JP2011055050A - ノード関連情報を収集するシステム、ノード装置、およびフレーム処理方法 - Google Patents

ノード関連情報を収集するシステム、ノード装置、およびフレーム処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】経路上のノード数に関係なく経路上のノードに関連する情報を収集可能にする。
【解決手段】アドホック・ネットワーク(5)を形成する複数ノード装置を含むシステムにおいて、或るノード装置(N06)は、別のノード装置(N08;N04)から送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを受信し、受信した第1のフレーム・データに当該ノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合に、宛先識別情報としてその送信元ノード装置(N01;N11)または宛先ノード装置(N11;N01)の識別情報と、第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データと、第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データとを生成して他のノード(N02,N04;N08)に転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アドホック・ネットワーク上のノード装置に関連する情報の収集に関し、特に、アドホック・ネットワークにおけるフレームの転送経路上のノード装置に関連する情報の収集を行うシステム、装置および方法に関する。
アドホック・ネットワーク等の有線または無線ローカル・ネットワークでは、インフラストラクチャ・モードまたはアドホック・モードでノード装置としての或る2つの中継端末間で要求パケットが送信され応答パケットが返送される。インフラストラクチャ・モードでは、2つのノード装置間でのパケットの転送経路は固定されている。一方、アドホック・モードでは、2つのノード装置間でのパケットの転送経路(ルート)は可変である。
アドホック・ネットワーク等のローカル・ネットワークにおいて、通信に必要な最適ルートを検索する既知の方法では、ローカル・ネットワークに接続された無線端末は、隣接の無線端末間でビットエラー・レートと転送速度を設定し、これに基づいてそれぞれの間のリンクについてルート重み付け値を算出する。或る無線端末は、他の無線端末と通信を行うためのルートを設定するために、ルート重み付け値を基準にしてルート検索コマンドを発行し、ルート重み付け値を隣接端末に伝える。隣接端末は、同様に、ルート検索コマンドを伝播させる、このときルート重み付け値を順次加算していく。通信相手の無線端末は、加算後のルート重み付け値から最適となるルートを決定して、出発点側に返答する。
特開2003−152786号公報
アドホック・ネットワークの管理者は、インフラストラクチャ・モードまたはアドホック・モードでネットワーク上の2つのノード装置間でパケットを転送する場合の転送経路を、ネットワーク・システムの保守情報として必要とすることがある。送信元ノード装置から宛先ノード装置にパケット転送経路を追跡するための要求フレームを送信し、経路上の各ノード装置が、保守用の要求フレームに各ノード装置識別情報を付加することによって、宛先ノード装置は、その経路上のノード装置の識別情報を経路情報として収集することができる。しかし、保守用の要求フレームは、固定長であっても可変長であってもよいが、そのフレームの長さには上限があるので、そのフレームの転送経路上のノード装置の数または隣接ノード装置間の中継回数(ホップ回数、中継ノード数)が最大数を超えると、経路上の全ノード装置の識別情報を収集することはできない。
例えばイーサーネット(登録商標)上でパケットの転送経路を調査する場合、最長サイズ1518バイトのフレーム中のデータ・サイズは1500バイトなので、例えば7バイトのノード装置識別情報を収集する場合に、経路上のノード数が214を超えると、その全てのノード装置識別情報を収集することはできない。
発明者たちは、アドホック・ネットワーク上のフレーム転送経路上の或るノード装置において、フレーム中の収集情報の量が上限の格納容量に達した場合に、フレーム中の収集情報を削除して空き領域を形成して受信フレームを次のノード装置へ転送し、その削除された情報を応答フレームに格納して送信元ノード装置に送信し返すことができる、と認識した。
本発明の目的は、経路上のノード装置の数に関係なく経路上のノード装置に関連する情報を収集可能にすることである。
本発明の実施形態の一観点(特徴)によれば、システムは、アドホック・ネットワークを形成する複数のノード装置を含み、フレーム・データの転送経路上のそれぞれのノード装置におけるノード関連情報を収集する。その複数のノード装置の各ノード装置は、当該ノード装置の識別情報を含むノード関連情報を格納する記憶部と、フレーム・データを処理するデータ処理部と、送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを、その複数の通信ノード装置の中の別のノード装置から受信する通信制御部と、を含んでいる。その受信した第1のフレーム・データに2つ以上のノード装置のノード関連情報を追加的に格納できる場合には、そのデータ処理部は、その記憶部におけるそのノード関連情報を追加することによってその受信した第1のフレーム・データを更新し、その通信制御部は、その更新された第1のフレーム・データをその複数の通信ノード装置の中の別のノード装置へ転送する。その受信した第1のフレーム・データにさらに1つのノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合には、そのデータ処理部は、宛先の識別情報としてその送信元のノード装置の識別情報またはその宛先のノード装置の識別情報と、その受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、その記憶部における当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データを生成し、さらに、その受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データを形成し、その通信制御部は、その生成された第2のフレーム・データおよびその第3のフレーム・データをそれぞれその複数の通信ノード装置の中の他のノード装置へ転送する。
本発明の実施形態の一観点によれば、経路上のノード装置の数に関係なく経路上のノード装置の情報を収集することができる。
図1は、本発明の実施形態による、アドホック・ネットワーク上に形成されたホスト装置およびノード装置を含むシステムにおける、往路における経路上のノード装置に関連する情報の収集の例を示している。 図2は、往路の複数のノード装置の経路上でのノード関連情報を収集するための分割された応答フレームの生成の例を示している。 図3は、本発明の別の実施形態による、図1のアドホック・ネットワーク上のシステムにおける、復路における経路上のノード装置に関連する情報の収集の例を示している。 図4は、復路の複数のノード装置の経路上でのノード関連情報を収集するための分割された応答フレームの生成の例を示している。 図5は、図1〜4のホスト装置の概略的な装置構成の一例を示している。 図6は、図1〜4のノード装置の概略的な装置構成の一例を示している。 図7は、ノード装置の間で転送されるフレーム・フォーマットの例を示している。 図8Aおよび8Bは、図1および2における往路の経路上の複数のノード装置におけるフレームの処理および転送の手順の例を示している。 (図8Aで説明) 図9Aおよび9Bは、図3および4における復路の経路上の複数のノード装置におけるフレームの処理および転送の手順の例を示している。 (図9Aで説明) 図10は、ホスト装置によって実行される、要求コマンドの送信および応答の受信のためのフローチャートの例を示している。 図11A〜11Dは、各ノード装置によって実行される要求フレームおよび応答フレームの受信および転送のためのフローチャートの例を示している。 (図11Aで説明) (図11Aで説明) (図11Aで説明)
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
本発明の非限定的な実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様のコンポーネントおよび素子には同じ参照番号が付されている。
図1は、本発明の実施形態による、アドホック・ネットワーク5上に形成されたホスト装置H0およびノード装置N01〜N11を含むシステムにおける、往路における経路上のノード装置に関連する情報の収集の例を示している。ノード装置N01〜N11の各々は、1つ以上の他の近隣のノード装置に有線でまたは無線で接続されていてもよい。
ノード装置N01〜N11の各々は、1つ無線基地局を介して他のノード装置と無線通信してもよい。アドホック・ネットワーク5は、無線ネットワークであっても、または有線ネットワークであってもよい。その転送モードは、インフラストラクチャ・モードであっても、またはアドホック・モードであってもよい。
ホスト装置H0は、それに接続されたノード装置N01に対して、宛先のノード装置N11までの経路またはルートを追跡しおよびノード関連情報を収集するための要求コマンドF0を供給する。この場合、転送モードは、アドホック・モードとする。アドホック・モードでは、ノード装置は、例えば負荷分散するためのルーティング・ルールに従って可変ノード経路でフレームを転送する。但し、転送モードはインフラストラクチャ・モードであってもよい。インフラストラクチャ・モードでは、ノード装置は、例えば予め設定されたノード経路を形成するためのルーティング・ルールに従ってフレームを転送する。
ノード装置N01は、往路の経路上のノード関連情報を収集するための要求フレームまたは情報収集要求フレームREQ1を生成する。ノード装置N01からの要求フレームREQ1は、複数の収集データ領域の中の最初の収集データ領域にノード装置N01の識別情報(ID:01)および任意にその他の情報をノード関連情報として含んでいる。アドホック・モードにおいて、ノード装置N01〜N11の各々による受信フレームまたはパケットを転送する隣接ノード装置は、各ノード装置において予め定められた制御およびルーティング・ルールに従って決定され選択される。この場合、往路の要求フレームREQ1の転送経路は、例えば、ノード装置N01、N05、N08、N06、N04、N10およびN11とする。
図2は、往路の複数のノード装置N01、N05、N08、N06、N04、N10およびN11の経路上でのノード関連情報を収集するための分割された応答フレームの生成の例を示している。
