JP2011054646A - 半導体メモリ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】書き換え電力を可及的に小さく、かつ信頼性の高いイオン伝導メモリ素子を提供することを可能にする。
【解決手段】イオン伝導性を有する層と、前記イオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な第1の金属を含む導電性材料から成る第1の電極と、前記第1の金属を含まない導電性材料から成る第2の電極を備え、低抵抗状態の抵抗値を、第2の電極に接して第1の電極と第2の電極との間に形成する金属フィラメントの先端と第1の電極とのトンネル抵抗値とし、その抵抗値はイオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な前記金属の含有量で制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体メモリ素子に関する。
次世代のメモリ素子として、抵抗値の大小の変化をメモリに応用した素子が提案されている。そのような素子の一つに、イオン伝導現象を利用したメモリ素子(以下、イオン伝導メモリとも云う)が非特許文献1に開示されている。
イオン伝導メモリ素子は、可動イオンを含む電極と可動イオンを含まない電極との間にイオン伝導層を挟んだ積層構造をしている。この素子の抵抗値の変化は、次のようにして起こる。素子の抵抗値が高い状態(以下、オフ状態とも云う)から抵抗値が低い状態(以下、オン状態とも云う)へ変化させるために、両電極に電気信号を与える。すると可動イオンを含む電極からイオン化した可動イオンが、イオン伝導層中を伝導し、可動イオンを含まない電極で還元され、金属フィラメントとして析出する。電気信号を与え続けると、この金属フィラメントが成長し続け、両電極間が架橋されるため、オン状態となる。両電極に逆方向の電気信号を与えると逆の反応が起こり、オフ状態へと戻る。
このようなメカニズムにより成り立っていることから、イオン伝導メモリ素子のオン状態の抵抗値は、金属フィラメントの抵抗率に依存して、低い値となることを特徴とする。(非特許文献1によると<100Ω)また、イオン伝導層の抵抗率が大きいことからオフ状態の抵抗値が大きく、オン状態とオフ状態の抵抗値の比が大きいことも特徴として挙げられる。(非特許文献1によると>10)よって、次世代のランダムアクセス用メモリ素子や不揮発性ロジック用メモリ素子に応用する以外に、スイッチ素子としても応用が期待されている。
しかし、オン抵抗が低いために、オフ状態への書き換え電流が大きいという問題がある。(非特許文献1によると10mA)この場合、メモリ素子の書き換えの消費電力が大きくなるという問題がある。また、メモリ素子を一つ一つ書き換えるための選択トランジスタのサイズが大きくなり、チップ面積が増大するという問題がある。また、同様の原理のメモリ素子に関する非特許文献2によると、オン状態の金属フィラメントの形状がばらつくため、オフ状態への書換え時間がばらつくという問題が開示されている。
T.Sakamoto et al., 2007 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers p.38−39 T.Sakamoto et al., 2004 INTERNATIONAL SOLOD−STATE CIRCUITS CONFERENCE Digest of Technical Papers and Visuals Supplement p.234−235,547−548
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであって、書き換え電力が小さく信頼性の高いイオン伝導メモリ素子を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による半導体メモリ素子は、イオン伝導性を有する層と、前記イオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な第1の金属と前記第1の金属と異なる導電性材料から成る第1の電極と、前記第1の金属を含まない導電性材料から成る第2の電極から構成される半導体メモリ素子であって、抵抗値が低い状態の前記半導体メモリ素子は、第2の電極に接して第1の電極と第2の電極との間に形成する金属フィラメントの先端と第1の電極とが接触していないことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様による半導体メモリ素子は、前記半導体メモリ素子であって、前記イオン伝導性を有する層が、イオン伝導性を有する第1の半導体層と、前記第1の半導体層より抵抗率が高く、かつイオン伝導性を有する第2の半導体層との積層構造であって、抵抗値が低い状態の前記半導体メモリ素子の前記金属フィラメントの先端が前記第1の半導体層に接しており、かつ第1の電極と接触していないことを特徴とする。
