JP2011036050A - 分電盤 - Google Patents

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JP2011036050A JP2009180809A JP2009180809A JP2011036050A JP 2011036050 A JP2011036050 A JP 2011036050A JP 2009180809 A JP2009180809 A JP 2009180809A JP 2009180809 A JP2009180809 A JP 2009180809A JP 2011036050 A JP2011036050 A JP 2011036050A
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Atsushi Nakamoto
篤志 中本
Masateru Ishibashi
誠輝 石橋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】施工時に電流センサを取付ける手間が少なく、且つ電流センサで検出される電流
値の信頼性を向上させることができること。
【解決手段】分電盤1は、主幹ブレーカ4と複数の分岐ブレーカ5と接続部6と複数の電
流センサ7とこれらを内部に収納する箱体2とを備える。接続部6は、導電性材料により
帯板状に形成される導電バーたる主幹及び分岐バー61,62から構成される。主幹バー
61は長手方向の一端部が主幹ブレーカ4の二次側端子42に接続される。分岐バー62
は主幹バー61から各々延出し、長手方向の一端部が分岐ブレーカ5の一次側端子51に
接続される。電流センサ7は、環状の磁心71と磁心71に巻回される2次コイル(図示
せず)と磁心71と略同形を有しこれらを内部に収納するケース72とを備える。そして
、電流センサ7は、磁心71の窓孔71aに主幹バー61、又は分岐バー62が貫通した
状態で当該バーに固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブレーカに流れる電流値を検出する電流センサを備えた分電盤に関するもの
である。
従来より、主幹路に設けられる主幹ブレーカと、主幹路から分岐する分岐路に設けられ
る複数の分岐ブレーカと、導電性材料により形成され主幹ブレーカと複数の分岐ブレーカ
を電気的に接続する接続部と、これらを内部に収納する箱体とを備えた種々の分電盤が提
供されている。ここで、接続部は、帯板状に形成されて長手方向の一端部が主幹ブレーカ
の二次側端子に接続される導電バーから構成される。
そして、この様な分電盤は、主幹路から分岐されて各種負荷機器に供給される分岐系統
毎の電力値を計測するために、主幹ブレーカや分岐ブレーカに流れる電流値を検出する電
流センサ(カレントトランス)が取付けられる。以下、電流センサについて簡単に説明す
る。電流センサは、環状の磁心と、磁心に巻回される2次コイルと、磁心と略同形を有し
磁心及び2次コイルを内部に収納するケースとを備え、磁心の窓孔に電流の流れる電力線
(電路)が貫通した状態で当該電力線に取付けられることで、磁路が電路を周方向に囲む
ように配置される。電路の周方向に発生する磁束が磁心によって結束されて、2次コイル
と鎖交する磁束の変化より2次コイルに電流が誘起される。2次コイルの両端部は、例え
ば、リード線を通じて電流計器と電気的に接続されており、当該電流計器にて2次コイル
に誘起された電流値は2次コイルの巻数や磁心の断面積等を基に実際に電路に流れる電流
値へ換算される。そして、この様な電流センサは、分電盤の施工作業の際に、主幹ブレー
カの一次側端子と商用電源とを接続する電力線や、分岐ブレーカの二次側端子と負荷機器
とを接続する電力線に個々に取付けられる。
ところで、分電盤の施工時における電流センサの設置数は分電盤内の分岐ブレーカの数
に比例しており、分電盤が単相三線式であれば、1つの分岐ブレーカにつき2つの電流セ
ンサを設置することになる。従って、例えば分岐ブレーカの数が8つであれば16もの電
流センサを設置する必要があるため、非常に手間と時間がかかり作業性が悪いという問題
があった。
これに対して、従来より、多数の電流センサが一体に並設されてなるセンサブロックを
備え、横一列に並ぶ磁心の窓孔を導電バーが個々に貫通した状態で、当該センサブロック