収集されるノード装置に関連する情報は、ノード装置の識別情報(ID)に加えて、例えば、ノード装置の、関連の通信品質情報、動作状態情報、または関連のセンサによる検出データの情報であってもよい。収集されたノード装置の結合された一連の識別情報は、転送フレームの往路の経路を表す。通信品質情報は、例えば、検出位置のノード装置における隣接ノード装置との間のリンクの通信品質および/またはエラー・レートであってもよい。動作状態情報は、例えば、検出日時におけるノード装置の、CPU使用率、メモリ使用率、通信回数、通信エラー回数、および/または各種統計情報であってもよい。センサは、例えば、温度センサ、風速センサ、振動センサ、および/または加速度センサ、等であってもよい。センサによる検出データは、例えば、検出日時における、温度、風速および/または振動レベル(例えば、加速度)、等であってもよい。
図1および2を参照すると、ノード装置N01は、要求フレームREQ1をアドホック・モードで例えば往路リンクF11上で隣接のノード装置N05に転送する。ノード装置N05は、受信した要求フレームREQ1中の複数の収集データ領域の中の2番目の収集データ領域にノード装置N05の識別情報(ID:05)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N05は、その要求フレームREQ1を例えば往路リンクF12上で隣接のノード装置N08に転送する。ノード装置N08は、受信した要求フレームREQ1中の複数の収集データ領域の中の3番目の収集データ領域にノード装置N05の識別情報(ID:08)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N08は、その要求フレームREQ1を例えば往路リンクF13上で隣接のノード装置N06に転送する。ノード装置N06は、受信した要求フレームREQ1中の複数の収集データ領域の中の残りの空きデータ収集領域が最後の領域であると判定する。次いで、ノード装置N06は、要求フレームREQ1中の全ての収集データ領域のデータを消去して最初の収集データ領域にノード装置N06の識別情報(ID:06)および任意にその他のノード関連情報を付加して、受信した要求フレームREQ1を要求フレームREQ2に更新する。代替形態として、要求フレームREQ2に、ノード装置N06の識別情報(ID:06)および任意にその他のノード関連情報を付加しなくてもよい。但し、要求フレームREQ2は、受信した要求フレームREQ1に基づいて新しく生成されたもの、と見ることができる。
また、ノード装置N06は、受信した要求フレームREQ1中の複数の収集データ領域の中の残りの空き収集データ領域が最後の領域なので、収集した累積情報を送信元ノード装置N01に送信し返すための応答フレームRSP1を生成する。但し、応答フレームRSP1は、受信した要求フレームREQ1を更新したもの、と見ることもできる。ノード装置N06は、要求フレームREQ1中の複数の収集データ領域のデータ即ちノード関連情報を応答フレームRSP1の複数の収集データ領域にコピーし、最後の収集データ領域にノード装置N06の識別情報(ID:05)および任意にその他のノード関連情報を付加する。応答フレームRSP1は、収集したノード関連情報として、複数の収集データ領域に往路の経路上のノード装置N01、N05、N08およびN06の識別情報および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。
ノード装置N06は、その要求フレームREQ2を例えば往路リンクF21上で隣接のノード装置N08に転送する。ノード装置N06は、その応答フレームRSP1を例えば復路リンクR11上で隣接のノード装置N02に転送する。その応答フレームRSP1は、複数の収集データ領域のデータを変更されることなく、復路リンクR12上でノード装置N03に、さらに、復路リンクR13上でノード装置N01に転送される。宛先のノード装置N01は、応答フレームRSP1を受信し、応答フレームRSP1中の複数の収集データ領域のデータ即ちノード関連情報をそのメモリまたは記憶部に格納する。
ノード装置N04は、受信した要求フレームREQ2中の複数の収集データ領域の中の2番目の収集データ領域にノード装置N04の識別情報(ID:04)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N04は、その要求フレームREQ2を例えば往路リンクF22上で隣接のノード装置N10に転送する。ノード装置N10は、受信した要求フレームREQ2中の複数の収集データ領域の中の3番目の収集データ領域にノード装置N10の識別情報(ID:10)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N10は、その要求フレームREQ2を例えば往路リンクF23上で隣接のノード装置N11に転送する。ノード装置N11は、当該ノード装置N11が受信した要求フレームREQ2の宛先であると判定して、収集した情報を送信元ノード装置N01に送信し返すための応答フレームRSP2を生成する。但し、応答フレームRSP2は、受信した要求フレームREQ2を更新したもの、と見ることもできる。応答フレームRSP2は、収集したノード関連情報として、複数の収集データ領域に往路の経路上のノード装置N06、N04、N10およびN11の識別情報および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。
ノード装置N11は、その応答フレームRSP2を例えば復路リンクR21上で隣接のノード装置N09に転送する。その応答フレームRSP2は、さらに、復路リンクR22上でノード装置N08に、復路リンクR23上でノード装置N07に、復路リンクR24上でノード装置N01に転送される。宛先のノード装置N01は、応答フレームRSP2を受信し、応答フレームRSP2中の複数の収集データ領域のノード関連情報をそのメモリに格納する。
ノード装置N11が要求フレームREQ2の宛先でない場合には、ノード装置N11はノード装置N10またはN06と同様に動作する。この場合、ノード装置N11は、受信した要求フレームREQ2中の複数の収集データ領域の中の残りの空き収集データ領域が最後の領域である場合に、要求フレームREQ2中の複数の収集データ領域のデータを消去して最初の収集データ領域にノード装置N11の識別情報(ID:11)および任意にその他のノード関連情報を付加して、受信した要求フレームREQ2を要求フレームREQ3に更新する。代替形態として、要求フレームREQ3に、ノード装置N11の識別情報(ID:11)および任意にその他のノード関連情報を付加しなくてもよい。ノード装置N11は、さらに、その要求フレームREQ3を隣接のノード装置に転送する。この場合、別のノード装置によって生成された応答フレームRSP3が複数の復路リンクを経由してノード装置N01に転送される。宛先のノード装置N01は、応答フレームRSP3を受信し、応答フレームRSP3中の複数の収集データ領域のノード関連情報をそのメモリに格納する。
このようにして、ノード装置N01は、要求フレームREQ1、REQ2等の往路の転送経路上のノード装置N01、N05、N08、N06、N04、N10およびN11のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を分割された応答RSP1、RSP2、等によって収集し、応答1、2、等としてホスト装置H0に供給する。このようにして、往路上の経路上のノード関連情報が収集される。
ホスト装置H0は、応答1、2、等のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を編集し統計処理して、例えば保守情報として表示装置に表示する。その保守情報は、例えば、フレームの転送ノード経路に関する統計情報(例えば、転送経路の割合)、および、フレーム転送経路上のノード装置の負荷分布、通信品質分布、エラー分布、温度分布、風速分布および振動度分布を表すものであってもよい。システムの管理者は、その情報に基づいて、例えば、ルーティング・ルールを調整し、ノード装置負荷を調整し、またはノード装置の障害または故障に対処することができる。
図3は、本発明の別の実施形態による、図1のアドホック・ネットワーク5上のシステムにおける、復路における経路上のノード装置に関連する情報の収集の例を示している。その転送モードは、インフラストラクチャ・モードであっても、またはアドホック・モードであってもよい。
ホスト装置H0は、それに接続されたノード装置N01に対して、宛先ノード装置N11までの経路またはルートを追跡しおよびノード関連情報を収集するための要求コマンドF0を供給する。この場合、転送モードは、アドホック・モードとする。但し、転送モードはインフラストラクチャ・モードであってもよい。
ノード装置N01は、復路の経路上のノード関連情報を収集するための要求フレームまたは情報収集要求フレームREQを生成する。ノード装置N01からの要求フレームREQは、複数の収集データ領域の中の最初の収集データ領域にノード関連情報を含まなくてもよい。この場合、往路の要求フレームREQの転送経路は、例えば、ノード装置N01、N03、N06、およびN11であったとする。
宛先のノード装置N11は、受信した要求フレームREQに応答して、復路の経路上のノード関連情報を収集するための応答フレームRSP1を生成する。ノード装置N11からの応答フレームRSP1は、複数の収集データ領域の中の最初の収集データ領域にノード装置N11の識別情報(ID:11)および任意にその他の情報をノード関連情報として含んでいる。この場合、復路の応答フレームRSPの転送経路は、例えば、ノード装置N11、N10、N04、N06、N08、N05およびN01とする。
図4は、復路の複数のノード装置N11、N10、N04、N06、N08、N05およびN01の経路上でのノード関連情報を収集するための分割された応答フレームの生成の例を示している。収集されるノード装置の情報は、前述した通りである。
図3および4を参照すると、ノード装置N11は、応答フレームRSP1をアドホック・モードで例えば復路リンクR11上で隣接のノード装置N10に転送する。ノード装置N10は、受信した応答フレームRSP1中の複数の収集データ領域の中の2番目の収集データ領域にノード装置N10の識別情報(ID:10)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N10は、その応答フレームRSP1を例えば復路リンクR12上で隣接のノード装置N04に転送する。ノード装置N04は、受信した応答フレームRSP1中の複数の収集データ領域の中の3番目の収集データ領域にノード装置N04の識別情報(ID:04)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N04は、その応答フレームRSP1を例えば復路リンクR13上で隣接のノード装置N06に転送する。ノード装置N06は、受信した応答フレームRSP1中の複数の収集データ領域の中の残りの空き収集データ領域が最後の領域であると判定する。次いで、ノード装置N06は、復路の経路上のノード関連情報を収集するための分割された応答フレームRSP2を生成する。但し、応答フレームRSP2は、受信した要求フレームREQ1を更新したもの、と見ることもできる。この場合、ノード装置N06は、応答フレームRSP2中の複数の収集データ領域のデータを消去する。ノード装置N06は、生成または更新された応答フレームRSP2において、最初の収集データ領域にノード装置N06の識別情報(ID:06)および任意にその他のノード関連情報を付加する。代替形態として、応答フレームRSP2に、ノード装置N06の識別情報(ID:06)および任意にその他のノード関連情報を付加しなくてもよい。
