JP2011065203A - ゲートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ゲート通路の不正な通過を確実に判定して、不正な通過を未然に防止することのできるゲートシステムを提供する。
【解決手段】 ゲート装置のゲート通路3付近の領域に光を二次元領域に走査させてこの二次元領域における各画素の距離値を検出する距離画像センサと、距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて生成された差分画像に基づいて固体画像を抽出しこの固体画像に基づいてゲート通路3を通過する固体の状態を判定する画像データ処理装置と、画像判定部52からの画像判定結果に基づいてゲート装置を制御するゲート制御装置9と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明はゲートシステムに係り、特に、プレーナ型アクチュエータなどの二次元スキャナを用いた距離画像センサによりゲート装置の利用者の状態を検出することを可能としたゲートシステムに関するものである。
従来から、不正な入場などを防止するため、例えば、ビルの入口や駅の改札には、ゲート装置が設置されている。このようなゲート装置としては、例えば、ゲート装置を構成する一対のゲート壁の互いに対向する面に、複数の赤外線の発光素子および受光素子を設け、発光素子から照射された赤外線を受光素子により受光している場合は、各ゲート壁の間に人物などが存在しないと判断し、赤外線を遮断した場合に人物の通過状態を認識するようにしていた。
また、ゲート通路の通過状態を検出する他の手段として、自動改札機の改札通路の上方に反射型センサを設け、この反射型センサにより、改札通路に向けて光線を照射し、その反射光を検出することにより、改札通路を通過する人物が大人であるか子供であるかを判定するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−105744号公報
しかしながら、前記従来の赤外線により人物を検出する技術においては、人物の移動状態や複数の人物が同時に通過するいわゆる共連れを検出するために、ゲート通路の通過方向に沿って複数の赤外線の発光素子および受光素子を配置する必要があり、ゲート装置が人物の通過方向にある程度の長さ寸法が必要となり、ゲート装置が大型化してしまうという問題を有している。また、赤外線の光路を遮断するか否かで人物の状態を判断するものであるため、複数の人物が密着して通過した場合には、一人の人物であると判断してしまい、ゲート通路の不正な通過を見逃してしまうおそれがあるという問題を有している。
さらに、赤外線の発光素子および受光素子は、一般に、人物の腰あたりの高さ位置に設置されるものであるが、この発光素子および受光素子を避けるように潜って通過してしまうと人物の判断をすることができない。そのため、人物の足下にも発光素子および受光素子を設置することで、潜り抜けを防止するようことができる。しかしながら、例えば、車いすでゲート通路を通過しようとすると、この足下の赤外線光路のみが遮断されて不正な通過であると誤って判断してしまうおそれがあるという問題を有している。
また、前記特許文献1に記載の技術では、人物が大人であるか子供であるかは判断できるものの、やはり人物の共連れや潜り抜けなどのゲート通路の不正な通過を正確に判定することができないという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、ゲート通路の不正な通過を確実に判定して、不正な通過を未然に防止することのできるゲートシステムを提供することを目的とするものである。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係るゲートシステムは、ゲート装置のゲート通路付近の領域に光を二次元領域に走査させてこの二次元領域における各画素の距離値を検出する距離画像センサと、
前記距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像を生成するとともにこの背景画像の距離値に基づいて差分画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部により生成された差分画像に基づいて固体画像を抽出するための固体抽出部と、前記固体画像に基づいて前記ゲート通路を通過する固体の状態を判定する画像判定部とを備えた画像データ処理装置と、
前記画像判定部からの画像判定結果に基づいて前記ゲート装置を制御するゲート制御装置と、