本発明によれば、書き換え電力が小さく信頼性の高いイオン伝導メモリ素子を提供することができる。
第1実施形態の半導体メモリ素子のオン状態を示す断面図。 第2実施形態の半導体メモリ素子のオン状態を示す断面図。
本発明の実施形態を以下に図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による半導体メモリ素子について図1を参照して説明する。
本実施形態の半導体メモリ素子を図1に示す。本実施形態の半導体メモリ素子10は、イオン伝導現象を利用した抵抗変化型のメモリ素子であって、イオン伝導性を有する層11と、前記イオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な第1の金属と前記第1の金属と異なる導電性材料から成る第1の電極12と、前記第1の金属を含まない導電性材料から成る第2の電極13を備えている。イオン伝導性を有する層11は硫化銅、硫化銀、硫化ゲルマニウム、酸化チタン、酸化シリコン、酸化タングステン、酸化タンタル、酸化ニッケル、酸化アルミニウム、酸化モリブデン、酸化ニオブ、酸化コバルト、GeSe、AgGeSから選択される1つの層であることが好ましい。第1の金属はCuまたはAgであることが好ましい。第1の電極12の構成要素である第1の金属と異なる導電性材料および第2の電極13の導電性材料はAu、Pt、アルミニウム、チタン、タングステン、以上の金属の窒化物およびシリサイドから選択される1つまたは複数を組み合わせた材料であることが好ましい。
半導体メモリ素子10をオン状態に書き換えるためには、第1の電極12に+の電圧を、第2の電極13に−の電圧を印加して行う。第1の電極12に+の電圧を、第2の電極13に−の電圧を印加すると、第1の電極12に含まれる第1の金属がイオン化してイオン伝導性を有する層11を伝導し、第2の電極13の表面で還元され金属フィラメント14として析出する。金属フィラメント14は第1の電極12の方向に向かって成長し、金属フィラメント14の先端と第1の電極12との距離d[m]が0[m]となる手前まで成長する。本実施形態ではこの状態をオン状態とする。すなわち、金属フィラメントの先端14と第1の電極12とはオン状態では接触していない。
非特許文献1に開示されているように、イオン伝導メモリ素子のオン状態の抵抗値が<100Ωである場合、オフ状態への書き換えに必要な電流は10mAと大きい。CMOS45nm世代のNMOSFETの飽和ドレイン電流は約1mA/umであることから、ランダムアクセスメモリなどメモリ素子を高密度に配置する応用の場合、メモリ素子の選択トランジスタの幅は大きくなり、チップ面積が増大する。選択トランジスタの幅を小さく抑えるためには、オン状態の抵抗値R[Ω]は>10[Ω]であることが好ましい。そこで本実施形態では、オン状態のとき金属フィラメントの先端14と第1の電極12とは接触させず、オン状態の抵抗値Rは金属フィラメント14の先端と第1の電極12とのトンネル抵抗とすることにより制御する。そのためには、半導体メモリ素子10の金属フィラメント14の断面積をS[m]、イオン伝導性を有する層11と第1の電極12との障壁高さをφ[eV]、電子の電荷をq[C]、電子の有効質量をm[kg]、プランク定数をh[J・s]、とするとき、金属フィラメント14の先端と第1の電極12との距離d[m]は、
R={S(q/hd)√2mφ exp[−(4πd/h)√2mφ]}−1 >10Ω ・・・(1)
の条件を満たすことが好ましい。
また、金属フィラメント14の先端と第1の電極12との距離d[m]の制御性を高めるため、第1の電極12に含まれる第1の金属の量をあらかじめ制限しておく。このことは、イオン伝導性を有する層中の可動イオンの量を素子の側で制御することになり、従来のオン状態の金属フィラメントの形状のばらつきを抑制する効果もある。そのためには、金属フィラメント14の先端と第1の電極12との距離d[m]とするために必要な金属フィラメントの体積と第1の電極12に含まれる可動イオンとして供給可能な第1の金属の体積が同じであればよい。よって、半導体メモリ素子10の金属フィラメント14の断面積をS[m]、第1の電極12の体積をV[m]、イオン伝導性を有する層11の高さをt11[m]、とするとき、第1の電極12の体積Vに対する第1の金属の体積含有率xは、
x=(S/V)(t11−d)・・・(2)
の条件を満たすことが好ましい。
第1の電極12の構成要素が第1の金属のみとすると、半導体メモリ素子10をオン状態にすると第1の電極12が全て金属フィラメント14へと変化してしまうことから第1の電極12が存在した部分に空間ができてしまう。その場合、イオン伝導性を有する層11が外部回路への信号経路を失い、書き換え動作を継続することが不可能となる。そのような状況を避けるため、第1の電極12の構成要素は第1の金属および第1の金属と異なる導電性材料とすることが好ましく、第1の金属の体積含有率xは、イオン伝導性を有する層11が外部回路への信号経路を失わないよう0.5以下であることが好ましい。
半導体メモリ素子10をオフ状態に書き換えるためには、第1の電極12に−の電圧を、第2の電極13に+の電圧を印加して行う。第1の電極12に−の電圧を、第2の電極13に+の電圧を印加すると、オン状態の逆の反応が起こり、金属フィラメント14の高さが減り、高抵抗状態となる。
本実施形態の半導体メモリ素子10について、イオン伝導性を有する層11がTa、イオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な第1の金属がCu、第1の電極12の構成要素である導電性材料がAu、第2の電極13の導電性材料はPtと仮定する。第1の電極12はAuとCuの合金であってもよい。非特許文献1に開示されているように、Pt電極の直径が100nmであるとき、Cuフィラメントの直径は20×10−9[m]となる。同様に第2の電極13の直径は100nm、Cuフィラメントの断面積Sは10−16π[m]とする。TaとAuとの障壁高さφは約2.4[eV]であることから、(1)式より、例えばRを1.5×10[Ω]>10[Ω]とするためにはdを4×10−10[m]とすればよいことが求まる。そのときの第1の電極12の電極の直径を10−7[m]、高さを10−8[m]とすると、第1の電極12の体積Vは2.5π×10−23[m]となる。Taの高さtを40×10−9[m]、とするとき、(2)式より、第1の電極12の体積Vに対するCuの体積含有率xは0.1584とすればよいことが求まる。
以上説明したように、本実施形態によれば、金属フィラメントの先端と第1の電極とはオン状態では接触しておらず、その距離は(1)式の条件を満たすことによりオン状態の抵抗値を>10[Ω]とすることができる。オン状態の抵抗値を100倍にすることでオフ状態への書き換え電流を1/100、つまり100uAにすることができる。また、第1の電極に含まれる可動イオンとして供給可能な第1の金属の体積含有率を(2)式の条件を満たすように制限することから、金属フィラメントの形状のばらつきを抑えることができる。このばらつきが抑えられることにより、イオン伝導素子の繰り返し書き込み特性が向上し、書込み回路の設計容易性も向上する。よって、従来の場合のようにオン状態の抵抗値が<100Ωであり、可動イオンの量が制限されていない場合に比べて、書き換え電力が小さく、かつ信頼性の高いイオン伝導メモリ素子を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による半導体メモリ素子について図2を参照して説明する。本実施形態の半導体メモリ素子を図2に示す。本実施形態の半導体メモリ素子20は、イオン伝導現象を利用した抵抗変化型のメモリ素子であって、イオン伝導性を有する第1の半導体層21と、第1の半導体層より抵抗率が高く、かつイオン伝導性を有する第2の半導体層22と、第1の半導体層21と第2の半導体層22に可動イオンとして供給可能な第1の金属を含む導電性材料から成る第1の電極23と、第1の金属を含まない導電性材料から成る第2の電極24を備えている。