また、ノード装置N06は、収集した累積情報を宛先ノード装置N01に送信し返すために、受信した応答フレームRSP1を分割フレームとして更新する。但し、応答フレームRSP1は、受信した応答フレームRSP1に基づいて新しく生成されたもの、と見ることができる。ノード装置N06は、分割された応答フレームRSP1中の最後の収集データ領域にノード装置N06の識別情報(ID:06)および任意にその他のノード関連情報を付加する。応答フレームRSP1は、収集したノード関連情報として、複数の収集データ領域に復路の経路上のノード装置N11、N10、N04およびN06の識別情報および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。応答フレームRSP1は、それ以上のノード関連情報が付加されることなく、宛先のノード装置N01に送信し返される。
ノード装置N06は、その応答フレームRSP1を例えば復路リンクR14上で隣接のノード装置N02に転送する。ノード装置N02は、その応答フレームRSP1を例えば復路リンクR15上で隣接のノード装置N03に転送する。その応答フレームRSP1は、復路リンクR16上でノード装置N01に転送される。宛先のノード装置N01は、応答フレームRSP1を受信し、応答フレームRSP1中の複数の収集データ領域のノード関連情報をそのメモリに格納する。
ノード装置N06は、その応答フレームRSP2を例えば復路リンクR21上で隣接のノード装置N08に転送する。ノード装置N08は、受信した応答フレームRSP2中の複数の収集データ領域の中の2番目の収集データ領域にノード装置N08の識別情報(ID:08)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N08は、その応答フレームRSP2を例えば復路リンクR22上で隣接のノード装置N05に転送する。ノード装置N05は、受信した応答フレームRSP2中の複数の収集データ領域の中の3番目の収集データ領域にノード装置N05の識別情報(ID:05)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
ノード装置N05は、その応答フレームRSP2を例えば復路リンクR23上で隣接の宛先のノード装置N01に転送する。ノード装置N01は、受信した応答フレームRSP2中の複数の収集データ領域の中の4番目の収集データ領域にノード装置N01の識別情報(ID:01)および任意にその他のノード関連情報を付加する。ノード装置N05は、受信した応答フレームRSP2の宛先なので、応答フレームRSP2中の複数の収集データ領域のノード関連情報をそのメモリに格納する。
ノード装置N01が応答フレームRSP2の宛先でない場合には、ノード装置N01はノード装置N06と同様に動作する。この場合、ノード装置N01は、復路の経路上のノード関連情報を収集するための分割された応答フレームRSP3を生成する。ノード装置N01は、応答フレームRSP3において、最初の収集データ領域にノード装置N01の識別情報(ID:01)および任意にその他のノード関連情報を付加する。代替形態として、応答フレームRSP3に、ノード装置N01の識別情報(ID:01)および任意にその他のノード関連情報を付加しなくてもよい。また、ノード装置N01は、収集した累積情報を宛先ノード装置に送信するために受信した応答フレームRSP2を分割フレームとして更新する。ノード装置N01は、分割された応答フレームRSP2中の最後の収集データ領域にノード装置N01の識別情報(ID:01)および任意にその他のノード関連情報を付加する。
このようにして、ノード装置N01は、応答フレームRSPの復路の転送経路上のノード装置N11、N10、N04、N06、N08、N05およびN01のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を分割された応答RSP1、RSP2、等によって収集し、応答1、2、等としてホスト装置H0に供給する。このようにして、復路上の経路上のノード関連情報が収集される。
ホスト装置H0は、応答1、2、等のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を編集して、表示装置上に表示する。
図5は、図1〜4のホスト装置10(H0)の概略的な装置構成の一例を示している。
ホスト装置10(H0)は、内部バス12に接続された、例えばCPUのようなプロセッサ102と、入出力(I/O)制御部110と、通信制御部120とを含んでいる。入出力制御部110には、入力装置112、表示装置114、メモリ116、およびハードディスク・ドライブ(HDD)118、等が接続されている。メモリ116および/またはハードディスク・ドライブ(HDD)118は、プログラムおよびデータを格納している。通信制御部120には、少なくとも1つの通信カード122が接続されている。通信カード122は、無線または有線の通信カードであり、無線または有線通信リンクを介して他のノード装置に接続されている。通信カード122は、送信機(TX)1222および受信機(RX)1224を含んでいる。送信機1222および受信機1224は1つの送受信機であってもよい。ホスト装置10は、例えばパーソナル・コンピュータであってもよい。
図6は、図1〜4のノード装置20(N01〜N11)の概略的な装置構成の一例を示している。
ノード装置20(N01〜N11)は、内部バス22に接続された、例えばCPUのようなプロセッサ202と、ファームウェアおよびミドルウェアを格納した記憶部204と、記憶部206と、センサ208と、インタフェース(I/F)210と、ノード装置間のフレーム通信を制御する通信制御部またはフレーム通信部220とを含んでいる。ノード装置20(N01〜N11)は、例えば、固定型または移動型の、中継装置、端末、パーソナル・コンピュータ、携帯端末、ルータ、または物理量または物理的状態の測定装置または観測局であってもよい。記憶部206は、プログラム、データ、ノード関連情報、センサ情報、等を格納している。プロセッサ202は、記憶部204に格納されているファームウェアおよびミドルウェアに従って、フレーム・データを処理し、フレーム・データを組み立て、生成し、編成し、解析しおよび制御する。インタフェース(I/F)210は、例えばホスト装置10のような上位装置に接続されている。
通信制御部220は、通信カード222、224、...および228に接続されている。通信制御部220は、フレームおよびフレーム・ヘッダを生成し、編成し、解析しおよび制御する。また、通信制御部220は、記憶部221に格納された制御およびルーティング定義ファイルに規定されたルールに従って、通信カード222、224、...および228にフレームを送受信させる。その制御およびルーティングのルールは、例えば負荷分散等の制御のためのルールを規定している。通信カード222〜228は、無線または有線の通信カードであり、無線または有線通信リンクを介して他のノード装置の通信カードに接続される。通信カード222〜228の各々は、送信機(TX)2222および受信機(RX)2224を含んでいる。
図7は、ノード装置20(N01〜N11)の間で転送されるフレーム・フォーマットの例を示している。
図7において、フレームは、フレーム・ヘッダおよびフレーム・データを含んでいる。フレーム・ヘッダは、グローバル宛先アドレス(GD)、グローバル送信元アドレス(GS)、フレーム・タイプ(TYPE)、フレーム識別情報(FID)、フレーム・データ長(LNG)、フレーム有効期限(TTL)、およびFCSを含んでいる。フレームは、固定長であっても、可変長であってもよい。フレームおよびフレーム・ヘッダは、通信制御部220によって、生成され、解析され、制御される。
グローバル宛先アドレス(GD)は、フレームのグローバル宛先アドレスを表す。グローバル送信元アドレス(GS)は、フレームのグローバル送信元アドレスを表す。フレーム・タイプ(TYPE)は、例えば保守のようなフレームのタイプ(種別)を表す。フレーム識別情報(FID)は、フレームの識別情報を表す。フレーム・データ長(LNG)は、フレーム・データの長さを表す。フレーム有効期限(TTL)は、フレームのノード装置間の最大転送数または最大ホップ数を表す。
フレーム・データは、制御識別子(CTRL ID)、宛先識別情報(ObjectID)、送信元識別情報(ObjectID)、フレーム識別子(FRM ID)、フレーム・シーケンス番号(FRM SEQ)、エンド・フラグ(ENDFLG)、トレース方向(DIR)、有効期限(TTL)、カウント(CNT)、複数の収集データ領域(DATA)、FCSのフィールドを含んでいる。フレーム・データは、固定長であっても、可変長であってもよい。フレーム・データの内容は、プロセッサ202によって、組み立てられ、生成され、編成され、解析されおよび制御される。但し、フレーム・データにおける収集データ領域以外のこれらのフィールドの一部または全てがフレーム・ヘッダに組み込まれる形態で1つのフレームを編成してもよい。1つのグループを形成する複数の収集データ領域は、可変長であってもよく、収集データ領域内にノード関連情報データを含まない空き領域を確保せずに、格納すべき1つのノード関連情報が発生したときにそのノード関連情報を含む1つの収集データ領域を形成してもよい。
制御識別子(CTRL ID)は、フレーム・データの種別として、例えばトレース要求またはトレース応答、または情報収集要求または情報収集応答を表す制御識別子である。宛先識別情報(ObjectID)は、経路探索のためのフレームの宛先ノード装置のオブジェクトIDである。送信元識別情報(ObjectID)は、経路探索のためのフレームの送信元ノード装置のオブジェクトIDである。フレーム識別子(FRM ID)は、フレームまたはフレーム・データの識別子または識別番号である。フレーム・シーケンス番号(FRMSEQ)は、フレームまたはフレーム・データのシーケンス番号である。エンド・フラグ(END FLG)は、エンド・フラグが立っている場合には、分割したフレーム・データの最後のフレーム・データを表す。トレース方向(DIR)は、トレース方向(往路FW、復路RT)としてトレース始点のノード装置識別情報およびトレース終点のノード装置識別情報を表す。異常結果通知の場合には、トレース方向(DIR)の部分の先頭値“8”となる。有効期限(TTL)は、フレームまたはフレーム・データのノード装置間の最大転送数または最大ホップ数を表す。カウント(計数値)(CNT)は、フレームまたはフレーム・データのノード装置間の転送順序番号を表す。複数の収集データ領域(DATA)は、ノード装置の識別情報(ID)および収集されるノード関連情報を表す。FCSは、フレーム・データのチェックサムまたはシーケンスを表す。
図8Aおよび8Bは、図1および2における往路の経路上の複数のノード装置N01、N05、N08、N06、N04、N10およびN11におけるフレームの処理および転送の手順の例を示している。
図8Aを参照すると、ステップ302において、ホスト装置H0は、往路をトレース方向(DIR:01−11)とする要求コマンドF0をノード装置N01に供給する。
ステップ304において、ノード装置N01は、要求フレームREQ1を生成して、往路リンクF11上でノード装置N05に転送する。ノード装置N05は、要求フレームREQ1を受信する。要求フレームREQ1(フレーム・データ)は、制御識別子として例えば“トレース要求”または“情報収集要求”を表す識別子、宛先識別情報としてノード装置N11のID“11”、および送信元識別情報としてノード装置N01のID“01”を含んでいる。要求フレームREQ1(フレーム・データ)は、フレーム識別子として例えばフレーム番号“20”、フレーム・シーケンス番号“01”を含んでいる。また、要求フレームREQ1は、エンド・フラグとして最後でないことを表す値“0”、トレース方向として送信元ノード装置IDおよび宛先ノード装置ID“01−11”(往路)、有効期限として例えば“999”、およびカウント“0”を含んでいる。さらに、要求フレームREQ1は、最初のデータ領域に、送信元のノード装置N01の識別情報“01”、および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。
ステップ306において、ノード装置N05は、その受信した要求フレームREQ1の次の収集データ領域に、ノード装置N05の識別情報“05”および任意にその他のノード関連情報を付加して、往路リンクF12上で次のノード装置(N08)に転送する。ノード装置N08は、要求フレームREQ1を受信する。要求フレームREQ1におけるカウントはインクリメント(増分)された値“1”を有する。
ステップ308において、ノード装置N08は、その受信した要求フレームREQ1の空き収集データ領域に、ノード装置N08の識別情報“08”および任意にその他のノード関連情報を付加して、往路リンクF13上で次のノード装置N06に転送する。ノード装置N06は、要求フレームREQ1を受信する。ノード装置N08がノード装置N01から数えてフレームを中継した例えば6番目のノード装置であれば、要求フレームREQ1におけるカウントはインクリメントされた値“6”を有する。
ステップ310において、ノード装置N06は、その受信した要求フレームREQ1中に2つ以上のノード関連情報分の空き収集データ領域が存在しない、即ち1つのノード関連情報分の空き収集データ領域だけが存在するかまたは空き収集データ領域が存在しないと判定する。ノード装置N06は、分割された要求フレームREQ2を生成して、往路リンクF21上でノード装置N04に転送する。ノード装置N04は、分割された要求フレームREQ2を受信する。
ステップ312において、ノード装置N06は、分割された応答フレームRSP1を生成して、復路リンク(R11〜R13)上で複数のノード装置を経由して、要求フレームREQ1の送信元のノード装置N01に送信し返す。
分割された応答フレームRSP1(フレーム・データ)は、制御識別子として例えば“トレース応答”または“情報収集応答”を表す識別子、宛先識別情報としてノード装置N01のID“01”、送信元識別情報としてノード装置N06のID“06”、フレーム・シーケンス番号“01”を含んでいる。また、分割された応答フレームRSP1は、エンド・フラグとして最後でないことを表す値“0”、トレース方向(往路)として送信元ノード装置IDおよび宛先ノード装置ID“01−11”、およびインクリメントされたカウント“7”を含んでいる。さらに、分割された応答フレームRSP1は、最後の収集データ領域に、ノード装置N06の識別情報“06”および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。
ステップ324において、ノード装置N01は、分割された応答フレームRSP1に含まれていた収集データ領域のノード装置N01、N05、N08およびN06のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を、分割された応答1としてリンクR14上でホスト装置H0に供給する。
図8Bを参照すると、ステップ310において、ノード装置N06によって生成された要求フレームREQ2(フレーム・データ)は、2番目の分割フレームを表すフレーム・シーケンス番号“02”、インクリメントされたカウント“8”を含んでいる。さらに、要求フレームREQ2は、最初の収集データ領域に、ノード装置N06の識別情報“06”、および任意にその他のノード関連情報を含み、他の収集データ領域は空き状態である。
ステップ332において、ノード装置N04は、その受信した要求フレームREQ2の空き収集データ領域に、ノード装置N04の識別情報“04”および任意にその他のノード関連情報を付加して、往路リンクF22上で次のノード装置(N10)に転送する。ノード装置N10は、要求フレームREQ2を受信する。
ステップ334において、ノード装置N10は、その受信した要求フレームREQ2の空き収集データ領域に、ノード装置N10の識別情報“10”および任意にその他のノード関連情報を付加して、往路リンクF23上で次のノード装置N11に転送する。ノード装置N11は、応答フレームRSP2を受信する。ノード装置N10がノード装置N01から数えてフレームを中継した例えば13番目のノード装置であれば、要求フレームREQ2におけるカウントはインクリメントされた値“13”を有する。
ステップ336において、ノード装置N11は、当該ノード装置N11の宛先識別情報が、その受信した要求フレームREQ1中の宛先識別情報であると判定する。ノード装置N11は、分割された応答フレームRSP2を生成して、復路リンクR21〜R24上で複数のノード装置を経由して、要求フレームREQ2の送信元のノード装置N01に送信し返す。応答フレームRSP2(フレーム・データ)は、制御識別子として例えば“トレース応答”または“情報収集応答”を表す識別子、宛先識別情報としてノード装置N01のID“01”、送信元識別情報としてノード装置N11のID“06”、フレーム・シーケンス番号“02”を含んでいる。また、応答フレームRSP2は、エンド・フラグとして最後であることを表す値“END”または“1”、トレース方向として送信元ノード装置IDと宛先ノード装置ID“01−11”(往路)、およびインクリメントされたカウント“14”を含んでいる。さらに、応答フレームRSP2は、収集データ領域に、ノード装置N06の識別情報“06”および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。
ステップ344において、ノード装置N01は、分割された応答フレームRSP2に含まれていた収集データ領域のノード装置N06、N04、N10およびN11のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を、分割された応答2としてリンクR25上でホスト装置H0に供給する。
図9Aおよび9Bは、図3および4における復路の経路上の複数のノード装置N11、N10、N04、N06、N08、N05およびN01におけるフレームの処理および転送の手順の例を示している。
図9Aを参照すると、ステップ352において、ホスト装置H0は、復路をトレース方向(DIR:11−01)とする要求コマンドF0をノード装置N01に供給する。
ステップ354において、ノード装置N01は、要求フレームREQを生成して、往路リンク(F11〜F13)上で複数のノード装置を経由して、要求フレームREQをその宛先のノード装置N11に送信する。要求フレームREQ(フレーム・データ)は、制御識別子として例えば“トレース要求”または“情報収集要求”を表す識別子、宛先識別情報としてノード装置N11のID“11”、および送信元識別情報としてノード装置N01のID“11”を含んでいる。要求フレームREQは、フレーム識別子として例えばフレーム番号“21”、およびフレーム・シーケンス番号“01”を含んでいる。また、要求フレームREQは、エンド・フラグとして最後でないことを表す値“0”、トレース方向(復路)として宛先ノード装置IDおよび送信元ノード装置ID“11−01”、有効期限として例えば“999”、およびカウント“0”を含んでいる。要求フレームREQは、収集データ領域にデータを含んでいない。
ステップ360において、ノード装置N11は、要求フレームREQを受信し、当該ノード装置N11の宛先識別情報が、その受信した要求フレームREQ中の宛先識別情報であると判定する。ノード装置N11は、応答フレームRSP1を生成して、復路リンクR11上でノード装置N10に転送する。ノード装置N10は、応答フレームRSP1を受信する。
応答フレームRSP1(フレーム・データ)は、制御識別子として例えば“トレース応答”または“情報収集応答”を表す識別子、宛先識別情報としてノード装置N01のID“01”、および送信元識別情報としてノード装置N11のID“11”を含んでいる。応答フレームRSP1は、フレーム識別子として例えばフレーム番号“21”、およびフレーム・シーケンス番号“01”を含んでいる。また、応答フレームRSP1は、エンド・フラグとして最後でないことを表す値“0”、トレース方向(復路)として送信元ノード装置IDおよび宛先ノード装置ID“01−11”、有効期限として例えば“999”、およびカウント“0”を含んでいる。さらに、応答フレームRSP1は、最初の収集データ領域に、ノード装置N11の識別情報“11”、および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。
ステップ362において、ノード装置N10は、その受信した応答フレームRSP1の次の収集データ領域に、ノード装置N10の識別情報“10”および任意にその他のノード関連情報を付加して、復路リンクR12上で次のノード装置(N04)に転送する。ノード装置N04は、応答フレームRSP1を受信する。要求フレームREQ1におけるカウントはインクリメントされた値“1”を有する。
ステップ364において、ノード装置N04は、その受信した応答フレームRSP1の空き収集データ領域に、ノード装置N08の識別情報“08”および任意にその他のノード関連情報を付加して、往路リンクR13上で次のノード装置N06に転送する。ノード装置N06は、応答フレームRSP1を受信する。ノード装置N04がノード装置N11から数えてフレームを中継した例えば6番目のノード装置であれば、応答フレームRSP1におけるカウントはインクリメントされた値“6”を有する。
ステップ366において、ノード装置N06は、その受信した応答フレームRSP1中に2つ以上のノード関連情報分の空き収集データ領域が存在しないと判定する。ノード装置N06は、分割された応答フレームRSP2を生成して、復路リンクR21上で次のノード装置N08に転送する。
ステップ368において、ノード装置N06は、その受信した応答フレームRSP1の最後の収集データ領域に、ノード装置N06の識別情報“06”および任意にその他のノード関連情報を付加して、分割された応答フレームRSP1として更新する。応答フレームRSP1は、往路リンク(R14〜R16)を上で複数のノード装置(N14〜N05)を経由して宛先のノード装置N01に転送する。応答フレームRSP1は、収集データ領域に空きがないので、復路上でノード装置(N14〜N01)のノード関連情報が付加されることはない。応答フレームRSP1(フレーム・データ)は、制御識別子として例えば“トレース応答”または“情報収集応答”を表す識別子、宛先識別情報としてノード装置N01のID“01”、送信元識別情報としてノード装置N06のID“06”、フレーム・シーケンス番号“01”を含んでいる。また、応答フレームRSP1は、エンド・フラグとして最後でないことを表す値“0”、トレース方向として宛先ノード装置IDと送信元ノード装置ID“11−01”(復路)、およびインクリメントされたカウント“7”を含んでいる。
ステップ374において、ノード装置N01は、応答フレームRSP1に含まれていた収集データ領域のノード装置N11、N10、N04およびN06のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を、分割された応答1としてリンクR17上でホスト装置H0に供給する。
図9Bを参照すると、ステップ366において、ノード装置N06によって生成された要求フレームREQ2(フレーム・データ)は、2番目の分割フレームを表すフレーム・シーケンス番号“02”、インクリメントされたカウント“8”を含んでいる。さらに、分割された応答フレームRSP2は、最初の収集データ領域に、ノード装置N06の識別情報“06”、および任意にその他のノード関連情報を含み、他の収集データ領域は空き状態である。
ステップ384において、ノード装置N08は、その受信した要求フレームREQ2の空き収集データ領域に、ノード装置N08の識別情報“08”および任意にその他のノード関連情報を付加して、復路リンクR22上で次のノード装置(N05)に転送する。ノード装置N05は、要求フレームREQ2を受信する。
ステップ386において、ノード装置N05は、その受信した要求フレームREQ2の空き収集データ領域に、ノード装置N05の識別情報“05”および任意にその他のノード関連情報を付加して、往路リンクR23上で次のノード装置N01に転送する。ノード装置N01は、応答フレームRSP2を受信する。ノード装置N05がノード装置N11から数えてフレームを中継した例えば13番目のノード装置であれば、応答フレームRSP2におけるカウントはインクリメントされた値“13”を有する。
ステップ388において、ノード装置N01は、当該ノード装置N01の宛先識別情報が、その受信した応答フレームRSP2中の宛先識別情報であると判定する。ノード装置N01は、その受信した要求フレームREQ2の空き収集データ領域に、ノード装置N01の識別情報“01”および任意にその他のノード関連情報を付加する。
応答フレームRSP2(フレーム・データ)は、制御識別子として例えば“トレース応答”または“情報収集応答”を表す識別子、宛先識別情報としてノード装置N01のID“01”、送信元識別情報としてノード装置N11の識別情報“11”、フレーム・シーケンス番号“02”を含んでいる。また、応答フレームRSP2は、エンド・フラグとして最後であることを表す値“END”または“1”、トレース方向として送信元ノード装置IDと宛先ノード装置ID“01−11”(往路)、およびインクリメントされたカウント“14”を含んでいる。さらに、応答フレームRSP2は、最後の収集データ領域に、ノード装置N01の識別情報“01”および任意にその他のノード関連情報を含んでいる。
ステップ394において、ノード装置N01は、応答フレームRSP2に含まれていた収集データ領域のノード装置N06、N08、N05およびN01のノード装置識別情報およびその他のノード関連情報を、分割された応答2としてリンクR25上でホスト装置H0に供給する。
図10は、ホスト装置10によって実行される、要求コマンドの送信および応答の受信のためのフローチャートの例を示している。
図10を参照すると、ステップ402において、ホスト装置10のプロセッサ102は、管理者またはユーザによる入力装置112の操作に従って、情報収集要求コマンドを生成する。その要求コマンドは、例えば、フレームの転送経路の追跡を要求するトレース要求、または転送経路上のノード装置に関連する情報の収集を要求する情報収集要求であってもよい。通信制御部120は、通信カード122の送信部1222を、ホスト装置10に接続されたノード装置20(N01)へその要求コマンドを送信するよう制御する。要求コマンドは、例えば、始点ノード装置の識別情報(例えば、“01”または“11”)、終点ノード装置の識別情報(例えば、“11”または“01”)、トレースまたは経路の方向(“01−11”または“11−01”)、有効期限(例えば、TTL=“999”)のような項目を含んでいる。これらの項目は、メモリ116および/またはハードディスク・ドライブ118から読み出される。
ノード装置20は、ステップ502において、プロセッサ202は、インタフェース210を介してホスト装置10から要求コマンドを受け取る。プロセッサ202は、その要求コマンドに応答して、トレース要求フレームまたは情報収集要求フレームのデータを編成し生成して通信制御部220に供給する。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従ってそのデータ用のフレーム・ヘッダを生成する。さらに、通信制御部220は、制御およびルーティング・ルールに従って、そのフレーム・ヘッダおよびそのデータを含む要求フレームを形成して、隣接のノード装置へと送信するよう、1つの通信カード222〜228の送信機2222を制御する。
ステップ404において、プロセッサ102は、通信制御部120および通信カード122によるノード装置20(N01)からの応答の受信を待つ。
ステップ504において、ノード装置20(N01)の通信カード222〜228の受信機2224が、通信制御部220の制御の下で複数の分割された応答フレームを順次受信する。通信カード222〜228は受信機2224から通信制御部220を介して複数の応答フレームを順次受け取り、応答フレームからそれぞれのフレーム・データを取り出して、プロセッサ202に順次供給する。プロセッサ202は、フレーム・データから収集データを取り出して1つまたは複数の応答を形成して、インタフェース210を介してホスト装置10に供給する。
ステップ406において、プロセッサ102は、応答を受信したかどうかを判定する。応答を受信していないと判定された場合は、手順はステップ404に戻る。応答を受信したと判定された場合は、手順はステップ408に進む。
ステップ408において、プロセッサ102は、受信した応答が最後の応答かどうかを判定する。それが最後の応答でないと判定された場合は、手順はステップ404に戻る。それが最後の応答であると判定された場合は、手順はステップ410に進む。
ステップ410において、プロセッサ102は、受信した複数の分割された応答のノード関連情報を繋ぎまたは組み合わせて、記録し、処理する。その組み合わせたノード装置識別情報は、要求フレームまたは応答フレームの転送経路上のノード装置を表す。また、その組み合わせたノード関連情報は、要求フレームまたは応答フレームの転送経路上のノード装置のノード関連情報を表す。
ステップ412において、プロセッサ102は、収集し処理されたノード関連情報および処理済みの情報を、例えば複数のノード装置20(N01〜N11)を含むシステムの保守のための保守情報として、表示装置114に表示する。
図11A〜11Dは、各ノード装置20(N01〜N11)によって実行される要求フレームおよび応答フレームの受信および転送のためのフローチャートの例を示している。
図11Aを参照すると、ステップ506において、ノード装置20のプロセッサ202は、記憶部204のファームウェアおよび/またはミドルウェアまたは記憶部206に格納されているプログラムに従って、通信制御部220を介して、通信カード222〜228が新しいフレームを受信したかどうかを判定する。新しいフレームを受信するまで、ステップ506が繰り返される。新しいフレームを受信したと判定された場合は、手順はステップ508に進む。
ステップ508において、プロセッサ202は、通信制御部220を介して受信フレームを受け取る。プロセッサ202は、受信フレームのデータ中の制御識別子を参照して、受信したフレームが要求フレーム(例えば、トレース要求フレームまたは情報収集要求フレーム)かどうかを判定する。それが要求フレームであると判定された場合は、手順はステップ510に進む。それが要求フレームでない、即ち応答フレーム(例えば、トレース応答フレームまたは情報収集応答フレーム)であると判定された場合は、手順はステップ602に進む。
ステップ602において、プロセッサ202は、受信フレームのデータ中の宛先識別情報(ID)が当該ノード装置20の識別情報(ID)かどうかを判定する。それが当該ノード装置20の識別情報でないと判定された場合は、手順は図11Dのステップ612に進む。
ステップ602においてそれが当該ノード装置20の識別情報であると判定された場合は、ステップ604において、プロセッサ202は、応答フレームの収集データ領域から、収集したノード関連情報を取り出し、編集して、上位装置(ホスト装置10)に応答として供給する。その後、手順は、図11Aのサブルーチンを出るかまたは図11Aのステップ506に戻る。
ステップ510において、プロセッサ202は、フレーム・データの有効期間TTLが0より大きいかどうか、即ち有効期間があるかどうかを判定する。有効期間が0より大きくない、即ち0であると判定された場合は、手順はステップ512に進む。有効期間が0より大きいと判定された場合は、手順はステップ522に進む。
ステップ512において、プロセッサ202は、受信フレームのデータを廃棄し、通信制御部120に受信フレームを廃棄させる。その後、手順は、図11Aのサブルーチンを出るかまたは図11Aのステップ506に戻る。
ステップ522において、プロセッサ202は、フレーム・データ中の有効期間TTLをデクリメント(減分)(TTL=TTL−1)する。通信制御部220は、フレーム・ヘッダ中の有効期間TTLをデクリメント(減分)(TTL=TTL−1)する。ステップ524において、プロセッサ202は、フレーム・データ中の宛先識別情報(ID)が当該ノード装置の識別情報かどうかを判定する。それが当該ノード装置の識別情報でないと判定された場合は、手順は図11Bのステップ532に進む。それが当該ノード装置の識別情報であると判定された場合は、手順は図11Cのステップ582に進む。
図11Bを参照すると、ステップ532において、プロセッサ202は、フレーム・データ中のトレース方向(DIR)が往路かどうかを判定する。トレース方向が往路でない、即ち復路であると判定された場合は、手順はステップ542に進む。トレース方向が往路であると判定された場合は、手順はステップ552に進む。
ステップ542において、プロセッサ202は、受信フレームを転送処理する。即ち、プロセッサ202は、フレーム・データの収集データ領域にノード関連情報を付加することなく、有効期間TTLを更新して、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に受信フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、受信フレームのフレーム・ヘッダを更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に受信フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。その後、手順は、図11Bのサブルーチンを出るかまたは図11Aのステップ506に戻る。
ステップ552において、プロセッサ202は、受信した要求フレームのデータ中に2つ以上のノード関連情報分の空き収集データ領域があるかどうかを判定する。2つ以上の空き収集データ領域があると判定された場合は、手順はステップ554に進む。2つ以上の空き収集データ領域がないと判定された場合は、手順はステップ564および566に進む。
ステップ554において、プロセッサ202は、受信した要求フレームのデータ中の空き収集データ領域に、記憶部206から取り出されたノード装置20の識別情報(ID)および任意にその他のノード関連情報を追加してその要求フレームを更新する。次いで、プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その更新された要求フレームを往路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、要求フレームのフレーム・ヘッダを更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に要求フレームを往路上の次のノード装置へと転送させる。
ステップ564において、プロセッサ202は、受信した要求フレームのデータ中の全ての収集データ領域を空にしまたは削除し、フレーム・シーケンス番号をインクリメントする(FRM_SEQ=FRM_SEQ+1)。次いで、プロセッサ202は、要求フレームのデータの最初の収集データ領域に、記憶部206から取り出された当該ノード装置20の識別情報(ID)および任意にその他のノード関連情報を追加してその要求フレームを分割された要求フレームとして更新する。プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その分割された要求フレームを往路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、その分割された要求フレームのフレーム・ヘッダを更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に要求フレームを往路上の次のノード装置へと転送させる。
ステップ566において、プロセッサ202は、受信した要求フレームに基づいて、分割された応答フレームを生成し、受信した要求フレームの収集データ領域のノード関連情報をその応答フレームの収集データ領域にコピーし、残りの収集データ領域に記憶部206から取り出された当該ノード装置20の識別情報(ID)および任意にその他のノード関連情報を追加する。次いで、プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その分割された応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、応答フレームのフレーム・ヘッダを更新または形成して、通信カード222〜228(送信機2222)に応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。
ステップ554、564および566の後、手順は、図11Bのサブルーチンを出るかまたは図11Aのステップ506に戻る。
図11Cを参照すると、ステップ582において、プロセッサ202は、フレーム・データ中のトレース方向が往路かどうかを判定する。方向が往路でない、即ち復路であると判定された場合は、手順はステップ584に進む。方向が往路であると判定された場合は、手順はステップ586に進む。
ステップ584において、プロセッサ202は、受信した要求フレームに基づいて、最初の応答フレームを生成し、エンド・フラグを0に設定し、複数の収集データ領域の中の最初の空き収集データ領域に、記憶部206から取り出した当該ノード装置20の識別情報(ID)およびその他のノード関連情報を追加する。次いで、プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、応答フレームのフレーム・ヘッダを形成または更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。
ステップ586において、プロセッサ202は、受信した要求フレームに基づいて、最後の分割された応答フレームを生成し、エンド・フラグ(END)を立てて、受信した要求フレームの収集データ領域のノード関連情報をその応答フレームの収集データ領域にコピーし、空き収集データ領域に、記憶部206から取り出されたノード装置20の識別情報(ID)およびその他のノード関連情報を追加する。次いで、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その分割された応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、応答フレームのフレーム・ヘッダを形成または更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。
ステップ584および586の後、手順は、図11Cのサブルーチンを出るかまたは図11Aのステップ506に戻る。
図11Dを参照すると、ステップ612において、プロセッサ202は、フレーム・データ中の有効期間TTLが0より大きいかどうか、即ち有効期間があるかどうかを判定する。有効期間が0より大きくない、即ち0であると判定された場合は、手順はステップ614に進む。有効期間が0より大きいと判定された場合は、手順はステップ622に進む。
ステップ614において、プロセッサ202は、受信フレームのデータを廃棄し、通信制御部120に受信フレームを廃棄させる。その後、手順は、図11Dのサブルーチンを出るかまたは図11Aのステップ506に戻る。
ステップ622において、プロセッサ202は、フレーム・データ中の有効期間TTLをデクリメント(TTL=TTL−1)する。通信制御部220は、フレーム・ヘッダ中の有効期間TTLをデクリメント(TTL=TTL−1)する。ステップ632において、プロセッサ202は、フレーム・データ中のトレース方向が往路かどうかを判定する。方向が往路でない、即ち復路であると判定された場合は、手順はステップ642に進む。方向が往路であると判定された場合は、手順はステップ652に進む。
ステップ642において、プロセッサ202は、受信フレームを転送処理する。即ち、プロセッサ202は、フレーム・データの収集データ領域にノード関連情報を付加することなく、有効期間TTLを更新して、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に受信フレームを往路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、受信フレームのフレーム・ヘッダを更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に受信フレームを往路上の次のノード装置へと転送させる。その後、手順は、図11Dのサブルーチンを出るかまたは図11Aのステップ506に戻る。
ステップ652において、プロセッサ202は、受信した要求フレームのデータ中に2つ以上のノード関連情報分の空き収集データ領域があるかどうかを判定する。2つ以上の空き収集データ領域があると判定された場合は、手順はステップ654に進む。2つ以上の空き収集データ領域がないと判定された場合は、手順はステップ662および664に進む。
ステップ654において、プロセッサ202は、受信した応答フレームのデータ中の収集データ領域に、記憶部206から取り出されたノード装置20の識別情報(ID)および任意にその他のノード関連情報を追加してその応答フレームを更新する。次いで、プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その更新された応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、応答フレームのフレーム・ヘッダを更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。
ステップ662において、プロセッサ202は、受信した応答フレームのデータ中の全ての収集データ領域を空にしまたは削除し、フレーム・シーケンス番号をインクリメントする(FRM_SEQ=FRM_SEQ+1)。次いで、プロセッサ202は、応答フレームのデータの最初の収集データ領域に、記憶部206から取り出された当該ノード装置20の識別情報(ID)および任意にその他のノード関連情報を追加してその応答フレームを分割された応答フレームとして更新する。プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その分割された応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、その分割された応答フレームのフレーム・ヘッダを更新して、通信カード222〜228(送信機2222)に要求フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。
ステップ664において、プロセッサ202は、受信した応答フレームに基づいて、分割された応答フレームを生成し、受信した要求フレームの収集データ領域のノード関連情報をその生成された応答フレームの収集データ領域にコピーし、残りの収集データ領域に記憶部206から取り出された当該ノード装置20の識別情報(ID)および任意にその他のノード関連情報を追加する。次いで、プロセッサ202は、通信制御部220および1つの通信カード222〜228に、その分割された応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。通信制御部220は、記憶部221内の制御およびルーティング・ルールに従って、応答フレームのフレーム・ヘッダを更新または形成して、通信カード222〜228(送信機2222)に応答フレームを復路上の次のノード装置へと転送させる。
以上説明した実施形態によれば、任意のデータ・サイズのフレームの転送経路上の複数の通信ノード装置に関連する情報を収集する際に、収集データの増大によるスループットの劣化を起こすことなく、ホップ回数の制限を受けることなく、通信ノード装置に関連する情報を収集可能となる。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈すべきであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができると理解すべきである。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) アドホック・ネットワークを形成する複数のノード装置を含み、フレーム・データの転送経路上のそれぞれのノード装置におけるノード関連情報を収集するシステムであって、
前記複数のノード装置の各ノード装置は、
当該ノード装置の識別情報を含むノード関連情報を格納する記憶部と、
フレーム・データを処理するデータ処理部と、
送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを、前記複数の通信ノード装置の中の別のノード装置から受信する通信制御部と、
を含み、
前記受信した第1のフレーム・データに2つ以上のノード装置のノード関連情報を追加的に格納できる場合には、
前記データ処理部は、前記記憶部における前記ノード関連情報を追加することによって前記受信した第1のフレーム・データを更新し、
前記通信制御部は、前記更新された第1のフレーム・データを前記複数の通信ノード装置の中の別のノード装置へ転送し、
前記受信した第1のフレーム・データにさらに1つのノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合には、
前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報または前記宛先のノード装置の識別情報と、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データを生成し、さらに、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データを形成し、
前記通信制御部は、前記生成された第2のフレーム・データおよび前記第3のフレーム・データをそれぞれ前記複数の通信ノード装置の中の他のノード装置へ転送するものであることを特徴とする、
システム。
(付記2) 前記複数のノード装置の中の前記送信元のノード装置としてのノード装置において、
前記データ処理部は、前記記憶部における前記送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む前記第1のフレーム・データを生成し、
前記通信制御部は、前記第1のフレーム・データを前記複数のノード装置の中の別のノード装置へ送信するものであることを特徴とする、付記1に記載のシステム。
(付記3) 前記複数のノード装置の中の前記宛先のノード装置としてのノード装置において、
前記通信制御部は、前記複数のノード装置の中の別のノード装置によって転送された第4のフレーム・データを受信し、
前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報と、前記受信した第4のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における前記宛先のノード装置のノード関連情報とを含む第5のフレーム・データを生成し、
前記通信制御部は、前記生成された第5のフレーム・データを前記複数のノード装置の中の別のノード装置に転送するものであることを特徴とする、付記1または2に記載のシステム。
(付記4) 前記通信制御部はアドホック・モードでフレーム・データを転送し、
前記第1のフレーム・データは、前記送信元のノード装置によって生成された要求フレーム・データであることを特徴とする、付記1乃至3のいずれかに記載のシステム。
(付記5) 前記通信制御部はアドホック・モードでフレーム・データを転送し、
前記第1のフレーム・データは、前記宛先のノード装置の識別情報を送信元識別情報として含む要求フレーム・データに対して前記送信元のノード装置によって生成された応答フレーム・データであることを特徴とする、付記1または2に記載のシステム。
(付記6) 前記複数のノード装置の中の前記送信元のノード装置としてのノード装置において、
前記通信制御部は、前記複数のノード装置の中の別のノード装置から前記第2のフレーム・データを受信し、
前記データ処理部は、前記受信した第2のフレーム・データから1グループを形成する複数のノード関連情報を取り出し、前記1グループのノード関連情報を前記送信元のノード装置に結合された上位装置に供給するものであることを特徴とする、付記1または2に記載のシステム。
(付記7) 前記上位装置は、前記送信元のノード装置から受け取った複数グループのノード関連情報の識別情報を組み合わせてフレーム・データの転送経路に関する情報を生成し、前記生成された転送経路に関する情報を前記上位装置の表示装置に表示するものであることを特徴とする、付記6に記載のシステム。
(付記8)前記第4のフレーム・データは、前記複数のノード装置の中の別のノード装置によって更新された前記第3のフレーム・データであるかまたは前記複数のノード装置の中の別のノード装置によって生成された前記第3のフレーム・データから派生した別のフレーム・データであることを特徴とする、付記3に記載のシステム。
(付記9) 前記フレーム・データの各々には、1グループを形成する複数のノード関連情報を格納するためのデータ領域が確保されていることを特徴とする、付記1に記載のシステム。
(付記10) 複数の通信ノード装置を含むアドホック・ネットワークにおいて、1つの通信ノード装置から送信されたフレーム・データが転送された経路上の前記複数の通信ノード装置のノード関連情報を収集するシステムであって、
前記複数の通信ノード装置の各通信ノード装置は、
前記複数の通信ノード装置の中の他の通信ノード装置からフレーム・データを受信し、調整されたフレーム・データを送信する通信制御部と、
前記受信したフレーム・データと当該通信ノード装置の識別情報を含むノード関連情報を記憶する記憶部と、
前記受信したフレーム・データに含まれる宛先の識別情報が、前記自装置の識別情報と同じかどうかを判定し、同じ場合には、送信元の識別情報と宛先の識別情報を入れ換えて、前記通信制御部を介して送信元に送り返し、違う場合には、前記受信したフレーム・データに、当該通信ノード装置のノード関連情報を追加できるかどうかを判定し、追加できる場合には、当該通信ノード装置のノード関連情報を追加して、前記複数の通信ノード装置の中の他の通信ノード装置に転送し、追加できない場合には、前記受信したフレーム・データを前記通信制御部を介して送信元に送信し返し、新しいフレーム・データを、送信元、宛先および当該通信ノード装置のノード関連情報を設定して生成し、前記通信制御部に、前記生成したフレーム・データを前記複数の通信ノード装置の中の他の通信ノード装置へと送信させるデータ処理部と、
を含むものであることを特徴とする、システム。
(付記11) アドホック・ネットワークに接続可能なノード装置であって、
当該ノード装置の識別情報を含むノード関連情報を格納する記憶部と、
フレーム・データを処理するデータ処理部と、
送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを、前記ネットワーク上の別のノード装置から受信する通信制御部と、
を具え、
前記受信した第1のフレーム・データに2つ以上のノード装置のノード関連情報を追加的に格納できる場合には、
前記データ処理部は、前記記憶部における前記ノード関連情報を追加することによって前記受信した第1のフレーム・データを更新し、
前記通信制御部は、前記更新された第1のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置に転送し、
前記受信した第1のフレーム・データにさらに1つのノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合には、
前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報または前記宛先のノード装置の識別情報と、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データを生成し、さらに、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データを形成し、
前記通信制御部は、前記生成された第2のフレーム・データおよび前記第3のフレーム・データをそれぞれ前記ネットワーク上の1つまたは2つの他のノード装置に転送するものであることを特徴とする、
ノード装置。
(付記12) 前記通信制御部は前記ネットワーク上の別のノード装置によって転送された第4のフレーム・データを受信し、
前記第4のフレーム・データにおける前記宛先のノード装置の識別情報が前記記憶部に格納された当該ノード装置の識別情報と一致した場合には、
前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報と、前記受信した第4のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部におけるノード関連情報とを含む第5のフレーム・データを生成し、
前記通信制御部は、前記生成された第5のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置に転送するものであることを特徴とする、付記11に記載のノード装置。
(付記13) 前記通信制御部は、当該ノード装置がアドホック・モードで動作するようにフレーム・データの転送先を可変に決定するものであることを特徴とする、付記10または11に記載のノード装置。
(付記14) 前記通信制御部はアドホック・モードでフレーム・データを転送し、
前記第1のフレーム・データは、前記送信元のノード装置によって生成された要求フレーム・データであることを特徴とする、付記11に記載のノード装置。
(付記15) 前記通信制御部はアドホック・モードでフレーム・データを転送し、
前記第1のフレーム・データは、前記宛先のノード装置の識別情報を送信元識別情報として含む要求フレーム・データに対して前記送信元のノード装置によって生成された応答フレーム・データであることを特徴とする、付記11に記載のノード装置。
(付記16) 前記通信制御部は、前記ネットワーク上の別のノード装置から第4のフレーム・データを受信し、
前記データ処理部は、前記受信した第4のフレーム・データから1グループを形成する複数のノード関連情報を取り出し、前記1グループのノード関連情報を当該ノード装置に結合された上位装置に供給するものであることを特徴とする、付記10に記載のノード装置。
(付記17) 記憶部と、アドホック・ネットワークに接続可能な通信制御部と、データ処理部とを含むノード装置における、フレーム・データ処理方法であって、
前記通信制御部によって、送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置から受信する工程と、
前記受信した第1のフレーム・データに2つ以上のノード装置のノード関連情報を追加的に格納できる場合には、
前記データ処理部によって、前記記憶部におけるノード関連情報を追加することによって前記受信した第1のフレーム・データを更新し、前記通信制御部によって、前記更新された第1のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置に転送する工程と、
前記受信した第1のフレーム・データにさらに1つのノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合には、
