JP2011073380A - 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 - Google Patents
加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011073380A JP2011073380A JP2009229085A JP2009229085A JP2011073380A JP 2011073380 A JP2011073380 A JP 2011073380A JP 2009229085 A JP2009229085 A JP 2009229085A JP 2009229085 A JP2009229085 A JP 2009229085A JP 2011073380 A JP2011073380 A JP 2011073380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- acrylate
- resin
- decorative sheet
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】基材上に少なくとも表面保護層を有する加飾シートであって、表面保護層が、少なくともアクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)と多官能(メタ)アクリレート(B)とを含有し、質量比(A)/(B)が(50/50)〜(95/5)である電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物からなることを特徴とする加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品である。
【選択図】図1
Description
しかしながら、三次元加工後の成形品に硬化処理するのは煩雑であり経済性に劣り、均一な硬化処理もしにくい。
そこで、アクリルシリコン樹脂の優れた耐薬品性を維持しつつ、三次元成形性と耐傷付き性とを両立し得る表面保護層が要望されている。
(1)基材上に少なくとも表面保護層を有する加飾シートであって、表面保護層が、少なくともアクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)と多官能(メタ)アクリレート(B)とを含有し、質量比(A)/(B)が(50/50)〜(95/5)である電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物からなることを特徴とする加飾シート、
(2)前記アクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)の重量平均分子量が、2,000〜100,000であることを特徴とする上記(1)に記載の加飾シート、
(3)前記アクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)の架橋点間平均分子量が、100〜2,500であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の加飾シート、及び
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の加飾シートを用いてなる加飾樹脂成形品を提供するものである。
ここで、電離放射線硬化性樹脂組成物とは、電離放射線硬化性樹脂を含有する組成物をいう。電離放射線硬化性樹脂とは、電磁波又は荷電粒子線の中で分子を架橋、重合させ得るエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線又は電子線などを照射することにより、架橋、硬化する樹脂を指す。
本発明においては、電離放射線硬化性樹脂として、少なくともアクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)と多官能(メタ)アクリレート(B)とが用いられる。質量比(A)/(B)が(50/50)より小さいと(即ち、(A)及び(B)の合計量中、(A)の量が50質量%未満であると)、耐薬品性及び耐傷付き性が低下する。一方、質量比(A)/(B)が(95/5)より大きいと(即ち(A)及び(B)の合計量中、(A)の量が95質量%を超えると)、耐傷付き性及び三次元成形性が低下してしまう。
本発明において、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味し、他の類似するものも同様の意である。
このアクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)の例としては、例えば、特開2007−070544号公報に開示されるような側鎖にシロキサン結合を有するアクリル樹脂の構造が好ましく挙げられる。
(メタ)アクリレートモノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これら(メタ)アクリレートモノマーは1種を単独で又は2種を組み合わせて用いられる。
シリコーンマクロモノマーは、例えば、n−ブチルリチウム又はリチウムシラノレートを重合開始剤として、ヘキサアルキルシクロトリシロキサンをリビングアニオン重合し、更にラジカル重合性不飽和基含有シランでキャッピングして合成される。シリコーンマクロモノマーとしては、下記式(1);
上述のアクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)は、1種を単独で又は2種を組み合わせて用いられる。
また、アクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)の架橋点間平均分子量は、100〜2,500であることが好ましい。架橋点間平均分子量が100以上であれば、三次元成形性の観点から好ましく、2,500以下であれば、耐薬品性及び耐傷付き性の観点から好ましい。
また、多官能(メタ)アクリレートは、オリゴマー及びモノマーのいずれでも良いが、三次元成形性向上の観点から多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが好ましい。
以上述べた多官能性(メタ)アクリレートオリゴマー及び多官能性(メタ)アクリレートモノマーは1種を単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
本発明に用いられる多官能(メタ)アクリレートは、三次元成形性と耐傷付き性とを両立させる観点から、後述する試験方法におけるヤング率が60〜2,000MPaであることが好ましく、100〜1,500MPaであることがより好ましい。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤などを用いることができる。
ここで、耐候性改善剤としては、紫外線吸収剤や光安定剤を用いることができる。紫外線吸収剤は、無機系、有機系のいずれでも良く、無機系紫外線吸収剤としては、平均粒径が5〜120nm程度の二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛などを好ましく用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステルなどが挙げられる。一方、光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系、具体的には2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2’−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートなどが挙げられる。また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基などの重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる。また、本発明のポリマーの表面保護層としての性能(耐傷付き性と三次元成形性)を損なわない程度に共重合して使用することもできる。
重合禁止剤としては、例えばハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、t−ブチルカテコールなどが、架橋剤としては、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレート化合物、アジリジン化合物、オキサゾリン化合物などが用いられる。
充填剤としては、例えば硫酸バリウム、タルク、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなどが用いられる。
着色剤としては、例えばキナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、酸化チタン、カーボンブラックなどの公知の着色用顔料などが用いられる。
赤外線吸収剤としては、例えば、ジチオール系金属錯体、フタロシアニン系化合物、ジインモニウム化合物などが用いられる。
図1はインサート成形に用いる場合の本発明の加飾シート10の一態様の断面を示す模式図である。図1に示す例では、基材11上に絵柄層12、プライマー層及び表面保護層14が順次積層されている。ここで、表面保護層14は上述の電離放射線硬化性樹脂組成物を架橋硬化して形成されるものである。
基材の厚さは、用途に応じて選定されるが、通常、0.1〜1.0mm程度であり、コスト等を考慮すると0.3〜0.7mm程度が一般的である。
上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理法などが挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法などが挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選択されるが、一般にはコロナ放電処理法が効果及び操作性などの面から好ましく用いられる。
また該基材はプライマー層を形成するなどの処理を施しても良いし、色彩を整えるための塗装や、デザイン的な観点での模様があらかじめ形成されていても良い。
着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルーなどの無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルーなどの有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮などの鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料などが用いられる。
(メタ)アクリル樹脂としては、(メタ)アクリル酸エステルの単独重合体、2種以上の異なる(メタ)アクリル酸エステルモノマーの共重合体、又は(メタ)アクリル酸エステルと他のモノマーとの共重合体が挙げられ、具体的には、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル・(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル・(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体などの(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からなる(メタ)アクリル樹脂が好適に用いられる。ここで(メタ)アクリルとはアクリル又はメタクリルを意味する。
(メタ)アクリル・ウレタン共重合体樹脂としては、例えばアクリル/ウレタン(ポリエステルウレタン)ブロック共重合系樹脂が好ましい。硬化剤としては、上記の各種イソシアネートが用いられる。アクリル/ウレタン(ポリエステルウレタン)ブロック共重合系樹脂は所望により、アクリル/ウレタン比(質量比)を好ましくは(9/1)〜(1/9)、より好ましくは(8/2)〜(2/8)の範囲で調整し、種々の加飾シートに用いることができるので、プライマー組成物に用いられる樹脂として特に好ましい。
本発明においては、調製された塗工液を、絵柄層12又はプライマー層13の表面に、硬化後の厚さが1〜1000μmになるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材11として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材11への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器を用いることができる。
また、表面保護層14の硬化後の厚さをより好ましくは1〜50μm、さらに好ましくは1〜30μmとすることにより、三次元成形性が向上し、自動車内装用途などの複雑な3次元形状への高い追従性を得ることができる。従って、本発明の加飾シートにおいて、硬質な電離放射線硬化性樹脂を配合しても優れた三次元成形性を発現させることができ、三次元成形性を損なうことなく、塗膜を硬くすることができるため、加工や実用面で好ましい優れた耐傷付き性を持たせることができる。
本発明の加飾シートは、表面保護層14の厚さを従来のものより厚くしても、十分に高い三次元成形性が得られることから、特に表面保護層に高い膜厚を要求される部材、例えば車両外装部品などの加飾シートとしても有用である。
プライマー層13や接着層は、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコート、スピンナーコート、ロールコート、リバースロールコート、キスコート、ホイラーコート、ディップコート、シルクスクリーンによるベタコート、ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコート、かけ流しコート、刷毛塗り、スプレーコートなどの通常の塗工方法や転写コーティング法により形成される。転写コーティング法は、一旦、薄いシート(フィルム基材)にプライマー層13や接着層の塗膜を形成し、しかる後に加飾シート10中の対象となる層表面に被覆する方法である。