イオン伝導性を有する第1の半導体層21は酸化チタン、酸化シリコン、酸化タングステン、酸化タンタル、酸化ニッケル、酸化アルミニウム、酸化モリブデン、酸化ニオブ、酸化コバルトから選択される1つの層にLiイオン、Naイオン、Laイオン、Nbイオンから選択される1つのイオン種をドーピングした層であることが好ましい。イオン伝導性を有する第2の半導体層22は硫化銅、硫化銀、硫化ゲルマニウム、酸化チタン、酸化シリコン、酸化タングステン、酸化タンタル、酸化ニッケル、酸化アルミニウム、酸化モリブデン、酸化ニオブ、酸化コバルト、GeSe、AgGeSから選択される1つの層であることが好ましい。イオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な第1の金属はCuまたはAgであることが好ましい。第1の電極23の構成要素である導電性材料および第2の電極24の導電性材料はAu、Pt、アルミニウム、チタン、タングステン、以上の金属の窒化物およびシリサイドから選択される1つまたは複数を組み合わせた材料であることが好ましい。
半導体メモリ素子20をオン状態に書き換えるためには、第1の電極23に+の電圧を、第2の電極24に−の電圧を印加して行う。第1の電極23に+の電圧を、第2の電極24に−の電圧を印加すると、第1の電極23に含まれる金属がイオン化してイオン伝導性を有する半導体層21と22を伝導し、第2の電極24の表面で還元され金属フィラメント25として析出する。金属フィラメント25は第1の電極23の方向に向かって成長し、金属フィラメント25の先端と第1の半導体層21とが接触するまで成長する。本実施形態ではこの状態をオン状態とする。すなわち、金属フィラメントの先端25と第1の電極23とはオン状態で接触していないが、金属フィラメントの先端25と第1の半導体層21とは接触している。
本実施形態では、オン状態の抵抗値Rは第1の半導体層21の抵抗値に依存して決まる。そのため、半導体メモリ素子20において、抵抗値が低い状態の前記半導体メモリ素子21の抵抗値をR[Ω]、前記金属フィラメント25の断面積をS[m]、前記第1の半導体層21の抵抗率をρ21[Ω・m]、とするとき、前記第1の半導体層21の高さt21[m]は、
R=ρ2121/S >10Ω ・・・(3)
の条件を満たすことが好ましい。
また、金属フィラメント25の形状のばらつきを抑制するため、第1の電極23に含まれる可動イオンとして供給可能な第1の金属の量をあらかじめ制限しておく。そのためには、金属フィラメント25の先端と第1の電極23が接触するために必要な金属フィラメントの体積と第1の電極12に含まれる第1の金属の体積が同じであればよい。よって、半導体メモリ素子20の金属フィラメント25の断面積をS[m]、第1の電極23の体積をV[m]、イオン伝導性を有する層22の高さをt22[m]、とするとき、第1の電極23の体積Vに対する第1の金属の体積含有率xは、
x=t22S/V ・・・(4)
の条件を満たすことが好ましい。
第1の電極23の構成要素が第1の金属のみとすると、半導体メモリ素子20をオン状態にすると第1の電極23が全て金属フィラメント25へと変化してしまうことから第1の電極23が存在した部分に空間ができてしまう。その場合、第1の半導体層21が外部回路への信号経路を失い、書き換え動作を継続することが不可能となる。そのような状況を避けるため、第1の電極23の構成要素は、第1の金属および第1の金属と異なる導電性材料とすることが好ましく、第1の金属の体積含有率xは、イオン伝導性を有する層11が外部回路への信号経路を失わないよう0.5以下であることが好ましい。
半導体メモリ素子20をオフ状態に書き換えるためには、第1の電極23に−の電圧を、第2の電極24に+の電圧を印加して行う。第1の電極23に−の電圧を、第2の電極24に+の電圧を印加すると、オン状態の逆の反応が起こり、金属フィラメント25の高さが減り、高抵抗状態となる。
