JP2011058780A - 冷蔵庫 - Google Patents

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敏彦 永盛
Yasutaka Yamazaki
康位 山崎
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純平 保刈
Shigetaka Kimura
茂孝 木村
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Abstract

【課題】左右開き式の一対の扉を備えた冷蔵庫において、使い勝手を向上させる。
【解決手段】冷蔵庫10は、冷蔵室18を備えた筐体12と、筐体12に回動可能に支持され、冷蔵室18の開口部18Aを開閉する左右開き式の第一扉31及び第二扉32と、第一扉31の前側且つ自由端側に上下方向に沿って設けられると共に、第一扉31との間に隙間を有する第一縦ハンドル41と、第一縦ハンドル41の後側に回動可能に設けられた操作部61と、第一扉31の自由端側に設けられ、操作部61が回動された場合に第二扉32側に突出される係止部材64と、第二扉32の自由端側に設けられると共に、第一扉31及び第二扉32が閉位置にあり且つ係止部材64が第二扉32側に突出されているときに係止部材64に対する第一扉31の開方向側で係止部材64と対向する被係止部74とを備えている。
【選択図】図3A

Description

本発明は、冷蔵庫に係り、特に、左右開き式の一対の扉を備えた冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。すなわち、この特許文献1に記載の冷蔵庫には、上下一対の扉が備えられており、この一対の扉のうち下側の扉のハンドルには、この扉の上下方向にスライド可能な操作部が設けられている。そして、この冷蔵庫では、操作部を上側にスライドさせると、この操作部に設けられた突出ピンが上側の扉に設けられたブッシュと係合し、これにより、下側の扉と連動して上側の扉を開くことが可能となる。一方、操作部を下側にスライドさせると、突出ピンがブッシュから退出し、これにより、下側の扉と上側の扉とを独立して開くことが可能となる。
実開昭56−75694号公報
しかしながら、現在、左右開き式の一対の扉を備えた冷蔵庫において、各扉を独立して開くことができる状態と、一方の扉に連動して他方の扉を開くことができる状態とに切り替える機構を備えたものは見当たらない。また、一方の扉に連動して他方の扉を開く場合には、操作性が良いことが望まれる。
また、特許文献1に記載の冷蔵庫では、下側の扉と連動して上側の扉を開く際に、下側の扉と上側の扉とが同時に開くようになっている。従って、下側の扉に設けられたマグネットパッキンと筐体との密着状態の解除と同時に、上側の扉に設けられたマグネットパッキンと筐体との密着状態も解除することになるので、下側の扉を独立して開く場合に比して、より大きな力が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、左右開き式の一対の扉を備えた冷蔵庫において、使い勝手を向上させることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の冷蔵庫は、前面に開口部を有する貯蔵室を備えた筐体と、前記開口部の左右両側にて前記筐体に回動可能に支持され、前記開口部を開閉するための第一扉及び第二扉と、前記第一扉の前側且つ自由端側に前記第一扉の上下方向に沿って設けられると共に、前記第一扉との間に隙間を有する縦ハンドルと、少なくとも一部が前記縦ハンドルに対して前記第一扉の前後方向に変位可能とされると共に、第一姿勢と、少なくとも一部が前記第一姿勢のときよりも前記第一扉の前後方向前側に位置された第二姿勢とを取り得る操作部と、前記第一扉の自由端側に設けられ、前記操作部が前記第一姿勢とされたときには前記第二扉に対して前記第一扉側に退避された退避位置に位置され、前記操作部が前記第二姿勢とされたときには前記第一扉から前記第二扉側に突出された突出位置に位置される係止部材と、前記第二扉の自由端側に設けられると共に、前記第一扉及び前記第二扉が閉位置にあり且つ前記係止部材が前記突出位置にあるときに前記係止部材に対する前記第一扉の開方向側で前記係止部材と対向する被係止部と、を備えている。
この冷蔵庫では、操作部が第一姿勢とされているときには、係止部材が第二扉に対して第一扉側に退避された退避位置に位置される。従って、この状態では、係止部材が第一扉の自由端側に設けられた被係止部と係止(干渉)しないので、第一扉と第二扉とを独立して開くことができる。
一方、第一扉及び第二扉が閉位置にある状態で操作部が第二姿勢とされると、係止部材が第一扉から第二扉側に突出された突出位置に位置される。そして、この状態では、被係止部は、係止部材に対する第一扉の開方向側で係止部材と対向する。従って、この状態で、第一扉を開方向に回動させれば、係止部材と被係止部とが第一扉の開方向に係止されるので、第一扉に連動して第二扉を開くことができる。
しかも、操作部は、少なくとも一部が縦ハンドルに対して第一扉の前後方向に変位可能とされると共に、第一姿勢と、少なくとも一部が第一姿勢のときよりも第一扉の前後方向前側に位置された第二姿勢とを取り得る構成とされている。従って、第一扉に連動して第二扉を開くためには、操作者は、例えば、第一扉を独立して開けるために縦ハンドルを手前に引く場合と同様に、操作部に指を掛けてそのまま操作部を手前に引けば良い。
従って、例えば、第一扉に連動して第二扉を開くために操作部をスライドさせる必要がある構成に比して、操作者の腕の移動が少ない。また、上述の如く操作部を操作しながら第一扉を開方向に回動させる際に、第一扉の回動に伴って手首が返ることも抑制することができる。よって、第一扉に連動して第二扉を開く場合の操作性が良好である。
このように、この冷蔵庫によれば、第一扉と第二扉とを独立して開くことができることに加え、必要に応じて第一扉に連動して第二扉を開くことができ、しかも、この第一扉に連動して第二扉を開く場合の操作性も良好であるので、従来の冷蔵庫に比して、使い勝手を向上させることができる。
請求項2に記載の冷蔵庫は、請求項1に記載の冷蔵庫において、前記操作部が前記縦ハンドルの前面に対する後側に設けられた構成とされている。
この冷蔵庫によれば、第一扉を独立して開けるために縦ハンドルを手前に引く場合と同様に、操作部に指を掛けてそのまま操作部を手前に引くことで、第一扉に連動して第二扉を開くことができる。また、操作部が縦ハンドルの前面に対する後側に設けられているので、縦ハンドルの見栄えを確保することができる。
請求項3に記載の冷蔵庫は、請求項1に記載の冷蔵庫において、前記操作部が前記縦ハンドルの上下方向の一部を構成するものである。
この冷蔵庫によれば、第一扉を独立して開けるために縦ハンドルを手前に引く場合と同様に、操作部に指を掛けてそのまま操作部を手前に引くことで、第一扉に連動して第二扉を開くことができる。また、操作部が縦ハンドルの上下方向の一部を構成しているので、操作部を冷蔵庫の前側から視認することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項4に記載の冷蔵庫は、前面に開口部を有する貯蔵室を備えた筐体と、前記開口部の左右両側にて前記筐体に回動可能に支持され、前記開口部を開閉するための第一扉及び第二扉と、前記第一扉の前側且つ自由端側に前記第一扉の上下方向に沿って設けられると共に、前記第一扉との間に隙間を有する縦ハンドルと、前記縦ハンドルの後面に対する前側に設けられると共に、前記第一扉の前側に向けて露出され、第一姿勢と、少なくとも一部が前記第一姿勢のときよりも前記縦ハンドルの後面に接近された第二姿勢とを取り得る操作部と、前記第一扉の自由端側に設けられ、前記操作部が前記第一姿勢とされたときには前記第二扉に対して前記第一扉側に退避された退避位置に位置され、前記操作部が前記第二姿勢とされたときには前記第一扉から前記第二扉側に突出された突出位置に位置される係止部材と、前記第二扉の自由端側に設けられると共に、前記第一扉及び前記第二扉が閉位置にあり且つ前記係止部材が前記突出位置にあるときに前記係止部材に対する前記第一扉の開方向側で前記係止部材と対向する被係止部と、を備えている。
