JP2011059072A - 電力量計測装置並びに電力量計測システム - Google Patents

電力量計測装置並びに電力量計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】電気機器で消費される電力量と当該電気機器が使用される環境との関係を的確に知らせる。
【解決手段】電力量計測装置PM1,PM2は、電気機器(照明器具M1やエアコンM2など)が使用される環境の指標となる物理量、例えば、使用環境の気温や照度、流量などを測定する物理量測定手段(温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9など)を備えている。そして、演算手段(制御部1)で演算された電力量の計測値と当該電力量の計測期間に重なる期間に物理量測定手段で測定された物理量の測定値(温度、照度、流量など)とを関連付けて制御手段たる制御部1が表示手段(表示部4)に表示させる。故に、電気機器で消費される電力量と当該電気機器が使用される環境との関係を的確に知らせることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷機器で消費される電力量を計測する電力量計測装置並びに電力量計測システムに関するものである。
近年、地球温暖化の主因とされる二酸化炭素の排出量を削減するため、電力を消費する電気機器毎に電力量を計測し、個々の電気機器で実際に消費されている電力量を容易に把握できるようにして省エネルギ(省電力)を図ることが行われている。そして、このような用途で使用される電力量計測装置として、特許文献1に記載されているものがある。
実用新案登録第3132583号公報
ところで、電気機器で消費される電力量は、当該電気機器が使用される環境によって変化する。例えば、電気機器としてエアコンディショナ(空気調和機)を例に挙げると、エアコンディショナの設定温度が同じであっても気温が高いときほど消費する電力量が増えてしまう。あるいは、電気機器を照明器具とした場合、消費する電力量が同じであっても外光(太陽光)の影響が大きくなるほど照度が高くなり、必要な照度を大きく上回って無駄な電力が消費されてしまうこともある。
このように電気機器の消費電力量と使用環境(気温や明るさなど)には関連性があるので、使用環境を無視して計測された電力量のみで省エネルギの度合を判断することは正確性に欠け、省エネルギのための適切な処置が実行されない虞があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、電気機器で消費される電力量と当該電気機器が使用される環境との関係を的確に知らせることができる電力量計測装置並びに電力量計測システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、電気機器への入力電流を測定する入力電流測定手段と、電気機器への入力電圧を測定する入力電圧測定手段と、入力電流測定手段の測定結果と入力電圧測定手段の測定結果に基づいて電気機器で消費される電力量を演算する演算手段と、電気機器が使用される環境の指標となる物理量を測定する物理量測定手段と、数字や文字などを表示する表示手段と、演算手段で演算された電力量の計測値と当該電力量の計測期間に重なる期間に物理量測定手段で測定された物理量の測定値とを関連付けて表示手段に表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電気機器が使用される環境の指標となる物理量、例えば、使用環境の気温や湿度、照度などを物理量測定手段にて測定し、演算手段で演算された電力量の計測値と当該電力量の計測期間に重なる期間に物理量測定手段で測定された物理量の測定値とを関連付けて制御手段が表示手段に表示させるので、電気機器で消費される電力量と当該電気機器が使用される環境との関係を的確に知らせることが可能な電力量計測装置を提供できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記電力量計測値並びに前記物理量測定値を電気信号に変換して外部に出力する出力手段を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、電力量計測値並びに物理量測定値を遠隔から監視することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、出力手段は、前記電気信号の外部出力を定期的に実行することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、電力量計測値並びに物理量測定値のデータ管理が容易に行える。