JP2011053901A - 文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラム - Google Patents

文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011053901A
JP2011053901A JP2009202003A JP2009202003A JP2011053901A JP 2011053901 A JP2011053901 A JP 2011053901A JP 2009202003 A JP2009202003 A JP 2009202003A JP 2009202003 A JP2009202003 A JP 2009202003A JP 2011053901 A JP2011053901 A JP 2011053901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document image
image data
data
background
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009202003A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Morimoto
勝士 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009202003A priority Critical patent/JP2011053901A/ja
Publication of JP2011053901A publication Critical patent/JP2011053901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】文書画像データを再利用する際に、容易に再利用後の文書画像データの見栄えを向上させることが可能な文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラムを提供することを目的としている。
【解決手段】文書画像データを入力する文書画像入力手段と、文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手段と、情報処理装置において文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された領域に基づいて、選択された文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手段と、要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理手段と、背景領域の色が置き換えられた要素データを情報処理装置へ提供する要素データ提供手段と、を有する。
【選択図】図12

Description

本発明は、文書画像データを情報処理装置へ提供する文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラムに関する。
近年では、スキャン等により電子化された文書画像データを蓄積し、編集用のアプリケーション等を用いて文書画像データから必要な部分のデータを切り出して利用する技術がある。例えば特許文献1には、スキャンした文書画像から所望の文書要素を選択し、選択した文書要素を文書編集ソフトに取り込み編集する技術が開示されている。また特許文献2には、スキャンした文書画像から所望の文書要素(文章、図)をメールにドラッグアンドドロップでコピーする技術が開示されている。
特許文献3には、文書画像データを文書要素ごとに分解し、文書要素に応じて色付け、マージン付けを行い、出力画像を生成する技術が開示されている。特許文献4には、携帯電話のカメラで文書を撮影し、撮影した文書中の文字をメールなどに使える絵文字として適切な画像に変換する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1記載の発明では、選択されて切り出された画像がそのまま文書編集ソフトに取り込まれる。このため、切り出された画像に背景領域が含まれていた場合には、背景領域が残ったまま文書編集ソフト取り込まれ、新たに編集された文書に背景領域がなじまずに見栄えを損ねる虞がある。
また特許文献2記載の発明では、入力された画像から多数のオブジェクトを生成し、選択範囲のみを対象としてオブジェクト構造を維持したまま複製が可能となっている。よって引用文献2記載の発明では、前景のみ、前景及び背景といった取り込みの形態が選択できるが、階層オブジェクトの編集が必要ない場合にもこのような処理を取るのは非効率的である。
また特許文献3記載の発明には、白黒で記載された紙原稿をカラー化して印刷する方法において、文書要素の周囲に新たな背景色とその領域を設けることが記載されているが、領域種別とパラメータの対応を記憶したテーブルの管理が必要となる。また論理的意味の識別子を利用しているため、煩雑な解析が必要となる。さらに特許文献3記載の発明では、出来上がりの画像も元の白黒の紙原稿全体がカラーになったものであり、所望の文書要素のみを文書編集ソフトで使いたいという要求には対応していない。
特許文献4記載の発明では、対応が携帯端末に限定されており、高い解像度でスキャンできるスキャナと、パーソナルコンピュータ(以下、PC)を用いた文書編集等には適用できない。また特許文献4記載の発明では、処理の対象が文字部分(文字とその背景)に限定されているが、PC等による文書編集では、絵図部での背景の取り扱いが望まれる。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、文書画像データを再利用する際に、容易に再利用後の文書画像データの見栄えを向上させることが可能な文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成を採用した。
本発明は、文書画像データを情報処理装置へ提供する文書画像データ提供装置であって、文書画像データを入力する文書画像入力手段と、前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手段と、前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手段と、前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理手段と、前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供手段と、を有する構成とした。
本発明は、文書画像データを提供する文書画像データ提供装置と、前記文書画像データ提供装置に接続されており前記文書画像データ提供装置から前記文書画像データを提供される情報処理装置とを有する文書画像データ提供システムであって、前記文書画像データ提供装置は、文書画像データを入力する文書画像入力手段と、前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手段と、前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手段と、前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理手段と、前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供手段と、を有し、前記情報処理装置は、前記文書画像データから前記文書画像データを構成する文書画像要素を選択する文書画像要素選択手段と、前記要素データ提供装置から提供される前記要素データを一時的に格納する画像バッファと、前記画像バッファに格納された前記要素データを用いて文書画像の編集を行う編集手段と、を有する構成とした。
本発明は、文書画像データが蓄積された文書画像データ提供装置から情報処理装置へ前記文書画像データを提供する文書画像データ提供方法であって、前記文書画像データ提供装置による、文書画像データを入力する文書画像入力手順と、前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手順と、前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手順と、前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理手順と、前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供手順と、前記情報処理装置による、前記文書画像データから前記文書画像データを構成する文書画像要素を選択する文書画像要素選択手順と、前記画像バッファに格納された前記要素データを用いて文書画像の編集を行う編集手順と、を有する方法とした。
