JP2011082912A - パケット交換装置及びパケット交換方法 - Google Patents

パケット交換装置及びパケット交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力インタフェースで帯域を管理することにより、各契約の最低帯域保証や、各契約間の公平性の維持を実現する。
【解決手段】マスター側帯域制御部270は、RMsパケットに含まれる送信要求量に基づいて、RMmパケットを生成する。スレーブ側帯域制御部170は、RMmパケットに含まれる送信許可量、及び、読出制御部150から受け取る送信量に基づいて、送信可能量を算出し、送信可能量に基づいて、各QG読出制御部140からの読出許可を読出制御部に送り、送信量と各パケットキューに蓄積されるパケット量に基づいて送信要求量を算出し、送信要求量を含むRMsパケットを生成する。入力インタフェース100は、それぞれ優先度の異なる複数のパケットキューを有する、複数のキューグループを備える。読出制御部は、読出許可に従って、QG読出制御部からユーザパケットを読み出す。
【選択図】図1

Description

この発明は、パケット交換方式を利用した通信網で用いられるノード装置としてのパケット交換装置と、そのパケット交換装置で実施されるパケット交換方法に関する。
LAN(Local Area Network)やインターネットなどのネットワークは、パケット交換方式と呼ばれる通信方式を利用した通信網である。これらのネットワークでは、ノード装置としてパケット交換装置が使用される。パケット交換方式は、情報をパケットと呼ばれる単位に分割して送信する。このため、パケット単位での待ち合わせが可能となり、複数のユーザで回線を共有し、効率よく並列に転送することができる。また、パケット交換装置の記憶部に一旦パケットを蓄積して転送するので、様々な通信状況に対応できるインテリジェントなネットワークを構築することができる。
一方、近年、ネットワークを利用して提供されるサービスやアプリケーションの多様化に伴って、様々な通信品質を保証する必要性が高まってきている。通信品質には、データ廃棄率、伝搬遅延、伝搬遅延揺らぎなどがある。たとえば、リアルタイム性を必要とする音声/動画通信では、低廃棄率、低遅延及び低遅延ゆらぎの保証が要求される。一方、それほどリアルタイム性を必要としないデータ通信では、低廃棄率の保証が要求される。
サービスやアプリケーションの違いによって、それぞれの通信品質レベルを保証するために、サービスやアプリケーションごとに優先度を定め、その優先度に従って、パケットを出力する優先制御機能を有するパケット交換装置の必要性が高まってきている。
また、通信事業者と利用者の間で、通信サービスに対応する最低帯域を保証したり、最大帯域で利用可能な帯域を制限したりする帯域制御機能も必要となってきている。
そこで、このような優先制御機能や帯域制御機能を有するパケット交換装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示されているパケット交換装置は、入力インタフェース、出力インタフェース及びパケット交換部を備えて構成されている。入力インタフェースは、受信したユーザパケットを優先度に従って、パケット交換部に転送する。パケット交換部は、入力インタフェースから受け取ったユーザパケットを、その宛先アドレスに基づいて、対応する出力インタフェースに送る。出力インタフェースは、ユーザパケットの優先度に応じたパケットキューと、それらのキューをグループ化したキューグループを有している。各キューグループには、通信サービス契約で定められた最低保証帯域が割り当てられていて、各キューグループからの読出し帯域を制御することにより、最低帯域の保証や、利用者間での余剰帯域の割り当ての公平性を実現している。また、キューグループからの読み出しの際に、キューグループ内の優先度に従って、読出し制御することにより、通信品質レベルが保証される。
