JP2011053382A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルト寄り防止による耐久性向上、ベルト蛇行による画像ズレ防止、紙シワ発生防止する定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数のローラ511、512に支持された無端状の定着ベルト51と、該定着ベルト表面を加圧する加圧ローラ52とによって形成されたニップ部59内を、または、無端状の第1定着ベルト56と無端状の第2定着ベルト57と、で形成されたニップ部59内を、トナー像が転写された記録紙を通過させて、トナー像を加熱及び加圧して記録紙に定着させる定着装置50において、前記定着ベルト51の両端部に寄止部材55を設け、該寄止部材55を保持してローラの軸に平行な方向に引張る引張手段53を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は複写機、ファクシミリ、プリンターなどに適用され、トナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に間し、特にトナー像を加熱して定着する定着装置及びこれを用いる画像形成装置に関するものである。
近年、クイックスタートや省エネの観点から加熱ベルト定着方式が多く用いられている。ベルト定着装置では大きな問題として、作動中の回転軸方向のベルトの寄りが挙げられる。
加熱したトナーに大きな圧力を掛けて変形させて紙に定着させる、またトナー表面の光沢を出すために、ベルトには大きな圧力がかかっているので、その回転軸方向の寄り力も大きなものとなる。
従来のベルト寄り防止方法として、引用文献1では、「回転体端部規制面は、回転体の端部において、圧接ニップの圧接ニップラインに平行な直線で前記回転体の周長を略2等分した際の、圧接ニップ側には設けず、圧接ニップに対向する領域にのみ設けて回転体のスラスト方向を規制する」像加熱装置が開示されている。ここでは、ベルト端部に突き当て部材を設け、ベルトのよりを外側から抑える。しかし、この像加熱装置では、ベルトが全域に張架されていない、いわゆるフリーベルト方式の場合にはベルトの微小な揺れが発生する場合に端部とのこすれによって異音が発生したり、ベルトの端部が経時で疲労破壊しやすく、寿命が短い問題があった。
一方、引用文献2では、「基体部分のベルト幅方向の両端部内面に前記ローラの外周面と接触する面よりも低くした段差部を全周に亘ってそれぞれ形成し、該段差部に前記ローラの両端面に規制されることによりベルトの斜行を抑える寄り止めガイドを接着剤でそれぞれ接着した」ベルト状定着部材が開示されている。このベルトの端部内周に寄り止めガイドと称するゴムのリングを接着してローラの端部に突き当たるようにしてある程度のところで寄りを防いでいる。ベルトが一定量寄ると、ローラの端部がこの寄り止めガイド部材に突き当たりそれ以上の寄りを止めることができる。しかし、経時で寄り止めガイドが削れて段差が少なくなり、結果として寄り止めガイドを乗り越えてベルトが移動してしまう問題が発生する場合がある。また、強い寄り力が発生すると、ガイド部材がローラ端部を乗り越えてしまう問題も発生する場合もある。
上述したように、定着装置における定着ベルトの一方へ移動する寄りが止められないと、最終的には側板に突き当たって、定着ベルトを損傷し、やがては定着ベルトは破損してしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、定着ベルトの寄り防止による耐久性向上、定着ベルトの蛇行による画像ズレ防止、紙シワ発生防止する定着装置及び画像形成装置を提供することである。
また、画像形成の生産性を向上させ、ランニングコスト、サービスコストを低減することができる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明の定着装置は、複数のローラに支持された無端状の定着ベルトと、該定着ベルト表面を加圧する加圧ローラとによって形成されたニップ内を、トナー像が転写された記録紙を通過させて、トナー像を加熱及び加圧して記録紙に定着させる定着装置において、前記定着ベルトの両端部に凸状ガイドを設け、該凸状ガイドを保持してローラの軸に平行な方向に引張る引張手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記凸状ガイドは、定着ベルトの外側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記引張手段が、ローラ間のベルトが直線状の部分で凸状ガイドを保持して引張ることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記熱源が、定着ベルトを支持するローラの1つである加熱ローラ内にあることを特徴とする。