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、出力手段は、前記物理量測定値が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに前記電気信号を外部に出力することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2の発明において、出力手段は、前記電力量計測値が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに前記電気信号を外部に出力することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、入力電流測定手段並びに入力電圧測定手段、演算手段は、前記物理量測定値が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに入力電流の測定及び入力電圧の測定、電力量の演算を実行することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、入力電流測定手段並びに入力電圧測定手段、演算手段における電力消費を減らして省電力化が図れる。
請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、互いに異なる物理量を測定する複数種類の物理量測定手段を備え、制御手段は、これら複数種類の物理量測定手段で測定された各々の物理量の測定値と電力量の計測値とを関連付けて表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明において、出力手段は、前記電力量計測値並びに前記複数種類の物理量測定値を電気信号に変換して外部に出力することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、電力量計測値並びに複数種類の物理量測定値を遠隔から監視することができる。
請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか1項の発明において、少なくとも演算手段と表示手段と制御手段と物理量測定手段を収納するハウジングを備えたことを特徴とする。
請求項9の発明によれば、施工性が向上する。
請求項10の発明は、請求項1〜8の何れか1項の発明において、少なくとも演算手段と表示手段と制御手段を収納する第1のハウジングと、物理量測定手段を収納する1乃至複数の第2のハウジングと、第1及び第2のハウジングにそれぞれ収納され無線媒体を介して前記物理量測定値を無線伝送する伝送手段とを備えたことを特徴とする。
請求項10の発明によれば、物理量測定手段を物理量の測定に適した場所に設置することができる。
請求項11の発明は、上記目的を達成するために、請求項2〜10の何れかに記載された1乃至複数の電力量計測装置と、当該電力量計測装置の出力手段から出力される前記電気信号を受信するとともに当該電気信号を逆変換して得られる前記電力量計測値並びに前記物理量測定値を表示する表示装置とからなり、当該表示装置は、前記電力量計測値並びに前記物理量測定値の履歴をグラフ化して表示することを特徴とする。
請求項11の発明によれば、電気機器で消費される電力量と当該電気機器が使用される環境との関係を的確に知らせることが可能な電力量計測システムが提供できるとともに、電気機器の消費電力量と環境(物理量)との関連性が容易に把握できる。
本発明によれば、電気機器で消費される電力量と当該電気機器が使用される環境との関係を的確に知らせることが可能な電力量計測装置並びに電力計測システムが提供できる。
本発明に係る電力量計測装置の実施形態1を示すブロック図である。 同上の外観斜視図である。 本発明に係る電力量計測システムの実施形態1を示すシステム構成図である。 同上の説明図である。 本発明に係る電力量計測装置の実施形態2を示すブロック図である。 同上の外観斜視図である。 本発明に係る電力量計測システムの実施形態2を示すシステム構成図である。
以下、電気機器として照明器具とエアコンディショナ(以下、「エアコン」と略す。)を例示して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態の電力量計測システムは、図3に示すように商用交流電源ACから電源線Lp1を介して給電される照明器具(電気機器)M1の消費電力量(以下、電力量と略す。)を計測する電力量計測装置PM1と、同じく商用交流電源ACから電源線Lp2を介して給電されるエアコン(電気機器)M2の消費電力量(以下、電力量と略す。)を計測する電力量計測装置PM2と、これら2台の電力量計測装置PM1,PM2と通信線Lsを介してデータ通信を行うパーソナル・コンピュータ(以下、パソコンと略す。)PCとで構成される。
