JP2011059977A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体が撮像装置に対して遠近方向で移動した場合であっても、より最適な大きさに追跡領域を調整して被写体像を追跡する。
【解決手段】撮像装置は、被写体像を撮像して、画像データを順次生成する撮像手段と、被写体像を追跡するための追跡情報に基づいて、撮像手段で順次生成される画像データに追跡領域を設定する追跡領域設定手段と、画像データの一部に設定される第1判定領域及び第1判定領域と異なるサイズの第2判定領域から判定領域間の関係情報を取得する関係情報取得手段と、を備える。追跡領域設定手段は、ある画像データに対して追跡領域を設定する際、画像データで関係情報取得手段により取得される第2関係情報、及び、以前に取得した画像データで関係情報取得手段により取得される第1関係情報の変化の大きさに応じて、追跡領域の大きさを調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影画像に対して追跡領域を設定し、追跡領域で被写体像を追跡可能な撮像装置に関する。より詳しくは、被写体像を追跡する追跡領域の大きさを自動調整可能な撮像装置に関する。
従来の撮像装置としては、特許文献1に記載されるようなものが存在する。
特許文献1の撮像装置では、移動する被写体に対して最適な大きさの追跡領域を設定することを目的としたものである。この撮像装置では、前記目的を達成するため、撮像レンズの焦点距離に基づいて追跡領域の大きさを調整するものである。
特開平7−30801号公報
ところで、ある撮像装置では、被写体の特徴情報に基づき、撮影画像内の被写体像を一定の大きさの追跡領域で追跡するようにしたものがある。
このような撮像装置では、被写体が近づいたり、遠ざかったりすると、追跡領域が一定の大きさであるため、追跡精度が悪化する。例えば、図17に示すように、撮像装置に被写体が近づくと、撮影画像内に占める被写体像の割合が大きくなる。このため、撮像装置は、撮影画像内に追跡領域を設定する際、撮影画像内に特徴情報と似た情報が増えてしまい、一定の大きさの追跡領域をより適切な位置に設定できなくなる。また、撮像装置から被写体が遠ざかると、撮影画像内に占める被写体像の割合が小さくなる。このため、撮像装置は、撮影画像内に追跡領域を設定する際、撮影画像内に特徴情報と似た情報が減ってしまい、一定の大きさの追跡領域をより適切な位置に設定できなくなる。
そこで本発明は、上記課題を解決するため、被写体が撮像装置に対して遠近方向で移動した場合であっても、より最適な大きさに追跡領域を調整して被写体像を追跡できる撮像装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の撮像装置は、被写体像を撮像して、画像データを順次生成する撮像手段と、被写体像を追跡するための追跡情報に基づいて、前記撮像手段で順次生成される画像データに追跡領域を設定する追跡領域設定手段と、前記画像データの一部に設定される第1判定領域及び当該第1判定領域と異なるサイズの第2判定領域から判定領域間の関係情報を取得する関係情報取得手段と、を備える。そして前記追跡領域設定手段は、ある画像データに対して追跡領域を設定する際、当該画像データで前記関係情報取得手段により取得される第2関係情報、及び、以前に取得した画像データで前記関係情報取得手段により取得される第1関係情報の変化に基づいて、前記追跡領域の大きさを調整する。
このようにすれば、撮像装置は、ある画像データの関係情報と以前の画像データの関係情報の変化に基づいて追跡領域の大きさを調整できる。そのため、被写体が撮像装置に対して遠近方向で移動した場合であっても、より最適な大きさに追跡領域を調整して被写体像を追跡できる。
本発明によれば、撮像装置は、被写体が撮像装置に対して遠近方向で移動した場合であっても、より最適な大きさに追跡領域を調整して被写体像を追跡できる。
本実施の形態に係るデジタルカメラの斜視図 本実施の形態に係るデジタルカメラの構成図 本実施の形態に係るデジタルカメラの表示画面の遷移例を説明するための図 本実施の形態に係る画像データAに追跡領域が設定された際の動作を説明するための図 本実施の形態に係る画像データAに追跡領域が設定された際の具体的動作を説明するための図 本実施の形態に係る画像データのBM情報を説明するための図 本実施の形態に係る色割合の取得方法を説明するための図 本実施の形態に係る追跡情報の取得方法を説明するための図 本実施の形態に係る追跡領域に基づいて、判定領域の設定動作を説明するための図 本実施の形態に係る画像データBにおいて、追跡領域が設定された際の動作を説明するための図 本実施の形態に係る画像データBにおいて、追跡領域のサイズを調整する動作を説明するための図 本実施の形態に係る画像データにおいて、追跡領域のサイズを調整する動作を説明するための図 他の実施の形態に係る追跡領域及び判定領域の関係を説明するための図 本実施の形態に係るデジタルカメラの動作例を示すフローチャート 本実施の形態に係るデジタルカメラの動作例を示すフローチャート 本実施の形態に係る追跡領域設定動作時の追跡領域の大きさの調整動作を説明するための図 課題を説明するための図
(実施の形態1)
