JP2011061057A - 封止材シート - Google Patents

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Abstract

【課題】保護部材との密着性が向上し、かつ光電変換セルの固定強度も良好である太陽電池モジュールに使用される封止材シートを提供する。
【解決手段】第1保護部材1、第1封止材シート22、光電変換セル3、第2封止材シート24、第2保護部材4をこの順で積層した積層体を加熱圧着してなる太陽電池モジュールの部材として使用される封止材シートにおいて、前記第1封止材シート22および第2封止材シート24は2層構成であり、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記第1保護部材または第2保護部材に接する層222,242は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.3重量%以上1.0重量%以下であり、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記光電変換セルに接する層224,244は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.2重量%以下である。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池の部材として使用される封止材シートに関する。
太陽光を利用するクリーンな発電技術として、太陽電池が近年注目を集めている。一般的な太陽電池モジュールは、図1に示すとおり、光電変換セル106が封止材層104中に配置され、その外側を表面保護部材102および裏面保護部材108により保護されている。
この太陽電池モジュールを製造する際には、図2に示すとおり、表面保護部材102、封止材シート1042、光電変換セル106、封止材シート1042、裏面保護部材108の順序で構成部材を積層させたものを、真空中で加熱し脱気させた後、真空中で1気圧の荷重をかけながら加熱して、封止材樹脂を架橋硬化させて接着一体化している。
この封止材シート1042の材料としては、メイン樹脂としてEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)が使用されることが多い。また、耐久性を付与する目的で、該EVA樹脂に、架橋剤、架橋助剤、シランカップリング剤、光安定剤、紫外線吸収剤といった添加物が一定割合で含まれることが多い。
この封止材シート1042の製造方法としては直線状スリットを有するダイから溶融した状態の樹脂を押し出し、冷却ロール又は水槽で急冷固化するTダイ法、またはカレンダー法等が採用されており、これら製膜工程により500μm程度の厚みの封止材シートが成膜される。また、これら製膜工程の中で、封止材シート表面に凹凸をつけるエンボス加工がなされることもある。
なお、上記のような太陽電池モジュールの製造方法は、例えば下記特許文献1および2に開示されている。
特許第3473605号公報 特許第3174531号公報
従来、最も一般的な太陽電池用封止材シートの構成としては単層構成であり、最も一般的な組成としてはメイン樹脂としてEVAを使用するタイプであり、少なくとも架橋剤とシランカップリング剤が添加されている。
架橋剤を添加する理由としては、熱によるEVAの架橋反応を行うためであり、EVAを架橋させることによって太陽電池モジュール中の光電変換セルを固定する効果がある。
架橋剤としては熱によりラジカルを発生し架橋反応を開始させる有機過酸化物が一般的に用いられている。
シランカップリング剤を添加する理由としては、表面および裏面保護部材との接着力を向上させるためであり、接着力が向上することにより太陽電池モジュールの耐久性が向上する効果がある。
シランカップリング剤としては性能および安価であることから、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランがほとんどの場合用いられている。
しかしながら、シランカップリング剤は架橋剤による架橋反応を阻害するため、例えば保護部材との密着性を向上させるべくシランカップリング剤を増量すると、架橋反応が阻害され架橋率が低下し光電変換セルの固定強度が低下してしまうというようなトレードオフ現象が発現するという問題があった。
上記問題を解決するために請求項1にかかる発明としては、第1保護部材、第1封止材シート、光電変換セル、第2封止材シート、第2保護部材をこの順で積層した積層体を加熱圧着してなる太陽電池モジュールの部材として使用される封止材シートにおいて、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートは2層構成であり、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記第1保護部材または第2保護部材に接する層は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.3重量%以上1.0重量%以下であり、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記光電変換セルに接する層は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.2重量%以下であることを特徴とする封止材シートとした。
また、請求項2にかかる発明としては、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記第1保護部材または第2保護部材に接する層の膜厚(T)が10μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1記載の封止材シートとした。
本発明によれば、第1および第2保護部材との密着性が向上し、かつ光電変換セルの固定強度も良好である封止材シートが提供される。
従来の太陽電池モジュールの層構成を説明するための図である。 従来の太陽電池モジュール製造工程を説明するための図である。 実施例および比較例で用いた封止材シートの評価時の層構成を説明するための図である。 本発明の封止材シートを用いた太陽電池モジュールの分解断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図4は、本発明の封止材シートを用いた太陽電池モジュールの分解断面図である。
図4において、太陽電池モジュールは、第1保護部材1、第1封止材シート22、光電変換セル3、第2封止材シート24、第2保護部材4をこの順で積層した積層体を加熱圧着してなり、第1封止材シート22および第2封止材シート24は2層構成であり、第1封止材シート22および第2封止材シート24における前記第1保護部材または第2保護部材に接する層222,242は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.3重量%以上1.0重量%以下であり、第1封止材シート22および第2封止材シート24における前記光電変換セルに接する層224,244は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.2重量%以下である。
第1および第2封止材シート22,24のメイン樹脂としては、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)を用いる。理由としては、高い透明性を有することと、安価であること、特に過去の使用実績が膨大であることが挙げられる。
第1および第2封止材シート22,24には、前述したようにEVAの架橋反応を開始させるための架橋剤として有機過酸化物が添加される。有機過酸化物としては、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、n−ブチル4,4−ジ−(t−ブチルパーオキシ)バレレート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキシド、2,2−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ブタン等が挙げられる。
有機過酸化物の添加量は、EVAに対して、例えば0.3〜1.5重量%である。
また、第1および第2封止材シート22,24には、上記架橋剤の他に架橋反応を促進するための添加剤を添加してもよい。添加剤としては、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート等が挙げられる。
また、前述したように、EVAには、第1および第2保護部材1,4との接着性向上のためにシランカップリング剤としてγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランが添加される。各種シランカップリング剤、例えば、トリメトキシプロピルシラン、トリメトキシメチルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、トリクロロプロピルシラン、トリエトキシフェニルシラン等も挙げられるが、接着促進性能が高いこと、および、安価であることから、ほとんど全ての場合、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランが用いられる。
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの添加量は、EVAに対して、例えば0.2〜1.3重量%である。
また、上記以外にも、耐久性の向上のため、紫外線吸収剤、酸化防止剤を添加してもよい。
耐光性の向上のために用いられる紫外線吸収剤としては、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン等が挙げられる。
熱安定性の向上のために用いられる酸化防止剤としては、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
本発明における第1および第2封止材シート22,24は、層構成としては2層構成であり、第1および第2保護部材1,4に接する層222,242のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの該層中の含有量は0.3重量%以上1.0重量%以下であることが好ましい。これは、0.3重量%未満であると、第1および第2保護部材1,4との接着強度が十分でなく、太陽電池モジュールとしての耐久性が弱くなり、1.0重量%を超える場合、EVAの架橋反応を顕著に阻害し、EVAの硬化がほとんど進行せず、第1および第2保護部材1,4がズレ易くなり密封性が低下し、光電変換セル3や回路の劣化の原因となる。
また、光電変換セル3に接する層224,244のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの該層中の含有量は0.2重量%以下であることが好ましい。これは、0.2重量%を超える場合、光電変換セル3や回路の固定強度が弱くなるため劣化の原因となる。
第1および第2保護部材1,4に接する層222,242の膜厚は、10μm以上100μm以下であることが好ましい。第1および第2保護部材1,4に接する層222,242は硬化性よりも部材との密着性を重視しており軟らかいため、100μmを超える場合は第1および第2保護部材1,4の歪みに起因する応力により該層の変形が大きくなり端部シール剤部分の密閉性が低下し、光電変換セル3や回路の劣化の原因となる。10μmに満たない場合は加工に適さず抜け部分が発生し易いため、その部分の第1および第2保護部材1,4との密着性が弱く密封性が低くなるため光電変換セル3や回路の劣化の原因となる。
また、光電変換セル3に接する層224,244の膜厚は、100μm以上500μm以下であるのが好ましい。
封止材シート22,24は、上記主材料や添加剤を混合し加熱溶融させた樹脂を、Tダイなどを用いて共押し出し法にて製膜し、製造することができる。
また、ブロッキング防止のため、該製膜工程の中で、熱溶融した状態の樹脂シートを表面に凹凸パターンが施されているロール(金属またはゴム製)にかけることで、樹脂シート片面もしくは両面に該ロールの凹凸パターンを転写させ、封止材シートにエンボス加工を施しても良い。
なお、第1保護部材が表面保護部材を形成する場合、その材料としては白板ガラス、ポリエステルフィルム等が挙げられ、第2保護部材が裏面保護部材を形成する場合、その材料としてはフッ化ビニルポリマー、アルミ蒸着フィルム、シリカ蒸着フィルム等が挙げられる。
(実施例1)
EVA樹脂としては、酢酸ビニル含有量が30重量%、MFRが30g/10分のものを用いた。架橋剤(有機過酸化物)としては、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンを用いた。架橋助剤としては、トリアリルイソシアヌレートを用いた。シランカップリング剤としては、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを用いた。
図4に示すような太陽電池モジュールの作成を想定し、下記のように各層を積層させた。
第1保護部材1が表面保護部材、第2保護部材4がそれぞれ表面および裏面保護部材となるようにし、第1保護部材1および第2保護部材4に接する層222,242のシランカップリング剤以外の組成を、EVA:100重量部、架橋剤:1.0重量部、架橋助剤:1.0重量部とした。光電変換セル3に接する層224,244のシランカップリング剤以外の組成も同様とした。シランカップリング剤は(表1)の(実施例1)の量とした。
上記組成物を押し出し成型機を用いて、各層の膜厚が(表1)の(実施例1)の厚みとなるように共押し出しによりシート成型した。各層の膜厚は電子マイクロメーター(アンリツ製K351C)により測定した。
(実施例2)〜(実施例6)、(比較例1)〜(比較例3)においては、(表1)の各実施例および比較例に記載のシランカップリング剤量および膜厚とし、その他組成および成型方法などは(実施例1)と同様とした。
実施例および比較例で得られた封止材シートについて、以下の方法で、端部シール部分の密封性の指標として硬化が進行し変形し辛くなっているか否か(「架橋率(基準1)」)、硬化が進行し固定強度が十分か否か(「架橋率(基準2)」)、表面および裏面保護部材との接着強度は十分か否か(「接着強度」)、変形が容易すぎて端部シール部分の密封性を損なうレベルかどうか(「変形確認」)。密封性を低下させる抜け部分が発生したか否か(「抜け確認」)の評価を行った。以下にその評価方法の詳細を示す。
「架橋率(基準1)」
実施例および比較例で得られた封止材シートを1気圧で加圧しながら150℃で10分キュアしたものの表面および裏面保護部材と接する層を削り出し、少量(0.3g程度)サンプリングし重量を測定する(重量1)。そのサンプルを50ccのキシレン中で110℃、6時間加熱した後、未溶解物の重量を測定する(重量2)。重量1に対する重量2の割合を架橋率とし、30%以上の場合、変形し辛くなっているとみなし「丸印」、30%に満たない場合を変形し易いとみなし「バツ印」とした。
「架橋率(基準2)」
実施例および比較例で得られた封止材シートを1気圧で加圧しながら150℃で10分キュアしたものの光電変換セルと接する層を削り出し、少量(0.3g程度)サンプリングし重量を測定する(重量1)。そのサンプルを50ccのキシレン中で110℃、6時間加熱した後、未溶解物の重量を測定する(重量2)。重量1に対する重量2の割合を架橋率とし、70%以上の場合、固定強度が十分であるとみなし「丸印」、70%に満たない場合を固定強度が不十分であるとみなし「バツ印」とした。
「接着強度」
実施例および比較例で得られた封止材シート2枚と、表面および裏面保護部材を図3のように重ね合わせた。すなわち表面保護部材12、第1封止材シート22、第2封止材シート24、裏面保護部材42をこの順で積層し、表面保護部材12および裏面保護部材42と接する第1封止材シート22および第2封止材シート24の層をそれぞれ222,242とし、光電変換セルと接すると想定される層をそれぞれ224,244とする。
これら各層を重ね合わせ、1気圧で加圧しながら150℃で10分キュアして擬似モジュールを作成した。表面保護部材12としては白板ガラス(3mm厚)を、裏面保護部材42としてはフッ化ビニルポリマー(38μm厚)を用いた。
表面保護部材12/第1封止材シート22間の接着強度は、表面保護部材12と第1封止材シート22界面にカッターナイフで剥離きっかけとして切り込みを入れ、第1封止材シート22と裏面保護部材42を接着強度測定機のチャックに固定し90°の角度で接着強度を測定した。接着強度測定機としては、ORIENTEC製TENSILON(RTC−1250)を用いた。測定条件としては、1.5cm幅の接着強度測定とし、剥離速度は30mm/分とした。
裏面保護部材42/第2封止材シート24間の接着強度は、裏面保護部材42と第2封止材シート24界面にカッターナイフで剥離きかっけとして切り込みを入れ、裏面保護部材42を接着強度測定機のチャックに固定し90°の角度で接着強度を測定した。接着強度測定機および測定条件は表面保護部材12/第1封止材シート22間の接着強度測定時と同様とした。
接着強度として、30N/15mm以上の場合は接着強度が十分であるとみなし「丸印」、30N/15mmに満たない場合は接着強度が不十分であるとみなし「バツ印」とした。
「変形確認」
上記「接着強度」で説明したように擬似モジュールを作成した。該擬似モジュールを裏面保護部材42を上面にして、500gの重り(5cmφ)を端部から5mm内側に静かに置いたときに、裏面保護部材42の端部の反りが目視で確認された場合を「バツ印」、確認されなかった場合を「丸印」とした。
「抜け確認」
実施例および比較例で得られた封止材シートを蛍光灯下目視で確認した。表面および裏面保護部材に接する層に1mmφ以上の抜けがA4サイズ中1個以上確認された場合「バツ印」、確認されなかった場合「丸印」とした。
表1に実施例および比較例においてシートの得られた封止材「架橋率(基準1)」、「架橋率(基準2)」、「接着強度」、「変形確認」、「抜け確認」の評価結果を示す。
Figure 2011061057
本発明の封止材シートは、表面および裏面保護部材との密着性が向上し、かつ光電変換セルの固定強度も良好であることが確認された。
1,12 第1保護部材
22 第1封止材シート
24 第2封止材シート
4,42 第2保護部材
222 第1保護部材に接する層
242 第2保護部材に接する層
224,242 光電変換セルに接する層

Claims (2)

  1. 第1保護部材、第1封止材シート、光電変換セル、第2封止材シート、第2保護部材をこの順で積層した積層体を加熱圧着してなる太陽電池モジュールの部材として使用される封止材シートにおいて、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートは2層構成であり、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記第1保護部材または第2保護部材に接する層は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.3重量%以上1.0重量%以下であり、前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記光電変換セルに接する層は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの含有量(M)が0.2重量%以下であることを特徴とする封止材シート。
  2. 前記第1封止材シートおよび第2封止材シートにおける前記第1保護部材または第2保護部材に接する層の膜厚(T)が10μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1記載の封止材シート。
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