2台の電力量計測装置PM1,PM2は共通の構成を有するものであって、図1に示すように制御部1、電圧入力部2、電流入力部3、表示部4、出力部5、通信部6、温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9、電源部10を備えている。但し、必ずしも温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9の全てを備える必要はなく、3種類のセンサの少なくとも何れか1つを備えていればよい。
電圧入力部2は、商用交流電源ACから電源線Lp1又はLp2を介して電気機器(照明器具M1若しくはエアコンM2)に印加される交流電圧を所定レベルまで降圧して制御部1に出力している。また電流入力部3は、電源線Lp1又はLp2に流れる交流電流(入力電流)を電流センサCTによって検出し、電流トランスの2次電流を電圧信号に変換して制御部1に出力している。尚、このような電圧入力部2並びに電流入力部3については従来周知であるから詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
温度センサ7は、サーミスタや熱電対などを利用して雰囲気温度(気温)を検出し、その検出値(電圧信号)を制御部1に出力している。照度センサ8は、太陽電池やホトトランジスタなどを利用して、照明器具M1によって照明される空間(照明空間)の照度を検出し、その検出値(電圧信号)を制御部1に出力している。流量センサ9は、MEMSによって製造されるセンサチップを有し、流れのない状態では、センサチップに設けられているヒータを中心とした温度分布が左右対称となり、流れを受けた状態では、ヒータの風上側の温度が低く、風下側が高くなり、温度平衡状態が崩れるため、この温度差をサーモパイルの起電力差としてセンシングすることで流量を検出し、その検出値(電圧信号)を制御部1に出力している。但し、このような温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9については従来周知であるから詳細な構成並びに動作の図示並びに説明は省略する。
表示部4は、液晶表示器(LCD)と液晶表示器の駆動回路を有し、後述するように制御部1からの指示に基づいて電気機器(照明器具M1又はエアコンM2)の電力量と温度(気温)、照度、流量の少なくとも何れか1種類の物理量とを液晶表示器に表示するものである。出力部5は、後述するように制御部1で演算された電力量や各種センサ7〜9の検出値をパルス信号として出力するものである。通信部6は、汎用のシリアル通信(例えば、RS485)により、信号線Lsを介してパソコンPCとデータ通信するものである。電源部10は、商用交流電源ACから供給される交流電圧を直流電圧に変換して各部1〜9の動作電源を作成している。尚、このような表示部4、出力部5、通信部6、電源部10は従来周知であるから詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
制御部1はCPUやメモリ、A/D変換器などを有し、メモリに記憶しているプログラムをCPUで実行することにより、電圧入力部2から受け取る入力電圧値と電流入力部3から受け取る入力電流値とに基づいて電気機器(照明器具M1又はエアコンM2)の電力量を演算する電力量演算処理、温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9から受け取る検出値(電圧信号)を温度、照度、流量にそれぞれ換算する物理量計測処理、電力量演算処理で求めた電力量や物理量計測処理で求めた物理量(温度や照度や流量)を表示部4に表示させる表示処理、前記電力量や物理量を出力部5からパルス信号として出力させるパルス信号出力処理、通信部6によりパソコンPCとの間でデータ通信を行って前記電力量や物理量などを伝送するデータ通信処理などを行うものである。
図2に電力量計測装置PM1,PM2の外観図を示す。電力量計測装置PM1,PM2のハウジング30は左右方向から見た側面形状が略凸字形の合成樹脂成形品からなり、プリント配線板に種々の電子部品を実装してなる各部1〜10を内部に収納している。ハウジング30の中央突台部31前面には表示部4の表示面(液晶表示器の表示面)4aが露出しており、中央突台部31の上側に位置する上側台部32には出力部5や通信部6の信号端子(図示せず)が露設され、中央突台部31の下側に位置する下側台部33には電圧入力部2や電流入力部3、電源部10の入力端子(図示せず)が露設されている。
