JP2011049641A - 撮影装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影レンズに起因する画質の低下を、離散的な補正データに基づいてリアルタイムに補正することができるようにする。
【解決手段】撮影レンズの特性情報を予め記録しておき、撮影時には、この撮影レンズの特性情報と撮影レンズのズーム位置、フォーカス位置、絞り値等の状態に基づいて、撮影レンズに起因する画像劣化を補正するための補正係数の計算頻度を、その画像劣化の度合いに基づいて制御する。そして、計算された補正係数に基づいて、離散的な補正データを補間する形でデジタル画像データを補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影装置、その制御方法、及びプログラムに関し、特に撮影された画像の補正技術に関する。
一般に、撮影レンズには、その特性により、撮影画像においてボケや歪み、滲み、或いは周辺光量落ち等の画像を劣化させる各種の要因を内包している。例えば、像の周辺が滲む倍率色収差は、撮影レンズを通過した赤、緑、青の各光が、その波長ごとに光軸垂直方向における異なる位置で結像されることによって生じる。
また、画像中心に比べて周辺ほど光量が低下する周辺光量落ちは、撮影レンズの鏡筒によって周辺光の一部がケラレることにより生じる所謂、口径食(ヴィグネッティング)、或いはコサイン4乗則などによって引き起こされる。
これら撮影レンズに起因する種々の問題は、例えば色収差であれば複数の撮影レンズを用いたり、色分散の少ない蛍石をレンズ素材用としている等の方法である程度は低減できるが、完全に防止することはできない。周辺光量落ちについても、イメージサークルの大きな撮影レンズを用いることである程度は低減できるが、完全に防止することはできない。
そこで、デジタルカメラでは、撮影レンズの特性による画像劣化を画像補正により低減させる手法が多く用いられるようになってきた。例えば、撮影レンズの絞りや焦点距離に応じた周辺光量低下データをROMに記録し、実際の撮影レンズの絞り値や焦点距離に応じて、デジタル・シグナル・プロセッサで補正する手法が特許文献1に記載されている。
また、撮影レンズの収差情報と、被写体の輝度データ、及び色差データに基づいてレンズ収差に起因する画質の低下を補正する手法が特許文献2で公開示されている。
さらに、これら撮影レンズに起因する画質の低下を補正する方法は、デジタルスチルカメラだけでなく、デジタルビデオカムコーダや、撮像素子が受光した像をリアルタイムで表示する所謂ライブビュー機能を搭載したカメラなどにも適用されている。
例えば、特許文献3では、レンズ装置に収差や周辺光量などの補正データを記憶させておき、電源投入時やレンズ接続時にその情報を受信して、リアルタイムで補正を行う方法が開示されている。
しかし、周辺光量補正データは、1つの撮影レンズでも絞り値やフォーカス位置に応じて補正データは異なり、さらにズーム機構を備えた撮影レンズであれば焦点距離によっても補正データは異なる。従って、上記の補正データは膨大なものになり、多くのメモリ領域を必要とするのみならず、通信時間が長くなるという問題があった。
そこで、特許文献4では、ズーム位置、絞り値、フォーカス位置ごとに周辺光量落ち補正データを持つのではなく、離散的な補正データから現在のズーム位置、絞り値、フォーカス位置に対応する補正データを演算により求めて補間する方法が開示されている。
特開2003−110936号公報 特開2000−3437号公報 特開2008−96907号公報 特開2006−121384号公報
しかしながら、特許文献4の方法では、現在のズーム位置、絞り値、フォーカス位置に対応する補正データを離散的な補正データに基づいて補間するための補間演算に時間を要する。そのため、ズーム位置やフォーカス位置を変更した後は、補正データの演算が追いつかずに撮影レンズに起因する画質の低下が目立ってしまうことがあった。これを解決するために、デジタルカメラの補正データの補間演算の処理速度を向上させることが考えられるが、単にデジタルカメラの画像処理回路を性能の優れたものに置き換えるのであれば、コストの増加につながってしまう。
本発明は、このような技術的な背景の下になされたもので、その目的は、撮影レンズの状態が変化した場合であっても、撮影レンズに起因する画質の低下を、離散的な補正データに基づいて適切な応答特性で補正することができるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、撮影レンズにより得られた被写体の光学像を光電変換して得られた画像データに画像処理を施す撮像装置において、撮影時に前記撮影レンズの状態を取得する取得手段と、撮影レンズの特性情報と前記撮影レンズの状態に基づいて、前記撮影レンズに起因する画像劣化を補正するための補正係数を計算する計算手段と、前記補正係数を用いて前記画像データを補正する補正手段と、前記計算手段により前記補正係数を計算する際の計算頻度を、前記撮影レンズに起因する画像劣化の度合いに基づいて制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮影レンズの状態が変化した場合であっても、撮影レンズに起因する画質の低下を、離散的な補正データに基づいて適切な応答特性で補正することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る撮影装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置での補正係数の頻度設定処理を示すフローチャートである。 周辺光量落ち補正処理を示すフローチャートである。 色収差補正処理を示すフローチャートである。 撮像素子が受光する輝度と現像後の輝度との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る撮影装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示した撮像装置100は、撮影レンズ10としてフォーカスレンズ10a、ズームレンズ10b、及びレンズIDやレンズのワイド端・テレ端焦点距離、離散的な補正データなどの情報が記録されたレンズ情報記録部10cを有している。
なお、上記の記録される離散的な補正データには、周辺光量落ち、色収差、シェーディング、球面収差、歪曲収差等の撮影レンズ10に起因する各種の画質劣化を補正するための補正データが含まれている。
撮影レンズ10を透過した光学像は、絞りシャッタ12を開くことで撮像素子14に入射される。撮像素子14は、光学像を光電変換し、アナログの画像信号として出力する。A/D変換器16は、アナログ画像信号をデジタル画像データに変換する。
タイミング信号発生回路18は、メモリ制御部22、システム制御部50の制御の下に、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号、制御信号等を供給する。
画像処理回路20は、A/D変換器16からの画像データ、或いはメモリ制御部22からの画像データに対して、画素補間処理、色変換処理等の所定の画像処理を施す。また、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行う。この演算結果に基づいて、システム制御部50は、絞りシャッタ駆動部40、フォーカスレンズ駆動部42を制御するためのTTL方式のオートフォーカス(AF)処理、自動露出(AE)処理及びフラッシュ48のプリ発光(EF)処理を行う。
また、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行い、この演算結果に基づいてTTL方式のオートホワイトバランス(AWB)処理も行う。
顔認識回路21は、被写体像の中から人物像、特に顔を認識(検出)し、その検出結果をシステム制御部50に通知する。システム制御部50は、顔検出結果に応じて顔の部分にフォーカスを合わせるためにフォーカスレンズ駆動部42を制御したり、フラッシュ48の光量を調整したりする。また、システム制御部50は、顔検出結果に応じて、顔の肌がきれいに見えるように、画像処理回路20によりWB(ホワイトバランス)を処理させる。
メモリ制御部22は、A/D変換器16、タイミング信号発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力された画像データは、画像処理回路20及びメモリ制御部22を介して、又はメモリ制御部22のみを介して画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。
画像表示部28は、D/A変換器26によりアナログ信号に変換され、画像表示メモリ24に書き込まれた画像信号を逐次表示することで、電子ビューファインダ(EVF)機能、所謂、ライブビュー機能を実現する。なお、画像表示部28は、システム制御部50の指示により、電子ビューファインダ(EVF)機能をON/OFFする。
上記のライブビュー機能においては、本実施の形態に特有な撮影レンズ10に起因する画質低減を抑制するための画像補正を行うことができる。この画像補正においては、電源投入時、或いは交換レンズ(撮影レンズ10)が接続されたときに、レンズ情報記録部10cから撮影レンズ10の情報を読み込んでおく。このレンズの特性情報には、前述のように、撮影レンズ10のIDや開放絞り値、テレ端、ワイド端の焦点距離などの情報が含まれている。
レンズ情報取得部15は、或るタイミング、例えばフレーム毎に撮影レンズ10の現在の状態を取得する。具体的には、レンズ情報取得部15は、絞りシャッタ駆動部40から現在の絞り値を、ズームレンズ駆動部44から現在の焦点距離(ズーム位置)を、フォーカスレンズ駆動部42から現在のフォーカス位置を取得する。ただし、これら以外の画像補正に必要なレンズ状態を適宜取得することも可能である。
システム制御部50は、レンズ情報取得部15により取得されたレンズ状態と、レンズ情報記録部10cから予め読み込んでおいたレンズの特性情報を補正係数計算部23へ通知する。補正係数計算部23は、例えば撮影レンズ10の周辺光量落ちを補正する補正係数、歪曲を補正する補正係数、色収差を補正する補正係数等の種々の補正係数を算出し、それら複数の補正係数を画像処理回路20に通知する。
画像処理回路20は、通知された複数の補正係数に基づいて、撮影レンズ10に起因する複数種の画像劣化を補正する。この場合、画像処理回路20は、各画像劣化に対応する離散的な補正データを補間する形で補正処理を行う。
上記の補正係数計算部23での画像補正係数の計算に、長時間を要する場合があり、その計算所要時間によってはリアルタイムで画像補正を行うことができない場合がある。この場合、例えば、数フレームに1度のタイミングで補正係数を計算し、遅延して補正処理を行うことが考えられる。
しかしながら、遅延して補正処理を行うと逆に見栄えが悪くなる場合もある。例えば、周辺光量落ちに係る補正係数を、上記のように、数フレームに1度のタイミングで計算した場合、次のような問題が発生する。
すなわち、ワイド側からテレ側にズームを行うと、周辺光量落ちが低減するので、過剰に補正を掛けることになり、画像の周辺が一瞬明るくなり、数フレーム経過してから最適補正になる。逆に、テレ側からワイド側へズームを行うと、周辺光量落ちが徐々に増大するので、補正の掛け方が少なくなり、画像の周辺が一瞬暗くなり、数フレーム経過してから最適補正になる。
ここで、ズーム位置がテレ側からワイド側に移動した場合の方が、ワイド側からテレ側へ移動した場合よりも、見栄えが悪くなる。従って、本実施の形態では、ズーム位置がテレ側からワイド側に移動し、より見栄えが悪くなる場合にのみ、周辺光量落ち補正のための補正係数の計算の周期(頻度)を上げ、他の補正処理のプライオリティを下げることとしている。
メモリ30は、撮像に係る静止画像を格納する。また、メモリ30は、動画撮影時に所定レートで連続的に記録媒体200に書き込まれる画像のフレームバッファとして使用される。さらに、メモリ30は、システム制御部50の作業領域としても使用される。
圧縮・伸長回路32は、公知の画像圧縮方法を用いて画像データを圧縮・伸長する。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータを再びメモリ30に書き込む。
絞りシャッタ駆動部40は、画像処理回路20での演算結果に基づいて、絞りシャッタ12を駆動し、絞り及びシャッタ速度を制御する。フォーカスレンズ駆動部42は、画像処理回路20での演算結果に基づいて、フォーカスレンズ10aを駆動し、AF(オートフォーカス)制御を行う。ズームレンズ駆動部44は、操作部70による変倍操作に応じて、ズームレンズ10bを駆動する。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能やフラッシュ調光機能を有する。
システム制御部50は、CPUやメモリを含み、撮像装置100の動作を全体的に制御する。メモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、コンピュータプログラム(基本プログラム)等が記憶される。
不揮発性メモリ56は、例えば電気的に消去・記録可能なEEPROM等で構成され、コンピュータプログラム等の格納用メモリとして使用される。この場合、当然ながら、コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能に不揮発性メモリ56に格納される。
このコンピュータプログラムには、後述する図2〜4のフローチャートに係るコンピュータ実行可能に構成されたアプリケーションプログラムが含まれる。また、不揮発性メモリ56には、メニュー画面、露出補正/AEB設定画面等のGUI画面上で設定された設定値等も格納される。
メインスイッチ60は、撮像装置100の電源のオン/オフを切換えるためのスイッチである。また、メインスイッチ60の操作によって、撮像装置100に接続された記録媒体200の電源のオン/オフも同時に切換えることができる。
シャッタスイッチ(SW1)62は、レリーズボタンの第1ストローク操作(半押し)によってONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始をシステム制御部50に指示する。シャッタスイッチ(SW2)64は、レリーズボタンの第2ストローク操作(全押し)によってONとなり、露光処理、現像処理及び記録処理からなる一連の撮像処理の動作開始をシステム制御部50に指示する。
操作部70は、各種ボタン、スイッチ、タッチパネル等を有している。ボタンとしては、例えば、メニューボタン、セットボタン、メニュー移動ボタン、圧縮モードスイッチなどが有る。システム制御部50は、操作部70からの信号に応じて各種動作を行う。
なお、圧縮モードスイッチは、JPEG(Joint Photographic Expert Group)圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子14の信号をそのままデジタル化して記録媒体200に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。
JPEG圧縮のモードとしては、例えばノーマルモードとファインモードが用意されており、撮影した画像のデータサイズを重視する場合はノーマルモードを、撮影した画像の画質を重視する場合はファインモードを、それぞれ選択すればよい。
JPEG圧縮のモードにおいては、撮像素子14から読み出されてA/D変換器16、画像処理回路20、及びメモリ制御部22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出す。この画像データを、設定に係る圧縮率で圧縮・伸長回路32により圧縮し、記録媒体200に記録する。
CCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、及びメモリ制御部22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200に記録する。
動画記録ボタン73は、撮影された動画データをメモリ30、記録媒体200に記録する記録動作を指示するために操作される。
90は記録媒体200のインタフェースであり、92は記録媒体200との接続を行うコネクタである。記録媒体200は、撮像装置100で撮影されら動画データ、静止画データを記録・保存するために利用され、インタフェース204、記録部202を有し、コネクタ206を介して撮像装置100に着脱自在に接続される。記録媒体200に記録・保存する場合は、撮影レンズ10による画質低減を抑制するための画像補正を行うことができる。
<ライブビュー実施時、或いは動画像記録中の画像補正処理>
次に、ライブビュー実施時、或いは動画記録中に撮影レンズ10に起因する画像劣化を補正するための画像補正処理を、図2〜4のフローチャートに基づいて説明する。本実施の形態では、撮影レンズ10の焦点距離の増減に応じて、周辺光量落ち補正用の補正係数の計算頻度を異ならせる例を用いて説明を行う。
まず、周辺光量落ち補正用の補正係数の頻度設定処理を、図2のフローチャートに基づいて説明する。
ライブビュー実施時、或いは動画記録ボタン73の押下により動画記録が開始されると、ステップS201において、システム制御部50は、補正係数計算部23に対し補正係数の演算頻度を示すFlagを初期値0に設定する。次に、ステップS202において、レンズ情報取得部15は、システム制御部50の制御の下にレンズ情報記録部10cからレンズの特性情報を読み込む。なお、レンズの特性情報の読み込むタイミングは、ライブビュー実施時、或いは動画記録が開始される時点ではなく、電源投入時や交換レンズの接続時に行ってもよい。
次に、ステップS203において、システム制御部50は、現在の焦点距離、フォーカス位置、絞り値など、撮影レンズ10に起因する画像劣化を補正するための補正係数を算出するのに必要な撮影レンズ10の状態の情報を取得する。なお、システム制御部50は、現在の焦点距離、フォーカス位置、絞り値を、それぞれ、ズームレンズ駆動部44、フォーカスレンズ駆動部42、絞りシャッタ駆動部40から取得する。
そして、ステップS204において、システム制御部50は、撮影レンズ10の状態が前回の状態から変化しているか否かを判定する。撮影レンズ10の状態が前回の状態から変化していなければ、ステップS205において、システム制御部50は、補正係数計算部23に対し、補正係数の演算頻度を示すFlagを0に設定し(S205)、ステップS203に戻る。
一方、撮影レンズ10の状態が前回の状態から変化している場合は、ステップS206において、システム制御部50は、その状態変化が撮影レンズ10の焦点距離が前回よりもワイド(広角)側に移動する変化であるか否かを判別する。その結果、ワイド側に移動する変化であれば、ステップS207において、システム制御部50は、補正係数計算部23に対し、補正係数の演算頻度を示すFlagを2に設定し、ステップS203に戻る。
一方、ワイド側ではなくテレ側(望遠)へ移動する変化であれば、ステップS208において、システム制御部50は、補正係数計算部23に対し、補正係数の演算頻度を示すFlagを2に設定し、ステップS203に戻る。
システム制御部50は、これらの処理を連続して繰り返す。そうすることで、補正係数計算部23の補正係数の演算頻度を示すFlagは、撮影レンズ10の移動がないときは0、撮影レンズ10の焦点距離がテレ側に移動されているときは1、撮影レンズ10の焦点距離がワイド側に移動されているときは2に設定される。
続いて、周辺光量落ち補正処理を、図3のフローチャートに基づいて説明する。この周辺光量落ち補正処理は、図2に示す補正係数の頻度設定処理、および、後述する図4に示す色収差補正処理と並行して実施される。また、この周辺光量落ち補正処理は、システム制御部50が補正係数計算部23、及び画像処理回路20を制御することによって実行される。
ライブビュー実施時、或いは動画記録ボタン73の押下により動画記録が開始されると、ステップS301において、補正係数計算部23は、現在設定されている補正係数の演算頻度を示すFlagが0以外であるか否かを判定する。
このFlagが0であると判定されると、ステップS312において、補正係数計算部23は新たな周辺光量落ち補正用の補正係数を求めることなく、前回求めた周辺光量落ち補正用の補正係数を不図示の内部メモリから読み出す。ただし、この周辺光量落ち補正処理の開始後すぐにステップS312に進んだ場合に限り、前回求めた周辺光量落ち補正用の補正係数が存在しない。このような場合に限り、システム制御部50から最新の撮影レンズ10の状態の情報を受け取り、新たな周辺光量落ち補正用の補正係数を演算する。
次に、ステップS313において、画像処理回路20はA/D変換器16から最新の画像データを受け取る。
そして、ステップS314において、画像処理回路20は、受け取った画像データに対し、ステップS312で読み出した周辺光量落ち補正用の補正係数を用いて周辺光量落ち補正処理を行う。そして、ステップS301に戻る。
ステップS301でFlagが0以外であると判定されると、ステップS302において、補正係数計算部23は、システム制御部50から最新の撮影レンズ10の状態の情報を受け取る。
ステップS303において、補正係数計算部23は、レンズ情報記録部10cに記憶されていた離散的な補正データから、ステップS302で受け取った最新の撮影レンズ10の状態の情報に対応する周辺光量落ち補正用の補正係数を補間演算にて求める。
ステップS304において、画像処理回路20はA/D変換器16から最新の画像データを受け取る。
ステップS305において、画像処理回路20は、受け取った画像データに対し、ステップS303で求めた周辺光量落ち補正用の補正係数を用いて周辺光量落ち補正処理を行う。画像処理回路20にて周辺光量落ち補正処理が行われた画像データはD/A変換器26によりD/A変換し、画像表示部28に表示される。
ステップS306において、補正係数計算部23は、現在設定されている補正係数の演算頻度を示すFlagが2であるか否かを判定する。
Flagが2であると判定されると、ステップS307において、補正係数計算部23は、ステップS303で求めた周辺光量落ち補正用の補正係数を用いて、連続する2フレームの画像データに対して周辺光量落ち補正処理を行ったか否かを判定する。連続する2フレームの画像データに対して周辺光量落ち補正処理を行っていなければ、ステップS304、S305に戻り、画像処理回路20が新たな画像データを受け取って、先ほどと同一の周辺光量落ち補正用の補正係数を用いて周辺光量落ち補正処理を行う。
連続する2フレームの画像データに対して周辺光量落ち補正処理を行っていれば、ステップS309にて、補正係数計算部23は、最新の補正係数の演算頻度を示すFlagが0であるか否かを、すなわち、撮影レンズ10の駆動が停止したか否かを判定する。
Flagが0でなければ、ステップS301に戻る。
Flagが0であれば、ステップS310において、補正係数計算部23は、最新の撮影レンズ10の状態の情報をシステム制御部50から受け取る。そして、ステップS311において、補正係数計算部23は、最新の撮影レンズ10の状態に応じた周辺光量落ち補正用の補正係数を求め、ステップS301に戻る。
このように、補正係数計算部23は、Flagが2に設定されている場合は、1度求めた周辺光量落ち補正用の補正係数を用いて、2フレームに対して周辺光量落ち補正を行う(S303〜S307)。すなわち、撮影レンズ10がワイド側に移動している間は、補正係数計算部23によって2フレームの画像に一度の頻度で周辺光量落ち補正用の補正係数が更新され、この補正係数を用いて画像処理回路20にて周辺光量落ち補正が行われる。そして、撮影レンズ10の移動が停止すれば、補正係数計算部23によって停止した撮影レンズ10の位置に応じた周辺光量落ち補正用の補正係数が求められる(S309〜S311)。撮影レンズ10がそのまま停止していれば、その補正係数を用いて、その後の各フレーム画像に対して画像処理回路20にて周辺光量落ち補正が行われる(ステップS312〜S314)。
ここで、ステップS306に戻り、Flagが2でない、すなわちFlagが1であると判定されると、ステップS308に進む。
ステップS308において、補正係数計算部23は、ステップS303で求めた同一の周辺光量落ち補正用の補正係数を用いて、連続する4フレームの画像データに対して周辺光量落ち補正処理を行ったか否かを判定する。連続する4フレームの画像データに対して周辺光量落ち補正処理を行っていなければ、ステップS304、S305に戻り、画像処理回路20が新たな画像データを受け取って、先ほどと同一の周辺光量落ち補正用の補正係数を用いて周辺光量落ち補正処理を行う。
反対に、連続する4フレームの画像データに対して周辺光量落ち補正処理を行っていれば、ステップS309に進む。
このように、本実施の形態では、撮影レンズ10の焦点距離がワイド側に移動した場合は、テレ側に移動した場合よりも周辺光量落ち補正用の補正係数の計算頻度を高くしている。
これは、次の理由による。すなわち、一般には、画像処理回路20は専用のプロセッサから構成されるため、画像補正処理は比較的高速に行うことができる。しかしながら、補正係数を計算する補正係数計算部23は、計算アルゴリズムが日々改良されることから、専用プロセッサではなく汎用プロセッサで計算される場合も多い。さらには、廉価版の撮像装置においては、メモリ容量や汎用プロセッサの処理速度が充分でなく、補正係数の計算処理に長時間を要し、撮影レンズ10の状態をリアルタイムで反映した補正係数を得られない場合もある。例えば、周辺光量落ちの度合いは、焦点距離、絞り値、フォーカス位置などによって大きく変化する。特に、ズームを行って焦点距離が変わった場合は、周辺光量落ちの度合いは大きく変わるため、画像補正のリアルタイム性がより強く求められる。
しかしながら、周辺光量落ち補正用の補正係数の計算をフレーム毎に行うと、色収差補正等の他の補正処理が間に合わなくなる可能性もある。そこで、本実施の形態では、原則として、数フレームに1度という周期(頻度)で、周辺光量落ち用の補正係数を計算することとしている。
ここで、例えば焦点距離をワイド(広角)側からテレ(望遠)側へ移動させた場合は、画像の周辺部が明るくなり、その後、テレ側の補正係数による補正が効いて適正露出となる。逆に、焦点距離をテレ(望遠)側からワイド(広角)側に移動させた場合は、画像の周辺部が暗くなった後に、適正露出となる。
しかし、画像の周辺部が明るくなるという画質劣化は、画像の周辺部が暗くなるという画質劣化に比べて目立たない。すなわち、図5に示すように、撮像素子14の出力輝度が「2000」の場合に、JPEGなどへの現像を行ったときは、そのJPEGデータの輝度は「192」程度になる。焦点距離をテレ側に移動させ、周辺光量落ちが抑制されて撮像素子14の出力輝度が2倍の「4000」になった場合でも、JPEGに現像した場合の輝度は、2倍の「384」にはならずに「255」になる。
一方、撮像素子14の出力輝度が「2000」の場合に焦点距離をワイド側に移動させ、周辺光量落ちが発生して撮像素子14の出力輝度が「1000」となったときは、JPEGに現像した場合の輝度は、約半分の「96」程度になる。
従って、テレ(望遠)側からワイド(広角)側に移動させた場合に画像の周辺部が暗くなるという画質劣化は、焦点距離をワイド側からテレ側へ移動させた場合に画像の周辺部が明るくなるという画質劣化に比べて、目立つこととなる。
そこで、本実施の形態では、焦点距離がワイド側からテレ側へ移動した場合は、4フレームに1度という周期(頻度)で、周辺光量落ち用の補正係数を計算することとしている。一方、焦点距離がテレ側からワイド側に移動した場合は、2フレームに1度の周期で補正係数を算出することとしている。
次に、色収差補正処理を、図4のフローチャートに基づいて説明する。この色収差補正処理は、図2に示す補正係数の頻度設定処理、および、図3に示す周辺光量落ち補正処理と並行して実施される。また、この色収差補正処理は、システム制御部50が補正係数計算部23、及び画像処理回路20を制御することによって実行される。
この色収差補正処理は、図3に示す周辺光量落ち補正処理とは反対に、撮影レンズ10の焦点距離がテレ側からワイド側へ移動した場合のほうが、ワイド側からテレ側に移動した場合よりも、補正係数を算出する更新周期が長く設定される。
ライブビュー実施時、或いは動画記録ボタン73の押下により動画記録が開始されると、ステップS401において、補正係数計算部23は、現在設定されている補正係数の演算頻度を示すFlagが0以外であるか否かを判定する。このFlagが0であると判定されると、ステップS412において、補正係数計算部23は前回求めた色収差補正用の補正係数を不図示の内部メモリから読み出す。そして、ステップS413、S414において、画像処理回路20はA/D変換器16から最新の画像データを受け取り、ステップS412で補正係数計算部23が読み出した色収差補正用の補正係数を用いて色収差補正処理を行う。そして、ステップS401に戻る。
ステップS401でFlagが0以外であると判定されると、ステップS402において、補正係数計算部23は、システム制御部50から最新の撮影レンズ10の状態の情報を受け取る。ステップS403において、補正係数計算部23は、レンズ情報記録部10cに記憶されていた離散的な補正データから、ステップS402で受け取った最新の撮影レンズ10の状態の情報に対応する色収差補正用の補正係数を補間演算にて求める。
画像処理回路20は、ステップS404において、A/D変換器16から最新の画像データを受け取り、ステップS405において、受け取った画像データに対し、ステップS403で求めた色収差補正用の補正係数を用いて色収差補正処理を行う。
ステップS406において、補正係数計算部23は、現在設定されている補正係数の演算頻度を示すFlagが2であるか否かを判定する。
Flagが2であると判定されると、ステップS407において、補正係数計算部23は、ステップS403で求めた色収差補正用の補正係数を用いて、連続する6フレームの画像データに対して色収差補正処理を行ったか否かを判定する。連続する6フレームの画像データに対して色収差補正処理を行っていなければ、ステップS404、S405に戻る。
反対に、連続する6フレームの画像データに対して色収差補正処理を行っていれば、ステップS409にて、補正係数計算部23は、最新の補正係数の演算頻度を示すFlagが0であるか否かを判定する。Flagが0でなければ、ステップS401に戻る。
Flagが0であれば、ステップS410において、補正係数計算部23は最新の撮影レンズ10の状態の情報をシステム制御部50から受け取る。ステップS411において、補正係数計算部23は最新の撮影レンズ10の状態に応じた色収差補正用の補正係数を求め、ステップS401に戻る。
ステップS406に戻り、Flagが2でない、すなわちFlagが1であると判定されると、ステップS408に進む。
ステップS408において、補正係数計算部23は、ステップS403で求めた同一の色収差補正用の補正係数を用いて、連続する4フレームの画像データに対して色収差補正処理を行ったか否かを判定する。連続する4フレームの画像データに対して色収差補正処理を行っていなければ、ステップS404、S405に戻る。反対に、連続する4フレームの画像データに対して色収差補正処理を行っていれば、ステップS409に進む。
このように、本実施形態では、補正係数計算部23は撮影レンズ10の焦点距離がワイド側に移動している場合には、テレ側に移動する場合に比較して、色収差補正用の補正係数を算出する周期を長く(頻度を低く)設定している。このように、補正係数計算部23は、色収差補正用の補正係数の演算負荷を軽減することで、周辺光量落ち補正用の補正係数の演算負荷の増加に対応できる。
一般的なデジタルカメラでは、補正係数計算部23の演算処理能力には限界が存在する。そこで、撮影レンズ10の焦点距離の移動方向に応じて、特定の画像劣化の目立ち具合に差が生じるのであれば、移動方向に応じて、差を目立たなくするための処理に多くの演算負荷をかけ、それ以外の処理の演算負荷を軽減すればよい。
なお、本実施の形態では、撮影レンズ10をワイド側に移動させる場合には2フレームの周期で周辺光量落ち補正用の補正係数を計算し、テレ側に移動させる場合には4フレームの周期で周辺光量落ち補正用の補正係数を計算したが、これに限られるものではない。撮影レンズ10をワイド側に移動させる場合の周辺光量落ち補正用の補正係数の更新周期を、テレ側に移動させる場合よりも短く設定するのであれば、フレームの更新周期は補正係数計算部23の演算処理能力に応じて自由に設定して構わない。
また、補正係数の計算周期を短く設定することで計算頻度を高くするのではなく、周辺光量落ち補正用の補正係数の計算処理を色収差補正用の補正係数の計算処理より優先的に行うことで、実質的に周辺光量落ち補正用の補正係数の計算頻度を高くしてもよい。すなわち、周辺光量落ち補正用の補正係数を2回更新したら、色収差補正用の補正係数を1回更新するというようにしても構わない。
また、色収差補正用の補正係数に代えて、シェーディング補正用、球面収差補正用、あるいは、歪曲収差補正用の補正係数を求める構成としても構わない。
このように、周辺光量落ちによる画像劣化が目立つ方向に撮影レンズを移動させる場合に限り、その補正用の補正係数の計算頻度を高くする。こうすることで、動画記録やライブビューの際でも、色収差補正等の他の各種の補正処理を行いつつ、周辺光量落ちによる画像劣化を適切な応答特性で補正できる。
[応用変形例]
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、種々の応用変形が考えられる。すなわち、上記の実施の形態では、焦点距離(合焦位置:ズーム位置)の移動方向に基づいて補正係数の計算頻度を変化させていたが、その変化量に基づいて補正係数の計算頻度を変化させることも考えられる。また、焦点距離に限らず、フォーカス位置の移動方向や、絞り値の増減方向に応じて、これらの画像劣化の程度に差異が生じる場合も考えられる。このような場合には、フォーカス位置の移動方向や、絞り値の増減方向に応じて、それぞれの補正係数の計算頻度を変化させるようにしても構わない。
また、周辺光量落ち補正だけでなく、色収差補正、シェーディング補正、球面収差補正、歪曲収差補正等の撮影レンズに起因する他の画像劣化に係る補正を行う場合にも、画像劣化が目立つ場合に限り、補正係数の計算頻度(補正頻度)を高くしてもよい。
さらに、上記の色収差補正、シェーディング補正、球面収差補正、歪曲収差補正等を並行して行う場合は、画像劣化が激しいものに係る補正を優先的に実行することで、全体として画質劣化を効率的に抑制することも可能である。
また、上記の実施の形態に係る技術思想を適用する撮像装置としては、デジタルビデオカムコーダ、デジタルカメラといった固体撮像素子を用いる各種の撮影装置が考えられる。また、上記の固体撮像素子としては、CMOS(相補形金属酸化膜半導体)イメージセンサ、CCD(電荷結合素子)イメージセンサ等の各種のイメージセンサを用いることができる。
さらに、撮像装置の種類も限定されることなく、デジタルビデオカムコーダ、デジタルカメラ、監視カメラ、自動車の後方監視カメラ(バックカメラ)等に上記の実施の形態の技術思想を適用することができる。また、撮影レンズは、交換レンズ、固着型(内蔵型)の撮影レンズの何れでもよい。
10…撮影レンズ
10a…フォーカスレンズ
10b…ズームレンズ
10c…レンズ情報記録部
14…撮像素子
15…レンズ状態取得部
20…画像処理回路
21…顔認識回路
23…補正係数計算部
40…絞りシャッタ駆動部
42…フォーカスレンズ駆動部
44…ズームレンズ駆動部
50…システム制御部
73…動画記録ボタン

Claims (11)

  1. 撮影レンズにより得られた被写体の光学像を光電変換して得られた画像データに画像処理を施す撮像装置において、
    撮影時に前記撮影レンズの状態を取得する取得手段と、
    撮影レンズの特性情報と前記撮影レンズの状態に基づいて、前記撮影レンズに起因する画像劣化を補正するための補正係数を計算する計算手段と、
    前記補正係数を用いて前記画像データを補正する補正手段と、
    前記計算手段により前記補正係数を計算する際の計算頻度を、前記撮影レンズに起因する画像劣化の度合いに基づいて制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 前記制御手段は、前記撮影レンズに起因する複数種の画像劣化に係る複数の前記補正係数を前記計算手段により計算する場合の計算頻度を、或る種の画像劣化の程度に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記或る種の画像劣化に係る前記補正係数の計算頻度を高くした場合、他の種の画像劣化に係る前記補正係数の計算頻度を低くすることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 少なくとも前記撮影レンズに起因する画像劣化を補正するための離散的な補正データを記録する記録手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮影レンズに起因する画像劣化は、画像の周辺部での光量落ち、色収差による劣化の何れかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記計算手段は、前記撮影レンズに起因する複数種の画像劣化を補正するための複数の補正係数を計算することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記撮影レンズの状態は、ズーム位置、フォーカス位置、絞り値の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮影装置。
  8. 前記制御手段は、前記撮影レンズのズーム位置が、ワイドからテレに移動する場合と、テレからワイドに移動する場合とで、前記計算頻度を変化させることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  9. 前記計算手段は、前記撮影レンズに起因する画像の周辺部での光量落ちを補正するための補正係数を計算するものであり、
    前記制御手段は、前記撮影レンズのズーム位置が、ワイドからテレに移動する場合は、テレからワイドに移動する場合よりも、前記計算頻度を低く設定することを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
  10. 撮影レンズにより得られた被写体の光学像を光電変換して得られた画像データに画像処理を施す撮像装置の制御方法において、
    撮影時に前記撮影レンズの状態を取得する取得工程と、
    撮影レンズの特性情報と前記撮影レンズの状態に基づいて、前記撮影レンズに起因する画像劣化を補正するための補正係数を計算する計算工程と、
    前記補正係数を用いて前記画像データを補正する補正工程と、
    前記計算工程により前記補正係数を計算する際の計算頻度を、前記撮影レンズに起因する画像劣化の度合いに基づいて制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする撮影装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータが実行するためのプログラム。
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