本発明は、文書画像データを情報処理装置へ提供する文書画像データ提供装置により実行される文書画像データ提供プログラムであって、前記文書画像データ提供装置に、文書画像データを入力する文書画像入力ステップと、前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識ステップと、前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出ステップと、前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理ステップと、前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供ステップと、を実行させるプログラムとした。
本発明は、文書画像データを入力する文書画像入力手段と、前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手段と、前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手段と、前記要素データを情報処理装置へ提供する要素データ提供手段と、を有する文書画像データ提供装置において実行される背景処理プログラムであって、前記文書画像データ提供装置に、前記文書画像データにおける背景領域を特定する背景特定ステップと、前記背景特定手段により特定された前記背景領域の色を前記所定の色へ置き換える背景置換ステップと、を実行させるプログラムとした。
本発明は、文書画像データに含まれる文書画像要素の要素データを抽出して提供する文書画像データ提供装置と接続されており、前記文書画像データから、前記文書画像データを構成する文書画像要素を選択する文書画像要素選択手段と、前記文書画像要素選択手段により選択された文書画像要素の要素データを取得する要素データ取得手段と、取得した前記要素データを用いて文書画像の編集を行う編集手段と、を有する情報処理装置において実行される背景処理プログラムであって、前記情報処理装置に、前記要素データにおける背景領域を特定する背景特定ステップと、前記背景特定ステップにより特定された前記背景領域の色を前記所定の色へ置き換える背景置換ステップと、を実行させるプログラムとした。
本発明によれば、文書画像データを再利用する際に、容易に再利用後の文書画像データの見栄えを向上させることができる。
本発明の文書画像データ提供システム100を説明する図である。 本発明の画像処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の情報処理装置300のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の文書画像データ提供システム100を説明する図である。 文書テーブル283のデータ構造の一例を示す図である。 ページテーブル284のデータ構成の一例を示す図である。 要素テーブル285のデータ構造の一例を示す図である。 第一の実施形態の文書画像データ提供システム100における文書画像データの登録の動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の文書画像データ提供システム100における文書画像データの表示を説明するフローチャートである。 表示装置32に文書画像データの一覧が表示された表示画面の一例を示す図である。 表示装置32にプレビュー画像が表示された表示画面の一例を示す図である。 第一の実施形態における文書画像の編集を説明するフローチャートである。 文書画像データにおいて特定された背景領域の例を示す図である。 背景色が置き換えられた例を示す図である。 プレビュー画像と編集画面が表示された表示画面の一例を示す図である。 第二の実施形態における文書画像の編集を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の背景領域の置き換えを説明する第一の図である。 背景領域を置き換えない場合を説明する図である。 第三の実施形態の文書画像データ提供システム100Aを説明する図である。 第四の実施形態の文書画像データ提供システム100Bを説明する図である。
本発明の文書画像データ提供システムでは、文書画像データ提供装置は、文書画像データが入力されると、文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する。そして文書画像データ提供装置は、文書画像データ提供装置と接続された情報処理装置において、文書画像から文書画像要素が選択されると、選択された文書画像要素の要素データを文書画像データから抽出し、背景領域に処理を施した後に情報処理装置に提供する。
以下に図1を参照して本発明の概要を説明する。図1は、本発明の文書画像データ提供システム100を説明する図である。尚、以下の本発明の実施形態の説明では、文書画像データ提供装置を、例えばスキャン機能、コピー機能、FAX機能などを有し、文書画像データを蓄積可能な画像処理装置により実現し、情報処理装置を、演算処理装置と記憶装置とを有する一般のコンピュータにより実現する形態を説明する。
図1に示す文書画像データ提供システム100は、画像処理装置200、情報処理装置300と、がネットワーク400を介して接続されて構成されている。
文書画像データ提供システム100において画像処理装置200は、文書画像データ10が入力されると文書画像データ10を構成する文書画像要素11、12、13の領域を認識する。画像処理装置200は、文書画像要素11、12、13の領域が認識された状態で、文書画像データを蓄積しておく。画像処理装置200は、画像処理装置200において認識された文書画像要素11、12、13のうち、何れかの文書画像要素が選択されると、選択された文書画像要素の要素データを文書画像データ10から抽出して情報処理装置300へ提供(出力)する。情報処理装置300では、画像処理装置200から提供される要素データを取得し、取得した要素データを用いて文書画像データ10の編集を行うことができる。
尚本実施形態では、文書画像要素の領域の認識とは、例えば文書画像要素の領域が矩形状である場合には、領域の左上の一点の位置情報と右下の一点の位置情報とを取得することであっても良いし、矩形上以外の場合には、文書画像要素の外接する矩形の位置情報を取得することであっても良い。
また本実施形態の要素データの抽出とは、例えば文書画像データ10において選択された文書画像要素の要素データの複製を生成し、この複製を切り出すことであって良い。
また文書画像要素とは、例えば文書画像に含まれる画像、テキスト、図形、表などである。また要素データとは、各文書画像要素に対応したデータを示す。具体的には例えば、文書画像データに画像とテキストが含まれる場合、文書画像要素は画像とテキストである。文書画像要素が画像であった場合、対応する要素データは画像データである。文書画像要素がテキストであった場合、対応する要素データはテキストデータである。また例えば文書画像要素が図形、表等であった場合には、図形、表は画像として認識されるため、要素データは図形、表を示す画像データとなる。
ここで文書画像要素の種類と、要素データとの対応を表1に示す。表1に示されるように、本実施形態では、文書画像要素が画像、図形、表であった場合には、要素データを画像データとして取得し、文書画像要素がテキストであった場合には要素データをテキストデータとして取得する。
Figure 2011053901
図2は、本発明の画像処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像処理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されているスキャン装置21、プロッタ装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26、インターフェース装置27及び操作パネル28で構成される。
スキャン装置21はスキャナエンジンとエンジン制御部等で構成され、文書画像が印刷つれた印刷媒体(例えば印刷用紙等)を読み取って文書画像データとするために用いられる。プロッタ装置22はプロッタエンジンとエンジン制御部等で構成され、画像データを印刷用紙等の記録媒体に出力するために用いられる。インターフェース装置27は、モデム、LANカード等で構成されており、ネットワーク400に接続する為に用いられる。操作パネル28は、画像処理装置200の操作を行うために用いられるものであり、表示機能も兼ね備えるタッチパネル等により構成される。
本発明の文書画像データ提供プログラムは、画像処理装置200を制御するために用いられる各種プログラムの少なくとも一部である。文書画像データ提供プログラムは例えば記録媒体29の配布やネットワーク400からのダウンロード等によって提供される。文書画像データ提供プログラムを記録した記録媒体29は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、文書画像データ提供プログラムを記録した記録媒体29がドライブ装置23にセットされると、文書画像データ提供プログラムは記録媒体29からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワーク400からダウンロードされた文書画像データ提供プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた文書画像データ提供プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から文書画像データ提供プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された文書画像データ提供プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図3は、本発明の情報処理装置300のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置300は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置31、出力装置32、ドライブ装置33、補助記憶装置34、メモリ装置35、演算処理装置36およびインターフェース装置37で構成される。
入力装置31はキーボードやマウスなどで構成され、各種信号を入力するために用いられる。表示装置32はディスプレイ装置などで構成され、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置37は、モデム、LANカードなどで構成されており、ネットワーク400に接続する為に用いられる。
本発明の情報処理プログラムは、情報処理装置300を制御するために用いられる各種プログラムの少なくとも一部である。情報処理プログラムは例えば記録媒体38の配布やネットワーク400からのダウンロードなどによって提供される。情報処理プログラムを記録した記録媒体38は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、情報処理プログラムを記録した記録媒体38がドライブ装置33にセットされると、情報処理プログラムは記録媒体38からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワーク400からダウンロードされた情報処理プログラムは、インターフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
情報処理装置300は、インストールされた情報処理プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置35は、コンピュータの起動時に補助記憶装置34から情報処理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置36はメモリ装置35に格納された情報処理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。本実施形態では、抽出された要素データの背景領域を特定し、背景領域を所定の色へ置き換えることで、編集後の文書画像データの見栄えを向上させる。
図4は、第一の実施形態の文書画像データ提供システム100を説明する図である。
本実施形態の画像処理装置200は、文書画像入力部205、領域認識部210、画像生成部220、格納制御部230、一覧提供部240、プレビュー画像提供部250、要素データ抽出部260、背景処理部262、要素データ提供部270を有する。また画像処理装置200は、補助記憶装置24内に設けられたデータベース280を有する。
文書画像入力部205(文書画像入力手段)は、文書画像(原稿)をスキャンして文書画像データとして画像処理装置200に入力する。
領域認識部210(領域認識手段)は、文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する。具体的には領域認識部210は、文書画像データに含まれるデータの特徴から、テキストデータ、図のデータ、表のデータ、写真のデータ等をそれぞれの領域を判別し、領域内の特徴に基づいて領域内のデータの種別を判別することで文書画像要素を認識する。尚領域判別の手法は公知であるため、詳細な説明は割愛する。
画像生成部220(画像生成手段)は、文書画像入力部205により入力された文書画像データを用いて、入力された文書画像データよりも解像度の低い文書画像データを生成する。本実施形態の画像生成部220では、入力された文書画像データよりも解像度の低い第一の文書画像データと、第一の文書画像データよりもさらに解像度の低い第二の文書画像データを生成する。第一の文書画像データと第二の文書画像データの詳細は後述する。
格納制御部230は、後述するデータベース280に対する文書画像データの格納の制御を行う。一覧提供部240(一覧提供手段)は、データベース280から、データベース280に格納されている文書画像データの一覧を取得して情報処理装置300へ提供する。
プレビュー画像提供部(プレビュー画像提供手段)250は、データベース280から、選択されたプレビュー画像を取得して情報処理装置300へ提供する。要素データ抽出部260(要素データ抽出手段)は、入力された文書画像データから、選択された文書画像要素に対応する要素データを抽出する。
背景処理部(背景処理手段)262は、要素データの背景領域を予め設定された所定の色へ置き換える処理を行う。本実施形態の背景処理部262は、背景特定部263と背景置換部264を有する。
背景特定部(背景特定手段)263は、抽出された要素データ背景領域を特定する。本実施形態の背景特定部263は、例えば公知技術により文書画像入力部205から入力された文書画像データにおける背景色を特定する。そして背景特定部263は、要素データにおいて、特定された背景色に近似した色の画素塊のうち所定の大きさより大きいものを背景領域として特定しても良い。
尚公知技術とは、例えば文書画像データにおける色をクラスタリングし、このクラスタリングにより得られた複数のクラスタの中で最も多くの画素数を有する第1のクラスタの第1の色と、該第1のクラスタより画素数の少ない第2のクラスタの第2の色を決定し、該第1のクラスタと該第2のクラスタの画素数の差が所定の値より小さく、該第2の色が文書全体に亘り分布している場合に、該第2の色を該文書画像の背景色とする技術等である(特開2001−222717号公報参照)。
背景置換部(背景置換手段)264は、背景特定部263により特定された背景領域の色を所定の色へ置き換える。所定の色とは、例えば透明色、白色等の予め設定された色であっても良いし、透明色や白色の近似色であっても良い。またユーザにより指定された色やその近似色であっても良い。
要素データ提供部270(要素データ抽出手段)は、要素データ抽出部260により抽出された要素データを情報処理装置300へ提供する。
データベース280は、文書画像データのメタデータが格納されるメタデータ部281、文書画像データが格納される文書画像データ部282を有する。
メタデータ部281には、文書画像データの属性を示す情報(書誌情報)が格納された文書テーブル283、文書画像データに含まれるページの情報が格納されるページテーブル284、文書画像要素毎の情報が格納される要素テーブル285を有する。
図5は、文書テーブル283のデータ構造の一例を示す図である。文書テーブル283は、文書画像データの書誌情報が格納される。具体的には文書テーブルには、入力された文書画像データを識別子するための文書ID、文書画像データの作成日、文書画像データのページ数、文書画像データのタイトル等が関連付けられて格納される。また本実施形態の文書テーブル283では、例えば文書画像データがメモリカード等の記録媒体から直接入力された場合には、この文書画像データが直接文書テーブル283に格納される。
また本実施形態では、スキャン装置21からADF(Auto Document Feeder)機能などにより、複数ページの文書画像が一括して読み取られた場合、複数ページの文書画像データを1ファイルとして扱えるフォーマットに変換した後に文書画像データを文書テーブル283に格納しても良い。
ページテーブル284では、文書画像データをページ毎に管理するための情報が格納されている。図6は、ページテーブル284のデータ構成の一例を示す図である。
ページテーブル284では、ページID、文書ID、ページ番号、サムネイル画像、プレビュー画像が関連付けられて格納されている。ページIDは、文書画像データをページ毎に識別するための識別情報である。文書IDは、ページIDで特定されるページが含まれる文書画像データのIDである。ページ番号は、文書IDで特定される文書画像データにおける当該ページの番号である。
サムネイル画像とは、当該ページのサムネイル画像である。プレビュー画像とは、当該ページのプレビュー画像である。
ここでサムネイル画像とプレビュー画像について説明する。
本実施形態では、文書画像データが入力されると、画像生成部220が文書画像データに含まれるページ毎に、文書画像データよりも解像度の低いプレビュー用の文書画像データ(以下、プレビュー画像データ)を生成する。このプレビュー画像データが、第一の文書画像データである。また画像生成部220は、プレビュー用の文書画像データよりもさらに解像度の低いサムネイル用の文書画像データ(以下、サムネイル画像データ)を生成する。このサムネイル画像データが、第二の文書画像データである。