を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、前記二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記光は、レーザ光であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記距離画像センサは、前記ゲート装置1のゲート通路の上方に設置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、画像生成部により、距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像および差分画像を生成するとともに、この差分画像に基づいて、固体抽出部により固体画像を抽出し、この固体画像に基づいて画像判定部により、ゲート通路における人物などの状態を判定するようにしているので、確実に人物などの状態を判定することができ、ゲート通路の不正な通過などを未然に防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えているので、光の走査を高速にかつ確実に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、距離画像センサによりレーザ光を照射してその反射光を受光することにより、距離画像を生成するものであるため、例えば、距離画像センサの受光素子に太陽光などの外光が入射した場合でも、確実にレーザ光の受光を行うことができ、外部要因に影響を受けることなく、正確な距離画像を生成することができる。
請求項4に係る発明によれば、距離画像センサを、ゲート通路の上方に設置するようにしているので、ゲート通路を通過する人物などを上方から確実に判定することができる。
本発明に係るゲートシステムの実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係るゲートシステムに用いられる距離画像センサの実施形態を示す構成図である。 本発明に係るゲートシステムの距離画像センサに用いられる二次元スキャナの実施形態を示す概略図である。 本発明に係るゲートシステムに用いられる画像データ処理装置の実施形態を示す構成図である。 本発明に係るゲートシステムの画像処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るゲートシステムの実施形態を示したものであり、ゲートシステムは、ゲート装置1を備えており、このゲート装置1は、所定の間隔を持って立設された一対のゲート壁2,2を備えている。そして、ゲート壁2の間に、人などが通過するゲート通路3が構成されるようになっている。このゲート装置1としては、例えば、セキュリティを行う必要があるビルの入口ゲート装置1や列車駅の改札ゲート装置1など種々のゲート装置1がある。各ゲート壁2の互いに対向する面には、ゲート通路3を塞ぐゲートドア4が開閉自在に設けられている。
また、一方のゲート壁2の側面には、ゲート通路3を通過するを許可するための認証カード(図示せず)の情報を読み取るための認証部5が形成されている。認証カードとしては、ICカードや磁気カードなどがある。
また、本実施形態においては、ゲートシステムを構成する距離画像センサ7は、ゲート装置1のゲート通路3の上方に設けられており、距離画像センサ7により、ゲート通路3付近の人物の状態などを上方から検出するようになっている。また、距離画像センサ7には、画像データ処理装置8が接続されており、画像データ処理装置8には、ゲート装置1の制御を行うゲート制御装置9が接続されている。
次に、距離画像センサ7について説明する。
図2に示すように、距離画像センサ7は、二次元スキャナ10を備えており、本実施形態においては、二次元スキャナ10として、プレーナ型アクチュエータを用いている。
本実施形態の二次元スキャナ10は、図3に示すように、図示しないデバイス基板上に設置された枠状の固定部11を備えている。この固定部11の内側には、第2トーションバー12を介して枠状の第2可動部13が揺動自在に支持されており、この第2可動部13の内側には、第1トーションバー14を介して第1可動部15が揺動自在に支持されている。すなわち、第1可動部15と第2可動部13とは、第2トーションバー12を介して互いに直交する方向に揺動自在とされており、第1可動部15と第2可動部13とは、異なる駆動周波数で駆動されるように構成されている。なお、これら固定部11、第2可動部13、第1可動部15、第1トーションバー14および第2トーションバー12は、一体的に形成されている。
第1可動部15上には、第1可動部15を駆動するための図示しない駆動コイルが、第2可動部13上には、第2可動部13を駆動するための図示しない駆動コイルがそれぞれ設けられており、固定部11の周囲には、第1可動部15を挟んで互いに反対磁極を対向させて配置される二対の静磁界発生部材(図示せず)が配置されている。なお、静磁界発生部材は、永久磁石でも電磁石でもよい。