この冷蔵庫では、操作部が第一姿勢とされているときには、係止部材が第二扉に対して第一扉側に退避された退避位置に位置される。従って、この状態では、係止部材が第一扉の自由端側に設けられた被係止部と係止(干渉)しないので、第一扉と第二扉とを独立して開くことができる。
一方、第一扉及び第二扉が閉位置にある状態で操作部が第二姿勢とされると、係止部材が第一扉から第二扉側に突出された突出位置に位置される。そして、この状態では、被係止部は、係止部材に対する第一扉の開方向側で係止部材と対向する。従って、この状態で、第一扉を開方向に回動させれば、係止部材と被係止部とが第一扉の開方向に係止されるので、第一扉に連動して第二扉を開くことができる。
しかも、操作部は、縦ハンドルの後面に対する前側に露出状態で設けられると共に、第一姿勢と、少なくとも一部が第一姿勢のときよりも縦ハンドルの後面に接近された第二姿勢とを取り得る構成とされている。従って、第一扉に連動して第二扉を開くためには、操作者は、例えば、第一扉を独立して開けるために縦ハンドルの前面と後面とを片方の手で握るか掴みながら縦ハンドルを手前に引く場合と同様に、操作部と縦ハンドルの後面とを片方の手で握るか掴みながら縦ハンドルを手前に引けば良い。
従って、例えば、第一扉に連動して第二扉を開くために操作部をスライドさせる必要がある構成に比して、操作者の腕の移動が少ない。また、上述の如く操作部を操作しながら第一扉を開方向に回動させる際に、第一扉の回動に伴って手首が返ることも抑制することができる。さらに、操作部が第一扉の前側に向けて露出されているので、操作部を冷蔵庫の前側から視認することができる。よって、第一扉に連動して第二扉を開く場合の操作性が良好である。
このように、この冷蔵庫によれば、第一扉と第二扉とを独立して開くことができることに加え、必要に応じて第一扉に連動して第二扉を開くことができ、しかも、この第一扉に連動して第二扉を開く場合の操作性も良好であるので、従来の冷蔵庫に比して、使い勝手を向上させることができる。
請求項5に記載の冷蔵庫は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、前記第一扉には、前記筐体と吸着されて前記第一扉を閉位置に保持する第一マグネットパッキンが設けられ、前記第二扉には、前記筐体と吸着されて前記第二扉を閉位置に保持する第二マグネットパッキンが設けられ、前記第一扉が閉位置にあり且つ前記係止部材が前記突出位置にあるときの前記筐体の前後方向における前記係止部材と前記被係止部との間の隙間の長さが、前記第一扉が閉位置から前記第一マグネットパッキンと前記筐体との吸着状態が解除される位置まで回動されたときの前記筐体の前後方向への前記係止部材の移動距離よりも長く設定された構成とされている。
この冷蔵庫によれば、第一扉に連動して第二扉を開くときには、第一扉が閉位置から第一マグネットパッキンと筐体との吸着状態が解除される位置まで回動された後に、係止部材と被係止部とが第一扉の開方向に係止されて、第二扉が閉位置から開方向に回動される。従って、第一マグネットパッキンと筐体との吸着状態と、第二マグネットパッキンと筐体との吸着状態とが時間差を有して解除されるので、これらが同時に解除される場合(つまり、第一扉と同時に第二扉が開く場合)に比して、少ない力で第一扉及び第二扉を開くことができる。
請求項6に記載の冷蔵庫は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、前記第二扉の自由端側には、前記第一扉及び前記第二扉が閉位置にあるときに前記第一扉と前記第二扉との間の隙間を前記貯蔵室側から閉塞する回転仕切が設けられ、前記回転仕切が、前記第二扉が回動可能範囲における閉位置側の一部の回動範囲に位置されている間、前記筐体と係合状態とされ、前記係止部材が、前記突出位置にあり且つ前記第一扉が閉位置から開方向に回動されるときに、少なくとも前記回転仕切と前記筐体との係合が解除されるまで、前記被係止部と係止される構成とされている。
この冷蔵庫によれば、第一扉に連動して第二扉を開くときには、少なくとも回転仕切と筐体との係合が解除されるまで第二扉が回動される。従って、第一扉に連動して第二扉が開けられた後に、回転仕切が筐体と係合されたままになることを抑制することができる。
請求項7に記載の冷蔵庫は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、前記第二扉が回動可能範囲における閉位置側の一部の回動範囲に位置されている間、前記第二扉を閉方向に付勢する付勢部を備え、前記係止部材が、前記突出位置にあり且つ前記第一扉が閉位置から開方向に回動されるときに、前記第二扉が少なくとも前記閉位置側の一部の回動範囲を超えた回動位置に到達するまで、前記被係止部と係止される構成とされている。
この冷蔵庫によれば、第一扉に連動して第二扉を開くときには、第二扉が少なくとも閉位置側の一部の回動範囲を超えた回動位置に到達するまで第二扉が回動される。従って、第一扉に連動して第二扉が開けられた後に、付勢部の付勢力によって第二扉が閉方向に回動されてしまうことを抑制することができる。
請求項8に記載の冷蔵庫は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、前記第一扉が、前記第二扉よりも横幅が広く構成されたものである。
この冷蔵庫によれば、第一扉は、第二扉よりも横幅が広く構成されているので、第一扉に連動して第二扉を開くときには、てこの原理により、より少ない力で第一扉及び第二扉を開くことができる。
以上詳述したように、本発明によれば、左右開き式の一対の扉を備えた冷蔵庫において、使い勝手を向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3A−3A線断面図である。 図3Aに示される開放機構の動作説明図である。 第一扉に連動して第二扉を開く場合の動作説明図である。 第一扉に連動して第二扉を開く場合の動作説明図である。 第一扉に連動して第二扉を開く場合の動作説明図である。 第一扉に連動して第二扉を開く場合の動作説明図である。 第一扉に連動して第二扉を開く場合の動作説明図である。 第一扉に連動して第二扉を開く場合の動作説明図である。 クローザの動作説明図である。 クローザの動作説明図である。 クローザの動作説明図である。 回転仕切機構の動作説明図である。 回転仕切機構の動作説明図である。 回転仕切機構の動作説明図である。 本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫の変形例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫の変形例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫の変形例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫の変形例を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る冷蔵庫の開放機構及びその周辺部の拡大斜視図である。 図16Aに示される開放機構の動作説明図である。 開放機構の動作説明図である。 開放機構の動作説明図である。 開放機構の分解斜視図である。 開放機構の動作説明図である。 開放機構の動作説明図である。 本発明の第二実施形態に係る冷蔵庫の変形例を示す図である。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示される本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫10は、図2に示されるように、筐体12の内部に複数の仕切14〜17を有している。そして、この筐体12の内部は、仕切14〜16により、上側から順に冷蔵室18と、製氷室19及び第二冷凍室20と、冷凍室21と、野菜室22とに区画されている。また、製氷室19及び第二冷凍室20は、仕切17によって左右に区画されている。なお、冷蔵室18は、本発明における貯蔵室に相当する。