が箱体内に配設されることで、分電盤の施工時に電流センサを個々に取付ける手間を少な
くした分電盤が提供されている(特許文献1参照)。
特開2007−228734号公報
しかしながら、特許文献1に記載の分電盤は、多数の電流センサが一体にセンサブロッ
クとして配設されているので、施工時において例えばある1つの導電バーに流れる電流値
が他の導電バーに流れる電流値より比較的大きく、設置される電流センサの定格電流を超
過するような場合であっても、当該電流センサだけを導電バーに応じた定格電流の電流セ
ンサへと適宜変更したくても変更し難かった。そのため、不適当な定格電流の電流センサ
が設置されたままとなり、導電バーに流れる電流値が正確に検出されない恐れがあった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、施工時に電流センサを取
付ける手間が少なく、且つ電流センサで検出される電流値の信頼性を向上させることがで
きる分電盤を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、主幹ブレーカと、複数の分岐ブレーカ
と、導電性材料により形成され主幹ブレーカと複数の分岐ブレーカを電気的に接続する接
続部と、接続部と一体に配設され接続部に流れる電流値を検出する複数の電流センサと、
これらを内部に収納する箱体とを備え、接続部は、帯板状に形成されて長手方向の一端部
が主幹ブレーカの二次側端子に接続される導電バーから構成され、電流センサは、環状の
磁心と、磁心に巻回される2次コイルと、磁心と略同形を有し磁心及び2次コイルを内部
に収納するケースとを備え、且つ環状の磁心の窓孔に導電バーが貫通した状態で当該バー
に固定されることを特徴とする。
この発明によれば、電流センサは、磁心の窓孔に導電バーが貫通した状態で当該バーに
固定されるので、分電盤の施工時には電流センサが一体となった導電バーを各ブレーカに
接続するだけでよく、電流センサの変更についても導電バーとともに容易に行える。また
、予め互いの定格電流が略等しい導電バーと電流センサとを組み合わせて固定することで
分電盤の施工時に各ブレーカに接続する導電バーを誤らない限り、導電バーに流れる電流
値が電流センサの定格電流を超過することはない。従って、施工時に電流センサを取付け
る手間が少なく、且つ電流センサで検出される電流値の信頼性を向上させることができる
請求項2の発明は、請求項1の発明において、導電バーは、長手方向の中心部から両端
部に亘って非対称に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、電流センサを通電方向に対して予め定められた正しい方向に向けな
がら導電バーと各ブレーカとを接続する目安にすることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記磁心は、略コ字形状に形成
された一対の磁心からなり、前記ケースは、一対の磁心を各々内部に収納する第1、及び
第2のケースと、磁心の端面同士が当接する位置で第1、及び第2のケースを固定する固
定手段と、を備え、電流センサは、第1、及び第2のケースが導電バーを狭持して当該バ
ーに固定されることを特徴とする。
この発明によれば、電流センサの導電バーへの固定が、例えば当該バーの長手方向の一
端部から圧入して固定するよりも容易に行えるので作業性に優れている。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、導電バーと当該バーに当接する第1のケ
ース又は第2のケースとには、互いに係合するための係合手段が当該バーの長手方向に沿
って少なくとも2つ設けられ、前記2つの係合手段は、互いに形又は寸法が異なって形成
されることを特徴とする。
この発明によれば、前記2つの係合手段により導電バーに対する電流センサの方向が一
意的に決定されて、第1のケース又は第2のケースを当該バーに仮固定することができ作
業性に優れている。
本発明では、施工時に電流センサを取付ける手間が少なく、且つ電流センサで検出され
る電流値の信頼性を向上させることができるという効果がある。