特開平11−346246号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されているパケット交換装置では、複数の入力インタフェースから1つの出力インタフェースにパケットを送るときに、各入力インタフェースからのパケットの合計が、パケット交換部と、出力インタフェースの間の伝送帯域を超過してしまうと、出力インタフェースにパケットが到着する前に、パケット廃棄が発生することになる。このため、帯域制御が不完全になり、最低帯域の保証や、各利用者間の公平性の維持が困難になる。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、出力インタフェースで帯域を管理することにより、最低帯域の保証や、各利用者間の公平性の維持を実現するパケット交換装置及びパケット交換方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明のパケット交換装置は、それぞれ入力インタフェース及び出力インタフェースを備える、複数の入出力インタフェースと、入力インタフェースから受け取るパケットを、そのパケットの宛先に該当する出力インタフェースに送るパケット交換部とを備えて構成される。
入力インタフェースは、複数のキューグループ、パケット受信部、キューグループ読出制御部、読出制御部、送信制御部及びスレーブ側帯域制御部を備えている。
各キューグループは、それぞれ優先度の異なる複数のパケットキューを有している。パケット受信部は、外部から受信するユーザパケットを識別し、パケットキューに振り分ける。キューグループ読出制御部は、キューグループに対応して設けられ、各キューグループが備えるパケットキューからの読出順を制御する。
出力インタフェースは、マスター側帯域制御部、送信パケット処理部及び受信制御部を備えて構成される。
受信制御部は、パケット交換部から受け取るパケットをユーザパケットと、送信許可量の情報を含むマスターリソースマネジメントパケットと、送信要求量の情報を含むスレーブリソースマネジメントパケットとに分離し、それぞれ、送信パケット処理部、マスター側帯域制御部及びスレーブ側帯域制御部に送る。マスター側帯域制御部は、スレーブリソースマネジメントパケットに含まれる送信要求量に基づいて、マスターリソースマネジメントパケットを生成する。
スレーブ側帯域制御部は、マスターリソースマネジメントパケットに含まれる送信許可量、及び、読出制御部から受け取る送信量に基づいて、送信可能量を算出する。また、スレーブ側帯域制御部は、送信可能量に基づいて、各キューグループ読出制御部からの読出許可を読出制御部に送る。また、スレーブ側帯域制御部は、送信量と各パケットキューに蓄積されるパケット量に基づいて送信要求量を算出し、送信要求量を含むスレーブリソースマネジメントパケットを生成する。
読出制御部は、読出許可に従って、キューグループ読出制御部からユーザパケットを読み出して送信制御部に送るとともに、送信制御部に送るパケットの送信量をスレーブ側帯域制御部に送る。送信制御部は、読出制御部から受け取るユーザパケット、スレーブ側帯域制御部が生成するスレーブリソースマネジメントパケット、及びマスター側帯域制御部が生成するマスターリソースマネジメントパケットを多重してパケット交換部に送る。
また、この発明のパケット交換方法は、例えば、上述のパケット交換装置で実施され、以下の過程を備えている。
入力インタフェースでは、以下の過程が行われる。
先ず、ユーザパケットのパケットキューへの蓄積に応答して、送信要求量にパケット受信量を加算する。次に、出力インタフェースからの送信許可量の受け取りに応答して、送信可能量に送信許可量を加算する。次に、送信可能量とパケット蓄積量を比較する。次に、送信可能量以下で、送信できるパケット数分だけ、パケットキューに蓄積されているパケットを出力インタフェースに送るとともに、送信可能量及びパケット蓄積量から送信量を減算する。次に、送信要求量から送信可能量を減算する。次に、送信要求量を出力インタフェースに送る。
出力インタフェースでは、入力インタフェースから受け取る送信要求量から算出した送信許可量を、各入力インタフェースに送る過程が行われる。
この発明のパケット交換装置及びパケット交換方法によれば、出力インタフェースにおいて、各入力インタフェースから受け取る送信要求量に応じて送信許可量を算出し、入力インタフェースでは、送信許可量に応じて、送信を行う。このように、出力インタフェースで帯域を管理されるので、入力インタフェースと出力インタフェースの間でのパケットの廃棄が無くなり、各契約の最低帯域の保証や、利用者間の公平性の維持が実現される。
