JP2011088181A - 溶接ワイヤ送給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接ワイヤが送給経路内で座屈を起こすことを防止する溶接ワイヤ送給装置を提供する。
【解決手段】モータ7によって駆動される内輪22の周囲に外輪23が嵌め合わせ、この外輪23と加圧ロール5との間で溶接ワイヤ11を挟んで送給する溶接ワイヤ送給装置である。加圧バネ25と係止球26とから成る加圧係止部材24を内輪22と外輪23との間に設け、内輪22に加圧バネ25と係止球26の基端部とが収納される収納孔27が形成されて、外輪23に係止球26の先端部が収納される凹部28が形成されている。溶接ワイヤ11が正常に送給されているときは、係止球26が凹部28に係止して内輪22が外輪23を回転させ、溶接ワイヤ11が送給経路内で引っかかって、溶接ワイヤ11の送給抵抗が増加して外輪23に過負荷がかかったときに、係止球26が凹部28から外れて外輪23の回転が停止する。
【選択図】図1

Description

消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用され、溶接ワイヤを送給する送給ロールが改善された溶接ワイヤ送給装置に関するものである。
消耗電極ガスシールドアーク溶接において、安定して溶接ワイヤを送給するために溶接ワイヤ送給装置が使用されている。(例えば、特許文献1参照。)従来、この溶接ワイヤ送給装置として、図7に示す装置が提案されていた。図7は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置を示す図である。同図において、溶接ワイヤ送給装置1に取り付けられたモータ7に駆動ギヤー2が連結されている。第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bが送給装置本体8に回転可能に支持されている。これらの送給ロール3a、3bには、ギヤー4a、4bがそれぞれ同軸に取り付けられていて、これらのギヤー4a、4bが駆動ギヤー2とそれぞれ歯合されている。
第1の加圧ロール5a及び第2の加圧ロール5bは、第1の加圧ホルダ6a及び第2の加圧ホルダ6bに、それぞれ取り付けられている。二つの送給ロール3a、3bには、溶接ワイヤ11が挟まれて加圧されて送給されるための溝が、それぞれ形成されている。9はワイヤ挿入口であり、センターガイド10は、溶接ワイヤ11がガイドされるために設けられている。アウトレットガイド12は、溶接ワイヤ送給装置1の溶接ワイヤ11の送出部に取り付けられていて、第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bと第1の加圧ロール5a及び第2の加圧ロール5bとによってそれぞれ挟まれて送出された溶接ワイヤ11をガイドする。
図示を省略したコンジットケーブル又は一線式パワーケーブルがシールドガス供給部材13内に挿入されて、アウトレットガイド12の先端部と接続されて、アウトレットガイド12から送出された溶接ワイヤ11が溶接トーチまでガイドされ、シールドガスが溶接トーチへ供給される。
以下、動作を説明する。図7において、溶接ワイヤ送給装置1に取り付けられたモータ7によって、第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bが回転して、これらの第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bと第1の加圧ロール5a及び第2の加圧ロール5bとによって、溶接ワイヤ11がそれぞれ挟まれて送出される。この送出された溶接ワイヤ11はアウトレットガイド12によってガイドされる。このアウトレットガイド12によってガイドされた溶接ワイヤ11は、コンジットケーブルによって、溶接トーチまでガイドされる。
特開平6−71444号公報