また、図2に示すように、距離画像センサ7は、制御部20を備えており、この制御部20には、レーザ光およびスキャナを制御するためのレーザコントローラ21が設けられている。制御部20には、レーザコントローラ21からの内軸駆動信号および外軸駆動信号が入力されるスキャナドライバ22が設けられており、このスキャナドライバ22は、二次元スキャナ10に対して、レーザコントローラ21から出力される内軸駆動信号および外軸駆動信号に基づいて、第1可動部15を駆動させるための内軸駆動パルスを出力するとともに、第2可動部13を駆動させるための外軸駆動パルスを出力するように構成されている。制御部20のレーザコントローラ21には、二次元スキャナ10の図示しない検出装置から第1可動部15および第2可動部13の駆動位置を検出するためのスキャナ同期信号がフィルタ23を介して送られるように構成されている。
また、距離画像センサ7は、レーザ投光部24を備えており、レーザ投光部24には、レーザ光を発光するためのレーザ素子25が設けられている。レーザ投光部24には、レーザコントローラ21から送られるレーザ放射タイミング信号に基づいてレーザ素子25に投光駆動パルスを出力するレーザドライバ26が設けられている。レーザ投光部24には、レーザ素子25から出射されるレーザ光をビームスプリッタ27を介して二次元スキャナ10に投光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される投光光学装置28が設けられている。さらに、投光光学装置28には、レーザ光の投光タイミングを監視する発光モニタ29が接続されている。発光モニタ29は、図示しない受光素子を備えており、この受光素子により、投光光学装置28から投光されるレーザ光を受光することにより、投光光学装置28による投光タイミングを監視するようになっている。
さらに、距離画像センサ7は、レーザ受光部30を備えており、レーザ受光部30には、レーザ光を受光するための受光素子31が設けられている。レーザ受光部30には、レーザ素子25から投光光学装置28を介して投光され二次元スキャナ10で反射されたレーザ光を受光素子31に受光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される受光光学装置32が設けられている。レーザ受光部30には、受光素子31からの受光信号を増幅するプリアンプ33が設けられている。
距離画像センサ7は、測距計測部34を備えており、この測距計測部34には、レーザ受光部30のプリアンプ33から送られる受光信号を検出するための共振回路35および立ち上がり回路36がそれぞれ設けられている。共振回路35は、主として測定する距離が比較的長い場合に用いられ、立ち上がり回路36は、主として測定する距離が比較的短い場合に用いられるものである。測距計測部34には、共振回路35および立ち上がり回路36を介して送られる受光信号に基づいて受光素子31により受光したタイミングを生成するストップタイミング生成回路37,37が設けられている。測距計測部34には、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間を計測するための時間計測回路38,38が設けられている。
また、制御部20には、距離値算出回路39が設けられており、時間計測回路38による時間データは、A/D変換器40,40を介して距離値算出回路39に送られるようになっている。そして、距離値算出回路39は、時間計測回路38による時間データに基づいて、距離値を取得することができるように構成されており、取得した距離値は、外部インタフェース41を介して後述する画像データ処理装置8に出力されるように構成されている。すなわち、二次元スキャナ10の第1可動部15および第2可動部13を動作させながら、この二次元スキャナ10にレーザ投光部24からレーザ光を投光させることにより、二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光を二次元スキャナ10で反射されてレーザ受光部30により受光することにより、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を取得することができるものである。なお、レーザ受光部30には、プリアンプ33から出力される受光信号をA/D変換して受光量として距離値算出回路39に送るA/D変換器42が設けられている。
さらに、制御部20には、制御部20および測距計測部34に電源を供給するための主電源43が設けられており、さらに、主電源43からの電源供給を受けてレーザドライバ26、プリアンプ33およびスキャナドライバ22に電源を供給するHV電源44が設けられている。
次に、ゲートシステムの画像データ処理装置8について図4を参照して説明する。