プライマー層13の厚さは0.1〜10μm程度であることが好ましい。0.1μm以上であると、表面保護層の割れ、破断、白化などを防ぐ効果を十分に発揮させることができる。一方、プライマー層の厚さが10μm以下であれば、プライマー層を塗工した際、塗膜の乾燥、硬化が安定であるので三次元成形性が変動することが無く好ましい。以上の点からプライマー層の厚さは1〜10μmであることがより好ましい。接着層の厚さも同様に0.1〜10μm程度であることが好ましい。
インサート成形法では、真空成形工程において、本発明の加飾シートを真空成形型により予め成形品表面形状に真空成形(オフライン予備成形)し、次いで必要に応じて余分な部分をトリミングして成形シートを得る。この成形シートを射出成形型に挿入し、射出成形型を型締めし、流動状態の樹脂を型内に射出し、固化させて、射出成形と同時に樹脂成形物の外表面に加飾シートを一体化させ、加飾樹脂成形品を製造する。
なお、射出成形同時加飾法では、射出樹脂による熱圧を加飾シートが受けるため、平板に近く、加飾シートの絞りが小さい場合には、加飾シートは予熱してもしなくても良い。
なお、ここで用いる射出樹脂としてはインサート成形法で説明したものと同様のものを用いることができる。
評価方法
(1)三次元成形性(真空成形)
各実施例及び比較例で得た加飾シートについて以下に示す方法で真空成形を行い、成形後の外観にて評価する。評価基準は以下のとおりである。
○;表面保護層に塗膜割れや白化が全く見られず、良好に型の形状に追従した。
△;三次元形状部又は最大延伸部の一部に軽微な塗膜割れ又は白化が発生した。
×;型の形状に追従できずに表面保護層に塗膜割れや白化が見られた。
<真空成形>
加飾シートを赤外線ヒーターで160℃に加熱し、軟化させる。次いで、真空成形用型を用いて真空成形を行い(最大延伸倍率100%)、型の内部形状に成形する。シートを冷却後、型より加飾シートを離型する。
各実施例及び比較例で得た加飾シートの表面保護層にエタノールを滴下する。時計皿で滴下部分を被覆し室温(25℃)で1時間経過後、時計皿を外し、外観を確認し、以下の評価基準により評価する。
○;塗膜に著しい変化なし。
×;塗膜の膨潤又は剥離があった。
テスター産業(株)製「学振型摩擦堅牢度試験機」を用い、摩擦用白綿布としてカナキン3号を用いて荷重500gfで1,000回往復後の試験片の外観を評価する。評価基準は以下のとおりである。
◎;ほとんど傷は認められなかった。
○;表面に微細な傷が認められたが、塗膜の削れや白化はなかった。
×;全面にわたり塗膜の削れ又は白化を伴う著しい傷が生じた。
東ソー(株)製高速GPC装置を用いた。用いたカラムは東ソー(株)製、商品名「TSKgel αM」であり、溶媒はN−メチル−2−ピロリジノン(NMP)を用い、カラム温度40℃、流速0.5cc/minで測定を行なった。尚、本発明における重量平均分子量及び数平均分子量は標準ポリスチレン換算を行った。
(5)架橋点間平均分子量
上記で得た数平均分子量を官能基数で割った値を架橋点間平均分子量とした。
(6)ヤング率
JIS K 7127に準拠した引張試験を行ない、多官能(メタ)アクリレートの硬化塗膜の試料片に荷重をかけた際の伸びから、以下の式により求めた。
E=(W×L)/(A×△t)
ここで、Wは荷重(kg)、Lは試験前の標線間距離(cm)、Aは試験片の断面積、及び△tは荷重Wにおける標線間距離(cm)である。
表面処理をしていないポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」という)フィルムの上に各実施例及び比較例で製造した樹脂組成物を架橋硬化後の膜厚が約15μmになるように塗布した。この未硬化樹脂層に加速電圧165kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させた。硬化膜をPETフィルムから剥がして、幅25mm、長さ120mmの試験片を切り出した。
試験条件は、引張速度50mm/分、チャック間距離80mm、標線間距離50mmとした。
基材としてABS樹脂フィルム(曲げ弾性率;2000MPa、厚さ;400μm)を用い、該フィルムの表面に、アクリル系樹脂インキを用いグラビア印刷により木目柄の絵柄層を形成した。次いで、絵柄層の表面にアクリル樹脂からなるプライマー層をグラビアコートにより塗工した。プライマー層の厚さは3μmであった。
次に、プライマー層の表面に、第1表に示す組成の電子線硬化性樹脂組成物を樹脂組成物の硬化後の厚さ(μm)が第1表に示す値となるようにグラビアコートにより塗工した。この未硬化樹脂層に加速電圧165kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させて、9種類の加飾シートを得た。
該加飾シートについて上記方法にて評価した。評価結果を第1表に示す。
電子線硬化性樹脂A;アクリルシリコーンアクリレート、重量平均分子量:20,000、架橋点間平均分子量:100
電子線硬化性樹脂B;アクリルシリコーンアクリレート、重量平均分子量:20,000、架橋点間平均分子量:200
電子線硬化性樹脂C;アクリルシリコーンアクリレート、重量平均分子量:20,000、架橋点間平均分子量:400
電子線硬化性樹脂D;6官能のウレタンアクリレートオリゴマー、重量平均分子量:5,000、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化塗膜のヤング率:800MPa
電子線硬化性樹脂E;2官能のウレタンアクリレートオリゴマー、重量平均分子量:15,000、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化塗膜のヤング率:200MPa
11.基材
12.絵柄層
13.プライマー層
14.表面保護層
Claims (4)
- 基材上に少なくとも表面保護層を有する加飾シートであって、表面保護層が、少なくともアクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)と多官能(メタ)アクリレート(B)とを含有し、質量比(A)/(B)が(50/50)〜(95/5)である電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物からなることを特徴とする加飾シート。
- 前記アクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)の重量平均分子量が、2,000〜100,000であることを特徴とする請求項1に記載の加飾シート。
