JP2011083673A - 除湿機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動運転の途中で使用者が衣類の追加や取り込み、部屋の扉の開閉などにより衣類乾燥の環境が変化した場合にも、自動運転が終了したときの衣類の生乾き防止や過剰乾燥の防止を図り効率的な衣類乾燥の自動運転を行うことができる除湿機を提供することを目的とする。
【解決手段】衣類乾燥度の設定変更(S19)の内容に応じて乾燥完了の判定値Dxを補正して自動運転の終了条件の調整を行い(S20〜S23)、送風機の回転数や再生ヒータの付勢電力を調整(S24〜S31)して除湿能力を調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、室内に吊り下げた衣類を乾燥する機能を備えた除湿機に関する。
従来、この種の衣類乾燥機能を備えた除湿機は、室内に吊り下げた衣類を乾燥させる場合に、除湿機に設けたタイマーの時限を使用者が設定することで、衣類乾燥運転を終了することが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−14128号公報
従来の方法では、自動運転の途中で使用者が衣類の追加や取り込み、部屋の扉の開閉などにより衣類乾燥の環境が変化した場合に、自動運転の終了条件や除湿能力の調整を行うことができないため、自動運転が終了したときに衣類の未乾燥(生乾き)や、過乾燥(乾きすぎ)が発生するという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、衣類乾燥運転中に衣類乾燥度を設定する手段を備えて、この衣類乾燥度の設定内容に応じて自動運転の終了条件や除湿能力を調整することにより、自動運転が終了したときの衣類の生乾き防止や過剰乾燥の防止を図り効率的な衣類乾燥の自動運転を行うことができる除湿機を提供することを目的としている。
本発明の除湿機は上記目的を達成するために、本体内に設けた空気を除湿する除湿手段と、空気を送風する送風手段と除湿対象空気を加熱するヒータ制御手段と、前記除湿手段と送風手段とヒータ制御手段の運転を制御する制御部と、周辺空気の湿度を検出する湿度センサと、周辺空気の温度を検出する温度センサと、あらかじめ定めた衣類乾燥度に対して衣類乾燥度を高めるかまたは低めるかの設定をする衣類乾燥度設定手段を有する操作表示部とを有し、前記制御部は、衣類乾燥運転開始時に、前記湿度センサと温度センサの検出値から総乾燥量を設定するアルゴリズムと、一定期間毎に前記湿度センサと温度センサの検出値から衣類乾燥速度を検出するアルゴリズムと、前記一定時間毎にこの期間における乾燥速度の累積値を加算して乾燥量を算出するアルゴリズムと、この乾燥量と前記総乾燥量とを比較して衣類の乾燥が終了したことを判断するアルゴリズムとを有し、前記衣類乾燥度設定手段で設定した衣類乾燥度に応じて衣類乾燥運転を制御する構成としたものである。
この手段により、衣類乾燥度を高めた時は、使用者が衣類の追加や部屋の扉を開けて室内の温湿度環境が変化したときに使用者が衣類乾燥度の設定をし直すことで、自動運転の衣類乾燥度を高めに調整した運転を行うことができるため、自動運転停止時に衣類の生乾きの防止と生乾きによる衣類へ付着するニオイ防止が図れる。
また、衣類乾燥度を低めた時は、使用者が衣類の一部を取り込んだ後に自動運転の衣類乾燥度を低めに調整した運転を行うため、無駄な運転を省き効率良く省エネ効果と過剰乾燥の防止が図れた除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、衣類乾燥度に応じて総乾燥量を補正するアルゴリズムを有するものである。
この手段により、衣類乾燥度に応じた係数を総乾燥量に掛けて総乾燥量の補正を行い自動運転の終了条件を調整することにより、使用者が意図とした衣類の乾燥状況や衣類の量の使用状況に応じた衣類乾燥運転が行える除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、衣類乾燥度に応じて送風手段の送風量を変化させるアルゴリズムを有するものである。