画像データ処理装置8は、前述の距離画像センサ7から入力される距離値に基づいて画像を生成する画像生成部50を備えている。この画像生成部50は、二次元スキャナ10により走査された各画素において取得された距離値から二次元のフレーム画像を生成することができるものであり、二次元領域を1回走査することで1つのフレーム画像を取得することができるものである。画像生成部50は、これら各画素における距離値を、二次元スキャナ10による各走査毎に記憶するように構成されており、各画素において距離値の最も大きい値、すなわち最も遠い距離値により生成される画像を背景画像として記憶するように構成されている。そして、画像生成部50は、各画素における最も遠い距離値を基準として、この距離値と、新たに取得された距離値との差分を求めることにより、差分画像を生成するように構成されている。
また、画像データ処理装置8には、画像生成部50により生成された差分画像に基づいて固体画像を抽出するための固体抽出部51が設けられている。固体抽出部51は、差分画像のうち、一定の距離値の画素が集中している箇所を固体として抽出するものであり、この抽出した固体画像の距離値と座標位置とを記憶するように構成されている。ここで、固体とは、ゲート通路3を通過する人物および車いすやかばんなどの物体を意味する。
さらに、画像データ処理装置8には、固体抽出部51により抽出された画像に基づいて人物あるいは物体などの固体を判定する画像判定部52が設けられている。画像判定部52は、固体抽出部51により抽出された固体画像に基づいて、人物を判定するようになっており、この人物の頭部の高さ位置に基づいて人物の身長を判定するものである。また、画像判定部52は、固体抽出部51の固体画像の座標位置をフレームごとに比較し、時間あたりの移動量を算出することにより、移動速度を検出するとともに、この固体の速度方向を同時に検出するものである。そして、この固体の移動方向を検出することにより、例えば、固体がゲート通路3の入口側から出口側に向かう方向に移動しているか、逆方向に移動しているかを判断することができるものである。また、画像判定部52は、人物以外の物体として、例えば、固体画像に基づいて車いすやかばんなどの物体を判定するものである。
また、画像データ処理装置8の画像判定部52による判定結果は、ゲート制御装置9に出力されるように構成されている。ゲート制御装置9においては、認証部5により認証された認証カードの情報に応じて適正にゲート通路3の通過が行われているかを判断して、ゲート通路3のゲートドア4を制御するものである。すなわち、例えば、認証部5に対して認証カードにより一人の通過許可があった場合に、画像判定部52により判定された人物が一人であれば、そのままゲート通路3の通過を許可するものである。一方、一人の通過許可にもかかわらず、いわゆる共連れなど複数の人物がゲート通路3を通過していると判定した場合には、ゲートドア4を閉じるように制御してゲート通路3の通過を許可しないように制御するものである。さらに、認証カードの認証に基づいて、例えば、車いすに乗った人物および車いすを押す人物がゲート通路3を通過する場合と、共連れなどのように不正に通過する場合とを区別することにより、適正なゲート通路3の通過制御を行うことができるものである。この場合に、ゲート制御装置9は、ゲート通路3の不正な通過が行われた場合には、ゲートドア4の閉制御のほか、音声による警告あるいは表示器による警告を発するように制御するようにしてもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、レーザコントローラ21からスキャナドライバ22に内軸駆動信号および外軸駆動信号を出力させることにより、スキャナドライバ22から二次元スキャナ10に内軸駆動パルスおよび外軸駆動パルスを出力させることにより、二次元スキャナ10の駆動コイルに通電させ、これにより、第1可動部15および第2可動部13を揺動動作させる。
この状態で、レーザコントローラ21からレーザ投光部24にレーザ放射タイミング信号を出力させ、レーザドライバ26から投光駆動パルスをレーザ素子25に出力させることにより、レーザ素子25から投光光学装置28を介してレーザ光が二次元スキャナ10に投光される。
そして、二次元スキャナ10により二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光は、二次元スキャナ10で反射されて受光光学装置32を介してレーザ受光部30により受光される。この受光信号は、共振回路35または立ち上がり回路36を介してストップタイミング生成回路37に出力され、時間計測回路38により、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間が計測されて距離値算出回路39に出力される。そして、距離値算出回路39により、時間計測回路38による時間データに基づいて、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を算出し、この距離値は、画像データ処理装置8に送られる。
次に、画像データ処理装置8による画像処理動作について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
