JP2011035870A - 音響信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 Key In信号がDetect Levelを超えるとトリガーが検出されて、入力信号のレベルがタイミングt1からAttack Timeに応じた傾斜で徐々に下がっていく。Key In信号がDetect Levelを下回るとトリガーが停止され、Hold Timeが経過したタイミングt4から入力信号のレベルがRelease Timeに応じた傾斜で徐々に上がっていき、タイミングt5において元のレベルに復帰する。
【選択図】 図5
Description
また、フェードタイム付きのシーンリコールを使用する場合は、あらかじめそのようなシーンを設定しておく必要があり、レベルを上げる場合も下げる場合も必要とされるシーンをリコールするトリガーまたはユーザー操作が必要になると云う問題点があった。さらに、本来とは別の目的のために「シーンリコール」を使用することになるため、ユーザー操作が煩雑化するという問題もある。
図1に示す音響信号処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10が管理プログラム(OS:Operating System)を実行しており、音響信号処理装置1の全体の動作をOS上で制御している。音響信号処理装置1は、CPU10が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている不揮発性のROM(Read Only Member)11と、CPU10のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)12を備えている。CPU10は、ミキシング制御プログラムを実行することにより、入力された複数の音響信号に音響信号処理をDSP(ディジタル信号処理装置:Digital Signal Processor)20により施して混合処理を行っている。なお、ROM11をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。DSP20はCPU10の制御の基で、入力された音響信号の音量レベルや周波数特性を設定されたパラメータに基づいて調整してミキシングし、音量、パン、効果などの音響特性をそのパラメータに基づいて制御するディジタル信号処理を行っている。エフェクタ(EFX)19はCPU10の制御の基で、ミキシングされたオーディオ信号にリバーブ、エコーやコーラス等のエフェクトを付加している。
図2において、複数のアナログ入力ポート(AD22)に入力された複数のアナログ信号はディジタル信号に変換されて入力パッチ(Input Patch)30に入力される。また、複数のディジタル入力ポート(DD24)に入力された複数のディジタル信号は、そのまま入力パッチ30に入力される。入力パッチ30では、信号の入力元である複数の入力ポートの何れか1つの入力ポートを、Nチャンネル(Nは1以上の整数)とされる入力チャンネル部31の各入力チャンネル(Input Channel)31−1,31−2,31−3,・・・・,31−Nに選択的にパッチ(結線)している。各入力チャンネル31−1〜31−Nには、入力パッチ30でパッチされた入力ポートからのオーディオ信号In.1,In.2,In.3,・・・,In.Nがそれぞれ供給される。
図6に示すように、入力端子(Input)45aには例えば0dBのレベルの音響信号が入力されており、キーイン端子(Key In)45bにはパルス状の幅の狭くされたキーイン信号がタイミングt1において入力されたとする。タイムフェーダモジュール45は、キーイン信号のレベルとスレッショルド(Detect Level)とを比較して、タイミングt1においてトリガーがタイムフェーダモジュール45に入ったと検出する。トリガーが入ると、出力端子(Output)45cから出力される音響信号のレベルがアタックタイム(Attack Time)に応じた傾斜で徐々に下がっていくが、キーイン信号のパルス幅が狭くなっており、タイミングt1の直後のアタックタイム(Attack Time)が終了する前のタイミングt3’において「Detect中」の期間が終了する。そして、タイミングt3’から保持期間(Hold Time)が開始されるが、アタックタイム(Attack Time)が終了する前(出力される音響信号のレベルがレベル(Level R)に達する前)のタイミングt4’において保持期間(Hold Time)が終了する。そして、タイミングt4’において出力端子(Output)45cから出力される音響信号のレベルがリリースタイム(Release Time)に応じた傾斜で徐々に上がっていくようになり、タイミングt5’において元のレベルに復帰するようになる。このように、タイミングt1で誤ってキーイン信号が入力されても、出力端子(Output)45cから出力される音響信号のレベルは、短時間後のタイミングt5’において元のレベルに復帰できるようになる。
