JP2011075685A - 着色樹脂組成物、カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物、及びカラーフィルター - Google Patents

着色樹脂組成物、カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物、及びカラーフィルター Download PDF

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Abstract

【課題】微細な顔料を用いた場合や顔料濃度が高い場合においても顔料分散安定性に優れ、硬化後のコントラストに優れた着色樹脂組成物、該着色樹脂組成物を含むカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物、及び該感光性着色樹脂組成物を用いたカラーフィルターを提供する。
【解決手段】少なくとも顔料(A)と、スチレン由来の繰り返し単位(b1)、酸基を有するモノマー由来の繰り返し単位(b2)、アミン又はアミド結合を有するモノマー由来の繰り返し単位(b3)並びに前記(b1)、(b2)及び(b3)以外のアクリレート及び/又はメタクリレート由来の繰り返し単位(b4)からなる共重合体である樹脂(B)と、分散剤(C)と、溶剤(D)とを含有し、前記樹脂(B)100重量部に対して、少なくとも前記(b1)の含有量が40〜60重量部、前記(b2)の含有量が10〜20重量部、前記(b3)の含有量が5〜15重量部であることを特徴とする、着色樹脂組成物、該着色樹脂組成物を含有するカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物、及び該感光性着色樹脂組成物を用いたカラーフィルター。
【選択図】なし

Description

本発明は、顔料の分散安定性に優れた着色樹脂組成物、及び該着色樹脂組成物を含むカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物、並びにカラーフィルターに関する。
液晶表示装置に用いられるカラーフィルターは、一般的に、透明基板と、透明基板上に形成され、赤、緑、青の三原色の着色パターンからなる着色層と、各着色パターンを区画するように透明基板上に形成された遮光部とを有している。
このような着色層の形成方法としては、顔料分散法、染色法、電着法、印刷法などが知られている。中でも、分光特性、耐久性、パターン形状及び精度等の観点から、平均的に優れた特性を有する顔料分散法が最も広範に採用されている。顔料分散法では、例えば、顔料を含有する着色層用感光性樹脂組成物を透明基板上に設け、所望のパターン形状に露光した後現像して、各色の着色層をパターン状に形成する。
近年、カラーフィルターの色再現性向上のため、着色層に対しては、より高透過、且つ高濃度であることが要求されている。高濃度の着色層を形成するためには、使用する着色層用感光性樹脂組成物中の顔料濃度を上げる必要があるが、顔料の濃度を高くすることによって顔料の分散安定性が得られ難いという問題が発生している。
また近年、更なるカラーフィルターの高精細化、高輝度化、及び高コントラスト化が求められており、これに対してより微細な顔料の使用が検討されている。しかしながら、より微細な顔料は不安定であるため、分散安定性が得られ難いという問題が生じている。この問題を解決するために、例えば、着色層用感光性樹脂組成物中に、ある特定の構造を有する顔料誘導体を添加することや、極性を高くした顔料分散剤(高極性分散剤)の使用(例えば、特許文献1)が提案されている。しかしながら、前者の顔料誘導体の添加では、輝度の低下や電気特性などの諸物性の低下が起こることがあり、用いる顔料誘導体の種類及び使用量が制限される。また、後者の高極性分散剤を使用する場合、該顔料分散剤の極性が高いことにより使用可能な溶剤の制約を受け、該溶剤の使用範囲が限定される。
また、市販の顔料分散剤は、より微細な顔料の分散安定性を得るためには、必要量が多くなる傾向があり、現像性や製膜後の密着性等に不具合を生じやすく、顔料分散安定性と層形成性とのトレードオフ関係に陥って性能向上が困難であった。
また、ある特定の溶剤を分散助剤として添加することにより、顔料分散安定化を図る方法が提案されている(特許文献2)。しかしながら、特定の溶剤による分散補助効果には限界があった。
特開2004−182787号公報 特開2008−248109号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、微細な顔料を用いた場合や顔料濃度が高い場合においても顔料分散安定性に優れた着色樹脂組成物、該着色樹脂組成物を含むカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物、及び該感光性着色樹脂組成物を用いることによりコントラストに優れる着色層を形成したカラーフィルターを提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、特定の含有量で特定の繰り返し単位を有する共重合体を用いることにより、上記課題が解決されるという知見を見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明に係る着色樹脂組成物は、少なくとも顔料(A)と、スチレン由来の繰り返し単位(b1)、酸基を有するモノマー由来の繰り返し単位(b2)、アミン又はアミド結合を有するモノマー由来の繰り返し単位(b3)並びに前記(b1)、(b2)及び(b3)以外のアクリレート及び/又はメタクリレート由来の繰り返し単位(b4)からなる共重合体である樹脂(B)と、分散剤(C)と、溶剤(D)とを含有し、
前記樹脂(B)100重量部に対して、少なくとも前記(b1)の含有量が40〜60重量部、前記(b2)の含有量が10〜20重量部、前記(b3)の含有量が5〜15重量部であることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも上記特定の含有量で上記特定の繰り返し単位を有する共重合体である樹脂(B)と、分散剤(C)と、溶剤(D)とを用いて顔料(A)を分散した着色樹脂組成物を用いることにより、顔料分散安定性に優れた感光性着色樹脂組成物を得ることができる。更に、この感光性着色樹脂組成物を用いて形成した着色層はコントラストに優れる。
本発明に係る着色樹脂組成物においては、前記アミン又はアミド結合を有するモノマーが、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、N−ビニルピロリドン及びペンタメチルピペリジルメタクリレートからなる群から選択される少なくとも1種であることが、顔料分散安定性、及び該着色樹脂組成物を含有した感光性着色樹脂組成物を用いて形成した着色層のコントラストを向上させる観点から好ましい。
本発明に係る着色樹脂組成物においては、前記樹脂(B)の重量平均分子量が、5,000〜30,000であることが現像性、密着性の点から好ましい。
本発明に係る着色樹脂組成物においては、前記顔料(A)が青色顔料の場合において特に顔料分散安定性を優れたものとすることができ、更に該着色樹脂組成物を含有した感光性着色樹脂組成物を用いて形成した着色層のコントラストを優れたものとすることができる。
本発明に係るカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物は、前記本発明に係る着色樹脂組成物と、多官能性モノマー(E)、光重合開始剤(F)を含有することを特徴とする。
本発明に係るカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物は、前記本発明に係る着色樹脂組成物を含むことにより、コントラストに優れた着色層を形成することができる。
本発明に係るカラーフィルターは、前記本発明に係るカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成された着色層を有することを特徴とする。
本発明によれば、着色層が上記カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成されたものであるため、コントラストに優れた着色層を備えた高品質なカラーフィルターとすることができる。
本発明の着色樹脂組成物は、上記特定の含有量で特定の繰り返し単位を有する共重合体である樹脂(B)を含有することにより、微細な顔料を用いた場合や顔料濃度が高い場合においても顔料分散安定性を優れたものとすることができる。また、本発明のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物は、上記着色樹脂組成物を含有することにより、コントラストに優れた着色層を形成することができる。
更に、本発明は、着色層が上記カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成されたものであるため、コントラストに優れた着色層を備えた高品質なカラーフィルターとすることができる。
本発明のカラーフィルターの一例を示す概略断面図である。
以下、本発明の着色樹脂組成物、カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物、及びカラーフィルターについて順に説明する。
I.着色樹脂組成物
本発明に係る着色樹脂組成物は、少なくとも顔料(A)と、スチレン由来の繰り返し単位(b1)、酸基を有するモノマー由来の繰り返し単位(b2)、アミン又はアミド結合を有するモノマー由来の繰り返し単位(b3)並びに前記(b1)、(b2)及び(b3)以外のアクリレート及び/又はメタクリレート由来の繰り返し単位(b4)からなる共重合体である樹脂(B)と、分散剤(C)と、溶剤(D)とを含有し、
前記樹脂(B)100重量部に対して、少なくとも前記(b1)の含有量が40〜60重量部、前記(b2)の含有量が10〜20重量部、前記(b3)の含有量が5〜15重量部であることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも上記特定の含有量で上記特定の繰り返し単位を有する共重合体である樹脂(B)と、分散剤(C)と、溶剤(D)とを用いて顔料(A)を分散した着色樹脂組成物を用いることにより、顔料分散安定性に優れた感光性着色樹脂組成物を得ることができる。更に、この感光性着色樹脂組成物を用いて形成した着色層はコントラストに優れる。
以下、このような本発明の着色樹脂組成物に用いられる各成分を説明する。
<樹脂(B)>
本発明の樹脂(B)は、少なくともスチレン由来の繰り返し単位(b1)、酸基を有するモノマー由来の繰り返し単位(b2)、アミン又はアミド結合を有するモノマー由来の繰り返し単位(b3)並びに前記(b1)、(b2)及び(b3)以外のアクリレート及び/又はメタクリレート由来の繰り返し単位(b4)からなる共重合体である。
上記酸基を有するモノマーは、エチレン性不飽和結合を有し、スチレン、アミン又はアミド結合を有するモノマー並びに前記繰り返し単位(b4)の前駆体であるアクリレート及び/又はメタクリレート(以下、単に特定のアクリレート及び/又はメタクリレートともいう。)と重合することができ、且つ酸基を有するものである。
本発明においては、上記樹脂(B)が上記酸基を有するモノマーを構成単位として有することにより、分散安定性に優れ、現像性も付与することができる。
上記酸基を有するモノマーに含まれる酸基としては、水中において酸性を示す官能基であれば特に限定されるものではないが、通常、カルボキシル基が用いられる。
このような酸基を有するモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸等が好ましく、本発明においては、(メタ)アクリル酸が特に好ましい。
なお、酸基を有するモノマーとしては、単独もしくは数種類を組み合わせることができる。
上記アミン又はアミド結合を有するモノマーは、分子中にアミン又はアミド結合を有し、且つエチレン性不飽和結合を有するものである。
本発明においては、上記樹脂(B)が上記アミン又はアミド結合を有するモノマーを構成単位として有することにより、分散安定性に優れた着色樹脂組成物を得ることができる。
上記アミンの構造は特に限定されないが、好適なものとしては、例えば、−NHR、−NR’R”があり、R、R’R”は置換基を有してもよいアルキル基が挙げられる。また、アミンが環上に含まれる構造を有していてもよい。好適なものとしては、例えば、−NR’R”であって、R’R”がアルキル基、具体的には例えばメチル基、エチル基(R’及びR”は同一であっても異なっていても良い)などが挙げられる。
また、本発明において、アミド結合とは、−NHC(O)−や>NC(O)−を結合単位に含むものを意味する。
このようなアミン又はアミド結合を有するモノマーとしては、例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、テトラメチルピペリジルメタクリレート、ペンタメチルピペリジルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルモノマー、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン等のビニルモノマー、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリルアミド等のアクリルアミドモノマーなどを挙げることができる。