溶接ワイヤ送給装置1は、図8に示すように、モータ7から駆動ギヤ2を介して送給ロール3a、3bに伝達された回転力が、送給ロール3a、3b円周の接線方向の直線的な送給力に変換されて、溶接ワイヤ11が送給されるものである。図8は、送給ロールの回転力が、送給ロール円周の接線方向の直線的な送給力に変換されることを説明するための図である。一方、溶接中に溶接ワイヤ送給装置1によって送給された溶接ワイヤ11は、アウトレットガイド12の挿入部に引っかかったり、コンジットケーブル内を挿通しているコイルライナ内で引っかかったりすることがある。また、溶接トーチの先端部に取り付けられた給電チップの先端部で、溶接ワイヤ11がアーク熱で燃え上がって給電チップの先端部に溶着することがある。これらの場合、従来の溶接ワイヤ送給装置1は、溶接ワイヤ11に送給方向とは逆の方向の負荷がかかるが、送給ロール3a、3bは回転し続けるために、モータ7が過負荷運転になってモータ7の回転が不安定となったり、溶接ワイヤ11が送給ロール3a、3bの円周上でスリップしたりすることがあった。
その結果、溶接ワイヤ11の送給が不安定となって、溶接不良が生じることになる。さらに、溶接ワイヤ11が溶接ワイヤ送給装置1から溶接トーチまでの送給経路内で引っかかった後、送給ロール3a、3bが回転し続けて、溶接ワイヤ11が送給されようとするために、溶接ワイヤ11が折れ曲がって座屈を起こすときがある。このような場合、溶接作業者は、溶接ワイヤ11の送給状態が不安定になった事を感覚的に判断して、溶接トーチの起動スイッチをOFFにして、溶接作業を中止し、座屈を除去していた。
本発明は、溶接ワイヤが送給経路内で折れ曲がって座屈を起こすことを防止することができる溶接ワイヤ送給装置を提供することを目的としている。
第1の発明は、
モータと、
このモータによって駆動される内輪と、
この内輪の周囲に嵌め合わされた外輪と、
この外輪との間で溶接ワイヤを挟んで送給する加圧ロールと、
前記内輪と前記外輪との間に設けられた加圧係止部材とを備え、
前記加圧係止部材が加圧バネとこの加圧バネの先端部に設けられた係止球とから成り、
前記内輪に前記加圧バネと前記係止球の基端部とが収納される収納孔が形成されて、
前記外輪に前記係止球の先端部が収納される凹部が形成されて、
前記溶接ワイヤが正常に送給されているときは、前記係止球が前記外輪の凹部に係止して前記内輪が前記外輪を回転させ、前記溶接ワイヤが送給経路内で引っかかって、前記溶接ワイヤの送給抵抗が増加して前記外輪に過負荷がかかったときに、前記係止球が前記外輪の前記凹部から外れて前記外輪の回転が停止することを特徴とする溶接ワイヤ送給装置である。
第2の発明は、
前記内輪の外周面が前記外輪の内周面に接するように、前記内輪が前記外輪に嵌め合わされ、
前記収納孔が、前記内輪の外周部で前記内輪の中心軸と直角方向に形成され、
前記外輪の内周部で前記内輪の前記収納孔に対応する位置に前記凹部が形成されたことを特徴とする第1の発明に記載の溶接ワイヤ送給装置である。
第3の発明は、
前記外輪の中心軸方向の断面形状がL字形状を形成し、
前記内輪の外周面及び前記外輪側の片側面が前記外輪のL字形状の内面に接するように前記内輪が前記外輪に嵌め合わされ、
前記内輪の前記片側面で前記内輪の中心軸方向に前記収納孔が形成され、
前記外輪の前記L字形状の内面で前記内輪の前記収納孔に対応する位置に前記凹部が形成されたことを特徴とする第1の発明に記載の溶接ワイヤ送給装置である。
溶接ワイヤの送給経路において溶接ワイヤが引っかかったときに、加圧係止部材の動作によって内輪の回転力が外輪に伝達されなくなるために、溶接ワイヤが引っかかった後にも、溶接ワイヤがさらに送給され続けて、溶接ワイヤが送給経路において折れ曲がって座屈することを防ぐことができる。このために、溶接中に溶接ワイヤが送給経路内で引っかかったとき、溶接ワイヤが座屈して、座屈した溶接ワイヤを除去する手間がなくなり、溶接作業の効率を著しく向上させることができる。
本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の送給ロールを示す図である。 本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の加圧係止部材の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の外輪を内輪から取り外した後に再度取り付ける方法を示す図である。 本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置の送給ロールを示す図である。 本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置の加圧係止部材の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置の送給ロールを示す図である。 従来技術の溶接ワイヤ送給装置を示す図である。 送給ロールの回転力が、送給ロール円周の接線方向の直線的な送給力に変換されることを説明するための図である。