この手段により、衣類乾燥度を高めた時は、送風ファンの回転数を上げることにより、強い風を衣類へあて、衣類がより乾燥しやすくなり生乾きの防止となる。また、衣類乾燥度を低めた時は、送風ファンの回転数を下げることにより、無駄な電力消費を削減でき省エネすることができる除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、衣類乾燥度に応じてヒータ制御手段の加熱量を変化させるアルゴリズムを有するものである。
この手段により、衣類乾燥度を高めた時は、加熱量を上げることにより、高温の空気を衣類へあてることにより、衣類がより乾燥しやすくなり生乾きの防止となる。また、衣類乾燥度を低めた時は、加熱量を下げることにより、無駄な電力消費を削減でき省エネすることができる除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、衣類乾燥度を複数段階設けたことを特徴としたものである。
この手段により、衣類の量や部屋の広さや衣類の乾き具合について使用者の好みに合わせた衣類乾燥が行える除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、衣類乾燥度の設定内容を記憶し、記憶した衣類乾燥度の設定内容で衣類乾燥運転を行うことを特徴としたものである。
この手段により、使用者が同じ衣類乾燥度を再設定する手間を省くことができ、使い勝手の向上を図ることができる除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、衣類乾燥運転の開始前または途中で衣類乾燥度の設定が行えることを特徴としたものである。
この手段により、自動運転の途中で衣類を追加したり取り込んだりして衣類乾燥の環境が変化した場合でも効率よく運転が行え、使用者の実使用シーンに応じた衣類乾燥が行える除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、自動で運転を停止することを特徴としたものである。
この手段により、衣類の乾き度合いを使用者が確認しながら運転を手動で停止する作業が省略でき使い勝っての向上を図ることができる除湿機が得られる。
また、他の手段は、制御部は、衣類乾燥度の設定内容を表示することを特徴としたものである。
この手段により、衣類乾燥度の設定内容を視覚的に認識することができ使い勝手の向上を図ることができる除湿機が得られる。
本発明によれば、本体内に設けた空気を除湿する除湿手段と、空気を送風する送風手段と除湿対象空気を加熱するヒータ制御手段と、前記除湿手段と送風手段とヒータ制御手段の運転を制御する制御部と、周辺空気の湿度を検出する湿度センサと、周辺空気の温度を検出する温度センサと、あらかじめ定めた衣類乾燥度に対して衣類乾燥度を高めるかまたは低めるかの設定をする衣類乾燥度設定手段を有する操作表示部とを有し、前記制御部は、衣類乾燥運転開始時に、前記湿度センサと温度センサの検出値から総乾燥量を設定するアルゴリズムと、一定期間毎に前記湿度センサと温度センサの検出値から衣類乾燥速度を検出するアルゴリズムと、前記一定時間毎にこの期間における乾燥速度の累積値を加算して乾燥量を算出するアルゴリズムと、この乾燥量と前記総乾燥量とを比較して衣類の乾燥が終了したことを判断するアルゴリズムとを有し、前記衣類乾燥度設定手段で設定した衣類乾燥度に応じて衣類乾燥運転の制御を行う構成として、自動運転の途中で使用者が衣類の追加や取り込み、部屋の扉の開閉などにより衣類乾燥の環境が変化した場合にも、使用者が衣類乾燥度の設定をし直すことで、自動運転が終了したときの衣類の生乾き防止や過剰乾燥の防止を図り効率的な衣類乾燥の自動運転を行うことができるという効果のある除湿機を提供できる。
本発明の実施の形態1の除湿機の構造を示す図 同電気的な構成を示す図 同運転動作の詳細を示すフローチャート