- 前記アクリルシリコーン(メタ)アクリレート(A)の架橋点間平均分子量が、100〜2,500であることを特徴とする請求項1又は2に記載の加飾シート。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の加飾シートを用いてなる加飾樹脂成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009229085A JP5359753B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009229085A JP5359753B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011073380A true JP2011073380A (ja) | 2011-04-14 |
JP5359753B2 JP5359753B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=44017872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009229085A Active JP5359753B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5359753B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012133234A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | 大日本印刷株式会社 | 三次元成形用加飾シート及びその製造方法、並びに該加飾シートを用いた加飾成形品及びその製造方法 |
WO2013046752A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
JP2013075501A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 |
JP2013082216A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート及びその製造方法、並びに加飾成形品 |
JP2013082217A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート及びその製造方法、並びに加飾成形品 |
JP2014069447A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート、及び加飾樹脂成形品 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6026065A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シリコ−ン変性アクリルワニス |
JPH04117466A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗料組成物およびこれを用いた化粧材 |
JPH0586306A (ja) * | 1991-07-31 | 1993-04-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗料組成物およびこれを用いた化粧材 |
JP2001225420A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2001260300A (ja) * | 2000-03-15 | 2001-09-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧材 |
JP2006123536A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2008274244A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 樹脂組成物及び該樹脂組成物を用いた加飾シート |
JP2009083300A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 真空成形用化粧シート |
WO2012101820A1 (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009229085A patent/JP5359753B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6026065A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シリコ−ン変性アクリルワニス |
JPH04117466A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗料組成物およびこれを用いた化粧材 |
JPH0586306A (ja) * | 1991-07-31 | 1993-04-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗料組成物およびこれを用いた化粧材 |
JP2001225420A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2001260300A (ja) * | 2000-03-15 | 2001-09-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧材 |
JP2006123536A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2008274244A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 樹脂組成物及び該樹脂組成物を用いた加飾シート |
JP2009083300A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 真空成形用化粧シート |
WO2012101820A1 (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10265895B2 (en) | 2011-03-25 | 2019-04-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Decorative sheet for three-dimensional molding and method for producing same, and decorative molded article using decorative sheet and method for producing same |
WO2012133234A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | 大日本印刷株式会社 | 三次元成形用加飾シート及びその製造方法、並びに該加飾シートを用いた加飾成形品及びその製造方法 |
JP2013082217A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート及びその製造方法、並びに加飾成形品 |
JP2017052290A (ja) * | 2011-09-26 | 2017-03-16 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及びその製造方法、並びに加飾成形品 |
JP2013082216A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート及びその製造方法、並びに加飾成形品 |
US9352611B2 (en) | 2011-09-30 | 2016-05-31 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Decorative sheet and decorative resin molded article obtained using same |
CN103842176A (zh) * | 2011-09-30 | 2014-06-04 | 大日本印刷株式会社 | 装饰片及使用其而成的装饰树脂成形品 |
KR20140068232A (ko) * | 2011-09-30 | 2014-06-05 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 장식 시트 및 그것을 사용하여 이루어지는 장식 수지 성형품 |
JP2013082221A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 |
JP2013075501A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 |
US9914285B2 (en) | 2011-09-30 | 2018-03-13 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Decorative sheet and decorative resin molded article obtained using same |
WO2013046752A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
KR101980401B1 (ko) | 2011-09-30 | 2019-05-20 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 장식 시트 및 그것을 사용하여 이루어지는 장식 수지 성형품 |
JP2014069447A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シート、及び加飾樹脂成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5359753B2 (ja) | 2013-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2012101820A1 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP5747626B2 (ja) | 加飾シート及びこれを用いた加飾樹脂成形品 | |
JP5476903B2 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP5663927B2 (ja) | 加飾シート、それを用いてなる加飾樹脂成形品及びその製造方法 | |
JP2009132145A (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 | |
JP5228448B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 | |
JP5359753B2 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP5708157B2 (ja) | 三次元成形用加飾シート、該加飾シートの製造方法、加飾樹脂成形品及び加飾樹脂成形品の製造方法 | |
JP5012433B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 | |
JP5732984B2 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP5962814B2 (ja) | 加飾シート及びこれを用いた加飾樹脂成形品 | |
JP5240012B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 | |
JP5012434B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 | |
JP6020642B2 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP6039885B2 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP6822280B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP5830901B2 (ja) | 三次元成形用加飾シート、該加飾シートの製造方法、加飾樹脂成形品及び加飾樹脂成形品の製造方法 | |
WO2018181503A1 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP5733439B2 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP5736923B2 (ja) | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 | |
JP5975118B2 (ja) | 三次元成形用加飾シート、該加飾シートの製造方法、加飾樹脂成形品及び加飾樹脂成形品の製造方法 | |
JP2018171755A (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP5310896B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 | |
JP6028775B2 (ja) | 加飾シート、それを用いてなる加飾樹脂成形品及びその製造方法 | |
JP5012435B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120727 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5359753 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |