JP2011067541A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転板のガイド部およびストッパ構造を回転板の外周側に設けつつ可動役物装置を小型化できるパチンコ機を提供すること。
【解決手段】回転板23の左下部、右下部に係合して設けられた下ガイド部34A,34Bと、回転板23の上部に係合して設けられた上ガイド部34Cとを備え、回転板23は、下ガイド部34A,34Bにガイドされる円弧状の第1被ガイド部23eと、この第1被ガイド部23eよりも小径に形成されて上ガイド部34Cにガイドされる円弧状の第2被ガイド部23fと、第1被ガイド部23eと第2被ガイド部23fの間に形成された段差部23c,23第とを有し、ストッパ構造は、回転板23上側で回転中心から第1被ガイド部23eの半径と同じ距離までの範囲内に設けられたストッパ部27,28と、段差部23c,23dとから構成され、段差部23c,23dのストッパ部27,28への当接により回転板23の回転を阻止する。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技盤の盤面に略平行な面内で回転可能な回転板を有し、この回転板を動作させて遊技を演出するパチンコ機に関する。
この種のパチンコ機としては特許文献1に開示されたパチンコ機がある。このパチンコ機は、遊技球を流下させる遊技領域を有する遊技盤と、この遊技盤に設けられて遊技を演出する動作を行う可動役物装置とを備えている。遊技盤の背面側には遊技を演出する演出用図柄を表示する表示部が設けられている。遊技盤にはパチンコ機の前方からの表示部の視認を可能にする窓が設けられている。
可動役物装置は、遊技盤の盤面に略平行な面内で回転可能な回転板としての可動枠体を有する。この可動枠体は円環状の部材である。この可動枠体の外周側の左下部、右下部および上部の3個所には、ローラ状のガイド部(枠体保持部材)が係合しており、これらのガイド部により回動枠体は回転可能に支持されている。また、可動枠体は遊技盤の窓の縁部に位置する。つまり、可動体はその内周側において表示部を視認可能にした状態で回転するようになっている。
特開2005−323995号公報(段落0141〜0143,0151〜0153,図31)
前述の可動枠体のような回転板を用いた遊技の演出としては、回転板を360°回転させずに行うこと、すなわち予め設定された360°未満の上限角度以下の範囲で回転板を回転させるのみで行うことも考えられる。この場合、回転板の周囲には、前述のガイド部以外に加えて、回転板の回転の限界角度を規定する、すなわち回転板がその上限角度を若干超えて回転したときにそれ以上の回転を阻止するストッパ構造を設けことになる。しかし、ガイド部およびストッパ構造の存在は、遊技盤に設けられる様々な部材および装置の設置スペースを制限することになりかねない。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、回転板のガイド部およびストッパ構造を、回転板の外周側に設けつつ可動役物装置を小型化できるパチンコ機を提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明に係るパチンコ機は次のように構成されている。
〔1〕 本発明に係るパチンコ機は、遊技球を流下させる遊技領域を有する遊技盤と、この遊技盤の盤面に略平行な面内で回転可能な回転板を有し、この回転板を動作させて遊技を演出するパチンコ機において、前記回転板が回転可能に収容されて前記遊技盤に取り付けられたケースと、前記回転板の回転中心よりも下側に位置する前記ケースの個所に設けられ、前記回転板の回転をガイドする下ガイド部と、前記回転中心よりも上側に位置する前記ケースの個所に設けられ、前記回転板の回転をガイドする上ガイド部と、前記回転板の回転の限界角度を規定するストッパ構造とを備え、前記回転板は、前記下ガイド部にガイドされる円弧状の第1被ガイド部と、この第1被ガイド部よりも小径に形成されて前記上ガイド部にガイドされる円弧状の第2被ガイド部と、前記第1,第2被ガイド部間に形成された段差部とを有し、前記ストッパ構造は、前記回転中心よりも上側においてその回転中心から前記第1被ガイド部の半径と同じ距離までの範囲内に位置する前記ケースの個所に設けられたストッパ部と、前記段差部とから構成され、前記段差部が前記ストッパ部に当接することにより前記限界角度を超える前記回転板の回転が阻止されることを特徴とする。
この「〔1〕」に記載のパチンコ機においては、第2被ガイド部は第1被ガイド部よりも小径に形成されており、第1,第2被ガイド部間には段差部が形成されている。そして、ストッパ構造のストッパ部は、回転中心よりも上側においてその回転中心から第1被ガイド部の半径と同じ距離までの範囲内に位置するケースの個所に設けられており、段差部がストッパ部に当接することにより限界角度を超える回転板の回転が阻止される。つまり、「〔1〕」に記載のパチンコ機においては、回転中心から第1被ガイド部の半径と同じ距離までの範囲内に、上ガイド部およびストッパ構造を設けることができ、これにより、回転板のガイド部およびストッパ構造を、回転板の外周側に設けつつ可動役物装置を小型化できる。
〔2〕 本発明に係るパチンコ機は、「〔1〕」に記載のパチンコ機において、遊技演出のための表示を行う表示部をさらに備え、前記遊技盤の背面側に前記ケースが配され、このケースの背面側に前記表示部が配され、前記遊技盤には前記表示部の目視を可能にする窓が形成され、前記ケースおよび前記回転板には前記表示部の目視を可能にする透孔が形成されたことを特徴とする。