無端状の第1定着ベルトと無端状の第2定着ベルトと、で形成されたニップ内を、トナー像が転写された記録紙を通過させることにより、トナー画像を加熱および加圧して記録紙に定着させる定着装置において、前記第1定着ベルトと第2定着ベルトの両端部にはそれぞれ凸状ガイドを設け、該凸状ガイドを保持してローラの軸に平行な方向に引張る引張手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記凸状ガイドは、定着ベルトの内側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、定着ベルト内に熱源を備えることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、定着ベルトに接して定着ベルトの形状を規制するベルトガイド部材を設け、かつ、前記ベルトガイド部材は、ニップ後端からニップ入り口までの間でベルトに接していることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記引張手段が、ローラ間のベルトが直線状の部分で凸状ガイドを保持して引張ることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記引張手段が、ニップ部の部分で凸状ガイドを保持して引張ることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、静電潜像を形成し、トナーで静電潜像を現像してトナー像として顕像化し、このトナー像を記録媒体に転写し、トナー像を記録媒体に加熱定着して画像を形成する画像形成装置において、上記のいずれかに記載の定着装置を用いることを特徴とする。
上記課題を解決する手段である本発明によって、以下のような特有の効果を奏する。
本発明の定着装置によって、定着ベルトの寄り防止による耐久性向上させて、定着画像のズレの発生を防止し、紙シワの発生を防止することができる。
また、本発明の定着装置によって、定着装置の耐久性向上により、機械の故障等の障害が少なく、長期にわたって安定した画像形成動作を行うことができる。
本発明の定着装置を用いる画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明の定着装置の一実施形態として定着ベルトを備える構成を示す概略図である。 本発明の定着装置における定着ベルトと引張手段を示す構成図である。 定着ベルトに設けられる寄止部材の形態を示す斜視図である。 定着ベルトに設けられる寄止部材の形態を示す斜視図である。 本発明の定着装置の他の実施形態として2つの定着ベルトを備える構成を示す概略図である。 本発明の他の実施形態の定着装置における定着ベルトと引張手段を示す構成図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の定着装置を用いる画像形成装置の構成を示す概略図である。図1では、四つの画像形成ステーションを持ったタンデム型の画像形成装置で、各ステーションでは、異なる色の画像形成が行われ、最終的にカラー画像が得られる。以下、画像形成に関する説明を行う。
画像形成装置1は、原稿を搬送する原稿搬送装置(ADF)5、原稿読み取り用のスキャナー部4と、このスキャナー部から出力されるデジタル信号を電気的に画像処理部で処理して、該画像処理部から出力されるデジタル信号に基づいて画像を記録紙上に形成する画像形成部3からなっている。スキャナー部4においては、原稿載置台上に置かれた原稿の画像は、照射ランプ、ミラー、レンズを介してカラーCCDによって読み取られ、そのデータが画像処理部に送られる。画像処理部においては、このデータに必要な処理が施され、画像信号に変換され、画像形成部3へ送られる。
画像形成部3においては、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)トナーを用いる画像形成ステーション10Y、10C、10M、10Kを4つ並列に配置すると共に、その4つの画像形成ステーション10に対して1つの中間転写ベルト21と、1つの一次転写ローラ23、1つの二次転写ローラ25とを配設している。この画像形成装置1を構成する画像形成ステーション10の一例としてイエローの画像形成ステーション10Yの構成を示している。特に、補足説明がない限り他のシアン画像形成ステーション10C、マゼンタ画像形成ステーション10M、ブラック画像形成ステーション10Kも同等の構成・動作となっている。
なお、この画像形成ステーション10は、画像形成装置1本体に着脱可能なプロセスカートリッジ10として用いることができる。
画像形成動作が開始されると、イエロー画像形成ステーション10Yでは、静電潜像担持体である感光体11は、帯電装置12により表面を一様に帯電される。電気的に接地された芯金上に有機感光体層を形成した各感光体11Y、11C、11M、11Kは、回転可能に保持されており、各コロナ放電による帯電装置12Y,12C,12M,12Kで表面を均一に負帯電された後、図示しない各レーザーダイオードからなる発光手段を備える露光装置30により、各色に対応する画像部分に光照射が行われ、各感光体11Y、11C、11M、11K上に静電潜像が形成される。
帯電装置12は、感光体11に対向配置される帯電部材である帯電ローラを接触又は非接触状態にして、電源から所定の電圧を印加させて感光体11表面を均一帯電させる。
なお、図1では、感光体11を平均的に帯電させる手段として各コロナ放電方式の帯電装置12Y,12C,12M,12Kが図示されているが、これ以外に固体放電素子、針電極デバイス、ローラ帯電デバイス、導電性ブラシデバイス等公知の方式が使用可能である。特に、接触帯電方式又は非接触近接配置帯電方式のような帯電装置を用いた場合に有効である。