製氷室19、第二冷凍室20、冷凍室21、野菜室22には、引出23〜26がそれぞれスライド可能に収容されている。この各引出23〜26の前側には、図1,図2に示されるように、扉27〜30がそれぞれ一体に設けられており、製氷室19、第二冷凍室20、冷凍室21、野菜室22の前面の開口部は、この扉27〜30によって開閉されるようになっている。
図2に示されるように、冷蔵室18の前面には、開口部18Aが形成されており、この開口部18Aは、図1に示される第一扉31及び第二扉32によって開閉されるようになっている。この第一扉31及び第二扉32は、上述の開口部18Aの左右両側の上下(下側は図示省略)に設けられたヒンジ機構33,34を介して筐体12に回動可能に支持されており、所謂、左右開き式とされている。
第一扉31の自由端側には、この第一扉31の上下方向に沿って第一縦ハンドル41が設けられており、第二扉32の自由端側には、この第二扉32の上下方向に沿って第二縦ハンドル42が設けられている。第一縦ハンドル41は、図3Aに示されるように、第一扉31の自由端側の側壁45と一体的に形成されており、第二縦ハンドル42は、第二扉32の自由端側の側壁46と一体的に形成されている。また、この第一縦ハンドル41及び第二縦ハンドル42は、第一扉31及び第二扉32に対する前側にそれぞれ配置されており、且つ、概略左右対称の形状とされている。なお、第一縦ハンドル41は、本発明における縦ハンドルに相当する。
図1,図3Aに示されるように、第一扉31及び第二扉32の各前面31A,32Aにおける自由端側の下側には、第一扉31及び第二扉32の前後方向後側に凹む逃げ部47,48がそれぞれ形成されている。そして、この各逃げ部47,48により、第一縦ハンドル41と第一扉31との間の隙間と、第二縦ハンドル42と第二扉32との間の隙間とが確保され、操作者が第一縦ハンドル41及び第二縦ハンドル42に指を掛け易くなっている。
図4に示されるように、第一扉31の後面31B(冷蔵室側の面)には、周縁部に沿って第一マグネットパッキン51が設けられている。この第一マグネットパッキン51は、筐体12及び後述する回転仕切92と吸着されて第一扉31を閉位置に保持する構成とされている。一方、第二扉32の後面32Bには、周縁部に沿って第二マグネットパッキン52が設けられている。この第二マグネットパッキン52は、筐体12及び後述する回転仕切92と吸着されて第二扉32を閉位置に保持する構成とされている。そして、この第一マグネットパッキン51及び第二マグネットパッキン52が筐体12及び後述する回転仕切92と吸着されることにより、冷蔵室18の密閉性が確保されている。
また、第一扉31及び第二扉32には、図3A、図3Bに示されるように、開放機構60が設けられている。この開放機構60は、操作部61と、捩りバネ62と、回動カム63と、係止部材64と、引張バネ65と、凹部66とを有して構成されている。
操作部61は、第一縦ハンドル41と逃げ部47との間に配置されており、その一端側(第一扉31の固定端側)は、第一縦ハンドル41における第二縦ハンドル42と反対側(右側)の端部に回動軸67を介して回動可能に固定されている。なお、この操作部61の自由端側は、本発明における操作部の少なくとも一部に相当する。
この操作部61は、第一縦ハンドル41における任意の高さに配置することが可能であり、使用者が使い易い高さに配置されていると好適である。例えば、背の高い大型の冷蔵庫の場合には、第一縦ハンドル41の下側に配置されていると好適であり、背の低い小型の冷蔵庫の場合には、第一縦ハンドル41の上側に配置されていると好適である。また、この操作部61は、第一扉31の上下方向に延びる第一縦ハンドル41に設けられているので、この第一縦ハンドル41に沿って上下方向に長い構成とされていると操作性が向上し好適である。
捩りバネ62は、第一縦ハンドル41と操作部61との間に設けられている。この捩りバネ62は、操作部61の自由端が第一縦ハンドル41から離間する方向に操作部61を第一縦ハンドル41に対して付勢している。回動カム63は、長手状に形成されており、その長手方向一方側に設けられた回動軸68によって第一扉31に対して回動可能に支持されている。また、この回動カム63の長手方向一方側には、回動軸68から離間した位置にピン69が設けられており、このピン69は、操作部61の自由端側と接している。一方、この回動カム63の長手方向他方側には、この回動カム63の長手方向に延びる長孔状の変換溝70が形成されている。
係止部材64は、第一扉31の自由端側に設けられており、第一扉31の左右方向に移動可能とされている。この係止部材64は、第一扉31の左右方向に延びる長手状に形成されており、その長手方向中央部には、係合ピン71が設けられている。この係合ピン71は、上述の変換溝70に移動可能に係合されている。引張バネ65は、一端が係止部材64の一端に固定されており、他端が第一扉31に設けられた支持ピン72に係止されている。
凹部66は、第二扉32の自由端側の側壁46に一体的に形成されており、第一扉31側に開口されている。なお、この凹部66を構成する前側壁部は、後に詳述するように、係止部材64の先端側と係止される被係止部74として構成されている。
そして、この開放機構60は、次の如く動作する構成とされている。すなわち、図3Aに示されるように、操作部61に外力が加えられずに、捩りバネ62が自由状態とされているときには、操作部61が第一縦ハンドル41と角度θ1を成す。また、このときには、回動カム63が第二扉32から離間する側(右側)に回動されると共に引張バネ65の引張力により、係止部材64が第二扉32に対して第一扉31側(右側)に退避されて第一扉31に収容される。従って、この状態では、係止部材64が被係止部74と係止(干渉)しないので、第一扉31と第二扉32とを独立して開くことができる。
一方、図3Bに示されるように、捩りバネ62及び引張バネ65の弾性力に抗して操作部61が第一縦ハンドル41に接近する側(前側)に回動されて、この操作部61が第一縦ハンドル41と角度θ1よりも小さい角度θ2を成すと、回動カム63が第二扉32に接近する側(左側)に回動される。そして、係合ピン71が変換溝70内を相対移動することにより、回動カム63の回転運動が係止部材64の直線運動に変換されて係止部材64が第二扉32側にスライドされ、係止部材64の先端側が側壁45に形成された穴部75を介して第二扉32側に突出されて凹部66内に位置される。