この「〔2〕」に記載のパチンコ機においては、パチンコ機の前面視において表示部を中心に回転板を回転させて、遊技を演出することができる。
〔3〕 本発明に係るパチンコ機は、「〔2〕」に記載のパチンコ機において、前記ケースは前記遊技盤の盤面と略平行な方向に広がった背板部と、この背板部から前記遊技盤の方向に突出して形成された壁部を有し、前記ストッパ部は、前記壁部よりも前記ケースの内方に位置し前記背板部から前記遊技盤の方向に突出して形成された基台部と、前記回転板の回転を阻止する際の前記段差部との当接部位であって前記基台部から前記遊技盤の方向に突出して設けられた本体部とを有し、前記基台部は前記ケースの内方側の前記壁部の面に結合するよう前記壁部と一体に形成され、前記ストッパ部の近傍に位置する前記壁部を前記遊技盤に嵌合させる嵌合構造が設けられたことを特徴とする。
この「〔3〕」に記載のパチンコ機において、ストッパ部の基台部はケースの内方側の壁部の面に結合するよう壁部と一体に形成され、ストッパ部の近傍に位置する壁部は嵌合構造により遊技盤に嵌合している。つまり、回転板の段差部がストッパ部の本体部に衝突したときの衝撃の一部を、ストッパ部の基台部、ケースの壁部、嵌合構造を介し遊技盤に伝達することにより、ストッパ部が受け止める衝撃を低減することができる。
本発明によれば、前述のように、回転中心から第1被ガイド部の半径と同じ距離までの範囲内に、上ガイド部およびストッパ構造を設けることができ、これにより、回転板のガイド部およびストッパ構造を、回転板の外周側に設けつつ可動役物装置を小型化できる。
パチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1に示したパチンコ機に備えられる遊技盤の正面図である。 本発明の一実施形態に係る可動役物装置の正面図である。 図3に示した可動役物装置の背面図である。 図3に示した組立品の背面図である。 図5のA−A断面図である。 図3に示した回転板の正面図である。 図3のB−B断面図である。 初期姿勢を成した回転板の正面図である。 図9に示した回転板が時計方向の限界角度まで回転した状態の正面図である。 図9に示した回転板が反時計方向の限界角度まで回転した状態の正面図である。 図2に示した遊技盤に備えられた遊技盤本体と図4に示したケースの位置関係を示す分解斜視図である。 遊技盤本体にケースが取り付けられた状態の正面図である。 フォトインタラプタが取り付けられたケースの前面と、このケースの背面側に配された表示部を示す正面図である。 図14のC部拡大図である。 図13のD−D断面図である。 図12のE部拡大図である。 遮光板が設けられた回転板の裏面図である。 第1,第2扉部材のそれぞれの駆動手段の正面図である。 図19に示した両駆動手段の平面図である。 第1,第2扉部材の退避状態を示す斜視図である。 第1,第2扉部材のスライド動作中の様子の一例を示す斜視図である。 第1,第2扉部材の当接状態を示す斜視図である。 第1,第2扉部材のそれぞれの駆動手段の一部が空間に収容された状態を簡略化して示す断面図である。 可動役物装置の制御に係るブロック図である。 図23に示した第1,第2扉部材の当接状態における遊技盤の正面図である。 図23に示した第1,第2扉部材の当接状態で回転板が時計方向に45°回転した状態における遊技盤の正面図である。 図23に示した第1,第2扉部材の当接状態で回転板が反時計方向に45°回転した状態における遊技盤の正面図である。
本発明の一実施形態に係る可動役物装置ついて図1〜図28を用いて説明する。なお、以下の説明では、パチンコ機の各部の左右方向を、パチンコ機の前面視における左右方向としている。
図1に示すように、本実施形態に係る可動役物装置は遊技機であるパチンコ機Pに採用されている。このパチンコ機Pは、遊技場の島設備に配置される機枠1と、機枠1に開き戸状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の前面に開き戸状に開閉自在に取り付けられたガラス扉4と、前面枠2の下方に配設された前面ボード5と、前面ボード5に取り付けられた発射ハンドル6等を具備しており、前面ボード5には受け皿7が設けられている。
図2に示す遊技盤3は、前出の前面枠2に収納保持されている。この遊技盤3の前面には、ガイドレール8等で囲まれた遊技領域9が形成されている。発射ハンドル6が遊技者によって任意角度に回転操作されると、図示してない発射装置が受け皿7に貯留された遊技球を遊技領域9に向けて連続的に打ち出すようになっている。遊技領域9内の略中央から右側の領域には装飾ユニット10が設けられている。装飾ユニット10の左右両側方は遊技球の流下通路となっている。遊技盤3の略中央には横長の矩形状の窓11が設けられている。
遊技盤3の裏面側には、一方の対辺が長い矩形状の液晶パネルから成る表示部14(図14参照)が、その長手方向を左右方向に一致させた姿勢で配される。前出の窓11の形状寸法は、その表示部14の形状寸法と略同じに設定されており、その表示部14は窓11を通じて目視可能となっている。表示部14は遊技を演出する画面が表示されるよう制御される。
窓11の下辺には、遊技球が転がるステージ15が隣接して設けられている。このステージ15の中央部下方には第1始動入賞口16と第2始動入賞口17が上下縦一列に並んで設けられている。第1始動入賞口16は上面に入賞孔が開口された単純構造の始動入賞口である。第2始動入賞口17は一対の可動片により開閉する電動チューリップ構造の始動入賞口である。パチンコ機Pは、第1始動入賞口16および第2始動入賞口17のいずれか一方に遊技球が入賞すると、その入賞を契機として特別図柄表示の電子抽選を行う。そして、この電子抽選の結果を、図示してないセグメント表示装置により、特別図柄を変動した後に停止するという態様で表示する。また、パチンコ機Pは特別図柄の表示と並行して、前出の表示部14に演出用図柄、例えば左図柄、中図柄、右図柄を表示して遊技を演出する。演出用図柄も変動した後に停止するという態様で特別図柄に同期させて表示する。
