JP2011067744A - 水素製造用触媒、水素製造方法、水素製造装置および燃料電池システム - Google Patents

水素製造用触媒、水素製造方法、水素製造装置および燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】水蒸気の添加がなくとも水素発生が図られるとともに、反応駆動に際し外部からの加熱を必要としない触媒、該触媒を使用したことにより仕様が単純化された水素製造方法、ならびに該触媒を使用した水素製造装置とそれが組み込まれた燃料電池システムの提供を目的とする。
【手段】ペロブスカイト型構造を有する複合酸化物であり、Aサイトに少なくとも希土類元素であるLaおよびアルカリ土類金属、Bサイトには遷移金属のうち少なくとも一種を含むものに活性金属を坦持させたものを触媒として使用した水素発生装置とそれを用いた燃料電池システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭化水素の酸化的改質反応により水素を得るための触媒および該触媒を用いた水素製造方法、水素製造装置ならびに該水素製造装置を用いた燃料電池システムに関する。
水素は、その燃焼時に大気汚染物質を発生しないため、次世代のエネルギー資源として広く検討されるようになってきている。また、各種の水素源から回収することができるため、従来型の石油代替燃料として期待されるようになってきた。
また、水素そのものは化学活性が高いため、燃料電池の燃料としても最適で高効率のエネルギー変換が可能であること、さらには燃焼による高温の燃焼ガスの圧力を回転力や推力に変換して内燃機関やガスタービン、ロケット燃料としての使用が検討されており、今後もその需要は高まってくるものと期待される。
しかし、水素を容易に供給するインフラ設備がないことなどに起因して、使用される用途は限定されており、広範な用途に使用できる可能性は指摘されていたものの、実際に日常生活に使用される機会はそれほど多くはなかった。
ところが、最近では触媒を用いて炭化水素を水蒸気で改質し、オンサイトで水素を製造する方法が提案され、中小規模の水素製造設備にも利用されるようになってきた。こうした技術が進展することで、環境に優しい水素エネルギーの利用が促進されるものと期待される。
そうしたことから、各種水素供給源から水素を取り出す触媒の検討が進められているようになってきており、例えば特許文献1や2にはペロブスカイト型複合酸化物を利用して炭化水素から改質反応により水素を合成する技術が開示されている。また、本願発明者は特許文献3において、酸素欠陥を有する希土類酸化物に対して、活性金属を担持させた物質にも同様の触媒活性効果があることを先に提案している。
特開2005−046808号公報 特開2001−224963号公報 国際公開2009/028113号パンフレット
特許文献1および2に開示された技術は、あくまでも水蒸気改質反応を利用してなされることを想定したものであり、水蒸気の添加が必須である。また、この水蒸気による改質反応そのものが吸熱反応であり、反応を駆動させるためには反応層を常に加熱する必要がある。この改質反応を継続的に進行させるためには、必要な熱を外部からヒーターなどで加える代わりに適量の酸素を導入し、酸素と炭化水素の燃焼反応により発生する熱を利用することが必要である。
しかし、特に、家庭用、自動車用といった用途では、装置の起動停止が頻繁に発生する場合が想定される。したがって、反応を駆動させるために装置起動の都度、触媒の温度を上げるために外部からの加熱が必要であるとすると、エネルギー効率は低くなってしまうことになる。
一方、常温から発熱反応を生じることで、酸素と炭化水素の燃焼反応が起こる温度域まで瞬時に昇温し、その後の酸素と炭化水素の燃焼反応により容易に炭化水素の改質発生温度まで到達できうるような触媒があれば、起動の際に外部から加熱しなくても、炭化水素の改質反応を駆動し、水素含有ガスを得ることができる。これにより、自立型燃料電池システムの構築も図ることができると期待できる。