画像データ処理装置8により距離値が取得されると(ST1)、画像生成部50により、各画素における距離値から背景画像を生成する(ST2)。そして、画像生成部50により、各画素における最も遠い距離値を基準として、この距離値と、新たに取得された距離値との差分を求めることにより、差分画像を生成する(ST3)。
その後、差分画像におけるノイズを除去した後(ST4)、固体抽出部51により、差分画像に基づいて固体画像を抽出し(ST5)、その固体座標を検出し記憶しておく(ST6)。
そして、画像判定部52により、抽出した固体画像に基づいて人物あるいは物体を判定するととともに、固体画像の座標位置をフレームごとに比較し、時間あたりの移動量を算出することにより、固体の移動速度を検出する。そして、画像判定部52により、固体の種類や移動方向などの固体の状態を判定するようになっている(ST7)。
また、画像データ処理装置8の画像判定部52による判定結果は、ゲート制御装置9に出力され、ゲート制御装置9により、例えば、画像判定部52による判定結果に基づいて、認証部5により認証された認証カードの情報に応じて適正にゲート通路3の通過が行われているかを判断して、ゲート通路3のゲートドア4を制御するものである。
以上述べたように、本実施形態においては、距離画像センサ7による距離値に基づいて生成された距離画像に基づいて固体の種類や移動方向などを検出することにより、ゲート通路3を通過する固体の状態を判定するようにしているので、人物などが適正にゲート通路3を通過しているか否かを判定することができ、その結果、ゲート通路3の不正な通過を未然に防止することができる。しかも、従来のように赤外線の発光素子および受光素子を複数配列する必要がないので、ゲート壁2の長さ寸法を小さく形成することができは、ゲート装置1の小型化を図ることができる。
また、距離画像センサ7によりレーザ光を照射してその反射光を受光することにより、距離画像を生成するものであるため、例えば、距離画像センサ7の受光素子31に太陽光などの外光が入射した場合でも、確実にレーザ光の受光を行うことができ、外部要因に影響を受けることなく、正確な距離画像を生成することができる。
なお、前記実施形態においては、距離画像センサ7をゲート通路3の上方に設置した場合について説明したが、ゲート通路3の側方に設置し、ゲート通路3を通過する固体に対して横方向から検出するようにしてもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
1 ゲート装置
2 ゲート壁
3 ゲート通路
4 ゲートドア
5 認証部
7 距離画像センサ
8 画像データ処理装置
9 ゲート制御装置9
10 二次元スキャナ
11 固定部
13 第2可動部
15 第1可動部
20 制御部
21 レーザコントローラ
22 スキャナドライバ
24 レーザ投光部
25 レーザ素子
26 レーザドライバ
28 投光光学装置
29 発光モニタ
30 レーザ受光部
31 受光素子
32 受光光学装置
34 測距計測部
37 ストップタイミング生成回路
38 時間計測回路
39 距離値算出回路
50 画像生成部
51 固体抽出部
52 画像判定部

Claims (4)

  1. ゲート装置のゲート通路付近の領域に光を二次元領域に走査させてこの二次元領域における各画素の距離値を検出する距離画像センサと、
    前記距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像を生成するとともにこの背景画像の距離値に基づいて差分画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部により生成された差分画像に基づいて固体画像を抽出するための固体抽出部と、前記固体画像に基づいて前記ゲート通路を通過する固体の状態を判定する画像判定部とを備えた画像データ処理装置と、
    前記画像判定部からの画像判定結果に基づいて前記ゲート装置を制御するゲート制御装置と、
    を備えていることを特徴とするゲートシステム。
  2. 前記距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、前記二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えていることを特徴とする請求項1に記載のゲートシステム。
  3. 前記光は、レーザ光であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゲートシステム。
  4. 前記距離画像センサは、前記ゲート装置1のゲート通路の上方に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のゲートシステム。
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