装飾ユニット10の左側方の遊技領域9には通過チャッカー18が設けられている。パチンコ機Pは、その通過チャッカー18を遊技球が通過したことを契機に普通図柄表示の電子抽選を行う。そして、その電子抽選の結果が当たりの場合、第2始動入賞口17の可動片を一時的に開放して遊技球の入賞を許可する。普通図柄表示も図示してないセグメント表示装置により、変動した後に停止するという態様で行う。
第2始動入賞口17の真下位置にはアタッカー19が設けられている。このアタッカー19は、図示してない大入賞口を開閉する装置である。パチンコ機Pは、前述の特別図柄表示の電子抽選の結果が当たりとなって大当たり遊技状態(特別遊技モード)に移行した場合に、そのアタッカー19を作動させる。具体的には、特別図柄表示の抽選結果が当たりの場合、表示部14に表示される演出用図柄の変動が例えば「777」のような特定図柄で停止した後、アタッカー19による大入賞口の開放動作を複数回(例えば15回)繰り返した後に大当たり遊技状態が終了する。アタッカー19の1回の開放動作は、例えば作動時点から30秒経過するまで、または、遊技球が大入賞口に例えば10個入球するまで、大入賞口を開放状態に維持するというものである。
遊技領域9には、第1始動入賞口16、第2始動入賞口17、大入賞口の他、遊技球の払い出しのみを行う複数の一般入賞口20も設けられている。第1始動入賞口16、第2始動入賞口17、一般入賞口20、大入賞口のいずれにも入賞しなかった遊技球は、遊技領域9の最下端部に設けられたアウト口21から遊技盤3の裏面側に排出されるようになっている。
図12に示す3aは遊技盤本体である。この遊技盤本体3aの前面側には、前出の第1始動入賞口16、第2始動入賞口17、アタッカー19、一般入賞口20等が設けられた板部材3bと、前出の装飾ユニット10とが取り付けられている。遊技盤本体3aの略中央には前後方向に貫通した横長の矩形状の透孔3cが形成されている。板部材3bには、遊技盤本体3aの透孔3cの前方の位置に、板部材3bを前後方向に貫通した横長の矩形状の透孔(図示してない)が形成されている。装飾ユニット10は板部材3bの透孔の上下左右4辺の全体を覆って配された状態で、板部材3bおよび遊技盤本体3aに取り付けられている。遊技盤本体3aの透孔3cは、遊技盤本体3aの裏面に取り付けられた透明板3d(図2に示す)により塞がれており、この透明板3dと、装飾ユニット10の内側に形成された開口部10aとによって前出の窓11が構成されている。
本実施形態に係る可動役物装置は、図3に示す13である。この可動役物装置13はケース22を備えている。このケース22は、図12に示すように遊技盤本体3aの背面に取り付けられている。ケース22は合成樹脂製の部材であり、背板部22bと、この背板部22bの外縁から前方に突出した壁部22cとが一体に形成されたものである。図14に示すように、背板部22bの略中央には前後方向に貫通した透孔22aが形成されており、この透孔22aは前出の表示部14の前方に配されている。この透孔22aの形状寸法も前出の窓11の形状寸法と同様に、表示部14の前面視における形状寸法と略同じに設定された横長の矩形状であり、この透孔22aを通して表示部14が目視可能となっている。
図3に示すように、可動役物装置13はさらに、回転板23と、この回転板23の前面の大部分を覆う装飾カバー38とを備えている。図5に示す90は、回転板23と装飾カバー38の組立品である。ケース22は前面側で開口しており、組立品90はケース22に前方から挿入されて収容されている。
回転板23は合成樹脂製の部材であり、図7に示すように、大径部23aと小径部23bとが一体に形成されたものである。大径部23aには横長の矩形状の透孔33が形成されている。この透孔33も前出の表示部14の前方に配されており、表示部14はその透孔33を通して目視可能である。また、回転板23の前面には全体的にリブが張り巡らされている。具体的には、大径部23aの外周縁に沿って円弧状に並んだ格子状の複数のリブ74、透孔33から外周側に放射状に延びたリブ75、小径部23bと同心に形成されて径方向に並んだ円弧状の複数のリブ76、小径部23bの中央で透孔33側から上方に延びた2条のリブ77、透孔33の下方において形成された矩形枠状の複数のリブ78等が、回転板23の前面に形成されている。
装飾カバー38は合成樹脂製の部材である。図3に示すように、装飾カバー38には回転板23の透孔33と略同じ形状寸法に形成された透孔39が設けられている。装飾カバー38には、その透孔39の上下左右の4辺全体から回転板23の方向(後方向)に突出した前面視矩形状の枠部38a(図6参照)が形成されている。図6における38a1,38a2,38a3はそれぞれ、枠部38aを前面視した場合の上辺、右辺、下辺に当たる部分である。同図6に示すように、枠部38aの回転板23側の端部は、回転板23の透孔33の縁部を形成している回転板23の前面に当接して位置する。装飾カバー38は枠部38aの近傍の複数個所において回転板23にネジ止めされている。それら複数のネジ止め個所には、ネジ止め部79のように枠部38aと一体に形成された個所が含まれている。図7において、80はネジが挿通される挿通孔であり、これらの挿通孔80の位置で回転板23と装飾カバー38とがネジ止めされている。