また、この状態では、この凹部66を構成する被係止部74は、係止部材64に対する第一扉31の開方向側で係止部材64と対向する。従って、この状態で、図4〜図9に示されるように、第一扉31を開方向に回動させれば、係止部材64の先端側が被係止部74と第一扉31の開方向に係止されるので、第一扉31に連動して第二扉32を開くことができる。
なお、本実施形態では、操作部61が第一縦ハンドル41と角度θ1を成すときの操作部61の姿勢(図3A参照)が本発明における第一姿勢に相当し、操作部61が第一縦ハンドル41と角度θ2を成すときの操作部61の姿勢(図3B参照)が本発明における第二姿勢に相当する。また、係止部材64が第一扉31に収容されたときの係止部材64の位置(図3A参照)が本発明における退避位置に相当し、係止部材64の先端側が第二扉32側に突出されたときの係止部材64の位置(図3B参照)が本発明における突出位置に相当する。
ここで、図3B,図4に示されるように、第一扉31及び第二扉32が閉位置にある状態で係止部材64が第二扉32側に突出されているときには、被係止部74と係止部材64とは、第一扉31の開方向に隙間78を有して対向する構成とされている。この隙間78の筐体12の前後方向における長さL1は、上述の第一マグネットパッキン51との関係で次のように設定されている。
すなわち、上述の第一マグネットパッキン51は、若干の伸縮性を有しており、図5に示されるように、第一扉31が筐体12と角度αを成す位置に回動されたときに、筐体12及び回転仕切92との吸着状態が完全に解除されるようになっている。そして、第一扉31が図4に示される閉位置から図5に示されるように筐体12と角度αを成す位置まで回動されるときの筐体12の前後方向への係止部材64の移動距離をL2とした場合に、上述の隙間78の長さL1は、移動距離L2よりも長く設定されている。
そして、これにより、図4〜図9に示されるように、第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、第一扉31が閉位置から第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態が解除される位置まで回動された後に、係止部材64が被係止部74と第一扉31の開方向に係止されて、第二扉32が閉位置から開方向に回動される構成とされている。つまり、第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態と、第二マグネットパッキン52と筐体12及び回転仕切92との吸着状態とが時間差を有して解除されるようになっている。
一方、第一扉31及び第二扉32は、左右開き式とされているので、図4〜図9に示されるように、第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、これに伴って互いの自由端側が徐々に離間する。従って、係止部材64は、被係止部74といずれかのタイミングで係止状態が解除される。本実施形態において、このタイミングは、図10A〜図10Cに示されるように、第二扉32に設けられたクローザ80と、図11A〜図11Cに示されるように、第二扉32に設けられた回転仕切機構90との関係で次のように設定されている。なお、図10A〜図10Cは、第二扉32を下側から見た図である。
すなわち、クローザ80は、図10A〜図10Cに示されるように、第二扉32の固定端側の下端部に設けられており、受け金具82と、弾性部材84とを有して構成されている。受け金具82には、曲面を有するカム部86が形成されており、弾性部材84の先端側には、変形部88が形成されている。そして、このクローザ80では、図10Aに示されるように、第二扉32が閉方向に回動されて筐体12と角度φ1を成す位置に位置されると、変形部88がカム部86に接触し、この変形部88が矢印Fa方向の反力を受けて撓む。この反力Faは、筐体12と反対側を向く方向に作用し、これにより、第二扉32に対して開方向に力が作用する。
一方、第二扉32が、閉方向にさらに回動されて図10Bに示すように筐体12と角度φ2を成す位置に位置されると、変形部88及びカム部86の接点とヒンジ機構33の回動軸33Aとを結ぶ方向と、変形部88がカム部86から受ける反力Fbの方向とが一致する。このため、第二扉32に対して開方向又は閉方向に作用する力(モーメント)が0となり、第二扉32が中立位置となる。なお、変形部88は、第二扉32が中立位置に至るまで撓み、弾性エネルギを蓄積する。
そして、第二扉32が、閉方向にさらに回動されて中立位置を過ぎると、図10Cに示されるように、変形部88がカム部86から受ける反力Fcが筐体12側を向く方向に作用し、これによって、第二扉32に対して閉方向に力が作用して、第二扉32が閉じられる。つまり、このクローザ80は、角度φ2よりも小さい角度の範囲に位置されている間、第二扉32を閉方向に付勢し、角度φ2以上の角度の範囲に位置されている間、第二扉32に対する閉方向への付勢を停止する構成とされている。なお、特に図示しないが、第一扉31にも、第二扉32のクローザ80と同様のクローザが備えられている。
回転仕切機構90は、図11A〜図11Cに示されるように、回転仕切92と、捩りバネ94と、係合突起96とを有して構成されている。回転仕切92は、第二扉32の上下方向に延びる長手平板状に形成されており、第二扉32に回動軸93により回動可能に固定されている。この回転仕切92の上端部には、一端側が終端し他端側が開放する湾曲状のカム溝98が形成されている。係合突起96は、上述の筐体12における冷蔵室18内の開口部18A(図2参照)側に形成されており、第二扉32の回動に伴って、カム溝98に対して進入退出されると共に、カム溝98内を係合状態で相対移動する構成とされている。
そして、回転仕切92は、図11Aに示されるように、第一扉31及び第二扉32が閉位置にあるときには、係合突起96がカム溝98内の一端側に位置することにより、第二扉32の左右方向と平行になって、第一扉31と第二扉32との間の隙間を冷蔵室18側から閉塞する。
一方、この回転仕切92は、第二扉32が閉位置から開方向に回動されるときには、カム溝98内を係合突起96が相対移動することにより、第二扉32に対して回動される。そして、図11Bに示されるように、第二扉32が開方向にさらに回動されて第二扉32と筐体12との成す角度がφ3になると、カム溝98から係合突起96が退出されて、カム溝98と係合突起96との係合状態が解除される。また、図11Cに示されるように、第二扉32が開方向にさらに回動されると、回転仕切92は、第二扉32の前後方向と平行になる。
捩りバネ94は、回転仕切92の回動軸と同軸状に設けられている。この捩りバネ94は、第二扉32が閉位置から開方向に回動された後、カム溝98と係合突起96との係合状態が維持されている間は、回転仕切92が第二扉32の左右方向と平行となるように(元に戻るように)、この回転仕切92に対して付勢力を付与する。
つまり、この回転仕切機構90において、回転仕切92は、角度φ3よりも小さい角度の範囲に位置されている間、係合突起96と係合状態とされ、角度φ3以上の角度の範囲に位置されている間、係合突起96と係合解除状態とされる。また、捩りバネ94は、角度φ3よりも小さい角度の範囲に位置されている間、第二扉32を閉方向に付勢し、角度φ3以上の角度の範囲に位置されている間、第二扉32に対する閉方向への付勢を停止する。
そして、本実施形態では、この回転仕切92と係合突起96との係合状態が解除されるときの角度φ3と、上述のクローザ80が中立状態となるときの角度φ2との関係は、φ2<φ3に設定されている。