本発明の請求項1記載の発明は、本体内に設けた空気を除湿する除湿手段と、空気を送風する送風手段と除湿対象空気を加熱するヒータ制御手段と、前記除湿手段と送風手段とヒータ制御手段の運転を制御する制御部と、周辺空気の湿度を検出する湿度センサと、周辺空気の温度を検出する温度センサと、あらかじめ定めた衣類乾燥度に対して衣類乾燥度を高めるかまたは低めるかの設定をする衣類乾燥度設定手段を有する操作表示部とを有し、前記制御部は、衣類乾燥運転開始時に、前記湿度センサと温度センサの検出値から総乾燥量を設定するアルゴリズムと、一定期間毎に前記湿度センサと温度センサの検出値から衣類乾燥速度を検出するアルゴリズムと、前記一定時間毎にこの期間における乾燥速度の累積値を加算して乾燥量を算出するアルゴリズムと、この乾燥量と前記総乾燥量とを比較して衣類の乾燥が終了したことを判断するアルゴリズムとを有し、前記衣類乾燥度設定手段で設定した衣類乾燥度に応じて衣類乾燥運転を制御する構成としたものであり、衣類乾燥度を高めた時は、使用者が衣類の追加や部屋の扉を開けて室内の温湿度環境が変化したときに衣類乾燥度の設定をし直すことで、自動運転の衣類乾燥度を高めに調整した運転を行うため、自動運転停止時に衣類の生乾きの防止と生乾きによる衣類へ付着するニオイの防止となり、衣類乾燥度を低めた時は、使用者が衣類の一部を取り込んだ後に自動運転の衣類乾燥度を低めに調整した運転を行うため、無駄な運転を省き効率良く省エネ効果と過剰乾燥の防止が図れるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、制御部は、衣類乾燥度に応じて総乾燥量を補正するアルゴリズムを有するものであり、使用者が設定した衣類乾燥度に応じた係数を総乾燥量に掛けて総乾燥量を補正を行い自動運転の終了条件を調整することにより、使用者が意図とした衣類の乾燥状況や衣類の量の使用状況に応じた衣類乾燥運転が行えるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、制御部は、衣類乾燥度に応じて送風手段の送風量を変化させるアルゴリズムを有するものであり、衣類乾燥度を高めた時は、送風ファンの回転数を上げることにより、強い風を衣類へあて、衣類がより乾燥しやすくなり生乾きの防止となり、衣類乾燥度を低めた時は、送風ファンの回転数を下げることにより、無駄な電力消費を削減でき省エネすることができるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、制御部は、衣類乾燥度に応じてヒータ制御手段の加熱量を変化させるアルゴリズムを有するものであり、衣類乾燥度を高めた時は、加熱量を上げることにより、高温の空気を衣類へあてることにより、衣類がより乾燥しやすくなり生乾きの防止となり、衣類乾燥度を低めた時は、加熱量を下げることにより、無駄な電力消費を削減でき省エネすることができるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、制御部は、衣類乾燥度を複数段階備えたものであり、衣類の量や部屋の広さや衣類の乾き具合について使用者の好みに合わせた衣類乾燥が行えるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、制御部は、衣類乾燥度の設定内容を記憶し、記憶した衣類乾燥度の設定内容で衣類乾燥運転を行う構成を有するものであり、使用者が同じ衣類乾燥度を再設定する手間を省くことができ、使い勝手の向上が図れるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、制御部は、衣類乾燥運転の開始前または途中で衣類乾燥度の設定を行える構成を有するものであり、自動運転の途中で衣類を追加したり取り込んだりして衣類乾燥の環境が変化した場合でも効率よく運転を行え、使用者の実使用シーンに応じた衣類乾燥が行えるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、制御部は、自動で運転を停止する構成を有したものであり、衣類の乾き度合いを使用者が確認しながら運転を手動で停止する作業が省略でき使い勝っての向上が図れるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、制御部は、衣類乾燥度の設定内容を表示する構成を有したものであり、衣類乾燥度の設定内容を視覚的に認識することができ使い勝手の向上が図れるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について図1〜図3を参照しながら説明する。まず、図1を用いて除湿機の構造を、図2を用いて電気的な構成を説明する。図1に示すように、除湿機は、本体1内に設けた除湿装置2と、送風機3と、再生ヒータ4と、制御部5に接続された本体の周辺空気の温度を検知する温度センサ6と本体の周辺空気の湿度を検知する湿度センサ7と、操作表示部8とで構成される。