また、回転板23には多数の嵌入孔81が形成されている。装飾カバー38は、それら多数の嵌入孔81のそれぞれに対向する個所に、枠部38と同寸法だけ回転板23の方向に突出して形成された円柱部(図示してない)を有する。これら円柱部の突端には嵌入孔81に突起(図示してない)が形成されており、この突起が嵌入穴81に嵌め入れられている。
図3に示すように、回転板23はケース22の背板部22bの上部、左下部および右下部の3個所に係合して設けられた下ガイド部34A,34Bおよび上ガイド部34Cにより回転可能に支持されている。大径部23aの外周縁には、下ガイド部34A,34Bによりガイドされる円弧状の第1被ガイド部23eが形成されている。小径部23bの外縁には前出の上ガイド部34Cによりガイドされる円弧状の第2被ガイド部23fが形成されている。第1被ガイド部23eの円弧と第2被ガイド部23fの円弧は同心で、第2被ガイド部23fの円弧は第1被ガイド部23eの円弧よりも小径に設定されている。第1被ガイド部23eと第2被ガイド部23fとの間には、第1被ガイド部23eの左端から左方向に延びた平坦な段差部23cと、第1被ガイド部23eの右端部から右方向に延びた段差部23dとが形成されている。
下ガイド部34A,34Cおよび上ガイド部34Cは、ケース22の背板部22bに略直交する軸周りに回転自在に設けられたガイドローラである。これら下ガイド部34A,34Bおよび上ガイド部34Cの構造は同じであり、その構造は2個のローラ部材を軸方向に並べたダブルローラ構造である。このダブルローラ構造について回転板23の左下部を支持する下ガイド部34Aを例にとって説明する。
図8に示すように、回転板23の左下部を支持する下ガイド部34Aは、ケース22の背板部22bから前方に突起して設けられた支軸35と、この支軸35を中心として回転自在に設けられた前側ローラ部材34aおよび後側ローラ部材34bとを有する。第1被ガイド部23eは肉厚部23e1と、この肉厚部23e1の外周端から外周側に突出した肉薄の鍔部23e2とを有する。鍔部23e2は、この鍔部23e2の外周縁と前側ローラ部材34aの軸受部34a1との間に間隙S1を形成した状態で、前側ローラ部材34aと後側ローラ部材34bとの間に挿入されており、鍔部23e2の前後に位置する肉厚部23e1の外周端は、前側ローラ部材34aおよび後側ローラ部材34bの両方の外周端に当接している。つまり、第1被ガイド部23eは前側ローラ部材34aおよび後側ローラ部材34bに対し、径方向では非接触となっている。
回転板23の右下部をガイドする下ガイド部34Bも下ガイド部34Aと同じ構造である。このようにダブルローラ構造の下ガイド部34A,34Bによって回転板23の左右両下部を支持すると、回転板23を確実に支持した上で、第1被ガイド部23eと下ガイド部34A,34Bとの間に生じる摩擦抵抗を低減して回転板23をスムーズに回転させることが可能になる。なお、回転板23の上部中央を支持する上ガイド部34Cの構造も、前側ローラ部材および後側ローラ部材の径寸法が下ガイド部34Aの前側ローラ部材34aおよび後側ローラ部材34bよりも小さいだけで、下ガイド部34Aと同じダブルローラ構造となっている。ただし、上ガイド部34Cには回転板23の重量が作用しないのでダブルローラ構造でなくても良い。つまり、径方向において鍔部に接触されるローラであってもよい。
図3に示すように、回転板23よりも下方に位置するケース22の個所には落下防止片24が一体形成されている。この落下防止片24は回転板23の回転中心Oを通る垂線L上に位置する。落下防止片24と回転板23の外周縁とは所定間隔をあけて位置しており、落下防止片24が回転板23の回転動作を妨げないようになっている。ただし、回転板23を支持している下ガイド部34A,34Bが破損したり、外部からの衝撃等によって回転板23が下ガイド部34A,34Bから外れた場合、回転板23の外周縁が落下防止片24の上端に当接した時点でそれ以上の動きが規制されるため、回転板23の落下事故を確実に防止することができる。
回転板23よりも下方に位置するケース22の個所には、回転駆動モータ29が取り付けられている。回転板23の表面側の下部外周縁にはリングギア36が設けられている。このリングギア36と回転駆動モータ29の間には減速ギア列30が介在している。減速ギア列30は、回転駆動モータ29の出力軸に固着された最初段ギア30aと、ケース22の背板部22bに平行な面内で回転自在に設けられた複数のギアによって構成されている。減速ギア列30の最終段ギア30bは落下防止片24の近傍に位置している。この最終段ギア30bは、回転板23の回転中心Oを通る垂線Lの近傍で、リングギア36と噛み合っている。つまり、回転駆動モータ29の回転が減速ギア列30およびリングギア36を介して回転板23に伝達されるようになっている。
本実施形態の場合、回転板23は、図9に示す回転板23の姿勢を回転角度0°の初期姿勢として時計方向と反時計方向のそれぞれの方向に45°を上限角度として制御される。
ケース22と回転板23との間には、回転板23の時計方向の回転および反時計方向の回転のそれぞれについて、回転板23の回転の限界角度を規定するストッパ構造が設けられている。図9に示すように、時計方向の回転に対するストッパ構造は、ケース22の背板部22bの上部中央の左側近傍で前方に突出して設けられたストッパ部27と、前出の段差部23cとから構成されている。反時計方向の回転に対するストッパ構造は、ケース22の背板22cの上部中央の右側近傍で前方に突出して設けられたストッパ部28と、前出の段差部23dとから構成されている。ストッパ部27,28は、回転板23の回転中心Oの上側においてその回転中心Oから第1被ガイド部23eの半径と同じ距離までの範囲内の位置に設定されているとともに、回転板23の回転中心Oを通る垂線Lを挟んで対向して位置する。つまり、図10に示すように、回転板23の時計方向の回転の限界角度は、ストッパ部27に対して段差部23cが当接する角度である。また、図11に示すように、回転板23の反時計方向の回転動作の限界角度は、ストッパ部28に対して段差部23dが当接する角度である。