すなわち、本発明の目的は、常温から炭化水素の改質反応が生じる温度まで、外部から熱を加えなくても発熱し、改質反応を持続させることができる触媒、その触媒を用いた水素製造方法、および当該触媒を使用した水素製造装置、並びにその水素製造装置を組込んだ燃料電池システムを提供することにある。
本発明は上記課題に鑑み以下のような触媒を提供する。すなわち、活性金属と、一般式がABO3(Aサイト、Bサイトは金属)で表わされ、前記AサイトはLaと少なくとも一種類のアルカリ土類金属元素を含むペロブスカイト型複合酸化物とからなり、300℃以上で還元活性処理したことを特徴とする水素製造用触媒である。
さらに活性金属として、白金系元素又はニッケルを使用する水素製造用触媒を提供する。
さらに、前記活性金属をペロブスカイト上に被覆した水素製造用触媒を提供する。
また、本発明は水素製造用触媒の製造方法をも提供する。すなわち、Laと少なくとも一種類のアルカリ土類金属と少なくとも一種類以上の遷移金属元素を含む混合溶液を作製する工程と、炭酸アルカリまたはアンモニウムイオンを含む炭酸塩からなる沈殿剤を作製する工程と、前記混合溶液を前記沈殿剤に添加し、ペロブスカイト複合酸化物の前駆物質である非晶質物質を得る工程と、前記非晶質物質を大気中で焼成しペロブスカイト複合酸化物を得る工程と、前記ペロブスカイト複合酸化物に活性金属を被覆して触媒前駆体を得る工程と、前記触媒前駆体に還元雰囲気中で300℃以上に加熱する還元活性化処理を行う工程を有する水素製造用触媒の製造方法である。
また、本発明は水素含有ガスの製造方法を提供する。具体的には、
炭化水素と酸素を含む原料ガスを水素製造用触媒と接触させて水素含有ガスを発生させる方法であって、
上述された水素製造用触媒を常温の状態で、前記原料ガス中の酸素に接触させ、触媒の発生する自己発熱により、前記原料ガス中に含まれる炭化水素と酸素との燃焼反応が生じる温度まで前記原料ガスを昇温させる昇温工程と、
前記昇温工程で高温になった前記水素製造用触媒にて前記原料ガスを改質する工程とを有する水素含有ガスの製造方法である。
また、本発明は水素含有ガスの製造装置も提供する。
具体的には、炭化水素ガスを含有する気体を供給する炭化水素ガス供給器と、
酸素を含有する気体を供給する酸素供給器と、
前記炭化水素ガス供給器と前記酸素供給器に接続された混合弁と、
前記混合弁に接続され、上述の水素製造用触媒が配置され、水素含有ガスを出力する改質器を有する水素含有ガスの製造装置である。
さらに、本発明は、上記の触媒および水素製造装置を有する燃料電池システムを提供する。具体的には、
上記の水素含有ガスの製造装置と、
前記水素含有ガスの製造装置に接続された燃料電池を有する燃料電池システムである。
本発明によると活性金属を被覆されたペロブスカイト型複合酸化物は、常温から触媒活性が発揮できる温度まで自己発熱を生じるに十分な酸素欠損サイトを有するので、水蒸気改質や部分改質といった従来の改質方法と異なり、起動の際に外部から熱を加える必要がない。本発明の触媒は常温から酸素を含む原料ガスを通気することによって、急激に自己発熱が始まり改質反応を開始することができるからである。また起動時の改質反応は発熱反応であるので、改質反応を継続するのにも加熱が不要である。従って、本発明の水素製造用触媒を用いると、起動停止が頻繁に発生する用途での完全自立型燃料電池システムを得ることができる。
本発明の水素製造用触媒を用いた燃料電池システムの構成を示す図である。
本発明の水素製造用触媒(以下単に「触媒」とも呼ぶ)は、酸素欠損サイトを有するペロブスカイト型複合酸化物(以下「起動材」と呼ぶ。)と、活性金属の混合体である。ここで活性金属とは、所定の温度下で炭化水素の改質反応を進めることができる金属である。具体的には、貴金属であるRu、Rh、Pd、Os、Ir、Pt等がある。また、非貴金属であるNi、Co、Cuであってもよい。さらにこれらの混合物であってもよい。
また、望ましくは起動材が活性金属の担持体となっていることが好ましいが、別の材料に活性金属を担持したものと起動材を混合して用いることも出来る。また、供給ガスの上流側に起動材を設置し、後側に別の材料に活性金属を担持したものを設置してもよい。さらに、起動材は、比表面積が大きいことが好ましい。起動材の比表面積が大きいと、起動時に酸素と触れる面積が大きくなり、起動材の昇温レートを大きくすることができるからである。また、炭化水素も高温となった触媒との接触面積が広くなるので短時間で反応温度まで昇温することができるからである。以下、起動材である酸素欠損サイトを有するペロブスカイト型複合酸化物について、活性金属の担体粒子として説明する。
<起動材の製造>
本発明に用いられる起動材である酸素欠損サイトを有するペロブスカイト型複合酸化物は、一般式ABO3-δで表され、それぞれはペロブスカイト型結晶構造のAサイト、Bサイトを表す。ここでAサイトにはLaおよび少なくとも1種のアルカリ土類元素を含み、Bサイトには少なくとも一種の遷移金属元素を含む。なお、本発明に用いるペロブスカイト型複合酸化物は、X線回折によりその構造が明確に同定可能な結晶性中間生成物ではなく、中間生成物がX線回折に供してもブロードな回折を示す非晶質物質を熱処理することにより得られるペロブスカイト型複合酸化物であることが好ましい。
また、酸素のサイトは、活性金属が触媒活性を示す温度まで自己発熱するに十分な欠損サイトを有している。酸素の欠損サイトがあることで、常温からでも酸素を取り込み、欠陥サイトを埋める際に発熱反応を生じさせることができるからである。以下、欠陥サイトを付与していないペロブスカイト型複合酸化物を起動材の前駆体とも呼ぶ。
Aサイトを構成する元素には、Laと少なくともアルカリ土類元素の中から1種の元素、具体的にはBa、Sr、Ca等が好適に利用できるが、特にBa、Srを選択することが好ましい。このとき、Aサイトを構成する元素の大半(モル比で50%以上)は希土類元素であることが好ましい。したがって、アルカリ土類元素と希土類元素を同時に含む時の構成割合は、アルカリ土類元素より希土類元素が多くなることが好ましい。
Bサイトを構成する元素は、遷移金属であり、Fe、Co、Ni、Cu、Mn、Cr,V、Nb、Ti、Zr等が挙げられるが、Fe、Co,Crが好適に使用できる。
触媒は、起動材の前駆体であるペロブスカイト型複合酸化物を作製し、活性金属を表面に被覆した後、300℃以上、より好ましくは400℃以上で還元活性化処理を行うことで得ることができる。活性金属で被覆した後に還元活性化処理したのは以下の理由からである。起動材による発熱反応は一定量以上の酸素欠陥を結晶中に生成させる必要がある。起動材を一定温度にて還元処理を施すことにより起動材の結晶中に発熱に十分な酸素欠陥を導入することができる。また、活性金属はその還元処理による起動材の酸素欠陥の生成を促進する効果が期待できる。なお、還元活性化処理が300℃未満であると所望の添加率が得られない。
ペロブスカイト型複合酸化物を製造するための前駆物質としての非晶質物質は、上述の希土類元素、アルカリ土類元素、遷移金属元素を含む非晶質物質からなる。このような物質は、当該物質を含む混合水溶液をアルカリおよび炭酸ガスを含む炭酸塩を用いて中和生成物を生成させることで得る、いわゆる湿式法によれば、大量に得ることができるため、工業的に適している。
このような非晶質の前駆物質を形成するには、反応時の液温は低温でなければならず、反応の液中における過程において液温が60℃以下、好ましくは45℃以下、一層好ましくは30℃以下であるのがよい。液温がこれよりも高くなると、非晶質ではなく、よく知られた水酸化物等の結晶性物質になってしまうため好ましくない。なお水溶液中での反応であるので、反応系の流動性を確保するため、水の凝固点以上、すなわち0℃以上で反応を行うのが好ましい。
また、反応液のpHは6以上、より好ましくはアルカリ性で行うことが好適である。これはいわゆる中和反応を用いて、非晶質物質を得るためである。反応液が酸性であると、非晶質の物質を得難いので好ましくない。
沈殿を生成させる液中のAサイトの構成成分およびBサイトの構成成分の濃度は、通常全ての構成成分の濃度が0.01〜0.60mol/L、好ましくは0.01〜0.50mol/Lの範囲であるのがよい。これよりも高い場合には、非晶質の物質が得られにくいだけでなく、中和後に得られるスラリーの粘性が高くなってしまうので、後工程に付す場合に生産性が落ちるので好ましくない。また、熟成時にも粘性が高いため、場合により一部に結晶性物質が析出する可能性があるので好ましくない。