ここで言う接触帯電方式とは、感光体11に帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電ブレード等の帯電部材が直接接触する帯電方式である。一方の近接帯電方式とは、例えば帯電ローラが感光体11表面との間に200μm以下の空隙を有するように非接触状態で近接配置したタイプのものである。この空隙は、大きすぎた場合には帯電が不安定になりやすく、また、小さすぎた場合には、感光体11に残留したトナーが存在する場合に、帯電部材表面が汚染されてしまう可能性がある。したがって、空隙は10〜200μm、好ましくは10〜100μmの範囲が適当である。そして帯電装置には少なくとも交番電圧を重畳した直流電圧を印加することが好ましい。これにより、直流電圧のみを印加した場合に比べて、感光体11の全長に渡って均一に帯電させることが可能となる。この帯電装置12に交番電圧を重畳した直流電圧を印加することと、後ほど説明する現像装置13におけるトナーのクラウド化による相乗効果により、特にベタ画像などにおいて均一濃度の画像が得られる。
そして、帯電後の感光体11には光書き込みの露光装置30からの露光によりフルカラー原稿のイエロー成分画像の静電潜像が形成され、その静電潜像はイエロー現像装置13Yによりイエロートナーで顕像化される。また、所定の時間差でシアン画像形成ステーション、マゼンタ画像形成ステーション、ブラック画像形成ステーション10においても同様の画像形成動作が行われ、シアン,マゼンタ,ブラックの各色のトナー像が各感光体11上に形成される。
現像装置13は、感光体11と対向する位置に、内部に磁界発生手段を備える現像スリーブが配置されている。現像スリーブの下方には、トナーボトルから投入されるトナーを現像剤と混合し、攪拌しながら現像スリーブへ汲み上げるためのスクリューと、トナーとキャリアとを攪拌・混合するパドルとが備えられている。現像スリーブによって汲み上げられるトナーと磁性キャリアからなる現像剤は、ドクターブレードによって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像スリーブに担持される。現像スリーブは、感光体11との対向位置において同方向に移動しながら、現像剤を担持搬送し、トナーを感光体11の潜像面に供給する。
なお、図1においては、二成分現像方式の現像装置13の構成を示したが、これに限るものではなく、一成分現像方式の現像装置であっても適用可能である。また、現像装置13Y、13C、13M、13Kにはそれぞれ、異なる色のトナーがそれぞれ負帯電状態で、キャリアと共に保持されている。
各画像形成ステーション10Y,10C,10M,10Kにおいて感光体11上に形成されたトナー像Y,C,M,Bkを、中間転写ベルト21上で1つのフルカラー画像として重ねまとめるために、この中間転写ベルト21の裏面側には各画像形成ステーション10の感光体11の対向位置に一次転写ローラ23を配置し、一次転写ローラ23に所定の転写バイアスを印加することによって、各画像形成ステーション10のトナー像を順次中間転写ベルト21に重ねて転写させる。
中間転写ベルト21への転写後の各画像形成ステーション10内の感光体11は、図示しない光除電ユニットにより表面電位を除電され、感光体11に残留した転写残トナーはクリーニング装置15のクリーニングブレードにより除去される。クリーニング装置15で除去されたトナーは、廃トナー回収装置60におけるトナー搬送手段61を経て廃トナー収容容器63に搬送される。
また、クリーニング装置15は、感光体11に対してクリーニングブレードを有する。さらに、図示しないが、クリーニングされたトナーを回収する回収羽根、フィルム等とそのトナーを搬送する回収コイルとを備えている。クリーニングブレードは、金属、樹脂、ゴム等の材質からなるが、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム等のゴムが好ましく用いられ、この中でも特にウレタンゴムが好ましい。このほかに、フッ素樹脂、シリコーン樹脂の樹脂、及びステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム等のステアリン酸金属化合物を潤滑剤として感光体11上に塗布する潤滑剤塗布装置を併せて設けても良い。
その後、中間転写ベルト21に転写されたトナー像は、そして1つのフルカラー画像となった中間転写ベルト21上のトナー画像を所定のバイアスが印加される二次転写ローラ25との間にタイミングを合わせて搬送されてくる記録紙上に転写させられる。転写装置20としては、図1に示したように、一次転写ローラ23、二次転写ローラ25、中間転写ベルト21、ベルトクリーニング装置22等を備えている。
フルカラートナー像の記録紙6への転写後に中間転写ベルト21の表面に残留したトナーや紙粉等の付着物は、中間転写ベルトクリーニング装置22の図示しないクリーニングブラシローラやクリーニングブレードにより除去され、感光体11上に残留した廃トナーと同様に廃トナー収容容器63に搬送される。中間転写ベルト21に残留する廃トナーは、極少ない量ではあるが、長期にわたる画像形成において、ベルトクリーニング装置22に収納しておくには、収納しておくだけの大きさにしなければならず、画像形成装置1の小型化には不利である。したがって、本発明の画像形成装置1では、他のクリーニング装置14、22に回収した転写残トナーと同様に、まとめて、廃トナー収納容器63に収納することにした。
中間転写ベルト21、転写ローラ25への対向ローラ211、転写バイアス電源、ベルト駆動軸などを内包する転写ユニット内に設置されたテンションローラ211、212、213がカム機構によって転写ベルトにテンションを与えるもしくは解除することにより、中間転写ベルト21は各画像形成ステーション10の感光体11と接触した状態と離間した状態に変更可能になっている。
これにより機械動作時には各画像形成ステーション10の感光体11が回転するのに先立って接触状態に、機械停止時には感光体11から離間した状態に状態にしている。中間転写ベルト21へトナー像を転写した後、感光体表面は光除電ユニットで除電され、クリーニング装置14において、最初に(クリーニングユニット内において感光体回転方向において上流位置)で感光体回転方向とカウンター方向にブラシローラを接触回転させて感光体上の廃トナーおよび付着物を掻き乱して感光体11との付着力を弱め、その下流位置においてゴム弾性体でできたブレードを感光体11に接触させて、廃トナーや付着物を除去している。
また、記録紙6は、給紙装置2内に配置されている複数の給紙カセット40から、画像形成装置1の制御により選択された記録紙がピックアップ第2ニップローラ2により、給紙カセット40から1枚ずつ引き出される。そして、搬送第2ニップローラ3によって画像形成3まで搬送される。そして、レジスト第2ニップローラ4で、中間転写ベルト21上のトナー像とのタイミングを計り、二次転写ローラ25の方に送り出される。その後、トナー像が転写された記録紙は定着装置50に搬送され加熱・加圧されて記録紙上のトナー像が定着されフルカラー画像が出力される。また、両面印刷を行う場合には定着装置50から排紙トレイ48へと送られる前に、両面搬送部32へと送り戻される。その後、再度先レジスト第2ニップローラ4へと送られ第2面の印刷が行われる。この定着装置50に関しては、後述する。
なお、図1中で、本発明の画像形成装置に用いる画像形成ステーション10は、プロセスカートリッジとしても機能する。図1に示すように、このプロセスカートリッジ10は、感光体11の周囲に、帯電装置12、現像装置13、クリーニング装置14を配置している。プロセスカートリッジ10は、少なくとも感光体11とその他のプロセス装置を備えていればよい。上部に配置される露光装置30から照射されたレーザ光Lによって、感光体11上に潜像が形成される。
図2は、本発明の定着装置の一実施形態として定着ベルトを備える構成を示す概略図である。この定着ベルト51を有する定着装置50は、加熱ローラ511、定着ローラ512、定着ローラ512に圧接する加圧ローラ52と、加熱ローラ511と定着ローラ512との間に掛け渡された定着ベルト51とからなっている。
定着ローラ512、加圧ローラ52は、図2に示す定着装置50の定着ローラ512、加圧ローラ52とほぼ同様にして、金属製の芯金の外周に、耐熱弾性材料からなる弾性層を備える。弾性層の厚みは適宜調整される。また、弾性層の表層には、転写紙及びトナーの離型性を良くするために、フッ素系樹脂等からなる離型層を設ける。芯金内部には、そハロゲンヒータ541等のヒータ54を設けても良い。また、ヒータ54は、定着ベルト51の内側近傍に設けて、直接定着ベルト51を加熱するものであっても良い。
また、加圧ローラ52は、定着ベルト51を挟んで定着ローラ512に向けて図示しないバネ等の加圧部材により押圧されており、弾性層を変形させることにより定着ローラ512との間で、一定時間トナーを加圧及び加熱できるニップ部59を形成する。ニップ部59の幅は、定着ローラ512と加圧ローラ52の直径、弾性層の厚さ、硬度によって所望の値に設定することができる。弾性層に用いる弾性体として、スポンジは高断熱性により温度の立ち上がりが良く、変形量が多くとれて大きなニップ幅が確保できる点で有利である。この例では加圧ローラ52が不図示の本体駆動部からギヤ等により駆動され、定着ベルト51、定着ローラ512、加熱ローラ511を従動させる。
また、ニップ部59の下流側には、転写紙を加圧ローラ511から剥離するための分離爪が、加圧ローラ52に対して摺動する構成とすることができる。
また、画像面側である定着ベルト51側には、転写紙を定着ベルト51から剥離するための分離板が設ける構成とすることができる。
加熱ローラ511は、掛け回されている定着ベルト51を張架して、さらに、加熱するための部材である。このため、加熱ローラ511の内部に、ハロゲンランプ、ニクロム線等の熱源が設けられている。また、加熱ローラ511は、アルミ、炭素鋼、ステンレス鋼等の中空金属円筒の薄肉ローラであるが、熱伝導性が良好な厚さ1〜4mmのアルミニウム製円筒を用いることで、軸方向での温度分布を小さくすることができる。さらに、加熱ローラ511の表面には、定着ベルト51との摩耗を防止するために、アルマイト処理の表面処理が施されている。
定着ベルト51を挟んで加熱ローラ511の外周面には、熱電対、サーミスタ等からなり、定着ベルト51外周面の温度を検知するために、図示しない温度センサが配置されている。温度センサからの検知信号に応じて図示しない温度制御装置により加熱ローラ511等の内部におけるヒータの動作を制御する。
また、加圧ローラ252は、ステンレス、アルミニウム等の金属製の芯金の外周にフッ素系ゴム、シリコーンゴム等の耐熱弾性材料からなる弾性層を適度な厚みで備え、定着ローラ251と同様に、離型性を持たせるために樹脂等からなる表面層を備える。また、加圧ローラ252は、定着ローラ251に向けて図示しないバネ等の加圧部材により押圧されており、弾性層を弾性変形させることにより定着ローラ251との間で、一定時間トナーを加圧・加熱できるニップ部を形成する。さらに、定着ローラ251、加圧ローラ252等の定着装置25における部材のヒータを制御するために、各部材の温度を検知するためにサーミスタ等の温度センサを設けてもよい。
定着ベルト51は、支持体には、耐熱性樹脂や、金属から形成された無端状のベルト状支持体が用いられる。耐熱性樹脂の材質としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられ、金属ベルトの材質としては、ニッケル、アルミニウム、ステンレス等が挙げられる。樹脂と重層を形成しても良く、特に、ポリイミド樹脂にニッケルを電鋳したベルトが強度と弾性を有し、耐久性があるので好ましい。厚さは100μm以下の薄肉のものが望ましい。定着ベルト51は、転写紙、トナーと加圧接触するため、高離型性シリコーンゴム等からなる弾性層と離型性の高い樹脂で表面層を構成する。この表面層は、例えば、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などの高分子樹脂が使用される。
ここでは、図2に示すように、1枚の管状の無端状の定着ベルト51を、加熱ローラ511と定着ローラ512にて張架し、定着ベルト51を介して定着ローラ512に加圧ローラ52を加圧することでニップ部59を形成する。
定着ベルト51は、駆動時間が経過すると、やがて軸方向の一方に寄ってしまう、いわゆるベルト寄りが発生する。これを放置するとやがて、定着ベルト51が定着装置側板501に突き当たりベルトを破損する場合がある。
そこで、本発明の定着装置50では、引張手段53でベルト寄りを防止している。
図3は、本発明の定着装置における定着ベルトと引張手段を示す構成図で、図2におけるA−A‘線で切断した面を示している。
引張手段53は、定着ベルト51のローラ511、512の間の直線部分に上下それぞれ設けられており、この部分の定着ベルト51を挟み込むように保持している。直線部分では、ローラ511、512がないことから、定着ベルト51の表裏から引張手段53の保持部材531で挟むことができる。さらに、このような構成にすることで、引張手段53の構成が単純になり、製造時における組み付け性も容易であること等が利点である。
図3に示すように、引張手段53は、寄止部材55の側面を引っ掛ける上部分と、内側から押さえる下部分で、定着ベルト51の端部にある寄止部材55を挟み込みんで組み付けられ、バネ532によって定着装置50の両側にある側板501側に引張られるように構成されている。つまり、両端で、定着ベルト51を引っ張り合うことで、定着ベルト51の大きな寄りを防止するものである。
定着ベルト51が、図3の左側に少し移動すると、右側のバネ532aが伸ばされることにより弾性力が大きくなり、逆に左側のバネ532bは縮まることによって弾性力が小さくなる。そのために、定着ベルト51を右側に戻す力が働き、それ以上の左側への移動を防止し、定着ベルト51の寄りを防止するようになっている。その結果、定着ベルト51の移動量はある程度の量で収まり、大きく移動して側板501に突き当たり、定着ベルト51の端部が磨耗したり破壊されることがなくなる。
図4、図5は、定着ベルトに設けられる寄止部材の形態を示す斜視図である。
定着ベルト51の両端部には、図4と5に示すように、矩形又は台形の断面をもつリング状の寄止部材55が設けられている。
図4に示す寄止部材551は、定着ベルト51の内側に、同様の形状のリング状に設けられたものである。ベルト寄りが発生した場合、ローラの端部でこの寄り止め部材が突き当たりそれ以上の寄りを防止するものである。
図5に示す寄止部材552は、定着ベルト51の外側に、同様の形状のリング状に設けられたものである。定着温度の立ち上がり時間を短縮しようとする場合、加熱ローラ小径化(加熱ローラの熱容量を下げる)が有効であるが、加熱ローラ511にヒータ54が、収容可能な極限まで小径化する場合、ベルト内側に寄り止め部材を配置するスペースがなくなる。さらに本発明の寄り止め方式は、引張り手段53によって寄り止め部材を引張る方式なので、寄り止め部材の位置はベルトの内側でも外側でも構わない。よって加熱ローラを極限まで小径化する場合は、図5の寄り止め部材552が外側のタイプの方が有利となる。
耐熱性ゴムである例えばシリコーンゴムで、凸状に形成した寄止部材55を定着ベルト51に接着剤でそれぞれ接着してもよい。製造が容易である。また、寄止部材55は、定着ベルト51の基材であるポリイミド樹脂に、高温に加熱したプレス型で同体に形成することができる。この一体に形成することで、接着剤等で接着することなく、一体であるから、低コストで、耐熱性にも優れている。さらに、構造が簡単で、強度も充分で確実に破損や剥れを防止して耐久性に優れ高寿命で、別部材を使うことが無く、低コストで、定着動作の中断を防止して記録画像を形成することができる。
(実施例1)
定着ベルト51は、ローラに掛け渡される前の状態で直径40〜50mmであり、厚さ40〜80μmのポリイミド樹脂で形成された支持体厚さで、さらに、その上に厚さ100〜300μmのシリコンゴムによる弾性層と、更に最外層として厚さ5〜50μmのPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)がコートされた構成を有している。
定着ベルト51は、外径35mmの定着ローラ512と、外径15〜20mmのアルミ製中空円筒からなる加熱ローラ511とにより、巻き掛けられている。
定着ベルト51の端部外側には、軸方向の幅が3〜6mmの寄止部材55が設けられている。定着ベルト51は、100〜300mm/sec.の線速で走行させている。
定着ローラ512は、外径35mmであり、発泡シリコンゴムよりなる耐熱・弾性層を具備している。
加圧ローラ511は外径15〜20mmであり、鋼製の中空芯金に、シリコンゴムが覆われた構成を有しており、最外層として、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブを備えている。
加圧ローラ52は、外径が30mmで、定着ベルト51を介して、定着ローラ512に対して、ある程度食い込んでおり、これによってニップ部59の幅が確保されている。
図6は、本発明の定着装置の他の実施形態として2つの定着ベルトを備える構成を示す概略図である。本発明の定着装置50は、図6に示すように、2枚の管状の無端状の第1定着ベルト56、第2定着ベルト57を用いてフラットなニップ部59を形成している。
シームレスの無端状である第1定着ベルト56、第2定着ベルト57が対向しており、第1定着ベルト56、第2定着ベルト57の内部にはそれぞれ第1ガイドローラ561、第2ガイドローラ571がニップ部59の上流に設けられて両者の軸間が不図示のバネとてことにより加圧されている。ニップ部59の下流に設けられた第1ニップローラ562と第2ニップローラ572も同様に加圧されている。ここでは、前述した4つのローラによって第1定着ベルト56、第2定着ベルト57とが大きなニップ部59を形成する。
第1ニップローラ561と第2ニップローラ571は金属の芯金の外周にゴムが巻いてある。
第1ガイドローラ562と第2ガイドローラ572も金属の芯金に柔らかいゴムまたはゴムスポンジの弾性体が設けられている。
不図示の駆動源から第1ニップローラ561が駆動される。第2ニップローラ571は加圧により、第1定着ベルト56と第2定着ベルト57とを介してそれぞれの摩擦により連れ周りで等速に動いている。
ここでは、第1ニップローラ562から第2ニップローラ572をギヤで駆動していない。これは、ローラ周長、ゴムのつぶれ具合が全く同じであればギヤ駆動で等速に駆動できるが、実際には部品加工公差によって第1ニップローラ562と第2ニップローラ572の周長は僅かに誤差があり、ギヤ駆動で逆にずれてしまうためである。連れ周りの方が結果的に等速で駆動し易いのである。
ここで、ニップ部59は円管状の第1定着ベルト56、第2定着ベルト57が円に戻ろうとする反力によってある程度のニップ圧が得られる。
ハロゲンヒータ541及び反射板542も、第1定着ベルト56の内部に設けられ、内部から第1定着ベルト56の上部を集中加熱することによって、熱の逃げるスペースが非常に少なくなり、第1定着ベルト56の昇温効率が向上する。
図6に示すように、第1ベルトガイド563、第2ベルトガイド573は、第1定着ベルト56、第2定着ベルト57の内周の上側の部分を抑える様に構成されている。また、長手方向については、両端部、つまり非画像部のみに設けられており、摺動抵抗及び熱容量を最小限に抑えるようにしている。これによって、ベルト駆動時の揺れを防止する。なお、ベルトガイドは、定着ベルトの外周の上側の部分を抑えるように設けても良い。
定着ベルトの揺れについて説明する。
第1定着ベルト56、第2定着ベルト57は駆動されると、ニップ部59の出口では略直線状のニップ部59の慣性力によって、図6のB方向に力を受け、ニップ部59以外では、第1定着ベルト56と第2定着ベルト57との全体がB方向に移動しようとする。
しかし、第1及び第2定着ベルト56、57がある程度変形すると静止状態に戻ろうとする力、すなわち、Bと逆方向に作用する力が強くなりこの両者の力の引っ張り合いによって揺れが発生する。
第1及び第2定着ベルト56、57の内面又は外面と、第1及び第2ベルトガイド563、573の表面は摺動し、ベルト磨耗やトルク上昇、騒音の問題が発生するため、第1及び第2ベルトガイド563、573の表面にはテフロン(登録商標)等の滑り易い加工が有効である。
図6の矢印のように、未定着画像が転写された紙が通紙されると、ニップ部59で、第1定着ベルト56が画像面と接触しトナーが加熱される。ここで、ニップ部59の内で第1定着ベルト56と第2定着ベルト57とのたるみ、浮きにより上下の第1定着ベルト56と第2定着ベルト57との密着が弱いと、トナーが均一に十分加熱されず、画像ズレ、光沢不足、柚子肌等の画像不良問題が発生する。
この問題は、ギヤ駆動によって第1ニップローラ562に対して第1ガイドローラ561の外周線速を僅かに落とす方法や、第1ガイドローラ561または第2ガイドローラ562の回転負荷を増大させることによって、ニップ部59の内の定着ベルトの張力を安定させることができ、前記不具合を解決することができる。第1ガイドローラ561、第2ガイドローラ562の負荷は、ブレーキを付けたり、ニップ圧を上げることによって増やすことが出来る。
ニップ部59の上流部の間でトナー像が紙に対してほぼ動かない最低限の状態に定着される。ここでは第1ガイドローラ561と第2ガイドローラ571の加圧力により所定の熱量と圧力がトナー画像に与えられる。
ニップ部59の中間部では、第1定着ベルト56と第2定着ベルト57との密着しているだけで内側からの押圧部材がなく、面圧が弱いために殆どトナーを変形させるほどの力はないが、トナーを定着温度に保温する効果がある。トナーを熱して変形させるには加熱時間がある程度長く必要であり、ニップ部59の上流部の短い時間だけでは変形しきれない。
しかし、ニップ部59の中間部があることにより十分に加熱時間が確保され、トナーが十分に変形するための熱量が与えられる。そして、ニップ部59の下流部では第1ニップローラ562と第2ニップローラ572との加圧力により、これまでの工程で十分に変形しある程度紙に固定されているトナー画像にさらに所定の熱量と圧力が与えられる。
ここで、(1)ニップ部59の上流部で、第1ガイドローラ561と第2ガイドローラ571が第1及び第2定着ベルト56、57を加圧する加圧力、(2)ニップ部59の下流部で、第1ニップローラ562と第2ニップローラ572とが、第1及び第2定着ベルト56、57を加圧する加圧力が不十分であると、画像に均一で高い光沢を出すことができない。さらに、凹凸の大きい紙の場合ほど、凹凸面を持った画像面の前面に対して十分に追従して加圧しきれず、光沢に微小ムラのあるいわゆる柚肌画像が発生してしまう。したがって、これらの異常画像が発生しないように第1ニップローラ562と第2ニップローラ572との加圧力を設定することが必要となる。
しかし、この第1ニップローラ562と第2ニップローラ572との加圧力の設定により、第1及び第2定着ベルト56、57の寄りが発生しやすくなる。
図7は、本発明の他の実施形態の定着装置における定着ベルトと引張手段を示す構成図である。
図7に示している寄止部材55は、図4のタイプであり、第1及び第2定着ベルト56、57の端部内周側に設けられている例を示している。寄止部材55として、ゴムのリング状部材を第1及び第2定着ベルト56、57の表面に接着剤で接着している。第1及び第2定着ベルト56、57が少し寄った場合は、引張手段53における保持部材531が寄止部材55を保持し、バネ532の弾性力により寄りを戻す方向の力が寄り大きくかかり、それ以上に、第1及び第2定着ベルト56、57が片側に寄るのを防いでいる。これによって、本発明の定着装置50では、第1及び第2定着ベルト56、57の寄りを防止し、第1及び第2定着ベルト56、57の蛇行防止や、定着画像のズレの発生防止や、紙のシワ発生防止等に効果がある。
第1及び第2定着ベルト56、57は、例えば、支持体に弾性層、表層の順に積層した構成とすることができる。支持体は、ニッケルやポリイミドなどで形成することができ、弾性層はシコーンゴムなどで形成することができ、表層はフッ素樹脂などで形成することができる。画像部に第1及び第2ベルトガイド563、573の表面を接触させた場合、熱容量増大、部分温度低下が問題となるので、第1及び第2ベルトガイド563、573の表面の支持体は、耐熱材料からなり、例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS、フッ素樹脂等の樹脂材料を用いることができる。また、前記樹脂材料に、磁性導電性粒子を分散したもの、金属材料でも形成可能である。具体的には、ニッケル、鉄、クロムの合金であって、それ自体が発熱しても良いものを用いることもできる。特に、ポリイミド等の断熱部材で形成することが非常に有効であり、これらの中で発泡ポリイミドが好ましい。
(実施例2)
第1及び第2定着ベルト56、57は、ローラに掛け渡される前の状態で直径40mmであり、厚さ40〜80μmのポリイミド樹脂で形成された支持体厚さで、さらに、その上に厚さ100〜300μmのシリコンゴムによる弾性層と、更に最外層として厚さ5〜50μmのPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)がコートされた構成を有している。
第1定着ベルト56を張架する第1ガイドローラの外径15mm、第1ニップローラの外径は15mmであり、第2定着ベルト57を張架する第2ガイドローラの外径は23mmで、第2ニップローラの外径は23mmである。
定着ベルト51の端部外側には、軸方向の幅が3〜6mmの寄止部材55が設けられている。定着ベルト51は、100〜400mm/sec.の線速で走行させている。
第1及び第2定着ベルト56、57はによってニップ部59の幅が確保されている。
ニップ部59の下流側には、転写紙を第1及び第2定着ベルト56、57から剥離するための分離爪を設ける構成とすることができる。
1 画像形成装置
101 制御部
2 給紙装置
3 画像形成部
4 スキャナ部
5 原稿自動搬送装置(ADF)
6 記録紙
7 トナー
10 画像形成ステーション(プロセスカートリッジ)
11 感光体
12 帯電装置
13 現像装置
14 クリーニング装置
20 転写装置
21 中間転写ベルト
211、212、213 支持ローラ
22 ベルトクリーニング装置
23 一次転写ローラ
24 搬送ベルト
25 二次転写ローラ
30 露光装置
40 給紙部
41給紙カセット
42 ピックアップローラ
43 搬送ローラ
44 レジストローラ
47 排出ローラ
48 排紙トレイ
50 定着装置
501 側板
51 定着ベルト
511 加熱ローラ
512 定着ローラ
52 加圧ローラ
53 引張手段
531 保持部材
532 バネ
532a 右側のバネ
532b 左側のバネ
54 ヒータ
541 ハロゲンヒータ
542 反射板
55 寄止部材
551、552 寄止部材
56 第1定着ベルト
561 第1ガイドローラ
561a 第1ガイドローラのゴム層
562 第1ニップローラ
562a 第1ニップローラのゴム層
563 第1ガイド
57 第2定着ベルト
571 第2ガイドローラ
571a 第2ガイドローラのゴム層
572 第2ニップローラ
572a 第2ニップローラのゴム層
573 第2ガイド
59 ニップ部
特開2005−234294 特開2005−258341

Claims (11)

  1. 複数のローラに支持された無端状の定着ベルトと、該定着ベルト表面を加圧する加圧ローラとによって形成されたニップ内を、
    トナー像が転写された記録紙を通過させて、トナー像を加熱及び加圧して記録紙に定着させる定着装置において、
    前記定着装置は、
    前記定着ベルトの両端部に凸状ガイドを設け、
    該凸状ガイドを保持してローラの軸に平行な方向に引張る引張手段を備える
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記凸状ガイドは、定着ベルトの外側に設けられている
    ことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は2に記載の定着装置において、
    前記引張手段が、ローラ間の定着ベルトが直線状の部分で凸状ガイドを保持して引張る
    ことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置において、
    前記熱源が、定着ベルトを支持するローラの1つである加熱ローラ内にある
    ことを特徴とする定着装置。
  5. 無端状の第1定着ベルトと無端状の第2定着ベルトと、で形成されたニップ内を、
    トナー像が転写された記録紙を通過させることにより、トナー画像を加熱および加圧して記録紙に定着させる定着装置において、
    前記定着装置は、
    前記第1定着ベルトと第2定着ベルトの両端部にはそれぞれ凸状ガイドを設け、
    該凸状ガイドを保持してローラの軸に平行な方向に引張る引張手段を備える
    ことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項5に記載の定着装置において、
    前記凸状ガイドは、定着ベルトの内側に設けられている
    ことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項5又は6に記載の定着装置において、
    前記定着装置は、定着ベルト内に熱源を備える
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれかに記載の定着装置において、
    前記定着装置は、定着ベルトに接して定着ベルトの形状を規制するベルトガイド部材を設け、かつ、
    前記ベルトガイド部材は、ニップ後端からニップ入り口までの間でベルトに接している
    ことを特徴とする定着装置。
  9. 請求項5ないし8のいずれかに記載の定着装置において、
    前記引張手段が、ローラ間のベルトが直線状の部分で凸状ガイドを保持して引張る
    ことを特徴とする定着装置。
  10. 請求項5ないし9のいずれかに記載の定着装置において、
    前記引張手段が、ニップ部の部分で凸状ガイドを保持して引張る
    ことを特徴とする定着装置。
  11. 静電潜像を形成し、トナーで静電潜像を現像してトナー像として顕像化し、このトナー像を記録媒体に転写し、トナー像を記録媒体に加熱定着して画像を形成する画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項1ないし10のいずれかに記載の定着装置を用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017156609A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置

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