前出の両ストッパ構造は、回転板23の回転の限界角度を、制御上の上限角度45°よりも若干大きく設定されている。つまり、ストッパ部27と段差部23cは、回転板23が時計方向に上限角度45°を超えて過剰に回転することを防止し、ストッパ部28と段差部23dは、回転板23が反時計方向に上限角度45°を超えて過剰に回転することを防止する。
図14,図15に示すように、ケース22の壁部22cは、ストッパ部27,28に近接して位置する。ストッパ部27は、図13,図15,図16を参照して分かるように、背板部22bから突出して形成された略円錐台状の基台部27aと、この基台部27aから遊技盤3の方向(前方向)に突出して設けられた本体部27bとを有する。本体部27bは回転板23の回転を阻止する際の段差部23cとの当接部位である。本体部27bは基台部27aの頂部に一体形成された心棒部27c(図15に示す)と、この心棒部27cの外周面を覆って装着された円筒状のゴム部材27dとから構成されている。
ストッパ部28もストッパ部27と同様に、背板部22bから突出して形成された略円錐台状の基台部28aと、この基台部28aから遊技盤3の方向に突出して設けられた本体部28bとを有する。本体部28bは回転板23の回転を阻止する際の段差部23dとの当接部位であり、基台部28aに一体に形成された心棒部28cと、この心棒部28cの外周面を覆って装着された円筒状のゴム部材28dとから構成されている。
図15に示すように、基台部27a,28aはいずれも、ケース22の内方側の壁部22cの面に結合するよう壁部22cと一体に形成されている。具体的には、基台部27aでは、この基台部27aの外周面の上部が壁部22cと一体に形成されている。また、基台部28aでは、この基台部28aの外周面の上部が連結部28eを介して壁部22cと一体に連結されている。さらに、ストッパ部27,28に近接して位置する壁部22cと、この壁部22cの前端面に対向する遊技盤本体3aとの間には、嵌合構造が設けられている。この嵌合構造は、図16,図17を参照して分かるように、壁部22cの前端面に形成された嵌合突起部82,83と、遊技盤本体3aに形成されて嵌合突起部82,83がそれぞれ嵌合する嵌合孔84,85とから構成されている。
図14に示すように、落下防止片24の左斜め上方にはフォトインタラプタ25,26が実装されている。図18に示すように、回転板23の裏面の外周縁には円弧状の遮光板37が取り付けられている。この遮光板37には短尺な遮光壁37aと長尺な遮光壁37bが、ケース22の背板部22b側に突出して設けられている。これら遮光壁37a,37bのそれぞれの回転軌道上に、フォトインタラプタ25,26がそれぞれ位置する。つまり、フォトインタラプタ25,26のそれぞれのオン信号とオフ信号の組合せに基づいて回転板23の初期姿勢と回転方向を検知できるようになっている。具体的には、回転板23が図9に示す初期姿勢にあるとき、短尺な遮光壁37aは一方のフォトインタラプタ25の光路を横切って位置し、長尺な遮光壁37bは他方のフォトインタラプタ26の光路を横切って位置し、これらによって両フォトインタラプタ25,26からオフ信号が出力される。また、回転板23が初期姿勢から時計方向へ回転すると、短尺な遮光壁37aは一方のフォトインタラプタ25の光路から外れる位置へ移動し、長尺な遮光壁37bも他方のフォトインタラプタ26の光路から外れる位置へ移動し、これらによって両フォトインタラプタ25,26からオン信号が出力される。逆に、回転板23が初期姿勢から反時計方向へ回転すると、短尺な遮光壁37aは一方のフォトインタラプタ25の光路から外れる位置へ移動し、長尺な遮光壁37bは他方のフォトインタラプタ26の光路内を移動し、これらによって一方のフォトインタラプタ25からオン信号が出力されるとともに他方のフォトインタラプタ26からオフ信号が出力される。
図3に示すように、回転板23には、透孔33の後方において両開きの引き戸状に動作可能に1対の第1扉部材40および第2扉部材41が設けられている。これら第1扉部材40と第2扉部材41は扉を模した可動体である。これら第1扉部材40および第2扉部材41は、図4に示すように、回転板23の裏面側に位置する。また、回転板23には、第1扉部材40の駆動手段を構成している第1モータ42および第1スクリューシャフト43等と、第2扉部材41の駆動手段を構成している第2モータ44および第2スクリューシャフト45等とが取り付けられている。つまり、回転板23は、第1扉部材40および第2扉部材41と、これら第1扉部材40および第2扉部材41のそれぞれの駆動手段とが取り付けられたベース板である。
図19に示すように、第1モータ42と第2モータ44は互いの出力軸が同軸上に位置するよう左右方向に並び、互いの反出力軸側の端部を向かい合わせて、回転板23の回転中心Oを通る垂線Lを対称軸として左右方向に線対称を成して位置する。第1スクリューシャフト43と第2スクリューシャフト45は、図示してないが装飾カバー38の透孔39の下辺に平行に配置されているとともに、図19,図20を参照して分かるように垂線Lに直交する同一平面上で前後方向へ位置ずれしている。第1スクリューシャフト43が第2スクリューシャフト42よりも前方に位置する。第1スクリューシャフト43の右側部分と第2スクリューシャフト45の左側部分とは前後方向にオーバーラップしている。