この液から非晶質物質の沈殿を得るには、炭酸アルカリまたはアンモニウムイオンを含む炭酸塩からなる沈殿剤を用いるのがよく、このような沈殿剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等を使用することができ、必要に応じて、水酸化ナトリウム、アンモニア等の塩基を加えることもできる。
また水酸化ナトリウム、アンモニア等を用いて沈殿を形成した後,炭酸ガスを吹き込むことによっても高比表面積ペロブスカイト型複合酸化物の前駆物質である非晶質材料を得ることも可能である。このような沈殿剤に加えて還元剤を添加すると一層比表面積の高い非晶質の前駆物質を得ることができる。還元剤としては、ヒドラジンや水素化ほう素ナトリウムなどの水素発生性化合物を使用することが好ましい。
生成した沈殿は、濾過、遠心沈降、デカンテーション等により固液分離し、水洗を行って不純物イオンの残留を少なくするのが望ましい。得られた非晶質の沈殿物を自然乾燥、加熱乾燥、真空乾燥等の方法で乾燥させ、乾燥処理後に必要に応じて粉砕処理や分級処理を実施する。
このようにして得た非晶質物質はペロブスカイト型複合酸化物を得るための前駆物質として好適である。すなわちこの前駆物質を熱処理することによってペロブスカイト型複合酸化物を得ることができる。熱処理温度は、ペロブスカイト型複合酸化物を得られる限り特に限定されないが、400〜1000℃、好ましくは400〜800℃程度とすれば良い。熱処理の雰囲気は、大気中または酸化性雰囲気中で行うのが良い。
こうして得られた粉末は、乾燥時と同じく必要に応じ粉砕、分級処理を施すことで、起動材の前駆体となるペロブスカイト型複合酸化物を得ることができる。
<活性化金属の担持>
得られたペロブスカイト型複合酸化物の表面には炭化水素の酸化的改質の触媒活性成分として用いる活性金属で被覆する。活性金属は具体的には、貴金属あるいは遷移金属である。より具体的には、貴金属元素である、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウムPd、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)や、非貴金属であるニッケル(Ni)、コバルト(Co)、銅(Cu)等が好適に用いられる。これらの活性金属原料を溶媒中に溶解させ、ペロブスカイト型複合酸化物を溶液中に投入し、溶媒を蒸発させることで、ペロブスカイト型複合酸化物に活性金属を担持させる。
なお、本明細書中で「被覆」と「担持」は同様の趣旨を示すものとして用いる。従って、ペロブスカイト型複合酸化物表面に活性金属が存在していない部分があっても「被覆された状態」と呼んで構わない。また逆にペロブスカイト型複合酸化物表面の全面を活性金属が覆っていても「担持している」と呼んで構わない。
<還元活性化処理>
活性金属を担持させたペロブスカイト型複合酸化物(以下「触媒前駆体」とも呼ぶ)を還元活性化処理して、ペロブスカイト型複合酸化物に酸素欠損サイトを作る。このようにペロブスカイト型複合酸化物に酸素欠損サイトを生じさせることにより、起動材となる。活性金属と起動材によって本発明の水素製造用触媒となる。
還元活性化処理は具体的には、次のように行える。まず、外径9.9mm、内径7.0mmで、内側に不活性処理をした金属反応管を有する常圧固定床流通式反応装置内に、上記の活性金属担持複合酸化物(触媒前駆体)を0.1g充填し、触媒層とする。そして、純H2(通過速度:20mL/分、圧力0.1MPa)を流通させながら所定の温度まで昇温(昇温速度10℃/分)し、その温度で1時間保持する。
所定の温度は、本発明の触媒を得るために必要な温度であり、低い方が触媒を得るために必要な熱が少なくてよいので、コストなどの点で有利であるのは言うまでもない。還元活性化処理が終了すると本発明の水素製造用触媒が得られる。
<酸化的改質反応の評価>
酸化的改質反応の触媒活性評価は、還元活性化処理で用いた常圧固定床流通式反応装置を用い、ブタン、酸素、窒素の混合ガスを用いて行える。
上述した還元活性化処理で、所定温度で1時間保持した後、引き続き流通ガスをAr(流通速度:50mL/分)に切り替え、触媒層を常温まで冷却する。そして、活性測定を行う。なお、上記のブタン、酸素、窒素、アルゴンの混合ガスを疑似原料ガスと呼ぶ。疑似原料ガスは、活性化測定を行う際に用いた改質反応の原料であり、実際に用いる原料ガスは炭化水素と酸素が含まれていれば、その比率や他のガスの存在は限定されるものではない。
また、活性測定の条件は、活性測定開始時の触媒層入口温度を常温とし、反応圧力0.1MPa、ガス流量の比をn−C410/O2/N2/Ar=37/74/14/282(cm3)とし、全ガス供給速度555mL/分、空間速度(SV)333L/時間・gとなるように調整できる。すなわち、活性測定とは以上の条件の下で、n−C410、O2転化率、H2生成速度、水素、CH4、CO,CO2収率を測定することである。
また、活性化測定を開始してから30分後に反応生成物(この場合触媒層である。)をTCD検出器付きガスクロマトグラフ(6890N(Agilent Techinologies製)、HP−PLOT MoleshieveおよびHP−PLOT Q)などにより分析する。
還元活性化処理を行い、次に流通ガスをArに切り替えて、触媒層が常温まで冷却された後は、電気炉による加熱は行っていない。活性測定を開始してからは、触媒自身が酸素との反応で生成した熱により触媒は加熱される。なお、n−C410、O2転化率、H2生成速度、水素、CH4、CO,CO2収率の計算にはN2を内部標準として用いうる。計算式は次の(1)乃至(8)式のとおりである。また、この試験を反応駆動試験と呼ぶ。言い換えれば、Arを流通させて触媒層を常温まで冷却した後の活性測定を反応駆動試験と呼ぶ。
本発明の触媒は、触媒温度が常温の状態からでも、原料ガスに酸素が含まれれば、その酸素によって自己酸化により発熱を行う。この熱によって触媒中の活性金属が原料ガスの改質反応を行い、水素を含有するガスを発生させる。また、この発熱反応は昇温レートが高いため、わずかな時間で水素含有ガスを発生させることができる。
Figure 2011067744
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次に図1を用いて本発明の水素製造用触媒を用いた燃料電池システムについて簡単に説明する。本実施の形態の説明では、固体電解質形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」と呼ぶ。)システムを例にするが、これに限定されるものではない。本発明の燃料電池システム10は、炭化水素ガス供給器12、酸素供給器13、改質器14、SOFC30を含む。
炭化水素ガス供給器12は、改質器14に流入させる炭化水素ガスを供給する。炭化水素ガス供給器12には、脱硫装置が含まれていてもよい。酸素供給装置13は炭化水素ガス供給器12から供給される炭化水素ガスに酸素を混合する。混合は混合弁16で行われる。酸素供給装置13が供給する酸素は純酸素であってもよいが、窒素等が含まれていてもよく、空気であってよい。
酸素を含有した炭化水素ガス11はバルブ17を経て、改質器14に供給される。改質器14には、本発明の水素製造用触媒が充填されている。なお、炭酸ガス供給器12と、酸素供給装置13と、混合弁16と、改質器14で水素製造装置を構成する。改質器14からは主として水素および一酸化炭素を含む改質ガス15が排出され、バルブ19を介してSOFC30に通気される。SOFCは特にタイプを限定することなく、何れのタイプを用いてもよい。ここでは、一般的なウエスティングハウス円筒縦縞形セルの場合で説明を続ける。
SOFC30には、シールレス仕切り板31によって、アノード領域32とカソード領域33に分けられている。固体電解質34は、一端が閉じた円筒形をしており、閉端側をシールレス仕切り板31からアノード領域32に配置し、開端側をカソード領域33に配置されている。開端には、SOFC30のカソード領域33側から挿入された酸素供給パイプ35の先端が、固体電解質34の中に挿入されている。酸素供給パイプ35から供給される酸素も、純酸素ばかりでなく、空気であってよい。