中でも、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ペンタメチルピペリジルメタクリレート、及びN−ビニルピロリドンが、顔料分散安定性の点から特に好ましい。
なお、本発明においては、上記の1種類以上を用いることができる。
上記特定のアクリレート及び/又はメタクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。中でも、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレートが分散安定性の点から特に好ましい。
なお、本発明においては、上記の1種類以上を用いることができる。
本発明の樹脂(B)は、該樹脂(B)100重量部に対して、上記スチレンを40〜60重量部、上記酸基を有するモノマーを10〜20重量部、上記アミン又はアミド結合を有するモノマーを5〜15重量部、上記特定のアクリレート及び/又はメタクリレートを5〜45重量部含む。
また、上記スチレンの含有量は、好ましくは40〜55重量部の範囲内であり、更に好ましくは45〜55重量部の範囲内である。上記樹脂(B)全量に対するスチレンの含有量が、40重量部未満の場合でも60重量部超過の場合においても、分散安定性が低下する恐れがある。
また、上記酸基を有するモノマーの含有量は、好ましくは10〜18重量部の範囲内であり、更に好ましくは11〜16重量部の範囲内である。上記樹脂(B)全量に対する酸基を有するモノマーの含有量が、10重量部未満の場合、分散安定性及び現像性が低下する恐れがあり、20重量部超過の場合、分散安定性が低下する恐れがある。
また、上記アミン又はアミド結合を有するモノマーの含有量は、好ましくは5〜13重量部の範囲内であり、更に好ましくは6〜10重量部の範囲内である。上記樹脂(B)全量に対するアミン又はアミド結合を有するモノマーの含有量が、5重量部未満の場合でも15重量部超過の場合においても分散安定性が低下する恐れがある。
また、上記特定のアクリレート及び/又はメタクリレートの含有量は、好ましくは、5〜35重量部であり、更に好ましくは10〜30重量部の範囲内である。上記樹脂(B)全量に対する上記特定のアクリレート及び/又はメタクリレートの含有量を上記範囲内とすることで、現像性を向上させることができる。
上記樹脂(B)の重量平均分子量は、5,000〜30,000であることが好ましく、更に7,000〜20,000であることが好ましく、特に9,000〜18,000であることが好ましい。上記樹脂(B)の重量平均分子量が5,000未満の場合には、顔料分散安定性や密着性が低下する恐れがある。一方、上記樹脂(B)の重量平均分子量が30,000を超える場合には、現像性が低下する恐れがある。ここで、重量平均分子量とは、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)により、標準ポリスチレン換算値として求めたものである。
また、上記樹脂(B)は、スチレン、酸基を有するモノマー、アミン又はアミド結合を有するモノマー並びに上記特定のアクリレート及び/又はメタクリレートが、ランダムに配置されたランダム共重合体であっても良く、上記スチレン、酸基を有するモノマー、アミン又はアミド結合を有するモノマー並びに上記特定のアクリレート及び/又はメタクリレートが、それぞれ連続して重合した領域を有するブロック共重合体であっても良い。
上記樹脂(B)として用いられる共重合体の製造方法としては、上述したスチレン、酸基を有するモノマー、アミン又はアミド結合を有するモノマー並びに上記特定のアクリレート及び/又はメタクリレートを構成単位として有する共重合体を製造することができる方法であれば特に限定されるものではなく、公知の重合方法を用いることができ、例えばビニル基を有する化合物の重合に一般的に用いられる方法であるラジカル重合、アニオン重合、リビングラジカル重合等を用いることができる。
本発明の着色樹脂組成物に用いられる樹脂(B)の含有量は、該着色樹脂組成物の固形分全量に対して、10〜40重量%の範囲内であることが好ましく、なかでも15〜30重量%の範囲内であることが好ましい。上記含有量が、10重量%未満の場合、顔料分散安定性が低下する恐れがあり、40重量%超過の場合、現像性が低下する恐れがある。また、本発明において固形分とは、溶剤を除く全ての成分が含まれ、液状の化合物等も固形分に含まれる。
<顔料(A)>
本発明に用いられる顔料としては、公知の顔料を用いることができる。本発明において使用可能な有機顔料の具体例を下記表1および表2に示す。
Figure 2011075685
Figure 2011075685
また、用いることができる無機顔料としては、酸化チタン、亜鉛華、硫酸鉛、黄色鉛、亜鉛黄、ベンガラ、カドミウム赤、群青、紺青、酸化クロム緑、コバルト緑、アンバー、チタンブラック、合成鉄黒、カーボンブラック等を挙げることができる。
なお、これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いても良い。
また、本発明に用いられる顔料の分散平均粒径としては、後に製造される感光性着色樹脂組成物を用いてカラーフィルターの着色層を形成した場合に、所望の発色が可能なものであれば特に限定されるものではなく、通常、0.01μm〜0.30μmの範囲内であることが好ましく、なかでも0.01μm〜0.10μmの範囲内であることが好ましい。本発明の着色樹脂組成物を用いた感光性着色樹脂組成物を用いてカラーフィルターの着色層を形成した場合に、輝度、コントラストに優れた着色層とすることができるからである。なお、上記顔料の分散平均粒径は、光散乱方式の粒度分布測定装置により測定することができる。
本発明の着色樹脂組成物に用いられる顔料の含有量としては、後に製造される感光性着色樹脂組成物を用いてカラーフィルターの着色層を形成した場合に、所望の発色が可能なものであれば特に限定されるものではなく、用いる顔料の種類によっても異なり特に限定されない。着色樹脂組成物の固形分全量に対して、1〜80重量%の範囲内であることが好ましく、なかでも10〜70重量%の範囲内であることが好ましい。上記顔料の含有量が、上記範囲より多くても少なくても、着色樹脂組成物の粘度の安定性を欠いたり、また分散粒径が適切な範囲でないものになる可能性があるからである。
<分散剤(C)>
本発明に用いられる顔料分散剤としては、公知の顔料分散剤を使用することができる。具体的には、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、変性ポリエステル、変性ポリアミド等の高分子分散剤、リン酸エステル、アルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等の界面活性剤や顔料誘導体を挙げることができる。本発明においては、これらの中でも、高分子分散剤が好ましく、具体的な商品名としては、Ciba EFKA−4046、Ciba EFKA−4047、Ciba EFKA−4300、Ciba EFKA−4330(以上、チバスペシャリティーケミカルズ社製)、Disperbyk111、Disperbyk161、Disperbyk168、Disperbyk2001(以上、ビックケミー社製)、SOLSPERSE24000、SOLSPERSE27000、SOLSPERSE28000(以上、ルーブリゾール社製)、アジスパーPB821、アジスパーPB822(味の素ファインテクノ(株)製)等を挙げることができる。
本発明に用いられる顔料分散剤の含有量としては、上記顔料を均一に分散することができるものであれば特に限定されるものではないが、本発明の着色樹脂組成物の固形分全量に対して、1〜30重量%の範囲内であることが好ましく、更に5〜25重量%の範囲内であることが好ましい。上記範囲より少ないと、上記顔料を均一に分散することが困難になり、上記範囲より多いと現像性が低下する恐れがある。
<溶剤(D)>
本発明に係る着色樹脂組成物には、顔料を分散させるために溶剤が含まれる。
本発明に用いられる溶剤としては、本発明に用いられる各成分とは反応せず、これらを溶解もしくは均一に分散可能な溶剤であれば良い。具体的には、シクロヘキシルアセテート;メトキシブチルアセテート(MBA);エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等のジエチレングリコールモノアルキルエーテル類;ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート等のジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールジメチルエーテル等の他のエーテル類;シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等のケトン類;2−ヒドロキシプロピオン酸エチル等の乳酸アルキルエステル類;3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、ぎ酸n−アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸n−ブチル、酪酸エチル、酪酸イソプロピル、酪酸n−ブチル、ピルビン酸エチル等の他のエステル類;γ−ブチロラクトン、3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート等を挙げることができる。これらの溶剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
本発明に係る着色樹脂組成物は、以上のような溶剤を、該溶剤を含む着色樹脂組成物の全量に対して、通常は60〜85重量%の割合で用いて調製する。溶剤が少なすぎると、粘度が上昇し、顔料分散性が低下しやすい。また、溶剤が多すぎると、顔料濃度が低下し、後に製造される感光性着色樹脂組成物を調製後、目標とする色度座標に達成することが困難な場合がある。
<その他の成分>
本発明の着色樹脂組成物は、必要に応じて本発明の目的を妨げない範囲において、その他の成分を含んでいても良い。たとえば、濡れ性向上のための界面活性剤、密着性向上のためのシランカップリング剤、消泡剤、ハジキ防止剤、酸化防止剤、凝集防止剤、紫外線吸収剤などを添加することができる。
<着色樹脂組成物の製造方法>
本発明に係る着色樹脂組成物は、顔料(A)と樹脂(B)と分散剤(C)を、溶剤(D)に混合し、公知の分散機を用いて分散させることによって着色樹脂組成物を調製する。分散処理を行うための分散機としては、2本ロール、3本ロール等のロールミル、ボールミル、振動ボールミル等のボールミル、ペイントコンディショナー、連続ディスク型ビーズミル、連続アニュラー型ビーズミル等のビーズミルが挙げられる。ビーズミルの好ましい分散条件として、使用するビーズ径は0.03〜3.00mmが好ましく、より好ましくは0.05〜2.0mmである。
このようにして、顔料粒子の分散性に優れた着色樹脂組成物が得られる。この着色樹脂組成物は、顔料分散性に優れたカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を調製するための予備調製物として用いられる。
II.カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物
本発明に係るカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物は、上記本発明に係る着色樹脂組成物と、多官能性モノマー(E)、光重合開始剤(F)を含有することを特徴とする。
本発明に係るカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物は、上記本発明に係る着色樹脂組成物を含むことにより、コントラストに優れた着色層を形成することができる。
以下、このような本発明のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物に用いられる成分を説明する。
尚、上記本発明に係る着色樹脂組成物に含まれ得る成分については、上記着色樹脂組成物の箇所において説明したものと同様のものを用いることができるので、ここでの説明は省略する。
<多官能性モノマー(E)>
本発明のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物に含まれる多官能性モノマーとしては、重合可能なものであれば特に限定されるものではないが、通常、エチレン性不飽和結合を2つ以上含むものである。
このような多官能性モノマーとしては、なかでも、アクリロイル基またはメタクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートであることが好ましい。
上記多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、長鎖脂肪族ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ステアリン酸変性ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、プロピレンジ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレンジ(メタ)アクリレート、トリグリセロールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、メトキシ化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、アクリル化イソシアヌレート、ビス(アクリロキシネオペンチルグリコール)アジペート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、テトラブロモビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールSジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、フタル酸ジ(メタ)アクリレート、リン酸ジ(メタ)アクリレート、亜鉛ジ(メタ)アクリレート等の二官能(メタ)アクリレートが挙げられる。
また、多官能(メタ)アクリレートとしては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、リン酸トリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(メタクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ウレタントリ(メタ)アクリレート、エステルトリ(メタ)アクリレート、ウレタンヘキサ(メタ)アクリレート、エステルヘキサ(メタ)アクリレート、コハク酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等の三官能以上の(メタ)アクリレートが挙げられる。
これらの多官能(メタ)アクリレートは、1種のみを単独で使用してもよく、2種以上を併用して使用してもよい。
特に、本発明の感光性着色樹脂組成物に優れた光硬化性(高感度)が要求される場合には、多官能(メタ)アクリレートが、重合可能な二重結合を1分子中に2つ(二官能)以上有することが好ましく、さらに3つ(三官能)以上有することが好ましい。
上記多官能性モノマーの含有量は、感光性着色樹脂組成物中の固形分全量に対して、5〜60重量%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは9〜50重量%の範囲内である。上記多官能性モノマーの含有量が少なすぎると十分に硬化が進まず、露光箇所が溶出する場合があるからである。また、上記多官能性モノマーを有する化合物の含有量が多すぎると未露光箇所でも現像できなくなる場合があるからである。
<光重合開始剤(F)>
本発明に用いられる光重合開始剤は、一般的にカラーフィルターの製造に用いられるものを使用することができる。1種に限定されず、2種類以上を組み合わせて用いても良い。
このような光重合開始剤としては、具体的には、紫外線のエネルギーによりフリーラジカルを発生する化合物であって、ベンゾイン、ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン誘導体またはそれらのエステルなどの誘導体;キサントン、ジエチルチオキサントンおよびイソプロピルチオキサントンなどのチオキサントン誘導体;イルガキュアOXE−01、イルガキュアOXE−02(以上チバ、スペシャルティケミカルズ社製)、ADEKA OPT−N−1919(旭電化製)などのオキシムエステル化合物、クロロスルフォニル、クロロメチル多核芳香族化合物、クロロメチル複素環式化合物、クロロメチルベンゾフェノン類などの含ハロゲン化合物;トリアジン類;フルオレノン類;ハロアルカン類;光還元性色素と還元剤とのレドックスカップル類;有機硫黄化合物;過酸化物などが挙げられる。
更に、光重合開始剤としては、具体的には、ミヒラーケトン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、2−エチルアントラキノン、フェナントレン等の芳香族ケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル類、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−フェニルイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール2量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メチルフェニル)イミダゾール2量体、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン、2−トリクロロメチル−5−スチリル−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−シアノスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール等のハロメチルチアゾール化合物、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル−S−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1,3−ブタジエニル)−S−トリアジン、2−トリクロロメチル−4−アミノ−6−p−メトキシスチリル−S−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン、2−(4−エトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス-トリクロロメチル−S−トリアジン、2−(4−ブトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン等のハロメチル−S−トリアジン系化合物、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパノン、1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1,1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、ベンジルメチルケタール、ジメチルアミノベンゾエート、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、2