なお、特に図示しないが、上述の第二マグネットパッキン52は、角度φ4よりも小さい角度)に位置されている間、筐体12との磁気吸引により第二扉32を閉方向に付勢し、角度φ4以上の角度の範囲に位置されている間、第二扉32に対する閉方向への付勢を停止する。この角度φ4と、上述の角度φ2及び角度φ3との関係は、φ4<φ2<φ3とされている。
そして、上述の係止部材64と被係止部74との係止状態が解除されるときの第二扉32が筐体12と成す角度をθとすると、本実施形態では、φ3<θに設定されている。すなわち、係止部材64と被係止部74とを係止させて第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、少なくとも回転仕切92と筐体12との係合が解除されるまで、係止部材64が被係止部74と係止されて第二扉32が回動される構成とされている。
なお、上述の角度φ2よりも小さい角度の範囲(図10B参照)、角度φ3よりも小さい角度の範囲(図11B参照)、及び、角度φ4よりも小さい角度の範囲は、本発明における第二扉の回動可能範囲における閉位置側の一部の回動範囲に相当する。また、第二マグネットパッキン52、クローザ80、及び、回転仕切機構90は、本発明における付勢部に相当する。
次に、本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫10の扉の開閉動作と併せてその作用及び効果について説明する。
この冷蔵庫10では、図3Aに示されるように、操作部61に外力が加えられずに、捩りバネ62が自由状態とされているときには、操作部61が第一縦ハンドル41と角度θ1を成す。また、このときには、回動カム63が第二扉32から離間する側(右側)に回動されると共に引張バネ65の引張力により、係止部材64が第二扉32に対して第一扉31側(右側)に退避されて第一扉31に収容される。従って、この状態では、係止部材64が被係止部74と係止(干渉)しないので、第一扉31と第二扉32とを独立して開くことができる。
一方、図3Bに示されるように、操作者が指を操作部61に掛けた状態でこの操作部61を手前に引き、操作部61が第一縦ハンドル41と角度θ2を成す位置まで回動されると、回動カム63が第二扉32に接近する側(左側)に回動される。そして、係合ピン71が変換溝70内を相対移動することにより、回動カム63の回転運動が係止部材64の直線運動に変換されて係止部材64が第二扉32側にスライドされ、係止部材64の先端側が穴部75を介して第二扉32側に突出されて凹部66内に位置される。
また、この状態では、この凹部66を構成する被係止部74は、係止部材64に対する第一扉31の開方向側で係止部材64と対向する。従って、この状態で、図4〜図9に示されるように、操作者が指を操作部61に掛けたまま、第一扉31を開方向に回動させれば、係止部材64の先端側が被係止部74と第一扉31の開方向に係止されるので、第一扉31に連動して第二扉32を開くことができる。
しかも、操作部61は、第一縦ハンドル41の後側に設けられると共に、その自由端側が第一縦ハンドル41に対して第一扉31の前後方向に接離可能に第一縦ハンドル41に固定されている。このため、第一扉31に連動して第二扉32を開くためには、操作者は、上述のように、例えば、第一扉31を独立して開けるために第一縦ハンドル41を手前に引く場合と同様に、操作部61に指を掛けてそのまま操作部61を手前に引けば良い。
従って、例えば、第一扉31に連動して第二扉32を開くために操作部をスライドさせる必要がある構成に比して、操作者の腕の移動が少ない。また、操作部61が第一縦ハンドル41に一体的に設けられているため、上述の如く操作部61を操作しながら第一扉31を開方向に回動させる際に、第一扉31の回動に伴って手首が返ることも抑制することができる。よって、第一扉31に連動して第二扉32を開く場合の操作性が良好である。
このように、この冷蔵庫10によれば、第一扉31と第二扉32とを独立して開くことができることに加え、必要に応じて第一扉31に連動して第二扉32を開くことができるので、操作者が第一扉31及び第二扉32の双方を開く場合の手間を低減することができる。しかも、この第一扉31に連動して第二扉32を開く場合の操作性も良好である。従って、従来の冷蔵庫に比して、使い勝手を向上させることができる。
ところで、上述の如く、第一扉31に連動して第二扉32を開く場合に、仮に第一扉31と同時に第二扉32が開き始めると、第一マグネットパッキン51の吸着状態を解除するための力に加え、第二マグネットパッキン52の吸着状態を解除するための力が必要になり、第一扉31を独立して開く場合に比して、大きな力が必要になる。
この点、この冷蔵庫10によれば、第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、図6に示されるように、第一扉31が閉位置から第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態が解除される位置まで回動された後に、係止部材64が被係止部74と第一扉31の開方向に係止されて、第二扉32が閉位置から開方向に回動される。従って、第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態と、第二マグネットパッキン52と筐体12及び回転仕切92との吸着状態とが時間差を有して解除されるので、これらが同時に解除される場合(つまり、第一扉31と同時に第二扉32が開く場合)に比して、少ない力で第一扉31及び第二扉32を開くことができる。
また、係止部材64が被係止部74と第一扉31の開方向に係止されたときには、第一扉31は既に閉位置から開方向に回動されており、軽い力で回動できる状態にある。従って、上述の如く第一扉31に連動して第二扉32を開く場合であっても、第二扉32を独立して開く場合と同等の力で足りる。
そして、第一扉31及び第二扉32は、左右開き式とされているので、図6,図7に示されるように、第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、これに伴って互いの自由端側が徐々に離間する。ここで、図11Aに示されるように、上述の如く第二扉32が角度φ3よりも小さい角度の範囲に位置されている間は、回転仕切92が係合突起96と係合状態とされると共に、捩りバネ94によって第二扉32に対して閉方向に力が加えられる。
一方、図11Bに示されるように、第二扉32が上述の角度φ3に達すると、回転仕切92と係合突起96との係合状態が解除される。そして、第二扉32が角度φ3を超えて角度θに到達すると、それまで維持されていた係止部材64と被係止部74との係止状態が解除される。つまり、第二扉32は、少なくとも回転仕切92と係合突起96との係合状態が解除されるまで回動される。従って、第一扉31に連動して第二扉32が開けられた後に、回転仕切機構90によって第二扉32が閉方向に回動されてしまうこと(せっかく開けた第二扉32が閉じられてしまうこと)を抑制することができる。
なお、図11Bに示されるように、第二扉32が上述の角度φ2よりも小さい角度範囲に位置されている間は、クローザ80によって第二扉32に対して閉方向に力が加えられ、第二扉32が上述の角度φ4よりも小さい角度範囲に位置されている間は、第二マグネットパッキン52によって第二扉32に対して閉方向に力が加えられる。しかしながら、角度φ2及び角度φ4は、いずれも角度φ3よりも小さく設定されている。従って、第一扉31に連動して第二扉32が開けられた後に、クローザ80や第二マグネットパッキン52によって第二扉32が閉方向に回動されてしまうことも抑制することができる。
以上詳述したように、この冷蔵庫10によれば、左右開き式の一対の扉を備えた従来の冷蔵庫に比して、使い勝手を向上させることができる。
また、この冷蔵庫10では、操作部61と係止部材64とが別体に構成されているので、操作部61を第一縦ハンドル41の任意の高さに配置した場合でも、係止部材64を例えば第一扉31の下端部等のエンドピース内に配置することができる。従って、スペ−ス効率を向上させることができる。
また、図3A,図3Bに示されるように、操作部61が第一縦ハンドル41の前面41Aに対する後側に設けられているので、第一縦ハンドル41の見栄えを確保することができる。
次に、本発明の第一実施形態の変形例について説明する。
本実施形態において、開放機構60は、係止部材64をスライドさせるための構成として、回動カム63を有していたが、その他の構造により係止部材64をスライドさせる構成とされていても良い。
また、本実施形態では、開放機構60が右側の第一扉31に設けられていたが、第一扉31及び第二扉32が上記と左右対称の構成とされて、開放機構60が左側の第一扉に設けられていても良い。
また、本実施形態において、第一扉31及び第二扉32は、横幅が同一とされていたが、図12に示されるように、第一扉31は、第二扉32よりも横幅が広く構成されていても良い。このように構成されていると、上述の如く第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、てこの原理により、より少ない力で第一扉31及び第二扉32を開くことができる。
また、本実施形態において、係止部材64の先端における被係止部74と係止される側と反対側の隅部は、角状に形成されていたが、図13に示されるように、この隅部には、円弧部102が形成されていても良い。このように構成されていると、第二扉32を先に閉じてから係止部材64を第二扉32側に突出させたまま第一扉31を閉じようとしたときでも、円弧部102が第二縦ハンドル42の自由端側の隅部と摺動されることで係止部材64を第一扉31側に退避させることができ、第一扉31を閉じることができる。なお、この隅部には、円弧部102が形成される以外に、傾斜面が形成されても良い。
また、本実施形態において、操作部61は、回動式(つまり、自由端側が第一縦ハンドル41に対して第一扉31の前後方向に接離可能とされた構成)とされていたが、ボタン式(つまり、全体が第一縦ハンドル41に対して第一扉31の前後方向に接離可能とされた構成)とされていても良い。
また、本実施形態において、操作部61は、第一縦ハンドル41に対する後側に配置されていたが、第一縦ハンドル41の前面41Aに対する後側であれば、どの位置に配置されていても良い。例えば、図14に示されるように、操作部61は、第一縦ハンドル41の後面41Bと面一状となる位置と、この位置よりも前側の位置との間で回動される構成とされていても良い。
また、本実施形態において、操作部61は、図15に示されるように、第一縦ハンドル41の上下方向の一部を構成していても良い。このように構成されていても、第一扉31を独立して開けるために第一縦ハンドル41を手前に引く場合と同様に、操作部61に指を掛けてそのまま操作部61を手前に引くことで、第一扉31に連動して第二扉32を開くことができる。また、操作部61が第一縦ハンドル41の上下方向の一部を構成しているので、操作部61を冷蔵庫の前側から視認することができる。
また、本実施形態において、操作部61は、第一縦ハンドル41に回動可能に固定されていたが、第一縦ハンドル41に近接して設けられていれば、第一扉31に回動可能に固定されていても良い。
また、本実施形態では、回転仕切92と係合突起96との係合状態が解除されるときの角度φ3と、上述のクローザ80が中立状態となるときの角度φ2との関係は、φ2<φ3に設定されていたが、φ3<φ2に設定されても良い。また、この場合に、係止部材64と被係止部74との係止状態が解除されるときの第二扉32が筐体12と成す角度θと、角度φ2との関係は、φ2<θに設定されても良い。つまり、第二扉32が少なくとも角度φ2に到達するまで(閉位置側の一部の回動範囲を超えた回動位置に到達するまで)、係止部材64と被係止部74とが係止されるように構成されていても良い。
また、本実施形態では、第二扉32に回転仕切92が設けられていたが、回転仕切92を備えない構成とされていても良い。また、この場合に、係止部材64と被係止部74との係止状態が解除されるときの第二扉32が筐体12と成す角度θについては、上述のクローザ80が中立状態となるときの角度φ2との関係で、φ2<θに設定されても良い。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
本発明の第二実施形態は、上述の本発明の第一実施形態に対し、上述の開放機構60及びその周辺部の構成が変更されたものである。なお、以下に説明する構成以外については、上述の本発明の第一実施形態と同一であり、その説明については上記を参照することとする。
図16〜図19Bに示されるように、第一扉31の自由端側には、この第一扉31の上下方向に沿って第一縦ハンドル141が設けられている。この第一縦ハンドル141は、ハンドル本体143とハンドルカバー144を有して構成されており、第一扉31に対する前側に配置されると共に、第一扉31との間に隙間を有している。ハンドル本体143は、第一扉31の自由端側の側壁45と一体的に形成されており、その一部には、正面視四角形状の開口部149が第一扉31の前後方向に貫通して形成されている。また、ハンドルカバー144は、ハンドル本体143に対する後側に配置されてハンドル本体143に一体に組み付けられており、後述する開放機構160を後側から覆っている。なお、第一縦ハンドル141は、本発明における縦ハンドルに相当する。
開放機構160は、操作部161と、連結レバー163と、係止部材164と、引張バネ165と、凹部166(図19A,図19B参照)とを有して構成されている。操作部161は、平板状に形成されると共に、開口部149の内側に配置されて第一扉31の前側に露出されている。この操作部161の一端側(第一扉31の固定端側)は、第一縦ハンドル141における第二縦ハンドル42と反対側(右側)の端部に回動部167を介して回動可能に固定されている。また、この操作部161の自由端側には、第一扉31の後側に向けて突出する突出部168が形成されており、この突出部168の先端には、傾斜面169が形成されている。なお、この操作部161の自由端側は、本発明における操作部の少なくとも一部に相当する。
係止部材164は、第一扉31の自由端側に設けられており、第一扉31の左右方向に移動可能とされている。この係止部材164は、第一扉31の左右方向に延びる長手状に形成されており、その長手方向中央部には、溝部170が形成されている。また、この溝部170における係止部材164の先端側には、壁状の受け部171が形成されている。連結レバー163は、L字状に形成されており、回動部162を介して第一扉31に回動可能に固定されている。この連結レバー163は、一端側が溝部170に揺動可能に挿入されており、その他端側には、上述の傾斜面169と摺接される傾斜面172が形成されている。
引張バネ165は、一端が係止部材164の一端に固定されており、他端が第一扉31に固定されている。凹部166は、19A,19Bに示されるように、第二扉32の自由端側に一体的に形成されており、第一扉31側に開口されている。なお、この凹部166を構成する前側壁部は、後に詳述するように、係止部材164の先端側と係止される被係止部174として構成されている。
そして、この開放機構160は、次の如く動作する構成とされている。すなわち、図19Aに示されるように、操作部161に外力が加えられていないときには、引張バネ165の引張力により、係止部材164が第二扉32に対して第一扉31側に退避されて第一扉31に収容される。また、このときには、連結レバー163が受け部171によって位置を規制されることにより直立状態となり、且つ、傾斜面172の一方側に傾斜面169が位置することにより、操作部161は、第一縦ハンドル141の前面141Aと面一状になる位置に位置される。従って、この状態では、係止部材164が被係止部174と係止(干渉)しないので、第一扉31と第二扉32とを独立して開くことができる。
一方、図19Bに示されるように、第一縦ハンドル141の後面141Bと操作部161とを片方の手で握るか掴むことにより操作部161が第一縦ハンドル141の後面141Bに接近する側(後側)に回動されると、傾斜面169と傾斜面172とが摺接されて連結レバー163が傾動され、この連結レバー163によって溝部170の周縁部が押されて係止部材164が第二扉32側にスライドされる。そして、これにより、係止部材164の先端側が第二扉32側に突出されて凹部166内に位置される。
また、この状態では、この凹部166を構成する被係止部174は、係止部材164に対する第一扉31の開方向側で係止部材164と対向する。従って、この状態で、第一扉31を開方向に回動させれば、係止部材164の先端側が被係止部174と第一扉31の開方向に係止されるので、第一扉31に連動して第二扉32を開くことができる。
なお、本実施形態では、操作部161が第一縦ハンドル141の前面141Aと面一状となる位置に位置されたときの操作部161の姿勢(図19A参照)が本発明における第一姿勢に相当し、操作部161が第一縦ハンドル141の後面141Bに接近する側(後側)に回動されたときの操作部161の姿勢(図19B参照)が本発明における第二姿勢に相当する。また、係止部材164が第一扉31に収容されたときの係止部材164の位置(図19A参照)が本発明における退避位置に相当し、係止部材164の先端側が第二扉32側に突出されたときの係止部材164の位置(図19B参照)が本発明における突出位置に相当する。
また、第一扉31及び第二扉32が閉位置にある状態で係止部材164が第二扉32側に突出されているときには、被係止部174と係止部材164とは、第一扉31の開方向に隙間178を有して対向する。この隙間178の筐体12の前後方向における長さL3は、第一扉31が閉位置から角度α(図5参照)を成す位置(第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態が解除される位置)まで回動されるときの筐体12の前後方向への係止部材164の移動距離L4よりも長く設定されている。
そして、これにより、第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、第一扉31が閉位置から第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態が解除される位置まで回動された後に、係止部材164が被係止部174と第一扉31の開方向に係止されて、第二扉32が閉位置から開方向に回動される(図5,図6参照)。つまり、第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態と、第二マグネットパッキン52と筐体12及び回転仕切92との吸着状態とが時間差を有して解除される。
また、係止部材と被係止部174とを係止させて第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、少なくとも回転仕切92と筐体12との係合が解除されるまで、係止部材が被係止部174と係止されて第二扉32が回動される。
次に、本発明の第二実施形態の作用及び効果について説明する。
このように、本発明の第二実施形態によれば、第一扉31と第二扉32とを独立して開くことができることに加え、必要に応じて第一扉31に連動して第二扉32を開くことができるので、操作者が第一扉31及び第二扉32の双方を開く場合の手間を低減することができる。
しかも、操作部161は、第一縦ハンドル141の後面141Bに対する前側に露出状態で設けられると共に、その自由端側が第一縦ハンドル141の後面141Bに対して第一扉31の前後方向に接離可能に第一縦ハンドル141に固定されている。このため、第一扉31に連動して第二扉32を開くためには、操作者は、上述のように、例えば、第一扉31を独立して開けるために第一縦ハンドル141の前面141Aと後面141Bとを片方の手で握るか掴みながら第一縦ハンドル141を手前に引く場合と同様に、操作部161と第一縦ハンドル141の後面141Bを片方の手で握るか掴みながら第一縦ハンドル141を手前に引けば良い。
従って、例えば、第一扉31に連動して第二扉32を開くために操作部161をスライドさせる必要がある構成に比して、操作者の腕の移動が少ない。また、上述の如く操作部161を操作しながら第一扉31を開方向に回動させる際に、第一扉31の回動に伴って手首が返ることも抑制することができる。さらに、操作部161が第一扉31の前側に向けて露出されているので、操作部161を冷蔵庫の前側から視認することができる。よって、第一扉31に連動して第二扉32を開く場合の操作性が良好である。
また、第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、第一扉31が閉位置から第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態が解除される位置まで回動された後に、係止部材164が被係止部174と第一扉31の開方向に係止されて、第二扉32が閉位置から開方向に回動される。従って、第一マグネットパッキン51と筐体12及び回転仕切92との吸着状態と、第二マグネットパッキン52と筐体12及び回転仕切92との吸着状態とが時間差を有して解除されるので、これらが同時に解除される場合(つまり、第一扉31と同時に第二扉32が開く場合)に比して、少ない力で第一扉31及び第二扉32を開くことができる。
また、係止部材164と被係止部174とを係止させて第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、少なくとも回転仕切92と係合突起96との係合状態が解除されるまで第二扉32が回動される。従って、第一扉31に連動して第二扉32が開けられた後に、回転仕切機構90によって第二扉32が閉方向に回動されてしまうこと(せっかく開けた第二扉32が閉じられてしまうこと)を抑制することができる。また、このときには、クローザ80や第二マグネットパッキン52によって第二扉32が閉方向に回動されてしまうことも抑制することができることは本発明の第一実施形態で説明した通りである。
以上詳述したように、本発明の第二実施形態によれば、左右開き式の一対の扉を備えた従来の冷蔵庫に比して、使い勝手を向上させることができる。
また、操作部161が第一扉31の前側に露出されているので、操作部161の外部からの視認性も良好である。
次に、本発明の第二実施形態の変形例について説明する。
本実施形態において、開放機構160は、係止部材164をスライドさせるための構成として、突出部168、連結レバー163、受け部171を有していたが、その他の構造により係止部材164をスライドさせる構成とされていても良い。
また、本実施形態では、開放機構160が右側の第一扉31に設けられていたが、第一扉31及び第二扉32が上記と左右対称の構成とされて、開放機構160が左側の第一扉に設けられていても良い。
また、本実施形態において、第一扉31及び第二扉32は、横幅が同一とされていたが、第一扉31は、第二扉32よりも横幅が広く構成されていても良い(図12参照)。このように構成されていると、上述の如く第一扉31に連動して第二扉32を開くときには、てこの原理により、より少ない力で第一扉31及び第二扉32を開くことができる。
また、本実施形態において、操作部161は、回動式(つまり、自由端側が第一縦ハンドル141の後面141Bに対して第一扉31の前後方向に接離可能とされた構成)とされていたが、ボタン式(つまり、全体が第一縦ハンドル141に対して第一扉31の前後方向に接離可能とされた構成)とされていても良い。
また、本実施形態において、操作部161は、第一縦ハンドル141の前面141Aと面一状となる位置と、この位置よりも後側の位置との間で回動される構成とされていたが、第一縦ハンドル141の後面141Bに対する前側であれば、どの位置に配置されていても良い。例えば、図20に示されるように、操作部161は、第一縦ハンドル141の前面141Aに対する前側に位置する位置と、この位置よりも後側の位置との間で回動される構成とされていても良い。
また、本実施形態において、操作部161は、第一縦ハンドル141に回動可能に固定されていたが、第一縦ハンドル141に近接して設けられていれば、第一扉31に回動可能に固定されていても良い。
また、本実施形態において、回転仕切92と係合突起96との係合状態が解除されるときの角度φ3と、上述のクローザ80が中立状態となるときの角度φ2との関係が、φ3<φ2に設定された場合には、係止部材164と被係止部174との係止状態が解除されるときの第二扉32が筐体12と成す角度θと、角度φ2との関係は、φ2<θに設定されても良い。つまり、第二扉32が少なくとも角度φ2に到達するまで(閉位置側の一部の回動範囲を超えた回動位置に到達するまで)、係止部材164と被係止部174とが係止されるように構成されていても良い。
また、本実施形態においては、回転仕切92を備えない構成とされていても良い。また、この場合に、係止部材164と被係止部174との係止状態が解除されるときの第二扉32が筐体12と成す角度θについては、上述のクローザ80が中立状態となるときの角度φ2との関係で、φ2<θに設定されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10・・・冷蔵庫、12・・・筐体、18・・・冷蔵室(貯蔵室)、18A・・・開口部、31・・・第一扉、32・・・第二扉、41,141・・・第一縦ハンドル、42・・・第二縦ハンドル、51・・・第一マグネットパッキン、52・・・第二マグネットパッキン(付勢部)、61,161・・・操作部、64,164・・・係止部材、74,174・・・被係止部、78,178・・・隙間、80・・・クローザ(付勢部)、90・・・回転仕切機構(付勢部)、92・・・回転仕切

Claims (8)

  1. 前面に開口部を有する貯蔵室を備えた筐体と、
    前記開口部の左右両側にて前記筐体に回動可能に支持され、前記開口部を開閉するための第一扉及び第二扉と、
    前記第一扉の前側且つ自由端側に前記第一扉の上下方向に沿って設けられると共に、前記第一扉との間に隙間を有する縦ハンドルと、
    少なくとも一部が前記縦ハンドルに対して前記第一扉の前後方向に変位可能とされると共に、第一姿勢と、少なくとも一部が前記第一姿勢のときよりも前記第一扉の前後方向前側に位置された第二姿勢とを取り得る操作部と、
    前記第一扉の自由端側に設けられ、前記操作部が前記第一姿勢とされたときには前記第二扉に対して前記第一扉側に退避された退避位置に位置され、前記操作部が前記第二姿勢とされたときには前記第一扉から前記第二扉側に突出された突出位置に位置される係止部材と、
    前記第二扉の自由端側に設けられると共に、前記第一扉及び前記第二扉が閉位置にあり且つ前記係止部材が前記突出位置にあるときに前記係止部材に対する前記第一扉の開方向側で前記係止部材と対向する被係止部と、
    を備えた冷蔵庫。
  2. 前記操作部は、前記縦ハンドルの前面に対する後側に設けられている、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記操作部は、前記縦ハンドルの上下方向の一部を構成している、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前面に開口部を有する貯蔵室を備えた筐体と、
    前記開口部の左右両側にて前記筐体に回動可能に支持され、前記開口部を開閉するための第一扉及び第二扉と、
    前記第一扉の前側且つ自由端側に前記第一扉の上下方向に沿って設けられると共に、前記第一扉との間に隙間を有する縦ハンドルと、
    前記縦ハンドルの後面に対する前側に設けられると共に、前記第一扉の前側に向けて露出され、第一姿勢と、少なくとも一部が前記第一姿勢のときよりも前記縦ハンドルの後面に接近された第二姿勢とを取り得る操作部と、
    前記第一扉の自由端側に設けられ、前記操作部が前記第一姿勢とされたときには前記第二扉に対して前記第一扉側に退避された退避位置に位置され、前記操作部が前記第二姿勢とされたときには前記第一扉から前記第二扉側に突出された突出位置に位置される係止部材と、
    前記第二扉の自由端側に設けられると共に、前記第一扉及び前記第二扉が閉位置にあり且つ前記係止部材が前記突出位置にあるときに前記係止部材に対する前記第一扉の開方向側で前記係止部材と対向する被係止部と、
    を備えた冷蔵庫。
  5. 前記第一扉には、前記筐体と吸着されて前記第一扉を閉位置に保持する第一マグネットパッキンが設けられ、
    前記第二扉には、前記筐体と吸着されて前記第二扉を閉位置に保持する第二マグネットパッキンが設けられ、
    前記第一扉が閉位置にあり且つ前記係止部材が前記突出位置にあるときの前記筐体の前後方向における前記係止部材と前記被係止部との間の隙間の長さは、前記第一扉が閉位置から前記第一マグネットパッキンと前記筐体との吸着状態が解除される位置まで回動されたときの前記筐体の前後方向への前記係止部材の移動距離よりも長く設定されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第二扉の自由端側には、前記第一扉及び前記第二扉が閉位置にあるときに前記第一扉と前記第二扉との間の隙間を前記貯蔵室側から閉塞する回転仕切が設けられ、
    前記回転仕切は、前記第二扉が回動可能範囲における閉位置側の一部の回動範囲に位置されている間、前記筐体と係合状態とされ、
    前記係止部材は、前記突出位置にあり且つ前記第一扉が閉位置から開方向に回動されるときに、少なくとも前記回転仕切と前記筐体との係合が解除されるまで、前記被係止部と係止される、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記第二扉が回動可能範囲における閉位置側の一部の回動範囲に位置されている間、前記第二扉を閉方向に付勢する付勢部を備え、
    前記係止部材は、前記突出位置にあり且つ前記第一扉が閉位置から開方向に回動されるときに、前記第二扉が少なくとも前記閉位置側の一部の回動範囲を超えた回動位置に到達するまで、前記被係止部と係止される、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記第一扉は、前記第二扉よりも横幅が広く構成されている、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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