これによって、固体電解質34の筒外側は、アノード領域32で改質ガスと接し、燃料極となる。また、固体電解質34の筒内側は、酸素と接し、空気極となる。そして、固体電解質34の筒外側には負極36が配置され、筒内側には正極37が配置される。これらの電極から導線によって負荷38が接続されると、電流を取り出すことができる。
また、SOFC30のカソード領域33には、燃焼後の排気ガス排出口39が配設されている。
次にこの燃料電池システム10の動作について説明する。燃料電池システム10が最初停止状態であるとする。ここで停止状態とは、改質器14、SOFC30が共に常温状態になっている場合をいう。
本発明の燃料電池システム10は起動のための熱源を有していない。起動時には炭化水素ガス供給器12と酸素供給器13からの炭化水素ガスと酸素の混合ガスを改質器14に通気させる。改質器14中の水素製造用触媒は、混合ガス中の酸素によって酸化し、自己発熱する。この発熱によって水素製造用触媒自身が、改質反応を行う駆動温度まで上昇し、混合ガス中の炭化水素から高温のCOとH2を生成する。このCOとH2を含有するガスが改質ガス15となる。改質ガス15を供給されたSOFC30は発電を開始する。
また、高温のCOとH2はSOFC30のアノード領域32に供給され、固体電解質34の温度を上げる。固体電解質34は温度が上がれば、イオン電導性も高くなるため、温度の上昇とともに、発電効率が上昇する。
固体電解質34は、数百℃以上の温度で、表面において改質反応を起こすことができる。すなわち、炭化水素ガスと水の混合ガスを直接アノード領域32に送っても、改質反応を行った後、発電も行える。そのため、燃料電池システム10には、改質器14と平行して、炭化水素ガスに水蒸気を混合する水蒸気発生器20と混合弁21を設けてもよい。
混合弁21には、炭化水素ガス供給器12からの炭化水素ガスと水蒸気発生器20からの水蒸気が混合された燃料ガス23が、バルブ22を経てSOFCに供給される。燃料ガスの供給は改質ガス15と共にSOFCに供給してもよいし、燃料ガス23だけをSOFCに供給してもよい。
改質ガスから燃料ガスに切り替える際には、酸素供給装置13からの酸素供給を停止し、改質器14を100℃程度まで冷やした後、バルブ17および18を止めてから、バルブ22を開いて、改質ガス15から燃料ガス23への切り替えを行う。改質器14は、酸化によって酸素欠損サイトがなくなると、次回の起動の際に自己発熱を起こさなくなるからである。
以下実施例について説明を行う。
(実施例1)
硝酸ランタン六水和物(La(NO33・6H2O)750g、硝酸バリウム(Ba(NO32)150g、硝酸鉄九水和物(Fe(NO33・9H2O)850gをそれぞれイオン交換水に溶解し、硝酸塩の混合溶液Aを作成した。このとき、これらの溶液濃度は溶解種の総合計で約0.20mol/Lとなる。また、液には窒素を通気させ、溶存酸素を除いた。
次に、溶存酸素を窒素曝気により除いたイオン交換水と28%アンモニア水3000gを反応槽に挿入し、攪拌しながら水温を30℃になるよう調整した。続いて炭酸を1.0L/minの速度で16分間吹き込み、液中に炭酸を溶解させた。
炭酸とアンモニアの溶液に対し、混合溶液A8.0kgを500g/minの添加速度で徐々に加え、ペロブスカイト複合酸化物の前駆物質である非晶質物質を析出させた。その後、30分間中和物を熟成させ、反応を完了させた。得られた物質は常法により水洗、乾燥を行って、ペロブスカイトの前駆物質の乾燥粉を得た。
得られた乾燥粉を800℃2時間、大気中で焼成することで、前駆物質の非晶質なものから、ペロブスカイト形態を有する複合酸化物が得られた。得られた複合酸化物は、パルペライザーにて乾式解砕処理を行って、本発明に従う複合酸化物粉末を得た。
得られた粉末はBET法による比表面積測定では25.6m2/gと算出された。また、嵩密度は1.4g/ccを示し、X線回折パターンからペロブスカイト構造を有する複合酸化物であることが確認された。
次に活性金属としてRhを上記のペロブスカイト型複合酸化物の表面に被覆させた。具体的には以下のとおりである。0.30リットルビーカーでRhCl3・3H2O(添川理化学株式会社製)0.26gを蒸留水に溶解し全量を0.15リットルとした。これをRh前駆体水溶液とする。
次に上述の方法により作成したペロブスカイト型複合酸化物10gを、Rh前駆体水溶液の入っているビーカーに加えた後、室温で12時間攪拌して、溶液と複合酸化物を完全になじませた。
その後、ビーカーを加熱型ホットスターラー上で加熱攪拌し、水分を蒸発させることで複合酸化物上にRhを被覆し、60℃で24時間乾燥機中にて乾燥し、本発明に従う触媒前駆体を得た。
触媒前駆体を磁性乳鉢で粉砕した後、パイレックス(登録商標)ガラス製の容器に挿入し、縦型管状炉中で空気中450℃5時間の加熱処理を施した。このときの昇温速度は2℃/分である。熱処理後、室温まで自然に冷却し得られた粉末を錠剤成形器により、528kg/m2の加圧圧力にてディスク成形した。得られた成形体は金属メッシュを用いて解粒し、ふるいを用いて0.18〜0.25mmの粒径にそろえることで、本発明に従う触媒前駆体の粉末を得た。この加熱処理は必ずしも行わなくてもよいが、行うことでRhを担持させた際に付着した不純物の除去やペロブスカイト型複合酸化物の焼結度が向上するので、好ましい。
得られた触媒前駆体の粉末は、BET法による比表面積が23m2/gであり、結晶子径の算出によれば、26nmを示した。
得られた粉末に還元活性化処理を施し、実施例1に係る水素製造用触媒を得た。還元活性化処理温度は600℃とした。実施例1の触媒に対して反応駆動試験を行った。その結果CH4の転化率は84%を示し、高い転化率を示した。また、H2、CH4、CO、CO2の収率はそれぞれ53%、8%、47%、13%を示した。
(実施例2)
実施例1において、ペロブスカイト複合酸化物前駆体の製造方法を以下の通り変更した。すなわち、硝酸ランタン六水和物(La(NO33・6H2O)475g、硝酸バリウム(Ba(NO32)200g、硝酸鉄九水和物(Fe(NO33・9H2O)750gをそれぞれイオン交換水に溶解し、硝酸塩の混合溶液Bを作成した。このとき、これらの溶液濃度は溶解種の総合計で0.20mol/Lとなる。また、液には窒素を通気させ、溶存酸素を除いた。その後、攪拌しながら水温を15℃になるよう調整した。
次に、溶存酸素を窒素曝気により除いたイオン交換水に炭酸アンモニウム((NH42CO3)を850g溶解した溶液を硝酸塩の混合溶液Bに添加し、ペロブスカイトの非晶質前駆物質を析出させた。その後、60分間中和物を熟成させ、反応を完了させた。得られた物質は常法により水洗、乾燥を行って、触媒前駆体の乾燥粉を得たこと以外の触媒調整方法は同様にして、Rhにより被覆された複合酸化物触媒(水素製造用触媒)粉末を得た。その後、実施例1と同様の評価を行った。得られた結果を表2に示す。
(実施例3)
実施例2において、ペロブスカイト複合酸化物前駆体のAサイトの構成をLaとBaからLaとSrに変更した。具体的には、硝酸塩の構成を硝酸ランタン六水和物(La(NO33・6H2O)475g、硝酸ストロンチウム(Sr(NO32)150g、硝酸鉄九水和物(Fe(NO33・9H2O)750gをそれぞれイオン交換水に溶解して、硝酸塩の混合溶液Cを作製した。その後の作成方法は実施例2を繰り返して、Rhにより被覆された複合酸化物触媒(水素製造用触媒)粉末を得た。その後、実施例1と同様の評価を行った。得られた結果を表2にあわせて示す。
(実施例4)
実施例1において、還元活性化処理温度を400℃とした以外は同様にして本発明の触媒を得て、実施例1と同様の評価を行った。得られた結果を表2にあわせて示す。
(実施例5、6)
実施例3において、還元活性化処理温度を400℃と800℃とした以外は同様にして本発明の触媒を得て、実施例1と同様の評価を行った。得られた結果を表2にあわせて示す。
(比較例1〜3)
実施例1〜3において、還元活性化処理温度を200℃とした以外は同様にして比較例として触媒を得て、実施例1と同様の評価を行った。得られた結果を表2にあわせて示す。
Figure 2011067744
Figure 2011067744
表2より、還元活性化温度を300℃以上にして酸素欠損サイトを作った実施例の水素製造用触媒は、ブタンの転化率がいずれも70%以上であり、水素の収率も30%以上であった。なかでも、実施例1乃至4は水素の収率が50%以上であって、高い効率で水素を得ることができた。
また、これらの反応は起動に際して外部から熱を加えることはなかった。すなわち、単に原料ガスを流すだけで、触媒のうちの複合酸化物が自己酸化反応で発熱を行い、わずか10秒足らずで、活性金属の駆動温度まで温度が上がり、改質反応を進めることができた。
一方、La、Ba、Feといった構成元素は同じであるにも関わらず、比較例1乃至3は、全くブタンを転化できず、水素も得ることができなかった。これは還元活性化温度が200℃と低かったために、酸素欠損サイトを生じることができず、原料ガスから自己酸化反応での発熱を行うことができなかったためと考えられる。
該触媒を使用することで水素発生装置の小型化が図れるようになるため、燃料電池用の移動電源、純水素型の燃料電池、水素を燃料として使用する水素自動車及び各種交通手段や移動体、エンジンなどの熱機関といった広範なものに使用することができると考えられる。
10 燃料電池システム
12 炭化水素ガス供給器
13 酸素供給器
14 改質器
15 改質ガス
16 混合弁
17 バルブ
18 バルブ
20 水蒸気発生器
21 混合弁
22 バルブ
23 燃料ガス
30 固体電極形燃料電池(SOFC)
31 シールレス仕切り板
32 アノード領域
33 カソード領域
34 固体電解質
35 酸素供給パイプ
36 負極
37 正極
38 負荷
39 排気ガス排出口

Claims (7)

  1. 活性金属と、
    一般式がABO3(Aサイト、Bサイトは金属)で表わされ、前記AサイトはLaと少なくとも一種類のアルカリ土類金属元素を含むペロブスカイト型複合酸化物とからなり、300℃以上で還元活性処理したことを特徴とする水素製造用触媒。
  2. 前記活性金属は、白金系元素及び/又はニッケルである請求項1に記載された水素製造用触媒。
  3. 前記活性金属は前記ペロブスカイト型複合酸化物上に被覆する請求項1または2の何れかの請求項に記載された水素製造用触媒。
  4. Laと少なくとも一種類のアルカリ土類金属と少なくとも一種類以上の遷移金属元素を含む混合溶液を作製する工程と、
    炭酸アルカリまたはアンモニウムイオンを含む炭酸塩からなる沈殿剤を作製する工程と、
    前記混合溶液を前記沈殿剤に添加し、ペロブスカイト複合酸化物の前駆物質である非晶質物質を得る工程と、
    前記非晶質物質を大気中で焼成しペロブスカイト複合酸化物を得る工程と、
    前記ペロブスカイト複合酸化物に活性金属を被覆して触媒前駆体を得る工程と、
    前記触媒前駆体に還元雰囲気中で300℃以上に加熱する還元活性化処理を行う工程を有する水素製造用触媒の製造方法。
  5. 炭化水素と酸素を含む原料ガスを水素製造用触媒と接触させて水素含有ガスを発生させる方法であって、
    請求項1ないし3の何れか一の請求項に記載の水素製造用触媒を常温の状態で、前記原料ガス中の酸素に接触させ、触媒の発生する自己発熱により、前記原料ガス中に含まれる炭化水素と酸素との燃焼反応が生じる温度まで前記原料ガスを昇温させる昇温工程と、前記昇温工程で高温になった前記水素製造用触媒にて前記原料ガスを改質する工程とを有する水素含有ガスの製造方法。
  6. 炭化水素ガスを含有する気体を供給する炭化水素ガス供給器と、
    酸素を含有する気体を供給する酸素供給器と、
    前記炭化水素ガス供給器と前記酸素供給器に接続された混合弁と、
    前記混合弁に接続され、請求項1ないし3の何れか一の請求項に記載された水素製造用触媒が配置され、水素含有ガスを出力する改質器を有する水素含有ガスの製造装置。
  7. 請求項6に記載された水素含有ガスの製造装置と、
    前記水素含有ガスの製造装置に接続された燃料電池を有する燃料電池システム。
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