図7に示すように、入力端子(Input)45aには所定のレベル(Level A)の音響信号が入力されており、キーイン端子(Key In)45bにはパルス状のキーイン信号がタイミングt11において入力されたとする。タイムフェーダモジュール45は、キーイン信号のレベルとスレッショルド(Detect Level)とを比較して、タイミングt11においてトリガーがタイムフェーダモジュール45に入ったと検出する。トリガーが入ると、タイムフェーダモジュール45は出力端子(Output)45cから出力される音響信号のレベルをアタックタイム(Attack Time)に応じた傾斜で徐々に上げていく。上げていったレベルがレンジパラメータ(Range)で設定されたレベル、例えば0dBに達すると、達したタイミングt12から出力される音響信号のレベルは0dBに保持される。
図8に示すタイムフェーダUI画面50は、紙面の左側の「Key In」領域51と、残る「Mode」領域52とに分けられている。「Key In」領域51にはスレッショルド(Detect Level)のレベルを設定するノブ51bと設定されたスレッショルドレベルを表示する表示部51aと、保持期間(Hold Time)の時間を設定するノブ51dと設定された保持期間(Hold Time)の時間を表示する表示部51cとが設けられている。また、「Mode」領域52には、図5に示す動作モードに設定するキー52bと、図7に示す動作モードに設定するキー52aと、アタックタイム(Attack Time)の時間を設定するノブ52eと設定されたアタックタイム(Attack Time)の時間を表示する表示部52cと、リリースタイム(Release Time)の時間を設定するノブ52fと設定されたリリースタイム(Release Time)の時間を表示する表示部52dとが設けられている。さらに、レンジパラメータ(Range)のレベルを設定するノブ52hと設定されたレンジパラメータ(Range)のレベルを表示する表示部52gとが設けられている。
図9に示す第1の使用例では、タイムフェーダモジュール60の入力端子(Input)にBGMが入力され、キーイン端子(Key In)にタリー信号が入力されている。タイムフェーダモジュール60の出力端子(Output)から出力される音響信号とアナウンスの音響信号とがミキサー(Mixer)61によりミックスされて出力される。タリー信号とは、放送局などで使われる「キュー」信号に相当し、タリー信号を元に、様々な放送機器があらかじめ設定されたモードにリセットされるようになる。第1の使用例では、タリー信号がトリガー信号となって図5に示すようにタイムフェーダモジュール60が動作する。すなわち、タリー信号が供給された際に、ミキサー61から出力されるミックス信号におけるBGMのレベルが徐々に下げられてミックスされたアナウンスを明瞭に聞くことができる。そして、アナウンスが終わる(タリー信号が停止される)と、ミキサー61から出力されるBGMのレベルが徐々に上げられ、BGMを聴くことができるようになる。
Claims (3)
- 複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合して混合出力を出力する複数の混合バスと、該混合バスからの混合出力を出力する複数の出力チャンネルを有する音響信号処理装置であって、
複数種類の音響信号処理を施す信号処理モジュールが縦続接続されて構成されている前記入力チャンネル部において、タイムフェーダモジュールをいずれかの前記信号処理モジュールの間に挿入することができ、前記タイムフェーダモジュールは、トリガーを検出した際に、任意に設定可能なアタックタイムおよび保持レベルに応じた傾斜で当該入力チャンネルから出力される音響信号レベルを前記保持レベルまで徐々に下げ、前記トリガーを検出しなくなった時点から所定時間後に任意に設定可能なリリースタイムおよび前記保持レベルに応じた傾斜で当該入力チャンネルから出力される音響信号レベルを徐々に上げるようにしたことを特徴とする音響信号処理装置。 - 複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合して混合出力を出力する複数の混合バスと、該混合バスからの混合出力を出力する複数の出力チャンネルを有する音響信号処理装置であって、
複数種類の音響信号処理を施す信号処理モジュールが縦続接続されて構成されている前記入力チャンネル部において、タイムフェーダモジュールをいずれかの前記信号処理モジュールの間に挿入することができ、前記タイムフェーダモジュールは、トリガーを検出した際に、任意に設定可能なアタックタイムおよび保持レベルに応じた傾斜で当該入力チャンネルから出力される音響信号レベルを前記保持レベルまで徐々に上げ、前記トリガーを検出しなくなった時点から所定時間後に任意に設定可能なリリースタイムおよび前記保持レベルに応じた傾斜で当該入力チャンネルから出力される音響信号レベルを徐々に下げるようにしたことを特徴とする音響信号処理装置。 - 前記タイムフェーダモジュールに入力されている音響信号のレベルが所定レベルを超えている間は前記トリガーが検出されていることを特徴とする請求項1または2記載の音響信号処理装置。
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