パケット交換装置の概略構成図である。 パケット交換方法の処理フローを示す図である。 パケット交換装置におけるパケット交換の模式図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各図は、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(パケット交換装置)
図1を参照して、この発明のパケット交換装置の実施形態について説明する。図1は、パケット交換装置の概略構成図である。
パケット交換装置10は、複数の入出力インタフェース20及び1つのパケット交換部30を備えて構成される。入出力インタフェース20は、外部あるいはパケット交換部30との間でディジタル信号としてのパケットの送受信を行う。これら、入出力インタフェース20及びパケット交換部30は、例えば、CPU、RAM及びROMで構成される。CPUがROMに格納されているプログラムを実行することで所定の機能が実現される。また、入出力インタフェース20での処理結果は、一時的にRAMに読出し及び書換え自在に格納されている。
入出力インタフェース20は、それぞれ入力インタフェース100と出力インタフェース200を有している。入力インタフェース100は、受信パケット処理部110、スレーブ側帯域処理部170及び送信制御部190を備えて構成される。また、出力インタフェース200は、送信パケット処理部210、マスター側帯域処理部270及び受信制御部290を備えて構成される。
受信パケット処理部110は、複数のキューグループ(QG)130、パケット受信部120、複数のキューグループ(QG)読出制御部140及び読出制御部150を備えて構成される。受信パケット処理部110は、外部から入力ポートを経て受信したユーザパケットを、スレーブ側帯域制御部170からの指示に従って、送信制御部190に送る。
複数のキューグループ(QG)130は、例えば、QG0が、契約ユーザAに割り当てられ、QGnが契約ユーザBに割り当てられるなど、それぞれ、契約ユーザに割り当てられる。また、各キューグループ130は、それぞれ優先度の異なる複数のパケットキュー(Q)132を有している。例えば、QG0では、Q01が高優先パケット(HP)に割り当てられ、Q0mが低優先パケット(LP)に割り当てられる。
パケット受信部120は、入力ポートから受信するユーザパケットに含まれるIPアドレスやポート番号などのパケット情報を利用して、ユーザパケットを対応するキューグループ130に振り分ける。すなわち、パケット受信部120は、パケット情報からユーザパケットがどの契約ユーザが送信したものであるかを判定する。このパケット情報は、例えば、各ユーザパケットのヘッダ部分に格納されている。
また、パケット受信部120は、パケット情報に含まれる優先識別子などの情報から、ユーザパケットの優先度の高低を判定し、優先度の高低に応じて対応するキューグループ130のパケットキュー132に振り分ける。パケット受信部120は、ユーザパケットを、振り分けられたパケットキュー132に送る。パケットキュー132に送られたユーザパケットは、パケットキュー132に一時蓄積される。
QG読出制御部140は、複数のキューグループ130のそれぞれに対応して設けられていて、パケットキュー132からの読出順を制御する。QG読出制御部140は、対応するキューグループ130に含まれるパケットキュー132から、優先度の高いユーザパケットを優先的に読み出す。なお、QG読出制御部140は、高優先パケットを低優先パケットより先に読み出す完全優先型でなく、従来周知の重み付けラウンドロビン(WRR)などを用いた方法で読み出しても良い。各QG読出制御部140は、読出制御部150からの読出指示に応じて、パケットキュー132からユーザパケットを読み出す。
読出制御部150は、スレーブ側帯域制御部170からの読出許可に応答して、各QG読出制御部140に読出指示を送り、各QG読出制御部140が読み出したユーザパケットを送信制御部190に送る。また、読出制御部150は、送信制御部190に送ったユーザパケットの量(送信量)をスレーブ側帯域制御部170に通知する。
スレーブ側帯域制御部170は、マスターリソースマネジメントパケット(RMmパケット)受信部172、送信可能量管理部174、送信要求量管理部176及びスレーブリソースマネジメントパケット(RMsパケット)送信部178を備えている。スレーブ側帯域制御部170は、出力インタフェース200が備えるマスター側帯域処理部270が生成するマスターリソースマネジメントパケット(RMmパケット)に基づいて、スレーブリソースマネジメントパケット(RMsパケット)を生成する。