−n−ブトキシエチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、エタノン、1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−1−(o−アセチルオキシム)、4−ベンゾイル−メチルジフェニルサルファイド、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−[4−(4−モルフォリルニル)フェニル]−1−ブタノン、2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、α−ジメトキシ−α−フェニルアセトフェノン、フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フォスフィンオキサイド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−(4−モルフォリニル)−1−プロパノン、1,2−オクタジオン等が挙げられる。
また、3級アミン構造を有する光重合開始剤を用いることができる。3級アミン構造を有する光重合開始剤は、分子内に酸素クエンチャーである3級アミン構造を有するため、光重合開始剤から発生したラジカルが酸素により失活し難く、感度を向上させることができるといった利点を有する。
上記3級アミン構造を有する光重合開始剤の市販品としては、例えば、イルガキュア907、イルガキュア369(以上、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)、ハイキュアABP(川口薬品製)などが挙げられる。
本発明に用いられる光重合開始剤の含有量としては、カラーフィルターの着色層を形成することができるものであれば良いが、本発明の感光性着色樹脂組成物の固形分全量に対して、0.1〜30重量%の範囲内であることが好ましく、なかでも、0.7〜20重量%の範囲内であることが好ましい。上記光重合開始剤の含有量が、上記範囲より少ないと、ラジカル重合を十分に進行させることができず、硬化が不十分となり、硬化性が低下する恐れがあるからである。また、上記範囲より多いと副反応が起こりやすく経時安定性を損なう恐れがあるからである。
<バインダー樹脂>
本発明のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物は、塗膜に充分な強度、耐久性、密着性を付与する点から、基板上に塗工又は転写などによりパターンを形成後、該塗膜を重合反応により硬化させることができる、バインダー樹脂を含むことが好ましい。
本発明に用いられるバインダー樹脂としては、特に限定されるものではないが、カラーフィルターの製造に用いられることから、耐熱性および、製造工程において使用される有機溶剤への耐性を有する樹脂であることが好ましい。具体的には、エポキシ系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの感光性または非感光性の樹脂を挙げることができる。
上述したなかでも、特に好ましい樹脂としては、カルボキシル基等の酸性官能基を有するアルカリ可溶性樹脂を挙げることができる。カルボキシル基を有するアルカリ可溶性樹脂としては、カルボキシル基含有不飽和単量体と、他の共重合可能なエチレン性不飽和単量体との共重合体が好ましく、さらに分子内にエポキシ基と、エチレン性不飽和基とを併せ持つ化合物、例えばグリシジル(メタ)アクリレートなどを付加させ、側鎖にエチレン性不飽和基を導入したものも好ましい。
カルボキシル基不飽和単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、クロトン酸、フタル酸モノ[2−(メタ)アクリロイロキシエチル]、ω−カルボキシポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレート等が好ましく、(メタ)アクリル酸が特に好ましい。なお、カルボキシル基含有不飽和単量体は、単独もしくは数種類を組み合わせることができる。
エチレン性不飽和単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、ベンジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシル(メタ)エチルアクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等、および、これらのマクロモノマー類;N−メチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルフェニルマレイミド等のN置換マレイミド類等、を挙げることができる。なお、エチレン性不飽和単量体は、単独もしくは数種類を組み合わせることができる。
バインダー樹脂の重量平均分子量は、特に限定されないが、3,000〜30,000であることが好ましく、更に5,000〜25,000であることが、現像性、及び密着性の点から好ましい。
上記バインダー樹脂を用いる場合の含有量は、本発明の感光性着色樹脂組成物の固形分全量に対して、通常、5〜70重量%の範囲内であることが好ましく、中でも10〜50重量%の範囲内であることが好ましい。上記範囲より少ないと、後述の感光性着色樹脂組成物とした時に硬化性が不十分となり、良好なパターンを形成できない恐れがあるからである。また、上記範囲より多いと、後述の感光性着色樹脂組成物とした時に現像性が悪化する恐れがあるからである。
<その他の成分>
また、本発明のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物には、必要に応じて、その他の成分を含有することができる。その他の成分としては、例えば、増感剤、重合停止剤、連鎖移動剤、レベリング剤、可塑剤、界面活性剤、消泡剤、シランカップリング剤等の添加剤を挙げることができる。
<感光性着色樹脂組成物における各成分の配合割合>
本発明の感光性着色樹脂組成物における樹脂(B)の含有量は、上記感光性着色樹脂組成物の固形分全量に対して、5〜60重量%の範囲内であることが好ましく、なかでも10〜50重量%の範囲内であることが顔料の分散安定性及び硬化膜の高コントラスト化の点から好ましい。