本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明を行なう。以下、具体的に説明する。本実施の形態では、デジタルカメラ1を例にして説明を行なう。
<1.本実施の形態の概要>
デジタルカメラ1は、CCDイメージセンサー12で生成される画像データに対して、追跡領域を設定する。一方で、デジタルカメラ1は、過去と現在の画像データの一部に設定される第1及び第2判定領域における関係情報(図11や図12の近似度)の変化に基づき、追跡領域のサイズを調整する。すなわち、被写体がデジタルカメラ1に近づいた場合、第1判定領域と第2判定領域の関係情報の差が過去と比べて小さくなる(図11)。一方で被写体がデジタルカメラ1から遠ざかった場合、第1判定領域と第2判定領域の関係情報の差が過去と比べて大きくなる(図12)。この関係を利用して本実施の形態では、追跡領域のサイズを調整するようにしている。
なお、デジタルカメラ1は、画像データ、及び、サイズが調整された追跡領域を、表示画面として液晶モニタ20に表示する。例えば、撮像装置の液晶モニタ20には、例えば、図3に示すように、画像データ及び追跡領域71〜74が表示画面として表示される。
これによって、デジタルカメラ1は、被写体が遠近方向で移動した場合であっても、より最適な大きさに追跡領域を調整して被写体像を追跡できる。
<2.構成例(図1、図2)>
図1は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の斜視図である。図2は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。以下、具体的構成を説明する。
光学系11は、被写体からの光学信号を集光してCCDイメージセンサー12上に被写体像を形成する。光学系11は、対物レンズ111とズームレンズ112とフォーカスレンズ113と絞り/シャッタ114とを含む。
ズームレンズ112は、ズーム駆動部115によって駆動され、被写体像の写る範囲(画角)を調整する。すなわち、ズームレンズ112は、焦点距離を調整可能である。フォーカスレンズ113は、フォーカス駆動部116によって駆動され、ピントの調節を行なう。ズーム駆動部115は、ズームレンズ112を移動するためのカム機構やカム機構を駆動するためのアクチュエータなどを備えて構成され、コントローラ17からの制御に応じて、ズームレンズ112を駆動させる。フォーカス駆動部116は、フォーカスレンズ113を移動するためのカム機構やカム機構を駆動するためのアクチュエータなどを備えて構成される。フォーカス駆動部116は、コントローラ17からの制御に応じて、フォーカスレンズ113を駆動させる。
また、絞り/シャッタ114は、絞りとシャッタを兼用した部材である。絞り/シャッタ114は、絞り/シャッタ駆動部117によって駆動される。絞りは、5枚の羽根によって構成され、光学系11を通る光の量を調整するものである。また、シャッタは、開けたり閉じられたりして、CCDイメージセンサー12に当たる光の量を時間的に調整するものである。絞り/シャッタ駆動部117は、カム機構やカム機構を駆動するためのアクチュエータなどを備えて構成され、コントローラ17からの制御に応じて、絞り/シャッタを駆動する。
なお、本実施の形態では、絞りとシャッタを兼用した絞り/シャッタ114を備えるようにしたが、これに限られず、絞りとシャッタとを別々に設けるようにしても良い。この場合、例えば、シャッタは光学系内に設けず、絞りだけを光学系に設けるとよい。この際、シャッタは、光学系とCCDイメージセンサーの間に設けるとよい。このようにすれば、シャッタを光学系と別の部材で設けたので、レンズ交換タイプのデジタルカメラにも適用できるようになる。
CCDイメージセンサー12は、光学系11によって形成された被写体像を撮像して画像データを生成する。CCDイメージセンサー12は、タイミングジェネレータ121から供給されるパルス信号に基づいて、被写体像を撮像し、画像データを生成する。タイミングジェネレータ121は、LSIなどの集積回路によって構成され、CCDイメージセンサー12にパルス信号を供給する。ここでタイミングジェネレータ121がCCDイメージセンサー12に供給するパルス信号は、例えば、1秒間に30回のフレーム読み出しパルス信号を供給する。これによって、CCDイメージセンサー12では、30分の1秒ごとのフレームの画像データを取得できるようになる。なお、カラーフィルターには、原色フィルターが用いられている。
ADコンバータ13は、CCDイメージセンサー12で生成された画像データをデジタルデータに変換する。
画像処理部14は、デジタルデータに変換された画像データに対して所定の処理を施す。所定の処理としては、補間処理、ガンマ変換、YC変換、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理などが考えられるが、これに限定されるものではない。ここで本実施の形態で画像処理部14は、デジタルデータに変換された画像データを、BMデータとYCデータに変換する。つまり、画像処理部14では、BMデータとYCデータが生成されることになる。BMデータは、画像データにおける色の割合を示す情報である。このBMデータの詳細については、3章で説明する。画像処理部14は、例えば、LSIで実現可能である。