RMmパケット受信部172は、RMmパケットに含まれる送信許可量を抽出する。RMmパケットは、後述するように、各入出力インタフェース20が備えるマスター側帯域制御部270が生成している。
送信可能量管理部174は、キューグループ130ごとに送信可能量を管理している。送信可能量は、送信可能量管理部174の指示に応じて、RAM等に読み出し及び書き換え自在に格納されている。送信可能量管理部174は、送信可能量に基づいて読出許可を読出制御部150に送る。送信可能量管理部174は、送信可能量以下で送信できるパケット数分だけ、各パケットキュー132から読み出す、読出許可を読出制御部150に送る。
例えば、QG0の高優先パケットキューに5パケット、低優先パケットキューに8パケット蓄積されていて、送信可能量が8パケット分の場合は、QG0の高優先パケットに蓄積されている5パケットの読出許可と、低優先パケットキューに蓄積されている8パケットのうち3パケットの読出許可とを読出制御部150に送る。また、送信可能量が、3パケット分の場合は、QG0の高優先パケットキューに蓄積されてい3パケット分の読出許可を読出制御部150に送る。
送信可能量管理部174は、RMmパケット受信部172における送信許可量の抽出に応答して、抽出された送信許可量を送信可能量に加算する。また、読出制御部150が、ユーザパケットを送信制御部190に送った場合は、そのパケットの送信量を、送信可能量から減算する。
送信要求量管理部176は、パケットキュー132にユーザパケットが蓄積されると、その蓄積に応答して、キューグループ130ごとに、蓄積されたユーザパケットの総和としてのパケット蓄積量を算出する。送信要求量管理部176は、パケット蓄積量から送信量を減算して、送信要求量を算出する。送信要求量は、送信要求量管理部176の指示に応じて、RAM等に読み出し及び書き換え自在に格納されている。
RMsパケット送信部178は、送信要求量を含むRMsパケットを生成して、送信制御部190に送る。
送信制御部190は、受信パケット処理部110から受け取るユーザパケット、スレーブ側帯域制御部170が生成するRMsパケット、及び、マスター側帯域制御部270が生成するRMmパケットを多重して、パケット交換部30に送る。
パケット交換部30は、入力インタフェース100から受け取るパケットを、このパケットの宛先に対応する出力インタフェース200に送る。
受信制御部290は、パケット交換部30から受け取るパケットを、ユーザパケット、RMsパケット及びRMmパケットに分離して、それぞれ、送信パケット処理部210、マスター側帯域制御部270及びスレーブ側帯域制御部170に送る。
送信パケット処理部210は、例えば、受信バッファ230及びパケット送信部220を備えて構成される。送信パケット処理部210は、パケット交換部30から受信したユーザパケットを、出力ポートを経て外部に送信する。
送信パケット処理部210に送られたユーザパケットは、受信バッファ230に一時蓄積される。パケット送信部220は、受信バッファ230に蓄積されたユーザパケットを、出力ポートから外部に出力する。
マスター側帯域制御部270は、スレーブリソースマネジメントパケット(RMsパケット)受信部272、送信許可量演算部276及びマスターリソースマネジメントパケット(RMm)送信部278を備えて構成される。マスター側帯域制御部270は、他の入出力インタフェース20が備えるスレーブ側帯域処理部170から出力されるRMsパケットに基づいて、RMmパケットを生成する。
RMsパケット受信部272は、RMsパケットから、各入力インタフェースが要求する送信要求量を抽出する。送信許可量演算部276は、送信要求量に基づいて、各入力インタフェースに対する送信許可量を算出する。送信許可量は、各キューグループ130に対して公平であり、かつ最低保証量を満足するように定められる。
RMmパケット送信部278は、送信許可量を含むRMmパケットを生成して、送信制御部190に送る。
(パケット交換方法)
図2及び図3を参照して、この発明のパケット交換方法の実施形態について説明する。図2は、パケット交換方法の処理フローを示す図である。図3は、パケット交換装置におけるパケット交換を説明するための模式図である。
ここでは、入出力インタフェース0(IF0)と、入出力インタフェース1(IF1)に入力されるユーザパケットを、入出力インタフェース(IF2)から出力する場合について説明する。また、IF0、IF1及びIF2は、互いに同じ構成であるものとして説明する。
IF0の入力インタフェース100には、QG0とQG1の2つのキューグループ130が設けられている。QG0は、契約ユーザAに割り当てられ、QG1は、契約ユーザBに割り当てられている。IF0には、契約ユーザAと契約ユーザBのユーザパケットが入力される。QG0には、契約ユーザAのパケットが振り分けられ、QG1には、契約ユーザBのパケットが振り分けられる。
QG0及びQG1は、それぞれ優先度の異なるQ01とQ02の2つのパケットキュー132を有している。QG0に振り分けられた契約ユーザAのユーザパケットのうち高優先パケットは、QG0が有するQ01に振り分けられる。一方、契約ユーザAのユーザパケットのうち低優先パケットは、QG0が有するQ02に振り分けられる。同様に、契約ユーザBの高優先パケットは、QG1のQ01に振り分けられ、契約ユーザBの低優先パケットは、QG1のQ02に振り分けられる。
また、IF1の入力インタフェース100に設けられている、QG0とQG1の2つのキューグループは、それぞれ契約ユーザC及び契約ユーザDに割り当てられている。IF1には、契約ユーザCと契約ユーザDのユーザパケットが入力され、QG0には、契約ユーザCのパケットが振り分けられ、QG1には、契約ユーザDのパケットが振り分けられる。
IF2のマスター側帯域制御回路270からは、周期的にIF0及びIF1宛にRMmパケットが送信されている。各RMmパケットには、IF0及びIF1がそれぞれ備えるキューグループごとの送信許可量が含まれている。ここでは、IF0に入力された契約ユーザBのユーザパケット、IF1に入力された契約ユーザC及びDのユーザパケットが、IF2の出力ポートから出力されている状態で、新たに、契約ユーザAのユーザパケットをIF2の出力ポートから出力する通信が開始される場合について、説明する。以下の説明では、契約ユーザAのユーザパケットに関する処理を説明するが、他の契約ユーザによるユーザパケットの処理も同様に行うことができる。
このパケット交換装置10で、契約ユーザAによる通信が開始されると、先ず、S10の過程で、QG0の送信可能量を0とする。送信可能量には送信許可量が加算され、及び、送信可能量からは送信量が減算されるが、初期状態では、RMmパケットにより通知される契約ユーザAの送信許可量は0である。また、契約ユーザAのユーザパケットは、送信されていないので、送信量も0である。従って、送信可能量は0である。
また、この時点では、契約ユーザAのユーザパケットがIF0に入力されていないので、各パケットキュー132に蓄積されているパケット量の総和であるパケット蓄積量も0である。送信要求量は、パケット蓄積量から送信可能量を減算して得られるが、パケット蓄積量及び送信可能量がいずれも0であるので、送信要求量も0となる。このように、IF0に契約ユーザAのユーザパケットが入力されるまで、送信要求量及び送信許可量はいずれも0となる。
S20の過程で、契約ユーザAのユーザパケットがIF0に入力されると、送信要求量管理部176は、契約ユーザAに割り当てられているQG0のパケットキュー(Q01及びQ02)に蓄積されているパケット量を集計する。
続いて、S30の過程で、送信要求量管理部176は、送信要求量を算出する。送信要求量は、宛先の入出力インタフェース20ごとに、パケットキュー132に蓄積されたパケット量のキューグループごとの総和であるパケット蓄積量から送信可能量を減算することにより算出される。ここでは、送信可能量が0であるので、パケット蓄積量が送信要求量になる。
S40において、送信要求量を含むRMsパケットが生成される。RMsパケットは、他のユーザ、ここでは、契約ユーザBのユーザパケットや、出力インタフェース200で生成されたRMmパケットと多重され、パケット交換部30に送られる。パケット交換部30は、各パケットを、出力先であるIF2の出力インタフェースに送る。
IF2の送信許可量演算部276は、各契約ユーザの最低保証帯域、最大帯域、送信要求量、出力ポートの伝送帯域などの情報を用いて、契約ユーザごとの送信許可量を計算し、送信許可量を含むRMmパケットをIF0に送る。RMmパケットは、IF0の受信制御部290で振り分けられ、スレーブ側帯域制御部170に送られる。
S50において、スレーブ側帯域制御部170のRMmパケット受信部172が、RMmパケットを受け取り、送信許可量を抽出する。
S60の過程では、送信可能量管理部174は、送信許可量を送信可能量に加算する。初期状態では、送信可能量は0であるので、送信許可量が送信可能量となる。
S70の過程では、送信可能量管理部174は、送信可能量を読み出すべきユーザパケットのパケット量と比較する。比較の結果、送信可能量以下で、送信できるパケット数分だけパケットキューから読み出す読出許可を読出制御部150に送る。読出制御部150は、受け取った読出許可に応答して、QG読出制御部140に読出指示を送り、QG0のキューグループに含まれるパケットキュー132からユーザパケットを受け取る。受け取ったユーザパケットは、送信制御部190に送られる。
S80の過程では、送信可能量管理部174は、管理している送信可能量から送信量を減算する。その後、引き続いてS20の過程を行う。
なお、上述したパケット交換装置の構成は一例であり、これに限定されない。入出力インタフェースの個数は、3つに限定されず、4以上であってもよい。また、各入出力インタフェースが備える、キューグループの個数も2つに限定されず、3つ以上備えていていても良い。また、各キューグループが備えるパケットキューの個数も2つに限定されず、3つ以上備えていても良い。この場合、パケットキューの個数が多い場合は、優先度による分類を、さらに細かく行うことが可能になる。
上述したパケット交換装置及びパケット交換方法によれば、出力インタフェースにおいて、各入力インタフェースから受け取る送信要求量に応じて送信許可量を算出し、入力インタフェースでは、送信許可量に応じて、送信を行う。このように、出力インタフェースで帯域を管理されるので、入力インタフェースと出力インタフェースの間など、出力インタフェースが受け取るまでのパケットの廃棄がなくなり、各契約の最低帯域の保証や、各利用者間の公平性の維持が実現される。
10 パケット交換装置
20 入出力インタフェース
30 パケット交換部
100 入力インタフェース
110 受信パケット処理部
120 パケット受信部
130 キューグループ(QG)
132 パケットキュー(Q)
140 キューグループ(QG)読出制御部
150 読出制御部
170 スレーブ側帯域処理部
172 マスターリソースマネジメントパケット(RMmパケット)受信部
174 送信可能量管理部
176 送信要求量管理部
178 スレーブリソースマネジメントパケット(RMsパケット)送信部
190 送信制御部
200 出力インタフェース
210 送信パケット処理部
220 パケット送信部
230 受信バッファ
270 マスター側帯域処理部
272 スレーブリソースマネジメントパケット(RMsパケット)受信部
276 送信許可量演算部
278 マスターリソースマネジメントパケット(RMm)送信部
290 受信制御部

Claims (4)

  1. それぞれ入力インタフェース及び出力インタフェースを備える、複数の入出力インタフェースと、
    前記入力インタフェースから受け取るパケットを、該パケットの宛先に該当する前記出力インタフェースに送るパケット交換部と
    を備え、
    前記入力インタフェースは、
    それぞれ優先度の異なる複数のパケットキューを有する、複数のキューグループと、外部から受信するユーザパケットを識別し、前記パケットキューに振り分けるパケット受信部と、前記キューグループに対応して設けられ、各キューグループが備えるパケットキューからの読出順を制御する、複数のキューグループ読出制御部と、読出制御部と、送信制御部と、スレーブ側帯域制御部とを備え、
    前記出力インタフェースは、マスター側帯域制御部と、送信パケット処理部と、受信制御部とを備え、
    前記受信制御部は、前記パケット交換部から受け取るパケットをユーザパケットと、送信許可量の情報を含むマスターリソースマネジメントパケットと、送信要求量の情報を含むスレーブリソースマネジメントパケットとに分離し、それぞれ、前記送信パケット処理部、前記マスター側帯域制御部及び前記スレーブ側帯域制御部に送り、
    前記マスター側帯域制御部は、前記スレーブリソースマネジメントパケットに含まれる送信要求量に基づいて、マスターリソースマネジメントパケットを生成し、
    前記スレーブ側帯域制御部は、
    前記マスターリソースマネジメントパケットに含まれる送信許可量、及び、前記読出制御部から受け取る送信量に基づいて、送信可能量を算出し、
    該送信可能量に基づいて、各キューグループ読出制御部からの読出許可を前記読出制御部に送り、
    前記送信量と前記各パケットキューに蓄積されているパケット量に基づいて送信要求量を算出し、
    該送信要求量を含むスレーブリソースマネジメントパケットを生成し、
    前記読出制御部は、前記読出許可に従って、前記キューグループ読出制御部からユーザパケットを読み出して前記送信制御部に送るとともに、送信制御部に送るパケットの送信量を前記スレーブ側帯域制御部に送り、
    前記送信制御部は、前記読出制御部から受け取るユーザパケット、前記スレーブ側帯域制御部が生成するスレーブリソースマネジメントパケット、及び前記マスター側帯域制御部が生成するマスターリソースマネジメントパケットを多重して前記パケット交換部に送る
    ことを特徴とするパケット交換装置。
  2. 前記スレーブ側帯域制御部は、
    前記マスターリソースマネジメントパケットに含まれる送信許可量を抽出するマスターリソースマネジメントパケット受信部と、
    前記送信許可量を前記送信可能量に加算し、及び、前記読出制御部から受け取る前記送信量を、前記送信可能量から減算し、該送信可能量に基づいて、各キューグループ読出制御部からの読出許可を前記読出制御部に送る送信可能量管理部と、
    各前記パケットキューに蓄積されるパケット量の総和であるパケット蓄積量から前記送信量を減算して、送信要求量を算出する送信要求量管理部と、
    該送信要求量を含むスレーブリソースマネジメントパケットを生成するスレーブリソースマネジメントパケット送信部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のパケット交換装置。
  3. 前記マスター側帯域制御部は、
    前記スレーブリソースマネジメントパケットから送信要求量を抽出するスレーブリソースマネジメントパケット受信部と、
    前記スレーブリソースマネジメントパケットに含まれる送信要求量に基づいて、送信許可量を算出する送信許可量演算部と、
    前記送信許可量を含むマスターリソースマネジメントパケットを生成するマスターリソースマネジメントパケット送信部と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のパケット交換装置。
  4. それぞれ入力インタフェース及び出力インタフェースを備える、複数の入出力インタフェースと、
    前記入力インタフェースから受け取るパケットを、該パケットの宛先に該当する前記出力インタフェースに送るパケット交換部を備えるパケット交換装置で行われるパケット交換方法であって、
    前記入力インタフェースが、
    ユーザパケットのパケットキューへの蓄積に応答して、蓄積されたパケット量を集計する過程と、
    送信要求量を算出する過程と、
    前記送信要求量を含むスレーブリソースマネジメントパケットを生成して、送信先の入出力インタフェースに送る過程と、
    前記出力インタフェースからの、送信許可量を含むマスターリソースマネジメントパケットの受け取りに応答して、該マスターリソースマネジメントパケットから前記送信許可量を抽出する過程と、
    送信可能量に前記送信許可量を加算する過程と、
    前記送信可能量と送信対象のパケットキューに蓄積されたパケット量を比較する過程と、
    前記送信可能量以下で、送信できるパケット数分だけ、当該パケットキューに蓄積されているパケットを読み出して前記送信先の出力インタフェースに送る過程と、
    前記送信可能量からパケットの送信量を減算する過程と
    を行い、
    前記出力インタフェースが、
    前記入力インタフェースから受け取るスレーブリソースマネジメントパケットに含まれる送信要求量から送信許可量を算出する過程と、
    前記送信許可量を含むマスターリソースマネジメントパケットを生成して、送信元の入力インタフェースに送る過程と
    を行い、
    前記送信要求量は、パケットキューに蓄積されたパケット量の総和であるパケット蓄積量から送信量を減算することで、算出される
    ことを特徴とするパケット交換方法。
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