ここで、制御部1の表示処理では、電力量演算処理で演算された電力量(単位はキロワット時[kWh])と当該電力量の計測期間に重なる期間に温度センサ7や照度センサ8あるいは流量センサ9で検出(測定)された物理量(温度,照度,流量)とを関連付けて(縦方向に並べて)表示部4に表示させている。例えば、エアコンM2の電力量を計測している電力量計測装置PM2においては、図2に示すように表示部4の表示面4aに同じ期間に計測並びに測定された電力量と温度(気温)が縦方向に並べて同時に表示される。従って、表示部4の表示面4aを見れば、気温とエアコンM2の電力量との関連を一目で確認することができる。但し、図示例では気温のみを電力量と同時に表示しているが、気温と流量を電力量と同時に表示しても良いし、照明器具M1の電力量を計測する電力量計測装置PM2においては、電力量と照度のみならず、電力量と照度並びに気温を縦方向に並べて表示部4の表示面4aに表示しても構わない。
また、制御部1がパルス信号出力処理を実行して出力部5からパルス信号を出力すれば、図示しないカウンタで前記パルス信号のパルス数をカウントし、当該カウント値を電力量や物理量(温度、照度、流量)に換算し、換算した数値を表示させることで遠隔から電力量や物理量を監視することができる。ここで、制御部1が出力部5から定期的にパルス信号を出力すれば、電力量並びに物理量のデータ管理が外部で容易に行えるという利点がある。あるいは、物理量が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったとき、例えば、温度センサ7で検出する温度(気温)が26℃以上であるときに電力量計測装置PM2が電力量と温度に対応するパルス信号を出力部5から出力してもよい。さらに、電力量が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに電力量計測装置PM1,PM2が電力量と物理量(温度、照度、流量)に対応するパルス信号を出力部5から出力しても構わない。
ここで、エアコンM2は気温が常温よりも高温又は低温になったときに冷房運転あるいは暖房運転されるものであるから、冷房や暖房が不要な気温のときには電力量の計測も不要である。そこで、電力量計測装置PM2の制御部1では、温度センサ7で検出する温度(気温)が所定値(例えば、30℃以上若しくは10℃未満)となったときに電圧入力部2、電流入力部3を動作させて電力量演算処理を実行し、エアコンM2を運転しない状況(例えば、気温が10℃以上且つ30℃未満の範囲)であるときには電圧入力部2及び電流入力部3を動作させず且つ電力量演算処理も実行しないことにより、電力量計測装置PM2の電力消費を減らして省電力化を図ることができる。
ところで、本実施形態の電力量計測システムでは、個々の電力量計測装置PM1,PM2で計測した電気機器(照明器具M1並びにエアコンM2)の電力量を信号線Lsを介してパソコンPCに伝送することができる。そして、パソコンPCにインストールされているデータ処理用のソフトウェアを使用すれば、各電力量計測装置PM1,PM2から受け取った電力量と物理量(温度、照度、流量)の履歴をグラフ化してモニタに表示することができる。例えば、図4に示すように電力量を棒グラフ(図4における実線イ参照)で表示するとともに温度を折れ線グラフ(図4における実線ロ参照)で表示すれば、気温とエアコンM2の電力量との関連を容易に把握することが可能となる。
上述のように本実施形態によれば、電気機器(照明器具M1やエアコンM2など)が使用される環境の指標となる物理量、例えば、使用環境の気温や照度、流量などを物理量測定手段(温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9など)にて測定し、演算手段(制御部1)で演算された電力量の計測値と当該電力量の計測期間に重なる期間に物理量測定手段で測定された物理量の測定値(温度、照度、流量など)とを関連付けて制御手段たる制御部1が表示手段(表示部4)に表示させるので、電気機器で消費される電力量と当該電気機器が使用される環境との関係を的確に知らせることが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態は、図7に示すように電力量計測装置が親機PM1’,PM2’とセンサ子機PS1,PS2,PS3とで構成されている点に特徴がある。
電力量計測装置の親機PM1’,PM2’は、図5に示すように実施形態1における電力量計測装置PM1,PM2の温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9に代えて無線通信部11を備えている。但し、制御部1、電圧入力部2、電流入力部3、表示部4、出力部5、通信部6、電源部10については実施形態1における電力量計測装置PM1,PM2と共通であるから詳細な説明は省略する。
無線通信部11は、電波を無線媒体としたデータ通信を行うものであって、例えば、電波法施行規則第6条第4項第4号に規定される「小電力データ通信システムの無線局」に準拠して電波を媒体とする無線信号を送受信するものである。但し、無線通信部11の詳細な構成については従来周知であるから図示並びに説明は省略する。
センサ子機PS1,PS2,PS3は、図5に示すように制御部20、無線通信部21、温度センサ22、照度センサ23、流量センサ24、表示部25、電池電源部26を備えている。但し、必ずしも温度センサ22、照度センサ23、流量センサ24の全てを備える必要はなく、3種類のセンサの少なくとも何れか1つを備えていればよい。また、温度センサ22、照度センサ23、流量センサ24は何れも実施形態1における温度センサ7、照度センサ8、流量センサ9と同一のものであるから説明は省略する。
無線通信部21は、親機PM1’,PM2’の無線通信部11と同様に電波を無線媒体としたデータ通信を行うものであって、例えば、電波法施行規則第6条第4項第4号に規定される「小電力データ通信システムの無線局」に準拠して電波を媒体とする無線信号を送受信するものである。但し、無線通信部21の詳細な構成については従来周知であるから図示並びに説明は省略する。
表示部25は、液晶表示器(LCD)と液晶表示器の駆動回路を有し、後述するように制御部20からの指示に基づいて温度センサ22で検出する温度(気温)、照度センサ23で検出する照度、流量センサ24で検出する流量の少なくとも何れか1種類の物理量を液晶表示器に表示するものである。電池電源部26は、一次電池あるいは二次電池から供給される直流電圧を安定化して各部20〜25に動作電源を供給している。尚、このような表示部25並びに電池電源部26は従来周知であるから詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
制御部20はCPUやメモリ、A/D変換器などを有し、メモリに記憶しているプログラムをCPUで実行することにより、温度センサ22、照度センサ23、流量センサ24から受け取る検出値(電圧信号)を温度、照度、流量にそれぞれ換算する物理量計測処理、物理量計測処理で求めた物理量(温度や照度や流量)を表示部25に表示させる表示処理、前記物理量を無線通信部21により無線信号で親機PM1’,PM2’に送信するデータ通信処理などを行うものである。
図6にセンサ子機PS1,PS2,PS3の外観図を示す。センサ子機PSm(m=1,2,3)のハウジング(第2のハウジング)40は扁平な矩形箱形の合成樹脂成形品からなり、プリント配線板に種々の電子部品を実装してなる各部20〜26を内部に収納している。ハウジング40の前面には表示部25の表示面(液晶表示器の表示面)25aが露出している。
ここで、制御部20の表示処理では、温度センサ22や照度センサ23あるいは流量センサ24で検出(測定)された物理量(温度,照度,流量)のうち、例えば、図6に示すように温度と照度を表示部25の表示面25aに縦方向に並べて同時に表示している。
次に本実施形態の動作を説明する。
親機PM1’,PM2’の制御部1は、電力量演算処理を実行しつつ無線通信部11による無線通信を利用してセンサ子機PSmが検出した物理量(温度、照度、流量)のデータを各センサ子機PSmから収集する。ここで、各センサ子機PSmが送信するデータには、物理量の検出値だけでなく当該検出値を検出した時刻(タイムスタンプ)が含まれている。よって、制御部1の表示処理では、電力量演算処理で演算された電力量(単位はキロワット時[kWh])と当該電力量の計測期間とタイムスタンプが重なるデータの物理量(温度,照度,流量)とを関連付けて(縦方向に並べて)表示部4に表示させる。ここで、親機PM1’,PM2’の制御部1が各センサ子機PSmから定期的に物理量のデータを取得してもよいし、電力量が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに各センサ子機PSmから物理量のデータを取得しても構わない。あるいは、物理量が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったとき、例えば、温度センサ22で検出する温度(気温)が26℃以上であるときにセンサ子機PSmの制御部20が物理量のデータを無線通信で親機PM1’,PM2’に伝送するようにしてもよい。
ここで、エアコンM2は気温が常温よりも高温又は低温になったときに冷房運転あるいは暖房運転されるものであるから、冷房や暖房が不要な気温のときには電力量の計測も不要である。そこで、親機PM2’の制御部1では、温度センサ22から無線通信で受け取る温度(気温)のデータが所定値(例えば、30℃以上若しくは10℃未満)となったときに電圧入力部2、電流入力部3を動作させて電力量演算処理を実行し、温度センサ22から無線通信で受け取る温度(気温)のデータが所定値以外であるときには電圧入力部2及び電流入力部3を動作させず且つ電力量演算処理も実行しないことにより、親機PM2’の電力消費を減らして省電力化を図ることができる。