[実施の形態1]
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の送給ロールを示す図であって、同図(A)は、送給ロールの中心軸と直角方向の断面図であり、同図(B)は、送給ロールの中心軸方向の断面図である。本発明の実施の形態1溶接ワイヤ送給装置は、送給ロール21以外の機能は、図7に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置の機能と同じであるので、説明を省略する。図1において、図7に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置の送給ロール3a、3bに、本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の送給ロール21a、21bが対応するが、以下の実施の形態1〜3において、説明を容易にするために、例えば送給ロール21a、21bを送給ロール21と記載し、その他の関係する機能についても同様に記載するものとする。送給ロール21は、内輪22と外輪23とから成り、この内輪22の外周面が外輪23の内周面に接するように、内輪22が外輪23に嵌め合わされている。この内輪22は、駆動ギヤー2とそれぞれ歯合されているギヤー4と同軸に取り付けられていて、連動している。外輪23は、加圧ロール5との間で溶接ワイヤ11を挟んで送給する。
加圧係止部材24は、加圧バネ25とこの加圧バネ25の先端部に設けられた係止球26とから成る。この係止球26は、金属で耐摩耗性を有する材質である。この加圧バネ25と係止球26の基端部とが収納される収納孔27が、内輪22の外周部で内輪22の中心軸と直角方向に形成されている。また、外輪23の内周部で内輪22の収納孔27に対応する位置で、係止球26の先端部が収納されるように、係止球26の形状に対応した凹部28が形成されている。この加圧係止部材24を介して内輪22側から外輪23側に回転力が伝達されている。
加圧係止部材24の加圧バネのバネ力は、溶接ワイヤ11が正常に送給されているときは、係止球26が外輪23の凹部28に係止して、内輪22が外輪23と一体となって内輪22が外輪23を回転させるバネ力以上であり、かつ、溶接ワイヤ11が溶接ワイヤ送給装置から溶接トーチまでの送給経路内で引っかかって、溶接ワイヤ11の送給抵抗が増加して外輪23に逆回転の負荷がかかって、外輪23の回転が内輪22の回転よりも遅くなったときに、係止球26が外輪23の凹部28から外れるバネ力以下に、予め調整されている。外輪23の内周面には、後述する図3に示すように、溶接ワイヤ11が正常に送給されているときに、係止球26に例えば斜め方向の外力がかかって係止球26が凹部28から外れようとしたときに、外れることを防止するためにガイド溝29が形成されている。加圧係止部材24は、内輪22の回転力を外輪23に効率よく伝達するために、例えば4箇所設けられている。
以下、動作を説明する。図7で示した溶接ワイヤ送給装置1に取り付けられたモータ7によって、図1に示した送給ロール21が回転して、この送給ロール21と加圧ロール5とによって、溶接ワイヤ11が挟まれて送出される。この送出された溶接ワイヤ11はアウトレットガイド12によってガイドされる。このアウトレットガイド12によってガイドされた溶接ワイヤ11は、コンジットケーブルによって、溶接トーチまでガイドされる。
溶接中に溶接ワイヤ送給装置によって送給された溶接ワイヤ11が、アウトレットガイド12の挿入部に引っかかったり、コンジットケーブル内を挿通しているコイルライナ内で引っかかったりすることがある。また、溶接トーチの先端部に取り付けられた給電チップの先端部で溶接ワイヤ11がアーク熱で燃え上がって給電チップの先端部に溶着することがある。これらの場合、溶接ワイヤ11に送給方向とは逆の方向の負荷がかかり、溶接ワイヤ11によって外輪23に過度の送給負荷がかかる。そして、外輪23の回転力を阻止しようとする負荷が加圧係止部材24の係止球26を介して加圧バネ25に伝わって、この加圧バネ25を縮める方向に加圧力が働く。
これによって、図2(A)に示すように、係止球26が内輪22の収納孔27に押し込まれながら、図2(B)に示すように、この係止球26が外輪23の凹部28から外れて、内輪22と外輪23との連結が解除され、内輪22の回転力が外輪に伝達されなくなって、外輪23の回転が停止して溶接ワイヤ11の送給が停止される。図2は、本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の加圧係止部材の動作を説明するための図である。
そして、溶接作業者が溶接トーチの起動スイッチをOFFにして、溶接作業を中止し、溶接ワイヤ11の送給経路において溶接ワイヤ11が引っかかった箇所を調べて、その不具合を修正する。その後、内輪22と外輪23とをわずかに回転させて、内輪22の収納孔27に押し込まれた係止球26を外輪23の凹部28に係止させて、内輪22の回転力が外輪23に伝達されるようにして、溶接作業を再開する。
この結果、溶接ワイヤ11の送給経路において溶接ワイヤ11が引っかかったときに、加圧係止部材24の動作によって内輪22の回転力が外輪23に伝達されなくなって、溶接ワイヤ11の送給が停止されるので、溶接ワイヤ11が引っかかった後にも、溶接ワイヤ11がさらに送給され続けて、溶接ワイヤ11が送給経路において折れ曲がって座屈することを防ぐことができる。このために、溶接中に溶接ワイヤ11が送給経路内で引っかかったとき、溶接ワイヤ11が座屈して、座屈した溶接ワイヤ11を除去する手間がなくなり、溶接作業の効率を著しく向上させることができる。
また、溶接ワイヤ11の送給経路において溶接ワイヤ11が引っかかったとき、内輪22の回転力が外輪23に伝達されなくなって、溶接ワイヤ11の送給が停止されるので、送給ロール21の外周で溶接ワイヤ11がスリップすることを無くすことができ、スリップによる送給ロール21の摩耗を低減することができ、送給ロール21の寿命を伸ばすことができる。
また、溶接ワイヤ11の送給経路において溶接ワイヤ11が引っかかったとき、内輪の回転力が外輪に伝達されなくなって、溶接ワイヤ11の送給が停止されるので、従来のようにガイドライナ12やコイルライナに過度の負荷がかかって、損傷させることを防ぐことができる。また、溶接ワイヤ11の送給経路において溶接ワイヤ11が引っかかった後に、溶接作業者が不具合に気付かずに、さらに継続して溶接ワイヤ11が送給されることが無くなるので、溶接ワイヤ11の送給が不安定な状態で溶接が継続されることが無くなり、溶接ビードの手直し作業が低減される。
なお、加圧係止部材24の係止球26が外輪23との摩擦で摩耗したときは、図3(A)に示すように、外輪23を内輪22から取りはずして、係止球26を交換して、図3(B)に示すように、外輪23を内輪22に嵌め込んで、係止球26が外輪23の凹部28に嵌るように調整して外輪23を内輪22に取り付ける。これによって、内輪22の回転力が外輪23に伝達される。図3は、本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の外輪を内輪から取り外した後に再度取り付ける方法を示す図である。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置の送給ロールを示す図であって、同図(A)は、送給ロールの中心軸と直角方向の断面図であり、同図(B)は、送給ロールの中心軸方向の断面図である。また、図5は、本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置の加圧係止部材の動作を説明するための図である。本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置は、送給ロール以外の機能は、図7に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置の機能と同じであるので、説明を省略する。図4において、送給ロール30の外輪32の中心軸方向の断面形状がL字形状に形成され、内輪31の外周面及び外輪32側の片側面が、外輪32のL字形状の内面に接するように、内輪31が外輪32に嵌め合わされている。
加圧係止部材24は、加圧バネ25とこの加圧バネ25の先端部に設けられた係止球26とから成る。この加圧バネ25と係止球26の基端部とが収納される収納孔27が、内輪31の外輪32側の片側面で内輪31の中心軸方向に形成され、外輪32のL字形状の内面で、内輪31の収納孔27に対応する位置に、係止球26の先端部が収納されるように、係止球26の形状に対応した凹部28が形成されている。また、外輪32の内周面には、溶接ワイヤ11が正常に送給されているときに、係止球26に例えば斜め方向の外力がかかって係止球26が凹部28から外れようとしたときに、外れることを防止するためにガイド溝が形成されている。その他の機能、動作及び効果は、図1に示した本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の機能と同じであるので、説明を省略する。なお、内輪と外輪とを固定する固定部材を設けて、外輪が内輪から外れないようにしても良い。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置の送給ロールを示す図であって、同図(A)は、送給ロールの中心軸と直角方向の断面図であり、同図(B)は、送給ロールの中心軸方向の断面図である。図6に示す送給ロール40は、図4に示した本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置の送給ロール30と比較して、外輪42のL字形状の送給ロール軸側の端部を、送給ロール軸まで伸ばしている。これによって、外輪42及び内輪41の製作を容易にすることができる。その他の機能、動作及び効果は、図1に示した本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置の機能と同じであるので、説明を省略する。
1 溶接ワイヤ送給装置
2 駆動ギヤー
3a、3b 送給ロール
4a、4b ギヤー
5 加圧ロール
5a、5b 加圧ロール
6a、6b 加圧ホルダ
7 モータ
8 送給装置本体
9 ワイヤ挿入口
10 センターガイド
11 溶接ワイヤ
12 アウトレットガイド
12 ガイドライナ
13 シールドガス供給部材
21 送給ロール
22 内輪
23 外輪
24 加圧係止部材
25 加圧バネ
26 係止球
27 収納孔
28 凹部
29 ガイド溝
30 送給ロール
31 内輪
32 外輪
40 送給ロール
41 内輪
42 外輪

Claims (3)

  1. モータと、
    このモータによって駆動される内輪と、
    この内輪の周囲に嵌め合わされた外輪と、
    この外輪との間で溶接ワイヤを挟んで送給する加圧ロールと、
    前記内輪と前記外輪との間に設けられた加圧係止部材とを備え、
    前記加圧係止部材が加圧バネとこの加圧バネの先端部に設けられた係止球とから成り、
    前記内輪に前記加圧バネと前記係止球の基端部とが収納される収納孔が形成されて、
    前記外輪に前記係止球の先端部が収納される凹部が形成されて、
    前記溶接ワイヤが正常に送給されているときは、前記係止球が前記外輪の凹部に係止して前記内輪が前記外輪を回転させ、前記溶接ワイヤが送給経路内で引っかかって、前記溶接ワイヤの送給抵抗が増加して前記外輪に過負荷がかかったときに、前記係止球が前記外輪の前記凹部から外れて前記外輪の回転が停止することを特徴とする溶接ワイヤ送給装置。
  2. 前記内輪の外周面が前記外輪の内周面に接するように、前記内輪が前記外輪に嵌め合わされ、
    前記収納孔が、前記内輪の外周部で前記内輪の中心軸と直角方向に形成され、
    前記外輪の内周部で前記内輪の前記収納孔に対応する位置に前記凹部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の溶接ワイヤ送給装置。
  3. 前記外輪の中心軸方向の断面形状がL字形状を形成し、
    前記内輪の外周面及び前記外輪側の片側面が前記外輪のL字形状の内面に接するように前記内輪が前記外輪に嵌め合わされ、
    前記内輪の前記片側面で前記内輪の中心軸方向に前記収納孔が形成され、
    前記外輪の前記L字形状の内面で前記内輪の前記収納孔に対応する位置に前記凹部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の溶接ワイヤ送給装置。
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