本実施形態の半導体メモリ素子20について、イオン伝導性を有する第1の半導体層21がLiイオンを10at%ドーピングしたNiO、イオン伝導性を有する第2の半導体層22がNiO、イオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な第1の金属がCu、第1の電極23の構成要素である導電性材料がAu、第2の電極24の導電性材料はPtと仮定する。第1の電極23はAuとCuの合金であってもよい。非特許文献1に開示されているように、Pt電極の直径が100nmであるとき、Cuフィラメントの直径は20×10−9[m]となる。同様に第2の電極24の直径は100nm、Cuフィラメントの断面積Sは10−16π[m]とする。Liイオンを10at%ドーピングしたNiOの抵抗率ρ21は3.3×10−2[Ω・m]、NiOの抵抗率は10[Ω・m]である。このとき、半導体メモリ素子21の抵抗値Rを5.3×10[Ω]>10[Ω]とするためには、(3)式より、t21は5×10−10[m]とすればよいことが求まる。そのときの第1の電極23の電極の直径を10−7[m]、高さを10−8[m]とすると、第1の電極23の体積Vは2.5π×10−23[m]となる。NiOの高さt22を40×10−9[m]、とするとき、第1の電極23中のCuの体積含有率xは0.16とすればよい。
本実施形態も第1実施形態と同様に、書き換え電力が小さく、かつ信頼性の高いイオン伝導メモリ素子を提供することができる。
10 半導体メモリ素子
11 イオン伝導性を有する層
12 第1の電極
13 第2の電極
14 金属フィラメント
20 半導体メモリ素子
21 イオン伝導性を有する第1の半導体層
22 イオン伝導性を有する第2の半導体層
23 第1の電極
24 第2の電極
25 金属フィラメント

Claims (6)

  1. イオン伝導性を有する層と、
    前記イオン伝導性を有する層に可動イオンとして供給可能な第1の金属と前記第1の金属と異なる導電性材料から成る第1の電極と、
    前記第1の金属を含まない導電性材料から成る第2の電極から構成される半導体メモリ素子であって、
    抵抗値が低い状態の前記半導体メモリ素子は、第2の電極に接して第1の電極と第2の電極との間に形成する金属フィラメントの先端と第1の電極とが接触していないことを特徴とする半導体メモリ素子。
  2. 抵抗値が低い状態の前記半導体メモリ素子の抵抗値をR[Ω]、
    前記金属フィラメントの断面積をS[m]、
    前記第1の電極と前記イオン伝導性を有する層との障壁高さをφ[eV]、
    電子の電荷をq[C]、電子の有効質量をm[kg]、プランク定数をh[J・s]、
    とするとき、
    前記金属フィラメントの先端と第1の電極との距離d[m]は、
    R={S(q/hd)√2mφ exp[−(4πd/h)√2mφ]}−1 >10Ω
    の条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の半導体メモリ素子。
  3. 前記金属フィラメントの断面積をS[m]、
    前記第1の電極の体積をV[m]、
    前記イオン伝導性を有する層の高さをt11[m]、
    前記金属フィラメントの先端と第1の電極との距離をd[m]とするとき、
    前記第1の電極の体積に対する前記第1の金属の体積含有率xは
    x=(S/V)(t11−d)
    の条件を満たすことを特徴とする請求項1または2記載の半導体メモリ素子。
  4. 前記イオン伝導性を有する層が、
    イオン伝導性を有する第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層より抵抗率が高く、かつイオン伝導性を有する第2の半導体層との積層構造であって、
    抵抗値が低い状態の前記半導体メモリ素子の前記金属フィラメントの先端が前記第1の半導体層に接しており、
    かつ第1の電極と接触していないことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子
  5. 抵抗値が低い状態の前記半導体メモリ素子の抵抗値をR[Ω]、
    前記金属フィラメントの断面積をS[m]、
    前記第1の半導体層の抵抗率をρ21[Ω・m]、とするとき、
    前記第1の半導体層の高さt21[m]は
    R=ρ2121/S >10Ω
    の条件を満たすことを特徴とする請求項4記載の半導体メモリ素子。
  6. 前記第1の電極の体積をV[m]、
    前記第2の半導体層の高さをt22[m]、
    前記金属フィラメントの断面積をS[m]、とするとき、
    前記第1の電極の体積に対する前記第1の金属の体積含有率xは
    x=t22S/V
    の条件を満たすことを特徴とする請求項4または5記載の半導体メモリ素子。
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