上述のように本実施形態によれば、電気機器(照明器具M1やエアコンM2など)の電力量を計測する親機PM1’,PM2’と、電気機器が使用される環境の指標となる物理量、例えば、使用環境の気温や照度、流量などを測定する物理量測定手段(温度センサ22、照度センサ23、流量センサ24など)を備えたセンサ子機PSmとで電力量計測装置を構成し、センサ子機PSmで測定した物理量を無線通信で親機PM1‘,PM2’に伝送しているので、物理量測定手段(温度センサ22、照度センサ23、流量センサ24など)をそれぞれの物理量の測定に適した場所に容易に設置することができるという利点がある。
尚、実施形態1,2では電気機器が使用される環境の指標となる物理量として温度(気温)、照度、流量を例示したが、これらに限定する趣旨ではなく、電気機器の種類に応じたその他の物理量、例えば、湿度や二酸化炭素濃度などの物理量を計測しても構わない。
PM1,PM2 電力量計測装置
1 制御部(演算手段,制御手段)
2 電圧入力部(入力電圧測定手段)
3 電流入力部(入力電流測定手段)
4 表示部(表示手段)
7 温度センサ(物理量測定手段)
8 照度センサ(物理量測定手段)
9 流量センサ(物理量測定手段)

Claims (11)

  1. 電気機器への入力電流を測定する入力電流測定手段と、電気機器への入力電圧を測定する入力電圧測定手段と、入力電流測定手段の測定結果と入力電圧測定手段の測定結果に基づいて電気機器で消費される電力量を演算する演算手段と、電気機器が使用される環境の指標となる物理量を測定する物理量測定手段と、数字や文字などを表示する表示手段と、演算手段で演算された電力量の計測値と当該電力量の計測期間に重なる期間に物理量測定手段で測定された物理量の測定値とを関連付けて表示手段に表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする電力量計測装置。
  2. 前記電力量計測値並びに前記物理量測定値を電気信号に変換して外部に出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力量計測装置。
  3. 出力手段は、前記電気信号の外部出力を定期的に実行することを特徴とする請求項2記載の電力量計測装置。
  4. 出力手段は、前記物理量測定値が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに前記電気信号を外部に出力することを特徴とする請求項2記載の電力量計測装置。
  5. 出力手段は、前記電力量計測値が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに前記電気信号を外部に出力することを特徴とする請求項2記載の電力量計測装置。
  6. 入力電流測定手段並びに入力電圧測定手段、演算手段は、前記物理量測定値が予め設定される所定値若しくは所定範囲となったときに入力電流の測定及び入力電圧の測定、電力量の演算を実行することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電力量計測装置。
  7. 互いに異なる物理量を測定する複数種類の物理量測定手段を備え、制御手段は、これら複数種類の物理量測定手段で測定された各々の物理量の測定値と電力量の計測値とを関連付けて表示手段に表示させることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の電力量計測装置。
  8. 出力手段は、前記電力量計測値並びに前記複数種類の物理量測定値を電気信号に変換して外部に出力することを特徴とする請求項7記載の電力量計測装置。
  9. 少なくとも演算手段と表示手段と制御手段と物理量測定手段を収納するハウジングを備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の電力量計測装置。
  10. 少なくとも演算手段と表示手段と制御手段を収納する第1のハウジングと、物理量測定手段を収納する1乃至複数の第2のハウジングと、第1及び第2のハウジングにそれぞれ収納され無線媒体を介して前記物理量測定値を無線伝送する伝送手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の電力量計測装置。
  11. 請求項2〜10の何れかに記載された1乃至複数の電力量計測装置と、当該電力量計測装置の出力手段から出力される前記電気信号を受信するとともに当該電気信号を逆変換して得られる前記電力量計測値並びに前記物理量測定値を表示する表示装置とからなり、
    当該表示装置は、前記電力量計測値並びに前記物理量測定値の履歴をグラフ化して表示することを特徴とする電力量計測システム。
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