前記データ処理部によって、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報または前記宛先のノード装置の識別情報と、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データを生成し、さらに、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データを形成し、前記通信制御部によって、前記生成された第2のフレーム・データおよび前記第3のフレーム・データをそれぞれ前記ネットワーク上の1つまたは2つの他のノード装置に転送する工程と、
を含む、方法。
5 ネットワーク
10、H0 ホスト装置
20、N01〜N11 ノード装置
F11〜F13、F21〜F23 往路リンク
R11〜R13、R21〜R24 復路リンク
202 プロセッサ
204、206 記憶部
208 センサ
210 インタフェース
220 通信制御部
222 通信カード

Claims (10)

  1. アドホック・ネットワークを形成する複数のノード装置を含み、フレーム・データの転送経路上のそれぞれのノード装置におけるノード関連情報を収集するシステムであって、
    前記複数のノード装置の各ノード装置は、
    当該ノード装置の識別情報を含むノード関連情報を格納する記憶部と、
    フレーム・データを処理するデータ処理部と、
    送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを、前記複数の通信ノード装置の中の別のノード装置から受信する通信制御部と、
    を含み、
    前記受信した第1のフレーム・データに2つ以上のノード装置のノード関連情報を追加的に格納できる場合には、
    前記データ処理部は、前記記憶部における前記ノード関連情報を追加することによって前記受信した第1のフレーム・データを更新し、
    前記通信制御部は、前記更新された第1のフレーム・データを前記複数の通信ノード装置の中の別のノード装置へ転送し、
    前記受信した第1のフレーム・データにさらに1つのノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合には、
    前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報または前記宛先のノード装置の識別情報と、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データを生成し、さらに、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データを形成し、
    前記通信制御部は、前記生成された第2のフレーム・データおよび前記第3のフレーム・データをそれぞれ前記複数の通信ノード装置の中の他のノード装置へ転送するものであることを特徴とする、
    システム。
  2. 前記複数のノード装置の中の前記宛先のノード装置としてのノード装置において、
    前記通信制御部は、前記複数のノード装置の中の別のノード装置によって転送された第4のフレーム・データを受信し、
    前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報と、前記受信した第4のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における前記宛先のノード装置のノード関連情報とを含む第5のフレーム・データを生成し、
    前記通信制御部は、前記生成された第5のフレーム・データを前記複数のノード装置の中の別のノード装置に転送するものであることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記通信制御部はアドホック・モードでフレーム・データを転送し、
    前記第1のフレーム・データは、前記送信元のノード装置によって生成された要求フレーム・データであることを特徴とする、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記通信制御部はアドホック・モードでフレーム・データを転送し、
    前記第1のフレーム・データは、前記宛先のノード装置の識別情報を送信元識別情報として含む要求フレーム・データに対して前記送信元のノード装置によって生成された応答フレーム・データであることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記複数のノード装置の中の前記送信元のノード装置としてのノード装置において、
    前記通信制御部は、前記複数のノード装置の中の別のノード装置から前記第2のフレーム・データを受信し、
    前記データ処理部は、前記受信した第2のフレーム・データから1グループを形成する複数のノード関連情報を取り出し、前記1グループのノード関連情報を前記送信元のノード装置に結合された上位装置に供給するものであることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記上位装置は、前記送信元のノード装置から受け取った複数グループのノード関連情報の識別情報を組み合わせてフレーム・データの転送経路に関する情報を生成し、前記生成された転送経路に関する情報を前記上位装置の表示装置に表示するものであることを特徴とする、請求項5に記載のシステム。
  7. 複数の通信ノード装置を含むアドホック・ネットワークにおいて、1つの通信ノード装置から送信されたフレーム・データが転送された経路上の前記複数の通信ノード装置のノード関連情報を収集するシステムであって、
    前記複数の通信ノード装置の各通信ノード装置は、
    前記複数の通信ノード装置の中の他の通信ノード装置からフレーム・データを受信し、調整されたフレーム・データを送信する通信制御部と、
    前記受信したフレーム・データと当該通信ノード装置の識別情報を含むノード関連情報を記憶する記憶部と、
    前記受信したフレーム・データに含まれる宛先の識別情報が、前記自装置の識別情報と同じかどうかを判定し、同じ場合には、送信元の識別情報と宛先の識別情報を入れ換えて、前記通信制御部を介して送信元に送り返し、違う場合には、前記受信したフレーム・データに、当該通信ノード装置のノード関連情報を追加できるかどうかを判定し、追加できる場合には、当該通信ノード装置のノード関連情報を追加して、前記複数の通信ノード装置の中の他の通信ノード装置に転送し、追加できない場合には、前記受信したフレーム・データを前記通信制御部を介して送信元に送信し返し、新しいフレーム・データを、送信元、宛先および当該通信ノード装置のノード関連情報を設定して生成し、前記通信制御部に、前記生成したフレーム・データを前記複数の通信ノード装置の中の他の通信ノード装置へと送信させるデータ処理部と、
    を含むものであることを特徴とする、システム。
  8. アドホック・ネットワークに接続可能なノード装置であって、
    当該ノード装置の識別情報を含むノード関連情報を格納する記憶部と、
    フレーム・データを処理するデータ処理部と、
    送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを、前記ネットワーク上の別のノード装置から受信する通信制御部と、
    を具え、
    前記受信した第1のフレーム・データに2つ以上のノード装置のノード関連情報を追加的に格納できる場合には、
    前記データ処理部は、前記記憶部における前記ノード関連情報を追加することによって前記受信した第1のフレーム・データを更新し、
    前記通信制御部は、前記更新された第1のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置に転送し、
    前記受信した第1のフレーム・データにさらに1つのノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合には、
    前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報または前記宛先のノード装置の識別情報と、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データを生成し、さらに、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データを形成し、
    前記通信制御部は、前記生成された第2のフレーム・データおよび前記第3のフレーム・データをそれぞれ前記ネットワーク上の1つまたは2つの他のノード装置に転送するものであることを特徴とする、
    ノード装置。
  9. 前記通信制御部は前記ネットワーク上の別のノード装置によって転送された第4のフレーム・データを受信し、
    前記第4のフレーム・データにおける前記宛先のノード装置の識別情報が前記記憶部に格納された当該ノード装置の識別情報と一致した場合には、
    前記データ処理部は、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報と、前記受信した第4のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部におけるノード関連情報とを含む第5のフレーム・データを生成し、
    前記通信制御部は、前記生成された第5のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置に転送するものであることを特徴とする、請求項8に記載のノード装置。
  10. 記憶部と、アドホック・ネットワークに接続可能な通信制御部と、データ処理部とを含むノード装置における、フレーム・データ処理方法であって、
    前記通信制御部によって、送信元および宛先のノード装置の識別情報を含む第1のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置から受信する工程と、
    前記受信した第1のフレーム・データに2つ以上のノード装置のノード関連情報を追加的に格納できる場合には、
    前記データ処理部によって、前記記憶部におけるノード関連情報を追加することによって前記受信した第1のフレーム・データを更新し、前記通信制御部によって、前記更新された第1のフレーム・データを前記ネットワーク上の別のノード装置に転送する工程と、
    前記受信した第1のフレーム・データにさらに1つのノード装置のノード関連情報しか追加的に格納できない場合には、
    前記データ処理部によって、宛先の識別情報として前記送信元のノード装置の識別情報または前記宛先のノード装置の識別情報と、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報と、前記記憶部における当該ノード装置のノード関連情報とを含む第2のフレーム・データを生成し、さらに、前記受信した第1のフレーム・データ中のノード関連情報を含まない第3のフレーム・データを形成し、前記通信制御部によって、前記生成された第2のフレーム・データおよび前記第3のフレーム・データをそれぞれ前記ネットワーク上の1つまたは2つの他のノード装置に転送する工程と、
    を含む、方法。
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