除湿装置2は、回転する除湿手段としての除湿ロータ9と、再生ヒータ4により加熱された空気を除湿ロータ9に送風する再生ファン10と、熱交換器11および水タンク12とで構成されている。
送風機3の駆動により、室内から吸い込まれた空気は熱交換器11を冷却させた後に、除湿手段としての除湿ロータ9で吸湿され、除湿された空気が再び室内に放出されて室内の空気が除湿される。
除湿ロータ9で吸湿された水分は、除湿ロータ9の他方において、除湿ロータ9を加熱し再生する再生ヒータ4で加熱された温風により蒸発し、熱交換器11で冷却されて水分として凝縮して水タンク12に貯水される。
従って、除湿機の除湿能力は、再生ファン10の送風力(ファン回転数)と、再生ヒータ4の付勢電力と、送風機3の送風力(ファン回転数)を変化させることにより調整することができる。
なお、操作表示部8には、図示しないが、除湿機の衣類乾燥度を使用者が選択して設定する設定スイッチと、衣類乾燥度を表示するLEDを収納している(詳細後述)。
図2に示すように、制御部5は、マイクロコンピュータ21を核とする構成である。
このマイクロコンピュータ21に、除湿装置2と送風機3および再生ヒータ4がそれぞれの除湿制御手段22と送風制御手段23およびヒータ制御手段24を介して接続されるとともに、湿度センサ7と、衣類乾燥運転のスタートを操作するためのスイッチや後述する衣類乾燥度を選択して設定する設定スイッチや衣類乾燥度を表示するLEDが操作表示部8に接続されている。
ここで、除湿制御手段22は、例えば、再生ファン10を駆動するためのモータの巻き線タップ(図示しない)を切り換えるためのリレーであり、送風制御手段23は、例えば、送風機3を駆動するためのモータの巻き線タップ(図示しない)を切り換えるためのリレーである。また、ヒータ制御手段24は、例えば、再生ヒータ4のタップ(図示しない)を切り換えるためのリレーである。
また、マイクロコンピュータ21の内部は、空気線図25と、乾燥完了乾燥度Dxテーブル(運転初期の室内温度と相対湿度に関連した実験結果に基づく常数テーブル)26と、乾燥条件算出手段27と、乾燥速度算出手段28と、乾燥量を検出する乾燥度算出手段29を内容している。
また、図3に示すように制御部5は、衣類乾燥運転開始時に、温度センサ6と湿度センサ7の信号を受けて周辺空気の温度Trと相対湿度Hrとから、総乾燥量としての乾燥完了の判定値Dxを設定するアルゴリズム5Aと、一定期間毎に検出した前記温度Trと相対湿度Hrに基づいて衣類の乾燥速度Ttを算出するアルゴリズム5Bと、前記一定期間毎にこの期間における乾燥速度Ttの累積値∫Ttを加算して乾燥量(Σ∫Tt)を算出するアルゴリズム5Cと、前記乾燥量が前記の乾燥完了の判定値Dxに達したときに衣類の乾燥が終了したと判断するアルゴリズム5Dと、操作表示部8で衣類乾燥度の設定変更の内容に応じて前記の乾燥完了の判定値Dxの補正を行うアルゴリズム5Eと、前記乾燥度の設定内容に応じて送風機3の送風力の変更を行うアルゴリズム5Fと、前記乾燥度の設定内容に応じて再生ヒータ4の付勢電力を切り換えるアルゴリズム5Gとを有する。
そして、マイクロコンピュータ21は、以上の内蔵している要部が温度センサ6と、湿度センサ7および、操作表示部8の情報に基づいて機能し、除湿装置2と、送風機3および、再生ヒータ4を制御する構成を有する。
上記構成において、以下本実施の形態の除湿機について、その運転動作を説明する。
本実施の形態の除湿機による衣類乾燥の運転は、使用者が操作表示部8の衣類乾燥運転のスタートスイッチ(図示しない)を押した時点から、衣類乾燥運転が自動的に終了するまで、図3のフローチャートに示すアルゴリズムによって除湿機の運転が進められる。
図3のS11において、温度センサ6と湿度センサ7が除湿機周辺空気の温度Trと相対湿度Hrを検知する。
次に、総乾燥量としての乾燥完了の判定値Dxを設定するアルゴリズム5Aは、S12において、マイクロコンピュータ21は、乾燥完了の判定値Dxのテーブル26から検知した前記温度Trと湿度Hrに相当する乾燥完了の判定値Dxを抽出して設定する。
次にS13において、記憶していた衣類乾燥度の読み込みを行う。衣類乾燥度の記憶についてはS32で後述する。
次にS14において、一定時間(例えば1分)で除湿機周辺空気の温度Trと湿度Hrを検知する。
また、衣類の乾燥速度Ttを算出するアルゴリズム5Bは、S15において、前記温度Tr と湿度Hrデータに基づいてマイクロコンピュータ21が、以下の処理を実施する。すなわち、周辺空気の温度Trと湿度Hrとから、周辺空気の全熱量Irと絶対湿度Hrを求める。
さらにS16において、周辺空気の全熱量Irと絶対湿度Xrから乾燥条件算出手段27が衣類近傍空気の絶対湿度Xcを推定する(この場合衣類近傍空気の相対湿度は100%として推定する)。
そして、S17において、乾燥速度算出手段28が、温度センサ6と湿度センサ7の検出値から推定した衣類近傍空気の絶対湿度Xcと温度センサ6と湿度センサ7の検出値から算出した周辺空気の絶対湿度Xrとの差に係数αを乗じた乾燥速度Tt(=α(Xc−Xr))を演算する。
この乾燥速度Ttは、乾燥量を算出するアルゴリズム5Cにより、S18で乾燥度算出手段29において加算累積され、加算累積値∫Ttとしてマイクロコンピュータ21内のメモリに記憶される。
そしてS19において、使用者が操作表示部8で前記衣類乾燥度の設定変更がなければ、後述するS33へジャンプするが、使用者が操作表示部8で前記衣類乾燥度の設定変更の操作を行った時は、前記衣類乾燥度の設定変更の内容に応じて前記の乾燥完了の判定値Dxの補正を行うアルゴリズム5Eにより、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル−2の時にS20で前記の乾燥完了の判定値Dxに係数a(例えば0.6)を掛けた値へ前記の乾燥完了の判定値Dxの補正を行いマイクロコンピュータ21内のメモリに記憶され、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル−1の時にS21で前記の乾燥完了の判定値Dxに係数b(例えば0.8)を掛けた値へ前記の乾燥完了の判定値Dxの補正を行いマイクロコンピュータ21内のメモリに記憶され、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル+1の時にS22で前記の乾燥完了の判定値Dxに係数c(例えば1.2)を掛けた値へ前記の乾燥完了の判定値Dxの補正を行いマイクロコンピュータ21内のメモリに記憶され、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル+2の時にS23で前記の乾燥完了の判定値Dxに係数d(例えば1.6)を掛けた値へ前記の乾燥完了の判定値Dxの補正を行いマイクロコンピュータ21内のメモリに記憶される。
次に、前記衣類乾燥度の設定内容に応じて送風機3の送風力の変更を行うアルゴリズム5Fにより、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル−2の時にS24で送風機3の送風力を2レベル下げ、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル−1の時にS25で送風機3の送風力を1レベル下げ、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル+1の時にS26で送風機3の送風力を1レベル上げ、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル+2の時にS27で送風機3の送風力を2レベル上げる。
次に、前記乾燥度の設定内容に応じて再生ヒータ4の付勢電力を切り換えるアルゴリズム5Gにより、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル−2の時にS28で再生ヒータ4の付勢電力を2レベル下げ、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル−1の時にS29で再生ヒータ4の付勢電力を1レベル下げ、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル+1の時にS30で再生ヒータ4の付勢電力を1レベル上げ、前記衣類乾燥度の設定内容がレベル+2の時にS31で再生ヒータ4の付勢電力を2レベル上げる。