本発明の実施形態1の正面図である。 同上における分岐バー及び電流センサの平面図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は底面図である。 本発明の実施形態2の電流センサの底面図である。 同上における第1のケースの正面図である。 同上における分岐バーの正面図である。 同上における分岐バー及び第1のケースの平面図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は底面図である。 同上における分岐バー及び電流センサの平面図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は底面図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について、図1及び図2を参照して説明する。尚、以下の説
明では、特に断りが無い限り、図1において上下左右方向を規定し、図1の正面を前面と
して説明を行う。本実施形態の分電盤1は、図1に示すように、取付枠3と、主幹ブレー
カ4、及び複数の分岐ブレーカ5(図1中では2つ図示)と、接続部6と、複数の電流セ
ンサ7(図1中では6つ図示)と、これらを内部に収納する箱体2とを備える。
箱体2は、図1に示すように、縦長の矩形板状の背面板21と背面板21の外縁に取着
される枠体22と枠体22の前面に開閉自在に取付けられる図示しない蓋板とから構成さ
れる。枠体22の上端面には、図示しない商用電源と接続する電力線(図示せず)を内部
に導入するための配線挿通孔(図示せず)が貫設される。
取付枠3は、図1に示すように、細長矩形板状の桟部31,31と、複数の基板32と
から構成される。桟部31,31は、各々の長手方向両端部に挿通孔(図示せず)が貫設
され、更に両端部の挿通孔の間に多数のビス孔31aが上下方向一列に穿設される。そし
て、当該挿通孔に挿通する4本の取付ネジ8が背面板21の四隅に穿設されるネジ孔(図
示せず)に螺合することで、桟部31,31が箱体2に取り付けられる。
基板32は、いずれも矩形板状に形成され、その左右両端部に各々一対の挿通孔32d
が貫設される。また、基板32は、互いの上下方向の寸法の違いにより2枚の小基板32
aと2枚の中基板32bと1枚の大基板32cとに区別される。一方、各基板32の左右
方向の寸法は全て桟部31,31間と等しくしており、挿通孔32dに挿通するビス9が
多数の中から適宜選択されるビス孔31aに螺合することで、各基板32が桟部31,3
1に取り付けられる。
主幹ブレーカ4及び分岐ブレーカ5,5は、一般的な分電盤に配設されるものと同様で
ある。すなわち、主幹ブレーカ4は漏電ブレーカであり、漏電を検出すると主幹路を導通
状態から非導通状態へと遮断する遮断機構を備える。分岐ブレーカ5,5は、各分岐路で
の短絡電流や過負荷電流といった過電流を検出すると分岐路ごとに遮断する遮断機構を備
える。
主幹ブレーカ4は、図1に示すように、上端部と下端部とに各々3つの一次側端子41
と3つの二次側端子42とが並設され、桟部31,31の上下方向中心部よりやや上方寄
りに配置される大基板32cの左部に載置される。そして、分電盤1は、単相三線式であ
り箱体2内に導入される図示しない3本の電力線(1本の中性線と2本の電圧線)が主幹
ブレーカ4の3つの一次側端子41に接続される。
分岐ブレーカ5,5は、図1に示すように、左端部と右端部とに各々3つの一次側端子
51と3つの二次側端子52とが並設され、桟部31の上下方向中心部よりやや下方寄り
に連続して配置される中基板32b,32bの中央部に各々1つずつ載置される。
接続部6は、図1に示すように、導電性材料により細長帯板状に形成されて主幹ブレー
カ4と分岐ブレーカ5,5とを電気的に接続する導電バーから構成され、本実施形態では
3本の主幹バー61と、6本の分岐バー62とからなる。しかし、前記導電バーは、これ
に限らず例えば主幹バーのみからなるものであってもよい。そして、主幹バー61及び分
岐バー62には、各バー61,62に流れる電流値を検出するための電流センサ7が各バ
ー61,62と一体に配設される。但し、電流センサ7は、全ての主幹バー61及び分岐
バー62に配設されているわけではなく、図1に示すように、後述の中性極バー61M,
62Mを除いて配設されている。尚、電流センサ7についての詳細は後述する。
主幹バー61は、図1に示すように、導電性材料により細長帯板状に形成されて、長手
方向を上下方向に向けて配設される。主幹バー61の上端部には各々図示しない接続孔が
貫設され、下端部と前記接続孔の下方部とには互いに内径の異なる小孔61a、大孔61
bが貫設される。また、小孔61aの上方部と大孔61bの下方部とには各々挿通孔61