第1モータ42のモータケース42aと第2モータ44のモータケース44aは、第1スクリューシャフト43と第2スクリューシャフト45とがオーバーラップしている左右方向の範囲内に位置し、かつ、第1スクリューシャフト43と第2スクリューシャフト45とが位置する前後方向の範囲内に位置する。つまり、第1スクリューシャフト43は第1モータ42の出力軸側から第2モータ44側(左側)に向かって延出しており、第2スクリューシャフト45は第2モータ44の出力軸から第1モータ42側(右側)に向かって延出している。
第1モータ42の出力軸にはピニオン46が固着されており、第1スクリューシャフト43の右端部にはピニオン48が固着されている。これらピニオン46,48が中継ギア49を介して伝動可能に接続されていることにより、第1モータ42の回転が第1スクリューシャフト43に伝達されるようになっている。第2モータ44の出力軸にはピニオン47が固着されており、第2スクリューシャフト45の左端部にはピニオン50が固着されている。これらピニオン47,50が中継ギア51を介して伝動可能に接続されていることにより、第2モータ44の回転が第2スクリューシャフト45に伝達されるようになっている。
第1扉部材40の下端部にはガイド筒体52が取り付けられており、このガイド筒体52は第1スクリューシャフト43に嵌挿されている。ガイド筒体52の内周面には第1スクリューシャフト43の螺旋状溝と係合する突部(図示してない)が形成されている。第1モータ42の回転に伴って第1扉部材40は第1スクリューシャフト43の軸線方向(X1−X2方向)へ往復移動する。
また、図7に示すように、小径部23aと透孔33の間の位置にはガイド孔23gが形成されており、これらガイド孔23gは透孔33の上辺に沿って左右方向へ延びている。図21等に示すように、第1扉部材40の上端部には、L字状に折り曲げられた、すなわち、後方に突出して上方に折れ曲がった突起40aが一体形成されており、この突起40aは回転板23に形成された一方のガイド孔23gの上縁の前面に摺動可能に係合している(図6参照)。つまり、第1扉部材40の上端部の後方向への移動が突起40aにより規制されつつ、同上端部の左右方向の移動が一方のガイド孔23gにより許容されている。
同様に、第2扉部材41の下端部にはガイド筒体54が取り付けられており、このガイド筒体54は第2スクリューシャフト45に嵌挿されている。ガイド筒体54の内周面には第2スクリューシャフト45の螺旋状溝と係合する突部(図示してない)が形成されている。つまり、第2モータ44の回転に伴って第2扉部材41は第2スクリューシャフト45の軸線方向(X1−X2方向)へ往復移動する。
また、第2扉部材41の上端部には第1扉部材40の突起40aと同様に、L字状に折り曲げられた突起41aが一体形成されており、この突起40aは回転板23に形成された他方のガイド孔23gの上縁の前面に摺動可能に係合している。つまり、第2扉部材41の上端部の後方向への移動が突起41aにより規制されつつ、同上端部の左右方向の移動が他方のガイド孔23gにより許容されている。
回転板23が初期姿勢を成した状態において、図19,図21に示すように第1扉部材40と第2扉部材41が最も離隔した退避位置に位置するとき、第1扉部材40および第2扉部材41は、装飾カバー38の透孔39を全開状態にする。この全開状態で第1モータ42と第2モータ44が同期して一方向に回転すると、図22に示すように、第1扉部材40が第1スクリューシャフト43の軸線に沿って矢印X1方向へ移動するとともに、第2扉部材41が第2スクリューシャフト45の軸線に沿って矢印X2方向へ移動し、第1扉部材40と第2扉部材41の間隔が次第に狭まっていく。さらに第1モータ42と第2モータ44の回転が継続すると、図23に示すように、第1扉部材40と第2扉部材41が互いの対向面を当接させた位置まで移動する。このとき、図3に示すように、装飾カバー38の透孔39の中央部を含む大部分が第1扉部材40と第2扉部材41によって遮蔽された状態となる。
図6に示すように、回転板23の前面と装飾カバー38の背面との間には、枠部38aにより空間S2が形成されている。図7に示すように、回転板23の透孔33の下方には、前後方向に貫通した矩形状の第1挿入孔72および第2挿入孔73が左右に並んで形成されている。図4,図7を参照して分かるように、第1挿入孔72内には第1モータ42が位置し、第2挿入孔73内には第2モータ44が位置する。図24に示すように、第1モータ42は回転板23の裏側から、モータケース42aを略半分だけ第1挿入孔72に挿入されている。第2モータ44は回転板23の裏側から、モータケース44aを略半分だけ第2挿入孔73に挿入されている。第1スクリューシャフト43および第2スクリューシャフト45のうち前側の第1スクリューシャフト43は空間S2内に位置し、後側の第2スクリューシャフト45は回転板23の後方に位置する。第1モータ42の出力軸に固定されたピニオン46の径方向の略半分、第1スクリューシャフト43に固定されたピニオン48の全体、中継ギア49の全体も、空間S2内に収容されている。つまり、空間S2に、第1扉部材40および第2扉部材41のそれぞれの駆動手段の少なくとも一部が収容されている。なお、図24における回転板23はリブを省略して描いたものである。
第1モータ42、第1スクリューシャフト43、ピニオン46,48および中継ギア49は、ブラケット70を介して回転板23に取り付けられている。第2モータ44、第2スクリューシャフト45、ピニオン47,50および中継ギア51は、ブラケット71を介して回転板23に取り付けられている。
図3に示すように、回転板23よりも右方に位置するケース22の背板部22bの個所には、ケーブルガイド31がネジ止め等によって固定されている。このケーブルガイド31には、図示してない回路基板が収容されている。この回路基板は、遊技盤3の裏面側に設けられた図示してない制御基板に電気的に接続されている。回路基板にはフラットケーブル32の一端部が電気的に接続されており、ケーブルガイド31に形成された導出口から導出されている。回転板23の外周部にはコネクタ58が取り付けられており、このコネクタ58にフラットケーブル32の他端が電気的に接続されている。コネクタ58は、回転板23に設けられた図示してない回路基板および電気ケーブルを介して、回転板23に搭載された第1モータ42、第2モータ44に対して電気的に接続されている。つまり、制御基板から第1モータ42、第2モータ44への制御信号がフラットケーブル32を介して伝送されるようになっている。
ケーブルガイド31の回転板23側の面と回転板23の外周縁との間には弧状空間S3が形成されている。フラットケーブル32はその弧状空間S内に、垂線Lに直交する方向とフラットケーブル32の幅方向が一致した状態で、また、U字状の反転部32aを有した状態で配置されている。反転部32aは、フラットケーブル32がケーブルガイド31から下方向に導出された後に、上方向に湾曲して形成されたものである。反転部32aは、回転板23の初期姿勢からの時計方向に45°回転したとき、図10に示す位置まで移動し、逆に、反時計方向に45°回転したときには図11に示す位置まで移動する。
本実施形態に係る可動役物装置13を制御するための構成について図25を用いて説明する。
前出の第1始動入賞口16には、遊技球の入賞に伴い検知信号(電気信号)を出力する第1始動入賞口検知センサ100が設けられている。また、前出の第2始動入賞口17には、遊技球の入賞に伴い検知信号(電気信号)を検知する第2始動入賞口検知センサ101が設けられている。これら第1始動入賞口検知センサ100および第2始動入賞口検知センサ101のそれぞれにより出力された検知信号は、主制御装置102に入力されるようになっている。
主制御装置102は前出の図示してない制御基板に設けられている。この主制御装置102は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)、CPUにより生成された処理情報の一時記憶および記憶した処理情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等を備え、ROMに記憶された制御プログラムおよびデータにより、パチンコ遊技に関する処理を実行するものである。この主制御装置102は、ROMに格納された制御プログラムおよびデータにより設定された手段(図示してない)として、前出の特別図柄表示の電子抽選を行う手段と、前出の普通図柄表示の電子抽選を行う手段(図示してない)とを有する以外に、特別図柄表示の電子抽選のために抽出された特別図柄用乱数の情報を、可動役物制御装置103に与えるよう設定されている。
可動役物制御装置103も前出の制御基板に設けられたものである。この可動役物制御装置103はCPU、ROM、RAM等を備え、ROMに記憶された制御プログラムおよびデータにより、回転駆動モータ29、第1モータ42および第2モータ44の制御に係る処理を、主制御装置102からの特別図柄用乱数の情報、および、前出のフォトインタラプタ25,26のオン/オフ状態に基づいて実行するものである。この可動役物制御装置103は、ROMに記憶された制御プログラムおよびデータにより設定された手段として、可動役物装置13の動作パターンを抽選する動作パターン抽選手段104を有する。この動作パターン抽選手段104は、回転駆動モータ29、第1モータ42、第2モータ43の制御パターン、すなわち回転板23、第1扉部材40、第2扉部材41の動作パターンに対応付けられた数値を予め記憶しており、主制御装置102から与えられた特別図柄用乱数の情報と、その数値を照合して合致するものがあった場合に、その合致した数値に対応する制御パターンで回転駆動モータ29、第1モータ42および第2モータ44の制御を行う。
回転駆動モータ29の制御は、フォトインタラプタ25,26からのオン信号の有無と、回転駆動モータ29の制御信号のパルス数に基づいて行われる。回転板23の動作パターンとしては、例えば、回転板23が初期姿勢から時計方向に45°回転した後、反時計方向に回転して初期姿勢に戻る動作パターンや、これとは逆に初期姿勢から反時計方向に45°回転した後、時計方向に回転して初期姿勢に戻ったりする動作パターン、さらに、時計方向45°傾斜した姿勢と反時計方向45°傾斜した姿勢とに繰り返し姿勢を変化させる動作パターンなどがある。
第1モータ42および第2モータ44のそれぞれの制御は、制御信号のパルス数に基づいて行われる。第1扉部材40および第2扉部材41の動作パターンとしては、例えば、第1扉部材40と第2扉部材41とがいずれも退避位置(図21に示す)から互いに近接する方向に同期して移動し、第1扉部材40と第2扉部材41が互いに当接した状態(図23に示す状態)で一時停止した後、互いに同期して退避位置に戻る動作パターン、第1扉部材40および第2扉部材41の一方のみが退避位置から図23に示す位置まで移動して一時停止した後に退避位置に戻る動作パターン、さらに、第1扉部材40と第2扉部材41が図23に示すように当接して一時停止した後、第1扉部材40および第2扉部材41の一方が先に退避位置に戻る動作パターンがある。
これら回転板23の動作と、一対の第1扉部材40および第2扉部材41の動作とを組み合わせることによって、遊技が演出される。回転板23が初期姿勢の状態で第1扉部材40と第2扉部材41が当接した場合、可動役物装置13は遊技盤3の窓11を通じて図26に示すように見える。この状態から回転板23が時計方向に回転した場合には、可動役物装置13は図27に示すように見える。逆に回転板23が半時計方向に回転した場合には可動役物装置13は図28に示すように見える。
なお、通常の遊技状態では、回転板23が初期姿勢に保持されるとともに、第1扉部材40と第2扉部材41は退避位置に保持される。これにより、遊技盤3は図2に示す状態となっている。
本実施形態に係る可動役物装置13によれば次の効果を得られる。
本実施形態に係る可動役物装置13において、第2被ガイド部23fは第1被ガイド部23eよりも小径に形成されており、第1被ガイド部23eと第2被ガイド部23fの間には段差部23c,23dが形成されている。そして、ストッパ部27,28は、回転中心よりも上側においてその回転中心から第1被ガイド部23eの半径と同じ距離までの範囲内に位置するケース22の個所に設けられており、段差部23cがストッパ部27,28に当接することにより限界角度を超える回転板の回転が阻止される。つまり、回転中心から第1被ガイド部23eの半径と同じ距離までの範囲内に、上ガイド部34Cおよびストッパ構造(段差部23cおよびストッパ部27,28)を設けることができ、これにより、回転板23の上ガイド部34Cおよびストッパ構造を、回転板23の外周側に設けつつ可動役物装置13を小型化できる。
本実施形態に係る可動役物装置13によれば、パチンコ機Pの前面視において表示部を中心に回転板23を回転させて、遊技を演出することができる。
本実施形態に係る可動役物装置13において、ストッパ部27,28の基台部27a,28aはケース22の内方側の壁部22cの面に結合するよう壁部22cと一体に形成され、ストッパ部27,28の近傍に位置する壁部22cは嵌合構造(嵌合突起82,83および嵌合孔84,85)により遊技盤本体3aに嵌合している。つまり、回転板23の段差部23c,23dがストッパ部27,28の本体部27a,28aに衝突したときの衝撃の一部を、ストッパ部27,28の基台部27a,28a、ケース22の壁部22c、嵌合構造を介し遊技盤本体3aに伝達することにより、ストッパ部27,28が受け止める衝撃を低減することができる。
3 遊技盤
9 遊技領域
10 装飾ユニット
10a 開口部
11 窓
13 可動役物装置
14 表示部
22 ケース
22a 透孔
22b 背板部
22c 壁部
23 回転板
23c,23d 段差部
23e 第1被ガイド部
23f 第2被ガイド部
27,28 ストッパ部
27a,28a 基台部
27b,28b 本体部
28e 連結部
34A,34B 下ガイド部
34C 上ガイド部
82,83 嵌合突起部
84,85 嵌合孔

Claims (3)

  1. 遊技球を流下させる遊技領域を有する遊技盤と、この遊技盤の盤面に略平行な面内で回転可能な回転板を有し、この回転板を動作させて遊技を演出するパチンコ機において、
    前記回転板が回転可能に収容されて前記遊技盤に取り付けられたケースと、
    前記回転板の回転中心よりも下側に位置する前記ケースの個所に設けられ、前記回転板の回転をガイドする下ガイド部と、
    前記回転中心よりも上側に位置する前記ケースの個所に設けられ、前記回転板の回転をガイドする上ガイド部と、
    前記回転板の回転の限界角度を規定するストッパ構造とを備え、
    前記回転板は、前記下ガイド部にガイドされる円弧状の第1被ガイド部と、この第1被ガイド部よりも小径に形成されて前記上ガイド部にガイドされる円弧状の第2被ガイド部と、前記第1,第2被ガイド部間に形成された段差部とを有し、
    前記ストッパ構造は、前記回転中心よりも上側においてその回転中心から前記第1被ガイド部の半径と同じ距離までの範囲内に位置する前記ケースの個所に設けられたストッパ部と、前記段差部とから構成され、前記段差部が前記ストッパ部に当接することにより前記限界角度を超える前記回転板の回転が阻止される
    ことを特徴とするパチンコ機。
  2. 請求項1に記載のパチンコ機において、
    遊技演出のための表示を行う表示部をさらに備え、
    前記遊技盤の背面側に前記ケースが配され、このケースの背面側に前記表示部が配され、前記遊技盤には前記表示部の目視を可能にする窓が形成され、前記ケースおよび前記回転板には前記表示部の目視を可能にする透孔が形成された
    ことを特徴とするパチンコ機。
  3. 請求項2に記載のパチンコ機において、
    前記ケースは前記遊技盤の盤面と略平行な方向に広がった背板部と、この背板部から前記遊技盤の方向に突出して形成された壁部を有し、
    前記ストッパ部は、前記壁部よりも前記ケースの内方に位置し前記背板部から前記遊技盤の方向に突出して形成された基台部と、前記回転板の回転を阻止する際の前記段差部との当接部位であって前記基台部から前記遊技盤の方向に突出して設けられた本体部とを有し、
    前記基台部は前記ケースの内方側の前記壁部の面に結合するよう前記壁部と一体に形成され、
    前記ストッパ部の近傍に位置する前記壁部を前記遊技盤に嵌合させる嵌合構造が設けられた
    ことを特徴とするパチンコ機。
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