色の着色画素を色再現フィルタとし、3波長域型蛍光ランプをバックライトの光源とする形態の液晶表示装置が多く用いられてきた。
近年に至り、カラー液晶表示装置の色再現範囲を広げるために、色再現性の観点からバックライトの光源として、例えば、赤色、緑色、青色の3原色の発光ダイオードを用いた液晶表示装置、或いは3原色の発光ダイオードに、イエロー色、マゼンタ色、シアン色の少なくとも1種以上の発光ダイオードを含むバックライトを用いた液晶表示装置が提案されている。
このような、バックライトの光源の広色域化に対応して、カラーフィルタにおいては、例えば、赤色、緑色、青色の3原色の着色画素に加え、イエロー色、マゼンタ色、シアン色の少なくとも1種以上の補色の着色画素を含むカラーフィルタが提案されている。
或いは、上記3原色の着色画素に加え、赤色、緑色、青色の少なくとも1種以上にて、各々の色度座標の異なる同色2色からなる着色画素を含むカラーフィルタ(例えば、赤色2色、緑色2色、青色2色)が提案されている。
図12は、広色域化に対応した、請求項5に係わるカラーフィルタの一例の概略を示す断面図である。図12に示すように、このカラーフィルタの積層フォトスペーサー(SPs−7)は、ブラックマトリックス(21)上の第一色目のドットパターン(P11)と、第二色目のドットパターン(P12)と、第三色目のドットパターン(P13)と、第四色目の着色画素(42)の延長部(E14)を積層した構成である。第四色目の着色画素(42)の延長部(E14)が最上層である。
第一色目のドットパターン(P11)は、第一色目の着色画素とは連続しておらず独立したパターンであるが、第一色目の着色画素の形成と同時に形成されたものである。また、第二色目のドットパターン(P12)は、第二色目の着色画素とは連続しておらず独立したパターンであるが、第二色目の着色画素の形成と同時に形成されたものである。同様に第三色目のドットパターン(P13)は、第三色目の着色画素とは連続しておらず独立したパターンであるが、第三色目の着色画素の形成と同時に形成されたものである。 最上層以外の第一色目のドットパターン(P11)と、第二色目のドットパターン(P12)と、第三色目のドットパターン(P13)は、第四色目の着色画素の延長部(E14)で覆われている。
透明導電膜(23)は、ブラックマトリックス(21)、積層フォトスペーサー(SPs−7)が形成されたガラス基板の全面に形成されている。
積層フォトスペーサー(SPs−7)の最上層である、着色画素(42)の延長部(E14)の上面は、なだらかな曲面を呈している。この曲面上に設けられた透明導電膜(23)は、図12中、例えば、符号(C)で示す、ドットパターン(P12)端の下部の、ドットパターン(P11)に接する部分近傍もなだらかであり、薬液による処理によって、この部位の透明導電膜(23)にクラックが発生することはない。
図12において、ドットパターンは3層構成(P11〜P13)であり、例えば、3原色の着色画素である。また、第四色目の着色画素(42)は補色の着色画素の1種である。本発明においては、ドットパターンの層数は制約されず、例えば、3原色の着色画素に補色の2種の着色画素を加えた5層までが可能である。また、最上層は3種の補色の着色画素内の1種に制約されず、3原色の着色画素内の1種でもよい。すなわち、積層の構成、色順は適宜に設定されるものである。
また、本発明のカラーフィルタは、着色画素が赤色、緑色、青色の3原色の着色画素と、イエロー色の着色画素を含むことを特徴としている。液晶表示装置の色再現範囲を広げる際に、カラーフィルタとして補色の着色画素種を少なくして効果的に広色域化するには、イエロー色、マゼンタ色、シアン色の内、イエロー色の着色画素を用いることが好ましい。例えば、図12において、第一色目を赤色、第二色目を緑色、第三色目を青色、第四色目をイエロー色とし、最上層をイエロー色の着色画素の延長部(E14)としたカラーフィルタである。
また、本発明は、最上層に研磨が施されていることを特徴とするカラーフィルタである。積層フォトスペーサーが形成されたガラス基板の全面に透明導電膜を設ける前に、研磨を施すことによって、最上層である着色画素の延長部(E14)の上面は、よりなだらかな曲面を呈するので、クラックを防止する上でより好ましい。
21・・・ブラックマトリックス
22、42・・・着色画素
23・・・透明導電膜
50・・・ガラス基板
E1・・・着色画素の延長部
E13、E14・・・本発明における着色画素の延長部
E13−R・・・赤色の着色画素の延長部
E13−G・・・緑色の着色画素の延長部
E13−B・・・青色の着色画素の延長部
Mv・・・配向制御突起
P2、P12・・・第二色目のドットパターン
P3・・・第三色目のドットパターン
P4・・・上部パターン
P11・・・第一色目のドットパターン
P11−G・・・緑色のドットパターン
P12−B・・・青色のドットパターン
P11−R・・・赤色のドットパターン
Ps・・・フォトスペーサー
SPs・・・積層フォトスペーサー
SPs−3〜SPs−7・・・本発明における積層フォトスペーサー

Claims (7)

  1. ガラス基板上面のブラックマトリックス上に積層フォトスペーサー、透明導電膜が順次に形成されたカラーフィルタにおいて、前記積層フォトスペーサーの最上層は着色画素の延長部であり、最上層以外の層は該延長部で覆われていることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記最上層が、赤色の着色画素の延長部であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
  3. 前記最上層が、緑色の着色画素の延長部であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
  4. 前記最上層が、青色の着色画素の延長部であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
  5. 請求項1記載のカラーフィルタにおいて、着色画素は赤色、緑色、青色の3原色の着色画素と、イエロー色、マゼンタ色、シアン色の少なくとも1種以上の着色画素を含むことを特徴とするカラーフィルタ。
  6. 前記着色画素は赤色、緑色、青色の3原色の着色画素と、イエロー色の着色画素を含むことを特徴とする請求項5記載のカラーフィルタ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載するカラーフィルタにおいて、前記最上層に研磨が施されていることを特徴とするカラーフィルタ。
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