次にS32において、S19で操作表示部8で前記衣類乾燥度を変更した設定値の記憶を行う。図示しないが記憶媒体としてはマイクロコンピュータ21に接続した不揮発性メモリを使用する。
次にS33において、使用者が衣類乾燥度の設定内容を視覚的に認識できるように前記衣類乾燥度の設定内容に対応したLEDの点灯を行う(LEDおよび具体的な表示は図示しない)。
また、衣類の乾燥が終了したと判断するアルゴリズム5Dは、S34において、前記一定期間毎にこの期間における乾燥速度Ttの累積値∫Ttを加算して算出した乾燥量と、総乾燥量としての乾燥完了の判定値Dxを比べて乾燥終了のチェックが行われ、このステップで「NO」と判断された場合、すなわち乾燥量が総乾燥量に満たない場合は、再びS14に戻り、1分毎のTrとHrの検知を行い、これに基づいて前述の算出動作が行われ衣類の乾燥状態である累積値∫Ttを算出しながら運転を続けることとなる。そして再びS34で衣類の乾燥量が総乾燥量に達すると衣類乾燥運転が終了する。
以上説明したように本発明の除湿機は、衣類乾燥度の設定変更の内容に応じて乾燥完了の判定値Dxを補正して自動運転の終了条件の調整を行い、送風機の回転数や再生ヒータの付勢電力を調整して除湿機の除湿能力を調整するようにしたものである。
このことにより、自動運転の途中で使用者が衣類の追加や取り込み、部屋の扉の開閉などにより衣類乾燥の環境が変化した場合にも、自動運転の終了条件や除湿能力を調整することにより、自動運転が終了したときの衣類の生乾き防止や過剰乾燥の防止を図り効率的な衣類乾燥の自動運転を行うことができる。
本発明の除湿機は、自動運転の途中で使用者が衣類の追加や取り込み、部屋の扉の開閉などにより衣類乾燥の環境が変化した場合にも、自動運転が終了したときの衣類の生乾き防止や過剰乾燥の防止を図り効率的な衣類乾燥の自動運転を行えるので家庭用の除湿機に関わらず旅館など業務用の用途にも適用できる。
1 本体
2 除湿装置
3 送風機
4 再生ヒータ
5 制御部
5A アルゴリズム
5B アルゴリズム
5C アルゴリズム
5D アルゴリズム
5E アルゴリズム
5F アルゴリズム
5G アルゴリズム
6 温度センサ
7 湿度センサ
8 操作表示部
9 除湿ロータ
10 再生ファン
11 熱交換器
12 水タンク

Claims (9)

  1. 本体内に設けた空気を除湿する除湿手段と、空気を送風する送風手段と除湿対象空気を加熱するヒータ制御手段と、前記除湿手段と送風手段とヒータ制御手段の運転を制御する制御部と、周辺空気の湿度を検出する湿度センサと、周辺空気の温度を検出する温度センサと、あらかじめ定めた衣類乾燥度に対して衣類乾燥度を高めるかまたは低めるかの設定をする衣類乾燥度設定手段を有する操作表示部とを有し、前記制御部は、衣類乾燥運転開始時に、前記湿度センサと温度センサの検出値から総乾燥量を設定するアルゴリズムと、一定期間毎に前記湿度センサと温度センサの検出値から衣類乾燥速度を検出するアルゴリズムと、前記一定時間毎にこの期間における乾燥速度の累積値を加算して乾燥量を算出するアルゴリズムと、この乾燥量と前記総乾燥量とを比較して衣類の乾燥が終了したことを判断するアルゴリズムとを有し、前記衣類乾燥度設定手段で設定した衣類乾燥度に応じて衣類乾燥運転を制御することを特徴とする除湿装置。
  2. 制御部は、衣類乾燥度に応じて総乾燥量を補正するアルゴリズムを有する請求項1記載の除湿装置。
  3. 制御部は、衣類乾燥度に応じて送風手段の送風量を変化させるアルゴリズムを有する請求項1記載の除湿装置。
  4. 制御部は、衣類乾燥度に応じてヒータ制御手段の加熱量を変化させるアルゴリズムを有する請求項1記載の除湿装置。
  5. 制御部は、衣類乾燥度を複数段階設けたことを特徴とした請求項1記載の除湿装置。
  6. 制御部は、衣類乾燥度の設定内容を記憶し、記憶した衣類乾燥度の設定内容で衣類乾燥運転を行うことを特徴とした請求項1記載の除湿装置。
  7. 制御部は、衣類乾燥運転の開始前または途中で衣類乾燥度の設定が行えることを特徴とした請求項1記載の除湿装置。
  8. 制御部は、自動で運転を停止することを特徴とする請求項1記載の除湿機。
  9. 制御部は、衣類乾燥度の設定内容を表示することを特徴とした請求項1記載の除湿装置。
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