JP2011044202A - Motor and recording disk drive unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動式のモータに関する。 The present invention relates to an electric motor.
従来より、電動式のモータには、潤滑油を有する軸受機構を介して回転部が静止部に対して支持されるものがある。
特許第3711606号公報に開示されるスピンドルモータでは、回転部のフレームの下面に、螺旋状溝が設けられる。螺旋状溝は、フレームの内周から外周に向かってモータの回転方向と同方向に伸びている。モータの回転時には、回転軸からフレームに伝わった潤滑オイルが、遠心力により外周方向に流れるとともに螺旋状溝に集まる。螺旋状溝内の潤滑オイルは、空気抵抗によるモータの回転方向とは反対方向の力を受けて、回転軸に向かって戻される。
In the spindle motor disclosed in Japanese Patent No. 3711606, a spiral groove is provided on the lower surface of the frame of the rotating part. The spiral groove extends in the same direction as the rotation direction of the motor from the inner periphery to the outer periphery of the frame. When the motor rotates, the lubricating oil transmitted from the rotating shaft to the frame flows in the outer peripheral direction by centrifugal force and collects in the spiral groove. The lubricating oil in the spiral groove receives a force in the direction opposite to the rotation direction of the motor due to air resistance, and is returned toward the rotation axis.
ところで、モータのロータヨークの蓋部に貫通孔を設ける場合、モータの駆動時に、仮に潤滑油が蓋部の下面に付着すると、遠心力により潤滑油が蓋部の外周に向かって移動し、貫通孔を介してロータヨークの上部に流れ出す虞がある。その結果、記録ディスク等に潤滑油が付着する虞を生じる。 By the way, when the through hole is provided in the lid portion of the rotor yoke of the motor, if the lubricating oil adheres to the lower surface of the lid portion when the motor is driven, the lubricating oil moves toward the outer periphery of the lid portion due to centrifugal force. There is a risk of flowing out to the upper part of the rotor yoke. As a result, there is a risk that the lubricating oil will adhere to the recording disk or the like.
本発明の目的は、モータの駆動時にロータヨークの下面に潤滑油が付着した場合に、貫通孔を介して潤滑油が、ロータヨークの上方に流れ出ることを防止することである。なお本発明は、特に少量の潤滑油が、ロータヨークの下面に付着した場合を前提としている。また、潤滑油の付着する虞そのものは少ない。 An object of the present invention is to prevent the lubricating oil from flowing out above the rotor yoke through the through hole when the lubricating oil adheres to the lower surface of the rotor yoke when the motor is driven. The present invention is based on the premise that a small amount of lubricating oil adheres to the lower surface of the rotor yoke. Moreover, there is little possibility that the lubricating oil will adhere.
本発明に係る例示的なモータは、静止部と、有蓋略円筒状のロータヨークを有し、前記静止部の上方に位置する回転部と、前記静止部に対して前記回転部を回転可能に支持する軸受機構とを備え、前記軸受機構が、前記ロータヨークの蓋部の中央に接続されるシャフトと、潤滑油を介して前記シャフトを支持するスリーブとを備え、前記蓋部が、貫通孔と、前記貫通孔と前記蓋部の中心との間の領域の周方向全体に亘って存在し、前記蓋部の下面から上方に窪む、または、下方に突出する段差であるガイド部と、を備える。 An exemplary motor according to the present invention includes a stationary part, a lid-shaped substantially cylindrical rotor yoke, and a rotating part positioned above the stationary part, and the rotating part is rotatably supported with respect to the stationary part. A bearing mechanism that includes a shaft connected to the center of the lid portion of the rotor yoke, and a sleeve that supports the shaft via lubricating oil, and the lid portion includes a through hole, A guide portion which is present over the entire circumferential direction of the region between the through hole and the center of the lid portion, and which is a step which is recessed upward from the lower surface of the lid portion or protrudes downward. .
本発明によれば、貫通孔を介して潤滑油が、ロータヨークの上方に流れ出ることを防止できる。 According to the present invention, it is possible to prevent the lubricating oil from flowing out above the rotor yoke through the through hole.
本明細書では、中心軸J1方向における上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、本発明の説明において、各部材の位置関係や方向を上下左右で説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を示し、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。 In the present specification, the upper side in the direction of the central axis J1 is simply referred to as “upper side”, and the lower side is simply referred to as “lower side”. In the description of the present invention, when the positional relationship and direction of each member are described in the upper, lower, left and right directions, the positional relationship and direction in the drawings are only shown, and the positional relationship and direction when incorporated in an actual device are shown. is not.