本発明の感光性着色樹脂組成物における顔料(A)の含有量としては、上記感光性着色樹脂組成物を用いてカラーフィルターの着色層を形成した場合に、所望の発色が可能なものであれば特に限定されるものではなく、用いる顔料の種類によっても異なるが、上記感光性着色樹脂組成物の固形分全量に対して、1〜70重量%の範囲内であることが好ましく、なかでも10〜60重量%の範囲内であることが好ましい。上記顔料の含有量が、上記範囲より多いと、本発明の感光性着色樹脂組成物を用いてカラーフィルターの着色層を形成した場合に、現像性が低下する可能性がある。また、上記範囲より少ないと、本発明の感光性着色樹脂組成物を用いてカラーフィルターの着色層を形成した場合に、着色層を発色が十分なものとすることができない可能性がある。
本発明の感光性着色樹脂組成物における顔料分散剤(C)の含有量は、感光性樹脂組成物の固形分全量に対して、0.1〜30重量%の範囲内であることが好ましく、なかでも1〜20重量%の範囲内であることが好ましい。上記含有量が、感光性樹脂組成物の固形分全量に対して、0.1重量%未満の場合には、顔料を均一に分散することが困難になる恐れがあり、30重量%を超える場合には、硬化性の低下を招く恐れがある。
本発明の感光性着色樹脂組成物に用いられる溶剤(D)の含有量としては、着色層を精度良く形成することができるものであれば特に限定されるものではない。該溶剤を含む上記感光性着色樹脂組成物の全量に対して、通常、60〜95重量%の範囲内であることが好ましく、なかでも70〜90重量%の範囲内であることが好ましい。上記溶剤の含有量が、上記範囲内であることにより、塗布性に優れたものとすることができる。
<感光性着色樹脂組成物の製造方法>
本発明のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物の製造方法は、予め、上記本発明に係る着色樹脂組成物を準備し、該着色樹脂組成物を用いて調製すれば、特に限定されない。該着色樹脂組成物に、多官能性モノマー(E)、光重合開始剤(F)、及びその他の成分を添加して、均一に混合乃至分散させても良い。或いは、多官能性モノマー(E)、光重合開始剤(F)、及びその他の成分を溶剤と混合、溶解した感光性成分溶液を調製して、準備した着色樹脂組成物と感光性成分溶液とを混合し、必要に応じて分散処理を行うことによって、カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を製造しても良い。
III.カラーフィルター
次に、本発明のカラーフィルターについて説明する。本発明のカラーフィルターは、上記カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成された着色層を有するものである。
このような本発明のカラーフィルターについて、図を参照して説明する。図1は、本発明のカラーフィルターの一例を示す概略断面図である。図1に例示するように、カラーフィルター10は、透明基板1と、上記透明基板1上にパターン状に形成され、開口部を有する遮光部2と、上記遮光部2の開口部上に形成された着色層3とを有するものである。
ここで、上記着色層は、上記「II.カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物」の項に記載のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成されたものである。
本発明によれば、着色層が上記本発明に係るカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成されたものであるため、コントラストに優れた着色層を備えた高品質なカラーフィルターとすることができる。
以下、本発明のカラーフィルターの各構成について説明する。
<着色層>
本発明に用いられる着色層は、上記カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成されたものである。
このような本発明に用いられる着色層の配列としては、一般的なカラーフィルターの着色層が有するものとすることができ、例えば、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等の配列とすることができる。また、着色層の幅、面積等は任意に設定することができる。
上記着色層の厚みとしては、通常、1μm〜5μmの範囲内であることが好ましい。
本発明に用いられる着色層の形成方法は、上記カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を、透明基板上に塗布し、乾燥させ、露光および現像を行うフォトリソグラフィー法により形成することができる。
なお、上記カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物については、上記「II.カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物」の項に記載した内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本発明のカラーフィルターは、上記着色層以外に、通常、透明基板と、遮光部とを少なくとも有するものである。このような透明基板および遮光部としては、一般的なカラーフィルターに使用されるものを用いることができる。
本発明のカラーフィルターの製造方法としては、上記カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いたフォトリソグラフィー法によって、上記着色層を形成するものであれば特に限定されるものではなく、一般的なカラーフィルターの製造方法を用いることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。これらの記載により本発明を制限するものではない。
(実施例1〜6、比較例1〜8:着色樹脂組成物の製造)
重合槽に、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を150重量部仕込み、窒素雰囲気下に100℃に昇温した後、下記表3に示す組成で含む混合物をそれぞれ1.5時間かけて連続的に滴下した。その後、100℃を保持して反応を続け、上記混合物の滴下終了から4時間熟成反応を行った後、該混合物を冷却して樹脂溶液を得た。表3中の略号は、St(スチレン)、MAA(メタクリル酸)、DMMA(ジメチルアミノエチルメタクリレート)、VP(N−ビニルピロリドン)、BzMA(ベンジルメタクリレート)、PhEMA(フェノキシエチルメタクリレート)、HEMA(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)及びAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)を示す。
Figure 2011075685
上記で得られた樹脂溶液をそれぞれ用い、下記に示す組成をディゾルバーで攪拌混合して均一溶解させた。この溶液に、顔料(C.I.ピグメントブルー15:6)を20重量部加え、ビーズミルを用いて分散し、実施例1〜6及び比較例1〜8の着色樹脂組成物を製造した。
<樹脂組成物の組成>
・各樹脂溶液:20重量部
・分散剤(商品名:byk161、ビックケミー社製):9重量部(固形分換算)
・溶剤(PGMEA):130重量部
[評価]
(1)着色樹脂組成物の分散安定性
実施例及び比較例で得られた各着色樹脂組成物について、25℃で7日間保存前後の粘度を測定し、保存前後の粘度の変化率を比較した。粘度については、回転振動型粘度計を用いて、25.0±1.0℃における粘度を測定した。分散安定性について下記基準で評価を行った。結果を表4に示す。
○:保存前後の粘度の変化率が5%未満。
△:保存前後の粘度の変化率が5%以上10%未満。
×:保存前後の粘度の変化率が10%以上。
Figure 2011075685
(実施例7〜12及び比較例9〜16:感光性着色樹脂組成物)
実施例1〜5及び比較例1〜7の着色樹脂組成物をそれぞれ用い、下記に示す組成を、ディゾルバーを使用して均一に混合して、実施例6〜10及び比較例8〜14の感光性着色樹脂組成物を調製した。
<感光性着色樹脂組成物の組成>
溶剤を除きそれぞれ固形分換算値で示す。
・各着色樹脂組成物:16.0重量部
・バインダー樹脂(BzMA/MAA/GMA=30/40/30重量%、重量平均分子 12,000、PGMEA溶液、固形分40重量%):7.7重量部
・多官能性モノマー(ジペンタエリストールヘキサアクリレート(DPHA)):3.3重量部
・光重合開始剤(IRGACURE369、チバスペシャリティーケミカルズ社製):1重量部
・光重合開始剤(IRGACURE907、チバスペシャリティーケミカルズ社製):1重量部
・溶剤(PGMEA):60.8重量部
[評価]
(2)着色層の形成
アルカリ洗浄済みのガラス基板上に、上記感光性着色樹脂組成物をスピンコーティングし、上記感光性着色樹脂組成物からなる着色層形成用層を形成した後、室温3分間、80℃のホットプレート上で3分間加熱することによりプリベイクさせ、乾燥させた。
次いで、乾燥後の上記着色層形成用層を、超高圧水銀灯を用いて100mJ/cmでマスク露光し硬化させた。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム(KOH)を現像液として用いてスピン現像し、現像液に60秒間接液させた後に純水で洗浄することで現像処理を行った。その後、パターン形成された基板を230℃のオーブン内で30分間ポストベイクした。ポストベイク後の着色層形成用層からなる着色層の膜厚は、2.0μmとなるように調整した。
(3)コントラスト
上記で得られた各着色層を試料とした。バックライト(明拓システム)上に試料をおき、色彩輝度計(トプコンBM−5A)にて2度視野で試料の透過光の平行ニコルでの輝度と直交ニコルでの輝度を測定し、平行ニコルでの輝度と直交ニコルでの輝度との比をコントラストとした。尚、樹脂Aを含む感光性着色樹脂組成物を用いて形成した着色層のコントラスト値を100とし、各着色層のコントラスト値から相対値を求め、下記基準で評価を行った。結果を表5に示す。
○:コントラスト相対値が95以上。
△:コントラスト相対値が80以上95未満。
×:コントラスト相対値が80未満。
Figure 2011075685
(結果のまとめ)
表4及び表5の結果から、以下のことが明らかになった。
スチレン由来の繰り返し単位(b1)、酸基を有するモノマー由来の繰り返し単位(b2)、アミン又はアミド結合を有するモノマー由来の繰り返し単位(b3)並びに前記(b1)、(b2)及び(b3)以外のアクリレート及び/又はメタクリレート由来の繰り返し単位(b4)からなり、各繰り返し単位を特定の含有量で有する樹脂(B)を用いた実施例1〜6は、いずれも保存前後の粘度の変化率が5%未満であり、顔料の分散安定性は良好であった。また、該樹脂(B)を用いた実施例7〜12は、コントラストも概ね良好であった。
これに対して、本発明で特定したいずれかの繰り返し単位を含まない樹脂、或いは繰り返し単位の含有量が本発明で特定した範囲外の樹脂を用いた比較例では、いずれも保存前後の粘度の変化率が5%以上であり、実施例に比べて顔料の分散安定性が低く(比較例1〜8)、また、実施例に比べてコントラストが同等か低い傾向を示した(比較例9〜16)。
1 透明基板
2 遮光部
3 着色層
10 カラーフィルター

Claims (6)

  1. 少なくとも顔料(A)と、スチレン由来の繰り返し単位(b1)、酸基を有するモノマー由来の繰り返し単位(b2)、アミン又はアミド結合を有するモノマー由来の繰り返し単位(b3)並びに前記(b1)、(b2)及び(b3)以外のアクリレート及び/又はメタクリレート由来の繰り返し単位(b4)からなる共重合体である樹脂(B)と、分散剤(C)と、溶剤(D)とを含有し、
    前記樹脂(B)100重量部に対して、少なくとも前記(b1)の含有量が40〜60重量部、前記(b2)の含有量が10〜20重量部、前記(b3)の含有量が5〜15重量部であることを特徴とする、着色樹脂組成物。
  2. 前記アミン又はアミド結合を有するモノマーが、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、N−ビニルピロリドン及びペンタメチルピペリジルメタクリレートからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の着色樹脂組成物。
  3. 前記樹脂(B)の重量平均分子量が、5,000〜30,000であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の着色樹脂組成物。
  4. 前記顔料(A)が青色顔料であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の着色樹脂組成物。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれか一項に記載の着色樹脂組成物と、多官能性モノマー(E)、光重合開始剤(F)を含有することを特徴とする、カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物。
  6. 前記請求項5に記載のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物を用いて形成された着色層を有することを特徴とする、カラーフィルター。
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