バッファメモリ15は、画像処理部14で画像処理を行う際、および、コントローラ17で制御処理を行う際に、ワークメモリとして作用する。バッファメモリ15は、例えば、DRAMなどで実現可能である。
フラッシュメモリ16は、内蔵メモリとして用いられる。フラッシュメモリ16は、画像処理された画像データ(補間処理後データ)の他に、コントローラ17の制御のためのプログラムや設定値などを記憶可能である。本実施の形態では、顔情報が記憶されている。顔情報は、画像データ内から人物の顔を検出するために用いられるものである。つまり、顔情報は、画像データ内に、顔情報が存在するか否かを判別する際に用いられるものである。顔情報には、例えば、顔全体の輪郭や顔の構成要素(目、鼻、耳など)に対応したテンプレート情報が考えられる。
コントローラ17は、デジタルカメラ1の各部を制御する。コントローラ17は、マイクロコンピュータで実現してもよく、ハードワイヤードな回路で実現しても良い。なお、コントローラ17の各種制御は、後ほど詳細を説明する。
ぶれ検出器30は、ジャイロセンサーなどで構成されるものであり、自装置の振動を検出する。ぶれ検出器30は、デジタルカメラ1の水平軸を中心とした上下方向の回転振動を検知する第1のジャイロセンサーと、デジタルカメラ1の鉛直軸を中心とした左右方向の回転振動を検知する第2のジャイロセンサーとを備える。つまり、ぶれ検出器30は、デジタルカメラ1の動き角速度を検出する。なお、コントローラ17は、ぶれ検出器30から動き角速度を取得して、この角速度を積分して、デジタルカメラ1の角速度を算出する。この角速度が、デジタルカメラ1のぶれ量である。ぶれ量は、例えば、−300〜300deg/secのような値で算出される。
カードスロット18は、メモリカード19を着脱するためのスロットである。カードスロット18は、メモリカード19を制御する機能を有するようにしてもよい。メモリカード19は、フラッシュメモリなどを内蔵する。メモリカード19は、画像処理部14によって画像処理された画像データ(補間処理後データ)を格納可能である。
液晶モニタ20は、画像データおよびデジタルカメラ1の各種設定等を表示する。なお、液晶モニタ20に替えて、有機ELディスプレイなどを用いることもできる。
操作部21は、デジタルカメラ1の外装に取り付けられた操作部材の総称である。操作部21としては、十字キーや押下釦等が考えられる。
本実施の形態では、操作部の一つの押下釦として、シャッタスイッチ211がある。シャッタスイッチ211は、デジタルカメラ1の上面に設けられるものであり、使用者からの半押しおよび全押しを検知できるようにしたものである。使用者によって半押し又は全押し操作が行なわれると、シャッタスイッチ211は操作に応じた操作信号をコントローラ17に出力する。
また本実施の形態では、操作部21の一つの部材としてズームレバー212が備えられている。ズームレバー212は、使用者からの操作に応じて、デジタルカメラ1の焦点距離を変更するものである。ズームレバー212は、使用者に操作されると、操作信号をコントローラ17に出力する。これによって、コントローラ17は、ズームレンズ112に対して焦点距離を変更するための制御信号を送ることができる。
<3.画像処理部によって生成されるBMデータとYCデータ>
画像処理部14では、CCDイメージセンサー12で生成された画像データから、BMデータ及びYCデータを生成することが可能である。BMデータは、関係情報を取得するため、及び、WBの調整のため、露出を調整するためなどに用いられる。また、YCデータは、追跡情報に基づき追跡領域を設定するため、及び、液晶モニタ20の表示画面を生成するため、メモリカード19に記録する画像データを生成するためなどに用いられる。
<3.1 ADコンバータ13から入力される画像データ(画像処理前)>
ADコンバータ13から入力される画像データは、各画素の電荷データである。CCDイメージセンサー12に原色フィルターが設けられている場合、各画素が赤、緑、又は、青に対応する。したがって、画像処理部14は、原色フィルターの色の配置を予め記憶すれば、画像データにおいて、各画素がどの色に対応するかを判別できる。
<3.2 BMデータ>
BMデータは、画像データを複数に分割した場合において、各分割した領域(以下、分割領域)の色の割合を示す情報である。画像処理部は、画像データを、16×16の領域に分割している。画像処理部は、各分割領域から色の割合を取得するようにしている。以下、図6を用いて、画像処理部14のBMデータ取得方法を説明する。
画像処理部14は、ADコンバータ13から入力された情報を、領域毎で分割する。例えば、ある分割領域Aにおける画素毎の電荷データを取得する。そして画像処理部14は、どの画素がどの色に対応するかを判別できるので、領域毎に得られる情報に基づいて、赤、緑、青の各々について情報を積算する(図6)。これによって、画像処理部は、各領域内における赤、緑、青毎の色の大きさを取得することができる。なお、画像処理部14では、例えば、各領域内の各BMサイズを12bitで表現するように構成されている。したがって、R,G,Bの各々の値は、0〜4095の値を取る。
<3.3 YCデータ>
YCデータは、画像データに補間処理を施した後、YC(YCbCr)変換を施したものである。画像処理部14は、YC(YCbCr)変換によって、各画素に、明るさ「Y(輝度情報)」と、色情報「Cb(輝度信号と青色の色差)、Cr(輝度信号と赤色の色差)」とを得ることができる。
図8を用いて、画像処理部14のYCデータ取得方法を説明する。画像処理部14は、入力された画像データにガンマ処理及びホワイトバランスゲインを施した後、補間処理を施す。補間処理は、例えば、R/Gr/Gb/BからR/G/BへのBayer−RGB変換で実現できる。これによって、各画素が、RGB全ての情報を含むようになる。そして画像処理部14は、各画素のRGB情報を、YCbCrに変換する。これによって、画像処理部14は、YCデータを得ることができる。なお、YC変換は、一般的な技術であるため、説明を省略する。
<4.画像処理部で得られ関係情報及び色情報(図4、5、7、8)>
本実施の形態では、画像処理部14は、図4に示すように、画像データから、近似度(関係情報の一例)及び色情報(追跡情報の一例)を取得可能に構成されている。具体的に、画像処理部14は、図5に示すように、BMデータを基に、第1判定領域81と第2判定領域91の近似度を求めることができる。また、画像処理部14は、図5に示すように、YCデータを基に、ある追跡領域71の色情報を求めることができる。以下、詳細を説明する。
<4.1.判定領域間の近似度(関係情報)>
判定領域間の近似度の求め方を、図4を用いて説明する。図4は、BMデータに基づいて得られる第1判定領域81の色割合と第2判定領域91の色割合を示したものである。
第1判定領域81及び第2判定領域91は、画像データAのYCデータ(図示せず)に対して、設定されている。つまり、第1判定領域81と第2判定領域91は、画像データの画素に対応する形で、画像データAに設定されている(図7)。例えば、画像データAが横1600×縦1600画素と仮定した場合、第1判定領域81は、左上端(750,720)と右下端(900,880)の位置に設定される。また、第2判定領域91は、左上端(650,690)と右下端(950,910)の位置に設定される。このようにして、第1判定領域及び第2判定領域は、YCデータの一部に設定される。
画像処理部14は、このように設定された第1判定領域81を用いて、BMデータから第1判定領域81の色割合を取得する。この際、画像処理部14は、第1判定領域81内の画素が少なくとも一部に含まれる分割領域を抽出する。例えば、図7の右上図では、斜線部分が抽出対象の分割領域となる。そして画像処理部14は、抽出した分割領域において、各々の領域の色割合(赤、緑、青)を取得し、積算する。このようにして、画像処理部14は、第1判定領域81の色割合を求めることができる。同様の方法で、画像処理部14は、第2判定領域91の色割合を求めることができる。
次に、画像処理部14は、第1判定領域81の色割合と第2判定領域91の色割合を用いて、近似度を算出する。ここで、第1判定領域81と第2判定領域91は、領域の大きさが異なる。そのため、この状態で近似度を求めると、計算が複雑になる。そこで、本実施の形態では、第1判定領域81と第2判定領域91を同じ面積に換算した場合の各々の色割合を求める。そして、求めた色割合を減算することで、近似度を求める。
例えば、図7のように第1判定領域81と第2判定領域91の面積比が1:4である場合、第2判定領域の各々(R/G/B)の色割合を4で除算する。そして、第1判定領域81の色割合と第2判定領域91の色割合を減算する。このようにして、画像処理部14は、第1判定領域81と第2判定領域91の近似度を求めることができる。
<4.2.追跡領域内の色情報>
追跡領域内の色情報の求め方を、図8を用いて説明する。図8は、YCデータに基づいて得られる色情報を示す図である。図8では、YC変換後の画像データに、ある追跡領域71が設定されている。追跡領域71は、判定領域と同様、画像データの画素に対応する形で、画像データに設定されている。
画像処理部14は、このように設定された追跡領域71を用いて、YCデータから色情報を取得する。詳しく説明すると、画像処理部14は、追跡領域内におけるYCデータの各画素を色相角(0〜359度)に変換する。つまり、画像処理部14は、各画素が色相角でいう何度に該当するかを取得する。例えば、ある画素は、色相角5度となる。そして画像処理部14は、色相角に変換された各画素を、色相角全体を40分割した色領域に振り分けていく。色領域は、色相角全体を40分割しているので、第1色領域が0〜8度、第2色領域が9〜17度、・・・のように分割される。そのため、画像処理部14は、例えば、ある画素が色相角5度に変換された場合、この画素を、第1色領域(0〜8度)に振り分ける。画像処理部14は、上記のようにして振り分けられた画素の数を、色領域毎に計算する。
このようにして、画像処理部14は、YCデータからある追跡領域の色情報を取得できるようにしている。
なお、YCデータの各画素を色相角に変換する方法は、例えば、YCbCrをRGBに変換する。そして、RGBを色相角に変換することで可能である。また、これに限らず、例えば、テーブル情報に基づいて、YCbCrを直接色相角に変換してもよい。
<4.動作例(図14、図15、図4〜12)>
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の動作例を説明する。以下では、ユーザ操作によって、画像データに追跡領域を設定する際の動作と、画像データの一部に設定された追跡領域を、順次生成される画像データに継続して設定する動作を説明する。
<4.1.ユーザ操作による追跡領域の設定動作(図14)>
まず、ユーザ操作により、撮像装置が画像データに追跡領域を設定する動作を説明する。図14は、追跡領域の設定動作を説明するフローチャートである。
画像処理部14は、画像データを取得する(S1)。この際、画像処理部14は、画像データから、YCデータとBMデータを生成する。画像処理部14は、ユーザ操作によって、追跡領域が設定されたか否かを検知する(S2)。画像処理部14は、ユーザによって所定のボタンが操作されたことを検知すると、画像データ(YCデータ)の中央部に位置する被写体に対して追跡領域が設定されたと判断する。本実施の形態において、所定のボタンとは、十字キーの下ボタンのことである。すなわち、ユーザは、追跡領域で被写体を追跡する場合、デジタルカメラ1のアングルを移動して、追跡したい被写体を画像データ(YCデータ)の中央部に移動させる。そして、ユーザは、画像データの中央部に、追跡したい被写体が移動したところで、下ボタンを押下する。これによって、ユーザは、追跡したい被写体に対して、追跡領域を設定できる。
図14の説明に戻って、画像処理部14は、追跡領域の大きさを調整する(S3)。具体的には以下の方法で実現できる。
画像処理部14は、画像データ(YCデータ)において、設定された追跡領域と対応する位置に、図16のパターン1のような仮領域と補助領域を設ける。画像処理部14は、このようにして設定された仮領域と第1補助領域と第2補助領域から、色情報を取得する。画像処理部14は、仮領域と補助領域の色情報が分離できるか否かを判別する。ここで仮領域と補助領域の色情報が分離できるとは、色情報において画素数が最も多い色領域が一致しないことをいう。したがって、画像処理部14は、例えば、仮領域の色情報において第1色領域(0〜8度)の画素数が最も多く、第1補助領域の色情報において第2色領域(9〜17度)の画素数が最も多い場合、仮領域と第1補助領域の色情報は分離できると判断する。なお、仮領域と補助領域内の色情報は、追跡領域の色情報と同様の方法で取得できる。
本実施の形態では、画像処理部14は、仮領域の色情報が、第1補助領域及び第2補助領域の両方の色情報と分離できるか否かを判別する。したがって、画像処理部14は、仮領域の色情報が、第1補助領域及び第2補助領域の両方の色情報と分離できる場合、現在の仮領域の大きさを、追跡領域の大きさに決定する。一方画像処理部14は、仮領域の色情報が、第1補助領域及び第2補助領域の両方の色情報と分離できない場合、図16のパターン2のような、先ほどの仮領域より大きい仮領域と補助領域を設ける。このようにして、画像処理部14は、仮領域と補助領域が分離できるまで、仮領域の大きさを大きくしていく。これによって、画像処理部14は、追跡領域の設定時において、追跡領域の大きさをより最適なサイズに調整できるようにしている。このようにして画像処理部14は、ステップS2で設定された追跡領域の大きさを調整する(S3)。
この後、画像処理部14は、追跡領域内の色情報を取得し、バッファメモリ15に記憶する(S4)。この追跡領域内の色情報が追跡情報の一例である。なお、画像処理部14は、画像データ(YCデータ)における、追跡領域の設定位置・サイズを示す情報を記憶する。例えば、追跡領域の設定位置・サイズを示す情報は、左上端(750,720)と右下端(900,880)のような情報となる。
次に画像処理部14は、画像データ(YCデータ)において、追跡領域と同じ位置に第1の判定領域を設定する。また、画像処理部14は、画像データ(YCデータ)において、第1の判定領域に対して縦横が2倍である第2の判定領域を設定する。画像処理部14は、例えば、画像データA(YCデータ)の図9のような位置に、第1判定領域81及び第2判定領域91を設定する。
そして画像処理部14は、図7に示すように、画像データA(BMデータ)において、画像データA(YCデータ)に設定された第1判定領域81及び第2判定領域91に対応する位置から、色割合を取得する(S5)。また、画像処理部14は、図7のように、取得した色割合に基づいて、第1判定領域81及び第2判定領域82の近似度を算出し、バッファメモリ15に記憶する(S6)。ここで画像処理部14が算出して記憶した近似度を、第1近似度と呼ぶ。
ここで、画像処理部14は、上記設定した第1及び第2判定領域の設定位置及びサイズを示す情報を記憶する(S7)。例えば、第1判定領域の設定位置・サイズを示す情報は、追跡領域と同様に、左上端(750,720)と右下端(900,880)のような情報となる。また、第2判定領域の設定位置・サイズを示す情報は、左上端(650,690)と右下端(950,910)のような情報となる。
画像処理部14は、画像データ及び追跡領域を表示画面として液晶モニタ20に表示させる(S8)。例えば、図3の画像データAが表示画面として表示されることになる。この後、画像処理部14は、画像データに対する追跡動作を繰り返す(S9)。
<4.2.画像データに対する追跡動作(繰り返し)(図15)>
画像処理部14における画像データに対する追跡動作を説明する。図15は、追跡動作を説明するためのフローチャートである。
まず、画像処理部14は、新たな画像データをADコンバータ13から取得する(T1)。この際、画像処理部14は、画像データから、YCデータとBMデータを生成する。画像処理部14は、バッファメモリ15に記憶した追跡領域内の色情報に基づいて、ステップT1で取得した画像データ(YCデータ)に新たな追跡領域を設定する(T2)。
色情報に基づく新たな追跡領域の設定方法を説明する。画像処理部14は、過去の追跡領域の設定位置・サイズを示す情報に基づいて、ステップT1で取得した画像データ(YCデータ)に、過去の追跡領域よりも大きい検索領域を設定する。画像処理部14は、検索領域内の画像データ(YCデータ)において、追跡領域の色情報と最も近似する領域を探索する。画像処理部14は、このようにして探索した領域に、新たな追跡領域を設定する。この際、画像処理部14が設定する追跡領域は、過去の追跡領域と同じサイズになる。
図15の説明に戻って、画像処理部14は、ステップS4で追跡領域を設定した際、追跡精度が悪化したか否かを判別する(T3)。ここで、追跡精度の悪化の判別は、例えば、以下の方法で実現できる。
追跡領域の悪化は、例えば、バッファメモリ15に記憶された追跡領域の色情報と、ステップT2で設定された追跡領域内の色情報との比較によって判別できる。例えば、本実施の形態では、画像処理部14は、バッファメモリ15に記憶された色情報に最も多く含まれる色領域の画素数と、ステップT2で設定された追跡領域内の色情報に最も多く含まれる色領域の画素数を比較する。そして画像処理部14は、色領域の画素数の差が、ある閾値以上である場合、追跡精度が悪化したと判断する。一方で画像処理部14は、色領域の画素数の差が、ある閾値未満である場合、追跡精度は悪化していないと判断する。これによって、画像処理部14は、追跡精度が悪化したか否かを判断できる。
画像処理部14は、追跡精度が悪化していない場合、ステップT9に移行する。一方、画像処理部14は、追跡精度が悪化している場合、図10のように、バッファメモリ15に記憶された第1及び第2判定領域の設定位置・サイズの情報に基づき、ステップT1で取得した画像データ(BMデータ)に、第1判定領域82及び第2判定領域92を設定する。そして、画像処理部14は、第1判定領域82及び第2判定領域92に対応する位置から、各々の色割合を取得する(T4)。この後、画像処理部14は、第1判定領域82の色割合と第2判定領域92の色割合を基に、第1及び第2判定領域の近似度を算出する(T5)。本実施の形態では、このステップT5で算出した近似度を、第2近似度と呼ぶ。
画像処理部14は、バッファメモリ15に記憶された近似度(第1近似度)及びステップT5で算出した近似度(第2近似度)を比較する。具体的には、画像処理部14は、第1近似度と第2近似度の差が所定値以上か否かを判別する(T61)。画像処理部14は、第1近似度と第2近似度の差が所定値未満である場合、ステップT9に移行する。つまり、画像処理部14では、被写体の大きさは大きく変化していないとして、追跡領域の大きさの変更は行なわない。
一方、画像処理部14は、第1近似度と第2近似度の差が所定値以上である場合、第2近似度が第1近似度よりも小さいか否かを判別する(T62)
画像処理部14は、第2近似度が第1近似度よりも小さい場合、追跡領域の大きさを拡大するように調整する(T7)。この場合、図11に示すように、画像処理部14は、被写体が撮像装置に近づいたと判断している。一方、画像処理部14は、第2近似度が第1近似度よりも小さくない場合、追跡領域の大きさを縮小するように調整する。この場合、図12に示すように、画像処理部14は、被写体が撮像装置から遠ざかったと判断している。
ここで追跡領域の調整方法は、例えば、以下の方法で実現できる。2つの方法を例示するが、これに限られない。本実施の形態では、1つ目の方法で実現しているものとする。
1つ目の方法は、予め規定された追尾領域のサイズを1段階大きく、又は、小さくする方法である。
追跡領域は、予め複数のサイズで規定されているものとする。例えば、画面全体がQVA160×120画素である場合、画像処理部は、16×16画素、20×20画素、24×24画素、・・・48×48画素を追跡領域のサイズとして規定できる。20×20画素の追跡領域で追跡を行なっていた場合を例にして説明を行なう。画像処理部14は、第2近似度が第1近似度よりも小さい場合、追跡領域のサイズを1段階拡大する。つまり、画像処理部14は、追尾領域を、24×24画素に変更する。一方、画像処理部14は、第2近似度が第1近似度よりも小さくない場合、追跡領域のサイズを1段階縮小する。例えば、画像処理部14は、追尾領域を、16×16画素に変更する。このように追跡領域のサイズを調整する。このようにすれば、追尾領域のサイズを段階的に変更することになる。このため、追跡領域の変化を滑らかにできる。
2つ目の方法は、第2近似度の大きさに応じて、追跡領域のサイズを調整するものである。具体的に説明する。
本実施の形態では、画像処理部は、第2近似度のR画素、G画素、B画素から、一つの画素を選択する。例えば、画像処理部は、第1判別領域82の色割合のうち、最も大きい値を持つ画素を選択する。つまり、画像処理部は、第1判別領域82の色割合のうち、R画素の値が、G及びB画素よりも大きければ、R画素を選択する。
そして、画像処理部は、第2近似度のR画素の値に基づいて、追跡領域のサイズを調整する。ここで本実施の形態では、第1判別領域82と第2判別領域92の面積比を1:4にしている。そのため、第2近似度(第1判別領域と第2判別領域内の色割合の差)のR画素の値が0である場合、追跡領域の面積を4倍にすべきと仮定できる。反対に、第2近似度のR画素の値が所定値(Z)である場合、追跡領域の面積を1/4倍にすべきと仮定できる。よって、画像処理部は、第2近似度のR画素の値が0であれば4倍、第2近似度のR画素の値が所定値(Z)であれば1/4倍という情報から、線形補間を用いて、第2近似度のR画素の値に基づく拡大倍率を計算する。画像処理部は、拡大倍率に応じて、追跡領域のサイズを調整する。
なお、画像処理部14は、追跡領域のサイズを調整する際、ステップT2で設定された領域の略中心を基準にして、拡大又は縮小する。このようにして、画像処理部14は、図3のように、追跡領域のサイズを調整できる。
画像処理部14は、サイズ調整後の追跡領域内の画像データ(YCデータ)から色情報を取得し、バッファメモリ15に記憶する(T9)。そして画像処理部14は、画像データ(YCデータ)において、サイズ調整後の追跡領域に対応する第1判定領域及び第2判定領域を設定する。具体的に画像処理部14は、画像データ(YCデータ)において、サイズ調整後の追跡領域と同じ位置で、かつ、同じサイズの第1の判定領域を設定する。また、画像処理部14は、画像データ(YCデータ)において、第1の判定領域に対して縦横が2倍である第2の判定領域を設定する。
この後、画像処理部14は、画像データ(BMデータ)において、画像データ(YCデータ)に設定された第1判定領域及び第2判定領域に対応する位置から、色割合を取得する。また、画像処理部14は、取得した色割合に基づいて、第1判定領域及び第2判定領域の近似度を算出し、バッファメモリ15に記憶する(T10)。つまり、画像処理部14は、バッファメモリ15に記憶された第1近似度を更新する。
次に、画像処理部14は、ステップT10で設定した第1及び第2判定領域の設定位置及びサイズを示す情報を記憶する(T11)。この後、画像処理部14は、図3の画像データBのように、画像データ及びサイズ調整後の追跡領域を表示画面として液晶モニタ20に表示させる(T12)。
このようにして、画像処理部14は、ある画像データに対して追跡動作を実現できる。画像処理部14は、上記動作を繰り返して、CCDイメージセンサー12から順次生成される画像データに対し、追跡領域の設定動作を繰り返す。例えば、図3のように、順次生成される画像データに対して、追跡領域73,74が設定される。
<5.まとめ>
デジタルカメラ1は、被写体像を撮像して、画像データを順次生成するCCDイメージセンサー12と、被写体像を追跡するための追跡情報に基づいて、CCDイメージセンサー12で順次生成される画像データに追跡領域を設定する画像処理部14と、画像データの一部に設定される第1判定領域及び第2判定領域から近似度を取得する画像処理部14と、を備える。そして画像処理部14は、ある画像データに対して追跡領域を設定する際、この画像データで取得される第2近似度、及び、以前に取得した画像データで取得される第1近似度の変化の大きさに応じて、追跡領域の大きさを調整する。
このようにすれば、デジタルカメラは、ある画像データの近似度と以前の画像データの近似度の変化の大きさに応じて追跡領域の大きさを調整できる。そのため、被写体がデジタルカメラに対して遠近方向で移動した場合であっても、より適切な大きさに追跡領域を調整して被写体像を追跡できる。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、上記実施の形態を例示した。しかし、本発明は、上記実施の形態に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下まとめて説明する。
本実施の形態では、第1の判定領域を追跡領域と同じ位置に設定するようにした。しかし、これに限られず、第1判定領域は、追跡領域とは異なる位置に設定してもかまわない。例えば、図13に示すように、他の実施の形態Aのように、被写体の違う箇所に判定領域を設定してもよい。また、他の実施の形態Bのように、被写体が保持している物に判定領域を設定してもよい。
また、本実施の形態では、画像処理部14は、ステップT4及びT5で第2の近似度を算出する際、第1の判定領域と第2の判定領域を、過去の画像データで設定された位置と同じ位置に設定するようにした。しかし、これに限られず、画像処理部は、パンニングによって撮影画像に画角ズレが生じた場合は、ステップT4〜T8の動作を行なわないようにしてもよい。ここでパンニングによって撮影画像に画角ズレが発生したか否かは、ぶれ検出器30の出力が、画像データ間で所定閾値以上になったか否かで判断すればよい。また、画像処理部は、パンニングによって撮影画像に画角ズレが生じた場合、ぶれ検出器の出力に応じて、ステップT4で設定する判定領域の位置をずらすようにしてもよい。このようにすれば、撮像装置がパンニングされることによって、画角ズレが生じた場合であっても、追跡領域の大きさをより適切な大きさに調整できるようになる。
また、本実施の形態では、色情報の分離を、色相角を用いて行なうようにした。しかし、これに限られず、色情報の分離を、色相角と彩度を用いるようにしてもよい。この場合、本実施の形態では、位相角全体を40分割としているところを、他の実施の形態では、例えば、位相角全体を20分割し、彩度を2分割すればよい。また、色情報の分離を、彩度のみで実現でしてもよい。
さらに、本実施の形態では、仮領域内の色情報と補助領域内の色情報が分離できるか否かを判別する際、色情報において画素数が最も多い色領域が一致するか否かで判断するようにした。しかし、これに限られず、画像処理部は、各色領域(単位)の一致度の合計を利用して判断するようにしてもよい。例えば、画像処理部は、各色領域(単位)の画素数がどれだけ一致しているかを判断する。そして、画像処理部は、一致した画素数の合計が、所定閾値以上である場合、仮領域と補助領域が色情報で分離できないと判断すればよい。
すなわち、本発明は、上記実施の形態に限られず、様々な形態で実現できる。
本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話等に適用することが可能である。
1 デジタルカメラ
11 光学系
12 CCDイメージセンサー
121 タイミングジェネレータ
13 ADコンバータ
14 画像処理部
15 バッファメモリ
16 フラッシュメモリ
17 コントローラ
20 液晶モニタ
21 操作部
71、72、73、74 追跡領域
81、82 第1判定領域
91、92 第2判定領域

Claims (10)

  1. 被写体像を撮像して、画像データを順次生成する撮像手段と、
    被写体像を追跡するための追跡情報に基づいて、前記撮像手段で順次生成される画像データに追跡領域を設定する追跡領域設定手段と、
    前記画像データの一部に設定される追跡領域に関連する第1の判定領域及び当該第1の判定領域と異なるサイズの第2の判定領域から判定領域間の関係情報を取得する関係情報取得手段と、
    前期関係情報取得手段によって前記撮像手段で生成された第1画像データから取得される第1の関係情報と、前記関係情報取得手段によって前記第1画像データよりも後に取得される第2画像データから取得される第2の関係情報とに基づいて、前記追跡領域設定手段で設定された第2画像データの追跡領域のサイズを調整する追跡領域調整手段と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記撮像手段によって生成された画像データの一部に設定される追跡領域に基づいて、被写体像を追跡するための追跡情報を取得する追跡情報取得手段をさらに備え、
    前記追跡領域設定手段は、前記追跡情報取得手段で取得した追跡情報に基づいて、追跡領域を設定する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像手段で生成された画像データ及び当該画像データに設定される追跡領域を示す表示画面を表示する表示手段と、をさらに備える請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記追跡領域と前記第1の判定領域は同じ領域である、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段で生成された画像データから、色の割合を示す色割合情報を取得する色割合取得手段をさらに備え、
    前記関係情報取得手段は、前記色割合取得手段で取得した色割合情報を用いて、前記関係情報を取得する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記追跡情報と前記関係情報は、同じ指標の情報である、請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記追跡情報及び前記関係情報には、色に関する情報が用いられる、請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記追跡情報及び前記関係情報には、コントラストに関する情報が用いられる、請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記追跡情報と前記関係情報は、異なる指標の情報である、請求項1に記載の撮像装置。
  10. 被写体像を撮像して、画像データを順次生成する撮像手段と、
    前記生成される画像データの一部に設けられる追跡領域の第1特徴情報、当該追跡領域と関連する第1の判定領域の第2特徴情報、及び、前記第1の判定領域と同じ位置に設けられ、当該第1の判定領域とサイズが異なる第2の判定領域の第2特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
    前記取得手段で取得された前記第1の判定領域の第2特徴情報及び前記第2の判定領域の第2特徴情報に基づいて、前記判定領域間の関係情報を取得する関係情報取得手段と、
    前記撮像手段で生成された第1画像データの一部に設定される追跡領域の第1特徴情報に基づいて、前記第1画像データの後に生成される第2画像データに追跡領域の設定する追跡領域設定手段と、
    前記第1画像データにおいて前記関係取得手段で取得される第1関係情報と、前記第2画像データにおいて前記関係取得手段で取得される第2関係情報とに基づいて、前記追跡領域設定手段で設定された第2画像データの追跡領域のサイズを調整する調整手段と、
    を備える撮像装置。
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