(第1の実施形態)
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係る記録ディスク駆動装置の断面図である。記録ディスク駆動装置10は、モータ1と、アクセス部11と、これらを内部に収容する箱状のハウジング12と、を備える。後述のチャッキング装置5に、記録ディスク9の中央孔91が嵌め合わされることにより、モータ1に記録ディスク9が固定される。アクセス部11は、ヘッド111と、ヘッド移動機構112とを備える。ヘッド111は、記録ディスク9に対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行う光ピックアップ機構である。記録ディスク9として、例えば、ブルーレイディスクが利用される。他の種類の光ディスクが利用されてもよい。
(First embodiment)
FIG. 1 is a cross-sectional view of a recording disk drive apparatus according to a first exemplary embodiment of the present invention. The recording
ヘッド移動機構112は、ヘッド111をモータ1および記録ディスク9に対して移動する。ヘッド111は、光出射部と、受光部とを有する。光出射部は、記録ディスク9の下面に向けてレーザ光を出射する。受光部は、記録ディスク9からの反射光を受光する。ハウジング12は、記録ディスク駆動装置10内への記録ディスク9の取り付けおよび取り出し時に開閉する蓋部121を上部に有する。記録ディスク駆動装置10では、モータ1により記録ディスク9が回転され、ヘッド移動機構112がヘッド111を所要の位置へと移動させて、記録ディスク9に対する情報の読み出しおよび/または書き込みが行われる。
The
図2はモータ1の縦断面図である。記録ディスク9を二点鎖線にて示している。モータ1は、固定組立体である静止部2と、軸受機構3と、回転組立体である回転部4と、チャッキング装置5と、を備える。回転部4は、軸受機構3により、静止部2の上方にて回転可能に支持される。チャッキング装置5は、回転部4の上部に設けられる。
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the
チャッキング装置5は、センタケース51と、複数の爪部材52と、複数のコイルバネ53と、複数の調芯爪54と、を備える。爪部材52は、センタケース51から中心軸J1を中心とする径方向(以下、単に「径方向」という)における外方へと突出する。コイルバネ53は、センタケース51内に収容されて爪部材52を径方向外方へと付勢する。
The
記録ディスク9がモータ1上に固定される際には、図3に示すように、記録ディスク9が爪部材52に当接することにより、爪部材52が図3中にて時計回りに僅かに回動するとともに、径方向内方へと移動する。このとき、爪部材52の下面が、後述のロータヨーク41の上面と摺接する。記録ディスク9が、図2に示す調芯爪54により中心軸J1に中心を合わせつつ回転部4上に載置されると、爪部材52の先端が記録ディスク9の上側に移動するとともに、爪部材52が、コイルバネ53に押されて径方向外方へと戻される。その結果、記録ディスク9は、爪部材52により径方向外方および下方へと向かう力を受けて回転部4上に固定される。
When the recording disk 9 is fixed on the
静止部2は、略板状のベース部21と、ステータ22と、環状のステータ取付部材23と、回路基板24と、を備える。ベース部21は金属にて形成される。ベース部21の中央に設けられた円筒状の軸受ホルダ211には、軸受機構3が取り付けられる。ステータ22は、ステータコア221と、ステータコア221上に形成された複数のコイル222と、を備える。ステータコア221は、積層鋼板にて形成される。回路基板24は、ベース部21上に配置される。ステータ取付部材23は、軸受機構3の周囲に設けられるとともに、ステータ22の上端よりも下方に位置する。静止部2では、ステータコア221がステータ取付部材23の外周に取り付けられることにより、ステータ22が軸受機構3に間接的に固定される。
The
図4は、軸受機構3近傍を拡大して示す図である。軸受機構3は、シャフト31と、有底円筒状のブッシュ32と、スリーブ33と、潤滑油34と、を備える。ブッシュ32は、磁性材料をプレス加工することにより成型される。ブッシュ32の下部は、軸受ホルダ211の内側に固定される。潤滑油34は、ブッシュ32の内側に保持される。ブッシュ32の円筒部321の外側面には、ステータ取付部材23が取り付けられる。円筒部321の上部は、径方向外方に突出するフランジ部を備える。以下、上部を「フランジ部321a」と呼ぶ。フランジ部321aは絞り加工にて形成されることにより、強度が十分に確保される。ブッシュ32の底部322の内側には、円板状のスラストプレート35が設けられる。スラストプレート35はスリーブ33の下端に当接し、スリーブ33に押さえられて固定される。
FIG. 4 is an enlarged view showing the vicinity of the
スリーブ33は、含油性の多孔質金属体により形成され、ブッシュ32の内側面に圧入にて固定される。スリーブ33の上部331は、ブッシュ32から突出する。スリーブ33の内側面332の中央部は、径方向外方に向かって窪む。スリーブ33の外側面333の下部333bは、径方向内方に向かって窪み、外側面333とブッシュ32の内側面との間に、隙間が設けられる。このように、スリーブ33が、いわゆる、中逃げ構造を有している。スリーブ33において、窪んでいる内側面332の中央部に対応する、外側面333の外周部の一部分がブッシュ32に押圧され、かつ、外側面333の上部333aおよび下部333bはブッシュ32に押圧されていない。このことにより、スリーブ33は、内径の精度が確保されつつ、ブッシュ32に固定される。
The
モータ1では、スリーブ33に挿入されたシャフト31の下端がスラストプレート35に当接することにより、シャフト31がスラスト方向に安定して支持される。さらに、シャフト31は、スリーブ33により、潤滑油34を介してラジアル方向に支持される。
In the
図2に示すように、回転部4は、有蓋略円筒状のロータヨーク41と、環状のロータマグネット42と、環状の予圧マグネット43と、環状ラバー44と、抜止部材6と、を備える。ロータヨーク41は、磁性材料にて形成され、蓋部と、円筒部412と、円筒状のシャフト固定部413と、を備え、前記蓋部はディスク載置部411になっている。円筒部412は、ディスク載置部411の外周から下方に伸びる。円筒部412の内側面には、ロータマグネット42が取り付けられる。シャフト固定部413は、ディスク載置部411の中央に設けられる。シャフト固定部413には、シャフト31の上部が接続される。ロータマグネット42は、ステータ22と中心軸J1に垂直な方向に対向する。モータ1の駆動時には、ロータマグネット42とステータ22との間にて磁気的作用が生じる。
As shown in FIG. 2, the
ディスク載置部411は、中心軸J1に略垂直であり、チャッキング装置5の周囲に広がる。ディスク載置部411の上面の外周には、環状ラバー44が取り付けられる。記録ディスク9は、環状ラバー44を介してディスク載置部411上に間接的に載置される。
The
図5はロータヨーク41の底面図である。ディスク載置部411の下面411bには、上方に向かって窪む3つの凹部7が形成される。凹部7は、中心軸J1を中心とする周方向(以下、単に「周方向」という)に配列される。凹部7は、プレスによる半抜き加工にて形成される。半抜き加工が利用されることにより、切削等に比べてロータヨーク41の製造コストが低減される。凹部7の底部72には、中心軸J1に平行に伸びる貫通孔411aが設けられる。
FIG. 5 is a bottom view of the
図4に示すように、予圧マグネット43は、ブッシュ32のフランジ部321aに対向しつつ、ディスク載置部411の下面411b上に設けられる。予圧マグネット43が、フランジ部321aに近接して配置されることにより、予圧マグネット43と軸受機構3との間にて十分な磁気的作用が生じる。予圧マグネット43は、周方向において、多極着磁されている。これにより、単極着磁よりも磁気ループが小さくなり、他部材への磁気的影響が低減される。
As shown in FIG. 4, the
図6は、ディスク載置部411の凹部7近傍における回転部4の断面図であり、抜止部材6の図示を省略している。図7は、凹部7を拡大して示す底面図である。図7では、ディスク載置部411の下面411bに平行斜線を付している。以下の他の図においても同様に、下面411bに平行斜線を付している。また、予圧マグネット43の外縁および内縁の位置を破線にて示している。
FIG. 6 is a cross-sectional view of the
図6に示すように、凹部7では、予圧マグネット43の外周部が、図4の中心軸J1に平行な方向において、エッジ部71の径方向内側の部位(以下、「エッジ前方部711」という)、および、貫通孔411aの一部と重なる。なお、エッジ部71は、凹部7と下面411bとの境界である。予圧マグネット43の外周部における上面とエッジ前方部711との間には、径方向外方に向かって幅が漸次増大するテーパ間隙79が形成される。なお、図6に示されたように、凹部7は上方に窪んでいる。エッジ前方部711を平面視したときの形状は、図7に示すように、V字を横向きにした形状であり、中心軸J1、すなわち、ディスク載置部411の中心に向かって凸となる。
As shown in FIG. 6, in the
モータ1の駆動時には、図4に示す軸受機構3の潤滑油34が、シャフト31の外側面上を移動し、図7に示すディスク載置部411の下面411bに付着する場合がある。以下の説明では、中心軸J1を通り、かつ、貫通孔411aのエッジに接する2つの直線981の間の領域、換言すれば、中心軸J1から貫通孔411aを見た場合に、貫通孔411aを見込む角度内の領域に符号98を付す。図7では、上記2直線を二点鎖線にて示している。
When the
領域98に付着した潤滑油に遠心力が作用すると、潤滑油はまず、予圧マグネット43とディスク載置部411の下面411bとの隙間に入り込む。そして、潤滑油が、凹部7のエッジ前方部711まで移動すると、図6に示すテーパ間隙79に、毛管現象により保持される。これにより、潤滑油が凹部7の底部72に移動することを防止できる。
When centrifugal force acts on the lubricating oil adhering to the
さらに、テーパ間隙79に保持された潤滑油に遠心力が作用すると、図7の矢印99にて示すように、エッジ前方部711からエッジ部71の径方向外側の部位へと、凹部7を避けつつエッジ部71に沿って移動する。この第1の実施形態では、潤滑油は、テーパ間隙79における毛管力により保持されつつ、エッジ前方部711に沿って径方向外側へと移動する。したがって、潤滑油が凹部7の底部72に移動することはない。さらに、潤滑油が、予圧マグネット43の外径から滲み出した場合は、矢印99にて示すように、遠心力により径方向外側へと移動する。このとき、エッジ部71における表面張力により、潤滑油は凹部7の底部72には移動しにくい。このように、エッジ部71は、潤滑油を貫通孔411aとは異なる方向に案内するガイド部として機能する。
Further, when a centrifugal force acts on the lubricating oil held in the
なお、通常の形態では、本発明による記録ディスク駆動装置は、図1に示したように水平に配置し使用されるので、重力の影響からも、潤滑油は上方に窪む凹部7の底部72に移動することはない。もし、本発明による記録ディスク駆動装置を、垂直に配置して使用する場合でも、エッジ部71における表面張力により、潤滑油は凹部7の底部72に移動しにくい。
In the normal mode, the recording disk drive device according to the present invention is horizontally disposed and used as shown in FIG. Never move on. Even when the recording disk drive device according to the present invention is used in a vertically arranged state, the lubricating oil hardly moves to the bottom 72 of the
ディスク載置部411では、エッジ部71が貫通孔411aの周囲を囲むことから、任意の方向から潤滑油が、貫通孔411aへ流入することを防止できる。特に、エッジ前方部711が、貫通孔411aと中心軸J1との間の領域98の周方向全体に亘って横断することにより、潤滑油が貫通孔411aへと流入することをより防止できる。モータ1では、潤滑油の流れを防止するシール部材等を省略することも可能であり、この場合、部品数を削減してモータ1の組立工数を低減することができる。
In the
図8は、抜止部材6の平面図である。図9および図10はそれぞれ、図8中の矢印AおよびBの位置にて抜止部材6を切断した断面図であり、図10では、奥側に見える形状も示している。抜止部材6は、金属の板部材をプレス加工することにより成型される。図8ないし図10に示すように、抜止部材6は、中心軸J1に垂直な円弧状の3つの当接部611と、3つの上突出部621と、3つの下突出部63と、図8および図9に示す脱落防止部64と、を備える。抜止部材6の上部である上突出部621は、当接部611よりも上方に突出する。下突出部63および脱落防止部64は、当接部611よりも下方に突出する。図8ないし図10では、上突出部621は、中心軸J1に平行に伸びた状態にて示しているが、実際には、図4に示すように、上突出部621はディスク載置部411に向かって外側へ折り曲げられている。
FIG. 8 is a plan view of the retaining
回転部4では、抜止部材6の当接部611がディスク載置部411の下面411bに当接する。上突出部621は、ディスク載置部411の貫通孔411aに挿入されて折り曲げられることにより、貫通孔411aの上側のエッジに当接する。当接部611および上突出部621によりディスク載置部411が挟み込まれ、抜止部材6がディスク載置部411に固定される。また、下突出部63の先端部631は、径方向内方に向かって伸び、フランジ部321aの下方に近接して位置する。モータ1では、回転部4に静止部2から離れる方向の力が加わった場合に、先端部631がフランジ部321aに当接することにより、回転部4が静止部2から分離することを防止できる。
In the
また、脱落防止部64では、先端641が、予圧マグネット43の下面の下方へと屈曲する。モータ1では、外部から与えられる力により、予圧マグネット43がディスク載置部411から仮に離れても、予圧マグネット43が脱落防止部64の先端641に当接するので、予圧マグネット43の下方への移動が制限される。さらに、抜止部材6では、下突出部63および脱落防止部64が予圧マグネット43の外周に沿って設けられることから、外部から与えられる力による予圧マグネット43の径方向外方への移動が制限される。
Further, in the
以上、第1の実施形態について説明したが、モータ1では、ディスク載置部411の下面411bに付着した潤滑油が、テーパ間隙79に保持されて凹部7の底部72に移動することを防止できる。また、潤滑油は、ディスク載置部411の下面411bから上方に窪む段差であるエッジ部71により、貫通孔411aとは異なる方向へ案内される。これにより、貫通孔411aを介して潤滑油34が、ロータヨーク41の上方に流れ出ることを防止できる。凹部7では、エッジ前方部711が、貫通孔411aの両側に向かって中心軸J1から漸次遠ざかる形状であることから、潤滑油がエッジ後方へと効率よく案内される。
As described above, the first embodiment has been described. In the
ディスク載置部411では、凹部7が半抜き加工により設けられるため、ガイド部であるエッジ部71の成型が容易に行われる。さらに、半抜き加工を利用することにより、容易にエッジ部71を滑らかに凸となるR形状とすることができ、テーパ間隙79が容易に形成される。なお、エッジ部71は断面が直角に凸となる形状であってもよい。
In the
また、図6に示すように、貫通孔411aの下側のエッジ部もR形状であり、仮に、潤滑油が貫通孔411aに到達した場合であっても、当該エッジ部に沿って潤滑油が貫通孔411aの径方向外側へと容易に移動する。このため、潤滑油が貫通孔411aを介してロータヨーク41の上方に流れ出ることをより防止できる。
Further, as shown in FIG. 6, the lower edge portion of the through
第1の実施形態では、凹部7のエッジ部71を平面視したときの形状は、図7に示すものに限定されず、例えば、図11に示すように、台形であってもよい。このように、モータ1では、エッジ部71は、中心軸J1から貫通孔411aの周方向における両側または片側に向かって漸次遠ざかる様々な形状とされる。なお、エッジ部71は、図12に示すように、矩形であってもよい。図12では、貫通孔411aの形状も矩形となっている。図13に示すように、エッジ後方部712を平面視したときの形状が、径方向外方に向かって凸となるV字状であってもよい。これにより、潤滑油は、エッジ後方部712の中央の凸部に集まり、径方向外方へと容易に移動する。
In 1st Embodiment, the shape when the
図14は、凹部の他の例を示すディスク載置部411の断面図である。凹部7aでは、エッジ部71のエッジ後方部712が、底面721からディスク載置部411の下面411bに向かってなだらかに傾斜する傾斜面712aを有する。傾斜面712aが設けられることにより、仮に底面721に潤滑油が付着した場合であっても、潤滑油が遠心力により傾斜面712aを通って凹部7の外側へと容易に移動できる。
FIG. 14 is a cross-sectional view of a
図15は、凹部のさらに他の例を示すディスク載置部411の断面図である。凹部7bのエッジ部71は、下面411bから上方に窪む第1段差部713と、第2段差部714と、を有する。第2段差部714は、第1段差部713の内側にて上方へとさらに窪む。凹部7bでは、潤滑油が第1段差部713を越えて底面721に向かってしまっても、第2段差部714にて、表面張力により保持される。これにより、潤滑油が、貫通孔411aへ流入することをより防止できる。
FIG. 15 is a cross-sectional view of a
図16は、凹部のさらに他の例を示す図である。凹部7では、底部72に微小な溝部722が設けられる。溝部722は、貫通孔411aと中心軸J1との間に位置し、径方向内方に向かって凸となるV字状である。溝部722は、図7の場合と同様に二点鎖線にて示す直線981の間の領域98を周方向全体に亘って横断する。仮に、潤滑油が凹部7のエッジ部71を越えて底部72内に流入しても、潤滑油は、溝部722に沿って、貫通孔411aの側方へと移動し、溝部722の両端部から底部72の後方へと移動する。このように、溝部722が設けられることにより、潤滑油が貫通孔411aへ流入することをより防止できる。
FIG. 16 is a diagram showing still another example of the recess. In the
図17は、予圧マグネットの他の例を示す図であり、予圧マグネット43およびディスク載置部411の底面図である。破線にて示すように、予圧マグネット43の上面には、径方向に伸びる複数の溝部431が設けられる。なお、図17では、抜止部材6の図示を省略している。モータの他の構造は、図2のモータ1と同様である。ディスク載置部411の各凹部7では、周方向において、隣接する2つの溝部431の間にエッジ前方部711が位置する。溝部431が設けられることにより、予圧マグネット43の上面とディスク載置部411の下面411bとの間に存在する潤滑油が、溝部431に集まる。これにより、凹部7に向かって移動する潤滑油の量が低減される。
FIG. 17 is a view showing another example of the preload magnet, and is a bottom view of the
(第2の実施形態)
図18は、第2の実施形態に係るモータのロータヨーク41の底面図である。ディスク載置部411の下面411bには、図5の凹部7に代えて、下面411bから上方に窪む直線状の3つの溝部8が設けられる。ロータヨーク41の他の形状は、図5のロータヨーク41と同様である。モータの他の構造は、図2のモータ1と同様である。以下、同様の構成には同符号を付して説明する。
(Second Embodiment)
FIG. 18 is a bottom view of the
ディスク載置部411では、溝部8は、中心軸J1と貫通孔411aとを結ぶ方向に対して傾斜する。また、溝部8は、中心軸J1を通り、かつ、貫通孔411aのエッジに接する2つの直線981の間の領域98において、周方向全体に亘って存在する。
In the
図19は、ディスク載置部411を貫通孔411aおよび溝部8を含む面にて切断した縦断面図である。以下の説明では、溝部8において、図19における右側に位置し、下面411bから上方に窪む段差を「第1溝部段差81」と呼び、左側に位置し、下面411bから上方に窪む段差を「第2溝部段差82」と呼ぶ。
FIG. 19 is a longitudinal sectional view of the
モータ1の駆動時において、下面411bの貫通孔411aよりも図19の右側、すなわち、中心軸J1側の位置に潤滑油が付着した場合、潤滑油は、遠心力により貫通孔411aに向かって移動する。潤滑油が第1溝部段差81と下面411bとの間のエッジ811に到達すると、エッジ811にて表面張力により保持される。さらに、潤滑油は、図18に示すエッジ811に沿って貫通孔411aを避けつつ径方向外方に移動する。
When the
また、仮に、潤滑油がエッジ811を越えた場合であっても、図19に示す溝部8の底部83、すなわち、第1溝部段差81および第2溝部段差82の間にて表面張力により保持されるとともに、底部83に沿って貫通孔411aを避けつつ径方向外方に移動する。さらに、潤滑油が底部83を越えた場合であっても、潤滑油が第2溝部段差82と下面411bとの間のエッジ821において表面張力により保持されるとともに、エッジ821に沿って貫通孔411aを避けつつ径方向外方に移動する。以上のように、溝部8では、第1溝部段差81および第2溝部段差82が、潤滑油を保持するとともに貫通孔411aとは異なる方向に案内するガイド部となっている。
Even if the lubricating oil exceeds the
第2の実施形態においても、ディスク載置部411の下面411bに付着した潤滑油が、溝部8により貫通孔411aとは異なる方向へ案内されることにより、貫通孔411aを介して潤滑油34が、ロータヨーク41の上方に流れ出ることを防止できる。ディスク載置部411では、溝部8が利用されることにより、潤滑油が貫通孔411aから容易に遠ざけられる。また、溝部8が直線状であることにより、溝部8の成型が容易である。溝部8は、厳密に直線状である必要はなく、略直線状であれば、周方向に僅かに湾曲してもよい。溝部8の径方向外側の端部は、図18に示すものよりも、径方向外方に延長されてもよい。
Also in the second embodiment, the lubricating
図20は、溝部の他の例を示すロータヨーク41の底面図である。溝部8aを平面視したときの形状は、径方向内方に向かって凸となるV字状である。溝部8aは、図18に示す貫通孔411aと中心軸J1との間の領域98に対応する領域において、周方向全体に亘って存在する。貫通孔411aよりも中心軸J1側に付着した潤滑油は、図18の場合と同様の現象により、溝部8aにより、貫通孔411aの周方向における両側を通って貫通孔411aの径方向外側へと案内される。溝部8aは、貫通孔411aの一方側のみへと潤滑油を案内する場合に比べて、潤滑油を効率よく案内することができる。溝部8aでは、両端部が図20に示すものよりも径方向外方に延長されてもよい。
FIG. 20 is a bottom view of the
図21は、溝部のさらに他の例を示す図である。溝部8bを平面視したときの形状は、三角形である。三角形の頂点は、周方向において、貫通孔411aの間に位置する。また、溝部8bの各辺は、図18の領域98に対応する領域の周方向全体に亘って存在する。ディスク載置部411の下面411bの中心軸J1近傍に付着した潤滑油は、溝部8bにより保持される。さらに、潤滑油は、溝部8bに沿って三角形の頂点へと移動し、頂点から径方向外方へと移動する。その結果、潤滑油が、貫通孔411aへ流入することを防止できる。
FIG. 21 is a diagram illustrating still another example of the groove. The shape of the
図22は、溝部のさらに他の例を示す図である。溝部8cは、三角形の各辺の中央が径方向内方へと折り曲げられた形状である。このように、各辺が略V字状であることにより、潤滑油が溝部8cに沿って、より効率よく案内される。
FIG. 22 is a diagram showing still another example of the groove. The
図23は、溝部のさらに他の例を示す図である。溝部8dは、図21と同様の三角形の部位と、三角形の各頂点から径方向外方に伸びる直線状の部位とを有する。直線状の部位が設けられることにより、潤滑油が貫通孔411aから径方向外方に容易に遠ざけられる。
FIG. 23 is a diagram showing still another example of the groove. The
図24は溝部のさらに他の例を示す図である。溝部8eは、図18の領域98に対応する領域を横断する部位841と、当該部位841の両端部から径方向外方に向かって伸びる部位842とを備える。このような形状であっても、ディスク載置部411の下面411bに付着した潤滑油が、貫通孔411aに流入することを防止できる。
FIG. 24 is a diagram showing still another example of the groove. The
図25は溝部のさらに他の例を示す図である。溝部8fは、図18の領域98に対応する領域を横断するとともに、径方向外方に向かって大きく湾曲する。これにより、潤滑油が溝部8fに沿って貫通孔411aから径方向外方に容易に遠ざけられる。
FIG. 25 is a view showing still another example of the groove. The
以上のように、モータ1では、溝部が、図18および図25に示すように、周方向における貫通孔411aの一方側から他方側に向かって、または、図20ないし図24に示すように、周方向における貫通孔411aの両側に向かって、中心軸J1から漸次遠ざかる様々な形状とされてよい。なお、溝部の幅は、一定である必要はない。溝部の数は、貫通孔411aの数よりも多くてもよい。
As described above, in the
(第3の実施形態)
図26は、第3の実施形態に係るモータのロータヨーク41の底面図である。ディスク載置部411は、図5のディスク載置部411に3つの溝部8gが設けられた形状である。溝部8gは、貫通孔411aと中心軸J1との間に位置する。溝部8gを平面視したときの形状は、図20の溝部8aの両端部を径方向外方に延長したものとほぼ同様であり、径方向内方に向かって凸となるV字状である。以下、同様の構成には同符号を付して説明する。モータ1の駆動時において、下面411b上に付着した潤滑油は、溝部8gのエッジや底部にて保持され、図26に示す溝部8gに沿って貫通孔411aを避けつつ径方向外方へと移動する。
(Third embodiment)
FIG. 26 is a bottom view of the
仮に、潤滑油が溝部8gを越えて貫通孔411aに向かって移動しても、凹部7のエッジ部71により、潤滑油が保持されつつ貫通孔411aとは異なる方向へと案内される。このように、ディスク載置部411では、溝部8gの一部および凹部7のエッジ部71が、潤滑油を貫通孔411aとは異なる方向へと案内するガイド部となっている。このため、潤滑油が、貫通孔411aに流れ込むことをより防止できる。
Even if the lubricating oil moves toward the through
(第4の実施形態)
図27は、第4の実施形態に係るモータのディスク載置部411の断面図である。ディスク載置部411では、図18の溝部8に代えて下面411bから下方に突出する凸部89が設けられる。凸部89は、貫通孔411aよりも図27の右側、すなわち、中心軸J1側に位置する。凸部89は、溝部8と同様に、直線状であり、さらに、中心軸J1と貫通孔411aとを結ぶ方向に対して傾斜する。また、凸部89は、図18に示す貫通孔411aと中心軸J1との間の領域98に対応する領域において、周方向全体に亘って存在する。以下の説明では、凸部89において、図27の右側に位置し、下面411bから下方に突出する段差を「第1凸部段差891」と呼び、左側に位置し、下方に突出する段差を「第2凸部段差892」と呼ぶ。
(Fourth embodiment)
FIG. 27 is a cross-sectional view of the
モータ1の駆動時において、貫通孔411aの中心軸J1側に付着した潤滑油は、第1凸部段差891と下面411bとの間のエッジ891aにて表面張力により保持され、エッジ891aに沿って貫通孔411aを避けつつ径方向外方へと移動する。これにより、貫通孔411aを介して潤滑油が、ロータヨーク41の上方に流れ出ることを防止できる。仮に、潤滑油がエッジ891aを越えた場合であっても、凸部89の先端893、すなわち、第1凸部段差891および第2凸部段差892の間にて表面張力によりある程度保持され、先端893に沿って貫通孔411aを避けつつ径方向外方に移動する。
When the
さらに、潤滑油が、第1凸部段差891を越えて第2凸部段差892に移動した場合であっても、第2凸部段差892と下面411bとの間のエッジ892aにて表面張力により保持されつつ、径方向外方に移動する。以上のように、凸部89では、第1凸部段差891および第2凸部段差892が、潤滑油を保持するとともに、貫通孔411aとは異なる方向に案内するガイド部となっている。
Furthermore, even when the lubricating oil moves beyond the first
第4の実施形態では、凸部89は、直線状に限定されず、平面視したときの形状が、図20ないし図25に示す溝部の形状と同様であってもよい。すなわち、凸部は、周方向における貫通孔411aの一方側から他方側に向かって、または、貫通孔411aの両側に向かって中心軸J1から漸次遠ざかる様々な形状とされてよい。
In 4th Embodiment, the
(第5の実施形態)
図28は、第5の実施形態に係るモータのロータヨークおよびディスク保持部を示す断面図である。第5の実施の形態に係るモータが搭載される記録ディスク駆動装置では、記録ディスク9が、記録ディスク駆動装置のハウジングに設けられた可動式のトレーに載置された状態にて、ハウジング内への挿入およびハウジングからの取り出しが行われる。図28では、記録ディスク9を二点鎖線にて示している。
(Fifth embodiment)
FIG. 28 is a cross-sectional view showing a rotor yoke and a disk holding part of a motor according to a fifth embodiment. In the recording disk drive apparatus on which the motor according to the fifth embodiment is mounted, the recording disk 9 is placed in the housing while being placed on a movable tray provided in the housing of the recording disk drive apparatus. Is inserted and removed from the housing. In FIG. 28, the recording disk 9 is indicated by a two-dot chain line.
ロータヨーク41aでは、ディスク載置部411の外周の周方向における複数箇所に貫通孔411cが設けられる。また、ディスク載置部411の上部の中央には、樹脂の射出成型によりディスク保持部5aが設けられる。ディスク保持部5aは、複数の爪55と、複数の溝部56とを備える。爪55は、上部の外周部から貫通孔411cに向かって伸びる。溝部56は、図18の溝部8と同形状であり、下面57に設けられる。溝部56は、図18に示す貫通孔411cと中心軸J1との間の領域98に対応する領域の周方向全体に亘って存在する。モータの他の構造は、図2のモータ1と同様である。
In the
記録ディスク9が記録ディスク駆動装置に挿入されると、記録ディスク9の中央孔91がモータ1のディスク保持部5aの上方に配置される。モータ1は、上昇してディスク保持部5aの上部が記録ディスク9の中央孔91に嵌り合う。このとき、記録ディスク9の中央孔91と爪55とが接し、爪55は、径方向内方に弾性変形する。ディスク保持部5aでは、爪55の弾性変形を利用することにより、記録ディスク9の中心を、中心軸J1上に安定して位置させることができる。そして、モータ1に向かって図示省略のクランパが下降し、ロータヨーク41aを上方から磁気的に吸着することにより、記録ディスク9がディスク載置部411上にクランプされる。
When the recording disk 9 is inserted into the recording disk drive device, the
モータ1の駆動時において、下面57の貫通孔411cよりも中心軸J1側の位置に潤滑油が付着した場合、潤滑油は、溝部56により保持されつつ、溝部56に沿って貫通孔411cを避けて径方向外方へと案内される。これにより、貫通孔411cを介して潤滑油が、ロータヨーク41aの上方に流れ出ることを防止できる。
When the
第5の実施形態では、ディスク保持部5aの下面57に、溝部56に代えて図27と同様に凸部が形成されてもよく、貫通孔411cを囲む凹部が形成されてもよい。また、ディスク載置部411では、ロータヨーク41aの下面411bの径方向内側の部位が下方に露出する場合には、他の実施形態と同様に、下面411bに溝部等が設けられてよい。
In the fifth embodiment, a convex portion may be formed on the
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施形態では、凹部が切削にて設けられてもよく、これにより、図29に示すように、貫通孔411aの周囲において、ディスク載置部411の上面が、上方に突出することを防止できる。
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible. For example, in the above embodiment, the concave portion may be provided by cutting, and as a result, the upper surface of the
上記第1の実施形態では、予圧マグネット43が、図2に示す位置よりも中心軸J1から離れた位置に設けられてもよい。この場合、予圧マグネット43は、静止部2との間、例えば、ステータコア221との間にて磁気的作用を生じる。モータ1では、予圧マグネット43と凹部7のエッジ部71とが重ならない、すなわち、テーパ間隙79が形成されない場合であっても、エッジ前方部711において潤滑油を表面張力により保持することが可能である。さらに、潤滑油は、表面張力により保持されつつ遠心力を受けることにより、エッジ部71に沿って径方向外方に移動する。他の実施形態においても同様である。
In the first embodiment, the
上記第2の実施形態では、溝部は、少なくとも、図18に示す中心軸J1と貫通孔411aとの間の領域98の周方向全体に亘って設けられている。このことにより、潤滑油が、貫通孔411aに流入することを防止できる。したがって、領域98にのみ溝部が設けられてもよいが、潤滑油が溝部を回り込んで貫通孔411aに流入することをより確実に防止するために、好ましくは、領域98よりも周方向における外側にはみ出した部位が設けられる。第5の実施形態の凸部においても同様である。
In the second embodiment, the groove is provided at least over the entire circumferential direction of the
上記第3の実施形態では、図26の溝部8gに代えて、中心軸J1に向かって凸となるV字状の凸部が設けられてもよい。図16に示す凹部7では、溝部722に代えて同形状の凸部が設けられてもよい。
In the third embodiment, a V-shaped convex portion that is convex toward the central axis J1 may be provided instead of the
モータ1のディスク載置部411では、抜止部材6の取り付け用の貫通孔411aや爪55用の貫通孔411cが設けられるが、他の用途の貫通孔が設けられてもよい。例えば、モータ1の駆動時において、ディスク載置部411の下方から上方に向かう気流を通すための貫通孔が設けられてもよい。なお、下方から上方に向かう気流により、ステータ22等が冷却されたり、記録ディスク9を安定して回転させることが可能となる。
In the
また、チャッキング装置5のロータヨーク41への取り付け時において、チャッキング装置5のセンタケース51がディスク載置部411に固定された状態にて、コイルバネ53をディスク載置部411の下方からセンタケース51内部へと挿入するための貫通孔が設けられてもよい。これらの貫通孔と中心軸J1との間の領域に、上記実施形態と同様の凹部、溝部または凸部が設けられている。このことにより、貫通孔を介して潤滑油が、ロータヨーク41の上方に流れ出ることを防止できる。
Further, when the
ディスク載置部411では、潤滑油の流出を防止しつつ所望の貫通孔を設けることができることから、モータの設計の自由度が向上する。また、ロータヨークの上側に別途ディスク載置部が設けられてもよい。
Since the
本発明は、記録ディスク駆動装置のモータとして利用可能であり、記録ディスク駆動装置以外のモータとしても利用可能である。 The present invention can be used as a motor for a recording disk drive, and can also be used as a motor other than the recording disk drive.
1 モータ
2 静止部
3 軸受機構
4 回転部
5a ディスク保持部
6 抜止部材
7,7a,7b 凹部
8,8a〜8g,56 溝部
9 記録ディスク
10 記録ディスク駆動装置
11 アクセス部
12 ハウジング
31 シャフト
33 スリーブ
34 潤滑油
41,41a ロータヨーク
43 予圧マグネット
55 爪
71 (凹部の)エッジ部
72 (凹部の)底部
79 テーパ間隙
81 第1溝部段差
82 第2溝部段差
89 凸部
91 中央孔
98 (ディスク載置部の下面上の)領域
411 ディスク載置部
411a,411c 貫通孔
411b (ディスク載置部の)下面
621 上突出部
711 エッジ前方部
712 エッジ後方部
712a (凹部の)傾斜面
721 (凹部の)底面
891 第1凸部段差
892 第2凸部段差
DESCRIPTION OF
Claims (12)
有蓋略円筒状のロータヨークを有し、前記静止部の上方に位置する回転部と、
前記静止部に対して前記回転部を回転可能に支持する軸受機構と、
を備え、
前記軸受機構が、
前記ロータヨークの蓋部の中央に接続されるシャフトと、
潤滑油を介して前記シャフトを支持するスリーブと、
を備え、
前記蓋部が、
貫通孔と、
前記貫通孔と前記蓋部の中心との間の領域の周方向全体に亘って存在し、前記蓋部の下面から上方に窪む、または、下方に突出する段差であるガイド部と、
を備える、モータ。 A stationary part;
A rotating yoke located above the stationary part, having a substantially cylindrical rotor yoke with a lid;
A bearing mechanism that rotatably supports the rotating part with respect to the stationary part;
With
The bearing mechanism is
A shaft connected to the center of the lid of the rotor yoke;
A sleeve that supports the shaft via lubricating oil;
With
The lid is
A through hole,
A guide portion which is present over the entire circumferential direction of the region between the through hole and the center of the lid portion, and which is a step which is depressed upward from the lower surface of the lid portion or protrudes downward;
Comprising a motor.
前記予圧マグネットの外周部が、前記凹部の一部と重なり、前記外周部と前記凹部との間にテーパ間隙が形成される、請求項2ないし4のいずれかに記載のモータ。 An annular preload magnet that produces a magnetic action on the stationary part or the bearing mechanism is attached to the lower surface of the lid part,
5. The motor according to claim 2, wherein an outer peripheral portion of the preload magnet overlaps with a part of the concave portion, and a tapered gap is formed between the outer peripheral portion and the concave portion.
前記ロータヨークが、前記貫通孔を含む複数の貫通孔を備え、
前記ディスク保持部が、上部の外周部から前記複数の貫通孔に向かって伸びる複数の爪を有する、請求項1ないし9のいずれかに記載のモータ。 Provided at the center of the upper portion of the rotor yoke by resin injection molding, further comprising a disk holding portion that fits into the central hole of the recording disk;
The rotor yoke includes a plurality of through holes including the through holes,
10. The motor according to claim 1, wherein the disk holding portion has a plurality of claws extending from an upper outer peripheral portion toward the plurality of through holes.
前記記録ディスクに対して情報の読み出しおよび/または書き込みを行うアクセス部と、
前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
を備える、記録ディスク駆動装置。 The motor according to any one of claims 1 to 11, which rotates a recording disk;
An access unit for reading and / or writing information to and from the recording disk;
A housing for housing the motor and the access unit;
A recording disk drive device comprising:
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