cが貫設される。そして、主幹バー61は、各々桟部31,31の上下方向の中心部近傍
と下端部近傍とに配置される小基板32a,32aの左方部にビス止めされる。すなわち
、挿通孔61cを挿通するビス10が小基板32a,32aに各々穿設されるビス孔(図
示せず)に螺合することで、3本の主幹バー61が左右方向に並んで取付枠3に取り付け
られる。
また、主幹バー61は、上端部に貫設される前記接続孔を介して主幹ブレーカ4の二次
側端子42とネジ止めにより各々接続される。尚、左右方向に並設される3本の主幹バー
61は、主幹ブレーカ4の3つの一次側端子41に接続される3本の電力線の各極性に対
応し、中央の主幹バー61を中性極バー61Mとし、左右の2本の主幹バー61を電圧極
バー61L,61Nとする。
更に、主幹バー61は、先述の2つの挿通孔61cの間に3つのネジ孔61dが略等間
隔に穿設される。但し、ネジ孔61dの位置は、隣接する他の主幹バー61とで見比べる
と、図1に示すように、左方の電圧極バー61Lから中央の中性極バー61M、右方の電
圧極バー61Nへと移るに従ってやや下方へズラして配置される。
分岐バー62は、図1に示すように、導電性材料により細長帯板状に形成されて、長手
方向を左右方向に向けて主幹バー61から各々延出する。分岐バー62の右端部には各々
接続孔62a(図1には図示せず)が貫設され、接続孔62aを介して分岐ブレーカ5の
一次側端子51とネジ止めにより接続される。一方、左端部には、各々ネジ孔62b(図
1には図示せず)が穿設され、ネジ孔62bを挿通するネジ11が主幹バー61のネジ孔
61dに各々螺合することで6本の分岐バー62が上下方向に並設される。すなわち、6
本の分岐バー62を通じて、左右方向に並設される3本の主幹バー61と2つの分岐ブレ
ーカ5,5の一次側端子51とが各々電気的に接続される。尚、1つの分岐ブレーカ5に
接続される3本の分岐バー62は、主幹バー61の中性極バー61M、及び電圧極バー6
1L,61Nの各極性に対応し、中央の分岐バー62を中性極バー62Mとし、上下の2
本の分岐バー62を電圧極バー62L,62Nとする。
分岐ブレーカ5の一次側端子51から接続先の3本の主幹バー61までの距離は、図1
に示すように、電圧極バー61N、中性極バー61M、電圧極バー61Lと順に従って離
れているので、3本の分岐バー62の左右方向の寸法も当該距離と対応して電圧極バー6
2N、中性極バー62M、電圧極バー62Lの順に従って長く設定されている。
また、3本の分岐バー62が各々ネジ止めされる主幹バー61以外の主幹バー61と接
触しなないようにするために(例えば、電圧極バー62Lの中性極バー61M,電圧極6
1Nへの接触防止)、主幹ブレーカ4の3つの二次側端子42は互いの前後方向の高さ位
置が左方から順に低くなるように配置され、一方、分岐ブレーカ5の3つの一次側端子5
1も同様に、前後方向の高さ位置が上方から順に低くなるように配置される。
次に、分岐バー62に固定される電流センサ7について図2を参照しながら説明する。
但し、以下の説明では、図2(a)において上下左右方向を規定し、図2(a)の正面を
前面として説明を行う。また、図2中の分岐バー62は、分電盤1内に未だ配置されてい
ない状態のものであり、図1中の右端部に位置する接続孔62aは、図2中では下端部に
位置する。
電流センサ7は、図2に示すように、環状の磁心71と、磁心71に巻回される2次コ
イル(図示せず)と、磁心71と略同形を有し磁心71及び前記2次コイルを内部に収納
するケース72とを備える。磁心71は磁性材料によって略口字形状に形成される。前記
2次コイルは、磁心71に外装される合成樹脂材料で形成されたコイルボビン(図示せず
)を介して、例えば丸線導体が磁心71の前部の周方向に巻装されてなる。ケース72は
、絶縁性材料により全体として略角筒状に形成され、内部に収納される磁心71の窓孔7
1aに沿って上下方向に貫通する挿通部72aが設けられている。挿通部72aは、図2
(c)に示すように、分岐バー62の下端面と略同形に形成される。尚、前記2次コイル
の両端部は、ケース72内でリード線12の一端部と接続されており、ケース72から導
出されるリード線12を介して図示しない電流計器と電気的に接続される。
そして、電流センサ7は、図2に示すように、分岐バー62が長手方向に沿ってケース
72の挿通部72aへ圧入されて、環状の磁心71の窓孔71aに分岐バー62が貫通し
た状態で当該バーに固定される。すなわち、本実施形態の分電盤1は、施工時には電流セ
ンサ7が一体となった分岐バー62を分岐ブレーカ5に接続するだけでよく、電流センサ
7の変更についても分岐バー62とともに容易に行える。また、予め互いの定格電流が略
等しい分岐バー62と電流センサ7とを組み合わせて固定することで、分電盤1の施工時
に分岐ブレーカ5に接続する分岐バー62を誤らない限り、分岐バー62に流れる電流値
が電流センサ7の定格電流を超過することはない。従って、施工時に電流センサ7を取付
ける手間が少なく、且つ電流センサ7で検出される電流値の信頼性を向上させることがで
きる。尚、上述では電流センサ7が分岐バー62に固定される例を挙げて説明したが、主
幹バー61に固定される場合についても同様の効果を奏することができる。
ところで、電流センサ7は、電路に取り付ける際に通電方向に対して予め正しい方向が
定められている。電流センサ7が固定される主幹バー61、又は分岐バー62を各ブレー
カ4,5に接続したときに、主幹バー61、又は分岐バー62に実際に流れる電流の通電
方向に対して電流センサ7が誤った方向になると、電流値が電流計器でマイナス数値とし
て計測されてしまう。
しかし、上述した通り本実施形態の主幹バー61には、互いに内径の異なる小孔61a
、大孔61bが貫設される(図1参照)。例えば、電流センサ7が固定される主幹バー6
1の通電方向に対する正しい方向が、主幹バー61の長手方向に対して大孔61bから小
孔61aへ向かう方向であれば、施工時に大孔61bと小孔61aとを目視して大孔61
b側を主幹ブレーカ4の二次側端子42に向ければ正しく接続することができる。従って
、電流センサ7を通電方向に対して予め定められた正しい方向に向けながら主幹バー61
と主幹ブレーカ61とを接続する目安にすることができる。
また、前述した主幹バー61のように小孔61a、大孔61bを新たに設けるのではな
く、図2に示される分岐バー62のように、接続孔62aとネジ孔62bとを互いの内径
が異なるように設けてもよい。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について、図3〜7を参照して説明する。尚、本実施形態は
、基本的な構成が実施形態1と共通であるので、共通の構成要素には、同一の符号を付し
て説明を省略する。また、以下の説明では、図6(a)において上下左右方向を規定し、
図6(a)の正面を前面として説明を行う。更に、図5〜図7に図示される分岐バー62
はいずれも分電盤1内に未だ配置されていない状態のものであり、図1中の右端部に位置
する接続孔62aは、図5〜図7中では下端部に位置する。
本実施形態の電流センサ7は、略コ字形状に形成される一対の磁心13,13を備えた
分割型の電流センサ7である点に特徴がある。
電流センサ7は、図3に示すように、磁心13,13と、第1、及び第2のケース14
,15と、固定手段とを備える。第1、及び第2のケース14,15は、磁心13,13
と略同形のコ字形状に形成され、磁心13,13を各々の端面13a,13aが外部に露
出するように収納する。また、第1のケース14は、図3及び図4に示すように、磁心1
3を露出する前端部14a,14aの上下部に、前端部14aと面一としながら内側へ向
かって突出する凸部14b,14cが各々配設されている。但し、凸部14cの突出方向
の寸法は、図4に示すように、凸部14bよりも長く設定している。
固定手段たる軸受部16、及び軸心部17は、図3に示すように、第1、及び第2のケ
ース14,15の右壁部に各々互いに対向して配置される。そして、軸心部17が軸受部
16に枢支されることで、第1、及び第2のケース14,15は、磁心13,13の端面
13a,13a同士が当接・離間する位置の間で回動自在に保持される。
同じく固定手段たる係合爪(図示せず)、及び係合溝は(図示せず)、第1、及び第2
のケース14,15の左壁部に各々互いに対向して配置される。そして、磁心13,13
が当接する位置で前記係合爪と前記係合溝とが係合することにより、第1、及び第2のケ
ース14,15の回動が規制される。
また、本実施形態の分岐バー62には、図5に示すように、先述の第1のケース14の
凸部14b,14cと互いに係合するための溝部18,19が設けられている。溝部18
,19は、分岐バー62の長手方向中心部より接続孔62a寄りの左右両端部にそれぞれ
長手方向に沿って配置され、分岐バー62の前端部から後端部にまで亘って内側へ窪んで
形成される。但し、溝部19の窪み寸法は、図5に示すように、溝部18よりも長く設定
している。
以下、電流センサ7を分岐バー62へ固定する手順について簡単に説明する。先ず、第
1、及び第2のケース14,15を磁心13,13の端面13a,13aが離間する位置
まで回動させる。次に、分岐バー62を第1、及び第2のケース14,15の間に介在さ
せて、第1のケース14の前方から溝部18,19と凸部14b,14cとが係合するよ
うに対向させて後方へ挿入する。これにより、図6に示すように、分岐バー62が第1の
ケース14に仮固定される。そして、第2のケース15を回動させて、第1、及び第2の
ケース14,15で分岐バー62を狭持しながら、磁心13,13の端面13a,13a
同士が当接する位置で前記係合爪と前記係合溝とを係合させることで、図7に示すように
、電流センサ7が分岐バー62に固定される。
従って、本実施形態の分電盤1は、電流センサ7の分岐バー62や主幹バー61への固
定が、例えば当該バーの長手方向の一端部から圧入して固定するよりも容易に行えるので
作業性に優れている。尚、上述では、電流センサ7が分岐バー62に固定される例を挙げ
て説明したが、主幹バー61に固定される場合についても同様の効果を奏することができ
る。
ところで、電流センサ7及び分岐バー62には、上述の通り、係合手段として互いに窪
み寸法の異なる溝部18,19と、互いに突出寸法の異なる凸部14b,14cとが設け
られている。従って、分岐バー62に対する電流センサ7の方向が一意的に決定されて、
第1のケース14を当該バーに仮固定することができ作業性に優れている。
特に、分岐バー62の接続孔62a及びネジ孔62bは、実施形態1で述べた通り、互
いの内径が異なるように設けられているため、溝部18,19と凸部14b,14cとが
係合したときに、電流センサ7が通電方向(接続孔62aからネジ孔62bへ向かう方向
)に対して正しい方向になるように設定すれば、施工時には電流センサ7の方向を意識す
る必要がなく、内径の大きい接続孔62aを分岐ブレーカ5の一次側端子51に接続すれ
ばよい。
1 分電盤
2 箱体
4 主幹ブレーカ
5 分岐ブレーカ
6 接続部
7 電流センサ
41 一次側端子
42 二次側端子
51 一次側端子
52 二次側端子
61 主幹バー
62 分岐バー
71 磁心
71a 窓孔
72 ケース

Claims (4)

  1. 主幹ブレーカと、複数の分岐ブレーカと、導電性材料により形成され主幹ブレーカと複
    数の分岐ブレーカを電気的に接続する接続部と、接続部と一体に配設され接続部に流れる
    電流値を検出する複数の電流センサと、これらを内部に収納する箱体とを備え、
    接続部は、帯板状に形成されて長手方向の一端部が主幹ブレーカの二次側端子に接続さ
    れる導電バーから構成され、
    電流センサは、環状の磁心と、磁心に巻回される2次コイルと、磁心と略同形を有し磁
    心及び2次コイルを内部に収納するケースとを備え、且つ環状の磁心の窓孔に導電バーが
    貫通した状態で当該バーに固定されることを特徴とする分電盤。
  2. 導電バーは、長手方向の中心部から両端部に亘って非対称に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の分電盤。
  3. 前記磁心は、略コ字形状に形成された一対の磁心からなり、
    前記ケースは、一対の磁心を各々内部に収納する第1、及び第2のケースと、磁心の端
    面同士が当接する位置で第1、及び第2のケースを固定する固定手段と、を備え、
    電流センサは、第1、及び第2のケースが導電バーを狭持して当該バーに固定されるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の分電盤。
  4. 導電バーと当該バーに当接する第1のケース又は第2のケースとには、互いに係合する
    ための係合手段が当該バーの長手方向に沿って少なくとも2つ設けられ、前記2つの係合
    手段は、互いに形又は寸法が異なって形成されることを特徴とする請求項3記載の分電盤









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