本実施形態の画像処理装置200では、文書画像データが入力されてプレビュー画像データとサムネイル画像データが生成されると、格納制御部230はプレビュー画像データとサムネイル画像データをページテーブル284の該当する箇所へ格納する。
文書画像データ部282には、スキャン装置21によりスキャンされた文書画像データが格納される。文書画像データ部282では、文書画像データの有するページIDにより、メタデータ部281のページテーブル284と関連付けられている。尚本実施形態の文書画像データ部282に格納される文書画像データは、スキャン装置21でスキャンされたときの解像度のまま格納されるものであって、他のアプリケーションにコピーした場合にも、十分再利用可能な解像度の画像とした。
尚本実施形態では、例えば文書画像データ部282に格納される文書画像データの解像度を600dpiとした場合に、プレビュー画像データの解像度は100dpi程度、サムネイル画像データは、一覧性を良くするために画像サイズを統一し、100ピクセル×100ピクセル程度であることが好ましい。
またページテーブル284には、サムネイル画像データとプレビュー画像データ以外にも、解像度の異なるページ画像データが格納されても良い。またこのときの解像度は、予めシステム管理者などにより設定されていても良い。この場合画像生成部220は、文書画像データが入力されると、サムネイル画像データと、プレビュー画像データの他に、設定された解像度のページ画像を生成する。そして格納制御部230は、生成されたページ画像データを、ページIDと関連付けてページテーブル284へ格納する。
図7は、要素テーブル285のデータ構造の一例を示す図である。要素テーブル285には、文書画像入力部205により入力された文書画像データにおいて、領域認識部210による文書画像要素の認識における各文書画像要素毎の情報が格納される。要素テーブル285には、文書画像要素の領域を識別するための識別情報である領域ID、文書画像要素を含む文書画像データを示す文書ID、文書画像要素が含まれるページを示すページID、文書画像要素の位置情報(座標情報)、文書画像要素の種別等が関連付けられて格納される。
図4に戻って、次に本実施形態の文書画像データ提供システム100を構成する情報処理装置300について説明する。
情報処理装置300は、一覧取得部310、プレビュー画像取得部320、領域表示部325、文書画像要素選択部330、要素データ取得部340、表示制御部350、編集部360、画像バッファ365を有する。一覧取得部310は、画像処理装置200のデータベース280に格納されている文書画像データの一覧を取得する。プレビュー画像取得部320は、一覧取得部310により取得した文書画像データから選択されたプレビュー画像に対応するプレビュー画像データを取得する。領域表示部325は、取得したプレビュー画像データを表示する際に、文書画像要素毎の領域を示す表示を行う。
文書画像要素選択部330は、文書画像から文書画像要素を選択する。要素データ取得部340は、文書画像要素選択部330により選択された文書画像要素に対応した要素データを取得する。表示制御部350は、表示装置32における表示を制御する。編集部360は、要素データ取得部340により取得された要素データを用いた編集を行う。尚編集部360は、例えば情報処理装置300にインストールされた要素データを編集するための編集用アプリケーション等により実現されても良い。画像バッファ365は、画像処理装置200の要素データ提供部270から提供される要素データが一時的に格納される。
また本実施形態の一覧取得部310、プレビュー画像取得部320、文書画像要素選択部330、要素データ取得部340、表示制御部350は、情報処理装置300の有するWebブラウザ370により実現される。
次に、図8及び図9を参照して本実施形態の文書画像データ提供システム100の動作について説明する。図8は、第一の実施形態の文書画像データ提供システム100における文書画像データの登録(蓄積)の動作を説明するフローチャートである。
画像処理装置200において文書画像入力部205により文書画像データが入力されると、ステップS801へ進み、領域認識部210により文書画像要素の認識が行われる。文書画像要素の領域が認識されると、格納制御部230は、文書画像データに含まれる文書画像データの書誌情報を文書テーブル283へ格納する。また格納制御部230は、文書画像データに含まれるページ毎の情報をページテーブル284へ格納する。
さらに格納制御部230は、認識された文書画像要素毎に、各文書画像要素の情報を要素テーブル285に格納する。また格納制御部230は、文書画像データを文書画像データ部282へ格納する。
ステップS801に続いてステップS802へ進み、画像生成部220は、ステップS801で入力された文書画像データからプレビュー画像データとサムネイル画像データを生成する。具体的には例えば、画像生成部220は、文書画像データを圧縮してプレビュー画像データとサムネイル画像データとを生成する。ステップS802に続いてステップS803へ進み、格納制御部230は、生成されたプレビュー画像データとサムネイル画像データとをページテーブル284へ格納する。
本実施形態では、以上のようにして画像処理装置200に文書画像データが登録されて蓄積される。
次に本実施形態の情報処理装置300における文書画像データの表示について説明する。図9は、第一の実施形態の文書画像データ提供システム100における文書画像データの表示を説明するフローチャートである。
ステップS901において、情報処理装置300が文書画像データの一覧取得指示を受けるとステップS902へ進む。ステップS902において画像処理装置200は、情報処理装置300から一覧取得指示を受けて、一覧提供部240によりデータベース280に格納されている文書画像データの一覧を提供する。このとき一覧提供部240は、ページテーブル284に格納されている文書画像データの一覧としてサムネイル画像データの一覧を取得し、情報処理装置300へ提供する。
ステップS902に続いてステップS903へ進み、情報処理装置300は、一覧取得部310により、提供されたサムネイル画像の一覧を取得する。そして情報処理装置300において表示制御部350は、取得した一覧を表示装置32に表示させる。図10は、表示装置32にサムネイル画像の一覧が表示された表示画面の一例を示す図である。図10に示すように、表示装置32に表示される一覧は、文書画像のサムネイル画像により示される。
図10に示す表示画面32Aでは、文書画像データの一覧として4つのサムネイル画像81〜84が表示されている。図10の例では、例えばサムネイル画像82の背景領域は、透明色又は白色以外の背景色を有している。各サムネイル画像の下には、文書画像データのタイトルが表示されている。尚例えば複数ページの文書画像データを1ファイルとしている場合、表示画面32Aには、最初のページに係る文書画像データのサムネイル画像が表示されても良い。
図9に戻って、ステップS903に続いてステップS904へ進み、情報処理装置300において表示画面32Aからサムネイル画像が選択される。尚本実施形態の情報処理装置300では、サムネイル画像が例えばマウス等のポインティングデバイスによりクリックされたとき、そのサムネイル画像が選択されるものとしても良い。
ステップS904に続いてステップS905へ進み、画像処理装置200は、サムネイル画像が選択されると、プレビュー画像提供部240によりデータベース280から選択されたサムネイル画像に対応するプレビュー画像データを取得する。そして画像処理装置200は、プレビュー画像提供部240により取得したプレビュー画像データを情報処理装置300へ提供する。このとき画像処理装置200は、プレビュー画像データと共に、要素テーブル285に格納されている文書画像要素の位置情報も提供する。
ステップS905に続いてステップS906へ進み、情報処理装置300は、プレビュー画像取得部320により画像処理装置200から提供されたプレビュー画像データと文書画像要素の位置情報を取得する。表示制御部350は、取得したプレビュー画像データに基づきプレビュー画像を表示装置32に表示させる。
ステップS906に続いてステップS907進み、情報処理装置300において領域表示部325は、文書画像要素の位置情報に基づき、プレビュー画像上に文書画像要素の領域を示す矩形を表示させて、文書画像データの表示処理を終了する。以下に矩形の表示について説明する。
図11は、表示装置32にプレビュー画像が表示された表示画面の一例を示す図である。図11の示す表示画面32Bは、図10に示す文書画像データの一覧においてサムネイル画像82が選択された場合の表示画面を示している。
表示画面32Bに表示されたプレビュー画像90の元となる文書画像は、文書画像要素91、92、93から構成されており、文書画像要素91、92、93は、背景領域95上に形成されている。よってプレビュー画像90には、背景領域95上に、文書画像要素91の領域を示す矩形94A、文書画像要素92の領域を示す矩形94B、文書画像要素93の領域を示す矩形94Cが表示されている。矩形94A、94B、94Cは、プレビュー画像90を表示するためのプレビュー画像データと共に取得した文書画像要素91、92、93の位置情報に基づき表示される。尚本実施形態では、プレビュー画像90における文書画像要素91、92、93のレイアウトは、文書画像データの元となる文書画像における文書画像要素のレイアウトと同様である。
また本実施形態では、例えば領域表示部325により表示される矩形94A、94B、94Cの色を、文書画像要素の種別に合わせて変更しても良い。例えば文書画像要素91の種別が画像である場合には、矩形94Aの色を青とし、文書画像要素92の種別がテキストであった場合には矩形94Bの色を赤とする、などである。
本実施形態では、以上に説明したように、画像処理装置200に文書画像データを蓄積し、情報処理装置300で蓄積された文書画像データを表示する。
また本実施形態の文書画像データ提供システム100では、上述した画像処理装置200及び情報処理装置300の機能により、画像処理装置200に蓄積された文書画像データの要素データを再利用して文書画像を編集することができる。
以下に本実施形態における文書画像の編集について説明する。本実施形態の情報処理装置300では、編集部360により、表示装置32に文書画像の編集画面を表示させて、要素データを用いた文書画像の編集を行うことができる。
本実施形態の情報処理装置300では、表示装置32にプレビュー画像と編集画面とを表示させ、例えばマウス等によりプレビュー画像の文書画像要素を編集画面へドラッグ&ドロップすることにより、対象となる文書画像要素の要素データを編集画面へ貼り付けることができる。
図12は、第一の実施形態の文書画像の編集を説明するフローチャートである。
ステップS1201において情報処理装置300は、文書画像データのプレビュー画像データを取得する。プレビュー画像データの取得については上述した通りである。図12では、プレビュー画像90を表示させるプレビュー画像データを取得したものとして説明する。
ステップS1201に続いてステップS1202へ進み、表示制御部350は、取得したプレビュー画像データに基づき表示装置32にプレビュー画像を表示させる。ここで表示されるプレビュー画像90には、図11に示すように文書画像要素の領域を示す矩形が表示されている。また編集部360は、表示装置32に文書画像の編集画面を表示させる。
ステップS1202に続いてステップS1203へ進み、プレビュー画像90において文書画像要素選択部330により文書画像要素が選択される。本実施形態では、矩形94Aにより囲まれた文書画像要素91が選択されたものとして説明する。
尚本実施形態では、プレビュー画像90において、矩形94Aにより囲われた領域内においてマウス等のポインティングデバイスがクリックされると、クリックされた矩形94A内の文書画像要素91が選択されたものと判断される。よって本実施形態の文書画像要素選択部330は、入力装置31により実現される。情報処理装置300において文書画像要素91が選択されると、選択指示と、選択された文書画像要素91の位置情報とが画像処理装置200へ送信される。
ステップS1203に続いてステップS1204へ進み、画像処理装置200は、選択指示と文書画像要素91の位置情報とを受信すると、背景特定部263により文書画像要素91の背景領域を特定する。具体的には背景特定部293は、文書画像入力部205から入力されたプレビュー画像90と対応する文書画像データ90Aにおける背景色を特定する。そして特定された背景色の領域を背景領域として特定する。
図13は、文書画像データにおいて特定された背景領域の例を示す図である。図13では、プレビュー画像90の元となる文書画像データ90Aにおいて特定され背景領域の例を示している。
ステップS1204に続いてステップS1205へ進み、背景置換部264は、文書画像データ90Aの背景領域の背景色を所定の色へ置き換える。図14は、背景色が置き換えられた例を示す図である。
図14では、文書画像データ90Aの背景色が背景置換部264により所定の色へ置き換えられた文書画像データ90Bを示す。本実施形態の所定の色とは、予め設定された色であり、例えば透明色、白色、又はユーザが指定した色である。
ステップS1205に続いてステップS1206へ進み、要素データ抽出部260は、文書画像データ90Bから、ステップS1203で受信した文書画像要素91の位置情報に基づき、文書画像要素91に対応する要素データを切り出して抽出する。尚ここで切り出される要素データは、プレビュー画像よりも高解像度のデータである。またここ切り出される要素データは、背景領域が所定の色に置き換えられた要素データである。例えば文書画像要素91が選択されていた場合は、背景領域が置き換えられた要素データ91Bが切り出される。
ステップS1206に続いてステップS1207へ進み、要素データ提供部270は、背景色が置き換えられた後の要素データ91Bを情報処理装置300へ提供する。
ステップS1207に続いてステップS1208へ進み、情報処理装置300は要素データ91Bを画像バッファ365へ格納する。
ステップS1208に続いてステップS1209に進み、編集部360により表示された編集画面において、選択された文書画像要素91が編集画面上へドラック&ドロップされる。
ステップS1209に続いてステップS1210へ進み、情報処理装置300は、選択された文書画像要素91がドラッグ&ドロップされると、要素データ取得部340により、画像バッファ365から選択された文書画像要素91の要素データ91Bを取得する。
ステップS1210に続いてステップS1211へ進み、編集部360により、取得した要素データが編集画面上に表示される。
以上に説明したように、本実施形態では、文書画像データにおいて文書画像要素が選択されると、文書画像データの背景領域を特定して背景色を所定の色へ置き換える。そして背景色が置き換えられた文書画像データから選択された文書画像要素に対応した要素データを文書画像データから切り出して抽出する。よって本実施形態では、予め文書画像データを文書画像要素に分割し、文書画像要素毎にデータを保持しておく必要がなく、文書画像データの蓄積に必要となるメモリ容量を削減することができる。また本実施形態では、背景領域を予め所定の色に置き換えているため、編集後の文書画像の背景を損なわずに要素データを再利用できる。
また本実施形態では、プレビュー画像において文書画像要素が選択されると、プレビュー画像よりも高解像度の文書画像データから、選択された文書画像要素に対応する要素データを抽出する。よって本実施形態では、再利用される画像の画質を高画質に保つことができる。
また本実施形態の情報処理装置300では、編集画面に表示された要素データを任意にレイアウトすることができる。
以下に、図15を参照して文書画像の編集を具体的に説明する。図15は、プレビュー画像と編集画面が表示された表示画面の一例を示す図である。
図15に示す表示画面32Cには、プレビュー画像90と、編集画面111とが表示されている。表示画面32Cに表示されるプレビュー画像90は、文書画像要素91、92、93を有し、各文書画像要素の領域を示す矩形94A、94B、94Cが表示されている。
表示画面32Cでは、プレビュー画像90において文書画像要素91が再利用される要素データとして選択されている。本実施形態の情報処理装置300では、プレビュー画像90の文書画像要素91の領域を示す矩形94A内にカーソルを合わせ、矩形94A内の文書画像要素91が編集画面111上にドラッグ&ドロップされると、文書画像要素91の要素データ91Bが画像処理装置200から提供される。ここで提供される要素データ91Bは、背景色が所定の色へ置き換えられた要素データである。画像処理装置200からの要素データの提供は、上で説明した通りである。
提供された文書画像要素91の要素データ91Bは、編集画面111内に貼り付けられる。例えば要素データ91Bの背景領域の色が透明色に置き換えられた場合、編集画面111に表示された文書画像の背景を損ねずに要素データ91Bを編集画面111内に貼り付けることができる。
また例えば要素データ91Bの背景領域の色を白色に置き換えた場合には、編集画面111に表示された文書画像の背景色が白色でなくとも比較的違和感を少なくすることができる。また例えば編集画面111に表示される文書画像の背景色が事前にわかっていた場合には、所定の色を文書画像の背景色と同じ色又はその近似色に設定すれば、文書画像の背景色を損なわずに文書画像要素91を再利用することができる。
尚要素データ91Bは、例えばドラッグ&ドロップの際に編集画面111内のカーソルで指定された位置に貼り付けられても良い。尚表示画面32Cに示す例では、文書画像要素91は画像とした。よって要素データ91Bは、文書画像データから抽出された画像データである。
このように本実施形態によれば、画像処理装置200に蓄積されている文書画像データの要素データを用いて文書画像を編集することができ、文書画像データを構成する文書画像要素を簡単に再利用することができる。
また本実施形態では、要素データが選択されると、選択された要素データを含む文書画像データの背景領域の色を所定の色へ置き換える。そして背景領域が置き換えられた後の文書画像データから、選択された要素データを抽出し、文書画像要素の再利用に用いることができる。
よって本実施形態によれば、文書画像データを再利用する際に、容易に再利用後の文書画像データの見栄えを向上させることができる。
尚本実施形態では、一度文書画像データから抽出されて再利用された要素データをページテーブル284に格納しても良い。このとき要素データは、この要素データが含まれるページIDと関連付けられて格納されても良い。
尚以上の説明では、文書画像要素が画像の場合には要素データは画像データとなり、文書画像要素がテキストの場合には要素データはテキストデータとなるものとしたが、本実施形態ではこれに限定されない。
本実施形態の情報処理装置300では、文書画像要素が選択される際の所定の操作により、要素データを画像データ又はテキストデータの何れで取得するかを選択することができる。尚この場合、画像処理装置200は、文書画像データにOCR(Optical Character Recognition)処理を施し、文書画像データを構成する全ての文書画像要素を文字コード化したテキストデータを取得しておくことが前提となる。本実施形態の画像処理装置200では、例えば文書画像データが文書画像入力部205により入力された際に、文書画像データにOCR処理を施し、その結果取得したテキストデータをページIDと関連付けてページテーブル284へ格納しても良い。
本実施形態の画像処理装置200では、情報処理装置300において例えば画像である文書画像要素を選択する際に所定の操作をされた場合、テキストデータの取得指示を受けたものと見なす。この場合画像処理装置200は、文書画像データから要素データを抽出せずに、OCR処理の結果であるテキストデータを要素データの代わりに情報処理装置300へ提供しても良い。
また本実施形態の画像処理装置200は、例えば情報処理装置300において例えばテキストである文書画像要素を選択する際に所定の操作をされた場合、画像データの取得指示を受けたものと見なし、要素データをテキストデータではなく画像データとして提供することもできる。この場合提供される要素データは、文書画像データから抽出された画像データとなる。
尚本実施形態における所定の操作とは、例えば情報処理装置300において文書画像要素を選択する際に、マウスによる選択指示(クリック)をしている間に、キーボードの所定のキーを押す、などの操作である。
また本実施形態の画像処理装置200では、図12において文書画像データの背景領域を所定の色に置き換えた後に要素データを抽出するものと説明したが、これに限定されない。本実施形態の画像処理装置200は、文書画像データの背景領域を特定した後に選択された要素データを抽出し、抽出された要素データの背景領域を所定の色に置き換えても良い。
また本実施形態の画像処理装置200では、文書画像データの背景領域を特定する際に公知技術により背景色を特定するものとして説明したが、これに限定されない。本実施形態の画像処理装置200では、背景色と判断する色が予め設定されていても良い。この場合本実施形態の画像処理装置200の背景特定部263は、文書画像データにおいて設定された色の領域を背景領域として特定する。また背景特定部264は、設定された色の近似色の領域も背景領域として特定しても良い。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態では、抽出された要素データの領域を広げて背景領域の処理を行う点が第一の実施形態と相違する。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、説明を省略する。
以下に図面を参照して本実施形態の背景領域の置き換えについて説明する。図16は、第二の実施形態における文書画像の編集を説明するフローチャートである。図16では、ステップS1601においてプレビュー画像90を表示させるプレビュー画像データを取得したものとして説明する。
図16のステップS1601からステップS1604までの処理は、図12のステップS1201からステップS1204までの処理と同様であるから説明を省略する。
背景特定部263は、ステップS1604において文書画像データ90Aの背景領域を特定すると、ステップS1605へ進む。ステップS1605において画像処理装置200は、要素データ抽出部260により、文書画像データ90Aから選択された文書画像要素の要素データを抽出する。本実施形態では、文書画像要素91が選択されたものとして説明する。ここでは、背景領域が残されたままの文書画像要素91の要素データ91C(後述する図17参照)が抽出される。
ステップS1605に続いてステップS1606へ進み、背景処理部262は、文書画像要素91の位置情報に基づき、抽出された要素データ91Cの領域を拡張し、背景特定手部263は拡張された背景領域を拡張背景領域として特定する。ステップS1606に続いてステップS1607へ進み、背景置換部264は、要素データ91Cの拡張背景領域の色を所定の色へ置き換える。
ステップS1607に続いてステップS1608へ進み、要素データ提供部270は拡張背景領域の色が置き換えられた要素データ91Dを情報処理装置300へ提供する。ステップS1608に続いてステップS1609へ進み、要素データ91Dは、情報処理装置300の画像バッファ365へ格納される。
ステップS1610以降の処理は、図12のステップS1209以降の処理と同様であるから説明を省略する。
以下に図17を参照して要素データの背景領域の置き換えについて説明する。図17は、第二の実施形態の背景領域の置き換えを説明する第一の図である。図17(A)は、文書画像データ90Aから抽出された要素データ91Cを示す図である。図17(B)は、要素データ91Cの領域を拡張した要素データ91Dを示す図である。図17(C)は、要素データ91Dの拡張背景領域が置き換えられた状態を示す図である。
本実施形態の背景特定部263は、図16のステップS1605において要素データ抽出部260により抽出された要素データ91C(図17(A)参照)の位置情報から、要素データ91Cの領域の幅Xと高さYとを取得する。
次に背景特定部263は、例えば要素データ91Cの幅Xを、幅Xの10%の値である幅X1ずつ左右(紙面上)に拡張する。また背景処理部262は、例えば要素データ91Cの高さYを、高さYの10%の値である幅Y1ずつ上下(紙面上)に拡張し、拡張背景領域とする。
以上のように要素データ91Cの領域を拡張したものが、図17(B)に示す要素データ91Dである。要素データ91Dが確定すると、背景置換部264は、図17(C)に示すように要素データ91Dの拡張背景領域の色を所定の色へ置き換える。
本実施形態では、要素データの領域を拡張してから背景領域を置き換えることで、編集後の文書画像の背景を損なわずに文書画像要素を再利用することができる。
また本実施形態では、背景領域を置き換えなくても良い。図18を参照して背景領域を置き換えない例を説明する。図18は、背景領域を置き換えない場合を説明する図である。図18(A)は要素データ91Cを示す図であり、図18(B)は要素データ91Dを示す図である。また図18(C)は、要素データ91Dの背景領域を延長させた例を示す図である。本実施形態の背景置換部264は、図18(C)に示すように、要素データ91Dの拡張背景領域の色を要素データ91Cの背景領域の色とする。
このように要素データ91Cの領域を拡張し、拡張した領域の色を元々の背景色とすれば、例えば編集後の文書画像の背景色が、要素データ91Cの背景色と近い場合等に編集後の背景を損なわずに要素データ91Cを再利用することができる。
したがって本実施形態によれば、文書画像データを再利用する際に、容易に再利用後の文書画像データの見栄えを向上させることができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態では、第一及び第二の実施形態で説明した背景特定部263と背景置換部264とを実現するプログラムが記録媒体に記録されている。以下の本実施形態の説明では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図19は、第三の実施形態の文書画像データ提供システム100Aを説明する図である。本実施形態の文書画像データ提供システム100Aは、画像処理装置200Aと情報処理装置300とを有する。
本実施形態の画像処理装置200Aは、第一の実施形態の画像処理装置200の有する背景処理部262以外の各部を有する。すなわち本実施形態の画像処理装置200Aは、文書画像入力部205、領域認識部210、画像生成部220、格納制御部230、一覧提供部240、プレビュー画像提供部250、要素データ抽出部260、要素データ提供部270を有する。
本実施形態の情報処理装置300は、第一及び第二の実施形態で説明した情報処理装置である。
本実施形態の画像処理装置200Aは、記録媒体500がドライブ装置23にセットされると、記録媒体500に格納されたプログラムはドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。
本実施形態の記録媒体500には、背景処理プログラム510が格納されている。背景処理プログラム510は、背景処理部262の機能を実現するプログラムである。背景処理プログラム510には、背景特定プログラム520と背景置換プログラム530とが含まれる。背景特定プログラム520は、背景特定部263の機能を実現するプログラムである。背景置換プログラム530は。背景置換部264の機能を実現するプログラムである。
よって本実施形態の画像処理装置200Aは、記録媒体500に格納された背景処理プログラム510が補助記憶装置24にインストールされると、第一の実施形態の画像処理装置200と同様の機能を有する装置となる。
また本実施形態の記録媒体500は、情報処理装置300のドライブ装置33にセットされても良い。記録媒体500がドライブ装置33にセットされると、背景処理プログラム510が補助記憶装置34にインストールされる。よって情報処理装置300は、背景処理部262を有する情報処理装置となる。
以下に、本実施形態において情報処理装置300が背景処理部262を有する場合について説明する。
この場合画像処理装置200Aは、情報処理装置300において選択された文書画像要素に対応した要素データを情報処理装置300へ提供する。このとき情報処理装置300へ提供される要素データには、背景領域に関する如何なる処理も施されていない。
要素データが情報処理装置300へ提供されると、情報処理装置300は、背景処理部262の背景特定部263により要素データの背景領域を特定し、背景置換部264により特定され背景領域の背景色を所定の色へ置き換え、画像バッファ365へ格納する。
画像バッファ365へ格納された要素データは、編集部360による編集の際に再利用される。よって本実施形態では、記録媒体500に格納された背景処理プログラム510を画像処理装置200A又は情報処理装置300にインストールすれば、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様に編集後の文書画像データの見栄えを向上させることができる。
(第四の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第四の実施形態について説明する。本発明の第四の実施形態は、情報処理装置300の有するWebブラウザ370の機能、編集部360の機能、画像バッファ365を画像処理装置200に搭載したものである。本実施形態の以下の説明では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図20は、第四の実施形態の文書画像データ提供システム100Bを説明する図である。
本実施形態の文書画像データ提供システム100Bは、画像処理装置200Bと情報処理装置300とがネットワーク400を介して接続されて構成されている。
本実施形態の画像処理装置200Bは、第一の実施形態の画像処理装置200の有する各部に加え、第一の実施形態の情報処理装置300の有するWebブラウザ370、編集部360、画像バッファ365を有する。
Webブラウザ370と編集部360の有する機能については第一の実施形態で説明した通りである。よって本実施形態の画像処理装置200Bでは、画像処理装置200Bの有する操作パネル28上に、文書画像要素の領域を示す矩形が表示されたプレビュー画像を表示させ、文書画像要素を選択させることができる。そして選択された文書画像要素の素データを用いて文書画像の編集を行うことができる。
よって本実施形態によれば、編集後の文書画像データの見栄えを損なわずに文書画像データを簡単に再利用することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100、100A、100B 文書画像データ提供システム
200、200A、200B 画像処理装置
205 文書画像入力部
210 領域認識部
220 画像生成部
230 格納制御部
240 一覧提供部
250 プレビュー画像提供部
260 要素データ抽出部
262 背景処理部
263 背景特定部
264 背景置換部
270 要素データ提供部
300 情報処理装置
360 編集部
365 画像バッファ
370 Webブラウザ
500 記録媒体
510 背景処理プログラム
520 背景特定プログラム
530 背景置換プログラム
特開2007−179261号公報 特開2007−249429号公報 特許第3085604号公報 特開2008−252680号公報

Claims (12)

  1. 文書画像データを情報処理装置へ提供する文書画像データ提供装置であって、
    文書画像データを入力する文書画像入力手段と、
    前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手段と、
    前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手段と、
    前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理手段と、
    前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供手段と、を有する文書画像データ提供装置。
  2. 前記背景処理手段は、
    前記文書画像データにおける背景領域を特定する背景特定手段と、
    前記背景特定手段により特定された前記背景領域の色を前記所定の色へ置き換える背景置換手段と、を有する請求項1記載の文書画像データ提供装置。
  3. 前記背景特定手段は、
    前記文書画像データを構成する前記文書画像要素の要素データにおける背景領域を特定する請求項2記載の文書画像データ提供装置。
  4. 前記背景処理手段は、
    前記要素データにおける前記背景領域を拡張し、
    前記背景処理手段は、
    拡張された前記背景領域を、前記要素データの背景領域として特定する請求項3記載の文書画像データ提供装置。
  5. 前記所定の色は、白色又はその近似色である請求項1ないし4の何れか一項に記載の文書画像データ提供装置。
  6. 前記所定の色は、透明色又はその近似色である請求項1ないし4の何れか一項に記載の文書画像データ提供装置。
  7. 前記背景特定手段は、予め設定された色の領域を背景領域と特定する請求項2ないし6の何れか一項に記載の文書画像データ提供装置。
  8. 文書画像データを提供する文書画像データ提供装置と、前記文書画像データ提供装置に接続されており前記文書画像データ提供装置から前記文書画像データを提供される情報処理装置とを有する文書画像データ提供システムであって、
    前記文書画像データ提供装置は、
    文書画像データを入力する文書画像入力手段と、
    前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手段と、
    前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手段と、
    前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理手段と、
    前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供手段と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記文書画像データから前記文書画像データを構成する文書画像要素を選択する文書画像要素選択手段と、
    前記要素データ提供装置から提供される前記要素データを一時的に格納する画像バッファと、
    前記画像バッファに格納された前記要素データを用いて文書画像の編集を行う編集手段と、を有する文書画像データ提供システム。
  9. 文書画像データが蓄積された文書画像データ提供装置から情報処理装置へ前記文書画像データを提供する文書画像データ提供方法であって、
    前記文書画像データ提供装置による、
    文書画像データを入力する文書画像入力手順と、
    前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手順と、
    前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手順と、
    前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理手順と、
    前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供手順と、
    前記情報処理装置による、
    前記文書画像データから前記文書画像データを構成する文書画像要素を選択する文書画像要素選択手順と、
    前記画像バッファに格納された前記要素データを用いて文書画像の編集を行う編集手順と、を有する文書画像データ提供方法。
  10. 文書画像データを情報処理装置へ提供する文書画像データ提供装置により実行される文書画像データ提供プログラムであって、
    前記文書画像データ提供装置に、
    文書画像データを入力する文書画像入力ステップと、
    前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識ステップと、
    前記情報処理装置において前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出ステップと、
    前記要素データの背景領域の色を所定の色へ置き換える背景処理ステップと、
    前記背景領域の色が置き換えられた前記要素データを前記情報処理装置へ提供する要素データ提供ステップと、を実行させる文書画像データ提供プログラム。
  11. 文書画像データを入力する文書画像入力手段と、
    前記文書画像データを構成する文書画像要素の領域を認識する領域認識手段と、
    前記文書画像データの文書画像要素が選択されたとき、認識された前記領域に基づいて、選択された前記文書画像要素の要素データを抽出する要素データ抽出手段と、
    前記要素データを情報処理装置へ提供する要素データ提供手段と、を有する文書画像データ提供装置において実行される背景処理プログラムであって、
    前記文書画像データ提供装置に、
    前記文書画像データにおける背景領域を特定する背景特定ステップと、
    前記背景特定手段により特定された前記背景領域の色を前記所定の色へ置き換える背景置換ステップと、を実行させる背景処理プログラム。
  12. 文書画像データに含まれる文書画像要素の要素データを抽出して提供する文書画像データ提供装置と接続されており、
    前記文書画像データから、前記文書画像データを構成する文書画像要素を選択する文書画像要素選択手段と、
    前記文書画像要素選択手段により選択された文書画像要素の要素データを取得する要素データ取得手段と、
    取得した前記要素データを用いて文書画像の編集を行う編集手段と、を有する情報処理装置において実行される背景処理プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記要素データにおける背景領域を特定する背景特定ステップと、
    前記背景特定ステップにより特定された前記背景領域の色を前記所定の色へ置き換える背景置換ステップと、を実行させる背景処理プログラム。
JP2009202003A 2009-09-01 2009-09-01 文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラム Pending JP2011053901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202003A JP2011053901A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202003A JP2011053901A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011053901A true JP2011053901A (ja) 2011-03-17

Family

ID=43942837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009202003A Pending JP2011053901A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011053901A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013211678A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Brother Ind Ltd 画像処理装置
JP2014096640A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Canon Inc 画像処理方法、プログラム、画像処理装置、撮像装置およびネットワーク機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013211678A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Brother Ind Ltd 画像処理装置
JP2014096640A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Canon Inc 画像処理方法、プログラム、画像処理装置、撮像装置およびネットワーク機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4405831B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP5111268B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、そのプログラムおよび記憶媒体
JP4533273B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム
JP5302768B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4960817B2 (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
EP2264995B1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program
JP4766661B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
US8244035B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
JP4502385B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP2009272834A (ja) 画像処理装置及び画像符号化方法
US8144988B2 (en) Document-image-data providing system, document-image-data providing device, information processing device, document-image-data providing method, information processing method, document-image-data providing program, and information processing program
JP5132416B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
US8181108B2 (en) Device for editing metadata of divided object
JP4101052B2 (ja) 文書管理装置、文書管理装置の制御方法、及び、コンピュータプログラム
JP2006345314A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US8194982B2 (en) Document-image-data providing system, document-image-data providing device, information processing device, document-image-data providing method, information processing method, document-image-data providing program, and information processing program
JP4541770B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2011053901A (ja) 文書画像データ提供装置、文書画像データ提供システム、文書画像データ提供方法、文書画像データ提供プログラム、背景処理プログラム
JP2006333248A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP2009093627A (ja) 文書画像データ提供システム、文書画像データ提供装置、情報処理装置、文書画像データ提供方法、情報処理方法、文書画像データ提供プログラム、情報処理プログラム
JP2005151455A (ja) 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP2009080798A (ja) 文書画像データ提供システム、文書画像データ提供装置、情報処理装置、文書画像データ提供方法、情報処理方法、文書画像データ提供プログラム、情報処理プログラム
JP5012551B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP2006094385A (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP2011124662A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム